JP5012483B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャパシタに電力を蓄え、必要な時に放電する蓄電装置に関するものである。
近年、環境への配慮や燃費向上のために、制動時に発電を行うことで制動エネルギーを電気エネルギーとして回収する回生システムを搭載した自動車(以下、車両という)が開発されている。この回生システムは車両減速時に発電機で発生する電力(以下、回生電力という)を充電し、減速時以外に放電することで、発電機の発電量を減らすことができるので、その分、エンジン負担が軽減され省燃費が可能となる。
このような回生電力は車両減速時に急峻に発生するため、回生電力を十分に充電するためには、蓄電素子として例えば急速充放電特性に優れた電気二重層キャパシタを用いた蓄電装置とすることが望ましい。しかし、電気二重層キャパシタは定格電圧が2.5V程度と低いため、車両に用いるには複数個を直列に接続して電圧を高める構成が必要となる。このような蓄電装置としての車両用電源装置が、例えば下記特許文献1に提案されている。図4はこのような車両用電源装置のブロック回路図である。
図4において、電力を蓄えるキャパシタ101(電気二重層キャパシタからなる)は複数が直列に接続された構成を有する。キャパシタ101への充放電は図示しない充放電制御回路によって行われる。各キャパシタ101の両端にはバランススイッチ103とバランス抵抗105からなる直列回路が接続されている。また、直列接続したキャパシタ101の両端部と、各キャパシタ101の接続点は、マルチプレクサ107を介して電圧検出手段109に接続されている。電圧検出手段109の電圧出力と各バランススイッチ103はマイクロコンピュータ111に接続されている。マイクロコンピュータ111にはマルチプレクサ107も接続されており、マルチプレクサ107の制御も行う。これにより、マイクロコンピュータ111は検出したい電圧をマルチプレクサ107により選択し、電圧検出手段109から所望の電圧を読み込むことができる。さらに、マイクロコンピュータ111は制御系の配線にも接続されている。これにより、充放電制御回路等とデータのやり取りを行っている。なお、図4の構成は、以上のようにして構成されるキャパシタブロック113を複数個接続することにより、車両の駆動が可能な電力に対応できるようになっている。
車両使用時には、走行状況に応じて充放電制御回路によりキャパシタ101の充放電が行われる。その後、車両を使用し終わると、使用終了状況により程度は異なるものの、キャパシタ101には電力が蓄えられた状態となる。このままの状態でキャパシタ101を放置すると、自己放電によりキャパシタ101の電圧が徐々に低下していくが、特性バラツキ等の影響で電圧がばらついてくる。電圧がばらついた状態で車両の使用を開始し、複数のキャパシタ101を一斉に充電すると、満充電電圧近傍のまま、あまり電圧降下を起こさなかった一部のキャパシタ101が過電圧状態となる。これにより、そのキャパシタ101の寿命が短くなり、車両用電源装置全体の寿命も短くなる可能性があった。
そこで、図4の車両用電源装置においては、車両使用終了後に定期的に各キャパシタ101の電圧バランスを取るように制御している。この時の動作を図5により説明する。図5は車両使用終了後(自己放電時)から車両使用開始時(充電時)までの各キャパシタ101の両端電圧の経時変化図を示す。図5において、横軸は時間、縦軸はキャパシタ両端電圧である。
車両使用時には各キャパシタ101の両端電圧がVsで一定であったとする。その後、イグニションスイッチ(IGという)をオフにすると、各キャパシタ101の両端電圧は自己放電により経時的に低下する。但し、それぞれの特性バラツキにより、電圧低下の傾きは図5の太点線に示すように幅を持つことになる。そこで、マイクロコンピュータ111は一定時間が経過すると(ここでは図5の横軸でキャパシタ電圧調整回数が1の時点に相当)、マルチプレクサ107を制御してキャパシタ101の両端部と各接続点の電圧を電圧検出手段109から読み込み、各キャパシタ101の両端電圧を求める。その後、両端電圧の最小値を求め、他の各キャパシタ101の両端電圧がそれぞれ最小値になるまでバランススイッチ103をオンにする。これにより、各キャパシタ101に蓄えられた電力はバランス抵抗105により熱として消費され、両端電圧が速やかに低下する。
