JP5006833B2 - 遠心分離機用ロータ - Google Patents

遠心分離機用ロータ Download PDF

Info

Publication number
JP5006833B2
JP5006833B2 JP2008120126A JP2008120126A JP5006833B2 JP 5006833 B2 JP5006833 B2 JP 5006833B2 JP 2008120126 A JP2008120126 A JP 2008120126A JP 2008120126 A JP2008120126 A JP 2008120126A JP 5006833 B2 JP5006833 B2 JP 5006833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotational speed
bucket
rotor yoke
rotor
allowable rotational
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008120126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009268951A (ja
Inventor
忠弘 内田
葉子 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Manufacturing Corp
Original Assignee
Kubota Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Manufacturing Corp filed Critical Kubota Manufacturing Corp
Priority to JP2008120126A priority Critical patent/JP5006833B2/ja
Publication of JP2009268951A publication Critical patent/JP2009268951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5006833B2 publication Critical patent/JP5006833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0407Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles
    • B04B5/0414Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes
    • B04B5/0421Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes pivotably mounted

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

この発明は遠心分離機用のスイング型のロータに関する。
遠心分離機用のこの種のロータは、遠心分離機本体の回転シャフトに取り付けられるスイング型のロータヨークと、そのロータヨークに取り付けられるバケットによって一般に構成されている。図8及び9はこのようなロータヨーク及びバケットの従来構成の一例をそれぞれ示したものである。
ロータヨーク10は図8に示したように、中央固定部11とその中央固定部11から放射方向に延伸された腕12とを備えている。中央固定部11には遠心分離機本体の回転シャフトが挿通される取り付け孔13が形成されている。腕12はこの例では90°間隔で4本設けられており、先端側は2分岐され、全体としてY字形状をなすものとされている。
各腕12の分岐部14の先端にはトラニオンピン15が設けられている。トラニオンピン15は隣り合う腕12の互いに平行対向する分岐部14間において、軸心が一致されて互いに内向きに突出されており、先端面が互いに対向されている。これら互いに対向して組をなすトラニオンピン15はこの例では4組設けられている。なお、トラニオンピン15はこの例においてはわずかなテーパを有するテーパピンとされ、先端側が大径とされている。
バケット20は図9に示したように箱状の形状を有するものとされ、例えば金属薄板をプレス加工することによって形成される。バケット20の側壁の上部側は外向きに押し出されて口径が大とされており、この部分の外壁面に、下向きに開放された逆U字形状をなす一対の凹部21が互いに対向する位置に位置して形成されている。これら凹部21の底面21aは凹部21の下方に位置する側壁の外壁面と同一平面上に位置されている。なお、凹部21の半円筒面状をなす天面21bにはトラニオンピン15のテーパに対応するテーパが設けられている。
上記のような形状を有するバケット20はその一対の凹部21がロータヨーク10の組をなすトラニオンピン15に掛けられてロータヨーク10に取り付けられ、凹部21の天面21bがトラニオンピン15の周面に対接されて搭載される。
