JP2001104833A - 遠心分離機 - Google Patents
遠心分離機Info
- Publication number
- JP2001104833A JP2001104833A JP28352199A JP28352199A JP2001104833A JP 2001104833 A JP2001104833 A JP 2001104833A JP 28352199 A JP28352199 A JP 28352199A JP 28352199 A JP28352199 A JP 28352199A JP 2001104833 A JP2001104833 A JP 2001104833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- cover
- measuring device
- distance
- length measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Centrifugal Separators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、カバーが装着されていないのを確
実に検出することで、浮力によるロータ離脱事故をなく
し、ユーザーの安全と遠心分離機本体の破損を未然に防
ぐことである。 【解決手段】 カバー４の装着の有無を判断するため、
ドア２に配置する測長装置１の取付け位置を、ハンドル
５やロータ３のネジ穴１１及びチューブ穴１２に影響さ
れないよう回転軸１０から半径方向に距離ｒだけずれた
位置とする。
実に検出することで、浮力によるロータ離脱事故をなく
し、ユーザーの安全と遠心分離機本体の破損を未然に防
ぐことである。 【解決手段】 カバー４の装着の有無を判断するため、
ドア２に配置する測長装置１の取付け位置を、ハンドル
５やロータ３のネジ穴１１及びチューブ穴１２に影響さ
れないよう回転軸１０から半径方向に距離ｒだけずれた
位置とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータのカバーの
有無を検出してロータの浮き上がりを防止することので
きる遠心分離機に関するものである。
有無を検出してロータの浮き上がりを防止することので
きる遠心分離機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３を用いて従来の遠心分離機における
ロータカバー４の検出機構を説明する。測長装置である
送受兼用の超音波センサ１はロータ３の回転軸１０上の
ドア２に配置されている。超音波センサ１は、制御装置
６がケーブル７を介して超音波センサ１を発振駆動し、
超音波センサ１から下方に向かって音波を出力させ、カ
バー４の表面に当たってはね返った音波を超音波センサ
１が受信するまでの時間を制御装置６で計測し、距離に
換算することによってカバー４の表面までの距離を算出
して求めている。そのため、ロータ３にカバー４が装着
されている場合には、ハンドル５までの距離Ｘ３を測定
している。
ロータカバー４の検出機構を説明する。測長装置である
送受兼用の超音波センサ１はロータ３の回転軸１０上の
ドア２に配置されている。超音波センサ１は、制御装置
６がケーブル７を介して超音波センサ１を発振駆動し、
超音波センサ１から下方に向かって音波を出力させ、カ
バー４の表面に当たってはね返った音波を超音波センサ
１が受信するまでの時間を制御装置６で計測し、距離に
換算することによってカバー４の表面までの距離を算出
して求めている。そのため、ロータ３にカバー４が装着
されている場合には、ハンドル５までの距離Ｘ３を測定
している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カバーに設け
られているハンドルは、操作性の向上や機能向上のため
その形状を変更する場合がある。よって、同じ識別番号
を持つロータであっても製造時期によっては、ハンドル
の形状が違う場合があり、距離Ｘ３が何種類も存在して
しまい、予めロータの識別番号別に記憶させておく距離
データの範囲を広く設定しておかなければならないとい
う問題があった。
られているハンドルは、操作性の向上や機能向上のため
その形状を変更する場合がある。よって、同じ識別番号
を持つロータであっても製造時期によっては、ハンドル
の形状が違う場合があり、距離Ｘ３が何種類も存在して
しまい、予めロータの識別番号別に記憶させておく距離
データの範囲を広く設定しておかなければならないとい
う問題があった。
【０００４】また、図４に示すようにカバーが未装着の
場合には、ロータのネジ部（ネジ山）の影響により超音
波センサから発せられる音波の反射が妨げられたり、ネ
ジ山で乱反射してしまうため、カバーが未装着にもかか
わらずカバーが装着していると誤って判断したり、モー
タにロータがセットされているにもかかわらず、ロータ
が無いと判断してしまうという問題があった。
場合には、ロータのネジ部（ネジ山）の影響により超音
波センサから発せられる音波の反射が妨げられたり、ネ
ジ山で乱反射してしまうため、カバーが未装着にもかか
わらずカバーが装着していると誤って判断したり、モー
タにロータがセットされているにもかかわらず、ロータ
が無いと判断してしまうという問題があった。
【０００５】本発明の目的は、上記問題を解消し、ドア
に配置された測長装置で、ハンドルやロータに設けてあ
るネジ部や試料の収容穴に影響されることなく距離Ｘ１
及びＸ２を確実に測定することである。
に配置された測長装置で、ハンドルやロータに設けてあ
るネジ部や試料の収容穴に影響されることなく距離Ｘ１
及びＸ２を確実に測定することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ドアに内蔵
する測長装置の取付け位置をネジ部や収容穴の影響を受
けないよう回転軸から半径方向にある距離ずれた位置と
することにより達成される。
