JP5015538B2 - 企業リスク評価システム及び企業リスク感度評価システム - Google Patents

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Description

本発明は企業リスクを管理するための企業リスク評価システム及び企業リスク感度評価システムに関する。
一般に、企業の経営管理手法の一つとしてリスクマネジメントがある。このリスクマネジメントは企業の諸活動における悪影響(企業リスク)を最小のコストにより低減ないし除去することを目的とする。
そして、経営コンサルタント等では、このリスクマネジメントの手法を利用して企業に対して不測の事故による経営上のリスクを解析し、そのリスクに対応するための対策(ソリューション)を助言することが広く行なわれている。
このために、従来から企業リスクを定量的に評価する企業リスク診断支援装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、近年では、いわゆる新会社法が施行されると共に、いわゆる日本版SOX法(金融商品取引法、投資サービス法)が公布され、企業の不正防止を目的とする内部統制システムの設置、導入が義務付けられる見通しになっている。
内部統制システム(ルール)の設置、導入は、新会社法によって大会社に、日本版SOX法(金融商品取引法)は新興市場を含めた上場企業に、それぞれ義務付けられる予定である(日本版SOX法による内部統制ルールは2008年4月1日の決算年度から適用される予定)。
内部統制ルールは、企業の管理体制を幅広くチェックするものであり、社員が法令を遵守しているか、情報管理に不満はないか、重要な経営判断について取締役会で決議しているか等さまざまな項目を経営者が確認して報告書を作成し、虚偽がないという宣誓書と共に監査法人に提出するというものである。
この報告書の作成は、企業として大きな負担となるが、業務における企業リスクとその対応の関係を記述する「リスクコントロールマトリクス」(RCM)を作成するためのデータがあれば、かかる報告書作成の作業量を軽減することができる。
特開平9−114801号公報
しかしながら、前記従来の企業リスク診断支援装置は、スタンドアローンであり、企業リスクを評価する際の評価基準が人為的に予め設定されており、固定的であるので、企業リスクの評価がスタティックであり、ダイナミックに変化する実際の企業活動に対応しきれないという課題がある。
また、このために、前記内部統制ルールに対応した「リスクコントロールマトリクス」(RCM)を作成するためのデータを提供することが容易ではないという課題もある。
さらに、仮に個別の企業リスクに対策を講じても、内部統制上企業としての対応力が必要十分であるか否かの判断も極めて困難であるという課題もある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、現実の企業活動に即応して企業リスクを迅速に評価する企業リスク評価システムと、同じく企業リスクに対する危機管理能力等リスクに対する企業の対応力をリスク感度として迅速に評価する企業リスク感度評価システムを提供することにある。
請求項1に係る発明は、企業が有する企業リスクを評価するための複数の設問を有するチェックリストを蓄積したデータベースと、このデータベースからチェックリストを読み出して閲覧可能に提供する提供手段およびこのチェックリストの設問に対する企業側の回答を受けて、その各設問の企業リスクについて複数の評価者が予め設定されている複数の評価レベルによりそれぞれ評価したときに、これら各評価レベル毎に予め配分されている配点に基づいて全設問について評価点を算出し、さらに、この評価点を企業毎に合計することにより、企業別のリスク評価点を算出し、この評価点を、上記提供手段により企業側の端末に提供させると共に、前記データベースに蓄積させる企業別リスク評価手段を備えたASPサーバと、複数の企業に配設され、前記ASPサーバの提供手段からインターネットを介して提供されるチェックリストと前記企業別リスク評価点を閲覧する閲覧手段およびチェックリストの設問に対する回答を入力する回答入力手段を備えた端末と、を具備し、前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価手段によりそれぞれ算出した複数の企業別リスク評価点を前記データベースから抽出し、その企業が属する証券取引市場別と業種別の少なくとも一方の平均値を求めるリスク評価点平均値算出手段と、前記端末の入力手段による所定数の回答の入力終了時、または所要期間終了時に、前記企業別リスク評価手段による企業別リスク評価点および当該企業の部門別リスク評価点の算出と、前記リスク評価点平均値算出手段による前記証券取引市場別と業種別の少なくとも一方の企業別リスク評価点の平均値の算出をそれぞれ行う手段と、前記企業別リスク評価点を、前記証券取引市場別と業種別の少なくとも一方のリスク評価点の平均値と比較するリスク評価点比較手段と、前記企業別リスク評価点をリスク要因毎に分析するリスク要因分析手段を、具備し、前記端末は、前記企業が属する証券市場別と業種別の少なくとも一方の平均値をリアルタイムで閲覧可能の閲覧手段を具備していることを特徴とする企業リスク評価システムである。
