JP4407603B2 - 遠心機 - Google Patents

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本発明は遠心機に関し、特に空気の流れによりモータ等の発熱部品の冷却を行う空冷式遠心機に関する。
従来の遠心機は、外枠を構成し上端開口を有するフレームと、該上端開口を開閉する蓋体と、フレームに固定支持されてロータ室を画成するボウルと、ロータを装着してロータ室内で回転させる回転軸と、回転軸を回転駆動するモータとを主に備えている。蓋体は、上面板と下面板とにより二重構造を成し、内部には空気通路となる空間が画成されている。下面板の略中央には、ドア内部空間とロータ室とを連通する空気吸入口が形成されている。また、下面板の後端部寄りには、外部とドア内部空間とを連通する空気取入口が形成されている。更に、蓋体の背面にも、外部とドア内部空間とを連通する2つの空気取入口が形成されている。また、モータ等を通過した空気を外部へ排出するための排気口がフレームの背面板に形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、フレームに形成された吸気口と排気口との間にモータ室とファン室とを含む複数の部屋を設けると共に各部屋間に連通口を形成して吸気口から排気口までの流路を形成し、該流路内にモータと冷却ファンを設けることにより、発熱部品の冷却を行う遠心機も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−85627号公報 特開2000−107642号公報
しかし、特許文献1に示される遠心機においては、外部からドア内部空間へ空気を取り入れるための空気取入口は、下面板の後端部寄り及び蓋体の背面に位置しており、何れも遠心機の後面(背面)付近に位置している。すなわち、当該遠心機は、主として後面側から冷却用の空気を取り入れる構造となっている。これは、使用者は遠心機の前面又は側面に位置することが多いためである。ところが、後面には排気口が形成されているため、排気により空気温度が高くなっている。よって、温度の高い空気を空気取入口から取り入れることになるため、冷却効率が低下するという問題がある。
そこで本発明は、発熱部品等を冷却するための空気を外部から導入する際に、高温の排気の影響を少なくして冷却効率を向上することが可能な遠心機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、外枠を構成し、上端開口を有するフレームと、該上端開口を開閉する蓋体と、該フレーム内に配置され該フレームに固定支持されてロータ室を画成するボウルと、該ボウル内に延びロータを装着して該ロータを該ロータ室内で回転させる回転軸と、該フレームに支持され、該回転軸を回転駆動するモータとを有し、該蓋体は、ドアカバーと、閉状態において該ボウルと共に該ロータ室を画成する内部板とを備え、該ドアカバーと該内部板との間にはドア内部空間が画成され、該内部板には、該ドア内部空間と該ロータ室とを連通する開口部が形成され、該蓋体の外周の略全体にわたって、該ドアカバーと該内部板との間には、外部と該ドア内部空間とを連通する隙間が形成され、該ロータの回転に起因して該外部から該ドア内部空間を通って該ロータ室へ空気が導入される際には、該外部から該隙間を通して該ドア内部空間へ空気が吸入される遠心機を提供している。
ここで、該フレームは、前面と反前面側の後面とを有し、該隙間は、該前面側に位置する前面側隙間と、該後面側に位置し該前面側隙間よりも大きい後面側隙間とを有するのが好ましい。
請求項1記載の遠心機によれば、蓋体の外周の略全体にわたってドアカバーと内部板との間には、外部とドア内部空間とを連通する隙間が形成され、外部からドア内部空間を通ってロータ室へ空気が導入される際には該隙間を通してドア内部空間へ空気が吸入される。よって、排気などにより空気温度が高くなっている部分(例えば後面側)からだけでなく、蓋体の外周の略全体から吸気を行うことができるため、冷却効率の向上が可能となる。
請求項2記載の遠心機によれば、隙間は、前面側に位置する前面側隙間と、後面側に位置し前面側隙間よりも大きい後面側隙間とを有するため、前面側からの吸い込み量よりも後面側からの吸い込み量の方が多くなる。通常、使用者は遠心機の前面側にいることが多いため、前面側からの吸い込み量を少なくすることにより、使用者が感じる騒音を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態による遠心機について図1乃至図8に基づき説明する。以下の説明において、図1乃至図6、図8に図示される方向を前後方向とする。
