JP5012293B2 - 車体側部構造 - Google Patents

車体側部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5012293B2
JP5012293B2 JP2007200853A JP2007200853A JP5012293B2 JP 5012293 B2 JP5012293 B2 JP 5012293B2 JP 2007200853 A JP2007200853 A JP 2007200853A JP 2007200853 A JP2007200853 A JP 2007200853A JP 5012293 B2 JP5012293 B2 JP 5012293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
pillar
vehicle
width direction
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007200853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009035118A (ja
Inventor
孝宏 須崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007200853A priority Critical patent/JP5012293B2/ja
Publication of JP2009035118A publication Critical patent/JP2009035118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012293B2 publication Critical patent/JP5012293B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、ピラーにストライカリテーナが設けられた車体の車体側部構造に関する。
骨格部を含むボディ構造を繊維強化プラスチック複合材料にて構成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−34977号公報 特表平10−507938号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術は、金属材料と比較して延性、靭性が劣る繊維強化プラスチック複合材料を用いること対する対策について開示がなく、この点に改善の余地があった。
本発明は、側面衝突の際に車体の変形を適正に制御し得る車体側部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車体側部構造は、インナ部材と、該インナ部材に対し車幅方向の外側に位置するアウタ部材とで閉断面を形成するピラーと、前記ピラーに対する車体前後方向の後側でかつ車幅方向の内側に設けられ、車体前後方向の前端側が前記ピラーに連結された一対のリヤメンバと、前記リヤメンバと車幅方向の反対側に配置されている別のリヤメンバとを架け渡す少なくとも1つのクロスメンバと、車両前後方向に対向する2枚のパネル含む閉断面を成し、前記ピラーのインナ部材に結合され、車幅方向に延在するクロス部材と、前記ピラーのアウタ部材に結合され、ドアストライカを保持するためストライカリテーナと、前記ピラーの閉断面内に設けられ、それぞれ平面視で車幅方向に延在すると共に車体前後方向に対向する前壁及び後壁を有し、かつ前記前壁及び後壁の車幅方向外端が前記ピラーのアウタ部材に結合されると共に該前壁及び後壁の車幅方向内端が平面視で車体前後方向に延在する連結壁にて連結されたアウタ側荷重伝達部と、前記ピラーの閉断面内に設けられ、平面視で車体前後方向に延在すると共に前記アウタ側荷重伝達部の連結壁が結合された横壁と、該横壁の車体前後方向の後端から車幅方向内向きに延在され車幅方向の内端が前記ピラーのインナ部材における該インナ部材と前記クロス部材の前記閉断面との結合部位よりも車体前後方向の後側に結合された縦壁とを有するインナ側荷重伝達部と、を備えている。
請求項1記載の車体側部構造では、適用された車体に側面衝突が生じると、例えばドアに入力された衝突荷重がストライカリテーナを介してピラーのアウタ部材に入力される。この荷重は、アウタ側荷重伝達部の前壁及び後壁によってアウタ部材からインナ部材側に伝達され、さらに連結壁からインナ側荷重伝達部の横壁及び縦壁を介してクロス部材の閉断面よりも後方すなわち、リヤメンバ及びクロスメンバ側に伝達される。このため、側面衝突に伴う衝突荷重は、該荷重によってピラーの閉断面が潰れる前に効率よく車対後部の骨格部に伝達される。
これにより、請求項1記載の車体側部構造では、側面衝突の際に車体の変形を適正に制御し得る。
請求項2記載の発明に係る車体側部構造は、インナ部材と、該インナ部材に対し車幅方向の外側に位置するアウタ部材とで閉断面を形成するピラーと、前記ピラーに対する車体前後方向の後側でかつ車幅方向の内側に設けられ、車体前後方向の前端側が前記ピラーに連結された一対のリヤメンバと、前記リヤメンバと車幅方向の反対側に配置されている別のリヤメンバとを架け渡す少なくとも1つのクロスメンバと、前記ピラーのインナ部材に結合され、車幅方向に延在するクロス部材と、前記ピラーのアウタ部材に結合され、ドアストライカを保持するためストライカリテーナと、前記ピラーの閉断面内に設けられ、それぞれ平面視で車幅方向に延在すると共に車体前後方向に対向する前壁及び後壁を有し、かつ前記前壁及び後壁の車幅方向外端が前記ピラーのアウタ部材に結合されると共に該前壁及び後壁の車幅方向内端が平面視で車体前後方向に延在する連結壁にて連結されたアウタ側荷重伝達部と、前記ピラーの閉断面内に設けられ、平面視で車体前後幅方向に延在すると共に前記アウタ側荷重伝達部の連結壁が結合された横壁と、該横壁における前記アウタ側荷重伝達部の後壁よりも車体前後方向の後側に位置する後端から車幅方向内向きに延在され縦壁とを有し、前記インナ部材における前記横壁と対向する内側壁及び前記インナ部材における前記縦壁に対する車体前後方向の前側で該縦壁と対向する前向壁とで閉断面を形成すると共に、前記横壁において前記アウタ側荷重伝達部の連結壁を前記インナ部材における前記前向壁よりも車両前後方向に前側部分に結合させたインナ側荷重伝達部と、を備えている。