マイクロコンピュータ111は全てのキャパシタ101の両端電圧が最小値と等しくなり、全てのバランススイッチ103がオフになれば、一定時間の経過後に同様の動作を繰り返す。これにより、図5に示すように、定期的に各キャパシタ101の両端電圧を最小値に合わせるので、車両非使用時における両端電圧のバラツキが極めて少ない状態で推移する。
その後、任意の時間でIGがオンになり車両用電源装置が起動すると、充放電制御回路は車両制動により各キャパシタ101を満充電するのであるが、各キャパシタ101の電圧がほぼ揃っているので、図5の右側に示すように、満充電電圧を超えて過電圧になるキャパシタ101がほとんどなくなり車両用電源装置の長寿命化が実現できる。
特開2007−124771号公報
上記の車両用電源装置によると、確かに起動充電時の過電圧が低減でき、長寿命化が得られるのであるが、そのために車両非使用時に定期的に各キャパシタ101の電圧バランスを取っているので、車両使用時に充電した電力を定期的に放電してしまい、その分、損失が発生する。この場合、新品時のように各キャパシタ101の特性バラツキが小さければ、それほど大きな損失にはならないが、キャパシタ101の劣化が進行すると、そのバラツキも加わるため、自己放電による電圧低下の傾き幅は徐々に大きくなる。
このような状態でも、キャパシタ101の両端電圧の最小値になるように全てのキャパシタ101の両端電圧を合わせると、最も劣化が進んだキャパシタ101の両端電圧に合わせることになり、劣化が比較的遅いキャパシタ101に蓄えた電力も無駄に放電してしまうことになる。従って、劣化が進行するに従って、定期的な電圧バランス動作による損失が大きくなってしまうという課題があった。
なお、劣化が進んだキャパシタ101の自己放電による電圧低下の傾きが大きくなる理由は次の通りである。劣化が進んだキャパシタ101は、その容量値Cが低下する。従って、劣化進行が遅い(Cの大きい)他のキャパシタ101に比べると、両端電圧Vが等しい場合、劣化したキャパシタ101に蓄えられる電荷量Qは、Q=C・Vより小さくなることがわかる。一方、自己放電は各キャパシタ101の絶縁抵抗に電流Iが流れることにより起こるが、劣化による絶縁抵抗の変化は容量値Cの変化に比べ小さいので、自己放電時に絶縁抵抗に流れる電流Iのバラツキは小さい。その結果、電荷量Q=I・t(tは時間)において、自己放電電流Iは劣化によらずほぼ一定とすると、電荷量Qの小さい、すなわち劣化が進行したキャパシタ101は時間tが小さくなる。従って、劣化進行に伴い自己放電による電圧低下が早く起こり、傾きが大きくなる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、キャパシタの劣化が進行しても電圧バランス動作による損失を低減することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の蓄電装置は、直列に接続されたキャパシタと、前記キャパシタのそれぞれに並列に接続されたバランススイッチ、およびバランス抵抗からなる直列回路と、前記キャパシタにおける直列接続の両端部、および前記各キャパシタの接続点に接続された電圧検出手段と、前記各バランススイッチ、および前記電圧検出手段に接続された制御回路とからなり、前記制御回路は、使用終了時と、前記使用終了時から既定時間(t1)経過後の前記両端部、および前記各接続点の電圧を前記電圧検出手段によりそれぞれ求め、前記使用終了時から前記既定時間(t1)経過時までの前記各キャパシタの電圧変化幅(ΔVi:i=1〜n、nは前記キャパシタの数)をそれぞれ計算し、前記電圧変化幅(ΔVi)が既定値(ΔVd)以下のものの中から最大電圧変化幅(ΔVmax)を求め、前記電圧変化幅(ΔVi)が前記既定値(ΔVd)以下の前記各キャパシタの両端電圧(Vi)が、前記最大電圧変化幅(ΔVmax)を有する最大変化キャパシタの両端電圧(Vmax)になるように前記各バランススイッチを制御し、以後、使用開始時まで既定時間間隔(Δt)毎に、前記電圧変化幅(ΔVi)が前記既定値(ΔVd)以下の前記各キャパシタの両端電圧(Vi)が、前記最大変化キャパシタのその時点における両端電圧(Vmax)になるように前記各バランススイッチを制御する動作を繰り返すようにしたものである。
