JP5012351B2 - 駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駆動輪に発生するスリップを抑制するための駆動制御装置に関する。
乗用車やトラック等の車両の駆動輪がスリップした場合、動力発生源が発生する動力を有効に制駆動力へ変換できないことにより推進効率が低下したりする。このため、駆動輪にスリップが発生した場合には、速やかに駆動輪のグリップを回復させる必要がある。特許文献1には、電動機の回転角加速度が所定の閾値を超えたときに車輪のスリップが発生したとして、電動機の出力を制限する技術が開示されている。
特開2005−51849号公報 段落番号0008、図2
しかし、特許文献1に開示された技術は、車輪にスリップが発生してから電動機の出力を制限する。これによって、電動機の出力が抑制されるまでの間はスリップが発生してしまう。このため、駆動輪に発生するスリップをより早い段階で抑制して車両の挙動をより早期に安定させる必要がある。そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動輪に発生するスリップをより早い段階で抑制して、車両の挙動を早期に安定させることのできる駆動制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る駆動制御装置は、車両が備える駆動輪に要求される要求駆動輪加速度、及び前記車両の駆動輪と前記駆動輪が接する路面との間の摩擦係数から前記駆動輪が発生することのできる上限の限界駆動輪加速度を求める加速度演算部と、前記要求駆動輪加速度と前記限界駆動輪加速度との内の小さい方を前記駆動輪が発生可能な発生可能駆動輪加速度とする発生可能加速度演算部と、前記発生可能駆動輪加速度が、現時点において前記駆動輪が発生している加速度よりも小さいか否かを判定する制御条件判定部と、前記発生可能駆動輪加速度が現時点において前記駆動輪が発生している加速度よりも小さいと前記制御条件判定部が判定すると、前記発生可能駆動輪加速度と現時点において前記駆動輪が発生している加速度と前記駆動輪のイナーシャとから求められる前記駆動輪のトルク補正値で、現時点において前記駆動輪に付与される駆動トルクを補正することにより、前記駆動輪に付与する駆動トルクを求める制駆動力演算部と、を含むことを特徴とする。
このように、要求駆動輪加速度と限界駆動輪加速度とを考慮して、車両が備える駆動輪の駆動トルクを求めるので、車輪速度のサンプリング周期による遅れやECUの通信の遅れ、あるいは車両の駆動系のねじれによる遅れ等により、駆動輪の駆動力が実際に低下するまでに時間を要しても、駆動輪の過大なスリップを抑制できる。その結果、駆動輪に発生するスリップを、より早い段階で抑制して、車両の挙動を早期に安定させることができる。
本発明の望ましい態様として、前記制駆動力演算部は、前記発生可能駆動輪加速度が現時点において前記駆動輪が発生している加速度以上であると前記制御条件判定部が判定すると、現時点において前記駆動輪に付与される駆動トルクを維持することが好ましい。
この発明によれば、駆動輪に発生するスリップを、より早い段階で抑制して、車両の挙動を早期に安定させることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲に含まれるものが含まれる。
以下においては、電動機を動力発生源とする車両、例えば、いわゆる電気自動車やFCV(Fuel Cell Vehicle:燃料電池車両)に本発明を適用した場合を説明するが、本発明の適用対象は、駆動輪の制駆動力を制御できる動力発生源を備えていればよい。このような車両であれば、本発明は、電動機と内燃機関とを組み合わせて動力発生源とする、いわゆるハイブリッド車両や、動力発生源に内燃機関を用いる車両に対しても適用できる。なお、本発明では、動力発生源のトルクを調整することによって駆動輪のスリップを抑制するため、車両が備える動力発生源は、例えば電動機のように、出力中のトルクを簡易に知ることができるとともに、出力するトルクを迅速に変更できるものであることが好ましい。また、駆動輪のスリップは、運転上許容できない大きさのスリップであり、駆動輪と路面との間の摩擦係数が最大値を超えたときのスリップである。
本実施形態は、車両が備える駆動輪に要求される要求駆動輪加速度、及び車両の駆動輪と駆動輪が接する路面との間の摩擦係数から駆動輪が発生することのできる上限の限界駆動輪加速度を求め、得られた要求駆動輪加速度と限界駆動輪加速度とに基づいて、車両の駆動輪が発生可能な発生可能駆動輪加速度を求める。そして、求めた発生可能駆動輪加速度と、現時点において駆動輪が発生している加速度とに基づいて、駆動輪の駆動トルクを求める点に特徴がある。
図1は、本実施形態に係る走行装置を備える車両の構成を示す概略図である。以下の説明においては、車両1が前進する方向(図1中の矢印X方向)を前とし、車両1が後進する方向、すなわち前進する方向とは反対の方向を後とする。また、左右の区別は、車両1の前進する方向を基準とする。すなわち、「左」とは、車両1の前進する方向に向かって左側をいい、「右」とは、車両1の前進する方向に向かって右側をいう。