請求項2に係る発明は、前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価点と、前記リスク評価点比較手段による比較結果と、前記リスク要因分析手段による分析結果を図表に生成する図表生成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システムである。
請求項3に係る発明は、前記ASPサーバは、前記リスク要因毎の発生頻度と、このリスク要因の発生時における損害の大きさを示す影響度とを、前記リスク要因毎のリスク評価点に基づいて算出し、これら頻度と影響度を極座標で示すリスクマップを生成するリスクマップ生成手段を、具備していることを特徴とする請求項1または2記載の企業リスク評価システムである。
請求項4に係る発明は、リスクマップ生成手段は、前記リスクマップの影響度と頻度に応じて複数のエリアに区切り、このエリアを区切る仕切線を移動可能に構成していることを特徴とする請求項3記載の企業リスク評価システムである。
請求項5に係る発明は、前記リスクマップ生成手段は、複数回評価された企業別リスク評価点におけるリスク要因の推移を示すリスクマップを生成する手段を具備していることを特徴とする請求項3または4記載の企業リスク評価システムである。
請求項6に係る発明は、前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価点のリスク要因と、当該企業の部課別のリスク評価点または企業別リスク評価者のリスク評価点と、をマトリクスで構成した一覧表を生成する一覧表作成手段を具備していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の企業リスク評価システムである。
請求項7に係る発明は、前記ASPサーバは、複数回評価された企業別リスク評価点の複数回分を比較可能に表示する複数回比較図表作成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システムである。
請求項8に係る発明は、前記ASPサーバは、複数回評価された企業別リスク評価点の変化率のワーストランキングまたはベストランキングを示す一覧表を生成する変化率ランキング一覧表生成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システムである。
請求項10に係る発明は、前記リスク要因分析手段は、前記企業別リスク感度評価点を、前記リスク要因毎かつ前記設問回答者の属性別とに分析する機能を有することを特徴とする請求項9記載の企業リスク感度評価システムである。
請求項11に係る発明は、前記ASPサーバは、前記企業別リスク感度評価点と、前記リスク感度評価比較手段による比較結果と、前記リスク要因分析手段による分析結果を図表に生成する図表生成手段を具備していることを特徴とする請求項9または10に記載の企業リスク感度評価システムである。
本発明によれば、企業リスクを評価するためのリスクチェックリストを端末により閲覧し、このリストの複数の設問に対する企業側の回答を端末から入力すると、その端末が属する企業のリスクがASPサーバの企業別リスク評価手段により企業毎に評価される。そして、この企業別リスク評価点はインターネットを介して端末の閲覧手段によりリアルタイムで閲覧することができる。
また、企業のリスク管理能力等企業リスクに対する対応力を評価するためのリスク感度チェックリストを端末により閲覧し、このリストの複数の設問に対する企業側の回答を端末から入力すると、その端末が属する企業のリスクに対する対応力がリスク感度としてASPサーバの企業別リスク感度評価手段により評価される。そして、この企業別リスク感度評価点はインターネットを介して端末の閲覧手段によりリアルタイムで閲覧することができる。
また、これら企業別リスク評価と企業リスク感度評価は日本版SOX法等により義務化される予定の報告書の作成に必要な「リスクコントロールマトリクス(RCM)」を作成するためのデータが含まれているので、かかる報告書作成の負担を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、複数の添付図面中、同一又は相当部分には同一符号を付している。
図1は本発明の第1の実施形態に係る企業リスク評価システム1の全体構成を示す模式図である。
図1に示すように企業リスク評価システム1は、ASP(Application Service Provider)サーバ2、複数の企業A,B,C…N社にそれぞれ配設された複数の端末(クライアント)3a…3n、システム管理用PC(パーソナルコンピュータ)4、コンサルタント用PC5を、ゲートウェイ6とインターネット7を介して双方向データ通信可能に接続している。
端末3a〜3nとしては各企業A〜N毎に例えば50台以上が必要であり、例えば総務部や営業部、経理部、広報部、庶務課等複数の部課にそれぞれ属する社員であって、部課長等の役職者、男女、複数の年代に属する社員等、リスク評価者(リスク回答者)として望ましい属性の社員により使用されるパソコン(PC)である。リスク評価者として部課長以上に限定してもよい。