する測長装置の取付け位置をネジ部や収容穴の影響を受
けないよう回転軸から半径方向にある距離ずれた位置と
することにより達成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本実施例における遠心分離
機３０を図１及び図２を用いて説明する。図１はカバー
４の装着状態を示す一部縦断面図、図２はカバー４の未
装着状態を示す一部縦断面図である。遠心分離機３０
は、遠心分離機３０を制御するための制御装置６と、ロ
ータ３を回転駆動するためのモータ２０と、更にロータ
３を収容するロータ室１５と、ロータ３の出し入れを容
易にするためロータ３の上方に設けたドア２と、ロータ
室１５を冷却する冷凍機２５とを備えている。
機３０を図１及び図２を用いて説明する。図１はカバー
４の装着状態を示す一部縦断面図、図２はカバー４の未
装着状態を示す一部縦断面図である。遠心分離機３０
は、遠心分離機３０を制御するための制御装置６と、ロ
ータ３を回転駆動するためのモータ２０と、更にロータ
３を収容するロータ室１５と、ロータ３の出し入れを容
易にするためロータ３の上方に設けたドア２と、ロータ
室１５を冷却する冷凍機２５とを備えている。
【０００８】ロータ３には、試料を保持するための収容
穴として複数のチューブ穴１２と、このチューブ穴１２
を覆うカバー４と、このカバー４をロータ３に固定する
ためのネジ穴１１と、ロータ３の底部には一定の円周上
に複数個配置された穴１３を有する円筒状のアダプタ１
４があり、この穴１３の有無を図示しない渦電流式の識
別センサでケーブルを介して制御装置６が読み取り、ロ
ータ３の識別番号を判別できるよう構成されている。
穴として複数のチューブ穴１２と、このチューブ穴１２
を覆うカバー４と、このカバー４をロータ３に固定する
ためのネジ穴１１と、ロータ３の底部には一定の円周上
に複数個配置された穴１３を有する円筒状のアダプタ１
４があり、この穴１３の有無を図示しない渦電流式の識
別センサでケーブルを介して制御装置６が読み取り、ロ
ータ３の識別番号を判別できるよう構成されている。
【０００９】ロータ３のカバー４上空のドア２には、測
長装置である送受兼用の超音波センサ１を配置してお
り、この超音波センサ１は制御装置６がケーブル７を介
して超音波センサ１を発振駆動して、超音波センサ１か
ら下方に向かって音波を出力させ、カバー４の上面に当
たってはね返った音波を超音波センサ１が受信するまで
の時間を制御装置６で計測し、ロータ室１５の空気温度
を加味して距離に換算することにより、ロータ３または
カバー４の表面までの距離を算出している。
長装置である送受兼用の超音波センサ１を配置してお
り、この超音波センサ１は制御装置６がケーブル７を介
して超音波センサ１を発振駆動して、超音波センサ１か
ら下方に向かって音波を出力させ、カバー４の上面に当
たってはね返った音波を超音波センサ１が受信するまで
の時間を制御装置６で計測し、ロータ室１５の空気温度
を加味して距離に換算することにより、ロータ３または
カバー４の表面までの距離を算出している。
【００１０】この算出して求めた距離と、距離を求めた
ロータ３の識別番号を操作パネル(図示せず)、またはロ
ータ底部に設けられた穴１３から読み込こみ、制御装置
６に識別番号ごとに記憶されている距離データとを比較
しカバー４の装着の有無を判断している。
ロータ３の識別番号を操作パネル(図示せず)、またはロ
ータ底部に設けられた穴１３から読み込こみ、制御装置
６に識別番号ごとに記憶されている距離データとを比較
しカバー４の装着の有無を判断している。
【００１１】そのため、超音波センサ１の取付け位置は
非常に重要で、カバー４がロータ３に装着されている場
合には、送波した音波がハンドル５に影響されず確実に
距離Ｘ１を測定できる。また、図２のようにカバー４が
未装着の場合は、送波した音波がカバー４を取付けるた
めに設けたネジ穴１１やチューブ穴１２に入り込み、音
波の反射を妨げないような位置で、確実に距離Ｘ２を測
定しなければならない。そのため、超音波センサ１のセ
ンサ面中心をロータ３の回転軸１０上から距離ｒだけず
らして配置させており、これにより正確に距離を算出す
ることができる。なお、途中で設計変更されたハンドル
５の高さについては、影響の出ない程度の範囲であれば
超音波センサ１をネジ穴１１とチューブ穴１２の間１６
に対向する位置に取付ければ良い。
非常に重要で、カバー４がロータ３に装着されている場
合には、送波した音波がハンドル５に影響されず確実に
距離Ｘ１を測定できる。また、図２のようにカバー４が
未装着の場合は、送波した音波がカバー４を取付けるた
めに設けたネジ穴１１やチューブ穴１２に入り込み、音
波の反射を妨げないような位置で、確実に距離Ｘ２を測
定しなければならない。そのため、超音波センサ１のセ
ンサ面中心をロータ３の回転軸１０上から距離ｒだけず
らして配置させており、これにより正確に距離を算出す
ることができる。なお、途中で設計変更されたハンドル
５の高さについては、影響の出ない程度の範囲であれば
超音波センサ１をネジ穴１１とチューブ穴１２の間１６
に対向する位置に取付ければ良い。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、カバが装着されていな
いのを確実に検出できるようにしたので、浮力によるロ
ータの離脱事故をなくし、ユーザーの安全と遠心分離機
本体の破損を未然に防ぐことができる。
いのを確実に検出できるようにしたので、浮力によるロ
ータの離脱事故をなくし、ユーザーの安全と遠心分離機
本体の破損を未然に防ぐことができる。
【図１】 本発明になる遠心分離機においてカバーの装
着状態を示す一部縦断面図である。
着状態を示す一部縦断面図である。
【図２】 本発明になる遠心分離機においてカバーの未
装着状態を示す一部縦断面図である。
装着状態を示す一部縦断面図である。
【図３】 従来における遠心分離機においてカバーの装
着状態を示す一部縦断面図である。
着状態を示す一部縦断面図である。