バケット20はこのように一対の凹部21の天面21bによってトラニオンピン15を受ける構造となっており、このような構造によりロータを高速回転させると、遠心力によってバケット20の底面20a側が確実に水平状態まで振り上がり、また回転数の低下によりバケット20の底面20aが確実に振り下がるものとなっている(例えば、特許文献1,2参照)。
実開平6−39140号公報 実開昭61−8452号公報
遠心分離機は上述したようにロータを高速回転させ、バケットが振り上がることにより、バケット内の試料を比重の違いで分離することができるものであり、一般的に回転数が高いほど、分離に要する時間を短縮することができるため、高い回転数で遠心できるロータヨーク及びバケットが望まれている。
ロータを高速回転させると、ロータヨークとバケットに遠心力による荷重がかかる。荷重は図8に示したロータヨーク10ではトラニオンピン15の根元部に最もかかり、図9に示したバケット20ではロータヨーク10のトラニオンピン15との係合部である凹部21の天面21bに最もかかる。
許容荷重を超えた力がバケットにかかると、ロータヨークとの係合部の接触線上に荷重による応力が集中し、金属疲労によりバケットに亀裂が生じるおそれがある。バケットの亀裂が進行すると、バケットが破損し、事故となるおそれがあり、危険である。
例えば回転数4800rpmの遠心力による荷重に耐えられるように設計したバケットを3500rpmで回転させても問題はないが、最大3500rpmの遠心力による荷重に耐えられるように設計したバケットを4800rpmで回転させることはできない。バケットにかかる荷重が3500rpmで回転させる時よりも大きくなり、バケットが破損するおそれがあるためであり、高い回転数で遠心できるバケットには大きな遠心力に耐える強度が必要とされる。
ところで、この種の遠心分離機には各種回転数のものがあり、許容回転数の異なる複数の遠心分離機(遠心分離機本体とロータ)がユーザに納入され、設置される場合がある。また、1台の遠心分離機本体に許容回転数の異なる2種類のロータが付属され、それらロータを用途に応じてつけ替えて使用するといったことも行われている。
このような場合、許容回転数の異なるロータがユーザの元で混在するため、ユーザがバケットを間違えて使用するといったことが起きうる。例えば、許容回転数の低いバケットを許容回転数の高いロータヨークに取り付け、高い回転数で使用してしまうと、前述したようにバケットが破損するといった事故が生じうる。
このような事故を回避するためにはユーザ自身が遠心分離機を使用する都度、バケットの許容回転数を確認し、許容回転数の範囲内で回転させるべく、例えば遠心分離機の設定を変えて使用するといったことが必要となるが、このようなユーザによる設定の使い分けは間違いが生じるおそれがあり、またきちんと守られない可能性もある。
このような問題に対処すべく、従来、2種類の方法が提案されている。第1の方法はロータヨークの互いに対向して組をなすトラニオンピンの間隔を変えるものであり、第2の方法はトラニオンピンの径を変えるものであって、いずれもロータヨークとバケットの組み合わせにおける掛け間違えを防止するものとなっている。以下、これらの方法について説明する。
(1)トラニオンピンの間隔を変えることによる掛け間違えの防止
図10及び11はそれぞれ許容回転数の低いロータヨークの要部及びバケット、許容回転数の高いロータヨークの要部及びバケットを示したものであり、一例として許容回転数を図10では3500rpmとし、図11では4800rpmとする。なお、ロータヨーク及びバケットは前述の図8及び9に示したロータヨーク10及びバケット20と同様の構成を有するものである。
図10中に示したように、組をなすトラニオンピン15の先端面15a間の間隔をZとし、バケット20の一対の凹部21の底面21a間の寸法をCとする。同様に、図11においては組をなすトラニオンピン15の先端面15a間の間隔をZ’とし、バケット20の一対の凹部21の底面21a間の寸法をC’とする。
許容回転数3500rpmのバケット20の寸法Cは許容回転数3500rpmのロータヨーク10の間隔Zに合わせて設計されており、また許容回転数4800rpmのバケット20の寸法C’は許容回転数4800rpmのロータヨーク10の間隔Z’に合わせて設計されている。ここで、説明を分かりやすくするため、C=Z,C’=Z’とする。
間隔Z’を間隔Zより狭くすると、寸法Cをもつ許容回転数3500rpmのバケット20は図12(a)に示したように許容回転数4800rpmのロータヨーク10にはZ’<Cより物理的に掛けられなくなる。一方、Z>C’より寸法C’をもつ許容回転数4800rpmのバケット20は図12(b)に示したように許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛けることができる。
つまり、許容回転数4800rpmのバケット20は許容回転数3500rpmのロータヨーク10と許容回転数4800rpmのロータヨーク10に共通に掛かり、許容回転数3500rpmのバケット20は許容回転数3500rpmのロータヨーク10のみに掛かり、許容回転数4800rpmのロータヨーク10には掛からなくすることができる。
