JP5013209B2 - データ伝送システム - Google Patents

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本発明は、複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムに関し、特に構成変更に容易に対応可能なデータ伝送システムに関する。
従来の複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平11−328088号公報 特開2000−010902号公報 特開2000−244516号公報 特開2003−196230号公報 特開2005−117134号公報
図12は従来の複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。
図12において、1はバスの制御を行うバスマスタICチップ、2,3,4及び5は受信パケットの中継及び処理を行なうICチップ、6はバスマスタICチップ1からのパケットが順次中継される下りバス、7はバスマスタICチップ1へとパケットが順次中継される上りバスである。
また、ICチップ2は、図12中”IF01”、”AD01”及び”TM01”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有し、図12中”TM01”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図12中"IF01”及び”AD01”に示すバスインターフェイス及びアドレスデコーダに印加される。
同様に、ICチップ3は、図12中”IF02”、”AD02”及び”TM02”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有し、図12中”TM02”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図12中"IF02”及び”AD02”に示すバスインターフェイス及びアドレスデコーダに印加される。
同様に、ICチップ4は、図12中”IF03”、”AD03”及び”TM03”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有し、図12中”TM03”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図12中"IF03”及び”AD03”に示すバスインターフェイス及びアドレスデコーダに印加される。
同様に、ICチップ5は、図12中”IF04”、”AD04”及び”TM04”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有し、図12中”TM04”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図12中"IF04”及び”AD04”に示すバスインターフェイス及びアドレスデコーダに印加される。
また、バスマスタICチップ1からの送信パケットは、下りバス6を介してICチップ2(具体的には、図12中”IF01”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ2からの送信パケットは、下りバス6を介してICチップ3(具体的には、図12中”IF02”に示すバスインターフェイス)に接続される。
ICチップ3からの送信パケットは、下りバス6を介してICチップ4(具体的には、図12中”IF03”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ4からの送信パケットは、下りバス6を介してICチップ5(具体的には、図12中”IF04”に示すバスインターフェイス)に接続される。
一方、ICチップ5からの送信パケットは、上りバス7を介してICチップ4(具体的には、図12中”IF03”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ4からの送信パケットは、上りバス7を介してICチップ3(具体的には、図12中”IF02”に示すバスインターフェイス)に接続される。
ICチップ3からの送信パケットは、上りバス7を介してICチップ2(具体的には、図12中”IF01”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ2からの送信パケットは、上りバス7を介してバスマスタICチップ1に接続される。
ここで、図12に示す従来例の動作を図13、図14及び図15を用いて説明する。図13は各ICチップのチップID設定端子への設定値(チップID)の一例を示す表、図14は各ICチップの下りバス6に対する送受信の動作を説明するフロー図、図15は各ICチップの上りバス7に対する送受信の動作を説明するフロー図である。
また、説明の簡単のために、全てのデータ伝送はバスマスタICチップ1と各ICチップ2〜5との間で行なわれ、ICチップ2〜5の2チップ間でのデータ伝送は行なわれないものとする。
さらに、説明の簡単のために、バスマスタICチップ1を1段目、ICチップ2,3,4及び5をそれぞれ2段目、3段目、4段目及び5段目と考え、自分の段数よりも数が減る方向(バスマスタICチップ1に近づく方向)を前段、増える方向(バスマスタICチップ1から離れる方向)を後段と呼ぶものとする。
図13に示すように、図12中”TM01”に示すICチップ2のチップID設定端子にはICチップを識別するためのチップIDとして”0”が設定され、図12中”TM02”、”TM03”及び”TM04”に示すICチップ3,4及び5のチップID設定端子にはチップIDとしてそれぞれ”1”,”2”及び”3”が設定される。
この時、チップIDが”3”である場合、各ICチップを構成するバスインターフェイスは、下りバス6の最後尾であると認識して後段への受信パケットの送信は行なわず、また、上りバス7の先頭であると認識して上りバス7を介して後段からのパケットの受信を行なわないように設計されているものとする。