請求項2記載の車体側部構造では、適用された車体に側面衝突が生じると、例えばドアに入力された衝突荷重がストライカリテーナを介してピラーのアウタ部材に入力される。この荷重は、アウタ側荷重伝達部の前壁及び後壁によってアウタ部材からインナ部材側に伝達され、さらに連結壁からインナ側荷重伝達部の横壁及び縦壁を介してクロス部材よりも後方すなわち、リヤメンバ及びクロスメンバ側に伝達される。このため、側面衝突に伴う衝突荷重は、該荷重によってピラーの閉断面が潰れる前に効率よく車対後部の骨格部に伝達される。
これにより、請求項2記載の車体側部構造では、側面衝突の際に車体の変形を適正に制御し得る。
請求項3記載の発明に係る車体側部構造は、請求項1又は請求項2記載の車体側部構造において、前記ピラーのインナ部材は、前記インナ側荷重伝達部の横壁と対向する内側壁と、前記インナ側荷重伝達部の縦壁に対する車体前後方向の前側で該縦壁と対向する前向壁とを含み、該内側壁と前向壁と前記インナ側荷重伝達部とで閉断面を形成しており、前記クロス部材は、前記ピラーのインナ部材における前記内側壁と前向壁との角部に結合されている。
請求項3記載の車体側部構造では、ピラーのインナ部材(内側壁及び前向壁)とインナ側荷重伝達部(横壁及び縦壁)とで平面視で略矩形状の閉断面を形成しており、この閉断面における横壁が形成する部分にアウタ側荷重伝達部の前壁及び横壁から荷重が伝達されるものと把握することができる。これにより、上記した側面衝突の際には、アウタ側荷重伝達部の前壁からはインナ部材の前向壁を介してクロス部材に、後壁からは縦壁を介してリヤメンバ及びクロスメンバ側に荷重を伝達することができる。
請求項4記載の発明に係る車体側部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車体側部構造において、前記アウタ側荷重伝達部の前壁は、前記ピラーのアウタ部材における該アウタ部材と前記ストライカリテーナとの車体前後方向の前側の結合部から、前記ピラーのインナ部材における該インナ部材と前記クロス部材との結合部に向けて、車幅方向に荷重を伝達するように配置されている。
請求項4記載の車体側部構造では、ストライカリテーナの前部からの荷重は、主にアウタ側荷重伝達部の前壁及びピラーのインナ部材(例えば、請求項3に従属する構成では、前向壁)を介してクロス部材に伝達される。これにより、ピラー(アウタ部材)におけるストライカリテーナの結合部の破損を防止しつつ、クロス部材に荷重を伝達させることができる。
請求項5記載の発明に係る車体側部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車体側部構造において、前記アウタ側荷重伝達部の後壁は、前記ピラーのアウタ部材における該アウタ部材と前記ストライカリテーナとの車体前後方向の後側の結合部から、前記インナ側荷重伝達部の前記縦壁に向けて、車幅方向に荷重を伝達するように配置されている。
請求項5記載の車体側部構造では、ストライカリテーナの後部からの荷重は、主にアウタ側荷重伝達部の後壁、インナ側荷重伝達部の横壁(例えば、請求項3に従属する構成では、前向壁よりも縦壁に近い部分)及び縦壁、ピラーのインナ部材を介してリヤメンバ、クロスメンバに伝達される。これにより、ピラー(アウタ部材)におけるストライカリテーナの結合部の破損を防止しつつ、車対後部の骨格部に荷重を伝達させることができる。
請求項6記載の発明に係る車体側部構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車体側部構造において、前記アウタ側荷重伝達部の前壁には、脆弱部が設けられている。
請求項6記載の車体側部構造では、側面衝突の初期には、上記の通り前壁を介してインナ部材側に伝達される。この前壁に作用する車幅方向内向きの荷重が所定荷重以上に達すると、前壁は脆弱部において破損される。これにより、その後の前壁を介した車幅方向内向きの荷重伝達が抑制される。このため、本車体側部構造では、ピラーのインナ部材が車幅方向内向きに変形することが抑制される。したがって、脆弱部は、インナ部材、インナ側荷重伝達部よりも低荷重で前壁が破損させるように設定されることが望ましい。また、脆弱部としては、例えば、折れ部(曲げ促進部)、折れビード、切欠部、切り抜き部、孔、板厚差等を採用することができる。
請求項7記載の発明に係る車体側部構造は、請求項6記載の車体側部構造において、前記ピラーのインナ部材は、前記アウタ側荷重伝達部は、繊維強化樹脂材にて構成されている。
請求項7記載の車体側部構造では、繊維強化樹脂材より成るアウタ側荷重伝達部の前壁は、金属材と比較して延性(靭性)がないので、所定の荷重で脆弱部において容易に破損させることができる。また、破損後の前壁は、車幅方向内向きに荷重が伝達させることが殆どない。これにより、本車体側部構造では、ピラーのインナ部材が車幅方向内向きに変形することが一層効果的に抑制される。
