JP5006942B2 - ボタン構造体及び該ボタン構造体を備えた電子機器 - Google Patents

ボタン構造体及び該ボタン構造体を備えた電子機器 Download PDF

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    • H01H25/06Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement

Description

本発明は、例えば、AV機器などの各種の電子機器などのボタン構造体及び該ボタン構造体を備えた電子機器に関する。
例えば、自動車に搭載され、かつCD(Compact Disk)などの光ディスクに記録された情報を読み出して再生するAV機器などの電子機器は、当該電子機器内のCD(Compact Disk)プレーヤ、MD(Mini disc)プレーヤやラジオ放送を受信するAM/FMチューナ5などを操作するためのボタン構造体100(図1及び図2に示す)を備えている。
この種のボタン構造体100は、図1及び図2に示すように、電子機器の機器本体に取り付けられる本体部101と、この本体部101に回転自在に支持された複数の押しボタン102を備えている。図示例では、複数の押しボタン102は周方向に並べられている。押しボタン102は、その一つの縁部(図示例では内縁部)に回転軸103を設け、この回転軸103が本体部101に回転自在に支持される。押しボタン102は、回転軸103を中心として回転することで、機器本体内に設けられたスイッチ104を押圧可能な位置に配置されている。スイッチ104は、押しボタン102を電子機器の機器本体から突出する方向に付勢している。押しボタン102は、スイッチ104の付勢力に抗して押圧されることで、前述したプレーヤ及びチューナの操作を行う。
前述した従来のボタン構造体100では、複数の押しボタン102を互いに近接して配置する際には、複数の押しボタン102同士の干渉を防止するために、前述した回転軸103の押しボタン102からの突出量を少なくするとともに、当該回転軸103の長さを短くしていた。複数の押しボタン102を、図示するように、所定の位置を中心として周方向に並べて配置する際には、特に、回転軸103の一つの縁部から突出量を小さくしかつ長さを短くすることで、回転軸103同士の干渉を防止していた。
このため、特に、矩形状に形成されかつその長手方向が回転軸103の長手方向と平行な押しボタン102の場合には、回転軸103が短いために、スイッチ104の付勢力によって押しボタン102自体がゆがんでしまい、押しボタン102を押圧する位置が異なると、この押圧する際の力に対するスイッチ104の付勢力が異なり、当該押しボタン102を押圧する感覚も異なってしまう。さらに、回転軸103の押しボタン102からの突出量が小さいために、当該押しボタン102の回転半径が小さくなり、特にスイッチ104がゴムなどの弾性体により押しボタン102を付勢している場合には、押しボタン102を押圧する位置が異なると、スイッチ104の潰れ方が異なって、当該押しボタン102を押圧する感覚も異なってしまう。このため、従来のボタン構造体100では、最悪の場合には、スイッチ104を押圧することが困難になる場合もあった。
したがって、本発明の目的は、例えば、複数の押しボタンが近接して配置された場合であっても、押しボタンを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能とするボタン構造体及び該ボタン構造体を備えた電子機器を提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のボタン構造体は、本体部と、当該本体部に回転自在に支持されているとともに互いに近接して並べられて配置された複数の押しボタンと、を備えたボタン構造体において、前記押しボタンは、それぞれ、互いに近接して並べられたボタン本体と、ボタン本体の当該ボタン本体同士が並べられた方向に沿う一方の縁部から突出しているとともに突出するのにしたがって互いに離れる方向に延在した一対のアーム部と、前記アーム部の先端に設けられかつ前記本体部に回転自在に支持される回転軸と、を備え、前記複数の押しボタンの回転軸が、前記本体部に支持されると前記ボタン本体の厚み方向の位置が同一平面上となる位置に設けられ、かつ、前記複数の押しボタンのうち互いに隣り合う押しボタンの互いに隣り合うアーム部における前記ボタン本体寄りの基端部が、前記ボタン本体の厚み方向の位置が互いに異なる位置に設けられることにより、当該基端部同士が干渉することなく互いに重なる位置に配置可能であることを特徴としている。