(2)トラニオンピンの径を変えることによる掛け間違えの防止
図13及び14はそれぞれ許容回転数の低いロータヨークの要部及びバケット、許容回転数の高いロータヨークの要部及びバケットを示したものであり、許容回転数は(1)項と同様、図13では3500rpmとし、図14では4800rpmとする。
図13中に示したように、トラニオンピン15の径をαとし、バケット20の凹部21の半円筒面状をなす天面21bの径(=逆U字形状をなす凹部21の幅)をβとする。同様に、図14においてはトラニオンピン15の径をα’とし、バケット20の凹部21の天面21bの径をβ’とする。
許容回転数3500rpmのバケット20の凹部21の径βは許容回転数3500rpmのロータヨーク10のトラニオンピン15の径αに合わせて設計されており、また許容回転数4800rpmのバケット20の凹部21の径β’は許容回転数4800rpmのロータヨーク10のトラニオンピン15の径α’に合わせて設計されている。ここで、説明を分かりやすくするため、α=β,α’=β’とする。
径α’を径αより大きくすると、径寸法βをもつ許容回転数3500rpmのバケット20は図15(a)に示したように許容回転数4800rpmのロータヨーク10にはβ<α’より物理的に掛けられなくなる。一方、β’>αより径寸法β’をもつ許容回転数4800rpmのバケット20は図15(b)に示したように許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛けることができる。
つまり、このトラニオンピン15の径を変える方法においても、(1)項のトラニオンピン15の間隔を変える方法と同様、許容回転数4800rpmのバケット20は許容回転数3500rpmのロータヨーク10と許容回転数4800rpmのロータヨーク10に共通に掛かり、許容回転数3500rpmのバケット20は許容回転数3500rpmのロータヨーク10のみに掛かり、許容回転数4800rpmのロータヨーク10には掛からなくすることができる。
しかるに、これら(1)項及び(2)項に記載したような方法(掛け間違え防止機構)では以下のような問題がある。
即ち、(1)項の方法では寸法C’をもつ許容回転数4800rpmのバケット20を間隔Zの許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛ける際、例えば図12(c)に示したようにバケット20とトラニオンピン15の間隔に差ができ、片寄りが発生するといった状況が生じうる。
バケット20が一方のトラニオンピン15に片寄ると、トラニオンピン15による支持がアンバランスとなり、例えば回転中にアンバランスになると、振動や異常音が発生する原因となる。また、一対のトラニオンピン15に分散して掛かっていた荷重が一方のトラニオンピン15に集中して掛かるため、応力が集中して金属疲労が生じ、遠心中にトラニオンピン15が折れるといった事故が生じるおそれがある。さらには、図12(c)中に点Pを付して示したようにバケット20との間隔が広がった方のトラニオンピン15においてはバケット20を支える面積が小さくなり、単位面積当たりの応力が大きくなって、破損事故が生じるおそれがある。
一方、(2)項の方法では径寸法β’をもつ許容回転数4800rpmのバケット20を径寸法αをもつ許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛ける際、径の差が大きいと図15(b)中に点Qを付して示したようにトラニオンピン15でバケット20を支える面積が小さくなり、応力が集中して金属疲労が生じ、例えば遠心中にトラニオンピン15が折れるといった事故が生じるおそれがある。
この発明の目的はこのような問題に鑑み、許容回転数の低いバケットを許容回転数の高いロータヨークに取り付けてしまうといったバケットの掛け間違えを防止することができるようにし、一方、許容回転数の高いバケットは許容回転数の低いロータヨークにも取り付け可能とすることができるようにし、かつその場合においても安全性を確保でき、良好に使用可能とする遠心分離機用ロータの構成を提供することにある。
請求項1の発明によれば、軸心が一致されて互いに内向きに突出するトラニオンピンの組を複数組備えたロータヨークと、外壁面に形成された一対の凹部が前記組をなすトラニオンピンに掛けられてロータヨークに取り付けられるバケットとよりなり、前記凹部は下向きに開放された逆U字形状をなし、その天面がトラニオンピンの周面に搭載される構造とされている遠心分離機用のスイング型のロータにおいて、トラニオンピンの先端面に突起が形成され、バケットをトラニオンピンに掛ける際に前記突起が通る溝が前記凹部の底面に形成されているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、前記組をなすトラニオンピンの先端面間の間隔は、前記ロータヨークより許容回転数が低く、かつ前記突起のないロータヨークの前記間隔と等しくされ、前記一対の凹部の底面間の寸法は、前記バケットより許容回転数が低く、かつ前記溝のないバケットの前記寸法と等しくされる。
