以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の表示装置の実施形態である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1の電気的構成を示したブロック図である。
MFP1は、ファクシミリ機能、プリント機能などの各種機能を有する多機能周辺装置である。このMFP1では、各種機能の動作条件等を規定する種々の設定項目を有している。更に、MFP1は、各設定項目の設定内容を変更するために予め準備された複数種類の設定画面を、予め定められた画面遷移経路に従った順序で、液晶表示器16(LCD16)に表示するように構成されている。
図1は、MFP1の電気的構成を示したブロック図である。MFP1には、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、操作キー15、LCD16、スキャナ20、プリンタ21、電話/FAX部22が設けられている。CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14は、バスライン26を介して相互に接続されており、バスライン26は、入出力ポート27に接続されている。また、操作キー15、LCD16、スキャナ20、プリンタ21、電話/FAX部22は、それぞれ、入出力ポート27に接続されている。なお、MFP1には、パーソナルコンピュータまたはLAN(図示せず)と接続するためのインターフェイス等、さらに他の構成も設けられているが、図示および説明は省略する。
CPU11は、入出力ポート27に接続された各部を制御する制御装置である。ROM12は、このMFP1で実行される制御プログラム12a、画面管理テーブル12bなどを格納した書換不能なメモリである。後述するフローチャートに示す処理は、制御プログラム12aに従ってCPU11により実行される。
RAM13は各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。フラッシュメモリ14は、各種設定項目の設定内容や固定値を書き換え可能に記憶すると共に、電源遮断後も内容を保持可能な不揮発性のメモリである。
操作キー15は、MFP1の機能や、LCD16の表示を切り換える操作子である。LCD16は、タッチパネルを兼ねるLCDパネル(図示せず)を有し、表示部の一例に相当する。MFP1は、LCDパネルに、予め準備された画面を表示させる。
このように構成されたMFP1は、操作キー15の操作に応じて、プリントを実行するプリントモード、ファクシミリの送受信を実行するファクシミリモード、各種設定項目の設定内容を変更する設定モードのいずれかのモードに切り替え可能に構成されている。
図2は、画面管理テーブル12bの構成の一例を示す図である。画面管理テーブル12bは、LCDパネルに表示するために準備されている複数種類の画面について、階層数と、画面タイトル(画面文字列の一例)と、タイトル文字列IDと、分岐情報とを規定するテーブルである。
階層数は、各画面が属する階層を示す値である。各画面は第1階層から第6階層までのいずれかの階層に属する。画面タイトルは、画面の内容を把握できるような文字列で構成され、各画面に1つずつ付与されている。タイトル文字列IDはリソースIDであって、各画面タイトルに、1対1で割り当てられている文字列である。このタイトル文字列IDは、後述するパンくずリストの作成に利用される。分岐情報は、同一階層内の1つの画面が他の画面と分岐を構成していることを示す情報である。なお、分岐情報は、本実施形態では使用せず、後述する第4実施形態で使用する。
なお、本実施形態では、MFP1のLCDパネルに表示するために予め準備された画面のうち、特に、設定モードの選択中に表示される画面について説明する。また、階層数と、画面タイトルと、タイトル文字列IDとは、MFP1の製造段階で予め画面管理テーブル12bに格納される。
MFP1は、上位階層から順に画面を遷移させる。例えば、第6階層に属するSET画面を表示させるためには、第1階層のメニュー画面(画面タイトルMENU、基本画面の一例)を表示させ、次に、第2階層のネットワーク設定画面(画面タイトルNetwork)を表示させる。次に、第3階層の有線LAN設定画面(画面タイトルWired LAN)を表示させ、その次に、第4階層のTCP/IP画面を表示させ、その後、第5階層のIP Address画面を表示させる。
図3を参照して、LCD16に表示される画面について説明する。ここで、LCDパネルにおける表示領域は、選択画面表示領域32と、タイトル表示領域34aおよびパンくずリスト表示領域34bを有する画面説明領域34とから構成されている。表示中の画面の画面タイトルは、タイトル表示領域34aに表示され、次画面候補は、選択画面表示領域32に表示される。
なお、図3では、パンくずリストが、「>MENU>Network>Wired LAN>TCP/IP>IP Address」の場合を示している。ここで、「>」は区切り文字列を示し、パンくずリストに含まれる各画面タイトル(文字列)の先頭に配置される。
ユーザが、所定の操作キー15を操作することにより、設定モードへの切替を指示すると、MFP1は、LCDパネルのタイトル表示領域34aにメニュー画面を示す画面文字列を表示すると共に、選択画面表示領域32に次画面候補となる選択項目を表示する。そして、ユーザは、選択画面表示領域32に表示された選択項目の中から、いずれかを選択し、操作する。例えば、ネットワーク機能に関する設定内容を変更したい場合は、選択画面表示領域32に表示される選択項目「FAX、Network」のうち、選択項目「Network」を操作する。MFP1は、LCD16の表示を、操作された選択項目に対応した画面に遷移させる。