先ず、第1に、下りバス6に対する送受信の動作、具体的には、バスマスタICチップ1からICチップ4に対してパケットを伝送する場合を例にとって説明する。
ここで、バスマスタICチップ1は、伝送すべきパケットに対してICチップ4を識別するためのアドレスとしてICチップ4のチップIDの値である”2”を付加して下りバス6を介して後段(ICチップ2)に送信するものとする。
図14中”S001”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、下りバス6を介して前段(バスマスタICチップ1、或いは、ICチップ)からパケットを受信したか否かを判断する。
もし、図14中”S001”において、下りバス6を介して前段(バスマスタICチップ1、或いは、ICチップ)からパケットを受信したと判断した場合には、図14中”S002”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、チップIDが”3”であるか否かを判断する。
もし、図14中”S002”においてチップIDが”3”ではないと判断した場合には、図14中”S003”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットを下りバス6を介して後段に転送して図14中”S004”のステップに進む。
また、もし、図14中”S002”においてチップIDが”3”である(下りバス6の最後尾である)と判断した場合には、ICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットの転送を行なわずに図14中”S004”のステップに進む。
具体的には、ICチップ5に設定されているチップIDは”3”であるので、ICチップ5を構成する図12中”IF04”に示すバスインターフェイスは、後段への受信パケットの転送は行なわない。
図14中”S004”においてICチップ(具体的には、アドレスデコーダ)は、受信パケットが自分宛であるか否かを判断する。
例えば、ICチップ(具体的には、アドレスデコーダ)は、受信パケットに付加されているアドレスと、設定されているチップIDとを比較して一致する場合に、受信パケットが自分宛であると判断する。
具体的には、ICチップ4に設定されているチップIDは”2”であり、受信パケットに付加されているアドレスは”2”であり、両者は一致するので、ICチップ4(具体的には、図12中”AD03”に示すアドレスデコーダ)は、受信パケットが自分宛であると判断する。
もし、図14中”S004”において受信パケットが自分宛であると判断した場合には、図14中”S005”においてICチップは、受信パケットに対する情報処理を行うと共に図14中”S001”に示すステップに戻り、もし、図14中”S004”において受信パケットが自分宛ではないと判断した場合には、図14中”S001”に示すステップに戻る。
第2に、上りバス7に対する送受信の動作を説明する。具体的には、ICチップ5からパケットをバスマスタICチップ1に対して送信するものとする。
図15中”S101”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、チップIDが”3”であるか否かを判断する。
もし、図15中”S101”においてチップIDが”3”ではないと判断した場合には、図15中”S102”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、上がりバス7からパケットを受信したか否かを判断する。
もし、図15中”S102”において上りバス7からパケットを受信したと判断した場合には、図15中”S103”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットを上りバス7を介して前段に転送して図15中”S101”のステップに戻る。
一方、図15中”S101”においてチップIDが”3”であると判断した場合、並びに、図15中”S102”において上りバス7からパケットを受信していない判断した場合には、図15中”S104”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、バスマスタICチップ1にパケットを送信するか否かを判断する。
もし、図15中”S104”においてバスマスタICチップ1にパケットを送信すると判断した場合には、図15中”S105”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、バスマスタICチップ1に送信するパケットを上りバス7を介して前段に送信すると共に図15中”S101”のステップに戻る。
具体的には、ICチップ5に設定されているチップIDは”3”であるので、バスマスタICチップ1にパケットを送信すると判断した場合には、上りバス7からのパケットの受信有無を判断することなく、ICチップ5(具体的には、図12中”IF04”に示すバスインターフェイス)は、送信するパケットを上りバス7を介して前段に送信する。
一方、上りバス7の先頭ではないICチップ、例えば、ICチップ3からパケットをバスマスタICチップ1に対して送信する場合には、ICチップ3(具体的には、図12中”IF02”に示すバスインターフェイス)は、上りバス7を介して後段から受信されるパケットが存在しないことを確認した上で、送信するパケットを上りバス7を介して前段に送信することになる。
最後に、図15中”S104”においてバスマスタICチップ1にパケットを送信しないと判断した場合には、ICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、図15中”S101”のステップに戻る。
