JP5013460B2 - 雀球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、雀球遊技機に係り、特に手動操作によって遊技球を打出し、入球口に遊技球が入球した後に、次の遊技球を手動発射装置に供給する雀球遊技機に関する。
従来、各種遊技部品が配置された遊技盤の下部に、麻雀牌の図柄を付した所定数の入球口を備え、メダル投入口に遊技メダル(以下、単に「メダル」とも言う)が投入された後、例えば1ゲームあたり14個の遊技球が遊技盤上に打出されて各遊技球が何れかの入球口に入球した際、当該入球口に対応する麻雀牌の図柄が、上記遊技盤上に配置された表示装置に表示されるように機能する雀球遊技機が存在する(特許文献1参照)。
上記雀球遊技機では、表示装置に表示される手牌のうちから操作スイッチを操作して不要な牌が捨て牌された際、1個の遊技球を再度打出しし得る状態となり、これら捨て牌操作及び再打出し操作が所定回数以内にて繰り返し行われ、所定の和了り役が完成した時点で得点が計算され、その得点に応じた数の遊技メダルが払い出される。
特開平7−250938号公報
ところで、雀球遊技機の遊技においては、手牌として入手(自摸)したい麻雀牌の図柄に対応した入球口を狙うため、遊技球の打出し強さを細やかに調整できることが望ましく、ばねの付勢力等により遊技球の強さが与えられる回動レバーを手動操作して打出しを行う手動発射装置が用いられている。
一方、雀球遊技にあっては、例えば複数の遊技球が同時に打出し可能であると、それら遊技球がそれぞれ入球口に入球し、複数の自摸牌が生じてしまうため(或いは捨て牌を行う前に次の自摸牌が分かってしまうため)、雀球遊技として成立しない。そのため、打出された遊技球が何れかの入球口に入球したことをセンサにより検出した後、好ましくは捨て牌操作が終了した後に、次の遊技球が手動発射装置に供給されるように構成されている。
しかしながら、このように構成された雀球遊技機にあって、例えば突然の停電が生じる等して、当該雀球遊技機に電源が供給されなくなると、上記手動発射装置によって遊技球の発射操作が行えるのにも拘らず、打出された遊技球が入球口に入球したことを検出することができない(入球したことを示す電気信号を得ることができない)という問題がある。即ち、このように電源が供給されない状態で、遊技球が入球口を通過してしまうと、その後、電源が供給された状態に復帰しても、特に自摸牌が得られずに捨て牌操作もできないため、次の遊技球が手動発射装置に供給されず、雀球遊技が進行不能になってしまうという問題があった。
そこで本発明は、電源の供給が遮断され、再度電源が供給された状態に復帰した際にあって、遊技が進行不能状態となってしまうことを防止し得る雀球遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図9参照)、手動操作により打出位置(A)にセットされた遊技球を打出し得る手動発射装置(4)と、該手動発射装置(4)により打出された遊技球を遊技領域(2a)まで導く案内路(50)と、前記遊技領域(2a)が前面側に形成され、かつ前記案内路(50)から該遊技領域(2a)に導かれた遊技球を何れかに入球させるための複数の入球口(例えば11a、11b、11c、…)を有する遊技盤(2)と、前記入球口に遊技球が入球したことを検出して電気信号を送出する入球検出手段(例えば41c、41d、41e、…)と、少なくとも該入球検出手段から電気信号が送出された後に、前記手動発射装置(4)の打出位置(A)に次の遊技球を供給する遊技球供給手段(45)と、を備えた雀球遊技機(1)において、
前記案内路(50)における前記打出位置(A)から前記遊技領域(2a)に開口する出口までの間にあって該案内路(50)の下面側に開口するように配置され、前記手動発射装置(4)から打出されて該出口まで到達しなかった遊技球を回収するファール球回収路(70)と、
前記ファール球回収路(70)を遊技球が通過したことを検出して電気信号を送出することにより、前記遊技球供給手段(45)に次の遊技球の供給を指令するファール球処理手段(94)と、
前記案内路(50)にあって前記打出位置(A)と前記ファール球回収路(70)との間に配設され、通電時に前記案内路(50)から退避し、かつ非通電時に前記案内路(50)に進出する進退部材(61)を有し、前記非通電時に前記進退部材(61)により前記案内路(50)における遊技球の通過を阻止する非通電時阻止手段(60)と、を備え、