本発明の蓄電装置によれば、自己放電によるキャパシタの両端電圧変化幅(ΔVi:傾きに相当)が劣化進行に伴い既定値(ΔVd)より大きくなると、そのキャパシタを電圧バランス動作の対象から外しているので、従来のように最も劣化が進行したキャパシタに合わせて電圧バランス動作を行う場合に比べて損失を低減することが可能な蓄電装置を実現できるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における蓄電装置のブロック回路図である。図2は、本発明の実施の形態における蓄電装置の使用終了後における電圧バランス動作のフローチャートである。図3は、本発明の実施の形態における蓄電装置の使用終了後から使用開始時におけるキャパシタ両端電圧の経時変化図である。なお、図1において太線は電力系配線を、細線は信号系配線をそれぞれ示す。また、本実施の形態では蓄電装置を車両の回生システムに適用した場合について述べる。
図1の蓄電装置11において、電力を蓄えるキャパシタ13は複数が直列に接続されている。キャパシタ13は大容量の電気二重層キャパシタからなり、直列接続することにより必要な電圧仕様を満たしている。なお、図1の構成ではキャパシタ13を直列に接続した例を示しているが、これは直並列接続としてもよい。この場合は、以下の説明において、キャパシタ13が並列接続された部分を1まとめにみなすことにより、直列接続と電気回路的に等価となるので、並列接続部分を1個のキャパシタ13として扱えばよい。
キャパシタ13のそれぞれには、キャパシタ13に並列に電圧バランスを取るための直列回路15が接続されている。直列回路15はバランススイッチ17とバランス抵抗19を直列接続した構成を有する。従って、バランススイッチ17をオンにすることにより、キャパシタ13の電力がバランス抵抗19により放電されるので、キャパシタ13の電圧を下げる方向に調整することができる。なお、バランススイッチ17は外部からオンオフ制御が可能な構成を有し、ここではFETを用いた。
直列接続されたキャパシタ13の両端部である正極端子21、および負極端子23は電圧検出手段25に接続されている。さらに、電圧検出手段25には各キャパシタ13のそれぞれの接続点も接続されている。従って、電圧検出手段25は正極端子21、負極端子23、および前記接続点の電圧を検出することができる。なお、電圧検出手段25は従来と同様に、正極端子21、負極端子23、および複数の前記接続点の電圧のいずれか1つを選択し、その電圧を出力する構成を有している。
また、直列接続されたキャパシタ13の近傍には、その環境温度を検出するための温度センサ27が配されている。温度センサ27は温度に対する抵抗値変化が大きいサーミスタを用いた。
各バランススイッチ17、電圧検出手段25、および温度センサ27は信号系配線で制御回路29に接続されている。制御回路29はマイクロコンピュータと周辺回路から構成されており、蓄電装置11の全体の動作を制御している。すなわち、制御回路29は電圧検出手段25を切り替えながら、正極端子21、負極端子23、および各キャパシタ13の接続点の電圧を読み込む。また、温度センサ27の出力より温度Tを読み込む。さらに、制御回路29は電圧バランスを取る際に、各バランススイッチ17のオンオフ制御を行う。また、制御回路29は車両側制御回路(図示せず)とデータ信号の送受信を行うことで互いに交信する機能を有している。
蓄電装置11の正極端子21と負極端子23は車両側に搭載したキャパシタ13の充放電回路を介してバッテリ、発電機、負荷等(いずれも図示せず)に接続されている。これにより、発電機で発電した回生電力をキャパシタ13に充電したり、回生時以外の必要な時にキャパシタ13の電力を負荷等に放電することで、省燃費化を達成している。
なお、本実施の形態における蓄電装置11は単体で車両に搭載される構成としているが、それに限定されるものではなく、従来のように複数の蓄電装置11を搭載する構成としてもよい。この場合は、複数の蓄電装置11の正極端子21、および負極端子23のそれぞれが直列、または直並列になるように上記した充放電回路と接続することで、必要な電力を賄う。また、蓄電装置11間のデータ信号のやり取りを行うことができるように、各制御回路29が信号系配線で接続されるとともに、上記した車両側制御回路にも接続されるようにすればよい。
次に、このような蓄電装置11の使用終了後における電圧バランス動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、制御回路29はメインルーチンから必要に応じて様々なサブルーチンを実行することにより全体の動作を行うソフトウエア構成としているので、図2に示すフローチャートをサブルーチンの形態で示した。また、図2の動作の結果としての各キャパシタ13の両端電圧の経時変化を図3に示す。従って、ここでは蓄電装置11の使用終了後の動作を図2、および図3により説明する。なお、図3の横軸は時間を、縦軸は各キャパシタ13の両端電圧を、それぞれ示す。