上述のような手順で、第6階層に属するSET画面までが選択された場合を、図3(a)に示している。ここで、図3(a)においては、パンくずリストに含まれる全ての文字列を、パンくずリスト表示領域34bに表示できないため、「MENUおよびNetwork」を除外して表示している。なお、ユーザは、「MENUおよびNetwork」が除外されていることを、区切り文字列を連続表示させた前側除外表示36「>>>」にて把握することができる。
また、図3(a)においては、表示中の画面の画面タイトルである「SET」が、タイトル表示領域34aに表示されており、SET画面の次画面候補「InputおよびCansel」の選択肢が、選択画面表示領域32に表示されている。
このように、本実施形態のMFP1では、パンくずリスト表示領域34bには、画面管理テーブルの最上位の階層に属するメニュー画面の画面タイトルから、タイトル表示領域34aに表示中の画面タイトルよりも1つ上位の階層の画面タイトルまでが、表示可能に構成されている。
図3(a)の状態から、前側除外表示36がユーザにて選択された場合(押下された場合)には、図3(b)に示す通り、パンくずリスト表示領域34bに表示されていた最も上位の画面タイトル「Wired LAN」よりも、更に1つ上位の階層の画面に対応する画面タイトル「Network」が表示される一方で、表示されていた最も下位の画面タイトル「IP Address」が表示から除外される。つまり、ユーザは、前側除外表示36を押下すれば、除外されていた画面タイトルの最も下位に位置する画面タイトルを確認することができる。これにより、MFP1は、ユーザが必要とする頻度の高い情報を確実に表示することができる。なお、画面タイトル「Network」が表示されることに伴い、前側除外表示36は「Menu」だけが除外されていることを示す「>>」の表示へ変更される。また、「IP Address」が除外されると、その除外を示す後側除外表示38「>」が、パンくずリスト表示領域34bに追加される。
次に、図3(b)の状態から、前側除外表示36がユーザにて押下された場合には、図3(c)に示す通り、パンくずリスト表示領域34bに表示されていた最も上位の画面タイトル「Network」よりも、更に1つ上位の階層の画面に対応する画面タイトル「MENU」が表示される一方で、表示されていた最も下位の画面タイトル「TCP/IP」が表示から除外される。なお、画面タイトル「MENU」が表示されることに伴い、前側除外表示36の表示はなくなる。一方で、「TCP/IP」の除外に伴い、後側除外表示38が「>>」の表示へ変更される。
なお、図3(c)に示す状態において、後側除外表示38がユーザにより押下されると、LCD16の表示は図3(b)の状態となり、図3(b)に示す状態において、後側除外表示38がユーザにより押下されると、LCD16の表示は図3(a)の状態となる。つまり、ユーザは、後側除外表示38を押下すれば、除外されていた画面タイトルの最も上位に位置する画面タイトルを確認することができる。
ここで、図3(b)の状態から、画面タイトル「Network」がユーザにて押下された場合には、図3(d)に示すように、「Network」の画面タイトルがタイトル表示領域34aに表示され、Network画面の次画面候補「Wired LAN、WLANおよびFactory Reset」の選択肢が、選択画面表示領域32に表示される(図2参照)。また、パンくずリスト表示領域34bには、Network画面よりも1つ上位の階層の画面である「MENU」の画面タイトルのみが表示される状態となる。よって、ユーザは、押下された画面タイトルのパンくずリストにおける位置を一目で把握することができる。
また、パンくずリスト表示領域34bに表示された画面タイトルを押下することで、ユーザは、その押下した画面タイトルの次画面候補を選択画面表示領域32に表示することができる。このように、パンくずリストを有効活用することで、所望の次画面候補を表示させたい場合に、所望の次画面候補まで階層を1つずつ遷移させる(1つずつ戻す)必要のある表示装置と比較して、煩雑な操作を必要とすることなく簡易な操作で、所望の次画面候補を表示させることができる。
次に、図4〜図8を参照して、上述した図3の表示の変化を実現するCPU11の設定画面表示処理について説明する。なお、設定画面表示処理は、MFP1が設定モードにある間、定期的に実行される。
図4のフローチャートでは、まず、画面遷移イベントを取得する(S502)。次に、画面遷移イベントが無しであるか否かを判断する(S504)。この判断が肯定される場合(S504:Yes)、S502の処理を繰り返す。
一方、S504の判断が否定される場合(S504:No)、タイトル表示領域34aに現在表示中の画面タイトルの階層数を示す「f」をRAM13から取得する(S506)。次に、取得した画面遷移イベントが、メニュー画面への遷移に対応するイベントであったか否かを判断する(S508)。例えば、操作キー15(図1)に対する所定の操作によって、パンくずリストの先頭に表示されるメニュー画面(図2参照)への遷移がユーザにより指示された場合は、S508の判断が肯定される(S508:Yes)。この場合、階層数fを「1」とし(S510)、図5に示すS602に移行する。
