JP5014294B2 - 多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法 - Google Patents

多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は燃料バーナ装置、特に多種燃料を同時に同軸上で燃焼可能な燃焼バーナ装置の運転方法に関する。
従来の典型的な多種燃料用のバーナ装置の一例を図4の縦断側面図に示す。
火炉のバーナスロート1に上記多種燃料バーナ装置が配置され、該バーナ装置の中心部には先端に末広がり状の保炎器2aを有する円筒状のスリーブ2を備え、該スリーブ2の中心軸Cには先端にバーナチップ31を有する油噴霧器3を配置し、円筒状スリーブ2の外周部には一次空気流路4が設けられている。
また一次空気流路4の外周部に燃焼用二次空気流路5が設けられ、一次空気流路4には火炉側壁の外側に配置される風箱7から燃焼用空気が供給され、一次空気流路4にスライド式に開閉自在に設けられたダンパ8の開閉度合を調整して空気流12が供給され、二次空気流路5にはエアレジスタ10を設けて旋回する空気流9が供給される。
円筒状スリーブ2の先端の保炎器2aは、一次空気流路4からの一次空気が火炉内に吹き出す際の抵抗体となり、保炎器2aの出口の火炉内部に空気の循環流を形成させ、該循環流に円筒状スリーブ2内の油噴霧器3先端のバーナチップ31から噴出する液体燃料と燃焼用一次空気が適正に混合されることで燃料が確実に着火して燃焼を継続させる効果がある。
図4にはバーナ中心部に配置した油噴霧器3に一種類の液体燃料(例えば重油、軽油、灯油、副生油、残渣油など)を供給し、火炉内でこの一種類の燃料を燃焼させる方式の燃焼用バーナ装置の断面図を示すが、このようなバーナ装置においては、円筒状スリーブ2の外周の一次空気流路4内には円筒状スリーブ2の中心軸部の油噴霧器3で使用される液体燃料と同種又は異種の液体燃料用の油噴霧器又はガス燃料用のガスノズルを配置した構成が知られている。図4にはガスノズル15を一次空気流路4内に配置した例を示す。
なお、上記副生油とは、化学工場等で二次的に生成される発熱量を有する油のことであり、市販できないため、製造工場内のボイラ用燃料として、C重油等の一般燃料と併用されるケースが多い液体燃料である。
また、油噴霧器3は風箱7の外側からエアシリンダ27によりバーナ中心軸方向にスライド(以下火炉の外側に遠ざかるスライドを「後退する」、火炉内側に向けてスライドする場合を「前進する」ということがある。)自在に構成されている。油噴霧器3は燃焼時にはエアシリンダ27で前進させて炉内側の位置でバーナチップ31より燃料を投入して燃焼を継続させる。また、消火時は焼損防止及び残油燃料の固化防止を目的として、油噴霧器3を後退させてウインドボックス側の所定位置に移動する。
特開2007−24347号公報
図4において、バーナ中心軸部の円筒状スリーブ2内の油噴霧器3では単一の液体燃料を燃焼させるだけである。異種の大容量液体燃料を同一ボイラで燃焼するニーズは多くあるが、単一のバーナで同時に燃焼させる技術は従来無く、従来技術では、別バーナで個別に燃焼させる方法を採用していた。また、単一のバーナで大容量の異種液体燃料を燃焼させる場合は、2種類の液体燃料系統を設置し、バーナ口でいずれか1種類の燃料を選択可能な構成として、燃焼させる方法を採用していた。しかしこれらの従来技術では構成が複雑となると共に高コストとなるため、異種の大容量液体燃料を単一の一バーナで各々専焼または混焼できるようにしたバーナ装置が望まれていた。
また、上記従来の多種燃料バーナ装置の一次空気流路4内にガス燃料用のガスノズル15を配置した場合には、円筒状スリーブ2内の油噴霧器3から火炉内に噴出する火炎は、ガスノズル15に当たる可能性があり、該ガスノズル15にガス燃料が連続的に供給されていると自己冷却効果により支障がないが、ガスノズル15にガス燃料が供給されていないとガスノズル15が焼損するポテンシャルを有することになる。従来技術の構成でガスノズル15の焼損ポテンシャルを低減する手段としては、バーナチップ31から噴出する液体燃料の噴射角度を狭くし、液体燃料火炎がガスノズル15と非接触とする方法があるが、保炎性能を悪化させる等、燃焼性能に悪影響を与える可能性を有していた。