車両の使用が終了すると、制御回路29は車両側制御回路から車両使用終了を示すデータ信号を受信する。これにより、制御回路29は図2のサブルーチンを実行する。
図2のサブルーチンが実行されると、まず制御回路29は電圧検出手段25により、正極端子21、負極端子23、および各キャパシタ13の接続点の電圧を順次切り替えて読み込む(ステップ番号S11)。
次に、使用終了時における各キャパシタ13の両端電圧V0i(i=1〜n、nは直列接続されたキャパシタ13の個数)を求める。両端電圧V0iはS11で読み込んだ正極端子21、負極端子23、および各キャパシタ13の接続点の電圧を基に、各キャパシタ13の正極電圧と負極電圧の差を順次計算することにより得ている。さらに、得られた両端電圧V0iの平均値Vmを計算する(以上、S13)。
ここまでの動作は図3の時間0、すなわち使用終了時に行われる。なお、図3において時間0までは車両使用中であるので、蓄電装置11にある程度の電力が蓄えられているとしている。しかも、車両使用中には各キャパシタ13の電圧バランスが直列回路15によって適宜取られているので、各キャパシタ13の両端電圧(図3の縦軸)はほぼ平均値Vmと等しくなる。従って、図3では両端電圧V0iのバラツキがほとんどなく、平均値Vmにほぼ等しいとして示している。
ここで図2に戻り、次に制御回路29は使用終了後から既定時間t1が経過したか否かを判断する(S15)。なお、既定時間t1は、後述する各キャパシタ13の電圧変化幅ΔViを、それぞれ制御回路29の計算精度内で区別できる程度以上に、各キャパシタ13が自己放電するために要する時間である。これは、使用するキャパシタ13の容量値や自己放電特性、制御回路29の計算精度、さらに電圧検出手段25の誤差マージン等を考慮してあらかじめ実験的に決定され、制御回路29に内蔵したメモリに記憶されている。
もし、既定時間t1が経過していなければ(S15のNo)、再びS15に戻り、既定時間t1が経過するまで待つ。
既定時間t1が経過すれば(S15のYes)、時間t1における正極端子21、負極端子23、および各キャパシタ13の接続点の電圧をS11と同様にして読み込む(S17)。さらに、既定時間t1経過後の各キャパシタ13の両端電圧Vi(i=1〜n)を計算する(S19)。なお、両端電圧Viの計算方法はS13の両端電圧V0iの計算方法と同じである。
次に、制御回路29は、S13で求めた各キャパシタ13の両端電圧V0i、およびS19で求めた両端電圧Viから、各キャパシタ13の電圧変化幅ΔViを計算する(S21)。なお、電圧変化幅ΔViは、ΔVi=V0i−Vi(i=1〜n)により求める。
以上までの動作をまとめると次のようになる。制御回路29は、使用終了時(時間0)と、使用終了時から既定時間t1経過後の両端部(正極端子21と負極端子23)、およびキャパシタ13の各接続点の電圧を電圧検出手段25によりそれぞれ求め、使用終了時から既定時間t1経過時までの各キャパシタ13の電圧変化幅ΔVi(i=1〜n)をそれぞれΔVi=V0i−Viより計算する。但し、時間0における各キャパシタ13の両端電圧をV0i、既定時間t1経過後の両端電圧をViとする。
ここで、使用終了時(時間0)から既定時間t1経過後、すなわち時間t1における各キャパシタ13の両端電圧Viを図3に示す。なお、図3においては、5個のキャパシタ13における両端電圧の変化について示している。ここで、5個のキャパシタ13の電圧変化幅ΔViが小さいものから順にそれぞれCa1、Ca2、Ca3、Ca4、Ca5と呼ぶ。
時間0でほぼ両端電圧V0i(ここではi=1〜5)が揃っていた各キャパシタ13は、時間t1に至ると、それぞれの初期的なバラツキと劣化進行度合いに応じて、図3の太線(Ca1〜Ca4のキャパシタ13)、太点線(Ca5のキャパシタ13)に示すように自己放電により両端電圧Viがばらつく。従って、時間0から時間t1までの電圧変化幅ΔViに差が生じた状態となっている。
ここで図2に戻り、次に制御回路29は温度センサ27の出力より温度Tを読み込む(S23)。その後、温度TとS13で求めた平均値Vmに応じた既定値ΔVdと劣化限界値ΔVgを、それぞれの相関関係から決定する(S25)。
なお、既定値ΔVdとは、車両の使用終了後、すなわち非使用時に各キャパシタ13の電圧バランスを取る対象と判断する電圧変化幅ΔViの最大値のことであり、電圧変化幅ΔViが既定値ΔVdを超えると、そのキャパシタ13に対しては以後の非使用時における電圧バランス動作を行わないようにしている。これにより、従来のように常に最も劣化が進行したキャパシタの両端電圧に、他のキャパシタの両端電圧を合わせることにより電力損失が増大してしまう程度を低減している。ここで、既定値ΔVdは電圧検出誤差等のマージンを含めて、後述する劣化限界値ΔVdよりも小さい値に設定している。
