JP5009781B2 - 技術計算のトレーサビリティを自動的に可能にする方法 - Google Patents

技術計算のトレーサビリティを自動的に可能にする方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は2004年3月4日に出願した米国特許仮出願第60/550,125号、技術計算のトレーサビリティを自動的に可能にする方法(A METHOD FOR AUTOMATICALLY ENABLING TRACEABILITY OF ENGINEERING CALCULATIONS)、の優先権を請求するものである。
連邦政府支援研究開発に関する陳述
該当せず
本発明は一般的に重要定数(critical constants)又はキー計算値(key calculations)、式(equations)、関数(functions)及び手順(procedures)の様な、数値の、アルファベットの、英数字の(alphanumeric)、文字の(character)又はストリング(string)の実体(entities)のトレーサビリティ(traceability)を自動的に可能にする方法及びシステムに関し、特に文書(document)、ワークシート(worksheet)、スプレッドシート(apreadsheet)、表、データフアイル(data file)、メディアフアイル(media file)、又はソフトウエアプログラム内のこの様な実体の出所(provenance)を決定する方法及びシステムに関する。
科学的、技術的活動に従事する個人はキー計算を行うために力学、電磁気学、化学、及びその他の専門技術(other disciplines)の原理から得られた重要な値又は定数を使うことが多い。小組織から大組織の科学者や技術者は従来、手持ち計算器(handheld calculators)及びスプレッドシートプログラム(spreadsheet programs)からマスキャドテーエム(MATHCADTM)、マトラブテーエム(MATLABTM)、そしてマセマチカテーエム(MATHEMATICATM)計算システムの様な複雑な計算システムまで、に及ぶ種々のツールを使ってこの様な計算を行って来た。この様な組織では、科学者、技術者、及び/又は管理要員(management personnel)は典型的に、これらの計算ツールを駆動するに要する多くのソフトウエアプログラム、ワークシート、及びデータフアイルの跡をつける責任があり、そしてこれらのツールを使って行われる計算の種々の仮定、手順、及び結果をドキュメント化し、監査する責任がある。この状況は、科学及び技術組織内で重要情報の監査を行う(managing audits)ために改良された技術とシステムを求める益々高まるニーヅへと導いて来た。
特に、科学者及び技術者により使われる情報の監査は典型的に、トレーサビリティの概念、例えば、特定の重要値又は計算結果からその値又は結果の下にある最初の仮定(assumptions)及びデータへ遡り追跡する(trace back)能力、を含む。重要情報のトレーサビリティは、科学者及び技術者が、グループの計算が与えられたパラメーター用に同じ承認値(the same approved value)を使っているかどうか、を決定し、どの計算がその値又はパラメーターに直接的又は間接的に依存するかを決定する、ことを可能にする。又重要情報のトレーサビリティは科学者や技術者が該情報を検証(verify)し、検定(validate)し、そして認証(authenticate)し、それによりこの様な重要情報により高いレベルの完全性(integrity)を与えることを可能にする。
近年、多くの科学及び技術組織が、多数の科学者及び技術者が集中した又は分散したプ
ロジェクトチームのメンバーとして相互作用する高度に協力的環境に進化したので、重要情報のトレーサビリティを管理するニーヅはつのっている(exacerbate)。この様な環境が典型的に特徴付けられるのは、種々の地理的位置に広く分散する、そして情報及びリソースにアクセスし管理部門及び同僚と通信するために公共の及び/又は私的な遠隔通信ネットワークに殆ど排他的依存する、科学者や技術者間で共有するデータ、計算値、そしてリソースの増加に依ってである。この様に高度に協力的環境で情報の跡をつける能力を持つことが必要になるのは、科学者及び技術者が、該種々のプロジェクトチームにより彼等に提供される重要情報を信頼し、該科学者及び技術者がその情報が如何に発生し、修正され、該組織中で使われているかを理解する、ことを保証するためである。
従来の情報管理システム(information management systems)は一般に、例えば、この情報に関する注釈(annotations)を取り込むことにより、データの起源(origin)と履歴(history)、或るデータ解析が如何になされたか、そしてどんな解析結果が得られたか、に関する情報を提供出来る。例えば、従来の情報管理システムは典型的に、ユーザーが、フアイル又はデータベース内の選択された副区分(subdivisions)用の注釈を発生し、該注釈を構造化形式(structured form)に変換(convert)し、そして該注釈を該対応する副区分への接続と一緒にその形式内に記憶する、ことを可能にする。次いで該ユーザーは、自然言語(natural language)又は構造化されたフオーマットの問い合わせを該システムに送ることにより該種々のフアイル/データベースの副区分にアクセスすることが出来て、それにより該システムに、該記憶された注釈に対し該問い合わせをマッチさせ、該マッチした注釈に接続されたフアイル/データベース副区分を検索させる。
上記説明の従来の情報管理システムは、しかしながら、該ユーザーのパートでの可成りの手動の努力を要すること無しに情報のトレーサビリティを管理することは一般に出来ない点で、欠点を有する。従来の情報管理システムは科学者及び技術者に、例えば、データの起源と履歴に関する注釈を取り込み、記憶する方法を提供するが、この様な注釈は普通手動で該システムに入れられねばならず、従って省略(omission)、誤り(mistake)、及び歪曲(falsification)をこうむることがある。更に、この様なデータを有する1つ以上の文書は、曖昧さ無しに識別されることは出来ず、例えば、該文書の多数の版がある場合、誤って識別されるかも知れない。ユーザーが発生させた注釈は屡々データの何等かの意味のある検証又は検定を提供し誤るので、それらは一般的に科学者及び技術者に彼等の重要情報の完全性(integrity)に高レベルの信頼を提供することが出来ない。
従って、科学及び技術組織内で重要定数又はキー計算値、式、関数、及び手順の様な情報のトレーサビリティを管理する改良された方法とシステムを有することが望ましい。この様な方法とシステムは、システムユーザーの可成りの手動の努力を要すること無しに、自動的に重要情報のトレーサビリティを管理することが出来るであろう。又、その情報が科学又は技術組織中でコピーされ、修正され、及び/又は再使用される時、重要情報のトレーサビリティに関するデータを自動的に更新し、伝播する方法とシステムを有することが望ましい。
米国特許仮出願公開第60/550,125号明細書 P.Leach and R.Salz、"UUID and GUIDs"、Internet Engineering Task Force(IETF)、document idetifier draft−leach−uuids−guids−01.txt、 4 February 1998、expired
本発明に依れば、重要定数又はキー計算値、式、関数、及び手順の様な、数値の、アルフアベットの、英数字の、文字の及びストリングのトレーサビリティを管理する改良された方法とシステムが提供されるが、それはシステムユーザーによる可成りの手動介入無しに情報実体のトレーサビリティを自動的に可能にする。本開示方法とシステムは、この様な重要情報の出所(provenance)を説明するメタデータ(meta−data)を自動的に発生し、該出所メタデータを該重要情報を有する文書内に埋め込み(embed)、そしてそれがコピー(copied)、切り取り(cut)、貼り付け(pasted)、移動(moved)させられ、修正(modified)され及び/又は再使用(re−used)される時、該情報と一緒に該出所メタデータを伝播(propagate)させる。ここで説明される時、出所メタデータは、該重要情報が初め(originally)に来た文書又は場所、そして(もし何かあれば)該重要情報が最後に来た中間の文書又は場所、に関する情報を含む。