本実施形態に係る車両1は、電動機のみを動力発生源とする走行装置100を備える。走行装置100は、動力発生源である左前側電動機10flと、右前側電動機10frと、左後側電動機10rlと、右後側電動機10rrとを備える。本実施形態において、左前側電動機10flは左側前輪2flを駆動し、右前側電動機10frは右側前輪2frを駆動し、左後側電動機10rlは左側後輪2rlを駆動し、右後側電動機10rrは右側後輪2rrを駆動する。
上述したように、この走行装置100において、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl及び右側後輪2rrは、それぞれ異なる電動機で駆動される。このように、車両1は、すべての車輪、すなわち左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl及び右側後輪2rrが駆動輪となる、いわゆる4輪駆動の駆動方式の車両である。これらの駆動輪のうち、左側前輪2fl、右側前輪2frは車両1の駆動輪であるとともに、ハンドル4によって操舵されて車両1の進行方向を変更する操舵輪としても機能する。なお、車両1は、すべての車輪を駆動輪とするものに限られず、前輪(左側前輪2fl及び右側前輪2fr)のみを駆動してもよいし、後輪(左側後輪2rl及び右側後輪2rr)のみを駆動してもよい。
この走行装置100は、上述したように、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl及び右側後輪2rrは、それぞれ異なる電動機によって直接駆動される。そして、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrは、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl及び右側後輪2rrのホイール内に配置される、いわゆるインホイール形式の構成となっている。
なお、電動機と車輪との間に減速機構を設け、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrの回転数を減速して、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl及び右側後輪2rrに伝達してもよい。一般に、電動機は小型化するとトルクが低下するが、減速機構を設けることによって電動機のトルクを増加させることができる。その結果、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrを小型化することができる。
左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrは、ECU(Electronic Control Unit)50によって制御されて、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rrの制駆動力が調整される。本実施形態においては、アクセル開度センサ41によって検出されるアクセル5の開度により走行装置100の総制駆動力F_all、及び左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rr各輪の制駆動力が制御される。
また、本実施形態に係るスリップ抑制制御において、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rrの制駆動力は、ECU50に組み込まれる駆動制御装置30によって変更される。すなわち、本実施形態に係るスリップ抑制制御においては、駆動制御装置30が、車両1が備える各駆動輪の制駆動力を変更する制駆動力変更手段としての機能を発揮する。また、本実施形態においては、上述した構成により、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rrそれぞれの制駆動力を独立して制御することができる。これにより、本実施形態に係るスリップ抑制制御を実行する際には、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rrそれぞれのスリップを個別に制御できる。
左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrは、左前側レゾルバ40fl、右前側レゾルバ40fr、左後側レゾルバ40rl、右後側レゾルバ40rrによって回転角度や回転速度が検出される。左前側レゾルバ40fl、右前側レゾルバ40fr、左後側レゾルバ40rl及び右後側レゾルバ40rrの出力は、ECU50に取り込まれて、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrの制御に用いられる。