以上説明したように本発明に係る車体側部構造は、側面衝突の際に車体の変形を適正に制御し得るという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車体側部構造が適用されたBピラー構造10について、図1乃至図8に基づいて説明する。先ず、Bピラー構造10が適用された自動車の車体Bの概略全体構成を説明し、次いで、Bピラー構造10の詳細構造を説明することとする。なお、図中矢印FRは車体前後方向の前方向を、矢印UPは車体上下方向の上方向を、矢印INは車幅方向内側を、矢印OUTは車幅方向外側をそれぞれ示す。
(車体の全体構成)
図3には、車体フロア構造10が適用された車体Bの概略全体構成が平面図にて示されており、図4には、車体Bの概略全体構成が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、自動車車体Bは、それぞれ車体前後方向に長手とされた左右一対のロッカ12を備えている。
それぞれ車幅方向外端の骨格を成す左右のロッカ12には、車体フロアFを構成するフロアパネル14の車幅方向外端部が接合されている。主に車体前後方向及び車幅方向に延在する車体フロアFの車幅方向中央部には、車体前後方向に延在すると共に車体上下方向の下向きに開口するトンネル部としてのフロアトンネル16が設けられており、左右のフロアパネル14の車幅方向内端はフロアトンネル16の車体上下方向の下向き開口端部に接合されている。
また、各ロッカ12は、それぞれの前端12Aが、略車体上下方向に沿って延在するAピラー(フロントピラー)18の下端18Aに連続している。図示は省略するが、左右のAピラー18は、図11に示すよりも車体上下方向の上側に延出され、互いの間にフロントウインドシールドガラスを保持するようになっている。さらに、左右のAピラー18には、それぞれダッシュパネル20の車幅方向の異なる端部が接合されている。
ダッシュパネル20は、車幅方向及び車体上下方向に延在し、車室Cと該車室Cよりも前方の空間Rf(例えばエンジンルーム)とを隔てている。このダッシュパネル20には、図示しない左右一対のフロントサイドメンバの後端部が接続されるようになっており、左右のフロントサイドメンバの前端間はフロントバンパを構成するバンパリインフォースメントによって架け渡されている。このダッシュパネル20の車幅方向中央部には、フロアトンネル16の前端を前方空間Rfに開口させる切欠部20Aが形成されている。
一方、左右のロッカ12の後端12Bは、それぞれ略車体上下方向に沿って延在する本発明におけるピラーとしてのBピラー(センタピラー、又はリヤピラーとして把握することができる)22の下端22Aに連続している。左右のBピラー22には、それぞれルームパーティションパネル24の車幅方向の異なる端部が接合されている。すなわち、左右のBピラー22は、ルームパーティションパネル24にて架け渡されている。この実施形態では、ルームパーティションパネル24が本発明におけるクロス部材に相当する。
このルームパーティションパネル24は、その前部24Aが車幅方向及び車体上下方向に延在し、車室Cと該車室Cよりも後方の空間Rrとを隔てている。ルームパーティションパネル24の車幅方向中央部には、フロアトンネル16の後端を後方空間Rrに開口させる図示しない切欠部が形成されている。すなわち、フロアトンネル16は、車体フロアF(車室C)の車体前後方向の全長に亘って延在し、車体前後方向の両端でも開口する構成とされている。
また、図5及び図6にも示される如く、左右のBピラー22には、それぞれリヤメンバ(リヤサイドメンバ)25が連続している。各リヤメンバ25は、それぞれ車体前後方向に長手とされると共に左右のロッカ12に対し車幅方向内側でかつ車体上下方向の上側にオフセットして配置されている。したがって、左右のBピラー22は、その後部が車体前後方向に対し傾斜されたキック部22Bとされ、上記の通り車幅方向にオフセットされたロッカ12とリヤメンバ25とを連結している。左右のキック部22B間は、ルームパーティションパネル24における車体前後方向及び車幅方向に延在する後部24Bにて架け渡されている。
さらに、図3及び図4に示される如く、車体Bは、車幅方向に長手とされ、フロアパネル14の上側でロッカ12とフロアトンネル16と連結する左右一対のクロスメンバ26を備えている。この実施形態では、クロスメンバ26は、フロアパネル14の車体上下方向の上面側に接合され、ロッカ12とフロアトンネル16との車体前後方向の前端部間を連結している。
またさらに、車体Bは、ロッカ12とフロアトンネル16との車体前後方向の後部間を連結する左右一対のフロアクロス28を備えている。フロアクロス28は、全体として車幅方向及び車体前後方向に延在する平面視矩形状に形成されて、フロアパネル14の車体上下方向上面側に固定的に配設されている。フロアクロス28は、乗員着座用の車両シートを車体フロアFに支持するための左右(着座乗員に対する左右)一対のシートレール30、32の設置範囲を含む範囲で延在している。
また、車体Bは、図3に示される如く、左右のリヤメンバ25を架け渡すクロスメンバ34、36を備えている。クロスメンバ34は、左右のリヤメンバ25の前端側間を架け渡し、クロスメンバ36は、左右のリヤメンバ25の後端側間を架け渡している。
以上説明した車体Bは、その主要構成要素であるロッカ12、フロアパネル14、フロアトンネル16、Aピラー18、ダッシュパネル20、Bピラー22、ルームパーティションパネル24、リヤメンバ25、クロスメンバ26、フロアクロス28、クロスメンバ34、36の主要部がそれぞれ繊維強化樹脂としての炭素繊維強化プラスチック(以下、CFRPという)にて構成されている。
また、図3に想像線にて示される如く、車体Bには、Aピラー18とBピラー22との間に形成された乗員乗降用の開口部38を開閉するためのドア40が図示しないドアヒンジを介して取り付けられている。ドア40は、乗員乗降用の開口部38を閉止した姿勢で、その後端部40Aが車体側に固定されたドアストライカ42に係止されて、該開口部38を閉止する姿勢を維持するようになっている。
そして、ドアストライカ42は、左右のBピラー22の車幅方向外側に固定されたストライカリテーナ44に固定的に保持されている。図1に示される如く、ストライカリテーナ44は、車体前後方向に対向する前壁44A、後壁44Bと、該前壁44A、後壁44B車幅方向内外端を連結する内側壁44C、外側壁44Dを有する略矩形状の閉断面構造体とされている。ストライカリテーナ44は、内側壁44Cにおいて左右のBピラー22に固定されている。この実施形態では、ストライカリテーナ44は金属製とされ、リベット結合等によってBピラー22に固定される構成とされている。
(Bピラー構造の構成)
Bピラー構造10は、左右のBピラー22におけるストライカリテーナ44の取付部位を補強するための構造とされている。先ず、左右のBピラー22の断面構造について補足する。左右のBピラー22に適用されるBピラー構造10は、基本的に対称に構成されるので、以下、左右一方側の(右側)のBピラー22、Bピラー構造10について説明することとする。
図1に示される如く、Bピラー22は、インナ部材としてのサイメンインナ46と、アウタ部材としてのサイメンアウタ48との接合により、閉断面構造C0を形成している。サイメンインナ46、サイメンアウタ48は、Bピラー22を構成する部分について、ピラーインナ、ピラーアウタとして把握することができる。Bピラー構造10が適用された車体Bでは、図示は省略するが、それぞれCFRPより成るサイメンインナ46とサイメンアウタ48との接合により、それぞれ閉断面構造のAピラー18、ロッカ12、左右のBピラー22、リヤメンバ25の各部(図5、図6に示す部分)が一体的に形成されている。
そして、上記の如く車幅方向のオフセットされたロッカ12とリヤメンバ25とを連結するBピラー22では、サイメンインナ46におけるキック部22Bを構成する部分は、該Bピラー22の前部22Cに対し車幅方向内向きに延設され車体前後方向の前側を向く前向壁50と、前向壁50の車幅方向内端から車体前後方向の後方でかつ車幅方向の内方に延設された内側壁52とを含んで構成されている。内側壁52は、Bピラー22におけるリヤメンバ25側に延びるキック部22Bを構成している。
この実施形態では、ルームパーティションパネル24の前部24Aは、前向壁50と内側壁52との角部46Aに接合されている。図1に示される如く、ルームパーティションパネル24は、前後2枚のCFRPパネル53を含んで構成され、左右のBピラー22(サイメンインナ46の角部46A)を架け渡して閉断面を成している。すなわち、この実施形態では、ルームパーティションパネル24は、強度部材として機能する。また、図示は省略するが、ルームパーティションパネル24の内部には、車幅方向に長手の骨格(補強)部材を埋設することも可能である。
また、図1に示される如く、上記したストライカリテーナ44は、サイメンアウタ48におけるBピラー22の前部22Cの外壁22Dを構成する部分に接合されている。そして、Bピラー構造10は、Bピラー22の閉断面構造C0内におけるストライカリテーナ44からの車幅方向の荷重が作用する部分に配置された補強構造54を備えている。補強構造54は、サイメンアウタ48側に設けられたアウタ側荷重伝達部としてのアウタ側荷重伝達部材55と、サイメンインナ46側に設けられたインナ側荷重伝達部としてのインナ側荷重伝達部材56とを主要部として構成されている。
図1及び図2に示される如く、アウタ側荷重伝達部材55は、それぞれ平面視で略車幅方向に延在し車体前後方向に対向する前壁58、後壁60と、平面視で略車体前後方向に延在し前壁58の車幅方向内端と後壁60の車幅方向内端とを連結する連結壁62とを有している。すなわち、アウタ側荷重伝達部材55は、平面視で車幅方向外向きに開口する略コ字状の断面形状を成している。この実施形態では、前壁58、後壁60の各車幅方向外端からフランジ58A、60Aが延設されており、アウタ側荷重伝達部材55は、平面視で略ハット形状の断面を成していると把握することができる。なお、アウタ側荷重伝達部材55は、車体上下方向においては、上下両側に開口している。
このアウタ側荷重伝達部材55は、フランジ58A、60AにおいてBピラー22の外壁22Dに結合されている。これにより、アウタ側荷重伝達部材55は、外壁22DとでBピラー22内に閉断面構造C1を形成している。そして、Bピラー構造10では、前壁58の車体上下方向及び車体前後方向の位置がストライカリテーナ44の前壁44Aの車体上下方向及び車体前後方向の位置に略一致されている。また、Bピラー構造10では、後壁60の車体上下方向及び車体前後方向の位置がストライカリテーナ44の後壁44Bの車体上下方向及び車体前後方向の位置に略一致されている。したがって、ストライカリテーナ44に作用する車幅方向の荷重は、Bピラー22における閉断面構造C1に入力される構成である。
図1及び図2に示される如く、インナ側荷重伝達部材56は、平面視で車体前後方向に延在する横壁64と、該横壁64の車体前後方向の後端から車幅方向内向きに延設された縦壁66とを含んで構成されている。また、この実施形態では、インナ側荷重伝達部材56には、それぞれ横壁64と縦壁66とに跨るように上壁68(図2参照)、下壁(図示省略)が設けられている。さらに、インナ側荷重伝達部材56は、横壁64、縦壁66、上壁68、及び下壁の自由端側から延設されたフランジ70を有し、該フランジ70においてサイメンインナ46におけるBピラー22を構成する部分に結合されている。
具体的には、横壁64の前縁から延設された前フランジ70Aは、Bピラー22の前部22Cの内壁22Eにおける前向壁50の直前方部分に接合されている。また。縦壁66の車幅方向な端でかつ車体前後方向の後端から延設された後フランジ70Bは、Bピラー22のキック部22Bを構成する内側壁52に接合されている。上壁68、下壁から延設された上下フランジ70C(図2参照)は、図示は省略するが前向壁50、内側壁52に接合されている。
以上により、図1に示される如く、インナ側荷重伝達部材56は、その横壁64、縦壁66と、サイメンインナ46の前向壁50、内側壁52とで閉断面構造C2を構成している。そして、Bピラー構造10では、アウタ側荷重伝達部材55の連結壁62が、インナ側荷重伝達部材56の横壁64に結合されている。すなわち、Bピラー22内で、外壁22Dを含んで構成された閉断面構造C1と、前向壁50及び内側壁52を含んで構成された閉断面構造C2とが車幅方向に荷重伝達可能に連結されている。
この実施形態では、連結壁62は、インナ側荷重伝達部材56の前フランジ70Aに跨るように横壁64に結合されており、前壁58の車幅方向内端の位置が前向壁50の車幅方向外端の位置に車体前後方向において略一致する(前壁58が前向壁50に対し若干前側に位置する)構成とされている。また、後壁60は、車体前後方向において前向壁50よりも縦壁66に近接して位置する構成とされている。
また、補強構造54では、アウタ側荷重伝達部材55は、前壁58における車幅方向中間部に形成された脆弱部としての屈曲部58Bを有する。屈曲部58Bは、前壁58に所定値以上の車幅方向の荷重が入力された場合に、該前壁58の曲げ(座屈)を促進するように形成されている。前壁58に屈曲部58Bが形成されていること、及びインナ側荷重伝達部材56には上壁68、下壁が設けられていることにより、閉断面構造C1は閉断面構造C2よりも少なくとも車幅方向の荷重に対し低剛性とされている。この実施形態では、前壁58の座屈強度がBピラー22の内壁22E(サイメンインナ46における前向壁50の前方部分)の破壊強度よりも小さくなるように、屈曲部58Bが設定されている。
以上説明した補強構造54のアウタ側荷重伝達部材55、インナ側荷重伝達部材56は、サイメンインナ46、サイメンアウタ48(Bピラー22を含む各構造体)と同様に、CFRPにて構成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成のBピラー構造10が適用された車体Bでは、図7に示される如く、衝突体Iがドア40に対し側面衝突すると、ドア40からストライカリテーナ44に衝突荷重が伝わる。この衝突荷重は、さらにストライカリテーナ44からBピラー22に入力される。具体的には、ストライカリテーナ44の前壁44A、後壁44Bと上下位置及び前後位置が略一致された前壁58、後壁60に衝突荷重が伝達される。
前壁58に伝達された荷重は、衝突の初期においては、サイメンインナ46(Bピラー22)の前向壁50を介してルームパーティションパネル24に伝達され、図7に矢印F1にて示す如く、該ルームパーティションパネル24(車幅方向反対側の構造)にて支持される。また、後壁60に伝達された荷重は、インナ側荷重伝達部材56が形成する閉断面構造C2、縦壁66に主に伝達され、該縦壁66、内側壁52を経由して、図7に矢印F2にて示す如くリヤメンバ25、クロスメンバ34、36(車幅方向反対側の構造)に伝達され、支持される。
側面衝突の中期に至り、前壁58に伝達される車幅方向の荷重が所定荷重を超えると、前壁58は、図8に示される如く屈曲部58Bにおいて折れ(割れ)、Bピラー22を構成するサイメンインナ46への伝達荷重が著しく低減される。一方、後壁60は折れずに、縦壁66、内側壁52を介してリヤメンバ25、クロスメンバ34、36に衝突荷重を伝達させる。
以上説明したように、Bピラー構造10では、ストライカリテーナ44からBピラー22に伝達された荷重が、アウタ側荷重伝達部材55にて車幅方向内向きに伝達され、さらにインナ側荷重伝達部材56にて車幅方向内向き及び車体前後方向の後方に伝達されるので、Bピラー22の閉断面構造が潰れる前に、ルームパーティションパネル24、リヤメンバ25、クロスメンバ34、36に荷重を伝達することができる。
例えば、補強構造54を備えない構成においては、金属材料と比較して延性、靭性が低いCFRPの中空構造体であるBピラー22は、ストライカリテーナ44の結合部の断面が潰れてしまうまでの他の構造部分への伝達荷重が小さく、また、ストライカリテーナ44の取付部位でのBピラー22(サイメンインナ46)の車室内側への変形が大きくなり易い。
これに対して、ピラー構造10では、キック部22B内に配置された補強構造54を介してルームパーティションパネル24に衝突荷重を伝達する(支持させる)ことで、Bピラー22の車室側の面を成すサイメンインナ46が車幅方向内向きに変形することが抑制することができる。また、Bピラー構造10では、後壁60、縦壁66、内側壁52を介してリヤボディ(リヤメンバ25、クロスメンバ34、36)に荷重を伝達することができる。これにより、Bピラー22の全体(閉断面構造C0)としての変形が抑制される。
特に、補強構造54を構成するアウタ側荷重伝達部材55の前壁58は、ストライカリテーナ44の前壁44AからBピラー22の前向壁50すなわちルームパーティションパネル24の近傍とを架け渡しているので、衝突初期にルームパーティションパネル24に荷重を効果的に支持させ、サイメンアウタ48におけるストライカリテーナ44の取り付け部位が破損(せん断)されることを防止することができる。同様に、Bピラー構造10では、後壁60は、ストライカリテーナ44の後壁44Bとインナ側荷重伝達部材56の縦壁66に近傍とを架け渡しているため、換言すれば、縦壁66を介して内側壁52すなわちBピラー22のキック部22Bに荷重が伝達されるため、リヤメンバ25、クロスメンバ34、36すなわち車対向部に荷重を伝達させることができる。これらにより、Bピラー構造10が適用された車体Bでは、衝突初期において、乗員(一対のシートレール30、32)の側方でのサイメンインナ46(Bピラー22)の車幅方向内向きへの変形を著しく抑制することができる。
しかも、Bピラー構造10では、前壁58に屈曲部58Bが形成されているので、衝突中期以降において、図8に示される如く前壁58が座屈すると、該前壁58がサイメンインナ46の車幅方向内向きへの変形を促進することが防止される。例えば、図9に示される比較例に係る補強構造100がBピラー22内に設けられた構成では、連結壁62が前向壁50前方の内壁22Eに主に結合される(ラップする)と共に、前壁58に屈曲部58Bが設けられていないので、衝突初期の荷重はルームパーティションパネル24にて支持されるものの、車体後方に荷重が伝達され難くかつ前壁58が座屈し難いので、該前壁58により車幅方向内側に押圧されるサイメンインナ46が車幅方向内向きに変形され易い。
これに対してBピラー構造10では、上記の通りインナ側荷重伝達部材56から縦壁66経由で内側壁52(キック部22B)に荷重が伝達されると共に、図8に示される如く前壁58が屈曲部58Bで座屈した後は、前向壁50の前側に車幅方向内向きの荷重が伝達されることが抑制され、衝突荷重は主に後壁60、縦壁66(閉断面構造C2)を介して車体後方に伝達され、支持される。特に、アウタ側荷重伝達部材55すなわち前壁58が金属材と比較して靭性(延性)の低いCFRPにて構成されているので、前壁58を比較的低い所定の荷重で容易に座屈(破損)させることができる。このため、衝突中期以降、すなわち前壁58の座屈後には、該前壁58を経由して車幅方向内向きに伝達される荷重は殆どなくなり、Bピラー22を構成するサイメンインナ46の車幅方向内向きの変形が一層抑制される。
また、Bピラー構造10では、前壁58からの荷重は、主にサイメンインナ46における前向壁50の近傍に入力されるが、該前向壁50は内側壁52、インナ側荷重伝達部材56とで閉断面構造C2(閉断面構造C1よりも高剛性である閉断面)を形成しているので、前壁58からの荷重によりサイメンインナ46が変形されることが一層効果的に抑制される。
このように、本発明の実施形態に係るBピラー構造10では、側面衝突の際に車体Bを構成するBピラー22(サイメンインナ46)の変形を適正に制御しつつ、衝突荷重を車体後方のリヤボデー(リヤメンバ25、クロスメンバ34、クロスメンバ36等で構成する部分)に伝達することができる。
なお、上記した実施形態では、前壁58と後壁60とが連結壁62で連結された一部材としてのアウタ側荷重伝達部材55を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、前壁58と後壁60とを別部材として構成しても良い。
また、上記した実施形態では、補強構造54の前壁58、後壁60がCFRPにて構成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、前壁58、後壁60を金属材や炭素繊維以外の繊維を含有した繊維強化樹脂で構成しても良い。但し、上記の通り座屈(破断)後の伝達荷重を小さく抑えることが要求される前壁58については、繊維強化樹脂にて構成されることが望ましい。
さらに、上記した実施形態では、前壁58の脆弱部として屈曲部(折れ部)58Bが設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず、脆弱部は、前壁58の破壊(破損)強度が内壁22Eの破壊強度よりも低くなるように設定されれば足りる。したがって例えば、脆弱部として、折れビード、切欠部、切り抜き部(長孔や断続的に設けられたミシン目状の孔等)、薄肉部(板厚差)等を採用することができる。
またさらに、上記した実施形態では、クロス部材としてルームパーティションパネル24を備えた例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、単独では強度が低いルームパーティションパネルを補強するためのクロスメンバ等を本発明におけるクロス部材として把握することも可能である。
本発明の実施形態に係るBピラー構造の要部を示す平面断面図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造を構成するアウタ側荷重伝達部材及びインナ側荷重伝達部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造が適用された自動車車体の平面図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造が適用された自動車車体の斜視図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造が適用された自動車車体の側部を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造が適用された自動車車体の側部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造が適用された自動車車体に対する側面衝突の一形態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造における図7に示す衝突形態での変形状態を示す平面断面図である。 本発明の実施形態に係るBピラー構造との比較例を示す平面断面図である。