1実施例では、該改良された管理システムは、重要な値又は定数(critical values or constants)及びキー計算値及び結果の様な情報を記憶するために、例えば、ワークシート、スプレッドシート、表、データフアイル、メディアフアイル、又はソフトウエアプログラム、を含む文書を創るよう動作する。好ましい実施例では、該文書のフオーマットはエクステンデッドマークアップラングエッジ(extended Markup Language){エックスエムエル(XML)}文書フオーマットに基づく。更にエックスエムエルベースの文書は、該文書内に埋め込まれた、又は該文書に他の仕方で組み入れられた複数の該エックスエムエルフオーマット(XML format)のメタデータフイールド(meta−data fields)を有し得る。該システムは、該エックスエムエルベースの文書内の予め決められた領域、又は該文書の複数の予め決められた副領域(sub−regions)の出所を説明するメタデータを自動的に発生するよう動作する。
動作の1モードでは、システムユーザーは1つ以上の重要定数又はキー計算値を、元のエックスエムエルベースのソース文書内に入れるが、該文書内では各重要定数又はキー計算値は該文書のそれぞれの副領域を表す。次に、該システムユーザーが該元のソース文書からの選択された重要情報を第2文書へコピー/切り取り、貼り付けする時、該情報管理システムは該選択された重要情報の出所を説明する領域レベルメタデータ(region−level meta−data)を自動的に発生し、該出所メタデータを該第2文書へ伝播させ、そして該出所メタデータを該第2文書内に埋め込まれた少なくとも1つのそれぞれのメタデータフイールド内に記憶する。該コピー/切り取り及び貼り付け動作を行いながら、該システムは該選択された重要情報とその情報用の出所メタデータとを該システムクリップボード(system clipboard)を経由して1つの文書からもう1つの文書へ伝播させる。
選択された重要情報が1つの文書からもう1つへコピー及び貼り付けされるか又は他の仕方で動かされる時、該システムにより自動的に発生される該出所メタデータにアクセスすることにより、該システムユーザーは文書内の重要情報が元はどこから来たか、そして該重要情報が(もし何かあれば)どの中間の(intermediary)文書又は複数文書(document or documents)から最後に来たかを跡をつけることが出来る。本開示実施例では、該システムはマウス(mouse)及びキーボード(keyboard)の様な1つ以上の入力デバイスと、ビデオモニター又はデイスプレー(video monitor or display)の様な少なくとも1つの出力デバイスを有する。ユーザーは、該ビデオデイスプレー上の選択された情報の表現(representation)を見ることにより、そしてその情報用の出所メタデータの指示を含むポップアップデイスプレーウインドウ(popup display window)を発生するために、該マウスを使って該情報の表現を含む該デイスプレーのアクチブ領域(active region)上で“クリック(clicking)する”ことにより、例えば、上記説明の第2文書、内の選択された情報に対応する出所メタデータにアクセス出来る。例えば、該ポップアップデイスプレーウインドウは、該重要情報が元々来たソース文書の素性(identity)と、該情報が最後に来た中間文書の素性と、を含むことが出来る。該情報管理システムはユーザーが該ポップアップデイスプレーウインドウ内に含まれる出所メタデータの指示を修正することを許さない。
本開示実施例では、該情報管理システムは又ユーザーが該選択された重要情報に関する注釈メタデータを元のソース文書内へオプション的に入れることを可能にする。次いで該システムは該ユーザーにより発生された注釈メタデータを、該ソース文書内に埋め込まれた少なくとも1つのメタデータフイールド(meta−data field)内へ記憶する。該開示された実施例では、該ユーザーにより発生された注釈メタデータがテキストベースの注釈メタデータ(text−based annotation meta−data)を有する。該システムユーザーが選択された重要情報を元のソース文書から第2文書へコピー/切り取り及び貼り付けする時、該システムは該ユーザーにより入れられた該注釈メタデータに、その情報の出所メタデータと一緒に該ソース文書から該第2文書へ伝播させるが、それは該第2文書内に埋め込まれた少なくとも1つのそれぞれのメタデータフイールド内での次の記憶のためである。該ユーザーは次いで、上記説明の様に、該ポップアップウインドウを介して該ユーザーにより発生された注釈メタデータにアクセス出来る。例えば、該ポップアップデイスプレーウインドウは、該ユーザーにより発生された注釈メタデータに対応する第1タブと、該第2文書内の選択された重要情報に対応する該システムにより発生された出所メタデータに対応する第2タブを有してもよい。次に、該ユーザーは、適当なタブをクリックし、それにより望まれる情報を該デイスプレーウインドウ内に表示されることにより、該注釈メタデータ又は出所メタデータにアクセスしてもよい。好ましい実施例では、該情報管理システムは該ユーザーが、該第2文書内からの該ポップアップデイスプレーウインドウ内に含まれる該ユーザーにより発生された注釈メタデータの指示を修正することは出来なくしている。
該情報管理システムは、それぞれの文書用の一意(unique)の文書識別子(document identifier)を介して、元のソース文書と、(もし何かあれば)該選択された重要情報が最後に来た中間文書(複数を含む)を識別(identifies)する。好ましい実施例では、該一意の文書識別子は公知技術により発生された多くのビット数を有する汎用一意識別子(universally unique identifier){ユーユーアイデー(UUID)}であるか、又はグローバル一意識別子(globally unique identifier){ジーユーアイデー(GUID)}である。1実施例では、該出所メタデータのデータ構造は、該選択された重要情報の一意的(uniquely)に識別(identified)されたソース文書用にはフアイルパス(file path)及び/又はユニフオームリソースロケーター(uniform resource locator){ユーアルエル(URL)}を有し、(もし何かあれば)該重要情報が最後に参照された該一意的に識別された中間文書(複数を含む)用にフアイルパス及び/又はユーアールエルを有する。
該システムユーザーが該第2文書から第3の文書へ該選択された重要情報をコピー及び貼り付けする時、該システムは該選択された重要情報の出所を説明する領域レベルメタデータ(region−level meta−data)を自動的に更新し、該更新された出所メタデータを該第2文書から該第3文書へ伝播させ、そして該第3の文書内に埋め込まれた少なくとも1つのそれぞれのメタデータフイールド内に該出所メタデータを記憶する。該システムは又該ユーザーによりオプション的に入れられた注釈メタデータを、該第3文書内に埋め込まれた少なくとも1つのそれぞれのメタデータフイールド内での次の記憶用に、該第2文書から該第3文書へ伝播させることを注意しておく。該第3文書に関しては、該出所メタデータのデータ構造は、該選択された重要情報の該一意的に識別されたソース文書用のフアイルパス(file path)及び/又はユーアールエル(URL)と、該重要情報が最後にそこから参照された該一意的に識別された第2文書用のフアイルパス及び/又はユーアールエルと、を有する。好ましい実施例では、該第3文書が該選択された重要情報の出所を説明する該メタデータを記憶する、一方該第2文書はその文書に好適な対応する出所メタデータを保持する、すなわち、該出所メタデータは該第2文書内のそのメタデータフイールド位置(複数を含む)からは削除されない。この仕方で、該システムは、重要情報が1つの文書からもう1つへコピー及び貼り付け又は他の仕方で動かされる時、出所跡(provenance trail)を創る。
それが1つの文書からもう1つへコピー及び貼り付けされるか又は他の仕方で動かされる時、重要定数又はキー計算値の様な情報を、該情報の出所を説明するメタデータで自動的に注釈することにより、その重要情報を有する多数の文書は、その情報についての出所メタデータを自動的に得ることが出来る。この様な重要情報に依存するシステムユーザーはその時それに付随する出所メタデータにアクセス出来て、該情報の完全性に高いレベルの信頼を得る。
本発明の他の特徴、機能そして側面は下記の本発明の詳細説明から明らかになるであろう。
特許文献1が引用によりここに組み入れられる。
重要定数又はキー計算値、式、関数、手順又は他の情報の様な数値の、アルフアベットの、英数字の、文字の又はストリングの実体のトレーサビリティを管理する改良された方法とシステムが開示される。本開示情報管理システムは、この様な重要情報の出所を説明するメタデータを自動的に発生し、該出所メタデータを該重要情報を有する1つ以上の文書内に埋め込み、そしてそれがコピーされ、動かされ、修正され、そして/又は再使用される時、該情報と一緒に該出所メタデータを伝播させる。好ましい実施例では、該改良された情報管理システムは、ユーザーが、ワークシート、スプレッドシート、データフアイル、メディアフアイル、又はプログラムフアイルの様な文書を作り、該文書内に重要定数又はキー計算値の様な情報を入れ、そして該重要情報に関連する注釈メタデータをオプションで入れる、ことを可能にするようコンフィギュア可能な(configurable)コンピュータシステム上で実現される。該コンピュータシステムは更に、該ユーザーにより入れられた該重要情報の出所を説明するメタデータを自動的に発生し、該システムにより発生される出所メタデータとオプションのユーザーにより発生される注釈メタデータを該重要情報を有する文書又は複数文書内に埋め込み、そしてそれが1つの文書からもう1つへコピー及び貼り付けされるか又は他の仕方で動かされる時、該出所メタデータ及び該オプションの注釈メタデータを該重要情報と一緒に伝播させるようコンフィギュア可能である。
本開示実施例では、該コンピュータシステムはデータ記憶システム(data storage system)、少なくとも1つのプロセサー、マウス及びキーボードの様な1つ以上の入力デバイス、そしてビデオモニター又はデイスプレー(video monitor or display)の様な少なくとも1つの出力デバイスを有する。該データ記憶システムは、予め決められたデータ構造(predetermined data structure)を使って、該システムにより発生される出所メタデータと該オプションのユーザーにより発生される注釈メタデータを保持(maintaining)し、記憶(storing)するために、ロム(ROM)又はラム(RAM)の様な少なくとも1つのメモリーを有する。該プロセサーは、該重要情報用の出所メタデータを自動的に発生するため、そしてその情報を含む各文書内に適当な出所メタデータを埋め込むために、該メモリーからの少なくとも1つのソフトウエアプログラムを実行するよう動作する。代わりの実施例では、該プロセサーにより実行されるソフトウエアプログラムは、シーデーロム(CD−ROM)、ハードディスク(hard disk)又はフロッピーディスク(floppy disk)の様なコンピュータ読み出し可能な媒体(computer readable medium)上にエンコード(encoded)される。例えば、該ソフトウエアプログラムは、ジャバプログラム言語(JAVA programming language)、C++プログラミング言語(C++ programming language)又は何等かの他の適当なプログラミング言語を使って実現され得る。ユーザーは、該ビデオデイスプレー上で該重要情報の表現を見て、その情報用の出所メタデータとオプションの注釈メタデータの指示を含むポップアップデイスプレーウインドウ(popup display window)を発生するために、該マウスを使って該情報の表現上を“クリックする”ことにより、該重要情報用の該システムにより発生される出所メタデータとオプションのユーザーにより発生される注釈メタデータにアクセス出来る。1つの文書からもう1つへそれがコピー及び貼り付けされる(copied−and−pasted)か又は他の仕方で動かされる時、該情報の出所を説明するメタデータで重要情報を自動的に注釈することにより、本開示情報管理システムは該重要情報の出所跡(provenance trail)を自動的に創り、それにより該システムユーザーに、該情報の完全性への高いレベルの信頼を提供する。
図1は本発明の情報管理システム100の図解実施例を描いている。該図解実施例では、該情報管理システム100は協力的環境(collaborative environment)で使われるが、該環境では複数のユーザー102.1−102.nはネットワーク104の様な少なくとも1つの公共的又は私的遠隔通信ネットワーク(public or private telecommunications)を経由して相互に通信し交流(interact)する。該ユーザー102.1−102.nの各1つは人間オペレーターにより操作可能で、該ネットワーク104と通信式に接続可能で、そして該情報管理システム100の機能を実行するよう動作する、別々のコンピュータシステムであることは理解される。図1は図解の明確さのために該情報管理システム100の機能部品に通信可能に接続されたユーザー102.1のみを描いているが、しかしながら、実際では、この様な部品は各ユーザー用に複製される。
図1に示す様に、該ユーザー102.1はユーザーインターフエース106を介して該情報管理システム100の機能部品と通信する。特に、該ユーザーインターフエース106は、人間オペレーターがマウスとキーボードの様な1つ以上の入力デバイスを介して該システム100の動作を制御し、ビデオモニター又はデイスプレーの様な少なくとも1つの出力デバイスを介して文書内容及び関連メタデータと文書従属関係(document dependency relationships)のグラフィック表現(graphical representations)とを見る、ことを可能にするためにグラフイカルユーザーインターフエース(graphical user interface){ジーユーアイ(GUI)}を実現する。その目的で、該ユーザーインターフエース106は該ユーザー102.1に、文書アクセス(document access)、創生(creation)、及び改訂(revision)に関連する機能部品108,メタデータ抽出器(meta−data extractor)110,出所メタデータ発生器(provenance meta−data generator)112,注釈メタデータ発生器(annotation meta−data generator)114,メタデータフオーマッター(meta−data formatter)116,コピー及び貼り付け操作に関する機能部品118そしてインポート及びエクスポート操作(import and export operations)に関する機能部品120を含む、該システムの複数の機能部品にアクセスすることを可能にする。
該文書アクセス、創生、及び改訂部品108は該ユーザー102.1が、ローカルな文書記憶部(local document storage)122から又は該ネットワーク104上をアクセス可能な遠隔の文書記憶部(remote document storage)から少なくとも1つの選択された文書にアクセスし、新しい文書を創り、そして現在の文書の少なくとも1つの新しい版を発生することを可能にするよう動作する。例えば、該文書はワークシート、スプレッドシート、表、データフアイル。メディアフアイル、ソフトウエアプログラム、又は何等かの他の適当な文書又は情報記憶実体を含んでもよい。好ましい実施例では、該文書のフオーマットはエクステンデッドマークアップラングウェッジ(extended Markup Language){エックスエムエル(XML)}に基づいている。更に、各エックスエムエルベースの文書(XML−based document)は、該文書のそれぞれの領域及び/又は副領域に関する出所メタデータ及び他の注釈メタデータを記憶するために該文書内に埋め込まれた又は他の仕方で組み入れられた複数のメタデータフイールド(meta−data fields)を有することが出来る。該文書の各領域又は副領域は該文書内の重要定数又はキー計算値の様な情報に対応することは理解される。
加えて、該機能部品108は各新しく創られた文書又は各文書の版用の一意の文書識別子(unique document identifier)を発生するよう動作する。好ましい実施例では、該一意の文書識別子は、例えば、引用によりここに組み込まれる、非特許文献1で開示された様な、当該技術で公知の様に発生される多数ビット数(a multi−bit number)(例えば、64又は128ビット)を有する汎用一意識別子(universally unique identifier){ユーユーアイデー(UUID)}又はグローバル一意識別子(globally unique identifier){ジーユーアイデー(GUID)}である。代わりの実施例では、該一意の文書識別子は、文書を一意的に(uniquely)識別(identifying)するためにユーユーアイデー(UUID)、ジーユーアイデー(GUID)、チェックサム(checksum)、ハッシュコード(hash code)、デジタル署名(digital signature)、及び/又は何等かの他の適当な数値の、アルフアベットの、英数字の、文字の、又はストリングの実体を含んでもよい。更に、該好ましい実施例では、各一意の文書識別子は対応する文書の内容に基づき発生される。特に、特定の文書用の該一意の文書識別子は好ましくはユーユーアイデー、ジーユーアイデー、チェックサム、ハッシュコード、デジタル署名、及び/又は該文書の内容から発生される何等かの他の適当な実体を含むのがよい。結果として、もし2つ以上の文書が同じ文書識別子を有するならば、それぞれの文書の内容は同一である。この方法では、該システムユーザーは文書内に含まれる情報をより容易に検証又は検定出来る。文書がその内容内にチェックサム、ハッシュコード、及び/又はデジタル署名を含み得ており、従って該文書を識別するために発生されるチェックサム、ハッシュコード、又はデジタル署名はその中に含まれる該チェックサム、該ハッシュコード、及び/又は該デジタル署名を組み合わされるだろうと言うことは注目される。