この結果、複数のICチップをディジーチェーン接続して、各ICチップを構成するバスインターフェイスが、設定されたチップIDに基づき下りバスの最後尾であると認識した場合後段への受信パケットの送信は行なわず、また、上りバスの先頭であると認識した場合上りバス7を介して後段からのパケットの受信を行なわないように設計されていることにより、ICチップ間のデータ伝送を行なうことを可能にする。
しかし、図12に示す従来例では、チップID設定端子に”3”が設定された場合に、各ICチップを構成するバスインターフェイスが、下りバスの最後尾であると認識すると共に上りバスの先頭であると認識し、他のICチップとは異なる動作を行うように設計されているため、ICチップの削減、ICチップの並び替え、或いは、バス配線の接続方法の変更等のデータ伝送システムの構成変更に対応できないと言った問題点があった。
例えば、図16はICチップを削減した場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図であり、1,2,3,6,7,”TM01”,”TM02”,”AD01”,”AD02”,”IF01”及び”IF02”は図12と同一符号を付してある。
具体的には、ICチップ4及び5を削減したものであり、残されたICチップ2及び3のチップID設定端子”TM01”及び”TM02”に設定されている値は前述の通り”0”及び”1”である。
図16において、ICチップ4及び5が削減されたため、ICチップ3が下りバス6の最後尾となると共に上りバス7の先頭となっている。
このため、ICチップ2及び3を構成するバスインターフェイス(”IF01”及び”IF02”)では、チップID設定端子に”1”が設定された場合に、下りバスの最後尾であると認識すると共に上りバスの先頭であると認識し、他のICチップとは異なる動作を行うように設計を変更する必要性が生じてしまうことになる。
また、例えば、図17はICチップを並び替えた場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図であり、1〜7,”TM01”,”TM02”,”TM03”,”TM04”,”AD01”,”AD02”,”AD03”,”AD04”,”IF01”,”IF02”,”IF03”及び”IF04”は図12と同一符号を付してある。
具体的には、2段目、3段目、4段目及び5段目のICチップとして、ICチップ5,4,3及びICチップ2を並び替えて配置したものであり、ICチップ2,3,4及びICチップ5のチップID設定端子”TM01”,”TM02”,”TM03”及び”TM04”に設定されている値は前述の通り”0”,”1”,”2”及び”3”である。
図17において、各ICチップが並び替えられたため、ICチップ2が下りバス6の最後尾となると共に上りバス7の先頭となっている。
このため、ICチップ2〜5を構成するバスインターフェイス(”IF01”〜”IF04”)では、チップID設定端子に”0”が設定された場合に、下りバスの最後尾であると認識すると共に上りバスの先頭であると認識し、他のICチップとは異なる動作を行うように設計を変更する必要性が生じてしまうことになる。
最後に、例えば、図18は上りバス7の接続方法を変更した場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図であり、1〜7,”TM01”,”TM02”,”TM03”,”TM04”,”AD01”,”AD02”,”AD03”,”AD04”,”IF01”,”IF02”,”IF03”及び”IF04”は図12と同一符号を付してある。
具体的には、ICチップ2,3,4及びICチップ5、バスマスタICチップ1の順番で接続して上りバス7を構成したものであり、ICチップ2,3,4及びICチップ5のチップID設定端子”TM01”,”TM02”,”TM03”及び”TM04”に設定されている値は前述の通り”0”,”1”,”2”及び”3”である。
図18において、上りバス7の接続関係が変更されたため、ICチップ5が下りバス6の最後尾となると共にICチップ2が上りバス7の先頭となっている。
このため、ICチップ2〜5を構成するバスインターフェイス(”IF01”〜”IF04”)では、チップID設定端子に”3”が設定された場合に、下りバスの最後尾であると認識すると共に、チップID設定端子に”1”が設定された場合に、上りバスの先頭であると認識し、他のICチップとは異なる動作を行うように設計を変更する必要性が生じてしまうことになる。
従って本発明が解決しようとする課題は、構成変更に容易に対応可能なデータ伝送システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムにおいて、
バスの制御を行うバスマスタICチップと、このバスマスタICチップと下りバス及び上りバスによりディジーチェーン接続され受信パケットの中継及び処理を行なうと共に、下りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に下りバスの最後尾であると認識して下りバスを介して後段への受信パケットの送信は行なわず、上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に上りバスの先頭であると認識して上りバスを介して後段からのパケットの受信を行なわない複数のICチップとを備えたことにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記複数のICチップが、
前記複数のICチップを識別するためのチップIDが設定されたチップID設定端子と、前記チップIDに基づき前記受信パケットが自分宛であるか否かを判断するアドレスデコーダと、前記受信パケットの中継を行なうと共に前記下りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記下りバスを介して後段への前記受信パケットの送信は行なわず、前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記上りバスを介して後段からのパケットの受信を行なわないバスインターフェイスとから構成されたことにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記複数のICチップが、