従来のボタン構造体を備えたAV機器を示す要部の正面図である。 図1に示されたボタン構造体などの要部を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかるボタン構造体を備えたAV機器を示す斜視図である。 図3に示されたAV機器のボタン構造体の分解斜視図である。 図4に示されたボタン構造体の正面図である。 図5中のA−A線に沿う断面図である。 図5中の左側の押しボタンをB−B線方向からみた組立図である。 図5中の右側の押しボタンをC−C線方向からみた組立図である。 図5中のD−D線に沿う断面図である。
1 AV機器(電子機器)
2 ケース(本体部)
7 ボタン構造体
11 本体部
15,15a,15b 押しボタン
31 ボタン本体
31a 一つの縁部
31b 他の縁部
32 アーム部
32a 基端部
32b 先端部(高さあわせ部)
33 回転軸
34 スイッチ押圧部
35 ガイド突起(ガイド部)
Y 奥行き方向(厚み方向)
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかるボタン構造体は、押しボタンのボタン本体から突出しかつ先端に回転軸を設けた一対のアーム部の基端部を、互いに隣り合う押しボタンの互いに隣り合うアーム部間で操作ボタンの厚み方向の位置が異なる位置に設けることで、これら一対のアーム部をボタン本体から突出するのにしたがって徐々に互いに離れるように当該ボタン本体から突出させることを可能としている。
こうすることで、アーム部のボタン本体からの突出量を大きくし、かつアーム部の先端に設けた回転軸間の間隔を大きくしている。このために、互いに近接して配置された押しボタン同士の干渉を防ぎながらも、押圧された時の押しボタンのボタン本体がゆがむことを防止するとともに、押しボタンの回転半径を大きくして押しボタンを押圧する位置が異なってもスイッチの潰れ方が異なることを防止して、押しボタンを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能としている。
アーム部の先端部に、回転軸の厚み方向の位置を同一平面上に位置付ける高さあわせ部を設けても良い。この場合、複数の押しボタンを同じ感覚で操作することができる。
押しボタンのボタン本体の他の縁部にガイド部を設けても良い。この場合、押しボタンの回転方向がガイド部により常に案内されて、押しボタンがスイッチを押圧する状態が常に一定となる。
押しボタンのボタン本体の他の縁部にスイッチ押圧部を設けても良い。この場合、回転軸とスイッチ押圧部との間の距離即ち押しボタンの回転半径を大きくすることができる。このために、押しボタンを押圧する位置が異なっても、スイッチ押圧部が常に同じ状態でスイッチを押圧することを可能として、スイッチの潰れ方が異なることを防止でき、押しボタンを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能とすることができる。
複数の押しボタンが本体部の所定の位置を中心とした周方向に並べられても良い。この場合、複数の押しボタン同士をより確実に近接して配置することができる。
さらに、本発明では、前述したボタン構造体を備えた電子機器としても良い。この場合、電子機器は、前述したボタン構造体を備えているので、互いに近接して配置された押しボタン各々を押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能とすることができる。
本発明の一実施例を、図3ないし図9に基づいて説明する。本発明の一実施例に係る電子機器としてのAV(Audio-Visual)機器1は、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下、インパネと呼ぶ)などに装着される。以下、後述するCDの表面と平行でかつこのCDの出し入れする方向と平行な矢印Yを奥行き方向と呼び、CDの表面と平行でかつ前記奥行き方向Yに対し直交する矢印Xを幅方向と呼び、前記奥行き方向Yと幅方向Xとの双方に対し直交する矢印Zを厚み方向と呼ぶ。
