JP5007956B2 - 遠心分離機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心分離機に関し、特に、空気の流れによりロータを冷却する空冷式遠心分離機に関する。
従来の遠心分離機は、外枠を構成し上端開口を有するフレームと、該上端開口を開閉するドアと、フレームに支持されてロータ室を画成するボウルと、ロータを装着してロータ室内で回転させる回転軸と、回転軸を回転駆動にするモータとを主に備えている。そして、ロータが回転する際には、ロータ表面とロータ室内の空気との摩擦により、ロータは熱を発生する。この発熱を抑えるために、ドアに吸気口を形成し、フレームに排気口を形成し、ロータの回転により吸気口から空気を取り込み、排気口から排出することにより、ロータの発熱を抑制している(例えば、特許文献1参照)。
また、ドアに一対の穴を形成し、該一対の穴を覆うように、大きさが異なる複数の穴が形成された円板を回転可能に取付けている遠心分離機もある。使用者が手動で円板を回転させ、円板の穴とドアの穴とを対向させることにより、必要な量の空気を取り込み、ロータの発熱を抑制している(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−90152号公報 実開平2−37760号公報
しかし、特許文献1の遠心分離機では、必要以上に空気を取り込んでしまい、使用者が感じる騒音が非常に大きくなり、使用者を不快にしていた。また、特許文献2の遠心分離機では、使用者が手動により円板を回転させて、ロータを冷却する風量を設定する必要があるため、操作性が悪かった。また、使用者は、ロータを冷却するための適正な風量が分からないため、風量が必要以上に多かったり、逆に少なかったりすることがあり、必要以上に騒音が発生することやロータを十分に冷却できないことがあった。
そこで、本発明は、ロータを冷却するための空気の風量を自動的かつ適正に設定可能な遠心分離機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、外枠を構成し、上端開口を有し、排気口が形成されたフレームと、該上端開口を開閉し、吸気口が形成された蓋体と、該フレーム内に配置され該フレームに固定支持され、該蓋体と共にロータ室を画成するボウルと、該ボウル内に延びロータを装着して該ロータを該ロータ室内で回転させる回転軸と、該フレームに支持され、該回転軸を回転駆動するモータとを有し、該ロータの回転に起因する圧力差により、該吸気口から該上端開口を介して該ロータ室に空気を導入し該ロータを冷却し該排気口から該空気を排出する風路が画成された遠心分離機において、該風路には、該風路の開口面積を自動的に変更するバルブ機構が設けられている遠心分離機を提供している。
かかる構成によれば、バルブ機構により風路の開口面積が圧力差に応じて自動的に変更されるので、必要な量の空気のみをロータ室に流入させることができる。したがって、ロータを適切に冷却することができると共に、使用者が感じる騒音を低減することができる。また、開口面積は自動的に変更され、必要な量の空気のみが流入するので、使用者による遠心分離機の操作性を向上させることができる。
かかる構成によれば、ロータの種類に応じて、自動的に開口面積が変化されるので、ロータの種類に応じた適正な量の空気を流入させることができる。従って、使用者による遠心分離機の操作性を向上させることができる。
更に、該ロータは、試料装着部を備えるロータ本体と、該試料装着部を覆い該ロータ本体に対して着脱可能なロータカバーとを備え、該バルブ機構は、該ロータカバーの有無に応じて該開口面積を変化させることが好ましい。
かかる構成によれば、ロータカバーの有無に応じて、自動的に開口面積が変化されるので、ロータカバーの有無に応じた適正な量の空気を流入させることができる。従って、使用者による遠心分離機の操作性を向上させることができる。
また、該蓋体に設けられ該ロータカバーの有無を検出するカバー検出センサを備えることが好ましい。
かかる構成によれば、カバー検出センサにより、ロータカバーの有無を検出することができる。
また、該モータは、その回転速度を変更可能であり、該ロータの回転速度に応じて開口面積が変化することが好ましい。
かかる構成によれば、ロータの回転速度に応じて、自動的に開口面積が変化されるので、ロータの回転速度に応じた適正な量の空気を流入させることができる。従って、使用者による遠心分離機の操作性を向上させることができる。
本発明の遠心分離機によれば、ロータを冷却するための空気の風量を自動的かつ適正に設定することができる。
本発明の第1の実施の形態による遠心分離機ついて図1〜図4に基づき説明する。以下の説明において、図1に示される方向を遠心分離機の前後方向とする。
図1示すように、遠心分離機1は、フレーム2とドア3とを備えている。ドア3及びフレーム2は、遠心分離機1の外枠を構成し、上端開口2aを有する箱型形状をなす。フレーム2の上端開口2aの周りには、弾性体であるドアパッキン21が配置されている。フレーム2の前面には、操作ボタンや表示部等を備えた操作パネル22が設けられている。また、フレーム2の後面側には、排気口2bが形成されている。
ドア3は、フレーム2の上端かつ後側において、ヒンジ部31により開閉可能に設けられている。ドア3には、吸気口3aが形成されている。ドア3の上側には、バルブ機構32が吸気口3aを覆うように配置されている。バルブ機構32は、ドア3の上面に固定された圧縮バネである第1バネ32Aと、第1バネ32Aの上端に接続された第1プレート32Bとを備えている。第1バネ32Aのバネ定数は、ロータ6の形状及び回転数に基づいて、吸気口3aと第1プレート32Bによる開口面積(流路面積)が適正な開口面積となる値に設計されている。すなわち、第1バネ32Aのバネ定数は、後述する空気流入時の第1プレート32Bの移動及び第1バネ32Aの圧縮により開口面積が減少した時に、吸気口3aから流入する空気の量が適正な量となるように設計されている。
次に、遠心分離機1の内部構造について説明する。フレーム2の底面には、ダンパ4が設けられており、モータ5を支持している。モータ5は、その駆動力を出力するための回転軸5Aを有している。回転軸5Aは、上方へ向かって延び、その上端には、試料から被分離試料を分離するためのロータ6が接続され、回転軸5Aと共に回転可能である。アングルロータであるロータ6は、図2及び図3に示すように、試料が注入されるチューブ61を装着するための試料装着部62を有するロータ本体6Aと、ロータ本体6Aに着脱可能なロータカバー6Bとを備えている。なお、図1においては、ロータカバー6Bを装着した状態のロータ6を示しており、遠心分離機1は、ロータカバー6Bを着けた状態でも、外した状態でもロータ6を回転可能である。
図1に示すように、モータ5の上面であって回転軸5Aの周囲には、ボウルパッキン7が設けられている。ボウルパッキン7の上側には、ドア3と共にロータ室8aを画成するボウル8が配置されている。ボウル8は、有底円筒形状をなし、その底部には、回転軸5Aを挿通するための回転軸挿通穴8bが形成されている。ボウル8とフレーム2の上端部との間には、環状の第1開口部8cが形成されている。ロータ6は、ロータ室8a内に位置している。また、フレーム2には、フレーム2内の空間を上側と下側とに分ける仕切板9が固定されている。仕切板9は、ボウル8の底部と一体に構成されている。仕切板9には、フレーム2内の上側空間と下側空間とを連通する2つの第2開口部9aが形成されている(図8も参照)。また、フレーム2内には、ボウル8と共に環状空間を画成するプロテクタ10(図8)が設けられている。第1開口部8c及び第2開口部9aにより、吸気口3aから排気口2bへ至る風路(矢印A1〜A9)が画成される。
次に、遠心分離機1の動作について説明する。図示せぬスタートスイッチを押すことによって、モータ5の駆動が開始される。モータ5の駆動により回転軸5Aが回転し、この回転と共に、ロータ6も回転し、ロータ6内の試料から被分離試料が分離する。このときモータ5は振動するが、ダンパ4により振動は低減される。また、ロータ6の回転による空気との摩擦により、ロータ6は熱を発生する。
次に、遠心分離機1の運転時の空気の流れについて、図1に基づき説明する。ロータ6が回転すると、ロータ6の外周付近の圧力は高くなり、逆に回転中心付近は圧力が低下する。すなわち、ロータ6の回転に起因して圧力差が生じる。よって、ロータ室8a内の吸気口3a付近は、負圧となる。これにより、ドア3の外側の空気は、バルブ機構32及び吸気口3aを通って、ロータ室8a内に吸入される(矢印A1)。そして、吸気口3aから吸入された空気(矢印A1)は、ロータ室8a内において、ロータ6の周囲を流れ(矢印A2〜A5)、ロータ6を冷却する。これにより、回転により温度上昇したロータ6は冷却される。その後、ロータ6を冷却した空気は、第1開口部8c及び第2開口部9aを通って(矢印A6、A7)、仕切板9の下側に流れ(矢印A8)、排気口2bから外部へ排出される(矢印A9)。
上記のように吸気口3aから空気が流入することにより、第1プレート32Bが下側へ移動し、第1バネ32Aが圧縮される。これにより、吸気口3aにおける風路の開口面積が減少する。すなわち、空気の流入により、吸気口3aにおける風路の開口面積(流路面積)は、自動的に減少する。よって、空気の流入が抑制され、必要な量の空気のみを流入させることができる。したがって、ロータ6を適切に冷却することができると共に、使用者が感じる騒音を低減することができる。また、吸気口3aにおける開口面積は、自動的に減少して、必要な量の空気を流入させるので、使用者による遠心分離機1の操作性を向上させることができる。