前記下りバスを介して前段からパケットを受信し且つ前記下りバス設定レジスタの設定値が特定の値でない場合に前記受信パケットを前記下りバスを介して後段に転送し、前記受信パケットが自分宛である場合に前記受信パケットに対する情報処理を行うことにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項4記載の発明は、
請求項1記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記複数のICチップが、
前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値ではなく且つ前記上りバスを介して後段からパケットを受信した場合に受信パケットを前記上りバスを介して前段に転送し、前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合、若しくは、前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値ではなく且つ前記上りバスを介して後段からパケットを受信していない場合であって、前記バスマスタICチップにパケットを送信する場合に前記バスマスタICチップに送信するパケットを前記上りバスを介して前段に送信することにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記下りバス設定レジスタ及び前記上りバス設定レジスタの代わりに下りバス設定端子及び上りバス設定端子を有することにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記下りバス設定レジスタ及び前記上りバス設定レジスタを統合して1つのバス設定レジスタとしたことにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
請求項7記載の発明は、
請求項5記載の発明であるデータ伝送システムにおいて、
前記下りバス設定端子及び前記上りバス設定端子を統合して1つのバス設定端子としたことにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5,6及び請求項7の発明によれば、各ICチップに下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを設け、下りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合、下りバスの最後尾であると認識して後段への受信パケットの送信は行なわず、また、上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合、上りバスの先頭であると認識して上りバスを介して後段からのパケットの受信を行なわないように各ICチップを構成するバスインターフェイスを設計することにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において、8はバスの制御を行うバスマスタICチップ、9,10,11及び12は受信パケットの中継及び処理を行なうICチップ、13はバスマスタICチップ8からのパケットが順次中継される下りバス、14はバスマスタICチップ8へとパケットが順次中継される上りバスである。
また、ICチップ9は、図1中”IF11”、”AD11”及び”TM11”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有すると共に、図1中”RG111”及び”RG112”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを有する。
そして、図1中”TM11”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図1中"AD11”に示すアドレスデコーダに印加され、図1中”RG111”及び”RG112”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの出力は図1中”IF11”に示すバスインターフェイスに印加される。
同様に、ICチップ10は、図1中”IF12”、”AD12”及び”TM12”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有すると共に、図1中”RG121”及び”RG122”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを有する。
そして、図1中”TM12”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図1中"AD12”に示すアドレスデコーダに印加され、図1中”RG121”及び”RG122”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの出力は図1中”IF12”に示すバスインターフェイスに印加される。
同様に、ICチップ11は、図1中”IF13”、”AD13”及び”TM13”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有すると共に、図1中”RG131”及び”RG132”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを有する。
そして、図1中”TM13”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図1中"AD13”に示すアドレスデコーダに印加され、図1中”RG131”及び”RG132”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの出力は図1中”IF13”に示すバスインターフェイスに印加される。
