JP5006460B2 - コネクタ組立体 - Google Patents
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中でも、容易に着脱が行える方式としてラッチ固定式のコネクタがある。
ラッチ固定式のコネクタは、コネクタ部品同士の固定のために相互を相対的に螺合させたり、バネで挟み込んだりするものと異なり、一方のコネクタを他方のコネクタ、またはアダプタ等に押し込む操作を行うだけで、自動的にラッチがかかってコネクタが固定されるため、操作が簡単で扱いやすいというメリットがある。
一方、コネクタ相互の接続を解除するときには、ラッチによる固定を解除する必要があり、このためにコネクタまたはアダプタに設けられているラッチアームを押し開く、または押し縮めることによってラッチ爪部の掛かりを外す作業が必要である。
ラッチ固定機構を持つ光コネクタとして、例えば特許文献1や非特許文献1に示すものが実用化されている。
接続を解除するときには、プラグコネクタのハウジングの一部品であるスライダを作用させることによって、アダプタに設けられたラッチ爪を広げ、係合部から掛かりを外したのちに引き抜くことによって行うことができる。
接続を解除するときは、プラグに設けられたラッチアームの後方の操作部を押し下げることで、ラッチアーム前方のラッチ爪とアダプタの係合部との引っ掛かりを解除して、そのまま引き抜くことができる。
プラグコネクタ10は、接続部11とその外側に配置されたハウジング16とで構成されている。接続部11はフェルール12及びその他の接続要素体14等で構成され、フェルール12の接続端面13からは光ファイバ心線19から延出された光ファイバの端面が露出している。またこの構成は次のようにして形成される場合であっても良い。即ち、フェルール12に内蔵光ファイバを埋設し、この内蔵光ファイバの一端がフェルール12の接続端面13に露出し、更に内蔵光ファイバの他端が光ファイバ心線19内の光ファイバと接続要素体14内で接続され、光ファイバ心線19内の光ファイバが、間接的にフェルール12の接続端面13に露出している場合であっても良い。ハウジング16はその外周の一部にフェルール12の軸心方向に沿ってラッチアーム17が形成され、その先端部にハウジング16の径拡大方向に突出する向きのラッチ爪18が形成されている。
そして、これらプラグコネクタ10とソケットコネクタ20とは、互いの接続端面を対向させた状態で図12に示すように互いに嵌合できるようになっており、この嵌合状態で、光ファイバ心線19の光ファイバと光ファイバ心線29の光ファイバとは光学的に接続され、また、ラッチ爪18が係合部27に嵌ってラッチされ、互いのコネクタ10・20は機械的にラッチされる。
また、ラッチ爪18の前部にはテーパが設けられ、接続時にはラッチアームを意図して押し縮めなくてもソケットにラッチ先端が導入されるようになっていることが望ましい。
本コネクタ組立体31は、上記コネクタ組立体30に比較して、ハウジング16のラッチアーム17の形状が大きく異なる。即ち、ラッチアーム17はハウジング16の接続端部側から折り返して形成され、ラッチ爪18がラッチアーム17の中間部に配置され、ラッチ解除操作部17aがラッチアーム17の先端部(手前側)に配置されている。
このように構成されたプラグコネクタ10とソケットコネクタ20とは、互いの接続端面を対向させた状態で図14に示すように互いに嵌合できるようになっており、この嵌合状態で、光ファイバ心線19の光ファイバと光ファイバ心線29の光ファイバとは光学的に接続され、また、ラッチ爪18が係合部27に嵌ってラッチされ、互いのコネクタ10・20は機械的にラッチされる。
また、前記ラッチを解除する場合は、ラッチアーム17に形成されたラッチ解除操作部17aをハウジング16の径を縮める方向に操作することにより、ラッチ爪18を係合部27から外して両コネクタ10・20を引き離すことにより分離させることができる。
しかしながら特定の条件下での接続においては、プラグコネクタ側での操作が困難な状況が生じ得る。
例えば、コネクタが高密度収納されていて指先をコネクタ脇に差し込んでラッチ操作を行うことが難しい場合や、プラグコネクタ側が接続端面部分のみを露出して後方が配線箱等に収納されており、箱の開閉や取り外し等の大掛かりな作業を行わなければプラグコネクタのラッチアームに触れることができない場合などである。
このような場合、従来のラッチ固定式コネクタで接続のやり直しや接続解除を行う場合には、一旦、コネクタ全体を収納状態から取り外したり、周囲の部品や配線を外したりして作業スペースを確保する、またはプラグコネクタの収納された配線箱を開ける等してから着脱を行う必要があり、作業効率が悪かった。
両コネクタの嵌合状態時に、プラグコネクタのハウジングに形成されたラッチアームの係合ラッチを外側から内側に押込み、嵌合状態を解除する解除アームが、ソケットコネクタのハウジングと一体に形成されていることを特徴とする。これにより、部品数が増えないのでコストが安く済むという効果がある。
以下本発明を図示して実施例に基づき説明する。図1〜図3は本発明の実施例であるコネクタ組立体35を示すものであり、それぞれは図11、図12に示すコネクタ組立体30の構成と殆ど同一構造に構成されているので、以下異なる点のみを説明し、同一物については同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例のコネクタ組立体35は、図1に示すように、ソケットコネクタ20のハウジング26の構造がコネクタ組立体30のものと異なっている。即ち、ハウジング26の外側に、その後端側から接続端側に折り返して嵌合解除のための操作部25がアーム状の操作片25aとして形成されている。操作片25aの先端は、係合部27の位置となるように形成され、両コネクタ10・20が互いに嵌合してラッチ爪と係合部とが互いにラッチされている状態で、図2に示すように、ラッチ爪18のテーパ面を外側から覆う構造に形成されている。そしてこの操作部25に対して、図3に示す矢印方向に押力を作用させることにより、操作片25aが変形して同図に示すようにラッチ爪18を係合部27から外し、その後、互いのコネクタ10・20を互いに離れる後方に作用させることにより、両
コネクタの嵌合を解除させることができる。
図4、図5は本発明の他の実施例を示すものである。この実施例に示された操作部25はハウジング26とは別体に形成され、操作部25の基体25bは円筒状に形成されてハウジング26の外周を図5に示すように所定幅Wでスライド可能に形成されている。そしてその外側にはアーム状の操作片25aが形成されている。更に操作片25aは図5に示す状態において、その先端が係合部27の位置となるように形成されている。これにより、操作片25aを前記図2及び図3と同様に作動させることができ、ソケットコネクタ20側で両コネクタの嵌合を解除させることができる。
図6〜図8は本発明の更に異なる実施例を示すものである。本実施例における操作部25は、図4、図5に示される基体25bと同様にハウジング26の外周にスライド可能に構成されている。しかしながら前記実施例2のように操作片25aが形成されていなく、その代わり、基体25bを接続端側にスライドさせたとき、基体25bの接続側端部が、図8に示すようにラッチ爪18を外側から内側に押し込み、係合部27に嵌合したラッチ爪18を係合部27から外すことができるようになっている。従って、図8に示すように、操作部25をスライドさせることにより、ソケットコネクタ側で両コネクタの嵌合を解除させることができる。
また、通常の接続中に操作部25が前方に移動してしまうことのないよう、操作部25の動きを抑制する機構を持たせることが望ましい。例えば、操作部25とハウジング26の摺動部分に小突起やわずかな段差を設けて、操作部25を前進させる場合には適度の摩擦抵抗を発生するようにしておく。
また逆に操作部25が後方から外れてしまわないように、スライド範囲制限機構を備えていることが望ましい。本実施例の場合は、一例として操作部25の移動範囲を制限するツメ26'がハウジング26の後方に設けられている。
図9、図10は本発明のさらに異なる実施例を示すものである。本実施例は、図13、図14に示すコネクタ組立体31の構造に係わるもので、本実施例のプラグコネクタ10の構成は、コネクタ組立体31のプラグコネクタ10のものと同一であり、ソケットコネクタ20の構造が異なっている。
本実施例のソケットコネクタ20は、ハウジング26の外側に、その後端側から接続端側に延びる操作部25がアーム状の操作片25aとして形成されている。操作片25aの先端は、図10に示すように、係合部27の位置となるように形成され、両コネクタ10・20が互いに嵌合してラッチ爪18と係合部27とが互いにラッチされている状態で、ラッチ爪18の傾斜部を外側から覆う構造に形成されている。そしてこの操作部25に対して、ハウジング26の中心に近づく方向に押力を作用させることにより、操作片25aがラッチ爪18を係合部27から外れ、その後、互いのコネクタ10・20を互いに離れる方向に作用させることにより、両コネクタの嵌合を解除させることができる。
また、上記実施例ではアーム状の操作片25aを一対配置させた場合を説明しているが、本発明は、片方のみに設けるようにしても、同様に適用可能である。
11 接続部
12 フェルール
13 接続端面
14 接続要素体
16 ハウジング
17 ラッチアーム
17a ラッチ解除操作部
18 ラッチ爪
19 光ファイバ心線
20 ソケットコネクタ
21 接続部
22 フェルール
23 接続端面
24 接続要素体
25 操作部
25a 操作片
25b 基体
26 ハウジング
26’ ツメ
27 係合部
29 光ファイバ心線
30 コネクタ組立体
31 コネクタ組立体
35 コネクタ組立体
W 所定幅
Claims (3)
- フェルールを有する接続部の外側にハウジングが形成されたプラグコネクタと、
フェルールを有する接続部の外側にハウジングが形成されたソケットコネクタとからなり、
前記プラグコネクタの前記ハウジングに、前記ハウジングの径拡大方向に突出する向きのラッチ爪を持つラッチアームを有し、前記ソケットコネクタの前記ハウジングに、前記ラッチ爪を係止させる係合部を有し、かかる両コネクタが互いに嵌合した状態で前記ラッチ爪が係合部で係止されて両コネクタが嵌合状態を維持し、また前記ラッチ爪と係合部との係止を解除する操作を行うことにより、両コネクタの嵌合を解除できるコネクタ組立体において、
嵌合状態におけるコネクタの嵌合を解除できる係止解除機構を前記両コネクタが備え、かつ軸心方向の係合部の両側に前記両コネクタの前記係止解除機構の操作部が位置し、
前記ソケットコネクタの前記ハウジングには、前記ラッチアームの前記ラッチ爪を外側から内側に押込み、係止状態を解除する操作片を一端に備える解除アームが形成され、両コネクタが互いに嵌合した状態で、前記解除アームを操作することで、前記操作片の先端が前記ラッチ爪先端を外側から覆うように配置され、
前記ラッチアームを軸心方向に押し込むことで前記ラッチ爪と係合部との係止を解除可能であることを特徴とするコネクタ組立体。 - 前記解除アームが、前記ソケットコネクタの前記ハウジングと一体に形成され、前記解除アームを軸心方向に押し込むことで、前記ラッチ爪のテーパ部を外側から押し込み、前記ラッチ爪と前記係合部との係止を解除可能であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ組立体。
- 前記解除アームは、前記ソケットコネクタの前記ハウジングと別体に形成され、前記解除アームを軸心方向に沿ってスライドすることにより、前記プラグコネクタの前記ハウジングに形成されたラッチアームの前記ラッチ爪を外側から内側に押込み、係止状態を解除する操作部が前記ソケットコネクタ側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ組立体。
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