左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrは、インバータ6に接続されている。インバータ6は、左前側電動機10flを駆動する左前側電動機用インバータ6fl、右前側電動機10frを駆動する右前側電動機用インバータ6fr、左後側電動機10rlを駆動する左後側電動機用インバータ6rl、及び右後側電動機10rrを駆動する右後側電動機用インバータ6rrで構成される。このように、本実施形態においては、それぞれの電動機に対応した4台のインバータで構成されており、1台のインバータで1台の電動機を制御する。
インバータ6には、例えばニッケル−水素電池や鉛蓄電池、あるいは燃料電池(FC:Fuel Cell)等の車載電源7が接続されており、必要に応じてインバータ6を介して左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrへ供給される。これらの出力は、ECU50からの指令によってインバータ6を制御することで制御される。
左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrが走行装置100の動力発生源として用いられる場合、車載電源7の電力がインバータ6を介して供給される。また、例えば車両1の減速時には、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrが発電機として機能して回生発電を行い、これによって車両1の運動エネルギを電気エネルギに変換して回収し、車載電源7に蓄える。これは、ブレーキ信号やアクセルオフ等の信号に基づいて、ECU50がインバータ6を制御することにより実現される。なお、本実施形態に係るスリップ抑制制御を実行する際にも、必要に応じて左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl、右後側電動機10rrの回生発電を実行する。
以下においては、説明の便宜上、必要に応じて、左側前輪2fl、右側前輪2fr、左側後輪2rl、右側後輪2rrを区別せず駆動輪2という。また、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl、右後側電動機10rrは、必要に応じて電動機10といい、左前側レゾルバ40fl、右前側レゾルバ40fr、左後側レゾルバ40rl、右後側レゾルバ40rrは、必要に応じてレゾルバ40という。
図2は、車輪速度や路面反力等を説明する概念図である。図3−1は、車輪と路面との間の摩擦係数とスリップ率との関係を示す説明図である。図3−2は、車両速度又は車輪速度の時間変化を示す説明図である。図3−1に示すように、図2に示す車両1が備える駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μは、スリップ率slip(=(Vw−Vc)/Vw)の増加とともに大きくなる。そして、摩擦係数μは、あるスリップ率において最大値(最大摩擦係数)μmaxになり、その後はスリップ率slipの増加とともに低下する。最大摩擦係数μmaxのときのスリップ率は、slip_maxである。図2に示す駆動輪2がスリップに至る場合、駆動輪2の回転速度(車輪速度)Vwと車両1の速度(車両速度)Vcとは、図3−2に示すように変化する。図3−2に示す時間tは、図3−1に示す時間tに対応しており、t=3とt=4との間で最大摩擦係数μmaxになる。
従来は、駆動輪2のスリップ率が、最大摩擦係数μmaxに基づいて設定される制御閾値slip1を超えてから、すなわち、駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μが最大摩擦係数μmaxを超えてから、駆動輪2のスリップを抑制するための制御(例えば、駆動輪2の駆動力を低下させる)を実行していた。しかし、最大摩擦係数μmaxを超えてから駆動輪2の駆動力を低下させていたのでは、駆動輪2の回転速度Vwのサンプリング周期による遅れやECU50の通信の遅れ、あるいは車両1の駆動系のねじれによる遅れ等により、駆動輪2の駆動力が実際に低下するまでに、駆動輪2には大きなスリップが発生してしまう。
また、最大摩擦係数μmaxあるいは路面反力Ftrcのピーク値は、前回値との比較により求めるため、最大摩擦係数μmaxあるいは路面反力Ftrcのピーク値を越えないとこれらを求めることはできない。そして、最大摩擦係数μmaxあるいは路面反力Ftrcのピーク値を超えると、駆動輪2の回転速度Vwは急激に増加するため、従来は、最大摩擦係数μmaxあるいは路面反力Ftrcのピーク値を精度よく推定できなかった。このため、駆動輪2がスリップしていないにも関わらず駆動輪2がスリップしたと判定してしまい、駆動輪2の駆動力を低下させてしまったり、駆動輪2がスリップしているにも関わらず駆動輪2がスリップしていないと判定してしまい、駆動輪2の駆動力を低下させなかったりするおそれがあった。その結果、車両1の挙動にとって適切な制御とはなっていないおそれがあった。
本実施形態では、車両1が備える駆動輪2に要求される加速度、及び車両1が備える駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μから駆動輪2が発生することのできる上限の加速度を用いて、駆動輪2の発生可能な加速度を求める。そして、駆動輪2の発生可能な加速度と現時点において駆動輪2が発生している加速度とから駆動輪2の制駆動力を求め、駆動輪2を駆動する。
これによって、駆動輪2にスリップが発生する直前、すなわち、駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μが最大摩擦係数μmaxを超える前から、駆動輪2の制駆動力を制御する。その結果、車両1の挙動を安定させることができる。また、最大摩擦係数μmaxを超えた後における駆動輪2のスリップが増加する度合い(スリップ加速度)を小さくすることができるので、駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μの推定精度が向上する。
図4は、本実施形態に係る駆動制御の制御ブロック図である。図5は、路面反力とスリップ率との関係を示す概念図である。図6−1は、車輪と路面との間の摩擦係数とスリップ率との関係を示す説明図である。図6−2は、本実施形態に係る駆動制御を適用した場合における車両速度又は車輪速度の時間変化を示す説明図である。上述したように、本実施形態に係る駆動制御は、車両1が備える駆動輪に要求される加速度(要求駆動輪加速度)a1、及び車両1の駆動輪2と、この駆動輪2が接する路面GLとの間の摩擦係数μから駆動輪2が発生することのできる上限の加速度(限界駆動輪加速度)a2を用いて、駆動輪2の発生可能な加速度(発生可能駆動輪加速度)a3を求める。そして、発生可能駆動輪加速度a3と現時点において駆動輪2が発生している加速度(実駆動輪加速度)arとから駆動輪2の制駆動力Fdを求め、駆動輪2を駆動する。次においては、図1に示す車両1が備える複数の駆動輪2のうちの一つを対象として説明する。
要求駆動輪加速度a1は、図1に示す車両1のドライバが車両1に要求する加速度である。要求駆動輪加速度a1は、ドライバ要求トルクTdに基づいて、式(1)で求めることができる。
a1=Td/(r×m×g)・・(1)
ここで、rは駆動輪2の動荷重半径、mは駆動輪2が支持する車両1の荷重、gは重力加速度である。また、ドライバ要求トルクTdは、一つの駆動輪2に対する要求トルクである。なお、図1に示す車両1の左側前輪2flが担う荷重をm_fl、右側前輪2frが担う荷重をm_fr、左側後輪2rlが担う荷重をm_rl、右側後輪2rrが担う荷重をm_rrとすると、すべての駆動輪2によって支持される車両1の荷重Mは、m_fl+m_fr+m_rl+m_rrとなる。
限界駆動輪加速度a2は、図1に示す車両1が備える駆動輪2と路面GLとの間における摩擦係数μの情報(μ情報)に基づいて求めることができる。ここで、摩擦係数μは、式(2)で求めることができる。そして、限界駆動輪加速度a2は、式(2)で求めた摩擦係数μ及び駆動輪2が支持する車両1の荷重mを用いて、式(3)で求めることができる。
μ=Ftrc/(m×g)・・(2)
a2=μ×g=Ftrc/m・・(3)
Ftrc=(T×RD−Iv×a)/r・・(4)
ここで、Ftrcは路面反力。RDは減速比である。路面反力Ftrcは、路面GLが駆動輪2を押す力であり、駆動輪2の制駆動力Fdと大きさが同じで向きが反対である。路面反力Ftrcは、式(4)で求めることができ、図5に示すように、摩擦係数μと同様に変化する。
式(4)から分かるように、駆動輪加速度aは、dω/dt、すなわち、駆動輪2の回転角速度ω(rad/sec.)を時間tで微分することにより求めることができる。このように、本実施形態において、駆動輪加速度aは回転角加速度になる。駆動系のイナーシャIvは、例えば、本実施形態における車両1においては、電動機10のローターから駆動輪2までの間に存在する動力伝達に関わる構造物すべてのイナーシャである。
発生可能駆動輪加速度a3は、式(5)に示すように、要求駆動輪加速度a1又は限界駆動輪加速度a2の小さい方である。なお、min(a1、a2)は、a1とa2との小さい方を選択することを意味する。
a3=min(a1、a2)・・(5)
駆動輪2のトルク補正値Tcは、式(5)から求めた発生可能駆動輪加速度a3と、実駆動輪加速度arとを用いて、式(6)から求める。そして、駆動輪2に動力を与える電動機10に対するトルク指令値Tsを、式(6)で求めたトルク補正値Tcによって補正する。トルク指令値Tsの補正値(トルク補正指令値)Ts_cは、式(7)のようになる。駆動輪2の制駆動力Fdは、式(7)から求めたトルク補正指令値Ts_cを用いて、式(8)から求める。ここで、Itは駆動輪2のイナーシャである。
Tc=(a3−ar)×It・・(6)
Ts_c=Ts+Tc・・(7)
Fd=Ts_c×r・・(8)
このような手法で駆動輪2の制駆動力を制御することにより、図6−1に示すように、駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数μが最大摩擦係数μmaxになる前に、駆動輪2のスリップを抑制するための制御を実行することができる。これによって、駆動輪2の回転速度Vwのサンプリング周期による遅れやECU50の通信の遅れ、あるいは車両1の駆動系のねじれによる遅れ等により、駆動輪2の駆動力が実際に低下するまでに時間を要しても、駆動輪2の過大なスリップを抑制できる。このように、本実施形態によれば、駆動輪2に発生するスリップを、より早い段階で抑制して、車両の挙動を早期に安定させることができる。
また、上述した手法で駆動輪2の制駆動力を制御することにより、図6−2のAで示す部分のように、駆動輪2の回転速度Vwの変化が緩やかになるので、駆動輪2の過剰なスリップを抑制できる。その結果、駆動輪2のスリップを抑制する場合において、駆動輪2へ与えるトルクの過大な低下を抑制できるので、駆動輪2のスリップを抑制する際の衝撃や振動を抑制できる。また、図6−1のAで示す部分のように、最大摩擦係数μmaxの近傍における駆動輪2のスリップ率slipの変化が緩やかになるので、最大摩擦係数μmax、すなわち路面反力Ftrcのピークを正確に把握することができる。
図7は、本実施形態に係る駆動制御装置の構成例を示す説明図である。図7に示すように、駆動制御装置30は、ECU50に組み込まれて構成されている。ECU50は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)50pと、記憶部50mと、入力ポート55及び出力ポート56と、入力インターフェース57及び出力インターフェース58とから構成される。
なお、ECU50とは別個に、本実施形態に係る駆動制御装置30を用意し、これをECU50に接続してもよい。そして、本実施形態に係るスリップ抑制制御を実現するにあたっては、ECU50が備える走行装置100等に対する制御機能を、前記駆動制御装置30が利用できるように構成してもよい。
駆動制御装置30は、制御条件判定部31と、加速度演算部32と、発生可能加速度演算部33と、制駆動力演算部34とを含んで構成される。これらが、本実施形態に係るスリップ抑制制御を実行する部分となる。本実施形態において、駆動制御装置30は、ECU50を構成するCPU50pの一部として構成される。
駆動制御装置30の制御条件判定部31と、加速度演算部32と、発生可能加速度演算部33と、制駆動力演算部34とは、バス54、バス54、及び入力ポート55及び出力ポート56を介して接続される。これにより、駆動制御装置30を構成する制御条件判定部31と、加速度演算部32と、発生可能加速度演算部33とは、相互に制御データをやり取りしたり、一方に命令を出したりできるように構成される。
また、CPU50pが備える駆動制御装置30と、記憶部50mとは、バス54を介して接続される。これによって、駆動制御装置30は、ECU50が有する走行装置100の運転制御データを取得し、これを利用することができる。また、駆動制御装置30は、本実施形態に係るスリップ抑制制御を、ECU50が予め備えている運転制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。
入力ポート55には、入力インターフェース57が接続されている。入力インターフェース57には、左前側レゾルバ40fl、右前側レゾルバ40fr、左後側レゾルバ40rl、右後側レゾルバ40rr、アクセル開度センサ41、操舵角センサ42、ヨーレートセンサ43、前後方向加速度センサ44、横方向加速度センサ45その他の、走行装置100の運転制御に必要な情報を取得するセンサ類が接続されている。
これらのセンサ類から出力される信号は、入力インターフェース57内のA/Dコンバータ57aやディジタル入力バッファ57dにより、CPU50pが利用できる信号に変換されて入力ポート55へ送られる。これにより、CPU50pは、走行装置100の運転制御や、本実施形態に係るスリップ抑制制御に必要な情報を取得することができる。
出力ポート56には、出力インターフェース58が接続されている。出力インターフェース58には、スリップ抑制制御に必要な制御対象が接続されている。本実施形態では、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrを制御するためのインバータ6が、本実施形態に係るスリップ抑制制御に必要な制御対象である。出力インターフェース58は、制御回路58、58等を備えており、CPU50pで演算された制御信号に基づき、前記制御対象を動作させる。このような構成により、前記センサ類からの出力信号に基づき、ECU50のCPU50pは、左前側電動機10fl、右前側電動機10fr、左後側電動機10rl及び右後側電動機10rrの制駆動力を制御することができる。
記憶部50mには、本実施形態に係るスリップ抑制制御の処理手順を含むコンピュータプログラムや制御マップ、あるいは本実施形態に係るスリップ抑制制御に用いるデータマップ等が格納されている。ここで、記憶部50mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、CPU50pへ既に記録されているコンピュータプログラムとの組み合わせによって、本実施形態に係る駆動制御の処理手順を実現できるものであってもよい。また、この駆動制御装置30は、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、制御条件判定部31、加速度演算部32、発生可能加速度演算部33及び制駆動力演算部34の機能を実現するものであってもよい。次に、本実施形態に係る駆動制御を説明する。本実施形態に係る駆動制御は、上述した駆動制御装置30により実現できる。
図8は、本実施形態に係る駆動制御の手順を示すフローチャートである。ステップS101において、図7に示す駆動制御装置30の制御条件判定部31は、摩擦係数μの情報が存在するか否かを判定する。μ情報は、上述した式(2)によって得られる駆動輪2と路面GLとの間の摩擦係数であり、駆動輪2にスリップが発生した場合に得られる路面反力Ftrcから求めて、ECU50の記憶部50mに格納しておく。μ情報は、駆動輪2にスリップが発生した場合には、そのときに得られる路面反力Ftrcから求めた最新の摩擦係数μに更新される。μ情報は、例えば、駆動輪2と乾燥路面との間における摩擦係数μを初期値として記憶部50mに格納しておいてもよい。
ステップS101でYesと判定された場合、すなわち、駆動制御装置30の制御条件判定部31が、μ情報はあると判定した場合、ステップS102に進み、駆動制御装置30の加速度演算部32は、上述した式(1)及び式(3)を用いて、要求駆動輪加速度a1及び限界駆動輪加速度a2を求める。また、ステップS101でNoと判定された場合、すなわち、駆動制御装置30の制御条件判定部31が、μ情報はないと判定した場合、ステップS103に進み、駆動制御装置30の加速度演算部32は、上述した式(1)を用いて、要求駆動輪加速度a1のみを求める。すなわち、ドライバの要求が優先される。
要求駆動輪加速度a1及び限界駆動輪加速度a2、又は要求駆動輪加速度a1が求められたらステップS104に進む。ステップS104において、駆動制御装置30の発生可能加速度演算部33は、式(5)を用いて発生可能駆動輪加速度a3を求める。そして、ステップS105において、制御条件判定部31は、発生可能駆動輪加速度a3と、実駆動輪加速度arとを比較する。
ステップS105においてYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部31が、a3<arであると判定した場合、駆動輪2にスリップが発生すると判断できる。この場合、制駆動力演算部34は、ステップS106において式(6)を用いてトルク補正値Tcを求める。そして、ステップS107で、制駆動力演算部34は、式(8)を用いて、電動機10に対する現時点におけるトルク指令値Tsを、ステップS106で求めたトルク補正値Tcで補正することにより、トルク補正指令値Ts_cを求める。その後、制駆動力演算部34は、ステップS107で求めたトルク補正指令値Ts_cを図1、図7に示すインバータ6へ出力して、ステップS108において電動機10を駆動する。
ステップS105でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部31が、a3≧arであると判定した場合、駆動輪2にスリップが発生しないと判断できる。この場合、ステップS109に進む。ステップS109において、制駆動力演算部34は、現時点における制御条件を維持し、ステップS108において電動機10を駆動する。すなわち、現時点におけるトルク指令値Tsで電動機10を駆動することにより、現時点において駆動輪2に付与される駆動トルクを維持する。これによって、制駆動力の変化による車両1の挙動変化を抑制することができる。
例えば、車両1が段差を乗り越えるような場合には、発生可能駆動輪加速度a3は実駆動輪加速度arよりも大きくなる。このような場合に、発生可能駆動輪加速度a3を用いてトルク補正値Tcを求め、現時点におけるトルク指令値Tsを補正すると、トルク補正指令値Ts_cは、現時点におけるトルク指令値Tsよりも大きくなる。その結果、段差を乗り越える際にショックが発生するおそれがある。このため、a3>arである場合、現時点におけるトルク指令値Tsで、電動機10を駆動する。これによって、制駆動力の変化による車両1の挙動変化を抑制することができる。
