JP5007200B2 - テストプラグ - Google Patents

テストプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP5007200B2
JP5007200B2 JP2007283790A JP2007283790A JP5007200B2 JP 5007200 B2 JP5007200 B2 JP 5007200B2 JP 2007283790 A JP2007283790 A JP 2007283790A JP 2007283790 A JP2007283790 A JP 2007283790A JP 5007200 B2 JP5007200 B2 JP 5007200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
outer peripheral
distal end
device mounting
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007283790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009109412A (ja
Inventor
範八 松井
徳智 松井
Original Assignee
範八 松井
徳智 松井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 範八 松井, 徳智 松井 filed Critical 範八 松井
Priority to JP2007283790A priority Critical patent/JP5007200B2/ja
Publication of JP2009109412A publication Critical patent/JP2009109412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007200B2 publication Critical patent/JP5007200B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

この発明は、一般的にはテストプラグに関し、特定的には、水道等の配管などを設置する際に、配管内圧の漏洩をテストするために、配管に種々の機器を取付ける前に、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞するための脱着可能なテストプラグに関するものである。
水道等の配管などを設置する際に、たとえば、建物内の給水管の設置工事においては、配管を完了した後に水圧テストを行い、配管内圧の漏洩を調査し、あるいは漏水箇所を発見し、修理する。このとき、配管に種々の機器を取付ける前に、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞する必要がある。そこで、機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能なテストプラグが用いられる。
従来から、テストプラグを配管の機器取付端部にねじ込みで固定する際には、このねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止するために、テストプラグの先端のネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行う必要がある。そして、テストプラグを配管の機器取付端部にねじ込みで固定した状態でテストを行った後、機器取付端部からテストプラグを取外し、蛇口等の種々の機器を取付けて作業が終了する。
また、配管作業が完了した後、機器取付端部から取り外したテストプラグを再利用するためにはネジ部に巻き付けられたシールテープを除去する必要がある。
シールテープを巻き付けるなどの面倒な前作業を不要とするためのテストプラグの構造が、たとえば、特開2004−325283号公報(特許文献1)に記載されている。このテストプラグの構造においては、ネジ込み端部の長手方向に沿い、その基端より、基端と先端との中途位置までの間に環状凹所を形成するとともにネジ込み端部の先端オスネジ部を残し、環状凹所に弾性変形可能な柔軟材を固着するとともに柔軟材の外周に、先端オスネジ部と整合して先端オスネジ部とともにネジ込み端部のオスネジ部をなす基端オスネジ部を形成している。
特開2004−325283号公報
しかしながら、特開2004−325283号公報(特許文献1)に記載されたテストプラグの構造は複雑であるので、製造コストが高くなる。
そこで、この発明の目的は、圧力が漏洩するのを防止するためにネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行う必要をなくすることができるとともに、繰り返し利用することができ、かつ、簡単な構成のテストプラグを提供することである。
この発明の一つの局面に従ったテストプラグは、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能なテストプラグであって、合成樹脂から形成された栓本体を備える。栓本体は、相対的に小さな外径の先端部と、この先端部よりも基部側に連続して形成され、かつ、機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成された相対的に大きな外径のネジ部とを含む。このテストプラグは、栓本体の先端部の外周面を被覆し、弾性変形可能な材料からなる筒状先端部材をさらに備える。筒状先端部材は、栓本体のネジ部側に配置される後端面と、この後端面に連続してほぼ円筒状に形成された外周面と、この外周面に連続して形成された先端面とを有する。筒状先端部材の先端面側の内径は、筒状先端部材の後端面側の内径よりも大きい。栓本体の先端部は、先端縁部を含み、この先端縁部は、筒状先端部材の後端面側の内径よりも大きくかつ筒状先端部材の先端面側の内径よりも小さな外径を有する。筒状先端部材の先端面が栓本体の先端縁部よりも突出するように筒状先端部材が栓本体の先端部の外周面を被覆している。