同様に、ICチップ12は、図1中”IF14”、”AD14”及び”TM14”に示すバスインターフェイス、アドレスデコーダ及びチップID設定端子を有すると共に、図1中”RG141”及び”RG142”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを有する。
そして、図1中”TM14”に示すチップID設定端子への設定値(チップID)は図1中"AD14”に示すアドレスデコーダに印加され、図1中”RG141”及び”RG142”に示す下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの出力は図1中”IF14”に示すバスインターフェイスに印加される。
また、バスマスタICチップ8からの送信パケットは、下りバス13を介してICチップ9(具体的には、図1中”IF11”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ9からの送信パケットは、下りバス13を介してICチップ10(具体的には、図1中”IF12”に示すバスインターフェイス)に接続される。
ICチップ10からの送信パケットは、下りバス13を介してICチップ11(具体的には、図1中”IF13”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ11からの送信パケットは、下りバス13を介してICチップ12(具体的には、図1中”IF14”に示すバスインターフェイス)に接続される。
一方、ICチップ12からの送信パケットは、上りバス14を介してICチップ11(具体的には、図1中”IF13”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ11からの送信パケットは、上りバス14を介してICチップ10(具体的には、図1中”IF12”に示すバスインターフェイス)に接続される。
ICチップ10からの送信パケットは、上りバス14を介してICチップ9(具体的には、図1中”IF11”に示すバスインターフェイス)に接続され、ICチップ9からの送信パケットは、上りバス14を介してバスマスタICチップ8に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3、図4及び図5を用いて説明する。図2は各ICチップのチップID設定端子への設定値(チップID)の一例を示す表、図3は各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表、図4は各ICチップの下りバス13に対する送受信の動作を説明するフロー図、図5は各ICチップの上りバス14に対する送受信の動作を説明するフロー図である。
また、説明の簡単のために、全てのデータ伝送はバスマスタICチップ8と各ICチップ9〜12との間で行なわれ、ICチップ9〜12の2チップ間でのデータ伝送は行なわれないものとする。
さらに、説明の簡単のために、バスマスタICチップ8を1段目、ICチップ9,10,11及び12をそれぞれ2段目、3段目、4段目及び5段目と考え、自分の段数よりも数が減る方向(バスマスタICチップ8に近づく方向)を前段、増える方向(バスマスタICチップ8から離れる方向)を後段と呼ぶものとする。
図2に示すように、図1中”TM11”に示すICチップ9のチップID設定端子にはICチップを識別するためのチップIDとして”0”が設定され、図1中”TM12”、”TM13”及び”TM14”に示すICチップ10,11及び12のチップID設定端子にはチップIDとしてそれぞれ”1”,”2”及び”3”が設定される。
また、図3に示すように、図1中”RG111”及び”RG112”に示すICチップ9の下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタにはそれぞれ”0”が設定値として設定され、図1中”RG121”及び”RG122”に示すICチップ10の下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタにはそれぞれ”0”が設定値として設定される。
同様に、図3に示すように、図1中”RG131”及び”RG132”に示すICチップ11の下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタにはそれぞれ”0”が設定値として設定され、図1中”RG141”及び”RG142”に示すICチップ12の下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタにはそれぞれ”1”が設定値として設定される。
この時、下りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、各ICチップを構成するバスインターフェイスは、下りバス13の最後尾であると認識して下りバス13を介して後段への受信パケットの送信は行なわず、また、上りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、上りバス14の先頭であると認識して上りバス14を介して後段からのパケットの受信を行なわないように設計されているものとする。
先ず第1に、下りバス13に対する送受信の動作、具体的には、バスマスタICチップ8からICチップ11に対してパケットを伝送する場合を例にとって説明する。
ここで、バスマスタICチップ8は、伝送すべきパケットに対してICチップ11を識別するためのアドレスとしてICチップ11のチップIDの値である”2”を付加して下りバス13を介して後段(ICチップ9)に送信するものとする。
図4中”S201”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、下りバス13を介して前段(バスマスタICチップ1、或いは、ICチップ)からパケットを受信したか否かを判断する。
もし、図4中”S201”において、下りバス13を介して前段(バスマスタICチップ8、或いは、ICチップ)からパケットを受信したと判断した場合には、図4中”S202”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、下りバス設定レジスタの設定値が”1”であるか否かを判断する。
もし、図4中”S202”において下りバス設定レジスタの設定値が”1”ではないと判断した場合には、図4中”S203”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットを下りバス13を介して後段に転送して図4中”S204”のステップに進む。
また、もし、図4中”S202”において下りバス設定レジスタの設定値が”1”である(下りバス13の最後尾である)と判断した場合には、ICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットの転送を行なわずに図4中”S204”のステップに進む。
具体的には、ICチップ12の下りバス設定レジスタの設定値は”1”であるので、ICチップ12を構成する図1中”IF14”に示すバスインターフェイスは、後段への受信パケットの転送は行なわない。
図4中”S204”においてICチップ(具体的には、アドレスデコーダ)は、受信パケットが自分宛であるか否かを判断する。
例えば、ICチップ(具体的には、アドレスデコーダ)は、受信パケットに付加されているアドレスと、設定されているチップIDとを比較して一致する場合に、受信パケットが自分宛であると判断する。
具体的には、ICチップ11に設定されているチップIDは”2”であり、受信パケットに付加されているアドレスは”2”であり、両者は一致するので、ICチップ11(具体的には、図1中”AD13”に示すアドレスデコーダ)は、受信パケットが自分宛であると判断する。
もし、図4中”S204”において受信パケットが自分宛であると判断した場合には、図4中”S205”においてICチップは、受信パケットに対する情報処理を行うと共に図4中”S201”に示すステップに戻り、もし、図4中”S204”において受信パケットが自分宛ではないと判断した場合には、図4中”S201”に示すステップに戻る。
第2に、上りバス14に対する送受信の動作を説明する。具体的には、ICチップ12からパケットをバスマスタICチップ8に対して送信するものとする。
図5中”S301”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、上りバス設定レジスタの設定値が”1”であるか否かを判断する。
もし、図5中”S301”において上りバス設定レジスタの設定値が”1”ではないと判断した場合には、図5中”S302”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、上がりバス14からパケットを受信したか否かを判断する。
もし、図5中”S302”において上りバス14からパケットを受信したと判断した場合には、図5中”S303”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、受信パケットを上りバス14を介して前段に転送して図5中”S301”のステップに戻る。
一方、図5中”S301”において上りバス設定レジスタの設定値が”1”であると判断した場合、並びに、図5中”S302”において上りバス14からパケットを受信していない判断した場合には、図5中”S304”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、バスマスタICチップ8にパケットを送信するか否かを判断する。
もし、図5中”S304”においてバスマスタICチップ8にパケットを送信すると判断した場合には、図5中”S305”においてICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、バスマスタICチップ8に送信するパケットを上りバス14を介して前段に送信すると共に図5中”S301”のステップに戻る。
具体的には、ICチップ12の上りバス設定レジスタの設定値は”1”であるので、バスマスタICチップ8にパケットを送信すると判断した場合には、上りバス14からのパケットの受信有無を判断することなく、ICチップ12(具体的には、図1中”IF14”に示すバスインターフェイス)は、送信するパケットを上りバス14を介して前段に送信する。
一方、上りバス14の先頭ではないICチップ、例えば、ICチップ10からパケットをバスマスタICチップ8に対して送信する場合には、ICチップ10(具体的には、図1中”IF12”に示すバスインターフェイス)は、上りバス14を介して後段から受信されるパケットが存在しないことを確認した上で、送信するパケットを上りバス14を介して前段に送信することになる。
最後に、図5中”S304”においてバスマスタICチップ8にパケットを送信しないと判断した場合には、ICチップ(具体的には、バスインターフェイス)は、図5中”S301”のステップに戻る。
この結果、各ICチップに下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを設け、下りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、下りバス13の最後尾であると認識して後段への受信パケットの送信は行なわず、また、上りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、上りバス14の先頭であると認識して上りバス14を介して後段からのパケットの受信を行なわないように各ICチップを構成するバスインターフェイスを設計することにより、構成変更に容易に対応が可能になる。
例えば、図6はICチップを削減した場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図であり、8,9,10,13,14,”TM11”,”TM12”,”AD11”,”AD12”,”IF11”,”IF12”,”RG111”,”RG112”,”RG121”及び”RG122”は図1と同一符号を付してある。