すなわち、企業A〜N側は、ASPサービス提供者と、企業リスク評価サービスおよび企業リスク感度評価サービスの少なくとも一方の利用契約を締結すると、ASPサービス提供者であるシステム管理者のシステム管理用PC4からASPサーバ2を利用するためのIDとパスワード(PW)が全評価者に送信される。
一方、端末3a〜3nはASPサーバ2との間でデータやファイルを交信するHTTPインタフェースと、ASPサーバ2からのデータやファイルをディスプレイの画面に表示するためのHTMLブラウザ等の閲覧ソフトとを具備している。
ASPサーバ2は例えばデータセンタ8に設置され、システム管理者により管理、運用される。ASPサーバ2はASPサービスである企業リスク評価サービスの提供機能を実現するためのアプリケーションプログラムを有する。このアプリケーションプログラムは企業リスク評価サービスを企業A〜Nに提供するためのプログラムであり、企業A〜Nの端末3a〜3nの端末プログラムに企業リスク評価サービスに関するファイルやデータを提供する一方、端末3a〜3nから入力されたチェックリストの設問に対する回答等のファイルやデータをデータベースDBへ格納する。
ASPサーバ2はチェックリスト提供手段2a、企業別リスク評価手段2b、リスク評価平均値算出手段2c、リスク評価比較手段2d、リスク要因分析手段2e、図表生成手段2fおよびデータベースDBを具備している。データベースDBには、リスク評価者(回答者)等の属性とそのIDおよびパスワードと、企業リスク評価サービスを提供するための各種情報が格納される。また、ASPサーバ2とデータベースDBには、これらのバックアップ用のASPサーバ2BとデータベースDBBを具備している。
そして、ASPサーバ2は、前記チェックリスト提供手段2a〜図表生成手段2fをそれぞれ実現するためのプログラムを例えばHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体に記録し、これらプログラムをCPU(Central Processing Unit)により実行することにより、これら手段2a〜2fを実現するようになっている。
チェックリスト提供手段2aは端末3a〜3nからのチェックリスト閲覧要求を受けて、その要求に合ったチェックリストをデータベースDBから抽出して端末3a〜3nに閲覧可能に提供する手段である。チェックリストは企業リスクを評価するために必要な複数の設問(例えば186個)から構成されており、その設問としては回答者、すなわち企業リスク評価者の氏名や所属部課名、社名等の属性も含む。
企業別リスク評価手段2bはチェックリストの設問に対し、所定数の回答の入力の終了時、またはシステム管理用PC4もしくはコンサルタント用PC5により設定された所定の評価入力期間(例えば2ヶ月)の終了時に、これら回答に対し予め配点されている評点に基づいて、後述する計算方法により企業別リスク評価点を算出するものである。この企業別リスク評価点はデータベースDBに蓄積される。
リスク評価平均値算出手段2cはデータベースDBから企業別リスク評価点を証券市場別と業種別にそれぞれ読み出し、これら証券市場別と業種別の企業別リスク評価点平均値をそれぞれ求め、データベースDBに蓄積するものである。このリスク評価平均値算出手段2cによる証券市場別または業種別平均値の算出は、前記企業別リスク評価手段2bの評価点算出とほぼ同時に、チェックリストの設問に対する回答が端末3a〜3hから企業毎に所定数の入力が終了した時、または評価入力期間が終了した時に、開始される。
したがって、この証券市場別と業種別の企業別リスク評価点平均値は、現実の企業A〜Nからのリスク評価点に基づいて算出されており、単なる理論値ではないので、現実の企業活動にとって非常に重要な指針等の情報を提供することができる。
図2はチェックリストを記載したチェックシート9の一部を示しており、リスク項目としては、例えばA.業界特性・周辺環境・革新的変化(外部要因)、B.犯罪行為(外部要因)、C.人為的現象(外部要因)、D.異常気象・自然災害(外部要因)、E.偶発的現象(外部要因)、F.小損害集積(例えば20万円未満のロスの集積)(外部要因)、G.財務リスク……R.経理・財務に関するリスク(図8等参照)等がある。これらリスク項目A〜Rは小概念のリスク要因を所要の基準により中概念または大概念によりまとめたものである。
これら各リスク項目には、例えばA−1業界の特性、競合他社の状況、A−2法律の改正、規制の変化、A−3:経済環境……等の複数の設問(リスク要因)が記載されており、例えば186個の設問が用意されている。
図3は、このチェックリストによりリスクを評価する場合に端末3a〜3nのディスプレイに表示されるチェックリスト画面10を示している。このチェックリスト画面10は、評価ボタン10a、設問No、設問(リスク)、評価点の欄を有する。
評価ボタン10aを押すと、図4で示すチェックシート画面11が表示され、設問の詳細説明と、影響度および頻度にチェックを入れるチェックボックスが表示される。影響度は企業リスクが発生したときの損害額(円)の大きさを示し、頻度はその企業リスクの発生頻度を示す。頻度はa〜fの6段階、影響度は1〜6の6段階の評価レベルがある。