また、図4は、ロータカバー6Bを外したロータ6を用いて、遠心分離機1を運転させた状態を示している。この状態で,ロータ6を回転させると、ロータカバー6Bを外したロータ6の方が表面の凹凸が多いので、ロータカバー6Bを装着してロータ6を回転させた場合と比較して、ロータ6の回転に起因する圧力差が大きくなる。よって、ロータ室8a内の吸気口3a付近の負圧も大きくなる。これにより、図1のロータカバー6Bを装着した場合と比較して、第1プレート32Bはより下側へ移動し、第1バネ32Aもより圧縮され、吸気口3aにおける風路の開口面積もより減少する。従って、図1のロータカバー6Bを装着した場合と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態の第1バネ32A及び第1プレート32Bからなるバルブ機構32によれば、ロータ6の回転に起因する圧力差が変化しても、その変化に応じて、自動的に吸気口3aにおける開口面積を変化させることができる。よって、適正な量の空気を流入させロータ6を冷却することができ、使用者による遠心分離機1の操作性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態による遠心分離機101について図5に基づき説明する。第1の実施の形態の遠心分離機1と同一の部材については同一の参照番号を付し説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、第2バネ132Aと第2プレート132Bとからなるバルブ機構132が、仕切板9に各第2開口部9aを覆うように設けられている。そして、バルブ機構132は、第2開口部9aからフレーム2の下側空間へ空気が流入することにより(矢印A17)、第2プレート132Bが下側へ移動し、第2バネ132Aが圧縮される。これにより、第2開口部9aにおける風路の開口面積(流路面積)が減少する。すなわち、空気の流入により、第2開口部9aにおける開口面積は、自動的に減少する。よって、第2開口部9aからフレーム2の下側空間へ空気の流れが抑制され、ひいては吸気口3aから流入する空気の量も抑制される。従って、本実施の形態のバルブ機構132を備える遠心分離機101においても、第1の実施の形態の遠心分離機1と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第3の実施の形態による遠心分離機201について図6〜図12に基づき説明する。第1の実施の形態の遠心分離機1と同一の部材については同一の参照番号を付し説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施の形態におけるドア203は、ドアベース233と、ドア上板234と、ドア内部板235とを備え、二重構造を形成している。ドアベース233の前方部分には、3つの吸気口203aが形成され(図7)、ロータ室8aに対向する部分には、ドア開口部203bが形成されている。ドアベース233とドア内部板235との間には、第1隙間203cが形成され、ドア内部板235とドア上板234との間には、第2隙間203dが形成されている。
ドア203内であって、吸気口203aとドア開口部203bとの間には、バルブ機構232が設けられている。バルブ機構232は、第2隙間203d内に配置された小型モータ232Aと、第1隙間203c内に配置された板状の弁232Bとを備えている。小型モータ232Aは、弁232Bに接続された出力軸232Cを備えている。小型モータ232Aの駆動力は、出力軸232Cを介して弁232Bに伝達され、弁232Bは回動する。
ドアベース233であって、ロータ室8aに面する部分には、ロータ6のロータカバー6Bが装着されているか否かを検出するロータカバー検出センサ41が設けられている。また、ロータ室8a内であって、ロータ6の下方には、ロータの種類を判別するロータIDセンサ42と、ロータ6の回転速度を検出する回転速度センサ43とが設けられている。また、フレーム2の前方部分には、モータ5及び小型モータ232A等を制御する制御部44が配置されている。ロータカバー検出センサ41、ロータIDセンサ42、及び回転速度センサ43の検出結果に基づき、制御部44は、小型モータ232Aを制御し、弁232Bの回動が制御される。
次に、本実施の形態における遠心分離機201の運転時の空気の流れについて、図6〜図8に基づき説明する。第1の実施の形態と同様にロータ6の回転(図8の矢印B方向)に起因する圧力差により、ドア203の外側の空気が吸気口203a、第1隙間203c、及びドア開口部203bを通って、ロータ室8a内に吸入される(矢印A11、A12、A1)。そして、吸入された空気は、ロータ6を冷却し(矢印A2〜A5)、第1開口部8c及び第2開口部9aを通って(矢印A6、A7)、仕切板9の下側に流れ(矢印A8)、排気口2bから外部へ排出される(矢印A9)。
本実施の形態において、バルブ機構232により、風路の開口面積(流路面積)を制御することにより、ロータ室8aに流入する空気の量を制御している。具体的には、カバーの有無、ロータの種類、ロータの回転速度に基づいて、自動的に弁232Bを回動させることにより、開口面積を制御している。
開口面積の制御方法について以下に説明する。図6に示す遠心分離機201において、ロータ6が複数ある内の特定のアングルロータであることをロータIDセンサ42が検出し、ロータカバー6Bが装着されていることをロータカバー検出センサ41が検出し、ロータ6の回転速度が高速(例えば、15,000rpm)であることを回転速度センサ43が検出した場合は、弁232Bは、制御部44及び小型モータ232Aにより、自動的に図9に示す状態に回動される。一般的に、高速で回転するアングルロータの場合、ロータの外観形状に凹凸が少ないため、ドア開口部203b付近の負圧があまり得られない。しかし、ロータは高速で回転するため、ロータ表面と空気との摩擦による発熱量は高くなる。そのため、弁232Bを図9に示すような状態に回動することにより、風路の開口面積は大きくなり、多くの空気をロータ室8aに吸入することができる。これにより、高速回転により高温となるロータ6を冷却するのに必要な風量を確保することができる。
一方、ロータが複数ある内の特定のスイングロータ(図11に示すようなスイングロータ206)であることをロータIDセンサ42が検出し、スイングロータ206の回転速度が低速(例えば、3,000rpm)であることを回転速度センサ43が検出した場合は、弁232Bは、制御部44及び小型モータ232Aにより、自動的に図10に示す状態に回動される。一般的に、低速で回転するスイングロータの場合、ロータの外観形状の凹凸によって、ドア開口部203b付近の負圧が十分に得られ、空気の吸込み量は大きくなってしまう。しかし、ロータは低速で回転するため、ロータ表面と空気との摩擦による発熱量はあまり高くない。よって、弁232Bを図10に示すような状態に回動することにより、風路の開口面積は小さくなり、ロータ室8aに流入する空気の量を抑制することができる。よって、高速回転するアングルロータよりは高温とならない低速回転するスイングロータ206を冷却するのに必要な風量のみを確保することができ、かつ使用者が感じる騒音を低減することができる。
また、ロータ6の回転速度と、必要な開口面積との関係の一例を図12に示す。図12に示されるように、回転速度が速くなるほど、ロータ6は高温となるので、ロータ6を冷却するために必要な空気を取り込むための開口面積は大きくなる。
以上のように、本実施の形態の遠心分離機201によれば、各センサ41〜43の検出結果に基づいて、自動で弁232Bを回動させて、風路の開口面積を変化させることができる。よって、ロータの種類、ロータカバーの有無、及びロータの回転速度に応じて、ロータの冷却に必要な風量のみをロータ室8a内に流入させることができる。したがって、ロータを適切に冷却することができると共に、使用者が感じる騒音を低減することができる。また、風路の開口面積を自動的に変化させて、必要な量の空気を流入させるので、使用者による遠心分離機201の操作性を向上させることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態による遠心分離機301について図13及び14に基づき説明する。第3の実施の形態の遠心分離機201と同一の部材については同一の参照番号を付し説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図13に示すように、本実施の形態におけるドア303は、ドアベース333と、ドア上板334とを備え、層構造を形成している。ドアベース333には、ドア開口部303aが形成されている。ドアベース333とドア上板334との間には、第3隙間303bが形成されている。吸気口については図6に記載されている吸気口203aと同様な構成をしている。
ドア上板334のドア開口部303aに対向する部分には、バルブ機構332が設けられている。バルブ機構332は、小型モータ332Aと、ギア332Bと、ラックギア332Cと、弁332Dとを備えている。小型モータ332Aは、ギア332Bに接続された出力軸332Eを備えている。ギア332Bとラックギア332Cとは互いに螺合している。弁332Dは、ラックギア332Cの下端に取付けられており、第3隙間303b内に位置している。小型モータ332Aの駆動力は、出力軸332E、ギア332B、及びラックギア332C介して、弁332Dに伝達され、弁332Dは上下動する。
本実施の形態の遠心分離機301によれば、第3の実施の形態の遠心分離機201と同様に、図13及び図14に示すように、各センサ41〜43の検出結果に基づいて、自動で弁332Dを上下動させて、風路の開口面積(流路面積)を変化させることができる。よって、本実施の形態の遠心分離機301においても、第3の実施の形態の遠心分離機201と同様の効果を奏する。
尚、本発明の遠心分離機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、図15に示す遠心分離機401のように、引張バネである第3バネ432Aと、第3バネ432Aの下端に接続された第3プレート432Bとからなるバルブ機構432を、ドア3のロータ室8a側に設けても良い。かかる構成によっても、第1の実施の形態の遠心分離機1と同様の効果を奏する。
なお、本実施例では、回転速度センサ43から検出された回転速度に応じてバルブ機構を制御しているが、操作パネル22より入力された設定回転速度を元にバルブ機構232、332を制御しても良い。
本発明の第1の実施の形態における遠心分離機の断面図。 本発明の実施の形態における遠心分離機のロータのロータカバーを装着した状態を示す外観斜視図。 本発明の実施の形態における遠心分離機のロータのロータカバーを外した状態を示す外観斜視図。 本発明の第1の実施の形態におけるロータカバーを外して遠心分離機を動作させたときの状態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態における遠心分離機の断面図。 本発明の第3の実施の形態における遠心分離機の断面図。 図6のVII−VII線に沿った断面図。 図6のVIII−VIII線に沿った断面図。 本発明の第3の実施の形態における遠心分離機の弁を回動させて風路の開口面積を大きくした状態を示す図。 本発明の第3の実施の形態における遠心分離機の弁を回動させて風路の開口面積を狭くした状態を示す図。 本発明の実施の形態におけるスイングロータの外観斜視図。 本発明の実施の形態における遠心分離機のロータの回転速度と風路の開口面積との関係を示す図。 本発明の第4の実施の形態における遠心分離機の弁を動かして風路の開口面積を大きくした状態を示す図。 本発明の第4の実施の形態における遠心分離機の弁を動かして風路の開口面積を狭くした状態を示す図。 本発明の第1の実施の形態における遠心分離機の変更例を示す図。
符号の説明
1、101、201、301、401・・・遠心分離機、 2・・・フレーム、 2a・・・上端開口、 2b・・・排気口、 3a・・・吸気口、 3、203、303・・・ドア、 5・・・モータ、 5A・・・回転軸、 6・・・ロータ、 6A・・・ロータ本体、 6B・・・ロータカバー、 8・・・ボウル、 8a・・・ロータ室、 32、132、232、332、432・・・バルブ機構、 32A・・・第1バネ、 32B・・・第1プレート、 41・・・ロータカバー検出センサ、 42・・・ロータIDセンサ、 43・・・回転速度センサ、 132A・・・第2バネ、 132B・・・第2プレート、 233、333・・・ドアベース、 234、334・・・ドア上板、 235・・・ドア内部板、 203a・・・吸気口、 203b、303a・・・ドア開口部、 203c・・・第1隙間、 203d・・・第2隙間、 232A、332A・・・小型モータ、 232B、332D・・・弁、 232C、332E・・・出力軸、 303b・・・第3隙間、 332B・・・ギア、 332C・・・ラックギア、 432A・・・第3バネ、 432B・・・第3プレート

Claims (4)

  1. 外枠を構成し、上端開口を有し、排気口が形成されたフレームと、
    該上端開口を開閉し、吸気口が形成された蓋体と、
    該フレーム内に配置され該フレームに固定支持され、該蓋体と共にロータ室を画成するボウルと、
    ボウル内に延びロータを装着して該ロータを該ロータ室内で回転させる回転軸と、
    該ロータを判別するロータ判別手段と、
    該フレームに支持され、該回転軸を回転駆動するモータと、を有し、
    該ロータの回転に起因する圧力差により、該吸気口から該上端開口を介して該ロータ室に空気を導入し該ロータを冷却し該排気口から該空気を排出する風路が画成された遠心分離機において、
    該風路には、該ロータ判別手段によって判別された該ロータに応じて、該風路の開口面積を自動的に変更するバルブ機構が設けられていることを特徴とする遠心分離機。
  2. 該ロータは、試料装着部を備えるロータ本体と、該試料装着部を覆い該ロータ本体に対して着脱可能なロータカバーとを備え、
    該バルブ機構は、該ロータカバーの有無に応じて該開口面積を変化させることを特徴とする請求項に記載の遠心分離機。
  3. 該蓋体に設けられ該ロータカバーの有無を検出するカバー検出センサを備えることを特徴とする請求項に記載の遠心分離機。
  4. 該モータは、その回転速度を変更可能であり、
    該ロータの回転速度に応じて該開口面積が変化することを特徴とする請求項に記載の遠心分離機。
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