既定値ΔVdは使用終了時の各キャパシタ13の両端電圧Viの大きさによって変化する。これは、両端電圧Viの大きさにより自己放電速度が異なるためである。すなわち、両端電圧Viが高ければ同じ既定時間t1の間の自己放電による電圧変化幅ΔViは大きく、両端電圧Viが低ければ自己放電による電圧変化幅ΔViは小さくなる。
ここで、前記したように車両使用時には電圧バランスが取られることから、両端電圧Viのバラツキは小さい。従って、両端電圧Viの平均値Vmを両端電圧Viの代表値として、それに対する既定値ΔVdの相関関係をあらかじめ実験的に求め制御回路29のメモリに記憶している。
同様に、既定値ΔVdは各キャパシタ13の温度Tによっても変化する。従って、温度Tに対する既定値ΔVdの相関関係をあらかじめ実験的に求め制御回路29のメモリに記憶している。
このように、平均値Vmと温度Tの両方のパラメータを求め、それらに応じた既定値ΔVdを決定することにより、既定値ΔVdの高精度化が図れる。
一方、劣化限界値ΔVgはキャパシタ13が劣化して、これ以上蓄電装置11として使用できなくなる場合の電圧変化幅のことである。すなわち、前記したように、キャパシタ13の劣化進行に伴い、自己放電による電圧変化幅ΔViは大きくなる傾向にあるので、限界まで劣化したキャパシタ13の電圧変化幅を劣化限界値ΔVgとしてあらかじめ求め、メモリに記憶している。従って、任意のキャパシタ13の電圧変化幅ΔViが劣化限界値ΔVgを超えれば、これ以上蓄電装置11を使用することができないと判断できる。
なお、劣化限界値ΔVgもキャパシタ13の両端電圧Viや温度Tによって変化するので、既定値ΔVdと同様に、平均値Vm、および温度Tに応じた劣化限界値ΔVgの相関関係を実験的に求め、メモリに記憶している。
以上のことから、S25では平均値Vm、および温度Tに応じて既定値ΔVd、および劣化限界値ΔVgを決定している。
なお、例えば蓄電装置11を車両のバックアップ電源に使用する場合は、車両使用中には常に各キャパシタ13の両端電圧が一定となるので、使用終了時の平均値Vmもほぼ一定となる。この際は既定値ΔVdと劣化限界値ΔVgが平均値Vmによらず同じ値となるので、平均値Vmと既定値ΔVd、および劣化限界値ΔVgの相関関係は不要となり、温度Tのみの相関関係でこれらを決定すればよい。
また、例えば温度Tがほとんど変化しない環境に蓄電装置11が設置されている場合は、温度Tと既定値ΔVd、および劣化限界値ΔVgの相関関係は不要となり、平均値Vmのみの相関関係でこれらを決定すればよい。
さらに、例えばバックアップ電源が車室内に設置されている場合のように、車両使用終了時に平均値Vmも温度Tもほとんど変化しない場合は、既定値ΔVd、および劣化限界値ΔVgを一義的に決定してもよい。
次に、S25で既定値ΔVdと劣化限界値ΔVgが決まれば、制御回路29は各キャパシタ13の電圧変化幅ΔViと劣化限界値ΔVgを順次比較する(S27)。その結果、例えば図3の太点線で示したCa5のキャパシタ13のように、時間t1で電圧変化幅ΔV5が劣化限界値ΔVgを超えていれば、蓄電部11をこれ以上使用することができない。すなわち、図2のS27において、各電圧変化幅ΔViが1つでも劣化限界値ΔVgを超えれば(S27のYes)、蓄電装置11が劣化したと判断する。この場合、制御回路29は劣化信号を車両側制御回路に出力する(S29)。これにより、車両側制御回路は運転者に蓄電装置11の劣化を警告し、修理を促す。その後、図2のサブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
一方、各電圧変化幅ΔViが全て劣化限界値ΔVgを超えていなければ(S27のNo)、次に制御回路29は電圧変化幅ΔViが既定値ΔVd以下のものを抽出する(S31)。具体的には、図3に示すようにCa1からCa4のキャパシタ13の内、Ca4のキャパシタ13の電圧変化幅ΔV4だけが既定値ΔVdよりも大きいので、それを除くCa1からCa3のキャパシタ13の電圧変化幅ΔV1〜ΔV3が抽出されることになる。なお、ここから以下の説明では劣化したCa5のキャパシタ13は存在せず、Ca1からCa4の4個のキャパシタ13で蓄電装置11が構成されるものとする。