そこで端末3a〜3nの使用者である評点評価者が前記設問の詳細説明を考慮して設問毎にチェックをチェックボックスに入れる。すると、図3で示すチェックリスト画面10が再び表示され、その影響度と頻度の評価点欄に評価がレベル(例えば1〜6のいずれか)により表示される。
図5は企業別リスク評価手段2bにより1社全体の企業別リスク評価点の総合点を算出する場合の一例を示している。すなわち、所要の設問1問に対して、50人の評価者が影響度と頻度をレベル1〜6、a〜fにより評価したときに、例えば影響度はレベル1と評価(回答)した評価者数が3名、同レベル2と評価した評価者数5名、以下、レベル3−10名、レベル4−16名……であって、頻度についてはレベルaと評価した評価者数が3名、以下、レベルb−5名、レベルc−10名……と評価した場合において、まずレベル係数を求める。
このレベル係数は、影響度の場合、各レベル1〜6の数値を2乗して求める。すなわち、レベル1は1=1、レベル2は2=4、レベル3は3=9、以下レベル4は16(4)、レベル5は25(5)、レベル6は36(6)である。
一方、頻度のレベル係数は、例えばa=6点、b=5点、c=4点、d=3点、e=2点、f=1点と予め配点してある。これら配点は企業リスク評価の長年の経験則に基づいて設問に対応して設定されている。次に、これら配点を2乗することにより、レベル係数を求める。したがってaのレベル係数は36(6)、以下、b=25(5)、c=16(4)、d=9(3)、e=4(2)、f=1(1)となる。なお、これら係数は適宜変更し得る。
次にこれらレベル係数に、各レベルの評価者数を乗算して各レベル1〜6当りの評価点を算出する。例えば影響度の場合、1レベルは3(1×3名)、2レベル=20(4×5名)、3レベル=90(9×10名)、4レベル=256(16×16名)、……である。
一方、頻度の各レベルa〜f当りの評価点も同様に、各レベル係数に各レベルの評価者数を乗算して求める。したがって、aレベル=108(36×3名)、bレベル=125(25×5名)、cレベル=160(16×10名)……である。
次に、これら各レベル当りの評価点を影響度と頻度毎にそれぞれ合計し、これら評価合計点を次の(1)式によりそれぞれ1000点満点に換算する。
[数1]
1000点満点換算の評価点=評価合計÷評価者数÷レベル係数の最大値×1000 ……(1)
そして、この影響度と頻度両者の1000点満点換算の評価点どうしを加算して「2」で除算し、小数点以下は四捨五入することにより、設問1問当りの合計評価点(389≒{452+327}÷2)を算出する。この計算を全設問について実行することにより1企業の総合リスク評価点を算出することができる。
リスク評価点平均値算出手段2cは上記企業別リスク評価手段2bにより算出した複数の企業の企業別リスク評価点を、証券取引市場別と業種別の平均値を算出するために使用する。
証券取引市場としては例えば東証1部,同2部、マザーズ、JASDAQ、大証1部,同2部、ヘラクレス等日本全国の市場を対象とする。業種としても水産・農林業や鉱業、建設業、食料品等全業種を対象とする。
リスク評価点比較手段2dは、前記リスク評価点平均値算出手段2cにより算出した証券取引市場別と業種別のリスク評価点の平均値を、所要の企業のリスク評価点と比較し、例えば図6、図7で示すレーダチャート12,13等の図表により表示するものである。
証券取引市場別と業種別のリスク評価点平均値は、各会員企業の現実の自己評価に基づいて算出されており、予め用意されている理論値により算出されているものではないので、現実の企業活動がリアルタイムで反映されており、客観性がある。
さらに、非(未)上場の企業が自己の企業別リスク評価点を、例えばこれから上場しようと希望する証券取引市場の所要の企業の企業別リスク評価点と比較することにより、自己の企業が希望する証券取引市場に上場するためには、どのリスク要因が劣り、優っているか等の目安ないし指針とすることができる。
また、このリスク評価点比較手段2dは同一企業における所要回数(例えば3回)分のリスク評価点を適宜比較する機能も具備している。図19は同一企業について企業別リスク評価点を、例えばその評価時期を変えて、複数回求めた場合に、その複数回分(図19では3回分)を1つのレーダチャート32に重ねて表示した一例を示している。このレーダチャート32によれば、企業別リスク評価点の3回分(3年分)のリスク要因(項目)の推移または変化を一覧できる。
リスク要因分析手段2eは、前記企業別リスク評価手段2bにより算出した企業別リスク評価点を、リスク要因毎に分析する。
図8は、企業別リスク評価点(総合)を複数のリスク要因から成るリスク項目毎に分析して表示した一例のレーダチャート14を示している。このレーダチャート14によればリスク評価点が大きい程、各リスク項目(リスク要因)に含まれるリスクが高く、リスクの高いリスク項目をほぼ一覧で確認することができる。
図表生成手段2fは、前記図6〜図8で示すレーダチャート12〜14、図9で示すリスクマップ15、図10で示す企業別リスク評価点の推移を示すリスクマップ16を生成する。