そこで、本発明の課題は、2種類の液体燃料を保炎器内部のバーナ中心軸部で同時に燃焼させることができ、また燃焼用空気流路に配置する燃料ノズルの焼損を防ぐことができる多種液体燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法を提供することである。
本発明者は、前記従来の課題を解決するために次の解決手段を採用した。
請求項記載の発明は、バーナ中心軸(C)回りに設けられる先端に末広がり状の保炎器(2a)を有し、バーナ中心軸(C)に沿って円筒状のスリーブ(2)と、該スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有し、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能であって、それぞれ異種の液体燃料を同時に並行燃焼可能な、又はそれぞれ異種の液体燃料を単独で燃焼可能な、2つの油噴霧器(3a,3b)と、前記スリーブ(2)の外周部に少なくとも1つ設けた燃焼用空気流路(4,5,・・・)と、該燃焼用空気流路(4,5,・・・)内に、バーナ中心軸(C)を中心に対称的な位置に、油噴霧器(3a,3b)に流す2種類の液体燃料のいずれかの液体燃料と同一液体燃料又は前記2種類の液体燃料とは異なる液体燃料又はガス燃料供給して燃焼させる、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能な少なくとも2つ以上の燃料ノズル(15a,15b,・・・)とを火炉の壁面のスロート(1)に設けた多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法であって、
スリーブ(2)内の2つの油噴霧器(3a,3b)の内の一方で液体燃料を燃焼させている状態から前記2つの油噴霧器(3a,3b)の内の他方も同時に液体燃料を並行燃焼させる場合には、前記他方の油噴霧器(3a又は3b)新たに液体燃料を燃焼させる前に当該他方の油噴霧器(3a又は3b)をパージ媒体によりパージしている間は、燃料が燃焼中の一方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃料の燃焼状態を維持させることを特徴とする多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法である。
請求項記載の発明は、バーナ中心軸(C)回りに設けられる先端に末広がり状の保炎器(2a)を有し、バーナ中心軸(C)に沿って設けた円筒状のスリーブ(2)と、該スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有し、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能であって、それぞれ異種の液体燃料を同時に並行燃焼可能な、又はそれぞれ異種の液体燃料を単独で燃焼可能な、2つの油噴霧器(3a,3b)と、前記スリーブ(2)の外周部に少なくとも1つ設けた燃焼用空気流路(4,5,・・・)と、該燃焼用空気流路(4,5,・・・)内に、バーナ中心軸(C)を中心に対称的な位置に、油噴霧器(3a,3b)に流す2種類の液体燃料のいずれかの液体燃料と同一液体燃料又は前記2種類の液体燃料とは異なる液体燃料又はガス燃料供給して燃焼させる、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能な少なくとも2つ以上の燃料ノズル(15a,15b)とを火炉の壁面のスロート(1)に設けた多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法であって、
