JP5006696B2 - 燃焼圧センサ用伝送ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃焼室の圧力を検出する燃焼圧センサをコントローラに接続する際に用いて好適な燃焼圧センサ用伝送ケーブルに関する。
エンジン(内燃機関)に付設して燃焼室における燃焼圧(圧力)を検出する燃焼圧センサ(圧力センサ)は知られている。ところで、この種の燃焼圧センサは、圧力を電気信号に変換する圧電素子を内蔵し、燃焼圧センサ(圧電素子)から出力する電気信号は、伝送ケーブルを介して車載コントローラ(車載コンピュータ)に送られる。したがって、伝送ケーブルにより伝送される微弱な電気信号は外乱の影響を受けやすく、特に、外乱ノイズの重畳により誤動作(誤検出)を生じる虞れがある。
そこで、この問題を解決するため、従来、アンプを内蔵させた圧力センサも、例えば、特許文献1〜3等で知られている。この種の圧力センサは、いずれもアンプ内蔵形圧力センサとして構成され、ハウジング内には、少なくとも、圧力を電気信号に変換する圧電素子と、この圧電素子から得られる電気信号を処理する回路基板と、圧電素子と回路基板を電気的に接続するリードとを備えている。なお、外乱の影響を防止する他の方法としては、外乱ノイズの影響を受けにくいローノイズケーブルを使用することも行われているが、この種のローノイズケーブルはかなり高価であり、しかも、ローノイズケーブルを使用したとしても不安定な微弱信号を伝送するリスクは回避されない。
特開昭63−148137 実開昭63−73648 特開平5−126667
しかし、上述した従来のアンプ内蔵形圧力センサは、次のような問題があった。
第一に、圧力センサはエンジンに付設するため、圧力センサ自身が低温から高温(−40〜350〔℃〕程度)まで変化する厳しい温度環境及び劣悪な振動環境に直接晒される。したがって、圧力センサに内蔵する回路基板にも、これらの環境に耐え得る耐熱性部品及び耐振性部品、更には耐熱性構造及び耐振性構造が必要となり、高度の信頼性が要求されるとともに、これに伴う部品コスト及び製造コストを含む大幅なコストアップを強いられる。
第二に、回路基板は、圧力センサのハウジング内に直接収容するため、熱伸縮に伴う接合部(接続部)の断線を防止するための対策を施す必要があり、上述した従来の圧力センサでは、圧電素子と回路基板を接続するリードに熱伸縮を吸収するための湾曲部(折曲部)を設けるとともに、熱伸縮により生じるリードの変位を逃がすための内部空間を確保しているが、内部構造が煩雑化し、これに伴う製造性の低下,製造工数の増加を招いてしまう。また、リードに無用な振動、即ち、伝達される振動以外の揺れや共振動を許容してしまうため、リードの相対変位により接合部(接続部)の断線や接触不良等を招く虞れもあるなど、更なるコストアップ及び信頼性の低下を招く。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した燃焼圧センサ用伝送ケーブルの提供を目的とするものである。
本発明に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aは、上述した課題を解決するため、内燃機関Mの燃焼室Mrの圧力を検出して電気信号Sdに変換する圧電素子51から得られる当該電気信号Sdを出力する燃焼圧センサ50sとこの燃焼圧センサ50sから出力する電気信号Sdを利用するコントローラ90とを接続する伝送ケーブルであって、ケーブル部2の一端に燃焼圧センサ50sから出力する電気信号Sdが入力するコネクタ部3を設けてなる燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおいて、コネクタ基部23sとケーシング部23cからなるコネクタベース部23を導電性材料で一体形成し、コネクタ基部23sを利用して燃焼圧センサ50sに接続するコネクタ本体部21を構成するとともに、ケーシング部23cの内部に、燃焼圧センサ50sからの電気信号Sdを少なくとも増幅処理してケーブル部2に出力する回路基板部4を収容し、かつ当該回路基板部4を覆う絶縁性を有する充填材11を充填することにより回路ユニット部22を構成してなるコネクタ部3を備えることを特徴とする。
このような構成を有する本発明に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aによれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 回路基板部4は、燃焼圧センサ50sの外部に配されるため、燃焼圧センサ50s自身は変更することなくそのまま使用することができる。したがって、燃焼圧センサ50sにおける追加のコストアップは一切生じないとともに、既に使用中の燃焼圧センサ50sに対してもケーブル交換により容易に適用できるなど、低コスト性及び汎用性に優れる。