この発明によれば、ロータヨークのトラニオンピンに突起を設け、バケットにはバケットをロータヨークに掛ける際に突起が通る溝を設けたものとなっており、このような構成を許容回転数の高いロータに採用すれば、突起や溝のない許容回転数の低いロータヨーク及びバケットとこの発明によるロータヨーク及びバケットとが混在するような場合において、許容回転数の低いバケットを許容回転数の高いロータヨークに取り付けてしまうといった破損事故につながるようなバケットの掛け間違えを確実に防止することができる。
また、溝を有し、許容回転数が高いバケットは許容回転数の低いロータヨークにもガタなく、取り付け可能とすることができるため、安全性を確保でき、良好に使用することができる。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1及び2はこの発明による遠心分離機用のスイング型のロータを構成するロータヨーク及びバケットの一実施例をそれぞれ示したものであり、図8及び9とそれぞれ対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
ロータヨーク10’はこの例では図1に示したように各トラニオンピン15の先端面15aに突起16を有するものとされる。突起16はトラニオンピン15の中心軸上に中心が一致されて形成されており、この例では円柱形状をなすものとされている。
バケット20’は図2に示したように、図9に示したバケット20と同様、側壁の上部側の外壁面に、下向きに開放された逆U字形状をなす一対の凹部21を有しており、さらにこの例ではこれら凹部21の底面21aに、凹部21の中心線と中心線が一致されて溝22がそれぞれ形成されている。
溝22は凹部21と同様、下向きに開放された逆U字形状をなすものとされており、図1に示したロータヨーク10’のトラニオンピン15に凹部21が掛けられる際に、トラニオンピン15の先端面15aに設けられている突起16がこの溝22に収容されて通るものとされている。なお、溝22の底面22aは平面とされ、溝22の下方に位置する側壁の外壁面は、この例では溝22の底面22aより若干低くされている。
上記のような構成を有するロータヨーク10’及びバケット20’は許容回転数の高い(ここでは、4800rpmとする)ロータ(ロータヨーク及びバケット)として使用されるものであり、以下、これらロータヨーク10’及びバケット20’と、図10に示した許容回転数が3500rpmと低いロータヨーク10及びバケット20が混在する場合の各組み合わせの使用可否について、図3〜7を参照して説明する。
図3中に示したように、ロータヨーク10’の組をなすトラニオンピン15の先端面15a間の間隔をYとし、それら先端面15aに形成されている突起16の先端面16a間の間隔をXとする。また、バケット20’の一対の凹部21の底面21a間の寸法をBとし、一対の溝22の底面22a間の寸法をAとする。バケット20’の寸法A,Bはそれぞれロータヨーク10’の間隔X,Yに合わせて設計されており、ここでは説明を分かりやすくするため、X=A,Y=Bとする。
一方、ロータヨーク10の組をなすトラニオンピン15の先端面15a間の間隔及びバケット20の一対の凹部21の底面21a間の寸法は図10と同様、それぞれZ,Cとし、かつZ=Cとする。
ここで、ロータヨーク10’の間隔Yとロータヨーク10の間隔Zとを等しくし、またバケット20’の寸法Bとバケット20の寸法Cとを等しくする。間隔X〜Z及び寸法A〜Cはそれぞれ下記の関係となる。
X<Y=Z
A<B=C
図4及び6はロータヨーク10’にバケット20’が掛けられる様子及びロータヨーク10にバケット20が掛けられる様子をそれぞれ示したものであり、これらは正しい組み合わせのため、ガタなく(片寄りが発生することなく)良好にバケット20’,20を掛けることができる。なお、図4(b)に示したようにトラニオンピン15に設けられた突起16はバケット20’の溝22内に位置してバケット20’に干渉せず、よってバケット20’の振り上がりを突起16がじゃますることはない。
ユーザが誤って許容回転数3500rpmのバケット20を許容回転数4800rpmのロータヨーク10’に掛けようとした場合は、X<Cより図5に示したようにトラニオンピン15に設けた突起16がバケット20に引っかかり、バケット20を掛けることはできない。
一方、許容回転数4800rpmのバケット20’は図7に示したように許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛けることができる。この際、Z=Bより、バケット20’と両トラニオンピン15とに間隔の差は生じず、つまりバケット20’に片寄り(ガタツキ)は発生しないため、良好に回転することができる。
このように、この例によれば、許容回転数4800rpmのバケット20’は許容回転数3500rpmのロータヨーク10と許容回転数4800rpmのロータヨーク10’に共通に使用することができ、許容回転数3500rpmのバケット20は許容回転数4800rpmのロータヨーク10’には物理的に掛からず、使用することができないものとなっている。さらに、許容回転数4800rpmのバケット20’を許容回転数3500rpmのロータヨーク10に掛けた際にも片寄りやガタツキは発生せず、良好かつ安全に使用することができるものとなっている。
従って、この例によればバケットの掛け間違えを防止することができ、かつ高い安全性を確保することができる。
なお、上記説明においては、説明を分かりやすくするため、X=A,Y=B,Z=Cとしているが、実際にはX,Y,Zに対し、A,B,Cはそれぞれわずかに小とされ、これによりバケット20’,20の良好な取り付け状態・振り上がりが確保される。
掛け間違えを防止すべく、トラニオンピン15の先端面15aに設けた突起16は上述した例では円柱形状とされ、つまり円形断面を有するものとしているが、突起16の形状はこれに限らず、例えば楕円形断面を有する楕円柱形状とすることもできる。
また、上述した例では突起16はトラニオンピン15に一体形成され、かつトラニオンピン15は腕12に一体形成されたものとしているが、トラニオンピン15は腕12と別体であってもよく、さらに突起16もトラニオンピン15と別体であってもよく、組み立てにより一体化するものとしてもよい。
この発明による遠心分離機用ロータの一実施例におけるロータヨークを示す図、(a)は平面図、(b)は片側断面図。 この発明による遠心分離機用ロータの一実施例におけるバケットを示す図、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図。 図1,2に示した許容回転数の高いロータヨーク、バケットと、従来の許容回転数が低いロータヨーク、バケットの仕様及び組み合わせによる使用可否を示す図。 図2に示したバケットが図1に示したロータヨークに掛けられる様子を示す図。 従来のバケットが図1に示したロータヨークには掛けることができない状態を示す図。 従来のバケットが従来のロータヨークに掛けられる様子を示す図。 図2に示したバケットが従来のロータヨークに掛けられる様子を示す図。 従来のロータヨークを示す図、(a)は平面図、(b)は片側断面図。 従来のバケットを示す図、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図。 従来提案されているバケットの掛け間違え防止のための第1の方法における許容回転数の低いロータヨーク及びバケットの仕様を説明するための図。 図10に対応する許容回転数の高いロータヨーク及びバケットの仕様を説明するための図。 (a)は図10に示したバケットが図11に示したロータヨークには掛けることができない状態を示す図、(b),(c)は図11に示したバケットが図10に示したロータヨークに掛けられた状態を示す図。 従来提案されているバケットの掛け間違え防止のための第2の方法における許容回転数の低いロータヨーク及びバケットの仕様を説明するための図。 図13に対応する許容回転数の高いロータヨーク及びバケットの仕様を説明するための図。 (a)は図13に示したバケットが図14に示したロータヨークには掛けることができない状態を示す図、(b)は図14に示したバケットが図13に示したロータヨークに掛けられた状態を示す図。

Claims (1)

  1. 軸心が一致されて互いに内向きに突出するトラニオンピンの組を複数組備えた許容回転数が低いロータヨークと、外壁面に形成された一対の凹部が前記組をなすトラニオンピンに掛けられて前記許容回転数が低いロータヨークに取り付けられる許容回転数が低いバケットとよりなり、前記凹部は下向きに開放された逆U字形状をなし、その逆U字形状をなす凹部の天面が前記トラニオンピンの周面に搭載される構造とされている遠心分離機用のスイング型の許容回転数が低いロータよりも許容回転数が高いロータであって、
    許容回転数が高いロータヨークと許容回転数が高いバケットとよりなり、
    前記許容回転数が高いロータヨークは、前記許容回転数が低いロータヨークと同じトラニオンピンの組を複数組備え、
    前記許容回転数が高いバケットは、前記許容回転数が低いバケットと同じ一対の凹部を有しており、
    前記許容回転数が高いロータヨークの組をなすトラニオンピンの先端面間の間隔は、前記許容回転数が低いロータヨークの組をなすトラニオンピンの先端面間の間隔と等しくされ、
    前記許容回転数が高いバケットの一対の凹部の底面間の寸法は、前記許容回転数が低いバケットの一対の凹部の底面間の寸法と等しくされており、
    前記許容回転数が高いロータヨークの各トラニオンピンの先端面に、前記許容回転数が低いバケットの取り付けを不能とする突起が形成され、
    前記許容回転数が高いバケット前記許容回転数が高いロータヨークのトラニオンピンに掛けられる際に前記突起が通って収容される溝が前記許容回転数が高いバケットの各凹部の底面に形成されていることを特徴とする遠心分離機用ロータ。
JP2008120126A 2008-05-02 2008-05-02 遠心分離機用ロータ Active JP5006833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120126A JP5006833B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 遠心分離機用ロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008120126A JP5006833B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 遠心分離機用ロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009268951A JP2009268951A (ja) 2009-11-19
JP5006833B2 true JP5006833B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=41435972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008120126A Active JP5006833B2 (ja) 2008-05-02 2008-05-02 遠心分離機用ロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5006833B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5707882B2 (ja) * 2010-11-12 2015-04-30 日立工機株式会社 遠心分離機用スイングロータ及び遠心分離機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239579Y2 (ja) * 1985-03-11 1990-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009268951A (ja) 2009-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101214104B1 (ko) 원심분리기, 원심분리기용 로터
JP5064121B2 (ja) 改良されたバケット振動減衰装置
US9718067B2 (en) Centrifuge drive head for releasably connecting a driving system to a rotor of a centrifuge, a set and a centrifuge comprising the drive head
JP5142155B2 (ja) 遠心分離機用揺動ユニット
EP3357582B1 (en) Tube rack for centrifuge
EP3372422B1 (en) Wheel mounting structure
CN101520057A (zh) 轴流风扇单元
JP6197222B2 (ja) ティルティングパッドスラスト軸受およびティルティングパッドスラスト軸受組立体
JP2001115801A (ja) タービン用の非一体型釣合カバープレートおよびそのセンタリング溝
TW200528646A (en) Flexible couplings
WO2015033158A1 (en) Twist-lock collar
JP5006833B2 (ja) 遠心分離機用ロータ
JP3861476B2 (ja) 遠心分離機
US4568325A (en) Breakaway base for an ultracentrifuge rotor
JPH07108376B2 (ja) 改良されたバケット台座設備を有する揺動バケットロ−タ
HU222477B1 (hu) Szerelt vállcsapágycsésze
JP2004257385A (ja) 一体形の回転防止キーを有する軸方向挿入式タービンバケットダブテール
JP2702693B2 (ja) 遠心器のロータ
US20060252557A1 (en) Axial retaining arrangement for a bearing bushing in a universal joint
JP2000107643A5 (ja)
KR101287651B1 (ko) 조립 개구 내에 베어링 플레이트를 갖는 차동 장치
US4025232A (en) Turbomachine rotor assembly
CN211545709U (zh) 固定装置和工程机械
CN110552748B (zh) 一种转子支撑结构
JP4095251B2 (ja) カルダンジョイント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120525

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5006833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531