この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体のネジ部が配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込まれることによってテストプラグが機器取付端部に固定されるとともに、筒状先端部材が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。筒状先端部材における外周面または先端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面に接触することができる。このとき、筒状先端部材は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、筒状先端部材における外周面または先端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面に密着するように、筒状先端部材は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で配管の内部に高い圧力の水圧が加えられると、配管や機器取付端部の内周壁面だけでなく、機器取付端部に固定された本発明のテストプラグにおいて、栓本体の先端縁部よりも突出した筒状先端部材の内周面と先端面にも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した筒状先端部材の先端部と外周部が機器取付端部の内周壁面に押圧される。これにより、筒状先端部材における外周面または先端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面により密着するように、筒状先端部材は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグを用いることにより、テストプラグと機器取付端部の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。なお、この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体は、相対的に軟質の合成樹脂ではなく、相対的に硬質の合成樹脂から形成されるのが好ましい。
また、この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体のネジ部よりも先端側に上記の形状の筒状先端部材を配置するだけで、圧力が漏洩するのを防止することができる。したがって、簡単な構成のテストプラグを提供することができる。
さらに、この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、従来のように、配管作業が完了した後、機器取付端部から取り外したテストプラグを再利用するためにはネジ部に巻き付けられたシールテープを除去する必要がないので、テストプラグを繰り返し利用することができる。
なお、この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行わないので、スパナやレンチ等の工具を用いないで、手で締め付けることによって、栓本体のネジ部を配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込むことができる。
この発明の一つの局面に従ったテストプラグにおいては、筒状先端部材の外周面と先端面との間の角部は、面取りされていることが好ましい。
この場合、筒状先端部材における外周面、先端面だけでなく、角部も機器取付端部の内周壁面に接触することができる。このとき、筒状先端部材は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
さらに、この発明の一つの局面に従ったテストプラグは、栓本体が、基部側に形成された把持部を含み、さらに、ネジ部と把持部との間に位置する栓本体の外周面を被覆し、弾性発泡体からなる筒状部材を備えることが好ましい。
この場合、栓本体のネジ部を配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込んで、テストプラグを機器取付端部に固定した状態でネジ部の一部分が露出しても、筒状部材を配管の機器取付端部の側に移動させることによって、露出したネジ部の一部分を被覆して、コンクリート等の異物の流入を防止することができる。これにより、配管作業が完了した後、機器取付端部からテストプラグを容易に取り外すことができるとともに、テストプラグを繰り返し利用することができる。
この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグは、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能なテストプラグであって、弾性変形可能な合成樹脂から形成された栓本体を備える。栓本体は、先端部と、この先端部よりも基部側に連続して形成され、かつ、機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成されたネジ部とを含む。先端部は、ほぼ円柱状に形成された外周面と、この外周面に連続して形成された外周部端面と、この外周部端面よりも中央内側で基部側に向かって凹むように形成された中央部端面とを有する。
この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体のネジ部が配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込まれることによってテストプラグが機器取付端部に固定されるとともに、栓本体の先端部が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。栓本体の先端部における外周面または外周部端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面に接触することができる。このとき、栓本体は弾性変形可能な合成樹脂から形成されているので、栓本体の先端部は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、栓本体の先端部における外周面または外周部端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面に密着するように、栓本体の先端部は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で配管の内部に高い圧力の水圧が加えられると、配管や機器取付端部の内周壁面だけでなく、機器取付端部に固定された本発明のテストプラグにおいて、栓本体の先端部において中央部端面と外周部端面にも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した栓本体の先端部の外周部と外周部端面が機器取付端部の内周壁面に押圧される。これにより、栓本体の先端部における外周面または外周部端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面により密着するように、栓本体の先端部は機器取付端部の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグを用いることにより、テストプラグと機器取付端部の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