ここで図2に戻り、次に制御回路29は抽出した電圧変化幅ΔViの最大値を求め、その値を最大電圧変化幅ΔVmaxとして記憶する。さらに、最大電圧変化幅ΔVmaxを有するキャパシタ13を最大変化キャパシタと呼び、そのキャパシタ番号iと時間t1における両端電圧Vmaxを記憶する(以上、S33)。具体的には、図3において、抽出した電圧変化幅ΔV1〜ΔV3の内、最大値はΔV3であるので、ΔV3を最大電圧変化幅ΔVmaxとして記憶する。これは、制御回路29に内蔵したメモリの一部を最大電圧変化幅ΔVmaxの変数として用意しておき、そこに最大値であるΔV3の値を代入することで、ΔVmaxを記憶している。また、Ca3のキャパシタ13を最大変化キャパシタと呼び、キャパシタ番号3をメモリに記憶するとともに、時間t1におけるCa3のキャパシタ13の両端電圧V3を最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxとして記憶する。
次に、図2に戻り、制御回路29は最大変化キャパシタを除く抽出したキャパシタ13の両端電圧Viが、最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxになるまで、それぞれの抽出したキャパシタ13に接続されたバランススイッチ17をオンにする(S35)。従って、抽出したキャパシタ13の両端電圧Viが、最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxになれば、そのキャパシタ13に接続されたバランススイッチ17をオフにすることになる。具体的には、図3において、最大変化キャパシタはCa3であるので、それを除く抽出したキャパシタ13はCa1とCa2になる。従って、制御回路29はCa1とCa2のキャパシタ13に接続されたバランススイッチ17をオンにする。その結果、それぞれのバランス抵抗19により電力が放電されるので、Ca1とCa2のキャパシタ13の両端電圧V1、V2は急に低下していく。やがて、まずCa2のキャパシタ13が最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxに至るので、その時点でCa2のキャパシタ13のバランススイッチ17をオフにする。引き続き、Ca1のキャパシタ13が最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxに至るので、その時点でCa1のキャパシタ13のバランススイッチ17をオフにする。これらの電圧変化は自己放電による電圧変化に比べ早いので、図3ではほぼ時間t1にてCa1とCa2のキャパシタ13の両端電圧V1、V2が最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxに至ったとして示している。
次に、図2に戻り、制御回路29は全ての抽出したキャパシタ13の両端電圧Viが最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxと等しくなったか否かを判断する(S37)。この判断のためには、各バランススイッチ17の状態を監視し、全てオフになれば最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxと等しくなったと判断する。もし、全ての抽出したキャパシタ13の両端電圧Viが最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxと等しくなければ(S37のNo)、S35に戻り、等しくなるまで待つ。
一方、全ての抽出したキャパシタ13の両端電圧Viが最大変化キャパシタの両端電圧Vmaxと等しくなれば(S37のYes)、制御回路29は既定時間間隔Δtが経過したか否かを判断する(S39)。ここで、既定時間間隔Δtは次に電圧バランスを取るまでの時間間隔のことで、各キャパシタ13の自己放電による電圧変化幅ΔViのバラツキ幅等に応じて、早くばらつく場合は短めになるように、なかなかばらつかない場合は長めになるようにあらかじめ決定しておく。
既定時間間隔Δtが経過していなければ(S39のNo)、再びS39に戻り既定時間間隔Δtが経過するまで待つ。既定時間間隔Δtが経過すれば(S39のYes)、S33で記憶したキャパシタ番号のキャパシタ13、すなわち最大変化キャパシタにおける両端電圧Vmaxを求める(S41)。具体的には、図3において、時間t1から既定時間間隔Δtが経過した時間t2に至ると、その時点でのキャパシタ番号3のキャパシタ13(Ca3のキャパシタ)における両端電圧V3を最大変化キャパシタにおける両端電圧Vmax(変数メモリ)に代入する。
ここで、図2に戻って、S41の後はS35にジャンプし、S35からS41の動作を繰り返す。これにより、図3に示すように、Ca1とCa2のキャパシタ13は自己放電による電圧変化が遅いので、これらの両端電圧V1、V2が最大変化キャパシタにおける両端電圧Vmax(=V3)になるようにCa1とCa2のキャパシタ13に接続されたバランススイッチ17のオンオフ制御を行う。その結果、ほぼ時間t2でCa1とCa2のキャパシタ13の両端電圧V1、V2は最大変化キャパシタにおける両端電圧Vmaxと等しくなるので、電圧バランスが取れる。
その後、同様にして時間t2から既定時間間隔Δtが経過した時間t3においても電圧バランスを取る。このようにして、車両の使用開始時までCa1からCa3のキャパシタ13の電圧バランスが定期的に取られることになる。この動作をまとめると、使用開始時まで既定時間間隔Δt毎に、電圧変化幅ΔViが既定値ΔVd以下の各キャパシタ13の両端電圧Viが、最大変化キャパシタのその時点における両端電圧Vmaxになるように各バランススイッチ17を制御する動作を繰り返すことで電圧バランスを取っている。
一方、Ca4のキャパシタ13は時間t1の時点で電圧変化幅ΔV4が既定値ΔVdを超えていると判断されているので、時間t1、t2、t3のそれぞれにおいて電圧バランスは取られない。従って、図3に示すように自己放電により経時的に電圧が低下していく。
その後、時間t4で車両が再び使用され、イグニションスイッチ(図示せず)がオンになったとする。その結果、制御回路29は車両側制御回路から起動信号を受信するので、これにより制御回路29に内蔵したマイクロコンピュータがリセットされるようにしている。ここで、マイクロコンピュータをリセットするのは、図2のサブルーチンのS35からS41が無限ループとなるので、起動時にそれから抜け出すためである。なお、マイクロコンピュータはリセットされるとメインルーチンを最初から実行するので、このような動作により、図2のサブルーチンを終了してメインルーチンに戻ったことになる。
時間t4は使用開始直後を示すので、この時点では車両が走行しておらず、回生電力は発生しない。従って、回生電力が発生する時間t5までは各キャパシタ13の両端電圧Viは自己放電の傾向を示し続ける。その後、時間t5で車両制動により回生電力が発生すると、Ca1からCa4の各キャパシタ13に回生電力が充電されていく。その結果、各キャパシタ13の両端電圧V1〜V4は急激に上昇する。この時、Ca1からCa3の各キャパシタ13の両端電圧V1〜V3は非使用時に定期的に電圧バランスが取られていたので、ほぼばらつくことなく両端電圧V1〜V3が上昇していく。しかし、Ca4のキャパシタ13は他のキャパシタ13に比べ劣化が進行しているので、容量値Cが小さくなっている。その結果、回生電力を充電すると、他のキャパシタ13よりも高速に両端電圧V4が上昇し、傾きが大きくなる。従って、各キャパシタ13の両端電圧V1〜V4が満充電電圧に近づく時間t6においてCa1からCa4の各キャパシタ13の両端電圧V1〜V4の差は小さくなり、時間t7で満充電となった時には両端電圧V1〜V4がほぼ等しい状態となる。ゆえに、劣化がある程度進行して既定値ΔVdを超えたCa4のキャパシタ13に対して非使用時に電圧バランスを取らなかったとしても、回生電力の充電時には満充電電圧までほぼばらつかずに充電できることになる。これにより、従来のように最も劣化が進行したキャパシタの両端電圧に合わせるように電圧バランスを取る場合に比べ、電力損失を低減するとともに、従来同様ほとんど過電圧に至ることなく満充電にすることができる。
なお、もし劣化限界値ΔVgを超えたCa5のキャパシタ13を使い続けたとすると、図3の太点線に示すように、時間t5における充電開始により、容量値Cが劣化で小さくなっている分、両端電圧V5の上昇傾きが他のキャパシタ13に比べさらに大きくなる。その結果、例えば時間t6近傍で満充電電圧に至り、全てのキャパシタ13が満充電に至る時間t7を越えて過電圧が印加された状態が続くことが起こり得る。これにより、劣化したCa5のキャパシタ13はさらに劣化が進行し、蓄電装置11の寿命をさらに縮めることになる。従って、本実施の形態では劣化限界値ΔVgを超えたキャパシタ13が1つでも発生すれば、その時点で劣化信号を出力するようにしている。