(2) 回路基板部4は、燃焼圧センサ50sの外部であって、かつケーブル部2の前端に配されるため、アンプ内蔵形圧力センサと同様の効果、即ち、伝送ケーブルが受ける外乱ノイズの影響を回避できるという基本的効果を享受できるとともに、これに加え、エンジン等の高熱源及び振動源からより離間させることができるため、回路基板部4に対する耐熱性部品及び耐振性部品、更には耐熱性構造及び耐振性構造に対する要求条件をより緩和させることができる。
(3) 燃焼圧センサ50s自身で発生する熱伸縮の影響を回避できるため、燃焼圧センサ50sの内部に回路基板を内蔵させた場合に生じる不具合、即ち、リードの相対変位による接合部(接続部)の断線や接触不良等の発生を防止することができる。したがって、回路基板部4を組入れる際の構造単純化を図ることができ、更なるコストダウン及び信頼性向上に寄与できる。
(4) コネクタ部3の内部には、回路基板部4を覆う絶縁性を有する充填材11を充填したため、使用環境に対応した回路基板部4の保護強化を図ることができる。特に、充填材11として、少なくとも、固形時に剛性を有する合成樹脂,固形時に弾性を有するゴム又は合成樹脂,固形時に絶縁性を有するセラミックス粉の一又は二以上を含ませれば、防振性(吸振性),耐熱性(放熱性),防水性(防湿性),絶縁性等を使用環境に応じて確保できるとともに、これらの相乗効果を得ることもできる。
(5) 内燃機関Mの燃焼室Mrの圧力を検出する燃焼圧センサ50sに適用したため、燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aを用いたことに伴う最良の燃焼圧検出システムを構築することができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aの理解を容易にするため、同伝送ケーブル1aを用いて好適な燃焼圧センサ50s(圧力センサ50)について、図1及び図6を参照して説明する。
燃焼圧センサ50sは、図1に示すように、筒状に形成したハウジング52を備え、このハウジング52の前端部52fにダイヤフラムヘッド53を溶接により固着する。これにより、前端部52fがダイヤフラムヘッド53により閉塞される。ダイヤフラムヘッド53は、圧力が作用するダイヤフラム部53dと、ダイヤフラムヘッド53の周縁部を形成するフランジ部53fと、ダイヤフラム部53dの後面に一体形成した電極部53sを有し、この電極部53sは、ダイヤフラム部53dの受けた圧力を圧電素子51に伝達する圧力伝達部を兼用する。したがって、電極部53sの端面は圧電素子51の端面(電極膜)に面接触する。
他方、54は圧電素子51の他方の端面(電極膜)に面接触する電極部である。この電極部54にはリードピン55の先端を固定する。これにより、電極部54から電荷(電気信号Sd)を取り出すことができる。なお、56は絶縁部材としての絶縁リングであり、電極部54を電気的に絶縁する機能を有する。また、57は断面円筒形状の絶縁スリーブであり、絶縁リング56,電極部54及び圧電素子51の外周部分をガイドして支持する機能を有する。この場合、絶縁リング56及び絶縁スリーブ57はアルミナセラミックス等により形成する。
さらに、圧電素子51は、圧力の作用方向に一定の予圧を加えた状態で使用するため、電極部54には、圧電素子51を押圧し、電極部54との間で圧電素子51に対して一定の予圧を付与する機能を兼用させている。このため、絶縁リング56の後面には前インナブロック58を当接させるとともに、前インナブロック58の後面には後インナブロック59を当接させる。この場合、後インナブロック59はハウジング52に収容し、外周面に設けた雄ネジ部をハウジング52の内周面に設けた雌ネジ部に螺合する。これにより、後インナブロック59は、予圧ネジとして機能する。したがって、圧電素子51に作用させる予圧力は、後インナブロック59のねじ込み位置によって調整できる。後インナブロック59を所定のねじ込み位置(調整位置)にセットしたなら、ハウジング52の外側方から前インナブロック58をハウジング52にレーザ溶接部J等で溶接して固定する。また、前インナブロック58の後部は円錐状の凹面として形成するとともに、後インナブロック59の前部は球面状の凸面として形成する。これにより、アライメントの予圧時において、前インナブロック58に後インナブロック59が当接した際に自動的に軸心を一致させることができ、前インナブロック58への偏荷重を防止できる。なお、後インナブロック59は、この後、前インナブロック58と同様にレーザ溶接部等によってハウジング52に固定してもよいし、前インナブロック58をハウジング52に固定した後、ハウジング52から取り外してもよい。
一方、リードピン55は前インナブロック58及び後インナブロック59の中心空間を貫通させることによりハウジング52の他端側(後端側)へ導出し、レセプタクル部60に接続する。このレセプタクル部60には、本実施形態に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aのコネクタ部3を接続することができる。なお、61はリードピン55に装着した絶縁パイプである。絶縁パイプ61はリードピン55が振動等して前インナブロック58や後インナブロック59に接触することを防止するものであり、アルミナセラミックス等により形成する。
次に、本実施形態に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aの構成について、図1〜図5を参照して説明する。
伝送ケーブル1aは、図2に示すように、上述した燃焼圧センサ50sとこの燃焼圧センサ50s(圧電素子51)から出力する電気信号Sdを利用するコントローラ90間を接続する機能、より具体的には、燃焼圧センサ50sのレセプタクル部60とコントローラ90のコネクタ部(インレット部)91を接続し、燃焼圧センサ50s(圧電素子51)から出力する電気信号Sdをコントローラ90まで伝送する基本的な機能を備える。したがって、伝送ケーブル1aは、基本構成として、ケーブル部2と、このケーブル部2の一端2sに設けた一方側のコネクタ部3と、このケーブル部2の他端2tに設けた他方側のコネクタ部(アウトレット部)40を備える。
一方のコネクタ部3は、本実施形態に係る伝送ケーブル1aの要部を構成するものであり、コネクタ本体部21及びこのコネクタ本体部21に一体に設けた回路ユニット部22を備える。このコネクタ部3は、図1及び図3に示すように、導電性材料で一体形成し、コネクタ基部23sとケーシング部23cからなるコネクタベース部23を備える。そして、コネクタ基部23sを利用してコネクタ本体部21を構成する。このコネクタ本体部21は、図4に示すように、グランドラインを兼ねる筒形の接続部21nと、この接続部21nの内部に配するプラグピン部21pを有する公知の一般的なコネクタと同様に構成できる。
また、ケーシング部23cを利用して回路ユニット部22を構成する。回路ユニット部22は、ケーシング部23cに収容した回路基板部4を備える。回路基板部4は、プリント配線基板上に複数の電子部品25…を実装して構成し、燃焼圧センサ50sからの電気信号Sdを、少なくとも増幅処理してケーブル部2に出力する機能を備える。したがって、回路基板部4とプラグピン部21p間はリード26を介して接続する。他方、ケーブル部2は、図1に示すように、三本のライン27,28及びG、即ち、回路基板部4の出力を伝送する信号ライン27,回路基板部4に電源を供給する電源ライン28及びグランドライン(シールドライン)Gを有し、各ライン27,28及びGの前端を回路基板部4に接続する。
さらに、回路基板部4を収容したケーシング部23cの内部空間には、絶縁性を有する充填材11を充填する。充填材11を充填することにより、使用環境に対応した回路基板部4の保護強化を図ることができる。充填材11には、少なくとも、固形時に剛性を有する合成樹脂,固形時に弾性を有するゴム又は合成樹脂,固形時に絶縁性を有するセラミックス粉の一又は二以上を含ませることができる。固形時に剛性を有する合成樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂等を用いることができるとともに、固形時に弾性を有するゴム又は合成樹脂としては、例えば、ポリウレタン樹脂等を用いることができる。また、個々の充填材を二以上含ませる態様には、予め固形時に弾性を有するゴム又は合成樹脂を回路基板部4の全体に塗布して一定の厚さのコーティング層を設け、この後、固形時に剛性を有する合成樹脂を充填する態様或いは合成樹脂とセラミックス粉の合成材(プラセラ)を用いる態様などが含まれる。このような充填材11を適宜用いることにより、防振性(吸振性),耐熱性(放熱性),防水性(防湿性),絶縁性等を使用環境に応じて確保できるとともに、これらの相乗効果を得ることもできる。