また、この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体のネジ部よりも先端側に上記の形状の先端部を形成するだけで、圧力が漏洩するのを防止することができる。したがって、簡単な構成のテストプラグを提供することができる。
さらに、この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグにおいては、従来のように、配管作業が完了した後、機器取付端部から取り外したテストプラグを再利用するためにはネジ部に巻き付けられたシールテープを除去する必要がないので、テストプラグを繰り返し利用することができる。
なお、この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグにおいては、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行わないので、スパナやレンチ等の工具を用いないで、手で締め付けることによって、栓本体のネジ部を配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込むことができる。
この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグにおいては、栓本体は、相対的に軟性の合成樹脂から形成されているのが好ましい。
このようにすることにより、栓本体の先端部は機器取付端部の内周壁面の形状に応じてより容易に弾性変形することができる。すなわち、栓本体の先端部における外周面または外周部端面の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部の内周壁面に密着するように、栓本体の先端部は機器取付端部の内周壁面の形状に応じてより容易に弾性変形することができる。
また、この発明のもう一つの局面に従ったテストプラグは、栓本体が、基部側に形成された把持部を含み、さらに、ネジ部と把持部との間に位置する栓本体の外周面を被覆し、弾性発泡体からなる筒状部材を備えることが好ましい。
この場合、栓本体のネジ部を配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込んで、テストプラグを機器取付端部に固定した状態で栓本体のネジ部の一部分が露出しても、筒状部材を配管の機器取付端部の側に移動させることによって、露出したネジ部の一部分を被覆して、コンクリート等の異物の流入を防止することができる。これにより、配管作業が完了した後、機器取付端部からテストプラグを容易に取り外すことができるとともに、テストプラグを繰り返し利用することができる。
以上のように、この発明によれば、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができ、繰り返し利用することが可能で、簡単な構成のテストプラグを提供することができる。また、この発明のテストプラグは、スパナやレンチ等の工具を用いないで、手で締め付けることによって、栓本体のネジ部を配管の機器取付端部の雌ネジ部にねじ込むことができる。
この発明の一つの実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1はこの発明の一つの実施の形態としてテストプラグを示す正面図(A)と部分断面側面図(B)、図2は図1に示されたテストプラグから筒状先端部材を取り除いた状態のテストプラグの先端部を示す部分断面図、図3は筒状先端部材を示す断面図、図4は筒状先端部材が取り付けられた状態のテストプラグの先端部を示す部分断面図である。
図1に示すように、テストプラグ1は、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能で、合成樹脂から形成される栓本体110を備えている。栓本体110は、相対的に軟質の合成樹脂ではなく、相対的に硬質の合成樹脂、たとえば、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂等から形成されているのが好ましい。
栓本体110は、先端部111と、先端部111よりも基部側に連続して形成されたネジ部112とを含む。先端部111は相対的に小さな外径を有し、ネジ部112は相対的に大きな外径を有する。図2に示すように、先端部111の基部側は、ほぼ円柱状に形成された外周面111cを有する。
さらに、この実施の形態のテストプラグ1は、栓本体110の先端部111の外周面を被覆し、弾性変形可能な材料からなる筒状先端部材130を備えている。筒状先端部材130は、ウレタンゴム、ネオプレンゴム、シリコンゴム、NBRゴム等の合成ゴム、または、軟質の塩化ビニル等の合成樹脂から形成されるのが好ましい。図1と図3に示すように、筒状先端部材130は、栓本体110のネジ部112側に配置される後端面131と、この後端面131に連続してほぼ円筒状に形成された外周面132と、この外周面132に連続して形成された先端面133とを有する。筒状先端部材130において外周面132と先端面133との角部134は面取りされている。筒状先端部材130の先端面133側の内周面133aの内径は、筒状先端部材130の後端面131側の内周面131aの内径よりも大きい。内周面133aと内周面131aとの間には段差面135が形成されている。
図1と図2に示すように、栓本体110の先端部111は先端縁部111aを含む。先端縁部111aの外周面111bには傾斜面が形成されている。図1と図4に示すように、先端縁部111aの外周部111bの外径は、筒状先端部材130の後端面131側の内周面131aの内径よりも大きく、かつ、筒状先端部材130の先端面133側の内周面133aの内径よりも小さい。これにより、筒状先端部材130に栓本体110の先端部111が挿入されることによって、筒状先端部材130が栓本体110の先端部111の外周面111b、111cを被覆するように配置されて取付けられても、筒状先端部材130が先端部111から容易に抜けて外れることがないようにされている。また、筒状先端部材130の先端面133が栓本体110の先端縁部111aよりも突出するように筒状先端部材130が栓本体110の先端部111の外周面111b、111cを被覆している。
ネジ部112には、機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成されている。なお、ネジ部112は、栓本体110の先端に向かうに従って外径が小さくなるように、すなわち、テーパー状に形成されている。
栓本体110は、基部側に形成された把持部114を含む。把持部114は、手締めハンドル部115と、工具挿入部116とを有する。手締めハンドル部115の外周面には、手で掴んで栓本体110を回転して締め付けることができるように凹凸面、たとえば、12組の凹凸状の角部が形成されている。工具挿入部116には、底がある円筒状の穴が形成されている。工具挿入部116の底部には六角レンチ挿入用穴117が形成されている。この六角レンチ挿入用穴117に六角レンチ等を挿入して、栓本体110を回転して締め付けることも可能である。
ネジ部112と把持部114との間に位置する栓本体110の中央部113の外周面は、筒状部材120によって被覆されている。筒状部材120は、合成ゴムまたは合成樹脂等の弾性発泡体からなる。
この発明のもう一つの実施の形態を図5に基づいて説明する。
図5は、この発明のもう一つの実施の形態としてテストプラグを示す正面図(A)と部分断面側面図(B)である。
図5に示すように、テストプラグ2は、配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能で、弾性変形可能な合成樹脂から形成される栓本体210を備えている。栓本体210は、相対的に軟質の合成樹脂、たとえば、軟質のポリエチレン樹脂、特定的には、直鎖状低密度ポリエチレンを主成分とし、残部が他のポリエチレンからなる混合ポリエチレン樹脂等から形成されているのが好ましい。
栓本体210は、先端部211と、先端部211よりも基部側に連続して形成されたネジ部212とを含む。ネジ部212には、機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成されている。先端部211は、ほぼ円柱状に形成された外周面211aと、この外周面211aに連続して形成された外周部端面211bと、この外周部端面211bよりも中央内側で基部側に向かって凹むように形成された中央部端面211cとを有する。先端部211において外周面211aと外周部端面211bとの間の角部211dは面取りされている。なお、ネジ部212は、栓本体210の先端に向かうに従って外径が小さくなるように、すなわち、テーパー状に形成されている。
栓本体210は、基部側に形成された把持部214を含む。把持部214は、手締めハンドル部215と、工具挿入部216とを有する。手締めハンドル部215の外周面には、手で掴んで栓本体210を回転して締め付けることができるように凹凸面、たとえば、12組の凹凸状の角部が形成されている。工具挿入部216には、底がある円筒状の穴が形成されている。工具挿入部216の底部には六角レンチ挿入用穴217が形成されている。この六角レンチ挿入用穴217に六角レンチ等を挿入して、栓本体210を回転して締め付けることも可能である。
ネジ部212と把持部214との間に位置する栓本体210の中央部213の外周面は、筒状部材220によって被覆されている。筒状部材220は、合成ゴムまたは合成樹脂等の弾性発泡体からなる。
図6は、配管の機器取付端部の一つの形態を示す断面図である。
図6に示すように、配管の機器取付端部3は、たとえば、塩化ビニル製の逆L状に形成された給水栓継手31からなる。給水栓継手31の給水口側には、相対的に内径の小さい内側内径部32と、この内側内径部32よりも給水口側に位置づけられ、相対的に内径の大きい外側内径部33が形成されている。内側内径部32と外側内径部33との間には、傾斜面、すなわち、テーパー面が形成されている。外側内径部33よりもさらに給水口側には、砲金製のインサート雌ネジ部34が配置されている。インサート雌ネジ部34には、テストプラグのネジ部に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されている。配管の機器取付端部3の機器取付接触部35は、蛇口等の各種の給水器具が取付けられるように構成されている。
図7は、配管の機器取付端部の別の形態を示す断面図である。
図7に示すように、配管の機器取付端部4は、たとえば、塩化ビニル製の逆L状に形成された給水栓継手41からなる。給水栓継手41の給水口側には、相対的に内径の小さい内側内径部42と、この内側内径部42よりも給水口側に位置づけられ、相対的に内径の大きい外側内径部43が形成されている。内側内径部42と外側内径部43との間には、ほぼ垂直な面、すなわち、段差面が形成されている。外側内径部43よりもさらに給水口側には、砲金製のインサート雌ネジ部44が配置されている。インサート雌ネジ部44には、テストプラグのネジ部に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されている。配管の機器取付端部4の機器取付接触部45は、蛇口等の各種の給水器具が取付けられるように構成されている。
図8は、図6に示された配管の機器取付端部に蛇口が取付けられた状態を示す部分断面側面図である。
図8に示すように、蛇口機器6が配管の機器取付端部3の機器取付接触部35に取付けられている。蛇口機器6の雄ネジ部がインサート雌ネジ部34に螺合することにより、蛇口機器6が配管の機器取付端部3に取付けられている。給水栓継手31の給水口と反対側には、たとえば、塩化ビニル製の給水栓配管5が接着剤51によって接続される。なお、図7に示された配管の機器取付端部4に対しても、給水栓継手41の給水口と反対側には給水栓配管5が接着剤によって接続される。
図9は、配管の機器取付端部のさらに別の形態を示す断面図である。
図9に示すように、配管の機器取付端部7は、たとえば、塩化ビニル製の逆L状に形成された給水栓継手71からなる。給水栓継手71の給水口側には、相対的に内径の小さい内側内径部72と、この内側内径部72よりも給水口側に位置づけられ、相対的に内径の大きい外側内径部73が形成されている。内側内径部72と外側内径部73との間には、ほぼ垂直な面、すなわち、段差面が形成されている。外側内径部73よりもさらに給水口側には、雌ネジ部74が形成されている。雌ネジ部74には、テストプラグのネジ部に螺合する雌ネジ部が内周面に形成されている。配管の機器取付端部7の機器取付接触部75は、蛇口等の各種の給水器具が取付けられるように構成されている。この機器取付端部7に対しては、給水栓継手71の給水口と反対側には、たとえば、ポリエチレン製の給水栓配管8が、接着剤を用いないで、嵌合穴81に差し込まれることによって接続される。
図10は、図1のテストプラグが図6の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図10に示すように、テストプラグ1の把持部114を手で回転させて、または、六角レンチ等の工具を工具挿入部116に挿入し六角レンチ挿入用穴117に係合させて回転させて、栓本体110のネジ部112を配管の機器取付端部3のインサート雌ネジ部34に螺合させることによって、テストプラグ1を締め付けて配管の機器取付端部3に取付けることができる。給水栓継手31の給水口と反対側には給水栓配管5が接着剤によって接続されている。
このとき、図10に示すように筒状先端部材130が弾性変形することにより、外周面132または先端面133の少なくともいずれかは、配管の機器取付端部3の内側内径部32と外側内径部33の間のテーパー面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。また、筒状先端部材130の外周面132も給水栓継手31の内周壁面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。
したがって、テストプラグ1のネジ部112が配管の機器取付端部3のインサート雌ネジ部34にねじ込まれることによってテストプラグ1が配管の機器取付端部3に固定されるとともに、筒状先端部材130が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。筒状先端部材130における外周面132または先端面133の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面に接触することができる。このとき、筒状先端部材130は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材130は機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、筒状先端部材130における外周面132または先端面133の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面に密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で給水栓継手31の内部に高い圧力の水圧が加えられると、図10にて矢印で示すように、給水栓継手31の内周壁面だけでなく、機器取付端部3に固定された本発明のテストプラグ1において、栓本体110の先端縁部111aよりも突出した筒状先端部材130の内周面133aと先端面133にも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した筒状先端部材130の先端部と外周部が給水栓継手31の内周壁面に押圧される。これにより、筒状先端部材130における外周面132または先端面133の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面により密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグ1を用いることにより、テストプラグ1と機器取付端部3の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
このテストプラグ1においては、筒状先端部材130の外周面132と先端面133との間の角部134は、面取りされていることが好ましい。
この場合、筒状先端部材130における外周面132、先端面133だけでなく、角部134も機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面に接触することができる。このとき、筒状先端部材130は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材130は機器取付端部3の給水栓継手31の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
図11は、図1のテストプラグが図7の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図11に示すように、テストプラグ1の把持部114を手で回転させて、または、六角レンチ等の工具を工具挿入部116に挿入し六角レンチ挿入用穴117に係合させて回転させて、栓本体110のネジ部112を配管の機器取付端部4のインサート雌ネジ部44に螺合させることによって、テストプラグ1を締め付けて配管の機器取付端部4に取付けることができる。給水栓継手41の給水口と反対側には給水栓配管5が接着剤によって接続されている。
このとき、図11に示すように、筒状先端部材130が弾性変形することにより、筒状先端部材130の先端面133が、機器取付端部4の内側内径部42と外側内径部43の間の段差面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。また、筒状先端部材130の外周面132も給水栓継手41の内周壁面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。
したがって、栓本体110のネジ部112が機器取付端部4のインサート雌ネジ部44にねじ込まれることによってテストプラグ1が機器取付端部4に固定されるとともに、筒状先端部材130が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。筒状先端部材130における先端面133が、機器取付端部4の給水栓継手41の内周壁面、すなわち、内側内径部42と外側内径部43の間の段差面のいずれかの箇所に接触することができる。このとき、筒状先端部材130は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材130は機器取付端部4の給水栓継手41の内周面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、筒状先端部材130における外周面132または先端面133が機器取付端部4の給水栓継手41の内周壁面に密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部4の給水栓継手41の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で給水栓継手41の内部に高い圧力の水圧が加えられると、給水栓継手41の内周壁面だけでなく、機器取付端部4に固定された本発明のテストプラグ1において、栓本体110の先端縁部111aよりも突出した筒状先端部材130の内周面133aと先端面133にも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した筒状先端部材130の先端部と外周部が給水栓継手41の内周壁面に押圧される。これにより、筒状先端部材130における外周面132または先端面133の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部4の給水栓継手41の内周壁面により密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部4の給水栓継手41の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグ1を用いることにより、テストプラグ1と機器取付端部4の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
図12は、図1のテストプラグが図9の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図12に示すように、テストプラグ1の把持部114を手で回転させて、または、六角レンチ等の工具を工具挿入部116に挿入し六角レンチ挿入用穴117に係合させて回転させて、栓本体110のネジ部112を配管の機器取付端部7の雌ネジ部74に螺合させることによって、テストプラグ1を締め付けて配管の機器取付端部7に取付けることができる。給水栓継手71の給水口と反対側には、給水栓配管8が、接着剤を用いないで、嵌合穴81に差し込まれることによって接続されている。
このとき、図12に示すように、筒状先端部材130が弾性変形することにより、筒状先端部材130の先端面133が、機器取付端部7の内側内径部72と外側内径部73の間の段差面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。また、筒状先端部材130の外周面132も給水栓継手71の内周壁面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。
したがって、栓本体110のネジ部112が機器取付端部7の雌ネジ部74にねじ込まれることによってテストプラグ1が機器取付端部7に固定されるとともに、筒状先端部材130が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。筒状先端部材130における先端面133が、機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面、すなわち、内側内径部72と外側内径部73の間の段差面のいずれかの箇所に接触することができる。このとき、筒状先端部材130は弾性変形可能な材料から形成されているので、筒状先端部材130は機器取付端部7の給水栓継手71の内周面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、筒状先端部材130における外周面132または先端面133が機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面に密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で給水栓継手71の内部に高い圧力の水圧が加えられると、給水栓継手71の内周壁面だけでなく、機器取付端部7に固定された本発明のテストプラグ1において、栓本体110の先端縁部111aよりも突出した筒状先端部材130の内周面133aと先端面133にも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した筒状先端部材130の先端部と外周部が給水栓継手71の内周壁面に押圧される。これにより、筒状先端部材130における外周面132または先端面133の少なくともいずれか一つの面が機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面により密着するように、筒状先端部材130は機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグ1を用いることにより、テストプラグ1と機器取付端部7の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
以上のように、テストプラグ1においては、栓本体110のネジ部112よりも先端側に上記の形状の筒状先端部材130を配置するだけで、図6、図7、図9に示される配管の機器取付端部3、4、7にねじ込みでテストプラグ1を固定したときに圧力が漏洩するのを防止することができる。これにより、簡単な構成のテストプラグを提供することができる。
図13は、図5のテストプラグが図9の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。
図13に示すように、テストプラグ2の把持部214を手で回転させて、または、六角レンチ等の工具を工具挿入部216に挿入し六角レンチ挿入用穴217に係合させて回転させて、栓本体210のネジ部212を配管の機器取付端部7の雌ネジ部74に螺合させることによって、テストプラグ2を締め付けて配管の機器取付端部7に取付けることができる。給水栓継手71の給水口と反対側には、給水栓配管8が、接着剤を用いないで、嵌合穴81に差し込まれることによって接続されている。
このとき、図13に示すように、栓本体210の先端部211が弾性変形することにより、先端部211の外周部端面211bが、配管の機器取付端部7の内側内径部72と外側内径部73の間の段差面に整合してほぼ面接触で密着した状態である。
このとき、配管の機器取付端部7の形状によっては、栓本体210の先端部211が弾性変形しても、先端部211の外周部端面211bが機器取付端部7の内側内径部72と外側内径部73の間の段差面に整合しない可能性がある。しかし、この場合でも、先端部211の外周部端面211bのいずれかの箇所が、内側内径部72と外側内径部73の間の段差面のいずれかの箇所に、少なくとも面接触することができる。
したがって、栓本体210のネジ部212が配管の機器取付端部7の雌ネジ部74にねじ込まれることによってテストプラグ2が配管の機器取付端部7に固定されるとともに、栓本体210の先端部211が、上記のねじ込まれた部分から圧力が漏洩するのを防止する役割を果たす。栓本体210の先端部211における外周部端面211bが、機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面、すなわち、内側内径部72と外側内径部73の間の段差面のいずれかの箇所に接触することができる。このとき、栓本体210は弾性変形可能な合成樹脂から形成されているので、栓本体210の先端部211は機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。すなわち、栓本体210の先端部211における外周面211aまたは外周部端面211bが機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面に密着するように、栓本体210の先端部211は機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。
特に、水圧テストの段階で配管の内部に高い圧力の水圧が加えられると、給水栓継手71の内周壁面だけでなく、機器取付端部7に固定された本発明のテストプラグ2において、栓本体210の先端部211において中央部端面211cと外周部端面211bにも、高い圧力が加えられる。この圧力によって、突出した栓本体210の先端部211の外周面211aと外周部端面211bが給水栓継手71の内周壁面に押圧される。これにより、栓本体210の先端部211における外周面211aまたは外周部端面211bの少なくともいずれか一つの面が機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面により密着するように、栓本体210の先端部211は機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面の形状に応じて弾性変形することができる。その結果、本発明のテストプラグ2を用いることにより、テストプラグ2と機器取付端部7の給水栓継手71の内周壁面とのより強固な密着状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
したがって、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行うことなく、より高い密封状態を実現することができ、圧力が漏洩するのをより効果的に防止することができる。
以上のように、テストプラグ2においては、栓本体210のネジ部212よりも先端側に上記の形状の先端部211を形成するだけで、図9に示される配管の機器取付端部7にねじ込みでテストプラグ2を固定したときに圧力が漏洩するのを防止することができる。なお、図6や図7に示される配管の機器取付端部3、4にねじ込みでテストプラグ2を固定したときにも、圧力が漏洩するのを防止することができる。したがって、簡単な構成のテストプラグを提供することができる。
テストプラグ2においては、栓本体210は、相対的に軟性の合成樹脂から形成されているので、栓本体210の先端部211は機器取付端部3、4、7の給水栓継手31、41、71の内周壁面の形状に応じてより容易に弾性変形することができる。すなわち、栓本体210の先端部211における外周面211aまたは外周部端面211bの少なくともいずれか一つの面が機器取付端部3、4、7の給水栓継手31、41、71の内周壁面に密着するように、栓本体210の先端部211は機器取付端部3、4、7の給水栓継手31、41、71の内周壁面の形状に応じてより容易に弾性変形することができる。
以上の実施の形態で説明したテストプラグ1、2においては、従来のように、配管作業が完了した後、機器取付端部から取り外したテストプラグを再利用するためにはネジ部に巻き付けられたシールテープを除去する必要がないので、テストプラグを繰り返し利用することができる。
また、テストプラグ1、2においては、ネジ部にシールテープなどのシール材を巻き付ける等の前作業をテスト実施前に行わないので、スパナやレンチ等の工具を用いないで、手で締め付けることによって、栓本体110、210のネジ部112、212を配管の機器取付端部3、4のインサート雌ネジ部34、44、または、機器取付端部7の雌ネジ部74にねじ込むことができる。
ところで、栓本体110、210のネジ部112、212を配管の機器取付端部3、4のインサート雌ネジ部34、44、または、機器取付端部7の雌ネジ部74にねじ込んで、テストプラグ1、2を機器取付端部3、4、7に固定した状態で、栓本体110、210のネジ部112、212の一部分や中央部113、213が露出する場合がある。テストプラグ1、2は、ネジ部112、212と把持部114、214との間に位置する栓本体110、210の外周面、すなわち、中央部113、213を被覆し、弾性発泡体からなる筒状部材120、220を備えている。このように構成されているので、図10〜図13に示すように筒状部材120、220を配管の機器取付端部3、4、7の側に移動させて、配管の機器取付端部3、4、7の機器取付接触部35、45、75に密着させることによって、露出したネジ部112、212の一部分を被覆して、コンクリート等の異物の流入を防止することができる。これにより、配管作業が完了した後、機器取付端部3、4、7からテストプラグ1、2を容易に取り外すことができるとともに、テストプラグ1、2を繰り返し利用することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものである。
この発明の一つの実施の形態としてテストプラグを示す正面図(A)と部分断面側面図(B)である。 図1に示されたテストプラグから筒状先端部材を取り除いた状態のテストプラグの先端部を示す部分断面図である。 筒状先端部材を示す断面図である。 筒状先端部材が取り付けられた状態のテストプラグの先端部を示す部分断面図である。 この発明のもう一つの実施の形態としてテストプラグを示す正面図(A)と部分断面側面図(B)である。 配管の機器取付端部の一つの形態を示す断面図である 配管の機器取付端部の別の形態を示す断面図である。 図6に示された配管の機器取付端部に蛇口が取付けられた状態を示す部分断面側面図である。 配管の機器取付端部のさらに別の形態を示す断面図である。 図1のテストプラグが図6の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。 図1のテストプラグが図7の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。 図1のテストプラグが図9の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。 図5のテストプラグが図9の配管の機器取付端部に取り付けられた状態を示す断面図である。
符号の説明
1,2:テストプラグ、3,4,7:配管の機器取付端部、110,210:栓本体、111,211:先端部、111a:先端縁部、111b,111c:外周面、112,212:ネジ部、113,213:中央部、114,214:把持部、120,220:筒状部材、130:筒状先端部材、131:後端面、132:外周面、133:先端面、134:角部、211a:外周面、211b:外周部端面、211c:中央部端面。

Claims (6)

  1. 配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって前記機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能なテストプラグであって、
    合成樹脂から形成された栓本体を備え、
    前記栓本体は、相対的に小さな外径の先端部と、この先端部よりも基部側に連続して形成され、かつ、前記機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成された相対的に大きな外径のネジ部とを含み、さらに、
    前記栓本体の先端部の外周面を被覆し、弾性変形可能な材料からなる筒状先端部材を備え、
    前記筒状先端部材は、前記栓本体のネジ部側に配置される後端面と、この後端面に連続してほぼ円筒状に形成された外周面と、この外周面に連続して形成された先端面とを有し、
    前記筒状先端部材の先端面側の内径は、前記筒状先端部材の後端面側の内径よりも大きく、
    前記栓本体の先端部は、先端縁部を含み、この先端縁部は、前記筒状先端部材の後端面側の内径よりも大きくかつ前記筒状先端部材の先端面側の内径よりも小さな外径を有し、
    前記筒状先端部材の先端面が前記栓本体の先端縁部よりも突出するように前記筒状先端部材が前記栓本体の先端部の外周面を被覆している、テストプラグ。