該情報管理システム100は選択された文書内に埋め込まれたメタデータにアクセスし、該選択された文書と組み合わされるそれぞれのメタデータフイールド内に次の記憶用メタデータを発生するよう動作する。その目的で、該メタデータ抽出器110は、該メタデータフイールドのそれぞれの1つ内に現在記憶されている該メタデータを抽出し、該ビデオデイスプレー上の1つ以上のジーユーアイ(GUI)ウインドウを介して該メタデータの表現を表示するために該抽出されたメタデータを該ユーザーインターフエース106へ提供するよう動作する。更に、該注釈メタデータ発生器114はユーザー102.1が、該選択された文書内に含まれる重要情報に関する注釈メタデータをオプションで入れ、該選択された文書内に埋め込まれた少なくとも1つのメタデータフイールド内に該オプションの注釈メタデータを記憶することを可能にするよう動作する。ここで開示される実施例では、該ユーザーにより発生される注釈メタデータはテキストベースの注釈メタデータ(text−based annotation meta−data)を有している。
コピー及び貼り付け操作とインポート及びエクスポート操作に関する該機能部品118及び120は該ユーザー120.1がもう1つの文書内での包含用に選択された文書から重要情報のコピーを取り、該選択された文書内での包含用にもう1つの文書から新情報を受信することを可能にする。この様な情報が該選択された文書からコピー又はエクスポートされ、宛先文書(destination document)へ貼り付け又はインポートされる時は何時も、該出所メタデータ発生器112は該情報の出所を説明する領域レベルメタデータ(region−level meta−data)を自動的に発生するよう動作する。次に、該システム100は該情報に付随する該出所メタデータを、宛先文書内に埋め込まれた少なくとも1つのそれぞれのメタデータフイールド内での次の記憶用に該宛先文書へ伝播させる。同様に、該システム100は該情報に付随する何等かのユーザーにより発生された注釈メタデータを、該宛先文書内に埋め込まれた少なくとも1つのメタデータフイールド内での次の記憶用に、該選択された文書から該宛先文書へ伝播させる。コピー及び貼り付け操作を行いながら、該システム100は該出所メタデータを発生し、該システムクリップボードを使って、該システムにより発生された出所メタデータとオプションのユーザーにより発生された注釈メタデータとを該選択された文書から該宛先文書へ伝播させることが注目される。
本開示情報管理システム100(図1参照)は下記の図解例及び図2−8を参照してより良く理解される。第1例では、ユーザーはエックスエムエル(XML)文書フオーマットで第1データフアイル“My_Constants”を創るため該情報管理システムを使う。この例では、該第1データフアイルMy_Constantsは重要定数の様な技術内容を記憶するためのワークシートである。図2は該システム内に含まれるビデオモニター上に表示された、該ワークシートMy_Constants内に記憶された技術内容の部分を描いている。該ワークシートは、図2に示す様に、該ユーザーのコンピュータシステムのハードディスク上で、フアイルパス“C:\Documents and Setting\My_Constants.xml”により指定された位置に記憶されている。該ワークシートMy_Constantsの創生の時に、該システムはジーユーアイデー(GUID)の様な、該ワークシート用の一意の文書識別子を自動的に発生する。該ワークシートMy_Constantsは、重要定数、例えば、アルミニウムの熱伝導率(thermal conductivity)、を記憶し、ユーザーが、該システムキーボードを介して該ワークシートのフイールド212内にアルミニウムの熱伝導率用に、値“2.37W/(cm・K)”を入れることを可能にする、ようコンフィギュアされる。該ワークシートMy_Constantsは従って重要定数2.37W/(cm・K)用の元のソース文書である。該ワークシートMy_Constants内に記憶される各重要定数は該ワークシートのそれぞれの副領域(sub−region)に対応することを注意しておく。
図2のワークシートは該ワークシート内に記憶される重要定数に関する注釈メタデータを記憶するためにその中に埋め込まれた複数のメタデータフイールドを有することが出来る。該定数2.37W/(cm・K)に関する該注釈メタデータフイールドにアクセスするために、ユーザーはシステムマウスを使って実質的に該フイールド212上でカーソル202を動かし、そして該マウスを“クリック”して、該フイールド212を選択しかつポップアップデイスプレーウインドウ304(図3参照)を該ビデオモニター上に表示される。図3に示す様に、該デイスプレーウインドウ304は“コメント”領域を有し、該領域内に該ユーザーはキーボードを介して該定数2.37W/(cm・K)に関する1つ
以上のコメントをオプションで入れることが出来る。この例では、該ユーザーは該デイスプレーウインドウ304の該コメント領域内に、コメント“大気圧でのアルミニウム熱伝導率、25℃”を入れる。このコメントはユーザーにより発生された注釈メタデータを含み、それは該ワークシートMy_Constants内に埋め込まれた対応するメタデータフイールド内に記憶されることを注意しておく。
次に、ユーザーは彼又は彼女のコンピュータシステムを使い、ユーアールエル(URL)“http://rocket2:80/mcd_data/data.xml”で第2のエックスエムエルベースの文書にアクセスする。例えば、該ユーザーのコンピュータシステムはネットワーク104の様な私的又は公共的な遠隔通信ネットワークに接続されてもよく(図1参照)、それにより該ユーザーが該ネットワーク上で遠隔の文書記憶部からの第2文書にアクセスすることを可能にする。この第2文書も又同じユーザー又は異なるユーザーにより、該情報管理システムを使って創られ、従ってジーユーアイデーの様な対応する一意の文書識別子を有することは理解される。そのフアイルパス
C:\Documents and Setting\My_Constants.xml (1)
及びそのユーアールエル
http://rocket2:80/mcd_data/data.xml (2)はそれぞれの文書に対応するジーユーアイデーエス(GUIDs)のオーバーレイ(overlay)として有効に機能することを注意しておく。
図4は、該システムビデオモニター上に表示される、該第2文書に記憶された内容の部分を描いている。この第1例では、ユーザーは、テキスト“下記計算を通して、アルミニウムの熱伝導率用に下記値が使われるだろう”を該第2文書に入れ、元のワークシートからの定数2.37W/(cm・K)(図2参照)を該第2文書へコピー及び貼り付けするために、該情報管理システムを使う(図4参照)。更に、該コピー及び貼り付け操作を行いながら、該システムは自動的に該定数2.37W/(cm・K)の出所を説明するメタデータを発生し、該第2文書内に埋め込まれたそれぞれのメタデータフイールド内の次の記憶用に該システムクリップボードを使って、該システムにより発生される出所メタデータとオプションのユーザーにより発生されるコメント(図3参照)と、を該元のワークシートから該第2文書へ伝播させる。該定数2.37W/(cm・K)に関するメタデータフイールドにアクセスするために、該ユーザーは再び、定数2.37W/(cm・K)の表現を含むアクチブ表示領域上を実質的にカーソル402を動かすために該マウスを使い、そして該定数を選択し、ポップアップデイスプレーウインドウ504(図5参照)を該ビデオモニター上に表示させるために該マウスを“クリック”する。