また、これらリスクマップ15,16は、その影響度と頻度のリスク評価点の大きさに応じて例えば十字状の仕切線17により4つのリスクエリアe1,e2,e3,e4にほぼ等分しており、図中右上のエリアe1は影響度と頻度の両方のリスク評価点が高く、危険度の高い領域であるので、危険信号の赤に準じて赤に着色し、次にリスク評価点の高いリスクエリアe2を黄色に着色し、第3にリスク評価点の高いリスクエリアe3を青色に着色し、第4にリスク評価点の低いリスクエリアe4を白色に着色してもよい。これによれば、リスクエリアe1〜e4の色別によりリスク評価点の大小を一覧することができる。
また、図表生成手段2fでは、これらリスクマップ15,16の各リスクエリアe1〜e4を仕切る十字状の仕切線17は、その横軸17xと縦軸17yの交点Oを、Y軸の影響度方向またはX軸の頻度方向にそれぞれ別に、または同時に平行移動させる機能を有している。これにより、各リスクエリアe1〜e4の大きさを適宜制御することにより、例えばリスク評価の最も低い第4リスクエリアe4の中で最もリスク評価の高いリスク要因を判別し易くすること等が可能になる。
さらに図表生成手段2fは図11で示す部課名別評価点一覧表18、図12で示すマップエリア別ワーストリスクランキング表19,20,21、図13で示すリスク評価点の変化率ランキング/ベスト10表22,23,24を生成できる機能を具備している。
図11で示す部課名別評価点一覧表18は所要の1企業内のリスク要因を表中上下方向に順次並べる一方、当該企業の部課名別リスク評価点を横方向に配列することによりマトリクスに構成した一覧表18を示している。この一覧表18ではリスク要因を、全社的なリスク評価点の高さ(危険性の高さ)のランキングに応じて赤、黄等に色別している。例えば、一覧表18は、ランキング1〜10位を赤色、同11〜20位をオレンジ色、21〜30位を黄色に表示している。
このために、この一覧表18によれば、部課名別にリスク評価点の高いリスク要因を簡単に一覧することができる。例えば会社単位のリスクランキングが高いリスク要因の中で、さらに部課名別(部門別)に最もリスク評価点が高く危険なリスク要因を簡単迅速に見つけ出すことができる。
図12で示すマップエリア別ワーストリスクランキングの一覧表19〜21は各リスク項目(リスク要因)毎の企業別リスク評価点の大きいものから降順にリストアップしているので、リスクをヘッジできる保険加入等の対策や対応を明確にすることができると共に、例えば新会社法362条(内部統制ルール)に関わる重大懸念リスク要因を抽出することができる。
図13で示す変化率ランキング/ベスト10表22〜24は前回と今回の企業別リスク評価点の評価時におけるリスク評価点の変化で最もリスク評価点が低下した、すなわち変化率のマイナスが大きい、つまり、改善されたリスク要因のベスト10を総合評価点、影響度、頻度にそれぞれ分けて表わしている。このために、今回、顕著に改善されたリスク要因を影響度別や頻度別に見つけ易い。
一方、図14で示す変化率ランキング/ワースト10表25〜27は、前回と今回の企業別リスク評価点の評価時におけるリスク評価点の変化で最もリスクが上昇したワースト10を総合評価点、影響度、頻度別に示している。このために、今回、顕著に悪化したリスク要因を見つけ易い。
図15は企業リスク評価システム1の業務フロー図である。まず、企業(クライアント)A〜Nの管理者と、コンサルタントが企業リスク評価サービス提供契約を締結すると、このコンサルタントの指示を受けたシステム管理者がその企業の社名等の会社情報やリスク評価者となる全社員の氏名等所要の属性等の個人情報がシステム管理用PC4から入力されて、ASPサーバ2のデータベースDBにユーザとして登録される。
さらに、システム管理用PC4からは、リスク評価者全員のIDとパスワード(PW)が当該企業の端末3a〜3nへインターネット7を介して送信される。なお、システム管理用PC4およびコンサルタント用PC5ではチェックリストの設問の増減等の変更や編集が可能であり、リスク評価期間もASPサーバ2に対して適宜設定することができる。
この後、企業側ではリスク評価者が端末3a〜3nにIDとパスワードを入力してリモートからASPサーバ2へログインし、ASPサーバ2からチェックリストを閲覧し、端末3a〜3nによりチェックリストの設問に対する回答を入力する。これら回答等のファィルやデータはデータベースDBに格納される。これにより、ASPサーバ2は、その企業別リスク評価手段2bにより当該企業の企業別リスク評価点を算出することにより、企業のリスクを評価する。
このとき、企業側の管理者は、その端末3a〜3nのいずれかの使用により、リスク評価の進捗を管理し、自己のリスク評価入力と、他の社員のリスク評価のトレースと、コンサルタントへの問合せとを行うことができる。
コンサルタント用PC5は企業側からの問合せに対する対応、リスク評価のトレース、進捗管理をすることができる。システム管理用PC4はコンサルタント用PC5からの問い合せに対する対応と、企業側のリスク評価のトレースをすることができる。