  2. 前記筒状先端部材において前記外周面と前記先端面との間の角部は、面取りされている、請求項1に記載のテストプラグ。
  3. 前記栓本体は、基部側に形成された把持部を含み、さらに、
    前記ネジ部と前記把持部との間に位置する前記栓本体の外周面を被覆し、弾性発泡体からなる筒状部材を備える、請求項1または請求項2に記載のテストプラグ。
  4. 配管の機器取付端部にねじ込みで固定することによって前記機器取付端部を一時的に閉塞するために脱着可能なテストプラグであって、
    弾性変形可能な合成樹脂から形成された栓本体を備え、
    前記栓本体は、
    先端部と、この先端部よりも基部側に連続して形成され、かつ、前記機器取付端部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が外周に形成されたネジ部とを含み、
    前記先端部は、ほぼ円柱状に形成された外周面と、この外周面に連続して形成された外周部端面と、この外周部端面よりも中央内側で前記基部側に向かって凹むように形成された中央部端面とを有する、テストプラグ。
  5. 前記栓本体は、相対的に軟質の合成樹脂から形成されている、請求項4に記載のテストプラグ。
  6. 前記栓本体は、基部側に形成された把持部を含み、さらに、
    前記ネジ部と前記把持部との間に位置する前記栓本体の外周面を被覆し、弾性発泡体からなる筒状部材を備える、請求項4または請求項5に記載のテストプラグ。
JP2007283790A 2007-10-31 2007-10-31 テストプラグ Expired - Fee Related JP5007200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007283790A JP5007200B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 テストプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007283790A JP5007200B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 テストプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009109412A JP2009109412A (ja) 2009-05-21
JP5007200B2 true JP5007200B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40778038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007283790A Expired - Fee Related JP5007200B2 (ja) 2007-10-31 2007-10-31 テストプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5007200B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301633B2 (ja) * 2013-11-08 2018-03-28 三菱日立パワーシステムズ株式会社 テーパねじ及びガスタービン
JP6302323B2 (ja) * 2014-03-28 2018-03-28 積水化学工業株式会社 分岐継手

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251831Y2 (ja) * 1972-09-12 1977-11-25
JPH0528518Y2 (ja) * 1986-07-31 1993-07-22
DE4309769A1 (de) * 1993-03-25 1994-09-29 Wacker Chemitronic Verfahren und Vorrichtung zur Verringerung des Sauerstoffeinbaus in einen Einkristall aus Silicium
US6142186A (en) * 1997-01-17 2000-11-07 Textron Inc. Thread-forming pipe plug
JP4079222B2 (ja) * 2003-04-25 2008-04-23 株式会社東興製作所 テストプラグの構造
JP4805718B2 (ja) * 2006-04-24 2011-11-02 範八 松井 テストプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009109412A (ja) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677270B2 (en) Plug for a hydraulic fitting
JP2013540963A (ja) 挿入型配管用連結装置
JP5007200B2 (ja) テストプラグ
JP2011247335A (ja) ホースコネクタ
JP4805718B2 (ja) テストプラグ
JP2021520472A (ja) チューブの微細な位置調整が可能な接続チューブを作製するための継手装置
JP4564427B2 (ja) 金属管と管継手との接続構造
US7163028B1 (en) Multipurpose plumbing tool
JP2009180258A (ja) 継手及びそれに装着される検査用プラグ
KR20090019458A (ko) 파이프용 커플러
JP4079222B2 (ja) テストプラグの構造
JP2015197195A (ja) 狭所配管用継手
JP2016211668A (ja) シール装置
JP7469809B2 (ja) 配管密閉治具
JP6521357B2 (ja) 分岐継手
JP5789852B2 (ja) ねじ部材締付け装置および管継手用締付け装置
JP3186103U (ja) テストプラグ
US11668425B1 (en) Push seal pipe adapter
JPH1038154A (ja) 継手装置
JP4621520B2 (ja) 水道用継手及び水栓
JP3888901B2 (ja) 通水管と継手部材の接続構造
JP7278598B2 (ja) 共回り防止具
JP5735375B2 (ja) 管継手
JP2002195480A (ja) 継 手
KR100675144B1 (ko) 상수도용 고밀폐 관접속구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5007200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees