JP5014429B2 - 画像データの集合にマークを表示する方法、装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

画像データの集合にマークを表示する方法、装置、および、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本願の開示は、概して、画像データの集合体(一連の画像データ)にマークを表示する方法、装置、および、コンピュータプログラムに関する。
一般に、画像生成装置が一連の画像データを生成する。画像生成装置には、例えば、マンモグラフィ・スキャナ、コンピュータ断層撮影スキャナ(CTスキャナ)、磁気共鳴画像スキャナ、超音波スキャナが含まれ、これら装置は特に、診断目的で利用される。生成された一連の画像は、大抵の場合、コンピュータ支援検出装置(CAD(computer-aided-detection)装置)といった標識生成装置(マーキング装置)に転送され、一連の画像データにおける特定の部位(位置)を示すマーキング(標識付け)がなされる。例えば、一連の医用画像(医用画像の集合体)にあっては、CAD装置が、当該画像データの集合体中の部位を示すマーキングを行うことが可能である。ここでの部位とは、癌が疑われる部位である。この場合、放射線科医師といったユーザは、一連の画像データ中のマーク(標識)が示す部位を精査し、癌が存在するか、否か、を判断する。
このような画像データの集合体には、しばしば多数のマークが含まれる。そのため、放射線科医師といった観察者は困惑して、重要な即ち疑わしいマークを見落とすことがある。
一連の画像データ中のマークを可変サイズで視覚化することが知られている。例えば、癌を標識している疑いが高いような、重要度の高いマークについては、重要度の低いマークよりも大きなサイズでマークを視覚化し、もって、最も重要なマークに対してユーザの注意を喚起することが知られている。しかしながら、一連の画像データ中には、なお、様々なサイズのマークが多数存在し、放射線科医師のようなユーザが戸惑う可能性が残る。さらには、CAD装置のCADコンピュータプログラムのような、マークの重要度を判定する用に供されるコンピュータプログラムが、マークの重要度を正しく判断しなければ、重要なマークが小さめのサイズで視覚化されてしまい、そのような重要なマークが見過ごされてしまう可能性は、さらに増大してしまう。
本発明は、その実施の形態において、一連の画像データにおけるマークを表示する方法、装置、および、コンピュータプログラムを提供する。これら実施の形態においては、一連の画像データ中のマークは、放射線科医師といったユーザを困惑させることなく、明瞭に視認可能なように表示され、重要なマークが看過される可能性が低減される。
本発明は、その一態様においては、画像データの集合体中のマークを表示する方法に関する。当該方法にあっては、マークを含む画像データ集合体が準備され、そして、レビュー・フェーズにおいては、全ての、画像データ集合体中に設定されたマークが、同時的には表示されないようにすることができる。当該方法は、以下のステップ、
所定のソート基準に従ってマークをソートしてマークのリストを生成するステップと、
マークを、生成されたリストにおいて連続するマークを含んだグループに、グループ化するステップと、
レビュー・フェーズにおいて、画像データ集合体中に、1つのグループに含まれるマークを同時的に表示することにより、複数のグループを、時間的に順々に表示するステップと、を有し、
画像データ集合体は、医用画像の集合体であり、マークは、CADマークであり、ソート基準は、疾病をマークしている確からしさ、疑わしさである。
本発明にかかる実施の形態のひとつは、画像データ集合体中に同時的に表示されるマークが少なければ、それだけ、ユーザが困惑しにくくなり、また、重要なマークが看過される可能性も低減される、というアイデアに基づくものである。
所定のソート基準に従ってマークをソートすることによりマークのリストを生成し、生成したリストに従って、レビュー・フェーズにおいて一連の画像データ(画像データ集合体)の中でマークを時間的に順々に表示する。加えて、マークは、ソートされて示される。そのため、特定の用途に適合するように、マークを順々に示すことが可能になる。例えば、ソート基準を特定の用途に関するマークの重要度とし、例えば、医用画像の集合体の例にあっては癌をマーキングしている疑いの程度(サスピシャスネス)とし、リストは、最も重要なマークが最初に示されるように、生成される。なぜなら、ユーザの注意力は、マークのレビューの初期の方が後期よりも高いからである。例えば、ソート基準は、放射線科医師のようなユーザが画像データ集合体中標識表示装置にソート基準を入力することで、規定されてよい。なお、この画像データ集合体中標識表示装置は、本発明にかかる実施の形態のひとつによる方法を実施可能な装置である。
ある実施の形態において画像データ集合体は、好ましくは、一連の医用画像である。例えば、それは、デジタル・マンモグラムの集合体である。そして、マークはCADによるマークであり、ソート基準は疾病をマーキングしている確からしさ、とりわけ、疾病である疑わしさ(suspiciousness)、であることが望ましい。医用画像の集合体には、例えば、トモシンセシス画像データの集合体(a tomosyntheses image data set)、コンピュータ断層撮影画像データの集合体、胸部(breast)磁気共鳴画像データの集合体、あるいは、その他の医用画像データの集合体が含まれる。このような場合において、マークの重要度(importance)は、疾病をマーキングしている確からしさ(probability)と相関させられる。例えば、疾病をマーキングしている確からしさが高いマークは、疾病をマーキングしている確からしさが低いマークよりも、高い重要度を有する。疾病とは、例えば、癌(cancer)である。疑わしさ(サスピシャスネス)は、十分な定義を有するCAD用語である。例えば疑わしさは、CAD標識生成装置およびCAD標識生成コンピュータプログラムによって与えられる。CAD標識生成コンピュータプログラムを利用するCAD標識生成装置の例として、R2テクノロジー・インク(R2 Technology Inc.)のイメージ・チェッカー・システム(Image Checker System)、あるいは、アイキャド・インク(iCAD Inc.)のセカンド・ルック・デジタル・システム(Second Look Digital System)がある。疑わしさ(サスピシャスネス)は、DICOM標準規格(DICOM standard)の一部を構成しており、とりわけ、疑わしさは、DICOM構造化レポーティング(ストラクチャ・レポート)(SR)(DICOM Structure Report)の一部である。これは、例えば、ACR(米国放射線医学会)(the American College of Radiology)とNEMA(米国電機工業会)(the National Electrical Manufacturers Association)とが出版したデジタル・イメージング・アンド・コミュニケーションズ・イン・メディスン(Digital Imaging and Communications in Medicine)(DICOM)2006に開示されており、より具体的には、DICOM基本規格2006、パートPS3.16、補遺50、マンモグラフィ・コンピュータ支援検出SR SOP(構造化レポート サービス−オブジェクト対)(DICOM Base Standard 2006 Part PS 3.16; Supplement 50: Mammography Computer-Aided Detection SR SOP)に開示されている。上記SRは、例えば、上述したようなCAD標識生成装置およびCAD標識生成コンピュータプログラムにより生成される。
上述の実施の形態においては、マーク(標識)は、疾病をマーキングしている確からしさ(可能性)に従ってソートされて時間的に順々に示されるから、放射線科医師といったユーザに対して、ユーザの注目度の実際のレベルに応じてマークを示すことが可能である。例えば、ユーザがマークをレビューする初期において最高の注意力を有するとするなら、マークは、疾病をマーキングしている確からしさ(可能性)が最も高いマークが最初に示されるように、ソートされればよい。例えば、ユーザの注意力がマークをレビューしている中期において最高に達するなら、マークは、疾病をマーキングしている確からしさが最も高いマークが生成されるリストの中間部に位置するように、ソートされればよい。このように、CAD標識(CADマーク)の疾病をマーキングしている確からしさを、ユーザの注意力と適合させることで、重要なマークを看過する可能性がなおさらに低減される。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、生成したリストにおける次のマークは、所定の切替基準(switching criterion)が満たされた後で、表示される。この、所定の切替基準は、例えば、本発明にかかる実施形の形態のひとつによる方法を実施する、画像データ集合体中標識表示装置に対する入力である。当該画像データ集合体中標識表示装置は、次のマークを今これから表示してもよいことを示唆する信号を入力する、キーボード、マウス、といった入力装置を備えることが可能である。よって、本例においては、切替基準は、入力に関する基準であり、例えば、今これから次のマークを表示してもよいことを示唆する信号が入力されたか、そのような信号が入力されていないか、といった基準でよい。よって、ユーザは、必要な限り画像データ集合体中のマークをレビュー可能であり、ユーザが個々のマークをレビューした後で、ユーザは、次のマークへ切り替えることが可能である。これにより、重要なマークの看過や、マークの誤評価や、特に、偽陰性もしくは偽陽性といった事象が生じる可能性をさらに低減される。