そして、企業側で、リスク評価の入力が完了すると、ASPサーバ2は、企業別リスク評価手段2aにより企業別リスク評価点を自動的に算出する。そして、リスク評価平均値算出手段2cはこの企業別リスク評価手段2aによる企業別リスク評価点の算出が終了したときに、この時点で蓄積されている同業等他社の企業別リスク評価点に基づいて、業種別または証券市場別の企業別リスク評価点の平均値を算出する。リスク評価比較手段2bはこの業種別または証券市場別の企業別リスク評価点の平均値を当該企業の企業別リスク評価点と比較する。
したがって、所要の企業の企業リスク評価点を算出した時点で、既に蓄積されている他社の企業別リスク評価点に基づいて証券市場別または業種別の平均値を算出するので、この平均値を最新の企業別リスク評価点に基づいて算出することができる。さらに、図表生成手段2fにより、この企業別リスク評価点に基づいてリスクマップやレーダチャート等種々の図表を自動生成し、これらデータをデータベースDBに蓄積すると共に、端末3a〜3nからの閲覧を可能にする。
これら端末3a〜3nの中で、企業の管理者が使用するものはコメントシートに所要のコメント(意見)を入力し、コンサルタント用PC5とシステム管理者用PC4に問い合せ等をすることができる。
また、コンサルタント用PC5は、ASPサーバ2のデータベースDBからリスク評価に関するデータを読み出し、このリスク評価を解析した紙の解析レポートを自動作成することができる。
このために、企業A〜N側では、ASPサーバ2から自社の企業別リスク評価点に関するデータをリアルタイムで閲覧し、さらに、紙にプリントアウトした紙の解析レポートとしてオフラインにより入手することができる。
次に本発明の第2の実施形態に係る企業リスク感度評価システム1Aを説明する。この企業リスク感度評価システム1Aのハード構成は図1で示す構成とほぼ同一であるので、その重複した説明は省略し、または略述する。
すなわち、企業リスク感度評価システム1Aは、データベースDBを備えたASPサーバ2とほぼ同様のサーバ2A、企業A,B,C…N社にそれぞれ配設された複数の端末(クライアント)3a…3n、システム管理者用PC4、コンサルタント用PC5を、ゲートウェイ6と、インターネット7を介して双方向データ通信可能に接続している。また、ASPサーバ2Aにはバックアップ用のASPサーバ2Bと同データベースDBBを具備している。
しかし、企業リスク感度評価システム1Aは企業リスク感度評価サービスを企業A〜Nへ提供するものであって、前記企業リスク評価システム1のようには企業リスク評価サービスを提供しないので、ASPサーバ2Aには企業リスク感度評価サービスを企業A〜Nに提供するためのプログラムを具備している。
企業リスク感度評価サービスは、企業の現状におけるリスクを例えば危機管理能力や、内部統制システムの構築、情報管理とコンプライアンス等の観点からチェックリストを作成しており、企業リスク感度を1000点満点中の評点として表し、企業特有の弱点を洗い出すものである。
このサービスではリスク感度の総合評価を示す手法として、例えば5段階評価を用い、各項目の詳細を示す手法としてパーセンテージを用いて表記し、執行役員を含む、社員50名以上を評価者として125問の質問に対する回答を得て、検証・分析を行うものである。但し、評価者は50名以上でも50名以下でもよく、設問数や設問内容、評価段階も適宜変更してもよい。また、各グループ毎の切り分けを行い、意識格差や方針に対する理解度の乖離分析を行っているので、しくみづくりにおける認識、その徹底のレベルを把握する指標にも利用することができる。
ASPサーバ2Aは、チェックリスト提供手段2a、企業別リスク感度評価手段2g、リスク感度評価平均値算出手段2h、リスク感度評価比較手段2i、図表作成手段2jを具備している。また、ASPサーバ2は、前記手段2a,2g,2h,2i,2jをそれぞれ実現するためのプログラムを例えばHDD等記録媒体に記録し、これらプログラムをCPU(Central Processing Unit)により実行することにより、これら手段2a,2g,2h,2i,2jを実現するようになっている。
チェックリスト提供手段2aは端末3a〜3nからの要求を受けて、その要求に合ったチェックリストをデータベースDBから抽出して端末3a〜3nに閲覧可能に提供する手段である。
企業別リスク感度評価手段2gはチェックリストの設問に対し、所定数の回答が入力されたときに、これら回答に対し予め設定されている評点を、後述する計算方法により企業別リスク感度評価点を算出するものである。この企業別リスク感度評価点はデータベースDBに蓄積される。
リスク感度評価平均値算出手段2hはデータベースDBから企業別リスク感度評価点を証券市場別と業種別にそれぞれ読み出し、これら証券市場別と業種別の企業別リスク感度評価点平均値をそれぞれ求め、データベースDBに蓄積するものである。
したがって、この証券市場別と業種別の企業別リスク感度評価点平均値は、現実の企業A〜Nからのリスク感度評価点に基づいて算出しており、単なる理論値ではないので、現実の企業活動にとって非常に重要な指針等の情報を提供することができる。
図16は総合ランキング表28を示している。このランキング表28はチェックリストの125の設問において適正回答率の最も低かった設問を昇順でリストアップした表である。