前記非通電時にあって前記手動発射装置(4)が手動操作されて遊技球が打出された際に、該遊技球が前記非通電時阻止手段(60)によって前記打出位置(A)に戻される、
ことを特徴とする雀球遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、手動発射装置から打出されて案内路の出口まで到達しなかった遊技球を回収するファール球回収路を備えているので、通電時にあって通常通り雀球遊技を行う場合に、遊技球が案内路の出口に到達せずに手動発射装置に戻って衝突し、該手動発射装置の耐久性に悪影響を与えることを防止することができるものでありながら、非通電時にあっては、非通電時阻止手段の進退部材が、案内路における打出位置とファール球回収路との間に進出して、ファール球回収路に遊技球が回収されてしまうことを防止することができ、例えば非通電時にファール球回収路を遊技球が通過して次の遊技球が供給されなくなる不具合が発生することを防止することができて、つまり遊技が進行不能状態となってしまうことを防止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態として、遊技場等に設置される雀球遊技機について図1ないし図9を参照して説明する。なお、図1は本実施形態における雀球遊技機を示す斜視図、図2は図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図、図3は発射装置及び発射通路を示す分解正面図、図4は入球口ユニットを示す分解斜視図、図5は回収ユニットを示す分解背面図、図6は図1における操作パネルの構成を示す正面図、図7は図1における画像表示部に表示する画面例を説明するための図、図8は発射通路を示す一部拡大斜視図、図9は発射阻止装置を示す断面図、である。
本実施の形態では、27種の牌の図柄を各4個、計108個の牌を使用して遊技を行う雀球遊技機1を例に挙げて説明する。この27種の牌の図柄は、例えば、萬子が「一萬」〜「九萬」の9種、筒子が「一筒」〜「九筒」の9種、索子が「一索」と「九索」の2種、字牌が「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」の7種である。従って、萬子と筒子が数牌となり、索子の「一索」と「九索」は、順子を形成することができないので字牌に含めている。これにより、本実施形態における牌種とは、上記の「萬子」、「筒子」、「字牌」の3種を示すことになる。
なお、上記した2種の数牌は、例えば、萬子を「一萬」〜「九萬」の9種類の図柄、索子を「一索」〜「九索」の9種類の図柄から構成し、字牌は筒子の「一筒」と「九筒」、及び「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」から構成される麻雀牌の図柄を有する雀球遊技機にすることも可能である。また例えば、索子を「一索」〜「九索」の9種類の図柄、筒子を「一筒」〜「九筒」の9種類の図柄から構成し、字牌は筒子の「一萬」と「九萬」、及び「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」から構成される麻雀牌の図柄を有する雀球遊技機にすることも可能である。
図1に示すように、本雀球遊技機1は遊技機本体1aを備えてなり、該遊技機本体1aの前面部は、基本的には遊技盤面部(遊技領域)2a、操作パネル3、操作パネル3の下方に設けられた遊技球の発射装置(手動発射装置)4、メダル受け皿5、音声や効果音(以下、一括して音声という)を出力する音声出力装置であるスピーカー6、ランプ装置7等から構成される。上記遊技盤面部2aは、図2に示す遊技盤2に設けられた遊技エリア(遊技領域)である。なお、符号1bは、遊技機本体1aに対して開閉可能に支持された前扉を示し、また、符号1cは、前扉1bの下方に配置され、同じく遊技機本体1aに対して開閉可能に支持された下扉を示すが、これら前扉1b及び下扉1cは一体に形成されてもよく、これら2つの扉は広義として前扉と称してもよい。