実施の形態のひとつにおいては、さらに好ましくは、上記リスト中および/または表示されるべきマークの総数中での、表示されているマークの位置(ポジション)を示唆する指標(インディケーション)を表示する。これにより、ユーザは、これまでにいくつのマークが表示され、これからいくつのマークが表示されるかを、直ちに知ることが可能になる。さらには、マークは所定のソート基準に従ってソートされるから、ユーザは、表示されているマークの重要度についての印象(インプレッション)を持つことが可能になる。例えば、ソート基準が疾病をマーキングしている確からしさであれば、当該表示されているマークのリスト中での位置(ポジション)は、ユーザに対し、該表示されているマークが疾病をマーキングしている確からしさに関する印象(インプレッション)を与えることができる。
本方法は、以下のステップ、
− 所定のソート基準に従ってマークをソートしてマークのリストを生成するステップと、
− マークを、生成されたリストにおいて連続するマークを含んだグループに、グループ化するステップと、
− レビュー・フェーズにおいて、画像データ集合体中のグループを、時間的に次々に表示するステップと、を含む。
生成されたリスト中において連続するマークを含んだグループは、同時的に表示される。これにより、ソート基準に関して類似性が高い複数のマークを同時的にレビューすることが可能になり、レビューの速さが向上するとともに、全てのマーカが表示される代わりにグループに含まれるマーカのみが表示されるので、ユーザが同時的に表示される大量のマークに戸惑うことはない。
加えて、画像データ集合体中でマークのグループが、時間的に次々に表示されるならば、画像データ集合体は、一連の医用画像データであり、マークは、CADマークであり、ソート基準は、疾病をマーキングしている確からしさ(可能性)であって、特に、疾病の疑わしさ(サスピシャスネス)である。この場合、さらには、所定の切替基準が満たされた後で、次のグループが表示されることが好ましい。
実施の形態のひとつにおいては、さらに、すくなくともひとつの所与の表示基準を満足するマークのみを表示することが好ましい。この、すくなくともひとつの所与の表示基準とは、例えば、マークのサイズであって、所定の閾値よりも大きなサイズを有するマークのみが表示されるようにしてよい。これにより、画像データ集合体に同時的に表示されるマークの量が低減され、重要なマークが看過される可能性が低減する。実施の形態のひとつにおいては、さらに、画像データ集合体は、一連の医用画像データであることが好ましく、マークは、CADマークであることが好ましく、上記のすくなくともひとつの所与の表示基準は、少なくとも、微小石灰化基準(a microcalcification criterion)、腫瘤基準(質量基準)(a mass criterion)、および、作用点基準(an operating point criterion)のいずれかひとつであることが好ましい。この、すくなくともひとつの所与の表示基準は、予め定めることができ、かつ/または、ユーザが、画像データ集合体中標識表示装置へ入力して定めることもできる。ここで、画像データ集合体中標識表示装置は、本発明にかかる実施の形態のひとつによる方法を実施することができる装置である。
上述のように、CADマークは、最先端技術分野において知られたCAD標識生成装置、および、CAD標識生成コンピュータプログラムにより与えられる。これらの装置およびコンピュータプログラムは、SRを与える。このSRは、DICOM(ダイコム)標準規格において定義されており、各CADマークについての情報を含むものである。情報は、とりわけ、CADマークが微小石灰化マーク(a microcalcification mark)であるのか、あるいは、腫瘤マーク(a mass mark)であるのか、についての情報を含む。もしもCADマークが微小石灰化マークであれば、当該CADマークは上述の微小石灰化基準を満足する。もしもCADマークが腫瘤マークであれば、当該CADマークは上述の腫瘤基準を満足する。2つの表示基準が並存してよい。例えば、微小石灰化マークの数、および、腫瘤マークの数は、互いに独立して調整可能である。もしも微小石灰化基準と腫瘤基準とが、例えば、ユーザの、本発明にかかる実施の形態のひとつによる方法を実施可能な画像データ集合体中標識表示装置に対する入力により与えられるならば、当該2つの基準を満足するマーク、たとえば、微小石灰化マークと腫瘤マークが表示される。もしもこれらの基準のうちのひとつだけが与えられるならば、いずれか場合において、微小石灰化マークまたは腫瘤マークのみが表示される。
作用点(operating point)とは、CAD標識生成装置およびCAD標識生成コンピュータプログラムが使用するCADアルゴリズムが作用する点である。CADアルゴリズムの作用点は、CADマークを決定するために使用される。当該作用点もまた、CAD標識生成装置およびCAD標識生成コンピュータプログラムが与えるSRの情報に含まれる。作用点は、CADアルゴリズムが偽陽性および偽陰性についての判断の確からしさを測るための測度(評価尺度)である。もしも、個々のCADマークに関する作用点が所与の作用点に等しいならば、当該CADマークそれぞれに関して作用点基準は満足される。ここで、所与の作用点は、ユーザがキーボードもしくはマウスといった入力装置を介して本発明にかかる実施の形態のひとつによる方法を実施する画像データ集合体中標識表示装置に対して入力することで与えられた作用点であってよい。さらには、作用点は予め定められていてもよい。例えば、作用点については、DICOM標準規格CP624「コレクション・アイテム−バイ・ナンバー」の項に説明がある。
ユーザは、入力装置を介し、微小石灰化基準を満足するCADマークのみを表示する選択、つまりは微小石灰化マークのみが示されるようにする選択を行うことができる。微小石灰化マークは、CADアルゴリズムが高パフォーマンス(高特異度かつ高感度)で決定することで知られており、画像データ集合体のマークをレビューするために微小石灰化マークを用いることは、レビューに基づく診断をさらに向上させる可能性を有する。
ユーザは、入力装置を介し、腫瘤基準を満足するCADマークのみを表示する選択、つまりは腫瘤マークのみが示されるようにする選択を行うことができる。CADアルゴリズムは、概して、多数の偽陽性を含めて腫瘤マークを決定するので、腫瘤マークを注意深くレビューすることは、特に重要である。そのため、本発明は、本実施の形態のように、とりわけ腫瘤マークをレビューする際に放射線科医師といったユーザが腫瘤マークに意識を集中させることを支援可能である点において非常に有用である。ユーザは、入力装置を介して画像データ集合体中標識表示装置へ相当する信号を入力することにより、腫瘤基準を表示基準として選択することができる。そのような信号が装置に入力された場合、腫瘤マークのみが表示される。加えて、ユーザが、特定の作用点を指示する信号を、入力装置を介して装置へ入力して当該特定の作用点を選定した場合には、当該特定の作用点に属するマークのみが表示される。作用点は、マークが偽陰性もしくは偽陽性である確からしさに関する測度であるから、ユーザは、特定の作用点を選定することによって、偽陽性もしくは偽陰性に関する特定の確からしさを有するマークを表示させることができる。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、入力装置は、上記のすくなくともひとつの所与の表示基準として、少なくとも1つの表示基準を画像データ集合体中標識表示装置に入力する装置である。これにより、ユーザとの対話(user interaction)に基づいて表示されるマークの数を変更可能になる。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、少なくとも第1表示エリアおよび第2表示エリア内にマークが表示される。該両表示エリアにおいては、画像データ集合体における1つまたは複数のマークが表示される。そして、第2表示エリアにおいては、第1表示エリアにおける倍率よりも高倍率で、1つまたは複数のマークの周辺の領域が表示される。このように、第2表示エリアにおいては、1つまたは複数のマークの周辺の領域は、第1表示エリアの倍率よりも高い倍率で表示されるから、マーク、あるいは、各種マークでマーキングされた画像データ集合体中の領域をより詳しくレビューすることが可能であって、もって、誤判定(ミスアセスメント(missassessment))が生じる可能性が低減される。また、とりわけ、第1表示エリアに表示されたマークに対応した拡大表示を自動的かつ同時的に行い、全体図および拡大図の両者を同時的に表示し、そのような拡大表示の不必要性に関するユーザとの対話を実行し、もって、マークをレビューするのに要する時間を短縮する。