設問に対してはYESまたはNOで回答し、その回答が設問毎に設問側で予め決められた適正回答と一致したときに、各設問毎に予め決められている評点を与える。なお、評価者としては、例えば総務部や営業部、経理部、広報部、庶務課等複数の部課にそれぞれ属する社員であって、部課長等の役職者、男女、複数の年代に属する社員等、リスク評価者(リスク回答者)として望ましい属性の社員である。
図17は1社分の回答結果を一部省略して示す回答結果シート29であり、企業の評価者のID番号を左端の縦軸に配設し、横軸に全質問Q001〜Q125(例えば125問)をとっており、全評価者による全質問Q001〜Q125に対する得点(評点)を示している。ここでは、適正回答に一致したときの評点(得点)がQ001=10、Q002=9、Q003=9、Q004=8……Q125=10に予めそれぞれ配点している。
1会社分のリスク感度総合点(ポイント)は、まず評価者1名当りの評価者合計を全員について加算して全評価者の評価点合計を算出する。次に、全員の評価点合計を評価者総数により除算(25626÷50=513)してリスク感度総合評価点(ポイント)を算出する。また、このリスク感度総合評価点の513がレベル3の401点〜660点の範囲内にあるので、リスク(危機)感度レベルは3である(図17参照)。
図18は企業リスク感度評価と市場別評価の比較、同業種別評価との比較を示すレーダチャート30,31を示している。市場別評価レーダチャート30は、企業別リスク感度評価手段2gにより算出された所要の企業(例えばABC社)のリスク感度総合評価点に基づいて図表作成手段2jにより生成されたレーダチャート30aと、リスク感度評価平均値算出手段2hにより、この企業ABC社が属する証券取引市場(例えばJASDAQ)における複数企業のリスク感度総合評価点の平均値に基づいて生成されたレーダチャート30bとを同心状に重ねて比較可能に表示している。これらレーダチャート30,31は、企業別リスク感度評価点を、設問項目毎、すなわち、リスク感度要因毎の評点に分析してリスク項目として表わしている。リスク項目とは、例えば経営者の危機(リスク)管理能力やステークホールダーとの接点、企業風土・体質・悪弊、情報管理とコンプライアンス等であり(図18参照)、小概念で示すリスク要因を所定の基準により中概念または大概念でまとめたものである。
なお、この比較レーダチャート30は、所要の企業とこれと異なる証券市場別平均とを比較する場合にも適用することができる。例えば未上場の企業の企業別リスク感度評価レーダチャートと、東証等所要の上場企業の企業別リスク感度評価レーダチャートを比較可能に表示してもよい。
また、業種別評価レーダチャート31は所要の企業(例えばABC社)のリスク感度総合評価点に基づいて生成されたレーダチャート31aに、業種別(例えば食品)平均値に基づいて生成されたレーダチャート31bを同心状に重ね合わせて表示している。
なお、図表生成手段2jは、同一企業内のリスク感度評価者間の性別や世代別、勤務先別、職種別、階層別による意識格差を示すレーダチャートや一覧表を生成することもできる。
また、図表生成手段2jは、全設問(125問)において適正回答率の大小に応じて昇順または降順に設問や適正回答率の数値等を並べたランキング表も生成することができる。なお、企業リスク感度評価システム1Aでは、企業別リスク感度評価点をリスク要因毎に分析できると共に、図20で示す世代別による意識格差を示すレーダチャート33と同一覧表34に示すように、評価者の属性毎に分析するように構成してもよい。
本発明に係る企業リスク評価システムと企業リスク感度評価システムのハードウェア構成を示す模式図。 図1で示す企業リスク評価システムのチェックリストの設問を主に説明するために示したチェックシートの一部を示す図。 図1で示す端末のディスプレイに表示されるチェックリスト[リスク評価]画面を示す図。 同じく端末のディスプレイに表示されるチェックシート[リスク評価]画面を示す図。 企業リスク評価システムの企業別リスク評価点の計算方法の一例を示す図。 企業リスク評価システムの市場別評価レーダチャートを示す図。 企業リスク評価システムの業種別評価レーダチャートを示す図。 企業リスク評価システムの項目別評価レーダチャートを示す図。 企業リスク評価システムのリスクマップを示す図。 企業リスク評価システムのリスク要因の推移を示すリスクマップを示す図。 企業リスク評価システムの部課名別評価点一覧表の一部を示す図。 企業リスク評価システムのマップエリア別ワーストリスクランキング表を示す図。 企業リスク評価システムの変化率ランキング/ベスト10表を示す図。 企業リスク評価システムの変化率ランキング/ワースト10表を示す図。 企業リスク評価システムと企業リスク感度評価システムの業務フローを示すフロー図。 企業リスク感度評価システムの総合ランキング表の一部を示す図。 企業リスク感度評価システムの企業別リスク感度評価点の算出方法の一例を示す図。 企業リスク感度評価システムの市場別評価レーダチャートと業種別評価レーダチャートを示す図。 企業リスク評価システムのレーダグラフ(チャート)回数比較表示[会社別集計]画面を示す図。 企業リスク感度評価システムの世代別による意識格差を表わすレーダチャートと一覧表を示す図。