他方、ケーブル部2の他端、即ち、三本のライン27,28及びGの後端は、他方側のコネクタ部40に接続する。他方側のコネクタ部(アウトレット部)40は、コントローラ90のコネクタ部(インレット部)91に対して着脱する公知の一般的なコネクタを用いることができる。そして、少なくとも、ケーブル部2及びケーシング部23c外表面には、合成樹脂等の絶縁材料を用いた被覆部31を設ける。
図5に、燃焼圧センサ50s及び伝送ケーブル1aにおける全体の電気系統を示す。同図中、90はコントローラを示し、このコントローラ90には、コントローラ本体部(車載コンピュータ)95と、このコントローラ本体部95及び回路基板部4に給電を行う電源部(直流電源部)96を含む。その他、同図において、図1,図2及び図6と同一部分には同一符号を付してその構成を明確にした。
次に、本実施形態に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブル1aの使用方法及び動作について、図1〜図6を参照して説明する。
燃焼圧センサ50sは、図6に示すように、自動車等のエンジン(内燃機関)Mに付設して燃焼室Mrの圧力(燃焼圧)を検出することができる。図6中、71はエンジンシリンダ、72はエンジンピストン、73は点火プラグを示しており、燃焼圧センサ50sは、エンジンシリンダ71のシリンダヘッド71hに取付けることができる。この場合、取付けに際しては、シリンダヘッド71hに貫通形成したネジ孔部に、燃焼圧センサ50s(圧力センサ50)の外周面に形成した取付ネジ部62を螺着し、工具係止部63に係合させた工具により締付固定する。これにより、ダイヤフラムヘッド53が燃焼室Mrの内部に臨み、ダイヤフラム部53dに圧力(燃焼圧)が付与される。
燃焼圧センサ50sをエンジンMに取付けたなら、伝送ケーブル1aにより燃焼圧センサ50sと車載コントローラ90を接続する。この場合、図2に示すように、伝送ケーブル1aの一方のコネクタ部3(コネクタ本体部21)を燃焼圧センサ50s(圧力センサ50)のレセプタクル部60に装着するとともに、他方のコネクタ部(アウトレット部)40を車載コントローラ90のコネクタ部(インレット部)91に装着する。伝送ケーブル1aにより燃焼圧センサ50sと車載コントローラ90を接続したシステムは、燃焼圧を検出するための燃焼圧検出システムXを構成する。
一方、エンジン71の作動時には、ダイヤフラム部53dに燃焼室Mrの燃焼圧(圧力)が作用するため、電極部53sと電極部54によって挟圧された圧電素子51に電荷(電気信号Sd)が生じ、この電気信号Sdはリードピン55を介してレセプタクル部60に出力する。また、レセプタクル部60に出力した電気信号Sdは、コネクタ本体部21及びリード26を介して回路基板部4に付与される。そして、回路基板部4により、微弱の電気信号Sdに対する増幅処理が行われる。増幅処理された信号はケーブル部2に出力し、ケーブル部2を介して車載コントローラ90に付与される。
よって、このような本実施形態に係る伝送ケーブル1aによれば、回路基板部4は、燃焼圧センサ50sの外部に配されるため、燃焼圧センサ50s自身は変更することなくそのまま使用することができる。したがって、燃焼圧センサ50sにおける追加のコストアップは一切生じないとともに、既に使用中の燃焼圧センサ50sに対してもケーブル交換により容易に適用できるなど、低コスト性及び汎用性に優れる。また、回路基板部4は、燃焼圧センサ50sの外部であって、かつケーブル部2の前端に配されるため、アンプ内蔵形圧力センサと同様の効果、即ち、伝送ケーブルが受ける外乱ノイズの影響を回避できるという基本的効果を享受できるとともに、これに加え、エンジン等の高熱源及び振動源からより離間させることができるため、回路基板部4に対する耐熱性部品及び耐振性部品、更には耐熱性構造及び耐振性構造に対する要求条件をより緩和させることができる。しかも、燃焼圧センサ50s自身で発生する熱伸縮の影響を回避できるため、燃焼圧センサ50sの内部に回路基板を内蔵させた場合に生じる不具合、即ち、リードの相対変位による接合部(接続部)の断線や接触不良等の発生を防止することができる。したがって、回路基板部4を組入れる際の構造単純化を図ることができ、更なるコストダウン及び信頼性向上に寄与できる。このような伝送ケーブル1aは、特に、内燃機関Mの燃焼室Mrの圧力を検出する燃焼圧センサ50sに接続して最適であり、伝送ケーブル1aを用いたことに伴う最良の燃焼圧検出システムXを構築することができる。
次に、本発明に係る伝送ケーブルの変更実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、伝送ケーブル1aに備える回路ユニット部22の変更実施形態を示す。図1〜図6に示した回路ユニット部22では、コネクタ本体部21とケーブル部2の方向(向き)を、直線上において反対方向(180〔゜〕方向)となるようにレイアウトしたが、図7に示す回路ユニット部22は、コネクタ本体部21とケーブル部2の方向(向き)を、直角方向(90〔゜〕方向)となるようにレイアウトしたものである。コネクタ部3は、回路ユニット部22を一体に備えるため、ケーブル部2の導出方向を180〔゜〕から90〔゜〕に変更する場合であっても、特に、コネクタ部3の大型化を伴うことなく、容易に設定(設計)することができる。
図8は、伝送ケーブル1aに備える回路ユニット部22の他の変更実施形態を示す。伝送ケーブル1aに示す回路ユニット部22、即ち、ケーシング部23cは断面を矩形に形成(選定)したが、図8に示すケーシング部23cは断面を円形に形成(選定)するとともに、回路基板部4を二段の回路基板部4aと4bにより構成したものである。このように、回路ユニット部22は、燃焼圧センサ50sの外部に配するため、燃焼圧センサ50s自身の形状や大きさ等に左右されることなく任意に設計することが可能であり、設計自由度を飛躍的に高めることができる。
なお、その他、図7及び図8において、図1〜図6と同一部分には、同一符号を付してその構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、回路基板部4は、電気信号Sdに対する増幅処理をはじめ、フィルタ処理等の他の処理機能を含ませることができる。また、ケーブル部2の他端は、コネクタ部40を介してコントローラ90のコネクタ部91に接続(装着)する場合を示したが、コネクタ部40及びコネクタ部91を介することなく、コントローラ90から直接導出させる場合を排除するものではない。
本発明の最良の実施形態に係る燃焼圧センサ用伝送ケーブルの要部における内部構造図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブルの全体外観図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおける回路ユニット部の断面図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおけるコネクタ部の外観斜視図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブル,燃焼圧センサ及びコントローラにおける全体の電気系統図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブルを接続した燃焼圧センサをエンジンに付設した状態を示す構成図、 図1に示す燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおける回路ユニット部の変更実施形態を示す外観図、 同燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおける回路ユニット部の他の変更実施形態を示す断面図、
1a:燃焼圧センサ用伝送ケーブル,2:ケーブル部,3:コネクタ部,4:回路基板部,11:充填材,21:コネクタ本体部,22:回路ユニット部,23:コネクタベース部,23s:コネクタ基部,23c:ケーシング部,50s:燃焼圧センサ,51:圧電素子,90:コントローラ,M:内燃機関,Mr:燃焼室,Sd:電気信号

Claims (1)

  1. 内燃機関の燃焼室の圧力を検出して電気信号に変換する圧電素子から得られる当該電気信号を出力する燃焼圧センサとこの燃焼圧センサから出力する電気信号を利用するコントローラとを接続する伝送ケーブルであって、ケーブル部の一端に前記燃焼圧センサから出力する電気信号が入力するコネクタ部を設けてなる燃焼圧センサ用伝送ケーブルにおいて、コネクタ基部とケーシング部からなるコネクタベース部を導電性材料で一体形成し、前記コネクタ基部を利用して前記燃焼圧センサに接続するコネクタ本体部を構成するとともに、前記ケーシング部の内部に、前記燃焼圧センサからの電気信号を少なくとも増幅処理して前記ケーブル部に出力する回路基板部を収容し、かつ当該回路基板部を覆う絶縁性を有する充填材を充填することにより回路ユニット部を構成してなるコネクタ部を備えることを特徴とする燃焼圧センサ用伝送ケーブル。
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