すでに述べたように、実施の形態のひとつにおいては、画像データ集合体は、好ましくは医用画像データ集合体であり、マークは、好ましくはCADマークである。実施の形態のひとつにおいては、画像データ集合体は、好ましくはマンモグラムデータ集合体である。例えば、マンモグラムデータ集合体は、各患者胸部についての、頭尾方向(CC)視野画像および中外斜位方向(MLO)視野画像である。つまり、実施の形態のひとつにおいては、マンモグラムデータ集合体は、4つの画像、すなわち、左および右CC画像ならびに左および右MLO画像を含むことが好ましい。実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、表示されているマークを選択できる。とりわけ、表示されているマークから廃棄(ディスカード)すべきマークを選択できることが好ましい。上述したように、例えば、マークが時間的に順々に表示、あるいは、マークのグループが時間的に順々に表示されるような場合には、ユーザが、キーボードやマウスといった入力装置を介して表示されているマークを選択することができる。ユーザは、例えば、マークを選択して廃棄したり、マークを選択して承認(アクセプト)したりすることを選ぶことができる。実施の形態のひとつによる方法においては、好ましくは、選択されたマークは廃棄され選択されていないマークは承認される。さらに好ましくは、実施の形態のひとつにおいては、表示中のマークを選択した後には、非選択マークのみが表示される。これにより、ユーザが、マークをレビュー中に、マークの数を減らすことが可能となり、もって、画像データ集合体中のマークの総数が減少され、重要なマークが看過される可能性がさらに低減される。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、表示中のマークに、さらなる別のマークを含めることができる。この構成は、例えば、本発明にかかる実施の形態のひとつによる方法を実施する画像データ集合体中標識表示装置に対して入力装置を介して当該さらなる別のマークが入力されることにより実施されればよい。この場合には、画像データ集合体は、初期に与えられるマークおよび後に追加的に与えられるマークを含む。これにより、放射線科医師といったユーザが、画像データ集合体へさらなるマークを追加することが可能になる。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、画像データ集合体に複数の画像が含まれ、かつ、これら画像のひとつである第1画像中にマークが表示される場合、画像データ集合体のその他の画像の少なくとも1つにおいては、回廊(コリドー(a corridor))が表示され、当該回廊(コリドー)には場所(ロケーション(a location))が含まれ、当該ロケーションは、上記マークがマークされている第1画像中の第1ロケーション(first location)に対応する。これにより、放射線科医師といったユーザは、異なる画像中における対応領域をレビューできるようになり、もって、第1画像に表示されるマークのレビュー、とりわけ、第1画像中に表示されるマークが癌のような疾病を示すものであるか否か、の診断の手助けとなる。
実施の形態のひとつにおいては、好ましくは、コリドーは、以下のステップ、
− 第1画像である、対象物(オブジェクト(object))についての開始画像(スタート画像(starting image))と、少なくとも1つの別画像である、少なくとも1つの、該対象物についての標的画像(ターゲット画像(target image))とを規定するステップと、
− 開始画像および少なくとも1つの標的画像内に、開始画像および少なくとも1つの標的画像において検出される参照基準特徴部(リファレンス・フィーチャ(reference feature))のロケーションである第2ロケーションを規定するステップと、
− 少なくとも1つの標的画像内にコリドーを定めるステップであって、該コリドーが輪状線を含み、該輪状線が円形を定め、該円形の半径が開始画像における第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離に対応し、該円形の中心位置が第2ロケーションと対応する、ステップと、
− コリドーおよび少なくとも1つの標的画像とを示すステップと、により決定される。
開始画像および/または少なくとも1つの標的画像において、対象物を変形することが可能である。対象物の変形を、各画像あるいは幾つかの画像において異ならせることが可能である。また、開始画像および/または少なくとも1つの標的画像は、胸部のCC画像もしくはMLO画像といった吸収もしくは透過投影のような二次元画像、または、三次元コンピュータ断層撮影画像もしくは三次元磁気共鳴画像のような三次元画像であってよい。例えば、開始画像および少なくとも1つの標的画像は、二次元画像であってよい。あるいは、これら画像のうちのひとつが、即ち、開始画像もしくは少なくとも1つの標的画像が二次元画像であり、かつ、その他の画像が三次元画像であってもよい。
第1ロケーションおよび第2ロケーションは、各画像における影像点(イメージ・ポイント(image point))または拡張領域(extended region)であってもよい。さらには、相異なる画像にあっては、対象物(オブジェクト)は、相異なる変形を受けることが可能でありかつ相異なる方向からの画像化が可能であるから、第1ロケーションおよび/または第2ロケーションの形状は、画像ごとに異なってもよい。例えば、開始画像中の影像点である、あるロケーションは、少なくとも1つの標的画像においては線であってもよい。
第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離は、好ましくは、ある実施の形態においては、これらロケーションの中心間の距離である。だが、これに限らず、距離は、第1ロケーションのある点もしくは第1ロケーション内部のある点と第2ロケーションのある点もしくは第2ロケーション内部のある点との間の距離であればよい。
輪状線は、完全な輪状線、例えば、円を形作る線でも、あるいは、円弧線、例えば、円の部分である線でもよい。従って、コリドーは、好ましくは、ある実施の形態においては、実質的に、完全な輪状線を含んだ環(リング(ring))、あるいは、円弧線を含んだ部分環(segment of a ring)として形作られる。輪状線は、好ましくは、ある実施の形態においては、仮想線(virtual line)である。例えば、ある実施の形態においては、この輪状線は、表示されないことが好ましい。
完全な輪状線あるいは円弧線といった輪状線が規定する円形の中心の位置は、好ましくは、ある実施の形態においては、少なくとも1つの標的画像における第2ロケーションの中心である。あるいは、この円形の中心の位置は、該少なくとも1つの標的画像における第2ロケーションの任意の点もしくは第2ロケーションの内部の任意の点であってよい。
輪状線は円形を規定する。その円形の半径は、開始画像における、第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離と対応する。つまり、当該半径は、その距離と実質的に等しくすることが可能である。例えば、好ましくは、ある実施の形態においては、半径の大きさと距離の長さとの差である差違長、は、該距離の10パーセントよりも小さい。さらに好ましくは、ある実施の形態においては、差違長は、距離の5パーセントよりも小さい。なおさらに好ましくは、ある実施の形態においては、距離は、半径に等しい。また、半径が距離と対応するということは、少なくとも1つの標的画像にある対象物が当該対象物についての開始画像に対して拡大的に表示される場合には、当該半径は拡大された状態の距離に実質的に等しくなる、ということを意味する。例えば、対象物が、少なくとも1つの標的画像において、開始画像に対して係数2で拡大される場合には、半径は、実質的に、開始画像における第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離の2倍に等しい。開始画像および少なくとも1つの標的画像が対象物を相異なる倍率で表示するような場合には、半径と拡大された距離との間の差違は、好ましくは、ある実施の形態においては、拡大された距離の10パーセントよりも小さく、さらに好ましくは、ある実施の形態においては、拡大された距離の5パーセントよりも小さく、なおさらに好ましくは、ある実施の形態においては、ゼロに等しい。
この実施の形態は、開始画像内の第1ロケーションは、少なくとも1つの標的画像内のコリドー内にある、ある領域(リージョン)と対応する確率が高い、というアイデアに基づくものである。従って、放射線科医師といったユーザが、当該少なくとも1つの標的画像内の領域であって開始画像における第1ロケーションに対応する領域を見つけることを望むような場合には、コリドーに注意を集中する(フォーカスする)ことが可能である。コリドーの決定は、少ない計算量で可能である。
この、上述した少ない計算量は、ユーザが放射線科医師であって画像が医用画像である場合には、とりわけ重要である。放射線科医師は、短時間の内に多数の医用画像をレビューする必要がある。例えば、2時間以内に200もの画像をレビューする必要がある。それ故、放射線科医師を待たせて時間を無駄に過ごさせることがないように高速でコリドーを決定することが重要である。
ある実施の形態においては、対象物(オブジェクト)は、胸部(breast)であることが好ましい。ここで、開始画像および少なくとも1つの標的画像は、胸部についての医用診断画像であることが好ましく、とりわけ、マンモグラムであることが好ましい。この場合、参照基準特徴部(リファレンス・フィーチャ)は、胸部の乳頭(ニップル(nipple))である。ある実施の形態においては、マンモグラムは、好ましくは、同一の胸部についての、MLOもしくはML画像ならびにCC画像である。MLOまたはML画像における胸部の変形は、CC画像における胸部の変形とは異なる。さらには、MLOまたはML画像における胸部は、CC画像におけるそれとは異なる方向からの視点となる。胸部は、異なる方向から観察されかつ異なる変形を受けるが、胸部内の第1ロケーションと第2ロケーションである当該胸部の乳頭との間の距離は、相異なる乳房エックス線撮影影像(mammographic views)において、不変である。つまり、当該距離は殆ど変化しない。それ故、開始マンモグラムにおける第1ロケーションと対応する領域は、少なくとも1つの標的マンモグラムにおけるコリドー内に高確率で存在する。故に、対象物(オブジェクト)の画像を提示する、本提示方法は、とりわけ、同一の胸部についての相異なるマンモグラムにおいて対応するロケーションまたは領域(リージョン)を見つける必要がある場合に、有用である。
ある実施の形態においては、第1ロケーションは、好ましくは、CADアルゴリズムを用いて決定されるCADマークにより、マークされる。
CADマークは、放射線科医師が、マンモグラムといった医用画像中から疑わしい領域を発見することを支援するために用いられる。CADマークは、マンモグラム中のある領域をマークする。その領域は、CADコンピュータプログラムおよび/もしくはCAD装置が使用するCADアルゴリズムから観て疾病をマーキングしている、とりわけ、癌をマーキングしている、と疑われる領域である。相異なるCADマークが、生成されたリストに従って順々に、画像データ集合体中に表示される場合、ある実施の形態においては、第1ロケーションは、好ましくは、第1画像である画像中のロケーションである。そして、当該領域は、現在表示されているCADマークによりマークされている領域である。これにより、ユーザは、当該第1ロケーションと対応する、少なくとも1つの標的画像中の領域をレビューすることが容易になる。よって、同一対象物に関する相異なる画像中において同一の領域を観察することが可能になる。このことは、放射線科医師といったユーザによるレビューの結果を向上させる。
ある実施の形態においては、開始画像および少なくとも1つの標的画像内に第2ロケーションを規定するステップは、好ましくは、開始画像および少なくとも1つの標的画像の少なくともいずれかにおいて、第2ロケーションを自動的に検出するステップを含む。当該第2ロケーション自動検出により、開始画像中に第1ロケーションをマーキングしているマークが表示される場合には、少なくとも1つの標的画像中にコリドーを自動的に決定して表示することが可能となる。
ある実施の形態においては、開始画像および少なくとも1つの標的画像内に第2ロケーションを規定するステップは、好ましくは、開始画像および少なくとも1つの標的画像における第2ロケーションを入力するための、入力部を供するステップを含む。例えば、グラフィカル・ユーザ・インタフェースといった入力部は、ユーザが、開始画像および/または少なくとも1つの標的画像中の第2ロケーションを入力することを可能にする。ある実施の形態においては、第2ロケーションは、好ましくは、個々の画像中の個々のロケーションがマウスのポインタでクリックされることにより画像中に規定される。これにより、ユーザは、開始画像および少なくとも1つの標的画像の少なくともいずれかにおける第2ロケーションを容易に規定することが可能となる。
ある実施の形態においては、開始画像および少なくとも1つの標的画像内に第2ロケーションを規定するステップは、好ましくは、開始画像および少なくとも1つの標的画像の少なくともいずれかにおける第2ロケーションの位置を修正(コレクト(correcting))するための、入力部を供するステップを含む。例えば、グラフィカル・ユーザ・インタフェースといった入力部は、ユーザが、ドラグ・アンド・ドロップ操作により、個々の画像中の第2ロケーションの位置を別の位置へ移動させることを可能にする。これにより、ユーザは、例えば第2ロケーション自動検出システムによって既に規定されている第2ロケーションの位置を容易に変更することが可能になる。上述のシステムには、例えば、胸部の乳頭を自動的に検出するための乳頭検出コンピュータプログラムを用いる乳頭検出システムが含まれる。そのようなシステムは、例えば、チョウC、チャンHP、パラマグルC、ルビドーMA、サヒナB、ハジスキLM、ペトリックNによる、「コンピュータライズド・ニップル・アイデンティフィケーション・フォー・マルチプル・イメージ・アナリシス・イン・コンピュータ−エイデッド・ダイアグノシス」、メド・フィス、2004年、10月、31(10):2871−81に開示されている(Zhou C, Chan HP, Paramagul C, Roubidoux MA, Sahiner B, Hadjiiski LM, Petrick N, "Computerized nipple identification for multiple image analysis in computer-aided diagnosis," Med Phys. 2004 Oct., 31(10):2871-82)。
ある実施の形態においては、対象物(オブジェクト)の画像を提示する、本提示方法は、さらに好ましくは、上記距離を規定するために上記距離を入力するための、入力部を供するステップ、または、開始画像中の第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離を決定するステップを含む。このようにある実施の形態においては、ユーザは、本発明にかかる実施の形態による対象物画像を提示するための提示装置(プレゼンテーション装置(presentation device))に、第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離を入力可能であることが好ましい。例えば、対象物が胸部であり、かつ、超音波および/もしくは胸部磁気共鳴画像による画像が存在する場合には、放射線科医師といったユーザは、第1ロケーションと、胸部の乳頭のロケーションである第2ロケーションとの間の距離を、存在する超音波および/または胸部磁気共鳴画像の画像から決定し、そして、決定した距離を、本発明にかかる実施の形態による対象物画像を提示するための提示装置へ入力することが可能である。よって、例えば、胸部のような対象物についての存在する画像から当該距離を知得するユーザが、第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離を提供可能となり、もって、開始画像内で当該距離を決定する必要がなくなる。ここでの存在する画像は、開始画像および上述の少なくとも1つの標的画像とは異なってよい。例えば、開始画像および上述の少なくとも1つの標的画像は、デジタル・マンモグラフィ装置が取得したデジタル・マンモグラムでよく、ユーザが距離を決定する上述の存在する画像は、超音波装置、磁気共鳴画像撮影装置、または、コンピュータ断層撮影装置が取得した画像のような、異なる形態で取得した画像であってよい。しかしながら、ユーザは、対象物画像を提示するための提示装置へ当該距離を入力しないことも可能である。この場合、当該距離は、対象物画像を提示するための提示装置自身によって決定される。
ある実施の形態においては、コリドーは、さらに好ましくは、輪状線が、コリドーの中間部に位置するように定められる。これにより、コリドーが、第1位置(ポジション)に対応する、上述の少なくとも1つの標的画像における領域を高確率で含むようになる。
ある実施の形態においては、さらに好ましくは、第1ロケーションは拡張され、かつ、コリドーを定めるステップは、以下のステップ、
− 開始画像において第2ロケーションと拡張された第1ロケーションとの間の最小距離および最大距離を定めるステップと、
− コリドーが、第2ロケーションとの距離が上記最大距離よりも小さくかつ上記最小距離よりも大きい上記少なくとも1つの標的画像内の全ての影像点(イメージ・ポイント)を含むように、コリドーを定めるステップと、を含む。これにより、開始画像中の第1ロケーションに対応する上記少なくとも1つの標的画像中の領域を、コリドーが含んでいる確率(確からしさ)がさらに高くなる。
また、ある実施の形態においては、入力部は、好ましくは、第2ロケーションとの距離が上記最大距離よりも小さくかつ上記最小距離よりも大きい全ての、上記少なくとも1つの標的画像中の影像点を含むのに十分な幅のコリドー幅を入力するために供される。ある実施の形態においては、入力部は、好ましくは、グラフィカル・ユーザ・インタフェースであって、ユーザは、第2ロケーションとの距離が上記最大距離よりも小さくかつ上記最小距離よりも大きい全ての、上記少なくとも1つの標的画像中の影像点を含むのに十分なコリドーの幅を入力することが可能になる。これにより、ユーザは、コリドー幅を変更可能となり、もって、コリドー幅を増大させることで、コリドーが開始画像中の第1ロケーションに対応する上記少なくとも1つの標的画像中の領域を含む確率が、さらに高まる。
また、ある実施の形態においては、さらに好ましくは、入力部が、幅値(width value)を入力するために供されるか、あるいは、幅値が規定され、コリドーが、第2ロケーションとの距離が上記最大距離と1および幅値の和との積よりも小さくかつ上記最小距離と、1と幅値との差との積よりも大きい全ての、上記少なくとも1つの標的画像中の影像点を含むように、コリドーが決定されることが好ましい。幅値を入力するための入力部は、ある実施の形態においては、好ましくは、グラフィカル・ユーザ・インタフェースであって、ユーザは、例えば、キーボードあるいはマウスを介して幅値を入力することができる。この実施の形態においては、幅は、最大距離の分数(フラクション(fraction))と最小距離の分数(フラクション(fraction))とに従属するため、コリドーの幅は、第1ロケーションと第2ロケーションとの間の距離に従属する。そのため、有効な(ユーザブル(usable))コリドー幅は、ユーザによって容易に入力可能である。幅値は予め規定しておくことも可能である。幅値が予め規定されるような場合には、幅値を入力するための入力部は、必ずしも用意される必要がない。ある実施の形態においては、予め規定される幅値は、25パーセントである。ある実施の形態においては、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの内側に位置する部分は、さらに好ましくは、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの外側に位置する部分よりも、なおさらに人目を引くように(プロミネントに(more prominent))提示される。上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの内側に位置する部分が、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの外側に位置する部分よりも、なおさらに人目を引くように提示されることで、放射線科医師といったユーザは、コリドーに注意を集め、かつ、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの外側に位置する部分によって、注意力が散漫にならないようになる。これにより、相異なる画像中における対応領域を発見することがなおさらに容易になる。
上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの外側に位置する部分は、ある実施の形態においては、当該部分を暗くする(減光する(dimming))ことで、なおさらに人目を引かないように表示されることが好ましい。ある実施の形態においては、当該減光は、ユーザが、当該減光にかかる部分においてもなお、対象物、例えば胸部、の輪郭(アウトライン(outline))を視認できる程度に、なされることが好ましく、ユーザが、容易にコリドーに注目できるようにすることが好ましい。当該減光は、ある実施の形態においては、明るさ(輝度、ブライトネス(brightness))を低減することによって、なされることが好ましい。あるいは、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの内側に位置する部分のみを表示してもよい。つまり、上記の少なくとも1つの標的画像の、コリドーの外側に位置する部分は、当該実施の形態においては、表示されない。
ある実施の形態においては、画像データ集合体は、さらに好ましくは、第1種マークおよび少なくとも1つの第2種マークを含む。そして、レビュー・フェーズにおいて、上記の第1種マークについては、同時的に全てのマークが表示されず、レビュー・フェーズにおいて、上記の少なくとも1つの第2種マークの少なくとも1種のマークについては、同時的に全てのマークが表示される。好ましくは、ある実施の形態においては、レビュー・フェーズにおいて、第1種マークに含まれるマークは、少なくとも請求項2ないし7のいずれかに記載したように、表示される。レビュー・フェーズにおいて第1種マークに含まれるマークの全てが表示されないため、ユーザは、当該マークに困惑することは少なくなるものの、レビュー・フェーズにおいて、少なくとも1つの第2種マークの少なくとも1種のマークについては全てのマークが同時的に表示されるため、これら少なくとも1つの第2種マークから得られる情報を利用することが可能となり、マークをレビューする際の放射線科医師といったユーザに対する支援性能が向上される。例えば、マークがCADマークである場合には、第1種マークは、ある実施の形態においては、好ましくは、腫瘤マーク(mass mark)であり、少なくとも1つの第2種マークは、ある実施の形態においては、微小石灰化マークであることが好ましい。
本発明は、その別の一態様において、一連の画像データにおけるマークを表示する方法に関する。当該方法にあっては、マークを含む画像データ集合体が準備され、そして、オーバービュー・フェーズ(概括フェーズ)においてはすべてのマークが表示され、レビュー・フェーズにおいては、請求項1ないし7のいずれか1つに規定したようにしてマークが表示され、上記オーバービュー・フェーズは上記レビュー・フェーズの前および/または後に配置される。これにより、ユーザは、請求項1ないし7のいずれか1つに規定したようにして表示されるレビュー・フェーズの前および/または後に、画像データ集合体中のすべてのマークを概括(オーバービュー)することができる。
ある実施の形態においては、好ましくは、選択が実行され、オーバービュー・フェーズはレビュー・フェーズの後に表示され、当該オーバービュー・フェーズの後におけるレビュー・フェーズでは、非選択(選択されなかった)マークのみが表示される。このようにして、選択されなかったマーク(非選択マーク)のみが最終的に表示されるため、ユーザによって、たとえば重要でないとして選択されたマークは、表示されなくなり、さらに、重要なマークが看過される可能性が低減される。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、画像データの集合体中のマークを表示するための装置に関する。当該装置は、表示部を備え、そして、当該装置は、レビュー・フェーズにおいては、全ての、画像データ集合体中に設定されたマークを、同時的には、当該表示部に表示しない。
そして、上記装置は、所定のソート基準に従ってマークをソートすることによってマークのリストを生成するリスト生成部と、マークを、生成されたリストにおいて連続するマークを含むグループにグループ化するグループ化部と、を有し、表示部は、レビュー・フェーズにおいては、画像データ集合体中に、複数の前記グループを、時間的に順々に表示し、1つのグループに含まれるマークは同時的に表示される。
加えて、上記装置においては、画像データ集合体は、医用画像の集合体であり、マークは、CADマークであり、ソート基準は、疾病をマークしている確からしさ、疑わしさである。
ある実施の形態においては、上記装置は、好ましくは、所定の切替基準が満たされた後で、次のマークを表示する。
ある実施の形態においては、上記装置は、好ましくは、上記リストおよび/または表示されるべきマークの総数中での、表示されているマークの位置(ポジション)を示唆する指標(インディケーション)を表示する。
上記装置は、所定のソート基準に従ってマークをソートすることによりマークのリストを生成するリスト生成部を備え、そして、上記装置は、生成されたリストにおいて連続するマークを含んだグループに、マークをグループ化するグループ化部を備え、表示部は、レビュー・フェーズにおいて、画像データ集合体中のグループを、時間的に次々に表示する。画像データ集合体は、医用画像データの集合体であり、マークは、CADマークであり、ソート基準は、疾病をマーキングしている確からしさである。ある実施の形態においては、ソート基準は、さらに好ましくは、疾病の疑わしさ(サスピシャスネス)である。ある実施の形態においては、上記装置は、さらに好ましくは、所定の切替基準が満たされた後で、次のグループを表示する。ある実施の形態においては、上記装置は、さらに好ましくは、すくなくともひとつの所与の表示基準を満足するマークのみを表示する。ある実施の形態においては、さらに好ましくは、画像データ集合体は、医用画像の集合体であり、マークはCADマークであり、上記すくなくともひとつの所与の表示基準は、少なくとも、微小石灰化基準、腫瘤基準(質量基準)、および、作用点基準のいずれかひとつである。
ある実施の形態においては、さらに好ましくは、表示部は、少なくとも第1表示エリアおよび第2表示エリアを備え、そして、上記装置は、画像データ集合体中の1つまたは複数のマークを該両表示エリアにおいて表示し、当該第2表示エリアにおいては、第1表示エリアにおける倍率よりも高倍率で、当該1つまたは複数のマークの周辺の領域を表示する。ある実施の形態においては、画像データ集合体は、さらに好ましくは、医用画像データの集合体であり、マークは、CADマークである。ある実施の形態においては、画像データ集合体は、さらに好ましくは、マンモグラムデータ集合体である。ある実施の形態においては、上記装置は、さらに好ましくは、表示されているマークを選択することができる。とりわけ、表示されているマークから廃棄(ディスカード)すべきマークを選択できることが好ましい。ある実施の形態においては、上記装置は、さらに好ましくは、表示中のマークを選択した後には、非選択マークのみが表示される。ある実施の形態においては、上記装置は、さらに好ましくは、表示中のマークに、別のマークを含めることができる。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、画像データ集合体中のマークを表示する装置に関する。当該装置は、画像データ集合体およびマークを表示する表示部を有する。そして、当該装置は、オーバービュー・フェーズにおいてはすべてのマークを表示し、レビュー・フェーズにおいては、請求項1ないし7のいずれか1つに規定したようにしてマークを表示し、上記オーバービュー・フェーズは上記レビュー・フェーズの前および/または後に、配置される。ある実施の形態においては、上記装置は、好ましくは、レビュー・フェーズの後にオーバービュー・フェーズを配置して、当該レビュー・フェーズの後におけるオーバービュー・フェーズにおいては非選択マークのみを表示する。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、画像化システム(イメージング・システム)に関する。当該画像化システムは、