図2に示すように、遊技盤面部2aの略中央部には、所要の演出表示を行うための液晶表示装置等の画像表示装置38を開口部13から露出した状態のセンター飾り12が配置され、該センター飾り12の上方には表示部37が配置され、センター飾り12の左右下方には入球口11a,11bが配置されている。センター飾り12の右方には、遊技球が通過可能なアタッカー作動通過口10が配置され、該アタッカー作動通過口10の直下方には、アタッカー9が配置されている。このアタッカー9は、和了した際の和了り役が特別役(例えばビッグ役)である場合に開放して後続ゲーム中に自摸牌の選択を自由にするための可変入球口を構成している。また、アタッカー作動通過口10は、特別役で和了した際に遊技球の入球が有効となって、該入球に対応してアタッカー9を開放させる。
遊技盤面部2aにあって、後述する入球口11c〜11e、…とステージSとの間には、入球口11c〜11e、…の直ぐ上方にて各入球口の入球幅を規制するための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。センター飾り12は、開口部13の上部に演出装置40を有し、該開口部13の下部にステージSを有している。なお、遊技盤面部2aには、風車(図示せず)や上記とは別の障害釘(図示せず)が設けられている。
遊技盤面部2aの下方側には、入球口11c〜11e、…が並列配置されており、上方側にある入球口11a,11bやアタッカー9に入球しなかった遊技球は必ず何れかの入球口11c〜11e、…に入球されるように構成されている。それら入球口11c、11d、11e、…は、一索から九索までの索子牌を除いた牌の図柄25種(図柄は図示せず)に対応して、25個が設けられている。例えば入球口11a,11bにはそれぞれ「一索」と「九索」が表示されており、また入球口11cには「一萬」、入球口11dには「二萬」、入球口11eには「三萬」というように、所要の麻雀牌図柄が順次表示されている。
それら入球口11c〜11e、…は、図4に示すように、入球センサユニット41に一体的に取付けられており、該入球センサユニット41には、各入球口11c〜11e、…にそれぞれ対応する通路が形成されて(不図示)、それら入球口11c〜11e、…に入球した遊技球が背面側に設置された各入球センサ(入球検出手段)41c〜41e、…を通過するように構成されている。なお、上記入球口11a,11bやアタッカー9にも対応する入球センサ(不図示)が設けられており、つまり入球した遊技球は、必ず何れかの入球センサによって検出される。
上記入球センサユニット41の背面側には、図5に示すように、回収路43を有する回収ユニット42が配設されている。該回収ユニット42は、上記各入球センサ41c〜41e、…が背面側に突出するように取付けられており、各入球センサ41c〜41e、…を通過した遊技球は、回収路43を形成する回収空間43cに排出される。また、上記入球口11a,11bやアタッカー9に入球した遊技球は、不図示の入球センサを通過した後、回収ユニット42の左右両端部分に設けられた通路43a,43bを通って回収空間43cに排出される。そして、該回収空間43cに排出された遊技球は、下方側に形成された1本の通路43dを通って、詳しくは後述する発射装置4の遊技球セット位置Aに遊技球を供給するための遊技球供給ユニット(遊技球供給手段)45に戻される。
一方、上記入球口11c〜11e、…は、図2に示すように、前カバー51により覆われている。該前カバー51の下面51aは、レール状に形成されており、発射通路50(図1、図3参照)の上面(内周面)を形成している。発射通路(案内路)50は、図3に示すように、遊技盤2と同平面上に設置された取付板47の前面側に配置されており、発射装置4を基点とした正面視時計回りのJ字状を成すように形成されている。該発射通路50は、取付板47の前面に取付けられたガイドレール52の上面52aと、遊技盤2の左下方側に取付けられたレール飾り53の側面53aとにより外周面が形成されていると共に、上記前カバー51の下面51aと、遊技盤2に取付けられた出口レール54とによって内周面が形成されている。なお、勿論であるが、発射通路50は、遊技盤2、取付板47により背面が形成されると共に、後述の操作パネル3やガラス板等によって前面が形成され、つまり遊技球が前後方向に脱落することはない。
発射通路50の右下方側には、発射装置4が配置されている。該発射装置4には、遊技者が例えば指掛け棒8に指を掛けつつ手動によって回動操作し得る発射レバー4aが下扉1cに回動自在に設けられており、該下扉1cの背面側には、連結軸を介して該発射レバー4aに連結されたハンマーが備えられている。該ハンマーの先端部には、打撃ばね4bが備えられており、上記ガイドレール52と保持ストッパ46とによって形成される遊技球セット位置(打出位置)Aに到達し得るように構成されている。また、図示を省略した連結軸の外周側にはスプリングが配置されており、該スプリングの付勢力によって発射レバー4a及びハンマーが付勢され、打撃ばね4bが遊技球を打撃する力となる。該遊技球セット位置Aの上方側には、遊技球供給ユニット45(図5参照)の供給穴45aが形成されており、該遊技球供給ユニット45から供給された遊技球が上記ガイドレール52に沿って図中右方側に転動され、保持ストッパ46に突き当たることにより、遊技球セット位置Aに遊技球がセットされる。
また、ガイドレール52の上面52aとレール飾り53の側面53aとの間には、ファール球回収路70が形成されている。該ファール球回収路70は、受け皿71と該受け皿71に受け留められた遊技球を背面側に排出する排出穴72とを有しており、該排出穴72より排出された遊技球は、上記遊技球供給ユニット45に戻される。これにより、発射装置4によって発射され、ガイドレール52を超え、かつ発射通路50の出口に到達しなかった(出口レール54を越えなかった、言い換えると、遊技盤面部2aに導かれなかった)遊技球は、ファール球回収路70から回収されて上記遊技球供給ユニット45に戻されることになる。
一方、操作パネル3には、図6に示すように、液晶表示装置等からなる画像表示部14、メダル投入口15、及び各種の操作ボタンが設けられている。この各種の操作ボタンとして、13個のボタンが横方向に並設された捨て牌ボタン16a、16b、…、16m、自摸牌捨てボタン17、リーチボタン18、牌選択右シフトボタン19、牌選択左シフトボタン20、自摸牌決定ボタン21、払い出しボタン22、遊技終了ボタン23、遊技開始ボタン24、及びリジェクト(REJECT)ボタン25が配置されている。
画像表示部14には、その表示面に種々の表示部が設定され、遊技者に対してゲームの進行に応じて必要な情報や画像及び演出用画像をこの表示部に表示するようにしている。例えば、図7に示すように、表示面の上部横方向には、遊技メダル貯留枚数表示部26、残り遊技球数表示部27、風牌表示部28、表ドラ表示部29、裏ドラ表示部30、和了り牌表示部31、特別遊技のうち、ビッグゲームの権利を得ることができる和了り役を示すビッグゲーム和了り役表示部32、更に、チャンスゲームの権利を得ることができる和了り役を示すチャンスゲーム和了り役表示部33、捨て牌の図柄を表示する捨て牌表示部34が設けられ、ゲームの進行に応じて牌の図柄、演出画像、数値等が表示される。なお、上述した、ビッグゲームの権利を得ることができる和了り役及びチャンスゲームの権利を得ることができる和了り役を、以下「特別役」と称すると共に、該特別役以外の和了り役を「通常役」と称する。
更に、画像表示部14の表示面の下部横方向には、13個の手牌の図柄を表示する手牌表示部35、及び自摸した牌の図柄を表示する自摸牌表示部36が設けられている。なお、手牌表示部35及び自摸牌表示部36に表示している各図柄の下部には、捨て牌ボタン16a、16b、…、に対応するボタン名(A、B、C、D、E、…)が表示されている。また、表示される麻雀牌の図柄はカラーで表示される。
また、本実施形態の雀球遊技機1は、図1に示すように、制御部102に、以下のような自摸牌実行手段91、捨て牌実行手段92、次球供給指令手段93、ファール球処理手段94、操作支援手段103、特別遊技制御手段104、特別遊技継続制御手段105、及び特別遊技中自摸牌選択手段106を有している。
自摸牌実行手段91は、遊技者が発射レバー4aを操作して遊技球を打出し、上記入球口11a,11b,11c、…の何れかに入球して、それら入球口に対応した入球センサ41c,41d,41e、…(上記入球口11a,11bに対応した不図示の入球センサも含む)を遊技球が通過すると、制御部102に電気信号が入力され、該信号に基づき、それら入球口11a,11b,11c、…に対応した牌の図柄を自摸牌として実行処理し、つまり自摸牌表示部36にその自摸牌を表示する。
捨て牌実行手段92は、上記自摸牌実行手段91の実行処理によって自摸牌が得られた状態で、遊技者により捨て牌ボタン16a、16b、…、16m、又は自摸牌捨てボタン17が操作入力された際に、それらボタンに対応する牌の図柄を捨て牌として実行処理し、つまり手牌表示部35及び自摸牌表示部36に表示している各図柄のうちの選択された牌を捨て牌とする。