スリーブ(2)内の2つの油噴霧器(3a,3b)を同時に並行燃焼させている状態から一方の油噴霧器(3a又は3b)での燃料燃焼を消火する場合に、消火する一方の油噴霧器(3a又は3b)をパージ媒体によりパージしている間は燃料が燃焼中の他方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃料の燃焼状態を維持させることを特徴とする多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法である。
請求項1記載の発明によれば、円筒状スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有する2つの油噴霧器(3a,3b)を配置して両方の油噴霧器(3a,3b)により、単一のバーナで大容量の異種液体燃料を各々干渉すること無く、同時に並行燃焼可能とすること又はそれぞれの液体燃料を単独で燃焼可能にすることができる。単一のバーナで大容量の異種液体燃料を同時に並行燃焼可能とすること又はそれぞれの液体燃料を単独で燃焼可能にすることにより、システム構成を大幅に簡略化すると共に、バーナ本数を削減できる。
また、燃焼用空気流路(4,5,・・・)内の燃料ノズル(15a,15b)は、非燃焼時は該燃料ノズル(15a,15b)を後退可能な構成としているため、2つの油噴霧器(3a,3b)での油燃料の燃焼炎によって燃料ノズル(15a,15b)が焼損するおそれがない。
さらに2つの油噴霧器(3a,3b)で使用する燃料とは別種の小容量から中容量の燃料を燃料ノズル(15a,15b)で燃焼させることができ、バーナ装置の利用価値が従来より向上する。
さらに、バーナ装置の2つの油噴霧器(3a,3b)の内の一方で液体燃料を燃焼させている状態から、前記2つの油噴霧器(3a,3b)の内の他方も同時に並行燃焼させる場合には、前記他方の油噴霧器(3a又は3b)を新たに燃焼させる前に、当該油噴霧器(3a又は3b)をパージ蒸気によりパージしている間は、燃焼中の一方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃焼状態を維持させることでバーナによる燃焼を安定した状態で継続させながらその燃料の種類を変更、追加することができるのでバーナ装置の利用性が従来より増す。
請求項記載の発明によれば、円筒状スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有する2つの油噴霧器(3a,3b)を配置して両方の油噴霧器(3a,3b)により、単一のバーナで大容量の異種液体燃料を各々干渉すること無く、同時に並行燃焼可能とすること又はそれぞれの液体燃料を単独で燃焼可能にすることができる。単一のバーナで大容量の異種液体燃料を同時に並行燃焼可能とすること又はそれぞれの液体燃料を単独で燃焼可能にすることにより、システム構成を大幅に簡略化すると共に、バーナ本数を削減できる。
また、燃焼用空気流路(4,5,・・・)内の燃料ノズル(15a,15b)は、非燃焼時は該燃料ノズル(15a,15b)を後退可能な構成としているため、2つの油噴霧器(3a,3b)での油燃料の燃焼炎によって燃料ノズル(15a,15b)が焼損するおそれがない。
さらに2つの油噴霧器(3a,3b)で使用する燃料とは別種の小容量から中容量の燃料を燃料ノズル(15a,15b)で燃焼させることができ、バーナ装置の利用価値が従来より向上する。
また、バーナ装置のスリーブ(2)内の2つの油噴霧器(3a,3b)を同時に並行燃焼させている状態から一方の油噴霧器(3a又は3b)を消火する場合に、消火する油噴霧器(3a又は3b)をパージ蒸気によりパージしている間は、燃焼中の一方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃焼状態を安定した状態で維持させることで、バーナによる燃焼を継続させながら、消火後に油噴霧器(3b又は3a)で使用する新たな燃料の種類を変更、追加することができるのでバーナ装置の利用性が従来より増す。
本発明に係わる多種液体燃料の同軸燃焼バーナ装置について図面と共に説明する。