符号の説明
1 企業リスク評価システム
1A 企業リスク感度評価システム
2 ASPサーバ
2A ASPサーバ
2a チェックリスト提供手段
2b 企業別リスク評価手段
2c リスク評価平均値算出手段
2d リスク評価比較手段
2e リスク要因分析手段
2f 図表生成手段
2g 企業別リスク感度評価手段
2h リスク感度評価平均値算出手段
2i リスク感度評価比較手段
2j 図表生成手段
3a〜3n 端末(クライアント)
4 システム管理用PC
5 コンサルタント用PC
7 インターネット
8 データセンタ

Claims (8)

  1. 企業が有する企業リスクを評価するための複数の設問を有するチェックリストを蓄積したデータベースと、
    このデータベースからチェックリストを読み出して閲覧可能に提供する提供手段およびこのチェックリストの設問に対する企業側の回答を受けて、その各設問の企業リスクについて複数の評価者が予め設定されている複数の評価レベルによりそれぞれ評価したときに、これら各評価レベル毎に予め配分されている配点に基づいて全設問について評価点を算出し、さらに、この評価点を企業毎に合計することにより、企業別のリスク評価点を算出し、この評価点を、上記提供手段により企業側の端末に提供させると共に、前記データベースに蓄積させる企業別リスク評価手段を備えたASPサーバと、
    複数の企業に配設され、前記ASPサーバの提供手段からインターネットを介して提供されるチェックリストと前記企業別リスク評価点を閲覧する閲覧手段およびチェックリストの設問に対する回答を入力する回答入力手段を備えた端末と、
    を具備し、
    前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価手段によりそれぞれ算出した複数の企業別リスク評価点を前記データベースから抽出し、その企業が属する証券取引市場別と業種別の少なくとも一方の平均値を求めるリスク評価点平均値算出手段と、
    前記端末の入力手段による所定数の回答の入力終了時、または所要期間終了時に、前記企業別リスク評価手段による企業別リスク評価点および当該企業の部門別リスク評価点の算出と、前記リスク評価点平均値算出手段による前記証券取引市場別と業種別の少なくとも一方の企業別リスク評価点の平均値の算出をそれぞれ行う手段と、
    前記企業別リスク評価点を、前記証券取引市場別と業種別の少なくとも一方のリスク評価点の平均値と比較するリスク評価点比較手段と、
    前記企業別リスク評価点をリスク要因毎に分析するリスク要因分析手段を、具備し、
    前記端末は、前記企業が属する証券市場別と業種別の少なくとも一方の平均値をリアルタイムで閲覧可能の閲覧手段を具備していることを特徴とする企業リスク評価システム。
  2. 前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価点と、前記リスク評価点比較手段による比較結果と、前記リスク要因分析手段による分析結果を図表に生成する図表生成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システム。
  3. 前記ASPサーバは、前記リスク要因毎の発生頻度と、このリスク要因の発生時における損害の大きさを示す影響度とを、前記リスク要因毎のリスク評価点に基づいて算出し、これら頻度と影響度を極座標で示すリスクマップを生成するリスクマップ生成手段を、具備していることを特徴とする請求項1または2記載の企業リスク評価システム。
  4. リスクマップ生成手段は、前記リスクマップの影響度と頻度に応じて複数のエリアに区切り、このエリアを区切る仕切線を移動可能に構成していることを特徴とする請求項3記載の企業リスク評価システム。
  5. 前記リスクマップ生成手段は、複数回評価された企業別リスク評価点におけるリスク要因の推移を示すリスクマップを生成する手段を具備していることを特徴とする請求項3または4記載の企業リスク評価システム。
  6. 前記ASPサーバは、前記企業別リスク評価点のリスク要因と、当該企業の部課別のリスク評価点または企業別リスク評価者のリスク評価点と、をマトリクスで構成した一覧表を生成する一覧表作成手段を具備していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の企業リスク評価システム。
  7. 前記ASPサーバは、複数回評価された企業別リスク評価点の複数回分を比較可能に表示する複数回比較図表作成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システム。
  8. 前記ASPサーバは、複数回評価された企業別リスク評価点の変化率のワーストランキングまたはベストランキングを示す一覧表を生成する変化率ランキング一覧表生成手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の企業リスク評価システム。
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