符号の説明
10 ピラー構造
22 Bピラー(ピラー)
24 ルームパーティションパネル(クロス部材)
25 リヤメンバ
34・36 クロスメンバ
42 ドアストライカ
44 ストライカリテーナ
46 サイメンインナ(インナ部材)
48 サイメンアウタ(アウタ部材)
50 前向壁
52 内側壁
55 アウタ側荷重伝達部材(アウタ側荷重伝達部)
56 インナ側荷重伝達部材(インナ側荷重伝達部)
58 前壁
58B 屈曲部(脆弱部)
60 後壁
62 連結壁
64 横壁
66 縦壁

Claims (7)

  1. インナ部材と、該インナ部材に対し車幅方向の外側に位置するアウタ部材とで閉断面を形成するピラーと、
    前記ピラーに対する車体前後方向の後側でかつ車幅方向の内側に設けられ、車体前後方向の前端側が前記ピラーに連結された一対のリヤメンバと、
    前記リヤメンバと車幅方向の反対側に配置されている別のリヤメンバとを架け渡す少なくとも1つのクロスメンバと、
    車両前後方向に対向する2枚のパネル含む閉断面を成し、前記ピラーのインナ部材に結合され、車幅方向に延在するクロス部材と、
    前記ピラーのアウタ部材に結合され、ドアストライカを保持するためストライカリテーナと、
    前記ピラーの閉断面内に設けられ、それぞれ平面視で車幅方向に延在すると共に車体前後方向に対向する前壁及び後壁を有し、かつ前記前壁及び後壁の車幅方向外端が前記ピラーのアウタ部材に結合されると共に該前壁及び後壁の車幅方向内端が平面視で車体前後方向に延在する連結壁にて連結されたアウタ側荷重伝達部と、
    前記ピラーの閉断面内に設けられ、平面視で車体前後方向に延在すると共に前記アウタ側荷重伝達部の連結壁が結合された横壁と、該横壁の車体前後方向の後端から車幅方向内向きに延在され車幅方向の内端が前記ピラーのインナ部材における該インナ部材と前記クロス部材の前記閉断面との結合部位よりも車体前後方向の後側に結合された縦壁とを有するインナ側荷重伝達部と、
    を備えた車体側部構造。
  2. インナ部材と、該インナ部材に対し車幅方向の外側に位置するアウタ部材とで閉断面を形成するピラーと、
    前記ピラーに対する車体前後方向の後側でかつ車幅方向の内側に設けられ、車体前後方向の前端側が前記ピラーに連結された一対のリヤメンバと、
    前記リヤメンバと車幅方向の反対側に配置されている別のリヤメンバとを架け渡す少なくとも1つのクロスメンバと、
    前記ピラーのインナ部材に結合され、車幅方向に延在するクロス部材と、
    前記ピラーのアウタ部材に結合され、ドアストライカを保持するためストライカリテーナと、
    前記ピラーの閉断面内に設けられ、それぞれ平面視で車幅方向に延在すると共に車体前後方向に対向する前壁及び後壁を有し、かつ前記前壁及び後壁の車幅方向外端が前記ピラーのアウタ部材に結合されると共に該前壁及び後壁の車幅方向内端が平面視で車体前後方向に延在する連結壁にて連結されたアウタ側荷重伝達部と、
    前記ピラーの閉断面内に設けられ、平面視で車体前後幅方向に延在すると共に前記アウタ側荷重伝達部の連結壁が結合された横壁と、該横壁における前記アウタ側荷重伝達部の後壁よりも車体前後方向の後側に位置する後端から車幅方向内向きに延在され縦壁とを有し、前記インナ部材における前記横壁と対向する内側壁及び前記インナ部材における前記縦壁に対する車体前後方向の前側で該縦壁と対向する前向壁とで閉断面を形成すると共に、前記横壁において前記アウタ側荷重伝達部の連結壁を前記インナ部材における前記前向壁よりも車両前後方向に前側部分に結合させたインナ側荷重伝達部と、
    を備えた車体側部構造。
  3. 前記ピラーのインナ部材は、前記インナ側荷重伝達部の横壁と対向する内側壁と、前記インナ側荷重伝達部の縦壁に対する車体前後方向の前側で該縦壁と対向する前向壁とを含み、該内側壁と前向壁と前記インナ側荷重伝達部とで閉断面を形成しており、
    前記クロス部材は、前記ピラーのインナ部材における前記内側壁と前向壁との角部に結合されている請求項1又は請求項2記載の車体側部構造。
  4. 前記アウタ側荷重伝達部の前壁は、前記ピラーのアウタ部材における該アウタ部材と前記ストライカリテーナとの車体前後方向の前側の結合部から、前記ピラーのインナ部材における該インナ部材と前記クロス部材との結合部に向けて、車幅方向に荷重を伝達するように配置されている請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車体側部構造。
  5. 前記アウタ側荷重伝達部の後壁は、前記ピラーのアウタ部材における該アウタ部材と前記ストライカリテーナとの車体前後方向の後側の結合部から、前記インナ側荷重伝達部の前記縦壁に向けて、車幅方向に荷重を伝達するように配置されている請求項1〜請求項4の何れか1項記載の車体側部構造。
  6. 前記アウタ側荷重伝達部の前壁には、脆弱部が設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車体側部構造。
  7. 前記アウタ側荷重伝達部は、繊維強化樹脂材にて構成されている請求項6記載の車体側部構造。
JP2007200853A 2007-08-01 2007-08-01 車体側部構造 Expired - Fee Related JP5012293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200853A JP5012293B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 車体側部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200853A JP5012293B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 車体側部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009035118A JP2009035118A (ja) 2009-02-19
JP5012293B2 true JP5012293B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40437438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007200853A Expired - Fee Related JP5012293B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 車体側部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012293B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8100464B2 (en) 2009-12-01 2012-01-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle substructure
JP6057295B2 (ja) * 2013-10-15 2017-01-11 本田技研工業株式会社 自動車の車体構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01186481A (ja) * 1988-01-19 1989-07-25 Mazda Motor Corp 自動車の車体構造
JP2003246279A (ja) * 2002-02-25 2003-09-02 Nissan Motor Co Ltd 車体フレームの補強構造
JP4696651B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-08 トヨタ自動車株式会社 車両のピラー構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009035118A (ja) 2009-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107848577B (zh) 汽车的车身后部构造
US8201873B2 (en) Body structure of vehicle
EP2471697A1 (en) Upper vehicle body structure of automobile
US11192593B2 (en) Vehicle body structure of vehicle
US8366184B2 (en) Structure for vehicle body upper portion
KR20070075335A (ko) 차체 후방부 구조
JP4930016B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP5545124B2 (ja) 車両のルーフ骨格構造
CN111791955B (zh) 车辆的侧部车身结构
CN114080347B (zh) 用于电气运行的车辆的车身结构
JP5857412B2 (ja) 車両前部の補強構造
JP2011136593A (ja) フロントピラー下部構造
JP5464734B2 (ja) 車両の車体側部構造
JP5535698B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP5012293B2 (ja) 車体側部構造
US9085325B2 (en) Vehicle body side structure
JP2000318645A (ja) 車体構造
JP2009067328A (ja) 自動車の車体構造
JP4749904B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP2006088924A (ja) 車体構造
JP5072037B2 (ja) 車両の車体前部における補強構造
JPH11192977A (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JP2000085620A (ja) 自動車のセンタピラー補強構造
JP2011105269A (ja) 車両のピラー下部構造
JP2009096287A (ja) 車両の上部車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5012293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees