JP5012584B2 - 逆止弁及びバルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Description
以上、請求項1に記載の発明では、従動回転体にカム軸から作用する変動トルクによって流体室が容積拡大したときには、流体室への作動流体供給を少ない圧力損失にて実現し得ると共に、当該変動トルクによって流体室が圧縮されたときには、流体室からの作動流体漏れを抑制し得る。したがって、バルブタイミングの調整に必要な作動流体供給を流体室に対し迅速に行って、その調整応答性を向上させることができるのである。
またさらに請求項1に記載の発明ように、筐体の内周面と摺接する摺接面が各保持部に設けられることによれば、保持部の摺接面が筐体の内周面と摺接することにより、介装体が当該内周面に沿って案内されることになるので、介装体の傾きによる弁体の変位異常を回避して所望の調整応答性を確保することができる。しかも、弁体と一体変位する介装体が、当該一体変位のために弁体を保持する保持部を利用して案内されることによれば、そうした調整応答性の確保効果を低コストにて享受することが可能となるのである。
以下、バルブタイミング調整装置1の基本構成を説明する。バルブタイミング調整装置1は、内燃機関のクランク軸(図示しない)からカム軸2に機関トルクを伝達する伝達系に設置されて作動油により駆動される駆動部10、並びに当該駆動部10への作動油供給を制御する制御部30を備えている。
図1,2に示す駆動部10において、「駆動回転体」としてのハウジング11は、シューハウジング12、スプロケット13及びフロントプレート18等から構成されている。
図1に示す制御部30において、カム軸2及びその軸受(図示しない)を通して設けられる進角通路72は、進角室52〜54と常時連通している。また、カム軸2及びその軸受を通して設けられる遅角通路74は、遅角室56〜58と常時連通している。
以下、バルブタイミング調整装置1の特徴を詳細に説明する。
内燃機関の運転中は、カム軸2により開閉駆動される吸気弁からのスプリング反力等に起因して生じる変動トルクが、当該カム軸2を通じて駆動部10のベーンロータ14に作用する。ここで、図3に示すように変動トルクは、ハウジング11に対する進角方向に作用する負トルクと、ハウジング11に対する遅角方向に作用する正トルクとの間において交番変動するものである。尚、変動トルクは、例えば、正トルクのピークトルクT+が負トルクのピークトルクT−と実質的に等しくなることにより平均トルクが実質的に零となるものであってもよいし、正トルクのピークトルクT+が負トルクのピークトルクT−よりも大きくなることにより平均トルクが正トルク側に偏るものであってもよい。
図1に示すように供給通路76の中途部には、逆止弁100が設置されており、それによって供給通路76は、逆止弁100を境に二分されている。ここで、供給通路76において逆止弁100よりもポンプ4側の通路部76aは、当該ポンプ4と常時連通するポンプ側通路部76aを形成している。また一方、供給通路76において逆止弁100よりも制御弁80側の通路部76bは、当該制御弁80の作動に応じて進角室52〜54又は遅角室56〜58と連通する流体室側通路部76bを形成している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は説明の実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
Claims (10)
- 内燃機関のクランク軸及びカム軸とそれぞれ連動して回転する駆動回転体及び従動回転体の間に区画形成される流体室に流体供給源から作動流体を供給することにより、前記カム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、前記流体供給源側から前記流体室側への作動流体の順流を許容し且つ前記流体室側から前記流体供給源側への作動流体の逆流を規制する逆止弁であって、
前記流体供給源に連通する第一ポート及び前記流体室に連通する第二ポートを形成し、前記第一ポート及び第二ポートの間に弁座部を有する筐体と、
前記筐体内において前記弁座部の前記第二ポート側に収容されて第一通路を外周側に形成し、前記弁座部から離座することにより前記第一ポート及び前記第一通路の間を連通し且つ前記弁座部に着座することにより前記第一ポート及び前記第一通路の間を遮断する球状の弁体と、
前記筐体内において前記弁体の前記第二ポート側に収容されて前記第二ポートと連通する第二通路を内周側に形成し、圧縮変形により復原力を発生するコイルスプリングと、
前記筐体内において前記弁体及び前記コイルスプリングの間に介装されて前記第一通路及び前記第二通路の間を連通する連通通路を形成し、前記コイルスプリングから前記復原力を受けることにより前記弁体を前記弁座部に向かって押圧する介装体と、
を備え、
前記介装体は、前記筐体の周方向に間隔をあけた複数箇所において径方向の外側から前記弁体を保持する保持部を、有し、
各前記保持部には、径方向の前記弁体と反対側にて前記筐体の内周面と摺接する摺接面が設けられ、
各前記保持部の間において前記筐体の内周面と前記弁体の外周面との間に挟まれた前記連通通路が形成されることを特徴とする逆止弁。 - 前記コイルスプリングは、前記弁体よりも大きなコイル内径を有し、
前記連通通路は、前記コイルスプリングの軸方向において前記第一通路及び前記第二通路の間に挟まれることを特徴とする請求項1に記載の逆止弁。 - 前記弁体及び前記介装体は、それぞれ前記第一通路及び前記連通通路を前記筐体の内周面との間に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の逆止弁。
- 前記保持部には、前記弁体の外表面に沿って当接する当接面が設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の逆止弁。
- 前記保持部は、前記コイルスプリングの周方向に複数配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の逆止弁。
- 前記保持部には、前記第二通路を通じて前記第二ポートと対向する対向面が設けられることを特徴とする請求項5に記載の逆止弁。
- 平坦面状の前記対向面が筒孔状の前記第二ポートの軸方向に対して垂直となるように、前記介装体が配置されることを特徴とする請求項6に記載の逆止弁。
- 前記筐体は、内周面から突出して前記コイルスプリングの前記介装体とは反対側端を係止する係止部を有し、
前記介装体は、前記保持部から前記弁体とは反対側に突出して前記係止部に対して摺動する摺動部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の逆止弁。 - 前記保持部において前記摺動部が突出する面は、前記係止部と当接することにより前記介装体の変位を規制する規制面を形成することを特徴とする請求項8に記載の逆止弁。
- 内燃機関のクランク軸と連動して回転する駆動回転体と、
前記内燃機関のカム軸と連動して回転し、前記駆動回転体との間に流体室を区画形成し、当該流体室に流体供給源から作動流体を供給することにより、前記カム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを調整する従動回転体と、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の逆止弁と、
を備えることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
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