【図４】 従来における遠心分離機においてカバーの未
装着状態を示す一部縦断面図である。
装着状態を示す一部縦断面図である。
１は超音波センサー、２はドア、３はロータ、４はカバ
ー、５はハンドル、１０は回転軸、１１はカバー取付け
用ネジ穴、１２はチューブ穴、１５はロータ室、２０は
駆動部、２５は冷凍機、３０は遠心機本体、Ｘ１は超音
波センサーからカバーまでの距離、Ｘ２は超音波センサ
ーからロータまでの距離、Ｘ３は超音波センサーからハ
ンドルまでの距離、ｒはロータ回転軸から超音波センサ
ーのセンサー面の中心までの距離である。
ー、５はハンドル、１０は回転軸、１１はカバー取付け
用ネジ穴、１２はチューブ穴、１５はロータ室、２０は
駆動部、２５は冷凍機、３０は遠心機本体、Ｘ１は超音
波センサーからカバーまでの距離、Ｘ２は超音波センサ
ーからロータまでの距離、Ｘ３は超音波センサーからハ
ンドルまでの距離、ｒはロータ回転軸から超音波センサ
ーのセンサー面の中心までの距離である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大澤 秀隆 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 (72)発明者 赤津 幸一 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機エンジニアリング株式会社内 Ｆターム(参考） 4D057 AC01 AC05 AD01 AE11 CA05 CB00
Claims (2)
- 【請求項１】 駆動源であるモータと、該モータによっ
て回転され且つ複数の収容穴を閉塞可能なカバーを有す
るロータと、該ロータを収容するロータ室と、該ロータ
室の上方を閉塞可能なドアと、該ドアに設けられ且つ閉
塞状態時に前記ロータの上面までの距離を測定する測長
装置とを有し、更に予め前記ロータの識別番号と共に前
記ロータ固有の距離データを記憶し、且つ該測長装置で
測定した距離と前記ロータ固有の距離データより前記カ
バーの装着状態を判断する制御装置とを備えた遠心分離
機において、前記ロータの回転軸心と前記測長装置の測
定面の中心とが一致しない位置に前記測長装置を設ける
ことを特徴した遠心分離機。 - 【請求項２】 前記カバーを取付けるためのネジ部と該
ネジ部の放射方向に形成された前記収容穴とを有する前
記ロータにおいて、前記測長装置の測定面の中心が、前
記ネジ部と前記収容穴との間に位置するよう前記ドアに
内蔵されていることを特徴とした請求項１記載の遠心分
離機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28352199A JP2001104833A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 遠心分離機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28352199A JP2001104833A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 遠心分離機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001104833A true JP2001104833A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17666622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28352199A Pending JP2001104833A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 遠心分離機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001104833A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7331918B2 (en) * | 2004-04-16 | 2008-02-19 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Centrifugal separator with safety features |
| JP2009240978A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
| CN105915897A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-31 | 浙江宇视科技有限公司 | 一种检测摄像机外盖松脱的方法及装置、摄像机 |
-
1999
- 1999-10-04 JP JP28352199A patent/JP2001104833A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7331918B2 (en) * | 2004-04-16 | 2008-02-19 | Hitachi Koki Co., Ltd. | Centrifugal separator with safety features |
| JP2009240978A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
| CN105915897A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-31 | 浙江宇视科技有限公司 | 一种检测摄像机外盖松脱的方法及装置、摄像机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050715 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050830 |