図1(a)は本実施例の燃焼バーナ装置(単にバーナということがある。)の一部断面を示す平面図であり、図1(b)は火炉側から見た燃焼バーナ装置の正面図である。火炉の壁面のスロート1に設けられたバーナは、中心軸Cの回りに先端に末広がり状の保炎器2aを有する円筒状のスリーブ2を備え、該スリーブ2の中心軸部には先端にバーナチップ31a,31bをそれぞれ有し、互いに異なる種類の液体燃料を各々専焼または同時に混焼可能な第1油噴霧器3aと第2油噴霧器3bを配置し、スリーブ2の外周部には燃焼用一次空気流路4を設けている。また、図1に示す例では一次空気流路4の外周部に燃焼用二次空気流路5が設けられている。
一次空気流路4と二次空気流路5は火炉側壁の外側に配置される風箱7から燃焼用空気が供給され、一次空気流路4にスライド式に開閉自在に設けられたダンパ8により一次空気流路4の開口部4aの開閉度合を調整して一次空気流12が供給され、二次空気流路5にはエアレジスタ10を設けて旋回する空気流9が供給される。なおダンパ8は図示しない開閉機構によりバーナ中心軸Cに沿った方向に摺動する。
円筒状のスリーブ2の先端に設けられる末広がり状の保炎器2aは、前述のように、一次空気流路4からの一次空気が火炉内に吹き出す際の抵抗板となり、スリーブ2の保炎器2a出口側の火炉内に空気の循環流(図示せず)を形成させ、該循環流にスリーブ2の内部の油噴霧器3a,3bから火炉内に噴出する液体燃料と一次空気流路4からの燃焼用一次空気が適正に混合されることで液体燃料が確実に着火して燃焼を継続させる効果がある。
一次空気流路4の内部には先端にバーナチップ32a,32bを有する第3の燃料ノズル15a,15bを円周方向に2本配置している。前記第3の燃料ノズル15a,15bには、前記円筒状スリーブ2内に設けた2本の油噴霧器3a,3bに流す2種類の液体燃料のいずれかの液体燃料と同一の液体燃料又は前記2種類の液体燃料とは異なる液体燃料又はガス燃料を供給して燃焼させることができる。
前記第3の燃料ノズル15a,15bはバーナ中心軸Cを中心として180度対称的な位置に2本配置してもよいし、それ以上、例えば円周方向に均等な間隔で4本〜6本配置してもよい。
また、電気着火式点火トーチ18を火炉壁面のバーナスロート1の炉内付近に先端部が臨むように配置しており、保炎器2aの後流側の火炉内に形成される空気と燃料の混合循環流に対して着火を行う。
さらに、円筒状スリーブ2は風箱7の開口部にガイドスリーブ11を介して挿入され、風箱7の外側から2本のシリンダ13a,13bによりそれぞれ対応する油噴霧器3a,3bが円筒状スリーブ2に支持されながらバーナ中心軸Cに沿ってスライド(進退)自在となっている。従って2本の油噴霧器3a,3bの内のいずれかを後退させないで、当該後退させてない油噴霧器3a又は3bを用いて、目的の液体燃料を円筒状スリーブ2の後流側で燃焼させることができる。
また、一次空気流路4内に配置された2本の第3の燃料噴霧器15a,15bも風箱7の外側からシリンダ19a,19bによりそれぞれバーナ中心軸Cに沿ってスライド自在に構成されている。
なお、図1の構成では第3の燃料ノズル15a,15bが2本と使用本数が少なく、スライドが容易であることから、焼損を回避する目的で、燃料ノズル15a,15bをスライド可能な構成を採用している。
油噴霧器3a,3bのいずれか一方の油噴霧器3a又は3bを選択して燃焼位置に前進させ、保炎器2aの後流域に安定した火炎を形成させることができる。一方、非燃焼の油噴霧器3a又は3bは待機位置に後退させることにより、火炉からの輻射熱等による異常過熱による焼損及び残燃料の固化を防止することが可能である。
円筒状スリーブ2内の2本の油噴霧器3a,3b及び一次空気流路4内の第3の燃料ノズル15a,15bのバーナ中心軸Cに沿った方向へのスライドは火炉外部からそれぞれ手動操作により行われる構成又は各油噴霧器3a,3b及び第3の燃料ノズル15a,15bはスライド用エアシリンダ13a,13b及び19a,19bに供給する圧縮空気の切り換えを遠隔操作により行われる構成とすることができる。
図1(b)に示すように、前記スリーブ2内に設けた2本の油噴霧器3a,3bがバーナ中心軸Cを中心として180度対称的な位置に配置される。そして各油噴霧器3a,3bの先端に設けたバーナチップ31a,31bは、図1(b)に示すように、その液体噴出角度がバーナチップ31a,31bの中心から約70〜90度になるように設定して、各バーナチップ31a,31bの噴霧中心から互いに反対方向に対称的に液体燃料が吹き出す構成とし、隣接する2本のバーナチップ31a,31bからは互いに90度ずれた方向に液体燃料が噴出するようにバーナチップ31a,31bを設ける。
なお、バーナチップ31a,31bは蒸気などの噴霧媒体で液体燃料を噴霧状に細粒化して液体燃料の燃焼促進効果を高めるものである。
上記した構成からなるスリーブ2内で隣接した2本の油噴霧器3a,3bの各バーナチップ31a,31bから噴出する液体燃料はバーナチップ31a,31bからは互いに90度ずれた方向に液体燃料が噴出するので互いに干渉する度合いが小さいため、それぞれが異種の燃料であっても各燃料を専焼状態(最大入熱)で同時に燃焼させることができる。
なお、上記した異種燃料とは、例えば粘度、発熱量、組成成分などの性状の異なる液体燃料(例えば、重油、軽油、灯油、副生油、残渣油など)である。
本実施例のバーナを用いるとスリーブ2内で燃焼性の良い燃料と燃焼性の悪い燃料を共に燃焼させることができる利点がある。
図4に示すバーナ装置において、スリーブ2内に、仮に隣接して2本の油噴霧器3,3を2本配置した場合には、近接した2本の油噴霧器3,3から360度の範囲に噴射した燃料微粒子が互いに干渉し、粗粒化することで燃焼性が悪くなることが想定されるため、特に異種の液体燃料を本構成で同時に火炉内に噴出させて燃焼させた事例はなかったが、本実施例により、それが可能となった。
一次空気流路4内に設けた第3の燃料噴霧器15a,15bに前記円筒状スリーブ2内に設けた2本の油噴霧器3a,3bに供給する液体燃料とは別種の液体燃料を供給することで、合計3種類の液体燃料を同時に燃焼させることができる。第3の燃料噴霧器15a,15bは液状または気体状のガス燃料の燃焼用としても良い。
スリーブ2内の異種燃料を同時に燃焼可能な2本の油噴霧器3a,3bの内、一方の油噴霧器3a又は3bのみを使用して、異種燃料の内一方の燃料を燃焼させている状態で、他方の油噴霧器3b又は3aも使用して異種燃料の内、他方の燃料を燃焼させる並列燃焼に移行する場合には、並列燃焼に移行する前に新たに燃焼させる油噴霧器3a又は3bには残油燃料をクリーニングするためにパージ用蒸気を流してパージするが、このパージが燃焼中の一方の油噴霧器3a又は3bでの燃料の燃焼に対して悪影響を与えないようにするために、点火トーチ18で燃焼中の油噴霧器3a又は3bので燃焼をサポートさせて、燃焼が中断されないようにする。
スリーブ2内の2本の油噴霧器3a,3bで異種燃料を同時に燃焼させている場合に、一方の油噴霧器3a又は3bでの燃料の燃焼を中止させる(消火させる)場合には、消火する方の油噴霧器3a又は3bを消火後、図2に示すように後退させて配管内の残油を炉内に投入すると共に配管をクリーニングするために蒸気でパージするが、このパージが燃焼中の油噴霧器3a又は3bでの燃料の燃焼に対して悪影響を与えないようにするために、点火トーチ18で燃焼中の油噴霧器3a又は3bでの燃料の燃焼をサポートさせて、燃焼を中断させないようにする。
一次空気流路4内に配置された先端にバーナチップ32a,32bを備えた第3の燃料噴霧器15a,15bは図1(b)に示すようにバーナ中心軸Cを中心として180度対称的な位置に2本配置してもよいし、それ以上、例えば円周方向に均等間隔で4本〜6本配置してもよい。
第3の燃料ノズル15a,15bは、図1(b)に示すように、安定燃焼及び炉内へ投入する入熱の均一化の観点から、一次空気流路4の円周方向に均等な間隔で180度の対象位置に2本配置する構成を採用することが望ましい。
2本だけの第3の燃料ノズル15a,15bを設ける場合は、バーナ中心軸に沿ったスライド機構が比較的簡易な構造を採用し得るので、第3の燃料ノズル15a,15bの油圧シリンダ19a,19bなどのスライド機構をそれぞれ独立して採用する。図2には図1のバーナ装置の第3の燃料噴霧器15a,15bと油噴霧器3bをバーナ中心軸Cに沿って後退させた場合を示す。
第3の燃料噴霧器15a,15bを多数設ける場合は、2本設置の場合と同様に安定燃焼及び炉内へ投入する入熱の均一化の観点から、一次空気流路4の円周方向に均等な間隔に配置する構成を採用することが望ましい。
図3に2本以上の油噴霧器3a,3bをバーナ中心軸Cに沿ってスライド自在とした燃焼バーナ装置への各燃料、燃焼用空気の供給制御のための構成図を示す。
スリーブ2内の2本以上の油噴霧器3a,3bにはそれぞれ別の種類の液体燃料a,bが供給されるが各液体燃料a,bの各燃料供給配管20a,20bは、燃料供給量を計測する流量計21a,21b、該配管20a,20b内の燃料流量を調節する流量調節弁22a,22b、緊急時に燃料を火炉内に投入するのを防止するための遮断弁23a,23bがそれぞれ設けられている。またバーナの油噴霧器3a,3b近くの各燃料供給配管20a,20bには、該配管20a,20bの内部に残留する燃料を火炉内に急速に排出するパージ蒸気の供給配管24と該供給配管24に各燃料供給配管20a,20bへのパージ蒸気の供給量を調節するためのパージ弁25a,25bをそれぞれ設けている。該パージ蒸気供給配管24にはパージ蒸気供給源から供給されるパージ蒸気を随時供給できる構成になっている。また、前記流量計21a,21bで検出される各燃料供給量に基づきボイラマスタにより流量調節弁22a,22bがコントロールされ、バーナ運転指令により、四方電磁弁26a,26b,29a,29b、遮断弁23a,23b及びパージ弁25a,25bがコントロールされる。
さらに、2つの油噴霧器3a,3bをバーナ中心軸Cに沿った方向にスライドをさせる各空気シリンダ13a,13bの伸縮駆動に圧縮空気が用いられ、該圧縮空気は四方電磁弁26a,26bを介して各シリンダ13a,13bの伸縮制御に用いられる。
また、液体燃料又はガス燃料からなる燃料cが供給される第3の燃料ノズル15a,15bをバーナ中心軸Cに沿った方向にスライドをさせるエアシリンダ19a,19bの伸縮駆動に圧縮空気が用いられ、該圧縮空気はそれぞれ四方電磁弁29a,29bを介してシリンダ19a,19bの伸縮制御に用いられる。
本発明は異種の燃料を同一保炎器内で同時に大容量で燃焼させることができるので、バーナ台数が少なくなり、コスト面、メンテナンス面及びボイラの安定運用と省力化に効果がある。また、市販されないような品質の各種燃料であっても、他の燃料と共に主燃料として利用できるので、産業上の利用可能性が高い。
本発明の一実施例の燃焼バーナ装置の一部断面を示す平面図(図1(a))と、図1(a)のバーナ装置を火炉側から見た正面図(図1(b))である。 図1の燃焼バーナ装置一方の油噴霧器を火炉側から後退させた場合の一部断面を示す平面図である。 2本以上の油噴霧器をバーナ中心軸に沿ってスライド自在とした燃焼バーナ装置への各燃料、燃焼用空気の供給制御のための構成図である。 従来の典型的な多種燃料バーナ装置の一例を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 バーナスロート 2 スリーブ
2a 保炎器 3 油噴霧器
4 一次空気流路 5 二次空気流路
7 風箱 8 ダンパ
9 空気流 10 エアレジスタ
11 ガイドスリーブ 12 燃焼用空気
13 エアシリンダ
15 燃料噴霧器(ガスノズル)
15a,15b 第3の燃料ノズル
18 電気着火式点火トーチ
19a,19b 第3の燃料噴霧器用(エア)シリンダ
20a,20b 液体燃料供給配管
21a,21b 流量計
22a,22b 流量調節弁
23a,23b 遮断弁
24 パージガス供給配管
25a,25b パージ弁
26a,26b,29a,29b 四方電磁弁
27 エアシリンダ