また、例えば、車両1のハンドブレーキが引かれたままで車両1が走行したり、ブレーキを引きずりながら車両1が走行したりするような場合には、発生可能駆動輪加速度a3は実駆動輪加速度arよりも大きくなる。このような場合に、発生可能駆動輪加速度a3を用いてトルク補正値Tcを求め、現時点におけるトルク指令値Tsを補正すると、トルク補正指令値Ts_cは、現時点におけるトルク指令値Tsよりも大きくなる。その結果、ブレーキの過熱を招くおそれがあるので、a3>arである場合、現時点におけるトルク指令値Tsで、電動機10を駆動する。これによって、ブレーキの過熱を抑制することができる。
なお、ステップS105における発生可能駆動輪加速度a3と、実駆動輪加速度arとの比較をせず、ステップS104で発生可能駆動輪加速度a3を求めたら、これを用いてトルク補正値Tcを求め、現時点におけるトルク指令値Tsをトルク補正値Tcで補正してもよい。
以上、本実施形態では、車両が備える駆動輪に要求される要求駆動輪加速度、及び車両の駆動輪と駆動輪が接する路面との間の摩擦係数から駆動輪が発生することのできる上限の限界駆動輪加速度を求め、得られた要求駆動輪加速度と限界駆動輪加速度とに基づいて、車両の駆動輪が発生可能な発生可能駆動輪加速度を求める。そして、求めた発生可能駆動輪加速度と、現時点において駆動輪が発生している加速度とに基づいて、駆動輪の駆動トルクを求める。これによって、要求駆動輪加速度と限界駆動輪加速度とを考慮して、車両が備える駆動輪の駆動トルクを求めるので、車輪速度のサンプリング周期による遅れやECUの通信の遅れ、あるいは車両の駆動系のねじれによる遅れ等により、駆動輪の駆動力が実際に低下するまでに時間を要しても、駆動輪の過大なスリップを抑制できる。その結果、駆動輪に発生するスリップを、より早い段階で抑制して、車両の挙動を早期に安定させることができる。また、ドライバの意思を尊重しつつ、路面反力のピーク値の近傍で、駆動輪を駆動することができる。
以上のように、本発明に係る駆動制御装置は、駆動輪のスリップを抑制することに有用であり、特に、駆動輪に発生したスリップを、より早い段階で抑制することに適している。
本実施形態に係る走行装置を備える車両の構成を示す概略図である。 車輪速度や路面反力等を説明する概念図である。 車輪と路面との間の摩擦係数とスリップ率との関係を示す説明図である。 車両速度又は車輪速度の時間変化を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動制御の制御ブロック図である。 路面反力とスリップ率との関係を示す概念図である。 車輪と路面との間の摩擦係数とスリップ率との関係を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動制御を適用した場合における車両速度又は車輪速度の時間変化を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動制御装置の構成例を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動制御の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 駆動輪
4 ハンドル
5 アクセル
6 インバータ
7 車載電源
10 電動機
30 駆動制御装置
31 制御条件判定部
32 加速度演算部
33 発生可能加速度演算部
34 制駆動力演算部
40 レゾルバ
41 アクセル開度センサ
42 操舵角センサ
43 ヨーレートセンサ
44 前後方向加速度センサ
45 横方向加速度センサ
50 ECU
100 走行装置

Claims (2)

  1. 車両が備える駆動輪に要求される要求駆動輪加速度、及び前記車両の駆動輪と前記駆動輪が接する路面との間の摩擦係数から前記駆動輪が発生することのできる上限の限界駆動輪加速度を求める加速度演算部と、
    前記要求駆動輪加速度と前記限界駆動輪加速度との内の小さい方を前記駆動輪が発生可能な発生可能駆動輪加速度とする発生可能加速度演算部と、
    前記発生可能駆動輪加速度が、現時点において前記駆動輪が発生している加速度よりも小さいか否かを判定する制御条件判定部と、
    前記発生可能駆動輪加速度が現時点において前記駆動輪が発生している加速度よりも小さいと前記制御条件判定部が判定すると、前記発生可能駆動輪加速度と現時点において前記駆動輪が発生している加速度と前記駆動輪のイナーシャとから求められる前記駆動輪のトルク補正値で、現時点において前記駆動輪に付与される駆動トルクを補正することにより、前記駆動輪に付与する駆動トルクを求める制駆動力演算部と、
    を含むことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 前記制駆動力演算部は、
    前記発生可能駆動輪加速度が現時点において前記駆動輪が発生している加速度以上であると前記制御条件判定部が判定すると、現時点において前記駆動輪に付与される駆動トルクを維持することを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置。
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