一方、S508の判断が否定される場合(S508:No)、取得した画面遷移イベントが、下位の階層側への画面遷移に対応するイベントであったか否かを判断する(S512)。例えば、選択画面表示領域32(図3)に表示中の選択項目が操作される場合、S512の判断が肯定される(S512:Yes)。この場合、階層数fに「1」を加算し(S514)、パンくず文字列IDの末尾に、階層数fと、遷移先画面のタイトル文字列IDとを追加する(S516)。その後、階層数fをRAM13(図1)から取得し(S526)、階層数fが「1」であるか否かを判断する(S528)。
ここで、パンくず文字列IDについて説明する。パンくず文字列IDは、階層数とタイトル文字列ID(図2)とから構成され、メニュー画面からタイトル表示領域34aに表示中の画面に至る前までの画面遷移経路を示す情報であって、RAM13に格納され、画面が遷移する毎に更新される。例えば、タイトル表示領域34aに表示中の画面が、画面管理テーブル12bにおける第5階層に位置づけられているIP Address画面(画面タイトルIP Address)である場合、メニュー画面から当該画面に至る前までの画面遷移経路をパンくずリストで示すと、「>MENU>Network>Wired LAN>TCP/IP」となる。この場合、パンくず文字列IDとしては、以下の情報が保持される。
[1]ID0[2]ID6[3]ID7[4]ID10[5]ID12
ここで[]内の数値は、階層数に相当する。また「ID」が先頭に付された文字列が、タイトル文字列IDに相当する。例えば、S512の判断が肯定される場合(S512:Yes)、画面は下位階層画面(SET画面)に遷移されるので、このパンくず文字列IDの末尾に、遷移先画面の階層数と、遷移先画面のタイトル文字列IDとが追加される。その結果、パンくず文字列IDとしては、以下の情報が保持されることとなる。
[1]ID0[2]ID6[3]ID7[4]ID10[5]ID12[6]ID16
一方、S512の判断が否定される場合(S512:No)、取得した画面遷移イベントが、上位階層側への画面遷移に対応するイベントであったか否かを判断する(S518)。例えば、操作キー15(図1)に対応する所定の操作が行われる場合、S518の判断が肯定される(S518:Yes)。この場合、パンくず文字列IDの末尾から、階層数fと画面のタイトル文字列ID(即ち遷移元画面の階層数fとタイトル文字列ID)とを削除し(S520)、階層数fから「1」を減算する(S522)。その後、階層数fをRAM13から取得し(S526)、階層数fが「1」であるか否かを判断する(S528)。
S528の判断が肯定される場合(S528:Yes)、第1階層画面(即ちメニュー画面)の画面タイトル(MENU)を、画面管理テーブル12bから取得する(S530)。
次に、パンくず文字列IDを初期化する(S532)。そして、CPU11は、パンくず文字列IDに、第1階層画面のタイトル文字列IDを登録する(S534)。次に、S530で取得した画面タイトルをタイトル表示領域34aに表示する(S536)。そして、CPU11は、その他の画面を表示(描画)する(S538)。具体的には、選択画面表示領域32に画面を描画する。そして、S502に戻る。
なお、S518の判断が否定される場合(S518:No)、取得した画面遷移イベントが、設定画面表示終了に対応するイベントであったか否かを判断する(S524)。例えば、設定モードから他のモードへの切り替えの指示が入力された場合は、この判断が肯定される(S524:Yes)。この場合、CPU11は、設定画面表示処理を終了する。一方、S524の判断が否定される場合(S524:No)、S502に戻り処理を繰り返す。
次に、図5を参照して、S528の判断が否定される場合(S528:No)のCPU11の処理について説明する。この処理では、まず、第f階層の画面タイトル、即ち遷移先画面の画面タイトルを画面管理テーブル12bから取得する(S602)。そして、取得した画面タイトルを、タイトル表示領域34aに表示する(S604)。そして、その他の画面を表示(描画)する(S606)。具体的には、選択画面表示領域32に、遷移先の画面を描画する。即ち、ユーザが上位階層側への画面遷移に対応する操作をした場合は、画面遷移経路における、メニュー画面に近づく方向へ(即ち、階層数が小さくなる方向へ)、画面を遷移させる。一方、ユーザが下位階層側への画面遷移に対応する操作をした場合は、画面遷移経路における、メニュー画面から離れる方向へ(即ち、階層数が大きくなる方向へ)、画面を遷移させる。
次に、パンくず文字列IDをRAM13から取得し(S608)、パンくず文字列IDに基づいて、階層数の順番に画面タイトルを連結したパンくずリスト文字列(連結文字列)を作成する。
具体的には、変数iを「1」とし(S610)、次に、変数iが階層数fより小であるか否かを判断する(S612)。これが肯定される場合(S612:Yes)、区切り文字と画面タイトルをパンくずリスト文字列に追加する(S614)。具体的には、パンくず文字列IDに格納された第i階層のタイトル文字列IDを読み出し、そのタイトル文字列IDに対応した画面タイトルを、画面管理テーブル12bから取得し、その画面タイトルの先頭に区切り文字を配置した上で、パンくずリスト文字列の末尾に追加する。
次に、変数iに「1」を加算し(S616)、S612に戻り処理を繰り返す。このようにしてS614を繰り返すことにより、メニュー画面からタイトル表示領域34aに表示中の画面に至る前までの画面遷移経路に位置する全ての画面の画面タイトルを連結して、且つ、画面タイトル間に区切り文字を挿入したパンくずリスト文字列(連結文字列)を作成することができる。
そして、S612の判断が否定されると(S612:No)、変数jを1とし(S618)、作成したパンくずリスト文字列をラスタライズし、ラスタライズ後のパンくずリスト文字列の文字の並び方向の長さに対応する表示幅Ws(パンくずリスト文字列幅の一例)を計算し、取得する(S620)。
なお、ラスタライズについては、文字コードで構成されるパンくずリスト文字列を、点(ピクセル)の集合で表すビットマップ画像に展開する。そして、本実施形態では、各文字またはスペースの表示に要する幅方向のピクセル数を加算して、パンくずリスト文字列の文字の並び方向の幅に対応する表示幅Wsを計算する。
図5に戻り説明する。次に、パンくずリスト文字列を表示する場合に、その文字列全体がパンくずリスト表示領域34bに収まるかを判断する(S622)。具体的には、表示幅Wsが予め定められた所定値W以下である場合は、文字列全体がパンくずリスト表示領域34bに収まると判断する。ここで、所定値Wは、パンくずリスト表示領域34bの横方向(長手方向)に表示可能なピクセル数に等しい値である。
そして、表示幅Wsと所定値Wとの比較の結果、表示幅Wsが所定値Wより大きく、連結文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まらないと判断される場合(S622:No)、パンくずリスト文字列から、第j階層(階層数f=j)の画面タイトルを除外(削除)し(S624)、jに1を加算し(S626)、S620に戻る。即ち、パンくずリスト文字列を構成する画面タイトルのうち、画面遷移経路において最もメニュー画面側に位置する画面の画面タイトルを、パンくずリスト文字列から除外する。
そして、S622の判断が肯定されるまで、即ち、パンくずリスト文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まると判断されるまで、S624による画面タイトルの除外を繰り返す。
上述したように、表示幅Wsは、ラスタライズ後のパンくずリスト文字列に基づいて計算されているので、パンくずリスト表示領域34bに実際に表示されるパンくずリストの文字の並び方向の幅を正確に反映した値となっている。よって、このような表示幅Wsに基づいて、連結文字列全体がパンくずリスト表示領域34bに収まるか否かを正確に判断するので、可能な限り多くの画面タイトルを、文字列表示領域に表示することができる。
そして、処理を繰り返すうちに、連結文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まると判断されると(S622:Yes)、変数「bottom_menu」に、タイトル表示領域34aに表示中の階層数を示す階層数fから1を引いた数を、即ち、パンくずリスト表示領域34bに表示しているパンくずリストのうち、最も下位の画面タイトルに対応する階層数を代入する(S628)。そして、変数「top_menu」に、変数「j」を、即ち、パンくずリスト表示領域34bに表示しているパンくずリストのうち、最も上位の画面タイトルに対応する階層数を代入する(S630)。
そして、パンくずリスト文字列をパンくずリストとして決定し、パンくずリスト表示領域34bに表示する(S632)。
次に、変数「bottom_menu」に、タイトル表示領域34aに表示中の階層数を示す階層数fから1を引いた数を、即ち、パンくずリスト表示領域34bに表示しているパンくずリストのうち、最も下位の画面タイトルに対応する階層数を代入する(S630)。そして、変数「top_menu」に、変数「j」を、即ち、パンくずリスト表示領域34bに表示しているパンくずリストのうち、最も上位の画面タイトルに対応する階層数を代入する(S632)。
その後、パンくずリストに表示している画面タイトルが押下されたか否かを判断する(S634)。これが肯定されると(S634:Yes)、押下された画面タイトルのタイトル文字列IDをパンくず文字列IDから特定し、押下された画面タイトルをタイトル表示領域34aに表示すると共に、押下された画面タイトルに対応する画面の次画面候補の選択肢を、選択画面表示領域32に表示する(S636)。また、押下された画面タイトルよりも上位の画面タイトルをパンくずリスト表示領域34bに表示する(S636)。
一方、S634の判断が否定されると(S634:No)、前側除外表示36または後側除外表示38のいずれかが押下されたか否かを判断する(S638)。S638の判断が否定されると(S638:No)、図4のS502の処理へ戻る。一方で、S638の判断が肯定されると(S638:Yes)、図6に示す処理へ移行する。
次に、S638の判断が肯定される場合(S638:Yes)のCPU11の処理について、図6を参照して説明する。この処理では、まず、図5で説明したS610〜S616の処理と同一の処理であるS702〜S708を実行する。
次に、S704の判断が否定されると(S704:No)、即ち、パンくずリスト文字列の作成が完了すると、図5のS638で押下された表示は、前側除外表示36であるか否かを判断する(S710)。これが肯定されると(S710:Yes)、CPU11は、図7に示す処理へ移行する。一方、S710の判断が否定されると(S710:No)、CPU11は、図8に示す処理へ移行する。