図5に示す様に、この例の該デイスプレーウインドウ504は“コメント”及び“出所”とラベル付けされた2つのタブ(tab)を有する。ユーザーは、該コメント“大気圧でのアルミニウム熱伝導率、25℃”を該デイスプレーウインドウ504内に表示される、該コメントタブ上をクリックすることにより該コメントに関する注釈メタデータにアクセスする。上記説明の様に、このコメントは元は該ユーザーにより該ワークシート内へ入れられたが、該ワークシートはアルミニウムの熱伝導率の値2.37W/(cm・K)についての元のソース文書である。好ましい実施例では、該システムは該ユーザーが該第2文書内から該デイスプレーウインドウ504のコメント領域内に表示された該注釈メタデータを修正することが出来るようにはしない。
次に、該ユーザーは、該出所メタデータ“http://rocket2:80/mcd_data/data.xmlから参照された 元のソース:C:\Documents and Setting\My_Constants.xml”を該デイスプレーウインドウ504の該出所領域内に表示される該出所タブ(Provenance tab
)上でクリックすることにより該出所メタデータにアクセスする(図6参照)。上記説明の様に、この出所メタデータはコピー及び貼り付け操作時にクリップボードを使って該システムにより自動的に発生された。従って、該デイスプレーウインドウ504を介して、該ユーザーは最後に該定数2.37W/(cm・K)を参照した文書(この例では、第2文書)と、該定数2.37W/(cm・K)の元のソース文書(この例では、元のワークシート)と、の両者を識別出来る。該システムがどんなユーザーにも該デイスプレーウインドウ504の該出所領域内に表示された出所メタデータを修正することを許さず、それにより該ユーザーが該第2文書内に含まれる重要情報の完全性(integrity)に高レベルの信頼を持つことを保証することは評価されるべきである。該デイスプレーウインドウ504の該コメント領域に表示されるユーザーにより発生された注釈メタデータは単にオプションであること、そして該システムは重要情報用の出所メタデータを発生させるためにこの様な注釈メタデータを入れるようユーザーに要求しないこと、も又理解されるべきである。
第2例では、本開示情報管理システムは新しいコイルばね(coil spring)を設計するユーザー(例えば、技術者)のグループにより使われる。図7は、該コイルばね設計プロジェクト中に該情報管理システムを介して該技術者により創られる多数の文書702,704.1−704.2、そして706を描いている。該文書702,704.1−704.2、そして706の創生の時、該システムはそれぞれの文書用にジーユーアイデーエス(GUIDs)の様な一意の文書識別子を自動的に発生する。例えば、文書702は一意の文書識別子“F3B1”を有し、文書704.1−704.2は文書識別子“02CB”を有し、そして文書706は一意の文書識別子“ABC4”を有する。上記説明の様に、該好ましい実施例では、もし2つ以上の文書が同じ文書識別子を有するなら、それぞれの文書の内容は同一(identical)である。従って、文書704.1−704.2は同じ文書識別子“02CB”を有するので、それぞれの文書704.1−704.2の内容は同一であり、そして文書704.2は該文書704.1のコピーを表すに過ぎない。もし該文書704.2が新しく創られた文書又は該文書704.1の新しい版であるなら、該文書704.2は文書704.1のそれとは異なるそれ自身の一意の文書識別子を有することは評価されるべきである。
この第2例では、第1ユーザー{“フレッド(Fred)”}は、引張強さ(tensile strength)、降伏強さ(yield strength)、弾性(elasticity)そして密度に関する幾つかの重要情報{例えば、“フレッドの重要プロジェクトデータ(Fred’s Important Project Data)”と呼ばれるミル標準4564鋼特性(MIL STD 4564 steel properties)}を該文書702に入れるために該情報管理システムを使う。次いでフレッドは該文書704.1を創るため該システムを使うが、該文書を彼は該コイルばね用のばね常数(spring constant)“Ks”を計算するため使う。図7に図解された様に、フレッドは引張強さ{“約620.46MPa(90,000psi)”}に関する重要情報を該文書702から文書704.1へコピー及び貼り付けする。次に、フレッドは該文書704.1を第2ユーザー{“ジョアン(Joan)”}にイーメイル(e−mails)し、それによりジョアンに文書704.1のコピー704.2を提供する。ジョアンは次いで文書706を創るために該システムを使うが、該文書を彼女は該コイルばね疲労のシミュレーションを行うために使う。図7で図解される様に、ジョアンは、該引張強さ“Ts”{約620.46MPa(90,000psi)}及び計算されたばね定数Ks{“約6.191N/mm(35.3545lb/in)”}に関する重要情報を文書704.2から文書706へコピー及び貼り付けする。
従って、この第2例は次の重要情報:文書702内の“引張強さ約620.46MPa
(90.000psi)”(重要定数“a1”と呼ばれる)、文書704.1−704.2内の“Ts=約620.46MPa(90,000psi)”(重要定数“a2”と呼ばれる)、文書704.2内の“Ks=約6.191N/mm(35.3545lb/in)”(重要計算値“b1”と呼ばれる)、文書706内の“Spring_Constant:=約6.191N/mm(35.3545lb/in)”(重要計算値“b2”と呼ばれる)、そして文書706内の“Tensile_S:=約620.46MPa(90,000psi)”(重要定数“a3”と呼ばれる)、を含む。該文書702,704.1−704.2、706の各1つは、ユーザーにより発生されるコメント及び/又は該重要定数/計算値a1−a3,b1−b2の選択された1つの出所に対応する埋め込まれたメタデータを有することは注目される。
該定数/計算値a1−a3、b1−b2用のメタデータは下表内にリストされた情報を有する。
Figure 0005009781
該表で“重要情報(Critical info)”はこの例用の重要情報の呼称であり、“ソース”は該重要情報の元のソース文書を識別し、“情報種類(info type)”は重要情報の種類を示し(例えば、重要な定数又は計算結果)、そして“から参照された(Referenced from)”は、もしあった場合に、該重要情報が最後に参照された文書を識別する{この例では、各文書はジーユーアイデー(GUID)で識別される}。該表で示される様に、該“ソース”情報はそれぞれの重要情報の元のソース文書内で該ユーザーにより発生される“コメント”と、この例ではジーユーアイデーであるところの該元のソース文書の“文書識別子”と、を有する。
図8は多数のシンボル的文書表現802,804,そして806を有する従属性グラフ(dependency graph)800を描くが、そこでは該シンボル802は文書702を表し、シンボル804は文書704.1−704.2を表し、そしてシンボル806は文書706を表す(図7参照)。該従属性グラフ800でシンボル802,804,そして806により表される文書702,704.1−704.2、706はここでは従属文書(dependent documents)と呼ばれる。上記説明の様に、文書704.2(ジーユーアイデー=02CB)は文書704.1(ジーユーアイデー=02CB)のコピーであり、従って文書704.1−704.2のそれぞれの内容は同一である。該従属性グラフ800は上表に含まれる情報に基づき作られる。該従属性グラフ800を使って、システムユーザーは、文書702,704.1−704.2、そして706内の重要情報がどこから来たか、そして(もし何かあるとすれば)該重要情報はどの中間文書(複数を含む)から最後に来たかを視認により跡をつける(track)ことが出来る。例えば、ユーザーは、呼称(designation)a2を有する、シンボル806(文書706を表し、ジーユーアイデー=ABC4)からシンボル804(同一中間文書704.1−704.2を表し、ジーユーアイデー=02CB)へ重要定数a3を跡づけるために、該システムビデオデイスプレー上で該従属性グラフの表示を見ることが出来る。更に、ユーザーは、呼称a1を有する、シンボル804(同一中間文書704.1−704.2を表し、ジーユーアイデー=02CB)からシンボル802(文書702を表し、ジーユーアイデー=F3B1)へ重要定数a2を跡づけることが出来る。同様に、ユーザーは、呼称b1を有する、シンボル806(文書706を表し、ジーユーアイデー=ABC4)からシンボル804(同一中間文書704.1−704.2を表し、ジーユーアイデー=02CB)へ計算結果b2を跡づけることが出来る。又ユーザーは、出所メタデータと、その情報用のオプションのユーザーにより発生された注釈メタデータと、の指示を含むポップアップデイスプレーウインドウを発生するために、シンボル的文書表現802,804,そして806上で“クリック”することにより、何等かの対応するユーザーにより発生された注釈メタデータを含む、それぞれの文書702,704.1−704.2、706内に埋め込まれた重要情報a1−a3、b1−b2用の出所メタデータにアクセスすることが出来る。該従属性グラフ800を使って重要情報a1−a3、b1−b2を可視的に跡づけることにより、そしてそれぞれの文書702,704.1−704.2、706内に埋め込まれた重要情報a1−a3、b1−b2用の出所メタデータにアクセスすることにより、該情報実体a1−a3、b1−b2の各1つ用の完全な出所跡が発生され得る。
本開示情報管理システムを操作する方法が図9を参照して図解される。過程902で描かれる様に、重要定数又はキー計算値の様な情報実体が第1記憶実体(例えば、第1文書)からコピー/エクスポートされ、第2記憶実体(例えば、第2文書)内に貼り付け/インポートされるが、そこでは該第1及び第2記憶実体はそれぞれ文書、ワークシート、スプレッドシード、表、データフアイル、メディアフアイル、又はソフトウエアプログラムである。次に過程904で描かれている様に、該重要情報の出所を説明する第1メタデータが発生されるが、そこでは該第1メタデータは該重要情報の元のソースとして第1記憶実体を識別する第1データを有する第1部分を備え、かつ、該重要情報が最後に参照される場所として第1記憶実体を識別する第2データを有する第2部分をオプションとして備える、データ構造を具備する。過程906で描かれる様に、該第1メタデータは次いで第2記憶実体内に記憶される。該重要情報が該第2記憶実体からコピー/エクスポートされ、文書、ワークシート、スプレッドシート、表、データフアイル、メディアフアイル、又はソフトウエアプログラムの様な第3記憶実体(例えば、第3文書)内に貼り付け/インポートされる場合、該重要情報の出所を説明する第2メタデータが、過程908で描かれる様に、発生されるが、そこでは該第2メタデータは、該重要情報の元のソースとして第1記憶実体を識別する第1データを有する第1部分と、該重要情報が最後に参照された場所として該第2記憶実体を識別する第2データを有する第2部分と、を備えるデータ構造を具備する。該第2メタデータは次いで、過程910に描かれる様に、該第3記憶実体内に記憶される。
上記の図解用実施例を説明したが、他の代わりの実施例又は変更品が作られてもよい。例えば、重要定数又はキー計算値の様な重要情報が1つの場所からもう1つの場所へコピー又はエクスポートされる時、その定数又は計算値が最後に参照された文書又は場所に関する出所メタデータ内の情報は、該定数又は計算値がそこから転送された文書又は場所を説明する新情報により有効に置き換えられることを説明した。しかしながら、代わりの実施例では、操作される重要情報の履歴のレベル数は変わってもよい。例えば、該出所データ構造は重要定数又はキー計算値用の多数レベルの第2又は中間ソース情報(multiple levels of secondary or intermediary source information)を記憶するようコンフィギュアされてもよく、それにより該定数又は計算値のトレーサビリティを高められる。
加えて、本開示情報管理システムと方法は、例えば、ワークシート、スプレッドシート、表、データフアイル、メデイァフアイル、ソフトウエアプログラム、定数又は計算結果を含む文書を入力として受信し、この様な文書の内容に作用(operate on)し又は他の仕方で操作(manipulate)し、そしてこの様な文書又は計算結果を出力として発生する、計算ツール、スプレッドシートアップリケーションズ(spreadsheet applications)及び何等かの他の適当なツール又はアップリケーションズと、連携して使われてもよいことは理解されるべきである。
本開示情報管理システムはユーザーが、与えられた文書、ワークシート、スプレッドシート、表、フアイル又はプログラムで使われ、計算され又は他の仕方で得られた各数値量及び情報実体の元のソースを決定することを可能にする。更に、該開示システムは該ユーザーが、各数値量及び情報実体用に完全な従属性グラフを発生し、各量又は実体をどんな望まれる方向にも該グラフを通して跡づける、ことを可能にする。更に、該開示システムは該ユーザーが種々の変更シナリオを実行することを可能にする。例えば、該ユーザーが1つの文書内の特定数値量を変更する場合、該システムは該変更された量を該対応する従属性グラフ内に表された各適当な従属文書へ伝播させるよう動作する。1実施例では、該システムは、変更された量を元の数値量の代わりに使う、各適当な従属文書の新しい版を創り、該新しい文書の版内で該変更された量に依存する各量を再計算し、そして該新しい計算結果をこれらの結果に従属する各文書へ伝播させる。代わりの実施例では、該システムは該従属文書内の該元の量の代わりに該変更された量を使い、該従属文書内で該変更された量に従属する各量を再計算する。該システムは更に、該新しい文書の版内の各特定数値量又は他の重要情報用に出所メタデータを発生し、該新しい文書の版の表現を含む従属性グラフを表示し、それにより該それぞれの文書用の完全な改訂ツリー(revision tree)を提供するよう動作する。該システムはこれらのタスクをそれぞれの文書内に埋め込まれた出所メタデータを介して達成するが、それは多数の文書を通しての各変更された又は再計算された量のトレーサビリティを保証する。多数の文書を通して数値量及び他の情報実体を跡づける能力を有することは又、どの1つが特定の量又は実体を使うかを決めるために文書を探索することをより容易にする。この様な探索は又、該システムにより取り扱われる種々の文書、ワークシート、スプレッドシート、表、データフアイル、メディアフアイル、及びソフトウエアプログラムを一意的に識別する本開示技術により実現される。
更に、ここに開示された本発明の概念から離れることなしに、技術的計算のトレーサビリティを自動的に可能にするために上記説明の方法及びシステムへの修正又は変型が行われ得ることは当業者により評価されるであろう。従って、本発明は付随する請求項の範囲と精神によることを除いては限定して見られるべきでない。
本発明は下記図面と連携した付随する本発明の詳細説明を参照してより完全に理解されるであろう。
本発明の情報管理システムのブロック線図である。 図1のシステムが使われる第1図解セションのデイスプレーウインドウである。 図1のシステムが使われる第2図解セションを表すブロック線図である。 図1のシステムを操作する方法のフロー線図である。

Claims (27)

  1. 情報が複数の情報記憶実体に提供される時に、情報のトレーサビリティの保持に使用するために、情報を管理するコンピューター実行方法に於いて、
    出所が所要されるための情報を有する第1情報記憶実体内の第1情報を、第1コンピューターシステムによって記憶する過程と、
    第1情報記憶実体に記憶された第1情報の出所を表現する第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって発生する過程と、
    第1出所メタデーターを第1情報記憶実体に第1コンピューターシステムによって組み入れる過程と、
    第1情報記憶実体からの第1情報のコピーまたはカットに応答して、第1情報の少なくとも1つの表現を第2情報記憶実体に記憶する過程と、
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって自動的に発生する過程と、そして
    第2情報記憶実体に記憶するためにアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって第2情報記憶実体に伝える過程と、
    を具備し、
    第1コンピューターシステムによって第1情報記憶実体内の第1情報を変更する過程と、
    アップテートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在を第1コンピューターシステムによって
    決定する過程と、を更に具備し、
    アップデートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在の決定に応答して、第2情報記憶実体内の第1情報の表現のため変更された第1情報の表示を第1コンピューターシステムによって代用する過程とを具備し、
    第2情報記憶実体は、変更された第1情報に基づく少なくとも1つの計算された量の表現を含み、
    変更された第1情報に基づく第2情報記憶実体内の各々の計算された量を再計算する過程と、
    第2情報記憶実体内の計算された量の表現のため再計算された量の表現を代用する過程と、を具備することを特徴とする装置。
  2. 該第1コンピューターシステムが少なくとも1つのネットワークに通信可能に接続され、
    該第1コンピューターシステムにより、ネットワークを介して、ネットワークに通信可能に接続された少なくとも1つの第2コンピューターシステムに第2情報記憶実体を伝える過程を具備し、
    これにより、第2情報記憶実体がネットワークを介して伝達される時に、第1情報によって第2情報記憶実体内のアップデートされた第1出所メタデーターを伝えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 該第1情報が、数値実体、アルファベット実体、英数字実体、キャラクター、ストリング、方程式、及び関数から成るグループから選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 該第1情報記憶実体及び該第2情報記憶実体が、ドキュメント、ワークシート、スプレッドシート、表、データーファイル、メディアファイル、及びソフトウエアプログラムから成るグループから選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 該コピー及び記憶する過程がクリップボードを使用することを特徴とする請求項記載の方法。
  6. 該第1及び第2記憶実体の各々は、関連するユニークな確認者を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. ユニークな確認者が、ハッシュコード及びディジタル署名から成るグループから選ばれることを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 該第1情報に付随する第2メタデータを発生する過程と、該第2メタデータを該第2記憶実体内に組み入れる過程と、を具備することを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 該第2メタデータが操作者によって発生されることを特徴とする請求項記載の方法。
  10. (a)該それぞれの情報記憶実体を表すシンボルのグラフ式表現と、該情報記憶実体内の選択された情報の表現と、そして該シンボル間の相互接続の表現と、をディスプレイにディスプレイする過程と、そして
    (b)どの情報記憶実体が、該記憶実体シンボルの可視的配置による該選択された情報の表現を有するかと、選択された情報の表現と、そして該シンボル間の相互接続の表現と、を可視的に示す過程と、を具備することを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 情報のトレーサビリティの保持にて使用するための情報管理システムであって、該情報が複数の情報記憶実体に提供される時と、複数の情報記憶実体の各々が1つのコンピューターシステムから少なくとも1つのネットワークを経て少なくとも他の1つのコンピューターシステムに伝達される時の、情報管理システムに於いて、
    ネットワークに通信可能に接続される少なくとも1つの第1のコンピューターシステムを具備し、
    該第1のコンピューターシステムは、
    出所が所要されるための情報を有する第1情報を、第1情報記憶実体に記憶し、
    第1情報記憶実体に記憶された第1情報の出所を表示する第1出所メタデーターを発生し、
    第1出所メタデーターを第1情報記憶実体に組み入れ、
    第1情報記憶実体からの第1情報のコピーまたはカットに応答して、第1情報の少なくとも1つの表現を第2情報記憶実体に記憶し、
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを自動的に発生し、そして
    第2情報記憶実体に記憶するためにアップデートされた第1出所メタデーターを第2情報記憶実体に伝えるように作動され、
    第1情報記憶実体内の第1情報を変更し、
    アップデートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在を決定するようになし、
    アップデートされた第1出所メタデーターを使用する第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在の決定に応答して、第2情報記憶実体内の第1情報の表現のため、変更された第1情報の表現を代用するようなし、
    第2情報記憶実体は、変更された第1情報に基づく少なくとも1つの計算された量の表現を有し、
    変更された第1情報に基づく第2情報記憶実体内の各計算された量を再計算し、
    第2情報記憶実体内の計算された量の表現のため再計算された量の表現を代用する、ことを特徴とする情報管理システム。
  12. 該第1コンピューターシステムが少なくとも1つのネットワークに通信可能に接続され、
    該第1コンピューターシステムが、ネットワークを介して、ネットワークに通信可能に接続された少なくとも1つの第2コンピューターシステムに第2情報記憶実体を伝えるように作動され、
    これにより、第2情報記憶実体がネットワークを介して伝達される時に、第1情報によって第2情報記憶実体内のアップデートされた第1出所メタデーターを伝えることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  13. 該第1情報が、数値実体、アルファベット実体、英数字実体、キャラクター、ストリング、方程式、及び関数から成るグループから選択されることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  14. 該第1情報記憶実体及び該第2情報記憶実体が、ドキュメント、ワークシート、スプレッドシート、表、データーファイル、メディアファイル、及びソフトウエアプログラムから成るグループから選択されることを特徴とする請求項11記載のシステム。
  15. 第1及び第2記憶実体の各々が、関連したユニークな確認者を有することを特徴とする請求項11記載のシステム。
  16. ユニークな確認者が、ハッシュコード及びディジタル署名から成るグループから選ばれることを特徴とする請求項15記載のシステム。
  17. 少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの出力装置とを具備することを特徴とする請求項11記載のシステム。
  18. 該出力装置はデイスプレーを備えており、該プロセッサーが、グラフ式ユーザーインターフェースを実行するようにデイスプレーと協力して作動できることを特徴とする請求項17記載のシステム。
  19. 該プロセッサーは、第2情報記憶実体内の第1情報の表示をデイスプレーするようにデイスプレーと協力して作動できることを特徴とする請求項18記載のシステム。
  20. 入力装置はマウスを有し、第1情報の表現がデイスプレーの作動領域内にデイスプレーされ、プロセッサーがマウス及びデイスプレーと協力して該デイスプレーの作動領域内の第1情報の表現を操作者が選択できるように作動でき、操作者の選択に応答して第1出所メタデータの人が読み取りできる表現をデイスプレーするように作動できることを特徴とする請求項19記載のシステム。
  21. 該プロセッサーが、ディスプレーと協力して、各情報記憶実体を表示するシンボルのグラフ式表現と、情報記憶実体内の選択された情報の表と、記憶実体シンボル間の相互関係の表現とをディスプレーするように作動でき、
    記憶実体シンボルと選択された情報の表とシンボル間の相互関係の表とが、情報記憶実体が選択された情報の表を有することを可視的に表するために配列されていることを特徴とする請求項18記載のシステム。
  22. 複数の情報記憶実体に対して情報が提供される時の、情報のトレーサビリティの保持にて使用するために、情報を管理するコンピューター実行方法において、
    所要される出所のための情報を有する、第1情報記憶実体内の第1情報を第1コンピューターシステムによって記憶する過程と、
    第1情報記憶実体に記憶された第1情報の出所を示す第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって発生する過程と、
    第1出所メタデーターを第1情報記憶実体に第1コンピューターシステムによって組み入れる過程と、
    第1情報記憶実体からの第1情報のコピーまたはカットに応答して第1情報の少なくとも1つの表現を第2情報記憶実体に記憶する過程と、
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって自動的に発生する過程と、そして
    第2情報記憶実体に記憶するためにアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって第2情報記憶実体に伝える過程と、
    を具備し、
    第1コンピューターシステムによって第1情報記憶実体内の第1情報を変更する過程と、
    アップテートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在を第1コンピューターシステムによって
    決定する過程と、を更に具備し、
    アップデートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在の決定に応答して、第2情報記憶実体内の第1情報の表現のため変更された第1情報の表示を第1コンピューターシステムによって代用する過程とを具備し、
    第2情報記憶実体は、変更された第1情報に基づく少なくとも1つの計算された量の表現を含み、
    変更された第1情報に基づく第2情報記憶実体内の各々の計算された量を再計算する過程と、
    第2情報記憶実体内の計算された量の表現のため再計算された量の表現を代用する過程と、を具備し、
    予定されたユーザー開始作用に応答して、
    第1情報記憶実体に記憶された第1情報の少なくとも1つの表現を、第1コンピューターシステムによって第2情報記憶実体に記憶する過程と、
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューター装置によって自動的に発生する過程と、
    アップデートされた第1出所メタデーターを、第2情報記憶実体内に記憶するために、第2情報記憶実体に第1コンピューター装置によって伝える過程と、
    第1情報記憶実体と第2情報記憶実体とを有する複数の情報記憶実体間の従属関係のグラフ式表現を第1コンピューター装置によって表示する過程と、
    を具備し、
    ディスプレー過程において第1コンピューターシステムによってグラフ式表現をディスプレーし、
    シンボルは、各情報記憶実体を表現し、選択された情報の表現は各情報記憶実体内の第1情報と、記憶実体シンボル間の相互関係の表現とを有しており、
    該シンボルは、第1情報記憶実体を表示する第1シンボルと、第2情報記憶実体を表示する第2シンボルとを備え、
    該表示過程は、少なくとも第1情報記憶実体を表示する第1シンボル及び第2情報記憶実体を表示する第2シンボル間の相互関係の少なくとも1つの表示と関連する第1情報の少なくとも1つの表示を備えており、
    これによって、第1情報の出所の可視的表示を提供することを特徴とするコンピューター実行方法。
  23. 記憶実体が、記憶実体シンボルの可視的配列による選択された情報の表現と、選択された情報の表現と、シンボル間の相互関係の表現とを備える可視的に表現する過程を具備することを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 複数の情報記憶実体に対して情報が提供される時の、情報のトレーサビリティの保持にて使用するために、情報を管理するコンピューター実行方法において、
    所要される出所のための情報を有する、第1情報記憶実体内の第1情報を第1コンピューターシステムによって記憶する過程と、
    第1情報記憶実体に記憶された第1情報の出所を示す第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって発生する過程と、
    第1出所メタデーターを第1情報記憶実体に第1コンピューターシステムによって組み入れる過程と、
    第1情報記憶実体からの第1情報のコピー又はカットに応答して、
    第2情報記憶実体内に第1情報の少なくとも1つの表現を記憶する過程と
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを第1コンピューターシステムによって自動的に発生する過程と、
    アップデートされた第1出所メタデーターを第2情報記憶実体に第1コンピューターシステムによって伝える過程と、
    第1情報記憶実体内の第1情報を第1コンピューターシステムによって修正する過程と、
    第1情報の少なくとも1つの表現を有する第2情報記憶実体の新しい版を第1コンピューターシステムによって発生する過程と、
    アップデートされた第1出所メタデーターを使用する第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在を第1コンピューターシステムによって確認する過程と、そして
    アップデートされた第1出所メタデーターを使用する第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在に応答して、第2情報記憶実体の新しい版内の第1情報の表現のための修正された第1情報の表現を第1ンピューターシステムによって代用する過程と、を具備し、
    第2情報記憶実体の新しい版は、修正された第1情報に基づく少なくとも1つの計算された量の表現を有し、
    修正された第1情報に基づく第2情報記憶実体の新しい版内の各々の計算された量を再計算する過程と、
    第2情報記憶実体の新しい版内の計算された量の表現のため再計算された量の表現を代用する過程と、を具備することを特徴とする方法。
  25. 第1情報記憶実体と、第2情報記憶実体と、第2情報記憶実体の新バージョンとの各々は、関連した特異な確認者を有することを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 情報のトレーサビリティの保持にて使用するための情報管理システムであって、該情報が複数の情報記憶実体に提供される時と、複数の情報記憶実体の各々が1つのコンピューターシステムから少なくとも1つのネットワークを経て少なくとも他の1つのコンピューターシステムに伝達される時の、情報管理システムに於いて、
    ネットワークに通信可能に接続される、デイスプレーを有する少なくとも1つの第1のコンピューターシステムを具備し、
    該第1のコンピューターシステムは、
    出所が所要されるための情報を有する、第1情報記憶実体に第1情報を記憶し、
    第1情報記憶実体に、記憶された第1情報の出所を表示する第1出所メタデーターを発生し、
    第1出所メタデーターを第2情報記憶実体に組み入れ、
    第1情報記憶実体からの第1情報のコピー又はカットに応答して
    第1情報の少なくとも1つの表現を第2情報記憶実体に記憶し、
    第1情報のオリジナルソース情報記憶実体を確認する少なくとも第1の部分と、第1情報が最後に提供された中間情報記憶実体を確認する第2の部分とを有するデーター構造を備えるアップデートされた第1出所メタデーターを自動的に発生し、そして
    第2情報記憶実体を記憶するためにアップデートされた第1出所メタデーターを第2情報記憶実体に伝えるように作動され、
    第1情報記憶実体内の第1情報を変更し、
    アップテートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在を決定し、
    アップデートされた第1出所メタデーターを用いる第2情報記憶実体内の第1情報の少なくとも1つの表現の存在の決定に応答して、第2情報記憶実体内の第1情報の表現のため変更された第1情報の表示を代用し、
    第2情報記憶実体は、変更された第1情報に基づく少なくとも1つの計算された量の表現を含み、
    変更された第1情報に基づく第2情報記憶実体内の各々の計算された量を再計算し、
    第2情報記憶実体内の計算された量の表現のため再計算された量の表現を代用し、
    デイスプレーと協力して、第1情報記憶実体と第2情報記憶実体とを有する複数の情報記憶実体の間グラフ式表現をデイスプレー
    シンボルは、各情報記憶実体の表現と、各情報記憶実体内の第1情報を有する選択された情報の表現と、記憶実体シンボル間の相互連絡の表現とを表し
    該シンボルは、第1情報記憶実体を示す第1シンボルと、第2情報記憶実体を示す第2シンボルとを備え、
    該グラフ式表現は、第1情報記憶実体を示す少なくとも第1シンボルと第2情報記憶実体を示す第2シンボルとの間の相互関係の少なくとも1つの表現を持った第1情報の少なくとも1つの表現の少なくとも1つの関連の別のグラフ式表現を備えており、
    これにより、第1情報の出所のデイスプレー上に可視的な表現を提供することを特徴とするシステム。
  27. 該プロセッサーが、該デイスプレーと協力して、どの記憶実体が該記憶実体シンボルの可視的配置による該選択された情報の表現を有するか、選択された情報の表現、そして該シンボル間の相互接続の表現、を可視的に表示するために該ソフトウエアプログラムを実行するよう動作可能であることを特徴とする請求項26記載のシステム。
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