具体的には、ICチップ11及び12を削減したものであり、残されたICチップ9及び10のチップID設定端子”TM11”及び”TM12”に設定されている値は前述の通り”0”及び”1”である。
図6において、ICチップ11及び12が削減されたため、ICチップ10が下りバス13の最後尾となると共に上りバス14の先頭となっている。
ここで、図7は各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表であり、ICチップ10の下りバス設定レジスタ”RG121”及び上りバス設定レジスタ”RG122”の設定値をそれぞれ”1”に設定することにより、ICチップ9及び10を構成するバスインターフェイス(”IF11”及び”IF12”)の設計を変更することなく構成の変更に対応することができる。
また、例えば、図8はICチップを並び替えた場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図であり、8〜14,”TM11”,”TM12”,”TM13”,”TM14”,”AD11”,”AD12”,”AD13”,”AD14”,”IF11”,”IF12”,”IF13”,”IF14”,”RG111”,”RG112”,”RG121”,”RG122”,”RG131”,”RG132”,”RG141”及び”RG142”は図1と同一符号を付してある。
具体的には、2段目、3段目、4段目及び5段目のICチップとして、ICチップ12,11,10及びICチップ9を並び替えて配置したものであり、ICチップ9,10,11及びICチップ12のチップID設定端子”TM11”,”TM12”,”TM13”及び”TM14”に設定されている値は前述の通り”0”,”1”,”2”及び”3”である。
図8において、各ICチップが並び替えられたため、ICチップ12が下りバス13の最後尾となると共に上りバス14の先頭となっている。
ここで、図9は各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表であり、ICチップ12の下りバス設定レジスタ”RG111”及び上りバス設定レジスタ”RG112”の設定値をそれぞれ”1”に設定、それ以外のICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値を”0”に設定することにより、ICチップ9〜12を構成するバスインターフェイス(”IF11”〜”IF14”)の設計を変更することなく構成の変更に対応することができる。
最後に、例えば、図10は上りバス14の接続方法を変更した場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図であり、8〜14,”TM11”,”TM12”,”TM13”,”TM14”,”AD11”,”AD12”,”AD13”,”AD14”,”IF11”,”IF12”,”IF13”,”IF14”,”RG111”,”RG112”,”RG121”,”RG122”,”RG131”,”RG132”,”RG141”及び”RG142”は図1と同一符号を付してある。
具体的には、ICチップ9,10,11及びICチップ12、バスマスタICチップ8の順番で接続して上りバス14を構成したものであり、ICチップ9,10,11及びICチップ12のチップID設定端子”TM11”,”TM12”,”TM13”及び”TM14”に設定されている値は前述の通り”0”,”1”,”2”及び”3”である。
図10において、上りバス14の接続関係が変更されたため、ICチップ12が下りバス13の最後尾となると共にICチップ9が上りバス14の先頭となっている。
ここで、図11は各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表であり、ICチップ12の下りバス設定レジスタ”RG141”及びICチップ9の上りバス設定レジスタ”RG112”の設定値をそれぞれ”1”に設定、それ以外のICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値を”0”に設定することにより、ICチップ9〜12を構成するバスインターフェイス(”IF11”〜”IF14”)の設計を変更することなく構成の変更に対応することができる。
なお、図1に示す実施例では、下りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、各ICチップを構成するバスインターフェイスは、下りバス13の最後尾であると認識し、また、上りバス設定レジスタの設定値が”1”の場合、上りバス14の先頭であると認識しているが、下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値が”1”である必要性はなく、特定の値の設定値であれば任意の値であって構わない。
また、下りバス13の最後尾であると認識させ、上りバス14の先頭であると認識させるために、下りバス設定レジスタの設定値と上りバス設定レジスタの設定値とを同じ値にする必要性はない。
また、図1に示す実施例では、各ICチップに下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを設けているが、レジスタではなく下りバス設定端子及び上りバス設定端子を設けても構わない。
また、下りバス13の最後尾と上りバス14の先頭が同一のICチップとなる場合には下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタを統合して1つのバス設定レジスタとしても構わないし、1つのバス設定端子としても構わない。
また、下りバス及び上りバスは、各ICチップを数珠つなぎして接続するディジーチェーンバスであり、シリアルであってもパラレルであっても構わないし、バスビット幅と言ったバスの形式は問わない。
本発明に係るデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各ICチップのチップID設定端子への設定値(チップID)の一例を示す表である。 ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表である。 各ICチップの下りバスに対する送受信の動作を説明するフロー図である。 各ICチップの上りバスに対する送受信の動作を説明するフロー図である。 ICチップを削減した場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表である。 ICチップを並び替えた場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表である。 上りバスの接続方法を変更した場合のデータ伝送システムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各ICチップの下りバス設定レジスタ及び上りバス設定レジスタの設定値の一例を示す表である。 従来のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。 各ICチップのチップID設定端子への設定値(チップID)の一例を示す表である。 各ICチップの下りバスに対する送受信の動作を説明するフロー図である。 各ICチップの上りバスに対する送受信の動作を説明するフロー図である。 ICチップを削減した場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。 ICチップを並び替えた場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。 上りバスの接続方法を変更した場合のデータ伝送システムの一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1,8 バスマスタICチップ
2,3,4,5,9,10,11,12 ICチップ
6,13 下りバス
7,14 上りバス

Claims (7)

  1. 複数のICチップをディジーチェーン接続してデータ伝送を行なうデータ伝送システムにおいて、
    バスの制御を行うバスマスタICチップと、
    このバスマスタICチップと下りバス及び上りバスによりディジーチェーン接続され受信パケットの中継及び処理を行なうと共に、下りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記下りバスの最後尾であると認識して前記下りバスを介して後段への受信パケットの送信は行なわず、上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記上りバスの先頭であると認識して前記上りバスを介して後段からのパケットの受信を行なわない複数のICチップと
    を備えたことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 前記複数のICチップが、
    前記複数のICチップを識別するためのチップIDが設定されたチップID設定端子と、
    前記チップIDに基づき前記受信パケットが自分宛であるか否かを判断するアドレスデコーダと、
    前記受信パケットの中継を行なうと共に前記下りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記下りバスを介して後段への前記受信パケットの送信は行なわず、前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合に前記上りバスを介して後段からのパケットの受信を行なわないバスインターフェイスとから構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 前記複数のICチップが、
    前記下りバスを介して前段からパケットを受信し且つ前記下りバス設定レジスタの設定値が特定の値でない場合に前記受信パケットを前記下りバスを介して後段に転送し、
    前記受信パケットが自分宛である場合に前記受信パケットに対する情報処理を行うことを特徴とする
    請求項1記載のデータ伝送システム。
  4. 前記複数のICチップが、
    前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値ではなく且つ前記上りバスを介して後段からパケットを受信した場合に受信パケットを前記上りバスを介して前段に転送し、
    前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値の場合、若しくは、前記上りバス設定レジスタの設定値が特定の値ではなく且つ前記上りバスを介して後段からパケットを受信していない場合であって、前記バスマスタICチップにパケットを送信する場合に前記バスマスタICチップに送信するパケットを前記上りバスを介して前段に送信することを特徴とする
    請求項1記載のデータ伝送システム。
  5. 前記下りバス設定レジスタ及び前記上りバス設定レジスタの代わりに下りバス設定端子及び上りバス設定端子を有することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のデータ伝送システム。
  6. 前記下りバス設定レジスタ及び前記上りバス設定レジスタを統合して1つのバス設定レジスタとしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のデータ伝送システム。
  7. 前記下りバス設定端子及び前記上りバス設定端子を統合して1つのバス設定端子としたことを特徴とする
    請求項5記載のデータ伝送システム。
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