次に、S710の判断が肯定される場合(S710:Yes)のCPU11の処理について、図7を参照して説明する。この処理では、まず、処理内容を設定する(S800)。具体的には、処理A1、判断B1、階層C11,C12、処理D1、処理E1、処理F1、処理G1、処理H1をそれぞれ、「変数kに1を代入」、「変数kが、現在の変数top_menuから1を減算した値より小であるか否かを判断」、「k階層,m階層」、「変数kに1を加算」、「変数mに階層数f−1を代入」、「変数mから1を減算」「変数top_menuから1を減算」、「変数bottom_menuに変数mの値を代入」とする。
続いて、S800での設定に従い、処理A1を実行し(S802)、判断B1を実行し、肯定なら(S804:Yes)、図6に示すS706で作成したパンくずリスト文字列から階層C11が示す階層の画面に対応する画面タイトルを削除し(S806)、続いて処理D1を行なう(S808)。
一方で、S804の判断が否定される場合(S804:No)、処理E1を実行し(S810)、図6の620と同様、表示幅Wsを計算して取得する(S812)。そして、図6のS622と同様の判断により、連結文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まらないと判断される場合(S814:No)、パンくずリスト文字列から、階層C12の画面タイトルを除外(削除)し(S816)、処理F1を実行する(S818)。一方、S814の判断が肯定される場合(S814:Yes)、処理G1を実行し(S820)、処理H1を実行し(S822)、パンくずリスト文字列をパンくずリスト表示領域34bに表示する(S824)。
このように、S800にて設定された処理内容でS802〜S808を実行することにより、現在表示中のパンくずリスト文字列の1つ上位の画面に対応する画面タイトルを、パンくずリスト文字列に追加した上で、その追加した画面タイトルよりも更に上位にある階層の画面タイトルを全て削除している。これにより、パンくずリスト文字列から現在除外されている画面タイトルのうち、最も下位の階層にある画面タイトルをパンくずリスト文字列に追加できる。
そして、S800にて設定された処理内容でS810〜S824を実行することにより、S806の処理で画面タイトルの除外を一度行ったパンくずリスト文字列に含まれる画面タイトルのうち、最も下位の階層にある画面タイトルから順に1つずつ上位へ向かって、画面タイトルを更に除外し、パンくずリスト文字列に含まれる画面タイトルの最上位を、変数top_menuから1を減算した階層のもの(変数top_menuより1つ上位の階層のもの)とすることができる。
この図7に示す処理により、例えば、図3(a)→図3(b)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。また、パンくずリスト文字列に現在含まれている画面タイトルのうち、最も下位の階層にある画面タイトルから順に、即ち、ユーザにとって重要度の低い画面文字列から順に、画面タイトルを除外して、これから表示する画面文字列を文字列表示領域に収まるものとすることができる。
なお、図7に示すように、処理A1〜処理H1の処理内容が設定された後に実行されるS802〜S824の処理を、これ以降は、処理群X1とも記述する。
次に、S710の判断が否定される場合(S710:No)のCPU11の処理について、図8を参照して説明する。この処理では、処理A1、判断B1、階層C11,C12、処理D1、処理E1、処理F1、処理G1、処理H1をそれぞれ、「変数pを現在のbottom_menuに2を加算した値とする」、「変数pが、現在の階層数fより小であるか否かを判断」、「p階層,q階層」、「変数pに1を加算」、「変数qに1を代入」、「変数qに1を加算」、「変数top_menuに変数qの値を代入」、「変数bottom_menuに1を加算」とし(S900)、設定された処理内容で処理群X1を実行する(S901)。
この処理により、S806の処理で画面タイトルの除外を一度行ったパンくずリスト文字列に含まれる画面タイトルのうち、第1階層にある画面タイトルから順に1つずつ下位へ向かって、画面タイトルを更に除外し、パンくずリスト文字列に含まれる画面タイトルの最下位を、変数bottom_menuに1を加算した階層のもの(変数bottom_menuより1つ下位のもの)とすることができる。
この図8に示す処理により、例えば、図3(b)→図3(a)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。また、パンくずリスト文字列に現在含まれている画面タイトルのうち、最も上位の階層にある画面タイトルから順に、即ち、ユーザにとって重要度の低い画面文字列から順に、画面タイトルを除外して、これから表示する画面文字列を文字列表示領域に収まるものとすることができる。
次に、第2実施形態におけるMFP1について、図9〜図11を参照して説明する。第2実施形態におけるMFP1は、前述した第1実施形態の図7および図8におけるフローチャートに代えて、図10および図11のフローチャートを用いたものである。なお、第2実施形態におけるMFP1のその他の構成は、第1実施形態のMFP1と同じである。
まず、図9を参照して、LCD16に表示される画面について説明する。なお、図9では、第6階層に属するSET画面までが選択され、パンくずリストが、「>MENU>Network>Wired LAN>TCP/IP>IP Address」の場合を示している。