以上の構成、動作により、自己放電によるキャパシタ13の両端電圧変化幅ΔViが劣化進行に伴い既定値ΔVdより大きくなると、そのキャパシタ13を電圧バランス動作の対象から外しているので、従来のように最も劣化が進行したキャパシタに合わせて電圧バランス動作を行う場合に比べて損失を低減することが可能な蓄電装置11を実現できる。
なお、本実施の形態においてキャパシタ13には電気二重層キャパシタを用いたが、これは電気化学キャパシタ等の他のキャパシタでもよい。
また、本実施の形態において蓄電装置11を車両の回生システムに適用した場合について述べたが、それらに限らず、ハイブリッド車や、アイドリングストップ、電動パワーステアリング、車両制動システム、電動過給器等の各システムにおける車両用補助電源等にも適用可能である。
本発明にかかる蓄電装置は、キャパシタの劣化が進行しても電圧バランス動作による損失を低減することができるので、特にキャパシタに電力を蓄え、必要な時に放電する車両用の蓄電装置等として有用である。
本発明の実施の形態における蓄電装置のブロック回路図 本発明の実施の形態における蓄電装置の使用終了後における電圧バランス動作のフローチャート 本発明の実施の形態における蓄電装置の使用終了後から使用開始時におけるキャパシタ両端電圧の経時変化図 従来の車両用電源装置のブロック回路図 従来の車両用電源装置における車両使用終了後(自己放電時)から車両使用開始時(充電時)までの各キャパシタの両端電圧の経時変化図
符号の説明
11 蓄電装置
13 キャパシタ
15 直列回路
17 バランススイッチ
19 バランス抵抗
21 正極端子
23 負極端子
25 電圧検出手段
27 温度センサ
29 制御回路

Claims (6)

  1. 直列に接続されたキャパシタと、
    前記キャパシタのそれぞれに並列に接続されたバランススイッチ、およびバランス抵抗からなる直列回路と、
    前記キャパシタにおける直列接続の両端部、および前記各キャパシタの接続点に接続された電圧検出手段と、
    前記各バランススイッチ、および前記電圧検出手段に接続された制御回路とからなり、
    前記制御回路は、使用終了時と、前記使用終了時から既定時間(t1)経過後の前記両端部、および前記各接続点の電圧を前記電圧検出手段によりそれぞれ求め、
    前記使用終了時から前記既定時間(t1)経過時までの前記各キャパシタの電圧変化幅(ΔVi:i=1〜n、nは前記キャパシタの数)をそれぞれ計算し、
    前記電圧変化幅(ΔVi)が既定値(ΔVd)以下のものの中から最大電圧変化幅(ΔVmax)を求め、
    前記電圧変化幅(ΔVi)が前記既定値(ΔVd)以下の前記各キャパシタの両端電圧(Vi)が、前記最大電圧変化幅(ΔVmax)を有する最大変化キャパシタの両端電圧(Vmax)になるように前記各バランススイッチを制御し、
    以後、使用開始時まで既定時間間隔(Δt)毎に、前記電圧変化幅(ΔVi)が前記既定値(ΔVd)以下の前記各キャパシタの両端電圧(Vi)が、前記最大変化キャパシタのその時点における両端電圧(Vmax)になるように前記各バランススイッチを制御する動作を繰り返すようにした蓄電装置。
  2. 前記制御回路は、前記各電圧変化幅(ΔVi)が1つでも前記既定値(ΔVd)より大きな劣化限界値(ΔVg)を超えれば、劣化信号を出力するようにした請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記制御回路は、前記使用終了時に前記各キャパシタの両端電圧(Vi)を求めて平均値(Vm)を計算し、
    前記平均値(Vm)に応じて前記既定値(ΔVd)、および前記劣化限界値(ΔVg)を決定するようにした請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記平均値(Vm)に対する前記既定値(ΔVd)、および前記劣化限界値(ΔVg)との相関関係をそれぞれあらかじめ求め、前記制御回路に記憶した請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記制御回路に接続された温度センサを設け、
    前記制御回路は、前記使用終了時に前記温度センサから出力される温度(T)に応じて前記既定値(ΔVd)、および前記劣化限界値(ΔVg)を決定するようにした請求項2に記載の蓄電装置。
  6. 前記温度(T)に対する前記既定値(ΔVd)、および前記劣化限界値(ΔVg)との相関関係をそれぞれあらかじめ求め、前記制御回路に記憶した請求項5に記載の蓄電装置。
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