AV機器1は、図3に示すように、機器本体としてのケース2と、再生装置としてのCD(Compact Disk)プレーヤ3と、ラジオ放送を受信するAM/FMチューナ5と、表示部6と、ボタン構造体7とを備えている。
ケース2は、合成樹脂で構成されたフロントパネル18aと、板金で構成されたケース本体18bとを備えて、箱状に形成されている。ケース2は、ケース本体18bの図3中手前側にフロントパネル18aが取り付けられた状態で、前述したインパネに取り付けられる。ケース2は、ケース本体18bが前述したインパネに取り付けられて、フロントパネル18aが外部に露出しかつ乗員(使用者ともいう)に相対する。
フロントパネル18aの図3中手前側に位置する外表面としての前面2aには、CD用挿入口8と、ボタン露出孔9とが開口している。CD用挿入口8は、内側にCDを通して、該CDをケース2即ちCDプレーヤ3に出し入れする。ボタン露出孔9は、内側にボタン構造体7の押しボタン15及び複合ボタン14を位置付けて、当該押しボタン15及び複合ボタン14を前面2aから露出させる。
CDプレーヤ3は、ケース2に挿入されたCDの情報を読み出して、音声として出力する。AM/FMチューナ5は、ラジオ放送を受信して、音声として出力する。これらのプレーヤ3及びチューナ5は、ボタン構造体7に設けられた後述する押しボタン15等を使用者が押圧することによって動作する。
表示部6は、前述したフロントパネル18aの前面2aから露出しかつ当該フロントパネル18aに取り付けられた蛍光表示管などからなる情報を表示する表示パネル10を備えている。表示部6は、表示パネル10に再生中のCDのプログラムやチューナ5が受信中の放送局名などの情報を表示する。
ボタン構造体7は、図4に示すように、本体部11と、印刷配線板12(図9に一部示す)と、弾性体としてのゴム板13(図9に一部示す)と、図示しない第2印刷配線板と、一つの複合ボタン14(図3に示す)と、複数の押しボタン15とを備えている。
本体部11は、図4に示すように、ベース部材16と、押さえ部材17とを備えている。ベース部材16は、絶縁性の合成樹脂で構成され、平板部19と、中央孔20と、中央筒21と、外側立設壁22とを一体に備えている。平板部19は、図4及び図5に示すように、幅方向Xに延在した帯板状に形成されている。
中央孔20は、平面形状が丸形に形成され、かつ平板部19の中央を貫通して設けられている。中央筒21は、円筒状に形成され、かつ中央孔20の周りから立設している。中央筒21の平板部19から離れた側の先端側の端面21aには、後述する回転軸33を収容する軸受け溝23が複数設けられている。軸受け溝23は、端面21aから凹に形成されている。軸受け溝23は、図示例では、八つ設けられている。これらの軸受け溝23は、ケース2の前面2aに対して直交する方向(奥行き方向Y)に同一平面上となる位置に設けられている。
外側立設壁22は、平板部19の中央筒21と当該平板部19の外縁との間から立設しているとともに、その内側に中央筒21を位置付けている。
押さえ部材17は、絶縁性の合成樹脂で構成され、図4に示すように、円環状の押さえ部24と、複数の固定アーム25とを一体に備えている。押さえ部24は、中央筒21の端面21a上に重ねられて、軸受け溝23内の回転軸33を当該中央筒21との間に位置付けて、回転軸33即ち押しボタン15がベース部材16即ち本体部11から脱落することを防止する。固定アーム25は、図示例では、三つ設けられ、押さえ部24の外周面から当該押さえ部24の外周方向に延在している。固定アーム25は、本体部11のベース部材16の外側立設壁22に係止するなどして、固定される。押さえ部材17は、固定アーム25が外側立設壁22に係止するなどして、ベース部材16に固定される。また、押さえ部材17は、押さえ部24を貫通した図示しないねじが中央筒21の端面21aにねじ込まれて、ベース部材16に固定される。