図9(a)においては、パンくずリストに含まれる全ての文字列を、パンくずリスト表示領域34bに表示できないため、「MENU、NetworkおよびWired LAN」を除外して表示している。
次に、図9(a)の状態から、前側除外表示36がユーザにて選択された場合(押下された場合)には、図9(b)に示す通り、パンくずリスト表示領域34bに表示されていた画面タイトル「TCP/IPおよびIP Address」に代えて、除外されていた画面タイトル「MENU、NetworkおよびWired LAN」が、パンくずリスト表示領域34bに表示される。つまり、ユーザは、前側除外表示36を押下すれば、除外されていた画面タイトルを全て確認することができる。
次に、図9(b)の状態から、後側除外表示38がユーザにて押下された場合には、図9(a)に示す状態に戻る。つまり、ユーザは、後側除外表示38を押下すれば、除外されていた画面タイトルを全て確認することができる。
次に、図10および図11を参照して、上述した図9の表示の変化を実現する設定画面表示処理について説明する。まず、図10のフローチャート、即ち、図6のS710の判断が肯定された場合のCPU11の処理について説明する。この処理では、処理A1、判断B1、階層C11,C12、処理D1、処理E1、処理F1、処理G1、処理H1をそれぞれ、「変数kに、現在のtop_menuの値を代入」、「変数kが、現在の階層数fより小であるか否かを判断」、「k階層,m階層」、「変数kに1を加算」、「変数mに1を代入」、「変数mに1を加算」、「変数top_menuに変数mの値を代入」、「変数bottom_menuに、変数top_menuから1を減算した値を代入」とし(S1000)、設定された処理内容で処理群X1を実行する(S1001)。
この図10に示す処理により、例えば、図9(a)→図9(b)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。
次に、図11のフローチャート、即ち、図6のS710の判断が否定された場合のCPU11の処理について説明する。この処理では、処理A1、判断B1、階層C11,C12、処理D1、処理E1、処理F1、処理G1、処理H1をそれぞれ、「変数pを1とする」、「変数pが、現在の変数bottom_menuに1を加算した値より小であるか否かを判断」、「p階層,q階層」、「変数pに1を加算」、「変数qに階層数f−1を代入」、「変数qから1を減算」、「変数top_menuに、変数bottom_menuへ1を加算した値を代入」、「変数bottom_menuに、変数qの値を代入」とし(S1100)、設定された処理内容で処理群X1を実行する(S1101)。
この図11に示す処理により、例えば、図9(b)→図9(a)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。
上述した図10および図11に示す処理によれば、パンくずリスト文字列に現在含まれている画面タイトルを全て除外して、パンくずリスト表示領域34bに収まるパンくずリスト文字列を作成する。
次に、第3実施形態におけるMFP1について、図12〜図13を参照して説明する。第3実施形態におけるMFP1は、前述した第1実施形態の図6〜図8におけるフローチャートに代えて、図13のフローチャートを用いている。なお、第3実施形態におけるMFP1のその他の構成は、第1実施形態のMFP1と同じである。
まず、図12を参照して、LCD16に表示される画面について説明する。なお、図12では、第6階層に属するSET画面までが選択され、パンくずリストが、「>MENU>Network>Wired LAN>TCP/IP>IP Address」の場合を示している。
図12(a)においては、パンくずリストに含まれる全ての文字列を、パンくずリスト表示領域34bに表示できないため、「MENUおよびNetwork」を除外して表示している。
図12(a)の状態から、前側除外表示36がユーザにて選択された場合(押下された場合)には、図12(b)に示す通り、除外されていた画面タイトル「MENUおよびNetwork」が表示されると共に、余白があるリスト表示領域34bに、図12(a)の状態で表示されていた「Wired LAN」が表示される。
図12(b)の状態から、後側除外表示38がユーザにて押下された場合には、図12(c)に示す状態(図12(a)と同一の状態)に戻る。
次に、図13を参照して、上述した図12の表示の変化を実現する設定画面表示処理について説明する。
まず、図5のS638で押下された表示が、前側除外表示であるか否かの判断が肯定されると(S1200:Yes)、S1201へ移行する。一方、否定されると(S1200:No)、S1202へ移行する。
S1201では、処理A2、判断B2、階層C21,C22,C23,C24、処理D2、処理E2、処理F2、処理G2、判断H2、処理I2、処理J2、処理K2、処理L2、処理M2をそれぞれ、「変数iを1とする」、「変数iが、変数top_menuより小であるか否かを判断」、「i階層,m階層,p階層,q階層」、「変数iに1を加算」、「変数mを1とする」、「変数mに1を加算」、「変数pに変数top_menuの値を代入」、「変数pが現在の階層数fより小であるか否かを判断」、「変数pに1を加算」、「変数qに階層数f−1を代入」、「変数qから1を減算」、「変数top_menuに、変数mの値を代入」、「変数bottom_menuに、変数qの値を代入」とする。
S1202では、処理A2、判断B2、階層C21,C22,C23,C24、処理D2、処理E2、処理F2、処理G2、判断H2、処理I2、処理J2、処理K2、処理L2、処理M2をそれぞれ、「変数iに、現在のbottom_menuに1を加算した値を代入」、「変数iが、現在の階層数fより小であるか否かを判断」、「i階層,m階層,p階層,q階層」、「変数iに1を加算」、「変数mに階層数f−1を代入」、「変数mから1を減算」、「変数pを1とする」、「変数pが変数bottom_menuに1を加算した値より小であるか否かを判断」、「変数pに1を加算」、「変数qを1とする」、「変数qに1を加算」、「変数top_menuに変数qを代入」、「変数bottom_menuに変数mを代入」とする。
続いて、S1201またはS1202での設定に従い、処理A2を実行し(S1204)、判断B2を実行し、肯定なら(S1206:Yes)、区切り文字と階層C21が示す階層の画面に対応する画面タイトルとをパンくずリスト文字列の末尾に追加し(S1208)、続いて処理D2を行なう(S1210)。
一方で、S1206の判断が否定される場合(S1206:No)、処理E2を実行し(S1212)、図6のS620と同様、表示幅Wsを計算して取得する(S1214)。そして、図6のS622と同様の判断により、連結文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まらないと判断される場合(S1216:No)、パンくずリスト文字列から、階層C22の画面タイトルを除外(削除)し(S1218)、処理F2を実行する(S1220)。一方、S1216の判断が肯定される場合(S1216:Yes)、処理G2を実行し(S1222)、判断H2を実行し(S1224)、肯定なら(S1224:Yes)、区切り文字と階層C23が示す階層の画面に対応する画面タイトルとをパンくずリスト文字列の末尾に追加し(S1226)、続いて処理I2を行なう(S1228)。
一方で、S1224の判断が否定される場合(S1224:No)、処理J2を実行し(S1230)、図6のS620と同様、表示幅Wsを計算して取得する(S1232)。そして、図6のS622と同様の判断により、連結文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まらないと判断される場合(S1234:No)、パンくずリスト文字列から、階層C24の画面タイトルを除外(削除)し(S1236)、処理K2を実行する(S1238)。一方、S1234の判断が肯定される場合(S1234:Yes)、処理L2を実行し(S1240)、処理M2を実行し(S1242)、パンくずリスト文字列をパンくずリスト表示領域34bに表示する(S1244)。
上述した図13に示す処理によれば、リスト表示領域34bに余白がある場合には、その余白の幅に合わせて、以前に表示されていた画面タイトルをパンくずリスト文字列に追加することができる。
具体的には、S1201にて設定された処理内容でS1204〜S1244を実行する場合は、例えば、図12(a)→図12(b)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。なお、S1204〜S1210の実行により、メニュー画面から、変数top_menuが示す階層よりも1つ上位の画面までにおける画面タイトルを連結している。
また、S1202にて設定された処理内容でS1204〜S1244を実行する場合は、例えば、図12(b)→図12(c)への変化に対応するパンくずリストをパンくずリスト表示領域34bに表示することができる。なお、S1204〜S1210の実行により、変数bottom_menuよりも1つ下位の画面から、階層数f−1により示される階層の画面までにおける画面タイトルを連結している。
また、いずれの場合にも、S1222〜S1228の実行により、現在表示中のパンくずリストに含まれている画面タイトルの全てを、一旦、S1218で作成したパンくずリストに追加し、S1230〜S1238の実行により、リスト表示領域34bに収まらない分の画面タイトルをパンくずリストから除外している。
次に、第4実施形態におけるMFP1について、図14および15を参照して説明する。第4実施形態におけるMFP1は、前述した第1実施形態のMFP1の図6〜図8におけるフローチャートに代えて、図15のフローチャートを用いたものである。第4実施形態におけるMFP1のその他の構成は、第1実施形態のMFP1と同じである。
画面管理テーブル12bに示す分岐情報は、パンくず文字列IDに追加される。例えば、タイトル表示領域34aに表示中の画面が、画面管理テーブル12bにおける第6階層に位置づけられているSET画面である場合、パンくず文字列IDとしては、以下の情報が保持される。
[1]ID0[2]ID6:BRANCH[3]ID7[4]ID10[5]ID12:BRANCH[6]ID16
次に、図14を参照して、LCD16に表示される画面について説明する。なお、図14では、第6階層に属するSET画面までが選択され、パンくずリストが、「>MENU>Network>Wired LAN>TCP/IP>IP Address」の場合を示している。
図14(a)においては、パンくずリストに含まれる全ての文字列を、パンくずリスト表示領域34bに表示できないため、「MENUおよびNetwork」を除外して表示している。