図1及び図2に示されるように、遠心機1は、フレーム2とドア3とを備えている。フレーム2は、遠心機1の外枠を構成し、上端開口を有する箱型形状をなす。フレーム2は、上フレーム2Aと底部をなすベース2Bとを有する。ドア3は、上フレーム2Aの上端かつ後面(背面)側に、ヒンジ部21(図2)により開閉可能に設けられている。上フレーム2Aの前面には、操作ボタンや表示部等を備えた操作パネル23が設けられている。上フレーム2Aの後面側は、リヤカバー22(図2)でカバーされている。リヤカバー22には、スリット状の排気口22aが複数個形成されている。図5に示されるように、ベース2Bには、後述のベルト57を点検又は交換するための3つの開口部2dが形成されているが、通常はベースカバー2Cによりカバーされている。
次に、遠心機1の内部構造について図3乃至図5に基づき説明する。図3に示されるように、フレーム2の内部には、ロータ室41aを画成するボウル41が配置されている。ボウル41は有底円筒形状をなし、その底部には後述のシャフト55Bを貫通させるための貫通孔41bが形成されている。ボウル41は、2個のボウル支持部材42(図5)を介してベース2Bに固定支持されている。
ボウル41の下側には、モータベース51が配置されている。図3、図5に示されるように、モータベース51は、下面が開口する略箱状をなし、ボウル41及び後述するモータ61の双方に対向するように延びている。モータベース51は、ベース2Bに複数のダンパ52(本実施の形態では3個)を介して支持される。モータベース51のボウル41に対向する部分には、シャフト貫通穴51a(図3)が形成されている。また、モータベース51のモータ61に対向する部分には、出力軸貫通穴51b(図6)が形成されている。なお図6では、図面の簡略化のためモータベース51を板状に示している。
図3及び図5に示されるように、モータベース51には、シャフトケース53が複数のネジ54によって固定されている。シャフトケース53内には、シャフトユニット55が収容されている。シャフトユニット55は、2つの軸受55Aと、軸受55Aに回転可能に支承され鉛直方向に延びるシャフト55Bとを有している。シャフト55Bは、ボウル41の貫通孔41bを貫通してボウル41内外に延びている。シャフト55Bの上端側は、ロータ室41a内に位置しており、ロータ71が装着される。シャフト55Bの下端側は、シャフト貫通穴51aを貫通してモータベース51の下側まで延びており、後述のベルト57が装着される。
ボウル41内には、シャフトケース53の周囲を覆うようにキャップ43が設けられている。本実施の形態ではキャップ43は樹脂製であり、略円筒形状の円筒部43Aと、円筒部43Aの下端から半径方向外側に向かって突出するフランジ部43Bとを有している。フランジ部43Bは、ネジ44(図5)によりシャフトケース53に固定される。上述したようにシャフトケース53はモータベース51に固定されているから、キャップ43はシャフトケース53を介してモータベース51に支持されていることになる。また、キャップ43のフランジ部43Bとボウル41の底部との間は隙間45が形成されている。したがって、後述するようにボウル41内の空気が隙間45を通ってボウル41外へと流れ出ることができる。すなわち、キャップ43は、ボウル41の底部との間で貫通孔41bに至る導入路を規定する。なお、キャップ43の上端部にはシャフト55Bに装着されたロータ71を識別するためのセンサ(ロータ底部に配置されたマグネットを検出する)43Cが備えられており、したがってキャップ43はセンサホルダとしての機能をも有している。
図4に示されるように、ボウル41の後方にはモータ61が配置されている。モータ61は、モータベース51に支持され(図5)、また、駆動力を出力するための出力軸61A(図6)を備えている。出力軸61Aは、モータベース51の出力軸貫通穴51bを貫通してベース2Bに向かって延びている。出力軸61A及びシャフト55Bの各下端には後述のベルト57が装着され、モータ61の駆動力がベルト57を介してシャフト55Bに伝達される。
図4に示されるように、ボウル41の後方であってフレーム2内には、コントローラ62を収容するコントローラ室を画成する仕切り壁24が立設されている。仕切り壁24は、ボウル41に対向するボウル側壁24Aと、モータ61に対向するモータ側壁24Bとを有している。モータ側壁24Bには開口部24c(図3及び図4)が形成されているため、後述するようにモータ61側から流れてきた空気が開口部24cを通ってコントローラ室に流入可能である。コントローラ62は、基板に種々の電子部品が装着されて構成されており、モータ61の回転を電気的に制御する。
次に、ドア3の構造について図3、図6、図7に基づき説明する。図3、図6、図7に示されるように、ドア3は、ドアカバー31と内部板32とを有し、二重構造を形成している。ドアカバー31と内部板32との間にはドア内部空間3aが画成されている。ドアカバー31は、樹脂成型品であり、複数のリブ31A(図3)により補強されている。内部板32は、板金製であり、ドア3が閉じられた状態においてボウル41と共にロータ室41aを画成する。
ドアカバー31と内部板32との間には、ドア内部空間3aと外部とを連通する隙間が形成されている。図6及び図7は、ドアカバー31と内部板32との間に形成された隙間を示すために簡略化して示した図である。ここで、図6は前後方向の断面に沿って見た断面図であり、図7は左右方向の断面に沿って見た断面を含む一部断面背面図である。
図6に示されるように、ドア3の前側であってドアカバー31と内部板32との間には隙間3bが形成されている。同様に、ドア3の後側であってドアカバー31と内部板32との間には隙間3cが形成されている。後側の隙間3cの方が前側の隙間3bよりも大きく形成されている。更に、図7に示されるように、ドア3の左右端付近であってドアカバー31と内部板32との間には隙間3d、3eがそれぞれ形成されている。以上より、ドアカバー31と内部板32との間には、ドア3の前後左右つまり外周全体にわたって、外部とドア内部空間3aとを連通する隙間3b〜3eが形成されている。
かかる構成により、外部からロータ室41aへ空気が導入される際には、隙間3b〜3e全体を通ってドア内部空間3aへ空気が吸入される。よって、排気などにより空気温度が高くなっている後面側からだけでなく、ドア3の外周の略全体から吸気を行うことができるため、冷却効率が向上する。なお本実施の形態では、後面側の隙間3cの方が前面側の隙間3b及び左右面側の隙間3d、3eよりも大きく形成されているため、流路抵抗などの影響で後面側の開口部33g及び33hからの吸い込み量の方が前面側の吸入口34dからの吸い込み量よりも多くなる。通常、使用者は遠心機1の前面側に位置することが多いため、前面側からの吸い込み量を少なくすることにより、使用者が感じる騒音を低減することができる。
次に内部板32の構造について図8に基づき詳細に説明する。内部板32は、第一部材33と第二部材34とから構成される。第一部材33は、平板部33Aと、平板部33Aの左右両端から略直角に屈曲された両側壁部33Bと、平板部33Aの後端から略直角に屈曲された後壁部33Cとを有しており、全体として略平板形状を成している。平板部33Aの中央付近には、ドア内部空間3aとロータ室41aとを連通する円形の開口部33fが形成されている。また、平板部33Aと後壁部33Cとの境界部分(屈曲部)に沿って、2つの長尺状の開口部33g及び33hが左右対称に形成されている。
第二部材34は、平板部34Aと、平板部34Aの左右両端から略直角に屈曲された両側壁部34Bとにより断面視略「コ」字状に形成されている。ただし、両側壁部34Bは、前側の高さH1より後側の高さH2の方が高くなるように形成されている。すなわち、第二部材34の平板部34Aは、第一部材33の平板部33Aに対して平行ではなく、幾分前下がりに傾斜するように形成されている。
第二部材34は、開口部33fの上部を覆うように第一部材33に固定されている。第二部材34の前端は、第一部材33との間に開口部つまり吸気口34dを形成する。一方、第二部材34の後端は第一部材33の後壁部33Cに密接するが、上述のように第一部材33に開口部33g及び33hが形成されているから、開口部33g及び33hが後側の吸気口として機能する。すなわち、第二部材34は第一部材33と共にダクト構造を形成し、開口部34dが前側の吸気口として、開口部33g及び33hが後側の吸気口として機能する。なお、図3及び図6の断面図(シャフト55Bを通る断面図)においては便宜上、開口部33g(33h)が図示されているが、実際には図8に示されるように、開口部33gと33hとの間は閉塞されている。
かかる構成によれば、第一部材33に形成された開口部33fの上部が第二部材34により覆われているので、開口部33f付近から風切り音が発生しても外部に漏れにくく静音化が実現できる。また、第二部材34は、第一部材33に固定されてダクト構造を形成するから、ダクト構造が流路を構成すると共にドア3の強度を向上させるリブとしての機能をも兼ね備えている。したがって、簡易な構成により静音化及びドア強度の向上を達成することができる。
また本実施の形態においては、第一部材33と第二部材34とにより形成されるダクト構造において、3つの吸気口(開口部34d、33g、33h)が形成されている。開口部33gと33hとは左右対称であるから開口面積も等しいが、吸気口34dと、開口部33g、33hとは開口面積が異なる。すなわち、吸気口34dと、開口部33g、33hとは異なる吸い込み量を有する。これら吸気口の開口面積は、適宜変更して設計してもよい。例えば、後面側からの吸い込み量を増やしたい場合には、開口部33g及び33hをより大きく形成すればよい。すなわち、吸気口の位置に応じて適切な吸い込み量を配分することが可能である。
本実施の形態による遠心機1の動作について説明する。操作パネル23に設けられたスタートスイッチ(図示せず)を押すことによって、モータ61の駆動が開始される。モータ61の駆動により出力軸61Aが回転し、この回転はベルト57を介してシャフト55Bに伝達される。シャフト55Bの回転と共にロータ71も回転し、試料の遠心分離が行われる。このとき、ロータ71の回転によりモータベース51は振動するが、ダンパ52により振動は低減される。
次に、遠心機1の運転時の空気の流れについて図3、図4、図6乃至図8に基づき説明する。ロータ71が回転すると半径方向外側に向かって空気が押し出されるから、ロータ室41a内の外周付近は圧力が上昇し、逆に回転中心付近は圧力が低下する。よってロータ室41a内の開口部33f付近は低圧となるから、ドア内部空間3aの空気、及び第一部材33と第二部材34とで形成されたダクト内の空気が開口部33fを通ってロータ室41aへ吸入される(図3、図6、図8の矢印A3、A4)。これに伴い、外部とドア内部空間3aとを連通する隙間3b〜3eを通して、外部からドア内部空間3aへ空気が吸入される(図3、図6、図8の矢印A1及びA2、図7の矢印A11及びA12)。尚、隙間3d、3eから吸入された空気(矢印A11、A12)と、隙間3cから吸引された空気の一部(矢印A2’)は隙間3bから吸引された空気(矢印A1)と共に吸入口34dからロータ室41aに供給される。さらに隙間3cから吸引された大部分の空気(矢印A2)はダクトを通りロータ室41aに供給される。
ドア内部空間3aからロータ室41a内へ吸入された空気は、ロータ71の回転により半径方向外側に向かって押し出されるが、ボウル41の外周壁があるためボウル41の底部へ向かう(図3、図6の矢印A4´)。そして、矢印A5で示されるように、キャップ43とボウル41の底部との間に規定される導入路を介して貫通孔41bに導かれる。この空気は貫通孔41bを通過してボウル41の外部へと流れ出る。ボウル41の外部へと流れ出た空気は、図4の矢印A6〜A8で示されるように、モータ61並びにコントローラ62を順次通過してこれらの発熱部品を冷却する。こうして温度が上昇した空気は、リヤカバー22に形成された排気口22a(図2)から遠心機1の外部へ排出される。
以上説明した実施の形態による遠心機1によれば、ボウル41内には、ボウル41の底部との間で貫通孔41bに至る導入路を規定するキャップ43が設けられ、ドア3側からフレーム2内に導入された空気が該導入路を介して貫通孔41bに導かれるため、ボウル41の外周に排気穴を形成する必要がない。よって、ボウルの構造を単純化して製造コストを低減できる。また、ロータ71の回転に起因してドア3側からフレーム2内に導入された空気が導入路を介して貫通孔41bに導かれ、貫通孔41bを通過した空気がモータ61並びにコントローラ62を通過してから排気口22aから排出される流路構成となっているため、強制的に空気の流れを作り出すためにファンを設けることなく、効率的に発熱部品を冷却することができる。したがって、装置の小型化、低コスト化が可能となる。
本発明による遠心機は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、上述した実施の形態では、キャップ43はモータベース51に支持されるが、モータベースではなくボウルに支持される構造としてもよい。より具体的には、例えば、キャップに複数の脚を設けてボウルの底部に設置することにより、各脚の間に空気の導入路が確保される。
また、上述した実施の形態では、第一部材33及び第二部材34により形成されるダクト構造において、前側(開口部34d)及び後側(開口部33g、33h)に吸気口が設けられるが、ダクト構造の左右側に吸気口が形成されていてもよい。
本発明の実施の形態による遠心機の外観を前面側から見た斜視図。 本発明の実施の形態による遠心機の外観を後面側から見た斜視図。 図1のIII−III線に沿った断面図。 本発明の実施の形態による遠心機における空気の流れを示すために遠心機の上部を取り除いて上方から見た説明図。 本発明の実施の形態による遠心機の分解斜視図。 本発明の実施の形態による遠心機のドアカバーと内部板との間に形成された隙間を示すために簡略化して示した図であって、前後方向の断面に沿って見た断面図。 本発明の実施の形態による遠心機のドアカバーと内部板との間に形成された隙間を示すために簡略化して示した図であって、左右方向の断面に沿って見た断面を含む一部断面背面図。 本発明の実施の形態による遠心機のドアの内部構造に用いられる内部板を示す斜視図。
符号の説明
1・・・遠心機、 2・・・フレーム、 2A・・・上フレーム、 2B・・・ベース、 2C・・・ベースカバー、 2d・・・開口部、 3・・・ドア、 3a・・・ドア内部空間、 3b〜3e・・・隙間、 21・・・ヒンジ部、 22・・・リヤカバー、 22a・・・排気口、 23・・・操作パネル、 24・・・仕切り壁、 24A・・・ボウル側壁、 24B・・・モータ側壁、 24c・・・開口部、 31・・・ドアカバー、 31A・・・リブ、 32・・・内部板、 33・・・第一部材、 33A・・・平板部、 33B・・・両側壁部、 33C・・・後壁部、 33f・・・開口部、 33g、33h・・・開口部、 34・・・第二部材、 34A・・・平板部、 34B・・・側壁部、 34d・・・開口部、 41・・・ボウル、 41a・・・ロータ室、 41b・・・貫通孔、 42・・・ボウル支持部材、 43・・・キャップ、 43A・・・円筒部、 43B・・・フランジ部、 44・・・ネジ、 45・・・隙間、 51・・・モータベース、 51a・・・シャフト貫通穴、 51b・・・出力軸貫通穴、 52・・・ダンパ、 53・・・シャフトケース、 54・・・ネジ、 55・・・シャフトユニット、 55A・・・軸受、 55B・・・シャフト、 57・・・ベルト、 61・・・モータ、 61A・・・出力軸、 62・・・コントローラ、 71・・・ロータ。

Claims (2)

  1. 外枠を構成し、上端開口を有するフレームと、
    該上端開口を開閉する蓋体と、
    該フレーム内に配置され該フレームに固定支持されてロータ室を画成するボウルと、
    該ボウル内に延びロータを装着して該ロータを該ロータ室内で回転させる回転軸と、
    該フレームに支持され、該回転軸を回転駆動するモータとを有し、
    該蓋体は、ドアカバーと、閉状態において該ボウルと共に該ロータ室を画成する内部板とを備え、
    該ドアカバーと該内部板との間にはドア内部空間が画成され、
    該内部板には、該ドア内部空間と該ロータ室とを連通する開口部が形成され、
    該蓋体の外周の略全体にわたって、該ドアカバーと該内部板との間には、外部と該ドア内部空間とを連通する隙間が形成され、
    該ロータの回転に起因して該外部から該ドア内部空間を通って該ロータ室へ空気が導入される際には、該外部から該隙間を通して該ドア内部空間へ空気が吸入されることを特徴とする遠心機。
  2. 該フレームは、前面と反前面側の後面とを有し、
    該隙間は、該前面側に位置する前面側隙間と、該後面側に位置し該前面側隙間よりも大きい後面側隙間とを有することを特徴とする請求項1記載の遠心機。
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