31,31a,31b 油噴霧器のバーナチップ
32a,32b 第3の燃料噴霧器のバーナチップ

Claims (2)

  1. バーナ中心軸(C)回りに設けられる先端に末広がり状の保炎器(2a)を有し、バーナ中心軸(C)に沿って円筒状のスリーブ(2)と、
    該スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有し、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能であって、それぞれ異種の液体燃料を同時に並行燃焼可能な、又はそれぞれ異種の液体燃料を単独で燃焼可能な、2つの油噴霧器(3a,3b)と、
    前記スリーブ(2)の外周部に少なくとも1つ設けた燃焼用空気流路(4,5,・・・)と、
    該燃焼用空気流路(4,5,・・・)内に、バーナ中心軸(C)を中心に対称的な位置に、油噴霧器(3a,3b)に流す2種類の液体燃料のいずれかの液体燃料と同一液体燃料又は前記2種類の液体燃料とは異なる液体燃料又はガス燃料供給して燃焼させる、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能な少なくとも2つ以上の燃料ノズル(15a,15b,・・・)と
    を火炉の壁面のスロート(1)に設けた多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法であって、
    スリーブ(2)内の2つの油噴霧器(3a,3b)の内の一方で液体燃料を燃焼させている状態から前記2つの油噴霧器(3a,3b)の内の他方も同時に液体燃料を並行燃焼させる場合には、前記他方の油噴霧器(3a又は3b)新たに液体燃料を燃焼させる前に当該他方の油噴霧器(3a又は3b)をパージ媒体によりパージしている間は、燃料が燃焼中の一方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃料の燃焼状態を維持させることを特徴とする多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法。
  2. バーナ中心軸(C)回りに設けられる先端に末広がり状の保炎器(2a)を有し、バーナ中心軸(C)に沿って設けた円筒状のスリーブ(2)と、
    該スリーブ(2)内に設けられ、バーナ中心軸(C)を中心として対称的な位置に液体燃料の噴出方向が互いに90度異なるバーナチップ(31a,31b)をそれぞれ先端に有し、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能であって、それぞれ異種の液体燃料を同時に並行燃焼可能な、又はそれぞれ異種の液体燃料を単独で燃焼可能な、2つの油噴霧器(3a,3b)と、
    前記スリーブ(2)の外周部に少なくとも1つ設けた燃焼用空気流路(4,5,・・・)と、
    該燃焼用空気流路(4,5,・・・)内に、バーナ中心軸(C)を中心に対称的な位置に、油噴霧器(3a,3b)に流す2種類の液体燃料のいずれかの液体燃料と同一液体燃料又は前記2種類の液体燃料とは異なる液体燃料又はガス燃料供給して燃焼させる、バーナ中心軸(C)に沿ってスライド可能な少なくとも2つ以上の燃料ノズル(15a,15b)と
    を火炉の壁面のスロート(1)に設けた多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法であって、
    スリーブ(2)内の2つの油噴霧器(3a,3b)を同時に並行燃焼させている状態から一方の油噴霧器(3a又は3b)での燃料燃焼を消火する場合に、消火する一方の油噴霧器(3a又は3b)をパージ媒体によりパージしている間は燃料が燃焼中の他方の油噴霧器(3b又は3a)は当該バーナ装置に設けられた点火トーチ(18)により燃料の燃焼状態を維持させることを特徴とする多種燃料の同軸燃焼バーナ装置の運転方法。
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