次球供給指令手段93は、上記捨て牌実行手段92の実行処理によって捨て牌が完了すると、遊技球供給ユニット45に指令し、つまり次の遊技球を上記発射装置4の遊技球セット位置Aに供給する。また、遊技球供給ユニット45に次の遊技球の供給を指令した際は、1ゲームの中で発射し得る回数を1減算する。なお、捨て牌が完了する前に次の遊技球を発射装置4に供給してしまうと、発射操作されて次の自摸牌が得られ、一手先の自摸が分かってしまう、いわゆる「先自摸」が生じる虞があるので、本雀球遊技機1にあっては、捨て牌の完了後に次の遊技球の供給を指令している。また、この「先自摸」を防止する手法としては、捨て牌の完了前に遊技球が打出されたことを検出した際に、自摸牌をそのまま捨て牌とする、いわゆる「自摸切り」の処理を行うことも考えられ、次の遊技球の供給は、必ずしも捨て牌の完了後でなければならないものではない。
ファール球処理手段94は、上記ファール球回収路70(排出穴72)から遊技球が排出されたことを不図示のセンサにより検出すると、遊技球供給ユニット45に指令し、つまり次の遊技球を上記遊技球セット位置Aに供給する。なおこの際は、上記1ゲームの中で発射し得る回数を減算することはない。
操作支援手段103は、遊技者に対して、画像表示部14の画面と対話方式によりゲーム進行に関する操作を支援するためのものであり、例えば「自摸を行ってください」、「捨て牌を選んでください」等の表示を画像表示部14の画面上に行って、遊技者の操作を支援する。
特別遊技制御手段104は、特別役が成立した場合、アタッカー作動通過口10に設けられた入球センサ(図示せず)をオンし、アタッカー9の開放の契機となるアタッカー作動通過口10への入球の有効/無効を判定する。つまり、該特別遊技制御手段104が、アタッカー作動通過口10への入球の有効を判定すると、アタッカー9が開放されて自由選択自摸が可能となる特別遊技の権利が生じ、特別遊技が開始制御される。
特別遊技継続制御手段105は、ビッグ役が成立した場合、次ゲーム以降から例えば13ゲーム(当該ゲームを含め14ゲーム)の間、継続させてアタッカー作動通過口10に設けられた入球センサ(図示せず)をオンさせる。つまり、該特別遊技継続制御手段105が、アタッカー作動通過口10への入球の有効を次ゲーム以降から13ゲームの間継続させると、特別遊技が当該ゲーム(役成立時に進行中のゲーム)を含めて14ゲーム(つまり14ラウンド)継続するビッグゲームの権利が生じた状態となる。
特別遊技中自摸牌選択手段106は、特別遊技の権利を獲得したゲームにおいて、アタッカー9に遊技球が入球した信号が入力されると、遊技者に対して、自摸する牌の図柄を自由選択する操作を行わせる。つまり、本雀球遊技機1では、例えば捨て牌の枚数(同じ牌が4枚まで)等の制限以外、遊技者が自由に好みの牌の図柄を選択して入手し、交換したのと同じようにする。
続いて、上述した雀球遊技機1の遊技手順とこの手順に伴う各処理の概要について説明する。
1ゲームは、遊技者がメダル投入口15へメダルを投入して、遊技開始ボタン24を押圧し、14個の手牌が配牌されることによりスタートする。そして、遊技者が捨て牌ボタン16a、16b、…、等の各種の操作ボタンやセンサから発生する入力信号及び制御信号に基づいて、1ゲームが進行して行くことになる。
つまり、遊技者がメダル投入口15にメダルを投入し、遊技開始ボタン24を押圧すると、1ゲームの遊技が開始できる状態になり、引き続き、ゲームを開始するために必要な14個の配牌の図柄が自動的に決められ、図7に示すような牌の図柄の画像が、画像表示部14の手牌表示部35と自摸牌表示部36に表示される。更に、図7に示すような表ドラ及び裏ドラの牌の図柄の画像が、画像表示部14の表ドラ表示部29と裏ドラ表示部30に表示され、ビッグ役及びチャンス役がビッグゲーム和了り役表示部32と、チャンスゲーム和了り役表示部33とにそれぞれ表示される。そして、遊技の開始条件が整ったことが画面表示又は音声で遊技者に報知される。