− 画像データ集合体を生成する画像データ集合体生成部と、
− 上記生成された画像データ集合体に応じてマークを生成するマーク生成部と、
請求項9に規定されたようにして画像データ集合体中のマークを表示する装置と、を有する。
本発明は、そのさらに別の一態様においては、画像データ集合体中にマークを表示するコンピュータプログラムに関する。当該コンピュータプログラムは、請求項13および14において規定される。
請求項1に記載の方法、請求項8に記載の方法、請求項9に記載の装置、請求項11に記載の装置、請求項12に記載の画像化装置、請求項13に記載のコンピュータプログラム、および、請求項14に記載のコンピュータプログラムは、従属請求項に規定される実施例を有する。
本発明にかかる上記態様およびその他の態様は、以下において非網羅的かつ非限定的に示される実施の形態を参照することで明快に理解される。
本発明による画像化システムの概略図 本発明による画像データ集合体中にマークを影像化する装置の概略図 本発明による画像データ集合体中にマークを表示する方法のフローチャート 画像データ集合体およびCADマークの例 第1表示エリアおよび第2表示エリアにおける画像データ集合体およびCADマークの例。ここでは、第2表示エリアにおいてCADマークおよび画像データ集合体は拡大される。 本発明にかかる別の実施の形態による画像データ集合体中にマークを表示する方法のフローチャート 本発明にかかる別の実施の形態による画像データ集合体中にマークを表示する方法のフローチャート 本発明にかかる別の実施の形態による画像データ集合体中にマークを表示する方法のフローチャート
以下の説明において、実施の形態を完全に理解するため、数多くの細部を詳細に説明する。しかしながら、当業者であれば、下記細部を実施することなく、または、別の方法、構成、材料等を用いて、本発明を実施することが可能である。別の実施例、周知の構造、材料、または、処理については、本発明の趣旨を不明にするおそれがあるため、詳細な図示もしくは説明を行っていない。
本願明細書全体において、「1つの実施の形態」または「ある実施の形態」を参照することは、当該実施の形態と関連する特定の特徴、構造、または、特性は、少なくとも1つの実施の形態に含まれることを意味する。然るに、「1つの実施の形態においては」または「ある実施の形態においては」という句が本願明細書中には多々見られるが、必ずしも、それらの全てが同一の実施の形態を指すものではない。また、特定の特徴、構造、または、特性は、適切に、1つもしくは複数の実施の形態において組み合わせて用いられることができる。
この冒頭部の記載は、単なる便宜上の記載であり、請求項に記載の発明の範囲または意味を解釈するために使用されない。
図1は、画像化システム1の概略図である。当該システム1は、画像データ集合体生成部2、CADマーク生成部3、および、画像データ集合体中にマークを表示するための装置4、を有する。画像データ集合体生成部2は、たとえば、デジタル・マンモグラムを取得するための装置、コンピュータ断層撮影装置、磁気共鳴画像化装置、トモシンセシス装置、または、その他の医用画像化のための装置である。画像データ集合体生成部2は、画像データ集合体を生成し、そして、当該集合体を、CADマーク生成部3および画像データ集合体中のマークを表示するための装置4へ、転送する。CADマーク生成部3は、画像データ集合体生成部4から受けた画像データ集合体から、知られたCADアルゴリズムを用いて、CADマークを生成する。ここでのCADマーク生成部3およびCADアルゴリズムには、たとえば、R2テクノロジー・インク(R2 Technology Inc.)が作成したイメージ・チェッカー・システム(Image Checker System)、および、アイキャド・インク(iCAD Inc.)が作成したセカンド・ルック・デジタル・システム(Second Look Digital System)がある。
生成されたCADマークは、CADマーク生成部3から、画像データ集合体中にマークを表示するための装置4へ転送される。
画像データ集合体中にマークを表示するための装置4の概要については、図2おいて、詳細に示される。
画像データ集合体中にマークを表示するための装置4は、画像データ集合体生成部2から画像データ集合体を受信するための画像データ集合体受信部5を有する。装置4は、さらに、CADマーク生成部3からCADマークを受信するためのCADマーク受信部6を有する。CADマークは、一の実施の形態においては、ダイコム形式(DICOMフォーマット)、とりわけ、ダイコムCAD構造化レポート(SR)(DICOM CAD Structure Report)として、転送され、受信されることが好ましい。CADマーク、とりわけ、SR、は、CADマーク受信部6から、リスト生成部7へ転送される。リスト生成部7は、CADマークを、変更を加えずに制御部8へ転送することができ、または、リスト生成部7は、所定のソート基準に従ってマークをソートすることにより、マークのリストを生成し、ソートしたCADマークをリスト生成部7から制御部8へ転送することができる。制御部8は、画像データ集合体を、画像データ集合体受信部5から受信し、また、入力部9からは入力を受ける。入力部9は、たとえば、キーボードまたはマウスである。制御部8は、CADマークおよび画像データ集合体を表示するための表示部10にも接続されている。
画像データ集合体中にマークを表示するための装置4は、さらに、グループ化部11を備える。グループ化部11は、CADマークをCADマークのグループにグループ化するため、リスト生成部7からソートされたCADマークを受信する。これらは、制御部8へ転送される。制御部8は、画像データ集合体受信部5、CADマーク受信部6、リスト生成部7、入力部9、表示部10、および、グループ化部11を、以下に説明する画像データ集合体中標識表示方法により、制御する。
画像データ集合体中にマークを表示するための装置は、一の実施の形態においては、好ましくは、別個の構成ユニット5ないし11を備えるコンピュータシステムである。これらのユニットは、コンピュータプログラム、および/または、専用のハードウェアにより実現可能である。本発明にかかる一の実施の形態によれば、画像データ集合体中にマークを表示するための装置は、当該装置が画像データ集合体中に同時的に全てのマークを表示しないことが可能であれば、付加的なあるいはその他のユニットを備えてもよいし、より少ないユニットからなるものでもよい。例えば、別個のユニットからなるリスト生成部7およびグループ化部11の代わりに、リスト生成部7およびグループ化部11を合わせたものと同等の機能的特徴を備えた単一のユニットを用いることも可能である。さらには、画像データ集合体受信部5およびCADマーク受信部6を、1つの受信部に統合することもできる。統合された1つの受信部は、画像データ集合体およびCADマークの両方を受信する。加えて、本発明は、画像データ集合体を表示するための装置4内のデータの経路について、上述したような形態に限定されない。例えば、画像データ集合体およびCADマークは、制御部8を介さずに、表示部10へ直接的に送られてもよい。その場合にも、制御部8は、画像データ集合体を表示するための装置4内におけるデータの転送について制御を行う。
本発明にかかる一の実施の形態による、画像データ集合体中標識表示方法の実行例について、以下、図3のフローチャートを参照し、より詳細に説明する。
ステップ101において、画像データ集合体中にマークを表示するための装置4は、画像データ集合体生成部2から画像データ集合体を受信し、CADマーク生成部3からCADマークを受信する。別の実施の形態においては、画像データ集合体およびそれに対応するCADマークが、既に、画像データ集合体中にマークを表示するための装置4上に存在し、これらのデータの取得および/または決定および/または受信が不要であってもよい。その場合、ステップ101は省略される。
ステップ102において、画像データ集合体およびCADマークは、表示部10へ転送される。表示部10は、画像データ集合体およびCADマークを表示する。ここでの、CADマークを含んだ画像データ集合体の視覚化は、例えば、ユーザが入力部9を用いて視覚化を要求した後で実行されればよい。ユーザがそのような要求を入力すると、制御部8は、当該要求を受け取り、表示部10を制御して、表示部10に画像データおよびCADマークを、とりわけ、その概括フェーズにおいては、CADマーク生成部3が決定した全てのCADマークを表示させる。また、別の実施の形態においては、ステップ102を省略することも可能である。
画像データ集合体およびCADマークの視覚化について、図4に例示する。図4においては、デジタル・マンモグラム20a、...、20d、21a、...、21dが表示される。デジタル・マンモグラム20a、...、20dは、現在のマンモグラムであり、デジタル・マンモグラム21a、...、21dは、過去における胸部検査にかかる以前のマンモグラムである。(胸部についてのCC視野画像およびMLO視野画像である)デジタル・マンモグラム20a、...、20dは、1つの画像データ集合体を構成する。これら画像データ集合体中には、4つのCADマークC1、C2、C3、M1が表示される。
ステップ103において、リスト生成部7は、所定のソート基準に則ってマークをソートし、CADマークのリストを生成する。このソート基準は、本実施の形態においては、疑わしさ、である。この疑わしさは、所見の確実性とも理解される。高い疑わしさを有するマークは、疾病をマークしていること、とりわけ、癌をマークしていること、の高い確からしさを有する。この疑わしさは、SRに含まれる。これは、ステップ101において、CADマーク生成部3から画像データ集合体中にマークを表示するための装置4へ転送されている。よって、ステップ101においては、CADマークおよび別の情報を含んだSRが、転送されている。これらは、対応するDICOM標準規格によって定義される。本実施の形態においては、CADマークの疑わしさの程度は、C1、M1、C2、C3の順で減少する。
ステップ104においては、CADマークは、表示部10に、生成されたリストに従って、時間的に順々に、画像データ集合体中に表示される。例えば、本実施の形態においては、先ず、CADマークC1が表示される。表示部10は、本実施の形態においては、それぞれのCADマークを、第1表示エリアおよび第2表示エリア上に表示する。第1表示エリアにおいては、それぞれのCADマークは、それぞれのCADマークを含んだ画像全体を示すようにして画像データ集合体のそれぞれの画像に表示される。第2表示エリアにおいては、それぞれのCADマークは、拡大表示される。このような表示部10の視覚化の態様については、図5に例示する。
図5は、現在の画像データ集合体の2つの画像20a、20bと、以前の画像データ集合体の画像21a、21bを示している。生成されたリストにおいては、第1CADマークC1が、第1表示エリア22内に、対応する画像20aの実質的な全図が表示されるようにして、示され、さらに、第2表示エリア23内に、CADマークとその周囲の胸部組織とが拡大的に、示される。第1表示エリア22および第2表示23は、表示されるCADマークC1の、ステップ103で生成されたリストにおける位置を示唆する指標24を表示する。
ステップ105においては、ユーザは、現在のCADマークを選択することができる。本実施の形態においては、選択されたCADマークは、廃棄される。CADマークの選択は、入力部9を用いて行うことができる。
図5は、第2表示エリア23における文字「X」および「A」を示す。ユーザがマウスのポインタを用いて文字「X」を押すと、CADマークC1は選択される。つまり、マークC1は、廃棄されることになる。他方、ユーザがマウスのポインタを用いて文字「A」を押すと、CADマークC1は承認され、好ましくは、一の実施の形態においては、次のマークが表示される。画像データ集合体中にマークを表示するための装置4は、選択されなかったCADマークを承認されたマークとするように構成することも可能である。
本発明にかかる別の実施の形態においては、ステップ105は省略可能である。
画像データ集合体中にマークを表示するための装置が、入力部9から、次のCADマークを表示してよいことを示す信号を受け取った場合には、ステップ103で生成されたリスト中に次のCADマークが存在するかどうかが判断される。次のCADマークが存在する場合には、本方法は、次のCADマークについてステップ104を実行する。次のCADマークが存在しない場合には、全ての選択されたCADマークが表示部10において、ステップ107の概括フェーズにおいて表示される。ステップ107もまた省略可能である。
ユーザがマウスのポインタを用いて、図5の第2表示エリア23中の文字「A」を押した場合、次のCADマークを、例えば、表示部10に表示することができる。
ステップ103ないし106は、レビュー・フェーズを規定する。当該レビュー・フェーズにおいては、画像データ集合体中において、全てのマークが同時的には表示されず、ユーザの注意は、それぞれのCADマークへ注がれ、もって、重要なCADマークが看過される可能性が低減される。
画像データ集合体中にマークを表示する本方法においては、ユーザは、画像データ集合体中に表示可能な追加的マークを追加することが可能である。
画像データ集合体中にマークを表示する本方法では、本方法を実施中にユーザが、装置4に対し、既にレビューをし、廃棄されることになっていない、全てのマークを、今、表示部10に表示することを示す信号を入力することが可能となるように、変更することができる。画像データ集合体中にマークを表示する本方法は、さらには、全てのマークを表示した後において、マークのレビューを続行するべきである旨を示唆する別の信号が、入力部9によって、装置4に入力された場合には、当該方法を続行するように、変更することができる。
本発明にかかる画像データ集合体中にマークを表示する方法の別の実施の形態について、以下、図6のフローチャートを参照して、説明する。
ステップ201および202は、ステップ101および102と同等である。
ステップ203においては、レビュー・フェーズにおいて、所定の表示基準を満足するようなCADマークのみが同時的に表示される。この表示基準は、例えば、微小石灰化基準、腫瘤基準(質量基準)、または、作用点基準である。表示基準は、上記の基準の結合(組み合わせ)であってもよい。例えば、ユーザが、いずれの基準またはそれら基準の組み合わせを表示基準とするかを構成することが可能である。
ステップ204は、ステップ105に対応し、また、省略可能である。また、ステップ107との関連において既に詳述したように、ステップ205においては、選択されていない、つまり、本実施の形態にあっては廃棄されていない、全てのマークを、画像データ集合体中に表示可能である。
本発明にかかる画像データ集合体中にマークを表示する方法の別の実施の形態について、図7のフローチャートを参照し、以下、説明する。
ステップ301および302は、ステップ101および102に対応する。ステップ303においては、CADマークは、ステップ203との関連において既に説明したように、制限される。以下、ステップ304ないし308は、ステップ303において表示基準を満足したCADマークについてのみ実行される。表示基準を満足するCADマークに制限することを除き、ステップ304ないし308は、上述のステップ103ないし107と対応する。ステップ306は、省略可能である。
以下、画像データ集合体中にマークを表示する方法の別の実施の形態について、図8を参照して説明する。
ステップ401および402は、ステップ101および102に対応する。ステップ403における制限は、ステップ203における制限に対応する。制限ステップ403は、本実施の形態においては、省略可能である。リスト生成ステップ404は、ステップ103と対応する。ステップ405においては、グループ化部11が、CADマークをグループに括る。ここでは、各グループは、ステップ404において生成されるリストにおいて連続するCADマークを含む。上述の例においては、4つのCADマークC1、C2、C3、M1が画像データ集合体中に存在しており、第1グループにマークC1、M1が含まれ、第2グループにマークC2、C3が含まれる。ステップ406ないし408は、ステップ104ないし106に対応する。但、ステップ406においては、違いが存在し、当該違いとは、グループの全てのマークが同時的に表示される点であり、ステップ408においては、次のグループが存在するかどうかがチェックされる。ステップ409は、ステップ107に対応する。
上述のステップの順番は、厳密ではない。例えば、レビューステップ102、202、303、制限ステップ203、303、および、リスト生成ステップ103、304は、図3、6、および、7において、各フローチャート内に存在する限りにおいて、混在されてよい。
画像データ集合体が、複数の画像を含み、かつ、あるマークが、第1画像である当該複数画像の1つにおいて表示される場合には、一の実施の形態においては、好ましくは、画像データ集合体中の少なくとも1つの標的画像であるその他の画像の少なくとも1つにおいては、コリドーが表示される。これには、ロケーションが含まれる。ロケーションは、開始画像中の配置(ロケーション)と対応しており、それぞれのマークによってマーキングされる。
表示基準が、作用点基準であるような場合には、一の実施の形態においては、所与の作用点に関連するCADマークのみが表示されることが好ましい。作用点は、画像データ集合体中にマークを表示するための装置へ、例えば、スライド・スケール(sliding scale)を備えたグラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて入力することが可能である。また、一の実施の形態においては、スライド・スケールを用いて3つの作用点の1つを選択可能であることが好ましい。
ソート基準および/または表示基準は、値であってもよい。この値は、構造上のノイズであるか、または、当該ノイズに依存するものである。構造上のノイズは、疾病をマークしている確からしさ、とりわけ、癌をマークしている確からしさ、と関連性を有する。構造上のノイズは、外見上ランダムなパターンとして形成され得るものであり、胸部の様々な組織(管(ducts)、小葉(lobules)、および、結合組織(connected tissue))によって形成される。画像解析に関する学問領域においては、ノイズに関する様々な測度(エントロピー、フーリエ・パワー・スペクトル、フラクタル次元、等)が存在する。縁部のエンハンスメント(edge enhancement)といった画像処理と線形構造のエンハンスメントとを組み合わせることで、数学的概念を用いてマンモグラム内の構造上のノイズを定量化することが可能である。
上述したような本発明にかかる幾つかの実施の形態は、CADマークを利用するものであるが、これらの実施の形態は、特定のCADマーク生成部に限定されない。これらの実施の形態は、CADマーク生成部において使用されるCADマークアルゴリズムからは独立して実施可能である。これらの実施の形態は、CADマークを要求するのだが、それらCADマークがどのようにして導出されたかは、重要な事柄でない。
本発明にかかる1つまたは複数の実施の形態については、図面および上記説明において詳細に図示および説明がなされている。しかし、これらの図示および説明は、例示的なものであって、制限的なものではない。本発明は、開示の実施の形態に限定されない。
開示の実施の形態に対する別の変形例は、請求項に記載の発明を実施する当業者にとっては、本願の図面、開示、特許請求の範囲を読めば、理解し実施することが可能である。
請求項においては、「有する」なる語は、その他の要素もしくはステップを排除するものではない。また、不定冠詞「ある」は、複数を排除するものではない。
コンピュータプログラムは、ハードウェアと共に用いられる光記憶媒体や固体媒体または別のハードウェアと共に用いられるそれら適当な媒体に格納し/配布されることができる。さらには、インターネットまたは有線もしくは無線通信システムを介して別の形式で配布されてもよい。
請求項中の参照数字は、範囲を限定するものではない。
従属請求項の特徴は、対応する独立請求項に追加したり組み合わせたりすることが可能である。
米国出願第11/465,078号、代理人ドケット番号650069.401、タイトル「メソッド・アパレイタス・アンド・コンピュータ・プログラム・フォー・プレゼンティング・ケーシズ・コンプライジング・イメージズ」、出願日2006年8月16日、発明者ドクター・カール・J・G・エベルツ、および、ドクター・アンケ・ベディカー、ならびに、米国特許出願第11/465,074号、代理人ドケット番号650069.402、タイトル「プレゼンテーション・メソッド・プレゼンテーション・デバイス・アンド・コンピュータ・プログラム・フォー・プレゼンティング・アン・イメージ・オブ・アン・オブジェクト」、出願日2006年8月16日、発明者ドクター・カール・J・G・エベルツ、および、ドクター・アンケ・ベディカー、の両出願は、追加的な開示を構成し、それらの内容は、参照により本願に含まれる。
本願明細書において参照され、かつ/または、出願データシートに記載される、米国特許、米国公開特許公報、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、および、非特許の出版物は、全て、参照され、それらの内容は、本願に含まれる。
1 ・・・ 画像化システム
2 ・・・ 画像データ集合体生成部
3 ・・・ CADマーク生成部
4 ・・・ 画像データ集合体中にマークを表示するための装置
5 ・・・ 画像データ集合体受信部
6 ・・・ CADマーク受信部
7 ・・・ リスト生成部
8 ・・・ 制御部
9 ・・・ 入力部
10 ・・・ 表示部
11 ・・・ グループ化部

Claims (14)

  1. 画像データの集合体中にマークを表示する方法であって、
    マークを有する画像データ集合体が供され、
    レビュー表示モードにおいては、前記画像データ集合体中の全てのマークを同時的には表示することがなく、
    所定のソート基準に従って前記マークをソートすることにより前記マークのリストを生成するステップと、
    前記マークを、前記生成されたリストにおいて連続するマークを含んだグループにグループ化するステップと、
    前記レビュー表示モードにおいては、前記画像データ集合体中に、前記グループのうちの1つに含まれるマークを同時的に表示することにより、複数の前記グループを、時間的に順々に表示するステップと、を有し、
    前記画像データ集合体は、医用画像の集合体であり、
    前記マークは、CADマークであり、
    前記ソート基準は、疾病をマークしている確からしさ、疑わしさである、方法。
  2. 表示中のマークについて、前記リストにおける当該マークの位置および/または表示すべきマークの総数における当該マークの位置を示唆する指標を表示する、請求項1に記載の方法。
  3. 所定の切替基準が満足された後で、次のグループを表示する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記レビュー表示モードにおいては、少なくとも1つの所与の表示基準を満足するマークのみを、同時的に表示する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの所与の表示基準は、微小石灰化基準、腫瘤基準、および、作用点基準の少なくともいずれか1つである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記画像データ集合体が、複数の画像を含む場合であり、かつ、当該複数の画像の1つである第1画像においてマークが表示される場合には、
    前記画像データ集合体の少なくとも1つの別の画像において、環形状もしくは部分環形状のコリドーを表示し、
    前記コリドーは、前記マークがマークしている前記第1画像の第1ロケーションに対応するロケーションを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  7. 前記画像データ集合体は、第1種マークおよび少なくとも1つの第2種マークを有し、
    前記レビュー表示モードにおいては、前記第1種マークの全てが同時的には表示されず、
    前記レビュー表示モードにおいては、前記少なくとも1つの第2種マークの全てが同時的に表示される、請求項1に記載の方法。
  8. さらに、前記レビュー表示モードで前記グループを表示するステップの前および/または後に、概括表示モードで前記マークを表示するステップを有し、
    前記概括表示モードにおいては、全てのマークが同時的に表示される、請求項1から7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 画像データ集合体中にマークを表示するための装置であって、
    表示部を有し、
    レビュー表示モードにおいては、前記表示部上に、画像データ集合体中の全てのマークを同時的には表示することがなく、
    所定のソート基準に従って前記マークをソートすることによって前記マークのリストを生成するリスト生成部と、
    前記マークを、前記生成されたリストにおいて連続するマークを含むグループにグループ化するグループ化部と、を有し、
    前記表示部は、前記レビュー表示モードにおいては、前記画像データ集合体中に、複数の前記グループを、時間的に順々に表示し、
    記グループのうちの1つに含まれるマークは同時的に表示され、
    前記画像データ集合体は、医用画像の集合体であり、
    前記マークは、CADマークであり、
    前記ソート基準は、疾病をマークしている確からしさ、疑わしさである、装置。
  10. 少なくとも1つの所与の表示基準を満足するマークのみを表示する、請求項9に記載の装置。
  11. 前記レビュー表示モードで前記グループを表示する前および/または後に、概括表示モードで全てのマークを同時的に表示する、請求項9または10に記載の装置。
  12. 画像化システムであって、
    画像データの集合体を生成する画像データ集合体生成部と、
    前記生成された画像データ集合体に応じてマークを生成するマーク生成部と、
    画像データ集合体中にマークを、請求項9に規定するようにして、表示する装置と、を有する画像化システム。
  13. 画像データ集合体中にマークを表示するためのコンピュータプログラムであって、
    請求項9に記載の装置を制御するコンピュータ上で前記コンピュータプログラムが実行されることによって、当該コンピュータに、請求項1に記載の方法を実行させる、プログラム命令手段を有する、コンピュータプログラム。
  14. 画像データ集合体中にマークを表示するためのコンピュータプログラムであって、
    請求項11に記載の装置を制御するコンピュータ上で前記コンピュータプログラムが実行されることによって、当該コンピュータに、請求項8に記載の方法を実行させる、プログラム命令手段を有する、コンピュータプログラム。
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