印刷配線板12は、図9に示すように、本体部11の外側立設壁22内に収容され、かつ平板部19上に重ねられている。印刷配線板12は、絶縁性の基板26と、該基板26上に形成された複数対の接点27a,27bを含んだ導体パターン27とを備えている。接点27a,27bは、互いに間隔をあけて、互いに電気的に絶縁されて設けられている。これらの接点27a,27bは、互いの間が導通したかを検出する検出回路が接続している。
ゴム板13は、絶縁性と弾性との双方を有する合成樹脂で構成されている。ゴム板13は、図9に示すように、印刷配線板12の基板26の導体パターン27が設けられた側の表面に重ねられている。ゴム板13は、平板部28と、スイッチ29とを一体に備えている。平板部28は、平板状に形成され、印刷配線板12の基板26の表面に重ねられて、該印刷配線板12と密に接触する。
スイッチ29は、平板部28が印刷配線板12に重ねられた際に、接点27a,27bと重なる位置に配置されている。則ち、スイッチ29は、接点27a,27bと同数(則ち複数)設けられている。スイッチ29は、平板部28よりも押しボタン15に向かって突出しているとともに、接点27a,27bとの間に空間を設けて、当該接点27a,27bと間隔をあけて相対した導電部30とを備えている。スイッチ29は、後述するスイッチ押圧部34によって押圧されることで、導電部30が接点27a,27b同士を導通させる。
第2印刷配線板は、印刷配線板12からみて、本体部11の平板部19の裏面側に重ねられている。図示しない第2印刷配線板には、複合ボタン14用のスイッチ装置が実装されている。このスイッチ装置は、複合ボタン14がその軸芯回りに回転されたことと、当該複合ボタン14が軸芯に沿って押圧されたこととを検出する。
複合ボタン14は、絶縁性の合成樹脂で構成され、外観が接頭円錐状に形成されている。複合ボタン14は、スイッチ装置に取り付けられて、図4に示すように、中央筒21を塞ぐように押さえ部材17上に重ねられる。そして、複合ボタン14は、ボタン露出孔9を通してケース2即ちAV機器1の外側に露出して配置される。このように構成された複合ボタン14は、例えば、押圧されると、この押圧されたことをスイッチ装置が検出して、AV機器1全体の電源をオン・オフし、軸芯回りに回転されると、この回転されたことをスイッチ装置が検出して、再生中又は受信中のプログラムの音量を調整するために用いられる。
複数の押しボタン15は、それぞれ、絶縁性の合成樹脂で構成されている。これら複数の押しボタン15は、中央筒21の中心(請求の範囲に記載の所定の位置に相当)即ち複合ボタン14を中心として周方向に互いに近接して並べられている。押しボタン15は、図示例では、四つ設けられている。
押しボタン15は、それぞれ、図4、図5及び図9に示すように、平板状のボタン本体31と、一対のアーム部32と、回転軸33と、スイッチ押圧部34と、ガイド部としてのガイド突起35とを一体に備えている。四つの押しボタン15のうちの両端に位置する二つの押しボタン15(以下、符号15aで示す)のボタン本体31は、平面形状が略直線状に延在した矩形状に形成され、中央の二つの押しボタン15(以下、符号15bで示す)のボタン本体31は、平面形状が円弧状に湾曲した矩形状に形成されている。
一対のアーム部32は、ボタン本体31の中央筒21寄りの一つの縁部31aから突出しているとともに、当該中央筒21の周方向に延在している。そして、一対のアーム部32は、ボタン本体31から突出するのにしたがって、徐々に互いに離れる方向に延在している。また、アーム部32が、ボタン本体31の中央筒21寄りの一つの縁部31aから突出しているので、押しボタン15は、当該一つの縁部31aが中央筒21の中心寄りに位置するように、配置されている。
両端に位置する二つの押しボタン15aのアーム部32のボタン本体31寄りの基端部32aは、図7及び図8に示すように、ボタン本体31の前面2aから露出する表面寄りの位置から延在している。中央の二つの押しボタン15bのアーム部32のうちの前述した二つの押しボタン15a寄りのアーム部32は、図7及び図8に示すように、ボタン本体31の前面2aから露出する表面から離れた位置から延在している。さらに、中央の二つの押しボタン15bのアーム部32のうちの互いに近接するアーム部32は、図4中右側の押しボタン15bの一方のアーム部32(図8に示す)がボタン本体31の前面2aから露出する表面寄りの位置から延在し、図4中左側の押しボタン15bの他方のアーム部32(図7に示す)がボタン本体31の前面2aから露出する表面から離れた位置から延在している。
このように、複数の押しボタン15a,15bのうち互いに隣り合う押しボタン15a,15bの互いに隣り合うアーム部32のボタン本体31寄りの基端部32aは、押しボタン15の厚み方向(前述した奥行き方向Y)に互いに異なる位置に設けられている。そして、これらのアーム部32の基端部32aは、図7乃至図9に示すように、回転軸33が軸受け溝23と押さえ部材17との間に位置付けられると即ち回転軸33が本体部11に支持されると、互いに重なる。こうして、アーム部32の基端部32aは、回転軸33が本体部11に支持されると、互いに重なる位置に配置されている。
さらに、基端部32aがボタン本体31の表面寄りの位置から延在したアーム部32は、その先端部32bが基端部32aと面一に形成されている。基端部32aがボタン本体31の表面から離れた位置から延在したアーム部32は、その先端部32bが基端部32aからボタン本体31の表面に向かって立設している。こうして、全てのアーム部32の先端部32bの先端は、押しボタン15の厚み方向(前述した奥行き方向Y)に同一平面上に配置されている。このように、アーム部32の先端部32bは、押しボタン15の厚み方向(前述した奥行き方向Y)の高さを同一平面上に位置付ける高さあわせ部をなしている。
回転軸33は、円柱状に形成され、各々のアーム部32の先端に設けられている。このため、全ての押しボタン15の回転軸33は、図6に示すように、押しボタン15の厚み方向(前述した奥行き方向Y)の位置が同一平面上となる位置に設けられている。各々の押しボタンでは、回転軸33は、アーム部32の先端からこれら一対のアーム部32同士が近づく方向に延在している。前述した二つの押しボタン15aの回転軸33は、その軸芯がボタン本体31の長手方向に対して直交している。
また、前述した二つの押しボタン15bの回転軸33は、その軸芯がボタン本体31の長手方向と平行となっている。前述した回転軸33は、軸受け溝23と押さえ部材17との間に位置付けられる。そして、回転軸33は、軸受け溝23の内面と押さえ部材17との間に隙間を設けて、それ自身の軸芯を中心として回転自在となっている。こうして、回転軸33は、本体部11に回転自在に支持される。回転軸33が本体部11に回転自在に支持されることで、押しボタン15は、回転軸33を中心として回転自在に本体部11に支持されている。
スイッチ押圧部34は、押しボタン15のボタン本体31の前述した一つの縁部31aから最も離れた他の縁部31bに設けられている。スイッチ押圧部34は、ボタン本体31の他の縁部31bから本体部11のベース部材16の平板部19に向かって立設している。スイッチ押圧部34は、ゴム板13の前述したスイッチ29上に重ねられる。
ガイド突起35は、図9に示すように、ボタン本体31の他の縁部31bから複合ボタン14の外周方向に突出している。ガイド突起35は、外側立設壁22に設けられかつ押しボタン15のボタン本体31の厚み方向(奥行き方向Y)に沿って直線状に延在したガイド溝36内に位置付けられている。ガイド突起35の幅は、ガイド溝36の幅と略等しい。ガイド突起35は、ガイド溝36内を移動自在である。ガイド突起35は、ガイド溝36内を移動することで、回転軸33を中心として押しボタン15のボタン本体31の回転する際の軌跡を常に一定に保つ。このように、ガイド突起35は、回転軸33を中心とした押しボタン15のボタン本体31の回転を案内するとともに、押しボタン15のボタン本体31が本体部11から脱落することを規制する。
複数の押しボタン15は、ガイド突起35がガイド溝36内に通され、スイッチ押圧部34がスイッチ29上に重ねられるとともに、回転軸33が軸受け溝23内に収容される。そして、押しボタン15は、軸受け溝23と押さえ部材17との間に回転軸33が位置付けられて、回転軸33を中心に回転自在に本体部11に支持される。
前述した構成のボタン構造体7は、押しボタン15及び複合ボタン14を、ボタン露出孔9を通して外部に露出した格好で、ケース2内に収容されて、当該ケース2に固定される。そして、ボタン構造体7は、押しボタン15がスイッチ29の付勢力に抗して、押圧操作されることで、接点27a,27b同士を導通させるなどして、前述したCDプレーヤ3及びAM/FMチューナ5などを動作させる。
本実施例によれば、押しボタン15a,15bのボタン本体31から突出しかつ先端に回転軸33を設けた一対のアーム部32の基端部32aを、互いに隣り合う押しボタン15の互いに隣り合うアーム部32間で押しボタン15a,15bの厚み方向の位置が異なる位置に設けることで、これら一対のアーム部32をボタン本体31から離れるのにしたがって徐々に互いに離れるように当該ボタン本体31から突出させても、アーム部32同士が干渉することを防止している。
こうすることで、アーム部32のボタン本体31からの突出量を大きくし、かつアーム部32の先端に設けた回転軸33間の間隔を大きくしている。このために、互いに近接して配置された押しボタン15a,15bの同士の干渉を防ぎながらも、押圧された時の押しボタン15a,15bのボタン本体31がゆがむことを防止するとともに、押しボタン15a,15bの回転半径を大きくして押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なってもスイッチ29の潰れ方が異なることを防止して、押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能としている。
アーム部32の先端部32bが、回転軸33の押しボタン15a,15bの厚み方向の位置を同一平面上に位置付ける高さあわせ部となっている。このため、複数の押しボタン15a,15bを同じ感覚で操作することができる。
押しボタン15a,15bのボタン本体31の他の縁部31bにガイド突起35を設けている。このため、押しボタン15a,15bの回転方向がガイド突起35により常に案内されて、押しボタン15a,15bがスイッチ29を押圧する状態が常に一定となる。
押しボタン15a,15bのボタン本体31の他の縁部31bにスイッチ押圧部34を設けている。このため、回転軸33とスイッチ押圧部34との間の距離即ち押しボタン15a,15bの回転半径を大きくすることができる。このために、押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なっても、スイッチ押圧部34が常に同じ状態でスイッチ29を押圧することを可能として、スイッチ29の潰れ方が異なることを防止でき、押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能とすることができる。
複数の押しボタン15a,15bが本体部11の中央筒21の中心(所定の位置)を中心とした周方向に並べられている。このため、複数の押しボタン15a,15b同士をより確実に近接して配置することができる。
さらに、AV機器1は、前述したボタン構造体7を備えているので、互いに近接して配置された押しボタン15a,15b各々を押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能とすることができる。
前述した実施例では、中央筒を中心とした周方向に複数の押しボタン15a,15bを並べて設けている。しかしながら、本発明では、複数の押しボタン15a,15bを直線上に並べて設けても良い。
前述した実施例では、電子機器として自動車に取り付けられるAV機器1を示している。しかしながら、本発明では、車載用のAV機器1に限らず、家庭用、携帯用など操作ボタンを備えた電子機器であれば適用できる。
前述した実施例によれば、以下のボタン構造体7が得られる。
(付記) 本体部11と、当該本体部11に回転自在に支持されているとともに互いに近接して配置された複数の押しボタン15(15a,15b)と、を備えたボタン構造体7において、
前記押しボタン15(15a,15b)が、それぞれ、ボタン本体31と、このボタン本体31の一つの縁部31aから突出しているとともに当該ボタン本体31aから突出するのにしたがって互いに離れる方向に延在した一対のアーム部32と、前記アーム部32の先端に設けられかつ前記本体部11に回転自在に支持される回転軸33と、を備え、
前記複数の押しボタン15(15a,15b)のうち互いに隣り合う押しボタン15(15a,15b)の互いに隣り合うアーム部32における前記ボタン本体31寄りの基端部32aが、前記押しボタン15(15a,15b)の厚み方向Yの位置が互いに異なる位置に設けられて、前記回転軸33が前記本体部11に支持されると、当該基端部32aが互いに重なる位置に配置されていることを特徴とするボタン構造体7。
付記によれば、押しボタン15a,15bのボタン本体31から突出しかつ先端に回転軸33を設けた一対のアーム部32の基端部32aを、互いに隣り合う押しボタン15の互いに隣り合うアーム部32間で押しボタン15a,15bの厚み方向の位置が異なる位置に設けることで、これら一対のアーム部32をボタン本体31から離れるのにしたがって徐々に互いに離れるように当該ボタン本体31から突出させても、アーム部32同士が干渉することを防止している。
こうすることで、アーム部32のボタン本体31からの突出量を大きくし、かつアーム部32の先端に設けた回転軸33間の間隔を大きくしている。このために、互いに近接して配置された押しボタン15a,15b同士の干渉を防ぎながらも、押圧された時の押しボタン15a,15bのボタン本体31がゆがむことを防止するとともに、押しボタン15a,15bの回転半径を大きくして押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なってもスイッチ29の潰れ方が異なることを防止して、押しボタン15a,15bを押圧する位置が異なっても同じ感覚で操作することを可能としている。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

Claims (6)

  1. 本体部と、当該本体部に回転自在に支持されているとともに互いに近接して並べられて配置された複数の押しボタンと、を備えたボタン構造体において、
    前記押しボタンは、それぞれ、互いに近接して並べられたボタン本体と、ボタン本体の当該ボタン本体同士が並べられた方向に沿う一方の縁部から突出しているとともに突出するのにしたがって互いに離れる方向に延在した一対のアーム部と、前記アーム部の先端に設けられかつ前記本体部に回転自在に支持される回転軸と、を備え、
    前記複数の押しボタンの回転軸が、前記本体部に支持されると前記ボタン本体の厚み方向の位置が同一平面上となる位置に設けられ、かつ、
    前記複数の押しボタンのうち互いに隣り合う押しボタンの互いに隣り合うアーム部における前記ボタン本体寄りの基端部が、前記ボタン本体の厚み方向の位置が互いに異なる位置に設けられることにより、当該基端部同士が干渉することなく互いに重なる位置に配置可能であることを特徴とするボタン構造体。
  2. 前記押しボタンそれぞれの一対のアーム部の前記ボタン本体から離れた側の先端部が、前記回転軸の前記厚み方向の位置を同一平面上に位置付ける高さあわせ部をなしていることを特徴とする請求項1記載のボタン構造体。
  3. 前記押しボタンの前記ボタン本体の前記一方の縁部から最も離れた他の縁部に、前記回転軸を中心とした前記ボタン本体の回転を案内するガイド部を設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボタン構造体。
  4. 前記押しボタンの前記ボタン本体の前記他の縁部に、スイッチを押圧するためのスイッチ押圧部を設けていることを特徴とする請求項3記載のボタン構造体。
  5. 前記複数の押しボタンが、前記本体部の所定の位置を中心とした周方向に並べられかつ前記一方の縁部が前記所定の位置寄りに位置するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一項に記載のボタン構造体。
  6. 本体部と当該本体部に回転自在に支持されているとともに互いに近接して並べられて配置された複数の押しボタンとを備えたボタン構造体を備えた電子機器において、
    前記ボタン構造体として、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載のボタン構造体を備えたことを特徴とする電子機器。
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