JP5014618B2 - 積層トグルメモリセルを有する磁気ランダムアクセスメモリおよび選択されたセルを書き込むための方法 - Google Patents

積層トグルメモリセルを有する磁気ランダムアクセスメモリおよび選択されたセルを書き込むための方法 Download PDF

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Description

発明の分野
[0001]この発明は、一般的には磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)に関し、特に、「トグル」メモリセルを有するMRAMに関する。
関連技術の説明
[0002]磁気トンネル接合(MTJ)メモリセルを有するMRAMは、Reohrらによる米国特許5,640,343、Memories of Tomorrow」、「IEEE CIRCUITS & DEVICES MAGAZINE、2002年9月、17〜27頁に記載されているように、不揮発性メモリのために提案されたものである。これらのデバイスにおいて、MTJは、半導体基板上の単一層中の配列(X−Y平面)として設けられている。1T1MTJ MRAM(1つのトランジスタおよび1つのMTJ)と呼ばれる1つのタイプの構造において、各MTJは、ビットラインとトランジスタとの間に配置されており、ワードラインがMTJの下側に配置されている。クロスポイント(XPC)MRAMと呼ばれる他のタイプの構造においては、MTJがビットラインとワードラインとの間に直接に配置されている。
[0003]両方のMRAM構造において、選択されたMTJセルは、プログラムされあるいは「書き込まれる」。すなわち、選択されたMTJの上下に配置されたビットラインおよびワードラインを通じてX方向およびY方向に流れる書き込み電流により、MTJセルの磁性状態または+/−磁化方向が切り換えられる。書き込み電流は、選択されたMTJの磁化方向を切り換えるX方向およびY方向の直交磁場を生成する。一般的な書き込み方式は、ビットラインおよびワードラインのそれぞれが、選択されたMTJセルを切り換えるために必要な書き込み磁場の半分を生成する「ハーフセレクト」方式である。しかしながら、給電されたワードラインおよびビットラインは、対応するワードラインおよびビットラインに沿う他のセルの磁気逆エネルギバリアを減少する。これにより、これらの「ハーフセレクト」セルは、選択されたセルが書き込まれる際にその磁性状態が更に切り換わり易くなる。
[0004]MTJセル構造と従来のMRAMのハーフセレクト問題を伴わない切換え機構とを有するMRAMがMotorolaによって提案されている。その亡くなった発明者の名をとって命名されたこの「Savtchenko」セル構造および切り換え機構は、M.Durlamらによる米国特許6,545,906B1、「A 0.18μm 4Mb Toggling MRAM」、IEDM Technical Digest 2003、セッション34、論文#6に記載されている。このタイプのMRAMにおいて、MTJセルの強磁性自由層は、合成反強磁性体(SAF)、すなわち、略同一な磁気モーメントを有する2つの強磁性副層から構成される多層構造体であって、上記2つの副層のモーメントの逆平行なアライメントを維持する反強磁性結合層によって上記副層同士が分離された多層構造体である。スピンバルブ磁気抵抗センサにおけるSAF自由層が米国特許5,408,377に記載されており、また、SAF自由およびピンド層を有するMTJメモリセルが米国特許5,966,012に記載されている。SavtchenkoタイプのMRAMは、2つの直交する書き込み線またはプログラミング線を使用するが、MTJセルの軸が各線に対して45度に位置合わせされている。SAF自由層は、従来の単一強磁性自由層とは異なって印加磁場に応答する。書き込みは、「トグル」書き込みと呼ばれるプロセスによって生じる。「トグル」書き込みにおいては、2相プログラミングパルスシーケンスがSAF自由層モーメントすなわち磁化方向を180度漸進的に回転させるため、MRAMが時として「トグル方式」MRAMと呼ばれ、メモリセルが「トグル」セルと呼ばれる。セルがプログラミングラインに対して45度の角度を成しているため、また、セルの磁場応答により、1つのプログラミングラインからの磁場は、ハーフセレクトセルの磁化を切り換えることができず、その結果、セル選択性が高いMRAMが得られる。
[0005]トグル方式MTAMは単一メモリ層MRAMである。すなわち、トグルメモリセルの全てが基板上の略同一の水平面(X−Y平面)内に位置しており、そのため、記録密度が必然的に制限される。磁化の複数の容易軸を有し且つ3つ以上の磁性状態が可能な特別な形状のトグルメモリセルを有するトグル方式MRAMは、公開された特許出願US20040012994A1に記載されているが、このMRAMも単一メモリ層MRAMである。
[0006]必要なものは、全てのトグルメモリセルを同一平面内に位置させる必要がなく、それにより、記録密度を基板から垂直方向すなわちZ方向で高めることができるトグル方式MRAMである。
発明の概要
[0007]本発明は、MRAM基板上のX−Y平面内に配置されたメモリスタックを有し、各メモリスタックがZ軸に沿って積層された複数のトグルメモリセルを有するトグル方式のMRAMである。各スタックは、2つの直交する書き込み線同士の間の交差領域に位置されている。スタック中の各セルは、そのSAF自由層の磁化の容易軸がX軸およびY軸と非平行に位置合わせされ且つスタック中の他の全てのSAF自由層の磁化の容易軸からZ軸を中心に所定の角度間隔をもって離間されたトグルセルである。スタック中の各セルは、非磁気分離層により、スタック中の隣接するセルから磁気的に分離されている。