この状態において、遊技者は、手牌表示部35と自摸牌表示部36に表示されている牌の図柄から、捨て牌を選択する操作を行う。遊技者は、捨てる牌の図柄を決定すると、この捨て牌の図柄に対応する捨て牌ボタン16a、16b、16c、…、或いは自摸牌捨てボタン17のいずれか1つを選択(オン)してこの牌を捨てる。すると、遊技球が遊技球発射位置に1球送られ、遊技球発射レバー4の操作で遊技盤面2内に遊技球を発射できる状態になる。
遊技者が遊技球を発射し、この遊技球が入球口11a、11b、11c、…の何れかに入球すると、該入球に対応する牌(自摸牌)の図柄が自摸牌表示部36に表示される。この牌を自摸ったことで和了しない場合、遊技者は、14個の手牌の中から不要と思われる1個の牌を捨てる捨て牌操作を行う。そして、遊技者は、このような操作を順次実行していき、所望の和了り役が聴牌(テンパイ)したと判断した時点で、リーチボタン18を操作してリーチをかけ、或いはリーチをかけずに、1ゲーム中で発射可能な遊技球数が尽きるまで牌を自摸る操作を続ける。
なお、これらの遊技中にあって制御部102によって制御されている遊技進行状態のデータは、随時不揮発性メモリー等に記録されており、不慮の停電等が発生して電源の供給が断たれた場合にも、電源の供給が復帰した際に不揮発性メモリーから各種データを読出し、そのデータに基づき遊技進行状態が復帰される。
ついで、本発明の要部となる発射阻止装置(非通電時阻止手段)60について、図8及び図9に沿って説明する。
上述した雀球遊技機1において、例えば停電等が生じて電源が供給されなくなると(以下、「断電時」という。)、上記入球センサ41c〜41e、…や図示を省略したファール球回収路70のセンサ等が機能しなくなると共に、制御部102の各手段も機能しなくなり、この間に、遊技者によって手動で遊技球が発射され、上記各種センサを通過してしまうと、それらセンサにより遊技球が検出できないと共に、遊技球供給ユニット45に次の遊技球の供給を指令することもできず、遊技の進行が不能になる虞がある。
そこで、本雀球遊技機1にあっては、発射阻止装置60が設けられ、図8に示すように、遊技球セット位置Aからファール球回収路70までの間に、断電時にストッパ板(進退部材)61が進出するように構成されている。詳細には、取付板47にストッパ穴47aが設けられており、図9に示すように、そのストッパ穴47aの背面側には、取付板47にボルト66にて固着された支持台65に固定支持されたソレノイドSOLが配設されている。該ソレノイドSOLは、ノーマル・プッシュ・タイプからなり、即ち、通電時(電源が供給されている時)にはプランジャ62をソレノイドSOLの本体内に収縮させ、非通電時(断電時)にはプランジャ62を伸延させる。そして、該ソレノイドSOLのプランジャ62の先端部には、ストッパ板61が固着されている。
ストッパ板61は、上記ストッパ穴47aを貫通して進退自在となるように設けられており、通電時にはソレノイドSOLのプランジャ62の収縮により、ストッパ穴47a内に収納されて、発射通路50より完全に退避する。これにより、通常の遊技中にあって、遊技球の発射を妨げることはなく、通常通りの遊技が行える。
一方、断電時には、ソレノイドSOLのプランジャ62の伸延により、ストッパ板61がストッパ穴47aより突出し、ガイドレール52の幅を略々塞いで、つまり該ストッパ板61が発射通路50の前後方向において塞ぐ形となる。これにより、遊技者が発射装置4を操作して手動により遊技球を打出したとしても、該遊技球の通過がストッパ板61によって阻止され、ガイドレール52の上面52aに沿って転動して遊技球セット位置Aまで戻される(図8参照)。
これにより、断電時、即ちソレノイドSOLの非通電時には、遊技球が遊技盤面部2aに打出されて入球センサ41c〜41e、…やファール球回収路70のセンサ等を通過してしまうことを防止することができ、次の遊技球が供給されなくなる不具合が発生することを防止することができて、つまり遊技が進行不能状態となってしまうことを防止することができる。また、勿論であるが、遊技球は遊技球セット位置Aまで戻されているので、電源が復帰した際には、次の打出しが直ぐに可能であり、遊技の続行が可能である。
また、発射阻止装置60をノーマル・プッシュ・タイプのソレノイドSOLを用いて構成することで、特に停電等に対応するためのバッテリー等を設けることを不要とすることができ、また、例えば断電時用のプログラムを用意して断電時に対応するための特別な制御を行うこと等も不要とすることができて、本雀球遊技機1を安価にかつ簡単な構成にすることができる。