図14(a)の状態から、前側除外表示36がユーザにて選択された場合(押下された場合)には、図14(b)に示す通り、第1階層から第5階層までの画面のうち、分岐を構成している画面の画面タイトルが、即ち、画面タイトル「NetworkおよびIP Address」が表示される。また、タイトル表示領域34aには、ボタン40が表示される。なお、このボタン40がユーザにより押下されると、パンくずリスト表示領域34の表示は、図14(a)の状態へ戻る。
次に、図14(c)の状態から、後側除外表示38がユーザにて押下された場合の状態変化について説明する。図14(c)の状態において、後側除外表示38が押下されると、パンくずリスト表示領域34の表示は、図14(b)に示す状態に戻る。
このように、前側除外表示36または後側除外表示38を押下することにより、ユーザは、必要とする頻度の高い情報、即ち、分岐を構成する画面の画面タイトルを適切に把握することができる。
次に、図15を参照して、上述した図15の表示の変化を実現する設定画面表示処理について説明する。
この処理では、まず、S1402〜S1408を実行する。なお、S1402〜S1408は、図5で説明したS610〜S616と同一の処理である。
次に、パンくずリスト文字列の作成が完了し、S1404の判断が否定されると(S1404:No)、変数「j」を「1」とし(S1410)、S1408で作成したパンくずリスト文字列をラスタライズし、ラスタライズ後のパンくずリスト文字列の文字の並び方向の長さに対応する表示幅Wsを計算し、取得する(S1412)。
次に、パンくずリスト文字列を表示する場合に、その文字列全体がパンくずリスト表示領域34bに収まるかを判断する(S1414)。文字列全体が収まらないと判断される場合(S1414:No)、第j階層が「BRANCH」であるか否かを、パンくず文字列IDを用いて判断する(S1416)。この判断が否定されると(S1416:No)、パンくずリスト文字列から、第j階層の画面タイトルを除外(削除)し(S1418)、jに1を加算し(S1420)、S1412に戻る。
一方、S1416の判断が肯定されると(S1416:Yes)、S1420へ移行する。そして、S1414で、パンくずリスト文字列全体が、パンくずリスト表示領域34bに収まると判断されるまで、S1418による画面タイトルの除外を繰り返す。これにより、S1408で作成したパンくずリスト文字列に含まれる画面タイトルのうち、第1階層にある画面タイトルから下位へ向かって順に、分岐を構成する画面の画面タイトルを残しつつ、それ以外の画面タイトルを1つずつ削除することができる。
その後、S1414の判断が肯定された場合(S1414:Yes)、CPU11は、パンくずリスト表示領域34bにパンくずリストを表示して(S1422)、S634へ戻る。
上述した通り、前側除外表示36または後側除外表示38がユーザにより押下されると、MFP1は、画面遷移経路に位置する除外した画面タイトルを再度表示することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、パンくずリストを、途中で改行して複数行で表示するように構成しても良い。その場合、パンくずリスト表示領域34bの横幅を表す値にパンくずリスト表示可能行数を乗算した値に対応する数値を、表示幅Wsと比較される所定値Wとすれば良い。この構成の場合には、パンくずリストの表示形態をユーザの好みに合わせることができる。
また、パンくずリストの末尾に、タイトル表示領域34aに表示中の画面の画面タイトルを含めて表示するように構成しても良い。
また、連結文字列を構成する文字数に基づいて、連結文字列がパンくずリスト表示領域34bに収まるか否かを判断するように構成しても良い。
また、メニュー画面自体を、更に上位階層に位置づけられる画面から複数に分岐する画面遷移経路の1つに位置づけられる画面としても良い。
また、前側除外表示36または後側除外表示38がユーザにより押下された場合に、MFP1は、選択画面表示領域32や画面説明領域34に、パンくずリスト表示領域34bよりも表示領域が大きいポップアップ画面を表示し、そのポップアップ画面にパンくずリスト文字列に含まれる全ての画面タイトルを除外なしに表示しても良い。
また、画面説明領域34に、前側除外表示36または後側除外表示38よりも広い面積の一対ボタンを、前側除外表示36および後側除外表示38の代わりに設け、そのそれぞれのボタンに、前側除外表示36の機能および後側除外表示38の機能を割り当てても良い。この構成の場合には、前側除外表示36または後側除外表示38を用いる場合と比較して、押下操作が容易となる。
また、上記第1実施形態においては、画面タイトル「Network」がユーザにより押下された場合であっても、MFP1は、パンくずリスト表示領域34bに表示されたパンくずリストの表示形態を更新することなく(パンくずリストの表示形態を変化させることなく)、そのまま維持しても良い。この構成の場合には、画面タイトル「Network」を押下した場合でも、ユーザは、これまでの画面遷移の履歴を確認できると共に、パンくずリストに存在する別の画面タイトルへの更なる遷移をスムーズに行うことができる。
また、上記第4実施形態においては、画面管理テーブル12bの全ての階層に分岐情報を付加してもよい。この場合には、分岐を構成しない階層には、分岐情報がないことを示す文字列(例えば、「Normal」)を追加すればよい。