[0008]スタック中の選択されたメモリセルにおける自由層の磁化方向は、スタック中の他のメモリセルにおける自由層の磁化方向を切り換えることなく切り換えることができる。これは、書き込み磁場が特定の方向および位相で選択されたセルに対して印加されるように適当な大きさおよび方向の書き込み電流を選択することによって行なわれる。スタック中の全ての自由層の磁化の容易軸がZ軸を中心に等しい角度間隔をもって離間されている場合には、2つの直交する書き込み線を使用して、予め設定された3つの方向で書き込み磁場を生成することにより、選択されたセルの選択的な書き込みが達成される。各書き込み磁場は十分に高いため、印加磁場に対して略垂直な方向にSAF自由層の磁化方向を回転させることができる(すなわち、スピンフロップモード)。段階t中においては、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に約−θ度を成す線に沿って書き込み磁場が印加される。この場合、2θは、スタック中の自由層の磁化の容易軸間の角度間隔である。段階t中においては、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向に略合わされた線に沿って書き込み磁場が印加される。段階t中においては、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に約+θ度を成す線に沿って書き込み磁場が印加される。段階t中においては、2つの書き込み線における電流が遮断され、書き込み磁場が存在しなくなる。この時点で、選択されたセルの自由層の磁化方向は、磁化のその困難軸を通り過ぎて回転してしまっており、したがって、その最初の方向から180度の方向である新たな方向まで回転し、切り換えを完了する。スタック中の他のセルの自由層の磁化方向は、任意の書き込み磁場によってそれらの磁化の困難軸を通り過ぎて回転しておらず、したがって、その最初の方向へと回転して戻る。
[0009]各セルにおけるSAF自由層の磁化の容易軸は、セルの形状によって引き起こされ得る異方性の軸、または、例えば印加磁場内での堆積または所定の入射角での堆積といった堆積プロセスによって引き起こされ得る異方性の軸である。異方性が堆積中に引き起こされる場合、セルは、例えば円形状など、同じ形状および一致する周長を有することができる。これにより、同じリソグラフィックパターニングステップでセルを製造することができるとともに、スタックをX−Y平面内に互いに近接して収容することができる。
[0010]各メモリセルは、その自由およびピンド層の磁化方向の平行および逆平行なアライメント間に電気抵抗差ΔRを有している。一実施形態において、スタック中のセルのΔR値は異なっており、そのため、スタック両端間の抵抗を測定することにより各セルの個々の磁性状態を読み取ることができる。強磁性体の組成および/または厚さが異なる自由層を形成することにより、セルのΔR値を異ならせることができる。セルが磁気トンネル接合(MTJ)セルである場合には、異なるトンネルバリア厚を有するようにMTJセルを製造することにより、セルのΔR値を異ならせることができる。
[0011]本発明の性質および利点を十分に理解するため、添付図面と共に以下の詳細な説明を参照する。
本発明の詳細説明
[従来技術]
[0022]図1は、その磁化方向がトグル書き込みにより切り換えられるSAF自由層(フリー層)を有する1つのSavtchenkoMTJメモリセルを示す従来技術のMRAMの一部の斜視図である。MTJセルは、第2の書き込み線(WL2)(Y軸に沿って一直線に延びる)と第1の書き込み線(WL1)(X軸に沿って一直線に延びる)との間の交差領域に位置されている。これらの書き込み線は、トグル書き込みを行なうために一連の電流パルスを供給する書き込み回路に接続されている。図1には、1つのMTJセルおよび交差領域だけが示されているが、MRAMにおいては、複数の略平行な第2の書き込み線と、第2の書き込み線と直交し且つ重なり合って複数の交差領域を形成する複数の略平行な第1の書き込み線とが存在する。各交差領域は1つのMTJセルを有している。各MTJセルは、MRAM基板(図示せず)上に形成されるトランジスタに対して電気的に接続されている。図1の実施形態において、各MTJセルは、トランジスタおよび抵抗検出回路または読み取り回路への接続を行なう上部電極および下部電極に対して電気的に接続されている。トランジスタをONにし且つセンス電流IがMTJセルを通じて流れる際に読み取り回路を用いて抵抗を測定することにより、MTJセルの磁性状態が読み取られ、すなわち、ピンド層の磁化方向に対するSAF自由層の磁化方向が検出される。
[0023]図2は、MTJセルを形成する層を示す概略断面図である。SAF自由層とSAFピンド層とが一般にアルミナ(Al)から構成されるトンネルバリアによって分離されている。SAFピンド層は、ピンド強磁性副層と、一般にルテニウム(Ru)である反強磁性結合層(AFC)によって離間された固定強磁性副層とから構成される三重層である。SAFピンド層のピンド副層は、一般に例えばFeMnまたはPtMnらのMn合金である反強磁性(AF)ピンド層に対して反強磁性的に結合されることにより固定される。MTJセルのピンド層は、1つのSAFピンド層であることが好ましいが、AFピンド層に対して固定された従来の単一の強磁性層であっても良い。SAF自由層は、一般にルテニウム(Ru)であるAFC結合層によって離間された第1および第2の強磁性副層から構成される三重層である。この場合、2つの強磁性副層の磁気モーメントは殆ど釣り合っているが、SAF自由層は正味磁気モーメントまたは磁化方向を有している。
[0024]図3の(A)および(B)に示されるように、SAFの磁場応答は単純な強磁性体のそれとは全く異なっている。単純な強磁性体は、図3の(A)に示されるように、その磁化方向すなわちその磁気モーメントが印加磁場Hと平行に合わせられる。しかしながら、略釣り合わされたSAFは、図3の(B)に示されるように、2つの副層の両方のモーメントを印加磁場方向に向かって僅かに傾けた状態で印加磁場Hに対して略垂直に方向付けるスピンフロップ現象によって最低エネルギに達する。スピンフロップ現象は、2つの強磁性副層の磁気モーメントを回転させてこれらを印加磁場方向に対して名目的に直交させるが大部分が互いに逆平行となるようにすることにより、印加磁場内の全体の磁気エネルギを下げる。回転またはフロップと、印加磁場の方向での各強磁性体の磁気モーメントの僅かな偏りとが組み合わされると、磁気エネルギ全体の減少を招く。
[0025]図4は、SAF自由層を有するMTJセルにおけるトグル書き込み方式を示している。SAF自由層は、その容易磁化軸が2つの書き込み線のそれぞれから45度の方向に向けられた一軸磁気異方性を有している。SAFピンド層は、その磁化方向がSAF自由層の容易軸と一直線に合わされた状態で固定されている。印加磁場が存在しない2つの安定した磁性状態は、SAF自由層の磁化方向(実線の矢印で示される)がSAFピンド層の磁化方向に対して平行あるいは逆平行となり、それにより、抵抗が低くなっているあるいは高くなっている状態である。
[0026]図4に示されるように、時間tにおいては、WL1上における+X方向のプラス電流IがY方向の印加磁場Hを生成し、それにより、両方の副層のモーメントが時計周り方向に約45度回転する。時間tにおいては、WL2上における+Y方向のプラス電流IがX方向の印加磁場Hを形成し、これがHと一緒になることにより、+X軸と+Y軸とに対して45度を成す正味印加磁場が形成され、これにより、両方の副層のモーメントが時計周り方向に更に約45度回転する。時間tにおいては、プラス電流Iが遮断され、それにより、磁場Hだけが+X方向に印加され、その結果、両方の副層のモーメントが時計周り方向に更に約45度回転する。この時点で、両方の副層のモーメントは、一般に、それらの困難軸不安定点を通り過ぎて回転してしまっている。時間tにおいては、プラス電流Iも遮断されることにより、磁場の印加がなくなり、その結果、両方の副層のモーメントが時計周り方向に更に約45度回転し、容易軸と一直線を成す安定状態となる。しかしながら、この状態は、初期状態から180度回転した状態である。したがって、WL1電流およびWL2電流を連続してONおよびOFFに切り換えることにより、2つの副層のモーメントは、SAF自由層の磁化方向が180度回転するまで約45度ずつトグルされる。また、時間t,tに印加された+X磁場および時間t,tに印加された+Y磁場を用いてトグル切り換えを行なうこともできる。
[0027]図4に示されるように、両方の電流がONされると、副層のモーメントは、書き込み線に対して45度の角度を成して略直交して一直線に合わせられ、磁化困難軸に沿うようになる。しかしながら、一方の電流だけがONされると、磁場により、副層のモーメントが書き込み線と略平行に位置合わせされる。このトグル書き込み方式においては、X軸またはY軸に沿う1つの印加磁場だけが半分の選択されたセルに存在する。半分の選択されたセルにおけるSAF自由層の副層のモーメントをそれらの困難軸不安定点を越えて切り換えるためには、この1つの磁場だけでは不十分であるため、1つの選択されたセルに対してトグル書き込みを行なう際に半分の選択されたセルの磁性状態が誤って切り換えられてしまう可能性はない。
[本発明]
[0028]本発明は、前述した従来技術のMRAMに類似するが複数のメモリセルから構成されるマルチビットメモリスタックを各交差領域に有するとともにスタック内の選択された1つのセルを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式と複数のメモリセルのための読み取り方式とを有するMRAMである。本発明では、最初に、2つの積み重ねられたメモリセルから構成されるマルチビットメモリスタックを各交差領域に有するMRAMに関して説明する。
[0029]図5は、1つの交差領域におけるマルチビットメモリスタックであって、2つのMTJセル1,2を有し且つセル1がセル2の上に示されたマルチビットメモリスタックの平面図である。本明細書で使用される符号の決まりごとは、プラスの角度がX軸から反時計周り方向(ccw)で測定され、マイナスの角度がX軸から時計周り方向(cw)で測定されるということである。したがって、セル1は、そのSAF自由層の容易軸φが+X軸から+θ度(ccw)に合わせられるとともに、セル2は、そのSAF自由層の容易軸φが+X軸から(90+θ)度(ccw)に合わせられる。角度θは約45度であるため、2つのセルの容易軸は、約2θすなわち90度だけ角度方向に離間される。各セルは略楕円形状を成すように示されている。これは、長軸が容易軸(セル1,2においてはそれぞれφ,φ)であり且つ短軸(長軸と直交する軸)が困難軸である異方性を持った形状をセルのSAF自由層が成していることを表わそうとしたものである。セルの形状によって引き起こされる一軸異方性を与えるために、楕円形状以外の他の多くの形状も考えられる。
[0030]図6は、マルチビットメモリスタックにおける2つのMTJセルを形成する層を示す概略断面図である。各セルは図2に関して説明したものと略同様であるが、セル1がセル2の上に積み重ねられており、これらの2つのセル間に非磁気分離層が設けられている。MTJメモリセルに使用する場合には、比較的幅広い材料および厚さが知られているが、代表的な例は、各SAF層の強磁性副層においては2〜4nmのCoFeまたはCoFe/NiFe二重層であり、各SAF層の反強磁性結合層においては0.6〜1.0nmのRuであり、AFピンニング層においては5〜10nmのIrMnであり、トンネルバリアにおいては0.5〜3.0nmのアルミナ(Al)である。図6に示されていないが、AFピンニング層の下にシード層が配置され、上部電極の下にキャッピング層が配置されていても良い。非磁気分離層は、厚さが約1〜100nmのCuやNiCuらの材料であっても良い。非磁気分離層は、セル2のSAF自由層をセルのAFピンニング層から分離しつつ、2つのセル間の電気的な接続を行なう。SAF自由層およびピンド層のそれぞれはモーメントが略釣り合わされた強磁性副層を有しているため、著しい静磁気結合が存在せず、その結果、非磁気分離層を比較的薄くすることができる。しかしながら、2つのセルにおいて別個のリソグラフィックパターニングプロセスが使用される場合には、プロセス終点バッファを形成するために更に厚い分離層を使用することができる。
[0031]図6のマルチビットメモリスタックの製造は、その上に既にWL2およびベース電極が形成されているMRAMウエハから始まる。ベース電極層上に適当なシード層が堆積され、その後、AFピンニング層、第1のピンド副層、RuAFC層、第2のピンド副層が堆積される。その後、アルミニウム膜を堆積させた後に酸化してアルミナトンネルバリアを形成することにより、MTJセル2のトンネルバリアが形成される。その後、第1の自由副層、RuAFC層、第2の自由副層、非磁気分離層がトンネルバリア上に堆積される。MTJセル2のSAFピンド層およびSAF自由層を形成する層は、AFピンニング層の磁化方向を含むセル2の全体の磁化方向を規定するセル2の容易軸φと一直線に合わされた磁場の存在下で堆積される。その後、磁場が存在しない状態で、約200〜300℃の温度でウエハがアニールされ、それにより、交換結合の温度依存性が高められる。次に、ウエハがリソグラフィックにパターニングされてエッチングされることによりMTJセル2の形状が画成され、その結果、その一軸形状異方性が形成される。パターニング、エッチング、レジスト除去後、エッチングによって除去された領域を再び満たすためにアルミナ等の絶縁材料が使用される。この後、ウエハを平坦化して非磁気分離層を露出させるために化学機械研磨(CMP)プロセスが行なわれる。これによって、MTJセル2におけるプロセスが完了する。分離層上にMTJセル1を製造するためのプロセスは、セル1の容易軸φと一直線に合わされた磁場内で堆積が行なわれる点を除き、MTJセル2における場合と略同じである。前述したプロセスにより、トンネルバリアの下にSAFピンド層が配置されたMTJセルが得られるが、スタック内の一方または両方のMTJセルは、トンネルバリアの下にSAF自由層を配置した状態で形成することができる。
[0032]図5および図6は、セルの真上および真下に配置され且つX軸およびY軸と一直線に合わされた書き込み線を示している。しかしながら、各書き込み線は、スタックの上下の近傍においてスタックの両側で離間する一対の書き込み線であっても良い。この場合、書き込み線の上下の対間の交差領域にメモリセルが配置される。したがって、書き込み線2は、ベース電極図6)の両側で離間され且つY軸と平行に位置合わせされた一対の書き込み線であっても良く、また、書き込み線1は、上部電極の両側で離間され且つX軸と平行に位置合わせされた一対の書き込み線であっても良い。1つの対の両方の線に沿って方向付けられる書き込み電流は、スタック中の自由層の略面内に磁場を生成する。
[0033]マルチビットメモリスタックのための代替の製造プロセスは、セルの形状異方性に依存せず、そのため、プロセスステップおよび製造コストを減少させる。強磁性自由層の一軸異方性が堆積中に印加磁場と共に規定され得ることは既知である。異方性の大きさは、CoFeBおよびCoFeHfらの特定の材料においては非常に高くなる可能性がある。また、イオンビーム蒸着または蒸発システムで入射角度を制御することによりNiFeにおいて高い一軸異方性が得られることがPughらのIBM Journal of Research & Development,第4刊、No.2、163頁(1960)によって報告されている。ウエハを磁場方向および/または入射ビーム角度に向けることにより、リソグラフィックパターニングではなく蒸着によって異方性角度を画成することができる。この場合、マルチビットメモリスタックは、SAF自由層における様々な制御された異方性方向およびSAFピンド層における対応する磁化方向を達成しつつ1つのポンプダウンで堆積させることができる。角度入射等の材料堆積方式によってセルの一軸異方性が画成される場合、セルは、Z方向に合わされた一致する周長および同じ形状を有することができる。1つの例は円形状のセルである。セル1,2における一軸異方性方向は、セル1,2におけるSAF自由層を異なった角度のある入射角で堆積することにより画成される。このような製造手法を用いると、両方のセルを同じリソグラフィックパターニングステップで製造することができる。また、円形の幾何学的形状により、セルをX−Y面内に互いに近接して収容することができる。
[0034]図7は、MTJセル2を切り換えることなくMTJセル1を選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。セル1,2に関して時間tにおけるSAF自由副層1の最初の磁化方向がそれぞれφ方向およびφ方向であるとする図5参照)。時間tにおいては、WL2における+Y方向のプラス電流が+X方向の印加磁場Hを生成し、それにより、セル1,2における磁化方向がY軸に沿って略合わせられる。時間tにおいては、+45度(+X軸からccw)に方向付けられた正味印加磁場を生成する等しいプラス電流がWL1およびWL2に流れ、それにより、セル1,2の磁化方向が略−45度および略+135にそれぞれ合わせられる。時間tにおいては、W2におけるプラス電流が遮断され、その結果、磁場Hだけが+Y方向に印加され、それにより、セル1,2の磁化方向がX軸にそって略合わせられる。この時点で、セル1の磁化方向は、その困難軸不安定点を通り過ぎて回転しているが、セル2の磁化方向はそのようになっていない。時間tにおいては、WL1におけるプラス電流も遮断され、その結果、印加される磁場がなくなり、セル1の磁化方向が既にセル1の困難軸を通り過ぎて回転してしまい、したがって、新たな方向(−φ)に向かい、切り換えが完了する。セル2の磁化方向は、セル2の困難軸を通り過ぎて回転しなかったため、その最初の変わらない状態(+φ)へと回転して戻る。したがって、前述した書き込み方式を適用すると、セル1の磁化方向は切り換えられるが、セル2の磁化方向は切り換えられず、そのため、この発明に伴う選択的な書き込みが明らかにされる。時間t,tに印加される+Y磁場および時間t,tに印加される+X磁場を用いても図7と同じ結果を得ることができる。
[0035]図8は、MTJセル1を書き込むことなくMTJセル2を書き込むためのトグル書き込み方式を示している。WL1におけるプラス電流とWL2における「マイナス」電流すなわち図7のWL2における電流と反対方向の電流とを必要とする+Y方向および−X方向の重なり合う磁場を印加することにより、セル1を切り換えることなくセル2の切り換えを行なうことができる。時間tにおいて、セル2の磁化方向は、略−90度であり、セル2の困難軸を通り過ぎて回転してしまい、それにより、磁場が時間tにおいて除去されるとその最も近い容易軸方向(−φ)へと回転し、セル2の切り換えが完了する。しかしながら、セル1の磁化方向は、略+90度であり、時間tにおいてその困難軸を通り過ぎて回転していないため、磁場が時間tで除去されるとその最初の状態(+φ)へと回転して戻り、したがって、セル1が切り換えられない。
[0036]2ビットスタックにおける各MTJセルは「1」または「0」となることができ、それにより、スタックにおいては4つの可能な磁性状態が存在する。これらの状態は、(1,1),(1,0),(0,1),(0,0)として(セル1状態,セル2状態)により表わされる。2つのセルが「1」状態と「0」状態との間に同じ抵抗差ΔRを有している場合、従来の比較器は、必要な4つの抵抗レベルのうちの3つしか検出することができない。しかしながら、セルが異なるΔR値を有するように異なるMTJ材料を用いてセル1,2を製造することにより、4つの区別できる抵抗レベルを検出することができる。例えば、セル1のΔRがセル2のΔRの少なくとも2倍である場合には、4つの正味抵抗レベルから4つの状態を決定することができる。この場合、最も高い抵抗が(1,1)であり、その次に、(1,0),(0,1),(0,0)が続く。公開された特許出願US20020036331A1は、2つの積層された従来のMTJセルから構成されるメモリセルを有するMRAMであって、セルが異なるΔR値を有するようにセル内の強磁性層が異なる保磁力を有しているMRAMについて記載している。この2ビットメモリセルの論理状態は、メモリセルの両端間に電圧を印加し且つメモリセルを通じて流れるセンス電流の大きさを決定することにより読み取られる。この場合、センス電流の大きさは、2つの直列に接続されたMTJセルの全抵抗に比例する。また、トンネルバリアの厚さが異なるセルを製造することにより、2つのMTJセルの異なるΔR値を得ることもできる。これは簡単に達成することができる。なぜなら、所定のバリア材料における大きさの2〜3次数に及ぶように磁気トンネル接合のための抵抗と面積との積(RA)を設定することができるからである。例えば、MRAMにおける一般的なMTJセルは、略1kΩμmのRAを有しているが、録音ヘッド用途における磁気抵抗センサのための一般的なMTJセルは、5Ωμmをはるかに下回るRAを有している。トンネルバリア厚さを変えることによりΔR値が異なるセルを形成する利点は、2つのMTJセルにおけるSAF自由層の磁気特性を略同じにすることができるという点である。
[0037]マルチビットメモリスタックが2つの積層されたメモリセルを有する場合について本発明を説明してきたが、本発明はN個(Nは2以上)の積層されたメモリセルにも適用可能である。スタック中におけるN個のセルのそれぞれは、そのSAF自由層に関して、独自に位置合わせされた一軸の異方性軸(容易軸)を有している。N個のセルの異方性軸は、約2θの等しい角度間隔をもって離間されていることが好ましい。この場合、θは異方性軸間の角度の半分である。異方性軸が等しい角度間隔をもって離間されていない場合、角度θはβ/2以下となるように選択される。ここで、βは、マルチビットメモリスタック中のセルにおける異方性軸の最小角度間隔を表わしている。ハーフセレクトセル障害を最小限に抑えるため、いずれの容易軸も、書き込み線に対して、すなわち、一般的なクロスポイントMRAM構造におけるX軸およびY軸に対して垂直に合わせられない。+X軸に最も近い異方性軸が+θ度にあると、最適なケースが達成される。
[0038]N−セルスタックにおける選択された個々のセルの選択的な書き込みは、2つの書き込み線を使用して予め設定された3つの方向で書き込み磁場を生成することによって達成される。3つの電流の大きさ(I、k=1,2,3)のそれぞれは十分に高いため、印加磁場に対して略垂直な方向にSAF自由層磁化を回転させる(すなわち、スピンフロップモード)ことができる十分な磁場が生成される。段階tの間、印加磁場は、(φ−θ)方向に設定され、あるいは、選択されたセル(セルj)の容易軸φから−θ(cw)の角度に設定される。段階tの間、磁場は容易軸φと平行に設定される。最後に、段階tの間、磁場は、(φ+θ)方向に設定され、あるいは、選択された容易軸φから+θ(ccw)の角度に設定される。書き込み線2(磁場H)および書き込み線1(磁場H)におけるt,t,t段階での相対的な予め設定された電流の大きさはそれぞれ以下の通りである。

[ICos(φ−θ),ISin(φ−θ)]

[ICos(φ),ISin(φ)]

[ICos(φ+θ),ISin(φ+θ)]
[0039]書き込みパルス中、選択されたセルの自由層磁化は、書き込み段階t,t,tの間、約(90°−θ),θ,θの角度だけそれぞれccwに回転し、その結果、(90°+θ)度の正味ccw回転が得られる。書き込みパルスの最後に、選択されたセルの磁化方向は、その困難軸を通り過ぎて約θ度だけ回転するとともに、その最初の方向から容易軸方向に180度回転し続ける。マルチビットメモリスタック中の他のセルのそれぞれにおいては、その自由層の磁化方向がその困難軸の近傍へと角度θだけ回転しないため、その磁化方向はその最初の磁化方向へと戻り、その磁性状態は切り換わらない。
[0040]前述したN=2の場合において、φおよびφはそれぞれ+45度および+135度であり、θは45度に等しい。便宜上、書き込み回路の設計においては、I=I=Iではなく、Iは、IおよびIの√2倍(1.4倍)となるように選択され、その結果、図7および図8に示されるように、X軸およびY軸に沿う電流に関して単一の大きさの2つのパルスが得られる。
[0041]図9は、N=4の場合のN−セルメモリスタックの平面図である。この場合、セル1が上端セルとして示されており、セル4が下端セルとして示されている。各セルにおける容易軸φ(j=1〜4)は、その直ぐ上側および下側のセルの容易軸から45度の角度間隔(θ=22.5度)で均等に離間されている。
[0042]図10〜図13は、図9のスタック中の4つのMTJセルのそれぞれを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。4つのセル1〜4は、それらの容易軸がX軸から22.5度ccw、67.5度ccw、112.5度ccw、157.5度ccwに方向付けられている。容易軸は、β=2θ=45度で均等に離間されている。セル1の選択的な切り換えが図10に示されている。段階tにおいて、セル1,2,3,4の最初の磁化方向は、それらの対応する安定した容易軸方向(それぞれφ,φ,φ,φ)にある。便宜上、I=I=Iである。段階tにおいては、WL1,WL2における書き込み電流がそれぞれ0およびIとなっており、正味磁場が(φ−θ)方向すなわち+X軸に沿っている。3つの磁化方向は、+X磁場から垂直方向に最も近い方向まで、この場合にはX軸から略90度までccwに回転する。セル間には、異方性の違いにより、角度の僅かなズレが存在する。段階tにおいては、WL1,WL2における対応する書き込み電流がそれぞれ0.38Iおよび0.92Iとなっており、書き込み磁場がφ方向で+22.5度にある。セルの磁化方向は、印加磁場方向から略90度に合わせられており、112.5度よりも僅かに小さい角度を成している。段階tにおいては、書き込み磁場が(φ+θ)方向で45度にあり、WL1,WL2における対応する書き込み電流がそれぞれ0.71Iおよび0.71Iである。セルの磁化方向は、略135度の角度に合わせられる。段階tにおいては、両方の書き込み線WL1,WL2における電流がOFFに切り換えられ、印加磁場が存在しない。この時点で、セル1の磁化方向は、その困難軸を通り過ぎて回転し、したがって、その最初の方向(φ)から180度の方向である新たな方向(−φ)まで回転し、切り換えを完了する。セル2,3,4の磁化方向は、それらの困難軸を通り過ぎて回転しておらず、したがって、その最初の方向へと回転して戻る。同様にして、図11,12,13に示されるように、セル2,3,4の磁化方向はそれぞれ、(φ−θ),φ,(φ+θ)の方向における三相電流または磁場パルスを使用することにより、スタック中の他のセルの磁性状態を切り換えることなく切り換えることができる。
[0043]各交差領域に1つのメモリセルしか有さない従来技術のSavatchenko型MRAMにおけるトグル書き込みの場合、各書き込み線においては、たった1つの極性および1つの大きさの書き込み電流で十分である。各交差領域に2つの積み重ねられたメモリセル(N=2)から構成されるマルチビットメモリスタックを有する本発明に係るMRAMにおいては、書き込み回路が少なくとも1つの書き込み線で双方向電流を供給できなければならない。4つの積み重ねられたメモリセル(N=4)が存在する場合、スタック中の各セルの選択的な書き込みを行なうためには、書き込み回路は、少なくとも1つの書き込み線で双方向電流を供給できなければならないとともに、各書き込み線により3つのレベルの大きさの電流を供給できなければならない。
[0044]マルチビットメモリスタック中の選択されたセルの選択的な読み取りは、セルスタック両端間の抵抗を測定し、読み取られる選択されたセルを(前述したように)選択的にトグル書き込みし、セルスタック両端間の抵抗を測定した後、選択されたセルを書き込んでその最初の状態に戻すことによって行なうことができる。2つの測定された抵抗の増大または減少は、選択されたセルの状態を示している。公開された特許出願US20040125649A1は、各セルがそれ自体の書き込み線に関連付けられるが1つの層中の複数のセルが1つのトランジスタに対して直列に接続される単一メモリ層トグル方式MRAM中の選択されたセルを読み取りための方法について記載している。選択されたセルの読み取りは、選択されたセルをトグル書き込みする前後において直列に接続されたセルの抵抗を測定することにより起こる。
[0045]好ましい実施形態に関して本発明を特に図示して説明してきたが、当業者であれば理解できるように、本発明の思想および範囲から逸脱することなく、形態や内容に関して様々変更を行なうことができる。したがって、開示された発明は、単なる一例と見なされるべきであり、その範囲は添付の請求項に特定される範囲にのみ限定される。
1つのSavtchenkoMTJメモリセルおよび対応する書き込みおよび読み取り回路を示す従来技術のMRAMの一部の斜視図である。 図1の従来技術のMTJメモリセルを形成する層を示す概略断面図である。 (A)は単純な強磁性体および合成反強磁性体(SAF)のそれぞれの磁場応答の比較を示し、(B)は単純な強磁性体および合成反強磁性体(SAF)のそれぞれの磁場応答の比較を示している。 SAF自由層を有する従来技術のMTJメモリセルのためのトグル書き込み方式を示している。 2つのMTJセルを有する本発明に係るマルチビットメモリスタックの平面図であり、書き込み線に対するその磁化の容易軸の方向を示している。 本発明に係るマルチビットメモリスタックにおける2つのMTJセルを形成する層を示す概略断面図である。 この発明のMRAMにおける、MTJセル2を書き込むことなくMTJセル1を書き込むためのトグル書き込み方式を示している。 この発明のMRAMにおける、MTJセル1を書き込むことなくMTJセル2を書き込むためのトグル書き込み方式を示している。 4つのMTJセルを有する本発明に係るマルチビットメモリスタックの平面図であり、書き込み線に対するその磁化の容易軸の方向を示している。 図9のマルチビットメモリスタックにおける、4つのMTJセルのそれぞれを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。 図9のマルチビットメモリスタックにおける、4つのMTJセルのそれぞれを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。 図9のマルチビットメモリスタックにおける、4つのMTJセルのそれぞれを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。 図9のマルチビットメモリスタックにおける、4つのMTJセルのそれぞれを選択的に書き込むためのトグル書き込み方式を示している。

Claims (14)

  1. X−Y−Z座標系のX−Y平面と平行な基板と、
    前記基板上の複数のメモリセルスタックであり、各メモリセルスタックが、Z軸に沿って前記基板から延びるとともに、N個(Nは3以上)のメモリセルを備え、各メモリセルが、ピンド強磁性層と、磁化の容易軸がX−Y平面内でX軸およびY軸に対して非平行となるように位置合わせされた合成反強磁性(SAF)自由層と、前記ピンド層と前記自由層との間に設けられた非磁性結合層とを備え、前記自由層が前記ピンド層の磁化方向と平行または逆平行に位置合わせされた切り換え可能な磁化方向を有し、前記N個の全ての自由層の磁化の容易軸がZ軸の周りで角度2θに等しい角度間隔をもって離間され、X軸に最も近くなるように位置合わせされた自由層の磁化の容易軸が、θと等しい角度をもってX軸から離間され、角度θは90度/Nである、複数のメモリセルスタックと、
    スタック中の隣接する前記メモリセル間に設けられた非磁気分離層と、
    X軸と平行な複数の第1の導電線と、
    Y軸と平行な複数の第2の導電線と、
    前記第1および第2の線に対して結合され、前記第1および第2の線に対して電流を方向付けるための書き込み回路と、
    を備える磁気ランダムアクセスメモリであって、
    前記書き込み回路が、前記第1および第2の線のそれぞれによって双方向電流を供給し、
    前記書き込み回路が、前記第1および第2の線のそれぞれによって3つのレベルの大きさの電流を供給することができることを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ
  2. X−Y平面内で、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に−θ度を成す線に沿って第1の磁場を印加するステップであって、2θが、スタック中のセルの磁化の容易軸間の角度間隔に対応しているステップと、
    X−Y平面内で、選択されたセルの容易軸方向に沿って第2の磁場を印加するステップと、
    X−Y平面内で、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に+θ度を成す線に沿って第3の磁場を印加するステップと、
    を有する方法を実行可能な請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 各セルにおける前記ピンド層がSAFピンド層である、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 各セルが磁気トンネル接合(MTJ)セルであり、各非磁性結合層がトンネルバリアである、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 各セルにおけるSAF自由層の磁化の容易軸が、セルの形状によって引き起こされる異方性の軸である、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  6. 各セルが、楕円形状を成しており、異方性の軸が楕円の長軸に位置合わせされている、請求項5に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  7. 各セルにおけるSAF自由層の磁化の容易軸が、SAF自由層の堆積中に引き起こされる異方性の軸であり、各スタック中のN個のセルが同じ形状および一致する周長を有している、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  8. 各セルが円形状を成している、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  9. スタック中の各セルが、その自由およびピンド層の磁化方向の平行および逆平行なアライメント間に電気抵抗差ΔRを有し、各セルのΔRが、そのスタック中の他のセルのΔRと実質的に異なっている、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  10. 各セルが磁気トンネル接合(MTJ)セルであり、各非磁性結合層がトンネルバリアであり、各MTJセルのトンネルバリアの厚さが、そのスタック中の他のMTJセルのトンネルバリアの厚さと実質的に異なっている、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  11. 基板上に複数のトランジスタを更に備え、各スタックが1つのトランジスタに対して電気的に接続されている、請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  12. 前記トランジスタに結合され且つ前記スタック両端間の電気抵抗を検出するための読み取り回路を更に備える、請求項11に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  13. 請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルスタック中の1つの選択されたメモリセルにおける自由層の磁化方向を、当該スタック中の他のメモリセルにおける自由層の磁化方向を切り換えることなく切り換えるための方法において、
    X−Y平面内で、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に−θ度を成す線に沿って第1の磁場を印加するステップと、
    X−Y平面内で、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向に合わされた線に沿って第2の磁場を印加するステップと、
    X−Y平面内で、選択されたセルの自由層の最初の磁化方向からZ軸を中心に+θ度を成す線に沿って第3の磁場を印加するステップと、
    を備え、
    前記第3の磁場の印加後、選択されたセルの自由層の磁化方向がその最初の磁化方向から切り換えられる方法。
  14. 請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリのメモリセルスタック中の1つの選択されたメモリセルにおける自由層の磁化方向を、当該スタック中の他のメモリセルにおける自由層の磁化方向を切り換えることなく切り換えるための方法であって、Z軸を中心に反時計周り方向に測定されたX軸からの選択されたセルの自由層の磁化の容易軸の角度間隔が+φによって示される方法において、
    第1の書き込み電流を、ICos(φ−θ)の大きさをもってX軸線に沿って方向付けるとともに、ISin(φ−θ)の大きさをもってY軸線に沿って方向付けるステップと、
    第2の書き込み電流を、ICos(φ)の大きさをもってX軸線に沿って方向付けるとともに、ISin(φ)の大きさをもってY軸線に沿って方向付けるステップと、
    第3の書き込み電流を、ICos(φ+θ)の大きさをもってX軸線に沿って方向付けるとともに、ISin(φ+θ)の大きさをもってY軸線に沿って方向付けるステップと、
    を備え、
    ,I,Iが等しくない方法。
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