また、本雀球遊技機1は、発射装置4から打出されて発射通路50の出口まで到達しなかった遊技球を回収するファール球回収路70を備えているので、通電時にあって通常通り雀球遊技を行う場合に、遊技球が発射通路50の出口に到達せずに発射装置4に戻って保持ストッパ46や打撃ばね4bに衝突して該発射装置4の耐久性に悪影響を与えるようなことを防止することができるものでありながら、断電時にあっては、ストッパ板61が、遊技球セット位置Aとファール球回収路70との間に進出して、ファール球回収路70に遊技球が回収されてしまうことを防止することができるので、断電時にファール球回収路70に遊技球が入って、センサを通過したことを検出できずに、次の遊技球が供給されなくなる不具合が発生することを防止することができて、つまりファール球回収路70を備えていても、遊技が進行不能状態となってしまうことを防止することができる。
なお、本雀球遊技機1にあっては、ファール球回収路70を備えたものを一例に説明したが、一般に雀球遊技機は、遊技球が1球ずつ供給されるのでファール球回収路を設けなくても構わない。このようにファール球回収路を設けない場合、発射阻止装置60、特にストッパ板61は、発射通路50上の何れの位置にあってもよく、例えば発射通路50の出口を塞ぐような配置であっても構わない。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の雀球遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した雀球遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態における雀球遊技機を示す斜視図である。 図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図である。 発射装置及び発射通路を示す分解正面図である。 入球口ユニットを示す分解斜視図である。 回収ユニットを示す分解背面図である。 図1における操作パネルの構成を示す正面図である。 図1における画像表示部に表示する画面例を説明するための図である。 発射通路を示す一部拡大斜視図である。 発射阻止装置を示す断面図である。
符号の説明
1 雀球遊技機
2 遊技盤
2a 遊技領域(遊技盤面部)
4 手動発射装置(発射装置)
11a、11b、11c、… 入球口
41c、41d、41e、… 入球検出手段(入球センサ)
45 遊技球供給手段(遊技球供給ユニット)
50 案内路(発射通路)
60 非通電時阻止手段(発射阻止装置)
61 進退部材(ストッパ板)
70 ファール球回収路
94 ファール球処理手段
A 打出位置(遊技球セット位置)
SOL ソレノイド

Claims (1)

  1. 手動操作により打出位置にセットされた遊技球を打出し得る手動発射装置と、該手動発射装置により打出された遊技球を遊技領域まで導く案内路と、前記遊技領域が前面側に形成され、かつ前記案内路から該遊技領域に導かれた遊技球を何れかに入球させるための複数の入球口を有する遊技盤と、前記入球口に遊技球が入球したことを検出して電気信号を送出する入球検出手段と、少なくとも該入球検出手段から電気信号が送出された後に、前記手動発射装置の打出位置に次の遊技球を供給する遊技球供給手段と、を備えた雀球遊技機において、
    前記案内路における前記打出位置から前記遊技領域に開口する出口までの間にあって該案内路の下面側に開口するように配置され、前記手動発射装置から打出されて該出口まで到達しなかった遊技球を回収するファール球回収路と、
    前記ファール球回収路を遊技球が通過したことを検出して電気信号を送出することにより、前記遊技球供給手段に次の遊技球の供給を指令するファール球処理手段と、
    前記案内路にあって前記打出位置と前記ファール球回収路との間に配設され、通電時に前記案内路から退避し、かつ非通電時に前記案内路に進出する進退部材を有し、前記非通電時に前記進退部材により前記案内路における遊技球の通過を阻止する非通電時阻止手段と、を備え、
    前記非通電時にあって前記手動発射装置が手動操作されて遊技球が打出された際に、該遊技球が前記非通電時阻止手段によって前記打出位置に戻される、
    ことを特徴とする雀球遊技機。
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