JP5006219B2 - 防水キャップ及びワイパピボット並びに車両用ワイパ装置 - Google Patents

防水キャップ及びワイパピボット並びに車両用ワイパ装置 Download PDF

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本発明は、防水キャップ及びワイパピボット並びに車両用ワイパ装置に関する。
従来、車両用ワイパ装置としては、例えば、次のものがある(特許文献1参照)。特許文献1に記載の車両用ワイパ装置では、メインアーム及びサブアームを有するセミパンタグラフ式のワイパアームが備えられている。メインアーム及びサブアームには、ピボット軸(メイン軸)及びサブ軸が連結されており、このピボット軸及びサブ軸は、ピボットホルダ及びサブアームベースに保持されている。
また、従来、車両用ワイパ装置に用いられる防水キャップとしては、例えば、次のものがある(特許文献2参照)。特許文献2に記載の防水キャップは、ピボットホルダに装着され、フロントウインドウガラスの下端側に配置されたピボット孔から流れ落ちる雨水等を受け止めてワイパ支持ブラケットの側方に排水する構成とされている。
なお、上述の特許文献1に記載の車両用ワイパ装置におけるワイパピボットと類似する構成として、メイン軸(ピボット軸)及びサブ軸を保持するメイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダがアルミダイキャスト成形により一体に形成されたものがある。さらに、このメイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダと、上述の特許文献2に記載のような防水キャップとをアルミダイキャスト成形により一体に形成したものもある。
特開2002−308060号公報 特開2007−320465号公報
しかしながら、メイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダと防水キャップとがアルミダイキャスト成形により一体に形成された場合、これらを備えて構成されるワイパピボット、ひいては車両用ワイパ装置の重量が増加する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両用ワイパ装置の軽量化にある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の防水キャップは、ワイパアームを構成するメインアーム及びサブアームがそれぞれ固定されるメイン軸及びサブ軸と、前記メイン軸を回動可能に保持するメイン軸ホルダとを有するワイパピボットに備えられる防水キャップであって、前記メイン軸の軸方向一方側に向けて開口を有する凹状の水受け部と、前記水受け部の底部に形成され、前記メイン軸ホルダに装着される装着部と、前記水受け部の底部に形成され、前記サブ軸を保持するサブ軸ホルダと、を有し、全体が樹脂で形成されたことを特徴とする。
請求項1に記載の防水キャップは、メイン軸ホルダと別体で構成されており、サブ軸ホルダを含む全体が樹脂で形成されている。従って、この防水キャップによれば、サブ軸ホルダを含む防水キャップ全体が樹脂で形成された分、メイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダと防水キャップとがアルミダイキャスト成形により一体に形成されたワイパピボットに比して、ワイパピボット、ひいては、このワイパピボットを備えて構成される車両用ワイパ装置を軽量化することができる。
請求項2に記載の防水キャップは、請求項1に記載の防水キャップにおいて、前記サブ軸ホルダは、前記サブ軸が挿通されて前記サブ軸を回動可能に保持する筒状に形成されると共に、その内周部に潤滑剤を貯留しておくための貯留凹部を有する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の防水キャップによれば、サブ軸ホルダの内周部には、潤滑剤を貯留しておくための貯留凹部が形成されている。従って、この貯留凹部に潤滑剤を貯留しておくことにより、サブ軸ホルダに対するサブ軸の回動時の摺動抵抗を低く維持することができる。
請求項3に記載の防水キャップは、請求項1又は請求項2に記載の防水キャップにおいて、前記サブ軸ホルダは、前記水受け部の底部から突出されると共に前記サブ軸が挿通される筒状に形成され、且つ、その外周部に前記水受け部の底部と連結された補強リブを有する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の防水キャップによれば、サブ軸ホルダの外周部は、補強リブによって水受け部の底部と連結されている。これにより、水受け部の底部に対するサブ軸ホルダの倒れ込み変形を抑制することができる。
請求項4に記載の防水キャップは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防水キャップにおいて、前記装着部及び前記サブ軸ホルダは、前記水受け部の底部から突出する筒状に形成され、前記装着部の外周部、前記サブ軸ホルダの外周部、及び、前記水受け部の底部を連結する連結リブを有する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の防水キャップによれば、装着部の外周部、サブ軸ホルダの外周部、及び、水受け部の底部が連結リブによって連結されている。これにより、装着部、サブ軸ホルダ、水受け部の相対変位を抑制することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項5に記載のワイパピボットは、ワイパアームを構成するメインアーム及びサブアームがそれぞれ固定されるメイン軸及びサブ軸と、前記メイン軸を回動可能に保持するメイン軸ホルダと、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防水キャップと、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載のワイパピボットによれば、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防水キャップが備えられているので、メイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダと防水キャップとがアルミダイキャスト成形により一体に形成されたワイパピボットに比して軽量化することができる。これにより、このワイパピボットを備えて構成される車両用ワイパ装置を軽量化することができる。
請求項6に記載のワイパピボットは、請求項5に記載のワイパピボットにおいて、前記メイン軸ホルダには、係止部が形成され、前記防水キャップには、前記係止部と前記メイン軸の軸方向及び周方向の少なくとも一方に係止された被係止部が形成されている、ことを特徴とする。
請求項6に記載のワイパピボットによれば、メイン軸ホルダに形成された係止部と防水キャップに形成された被係止部とがメイン軸の軸方向及び周方向の少なくとも一方に係止されている。従って、防水キャップがメイン軸ホルダに対してメイン軸の軸方向及び周方向の少なくとも一方へ変位されることを抑制することができる。
請求項7に記載のワイパピボットは、請求項5又は請求項6に記載のワイパピボットにおいて、前記メイン軸ホルダには、前記水受け部の底部における前記サブ軸ホルダが形成された部分を前記メイン軸の軸方向他方側から支持する支持部が形成されている、ことを特徴とする。
請求項7に記載のワイパピボットによれば、水受け部の底部におけるサブ軸ホルダが形成された部分が支持部によってメイン軸の軸方向他方側から支持される。従って、サブ軸を介してサブ軸ホルダに対してメイン軸の軸方向他方側へ荷重が作用した場合でも、底部におけるサブ軸ホルダが形成された部分が底部における装着部が形成された部分に対してメイン軸の軸方向他方側へ変位されることを抑制することができる。
請求項8に記載のワイパピボットは、請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載のワイパピボットにおいて、前記メイン軸ホルダにおける前記メイン軸の軸方向一方側は、前記メインアームの基端側に前記メイン軸の軸方向他方側へ向けて形成された垂れ壁と前記メイン軸の軸方向にオーバーラップする、ことを特徴とする。
請求項8に記載のワイパピボットによれば、メイン軸ホルダにおけるメイン軸の軸方向一方側は、メインアームの基端側に形成された垂れ壁とメイン軸の軸方向にオーバーラップする。従って、例えばメインアームの基端側に対するメイン軸の軸方向一方側から雨水等が落下してきても、メイン軸ホルダにおけるメイン軸の軸方向一方側の開口部からメイン軸ホルダとメイン軸との間に雨水等が浸入することを防止することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項9に記載の車両用ワイパ装置は、ワイパモータと、請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載のワイパピボットと、前記ワイパモータの回転駆動力を前記メイン軸に伝達するためのリンク機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の車両用ワイパ装置によれば、請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載のワイパピボットが備えられているので、メイン軸ホルダ及びサブ軸ホルダと防水キャップとがアルミダイキャスト成形により一体に形成されたワイパピボットを備える車両用ワイパ装置に比して軽量化することができる。
以下、図面に基づき、本発明の一実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10が示されている。この図に示される車両用ワイパ装置10は、セミパンタグラフ式のワイパアーム100を往復回動させるためのものであり、パイプフレーム12と、ワイパモータ14と、ワイパピボット16と、リンク機構18と、を一体に備えたモジュール構成とされている。
すなわち、ワイパモータ14は、図示しないブラケット等を介してパイプフレーム12の長手方向中間部に固定されている。また、パイプフレーム12の長手方向一方側には、フレーム連結部20を介してステー22が設けられており、パイプフレーム12の長手方向他方側には、後述するフレーム連結部52を介してワイパピボット16が固定されている。
リンク機構18は、クランクアーム24と、連結ロッド26と、ピボットレバー28とを備えて構成されている。クランクアーム24の長手方向一端側は、ワイパモータ14の出力軸30に一体回動可能に固定されており、クランクアーム24の長手方向他端側は、連結ロッド26の長手方向一端側に相対回動可能に連結されている。また、連結ロッド26の長手方向他端側は、ピボットレバー28の先端側に相対回動可能に連結されており、ピボットレバー28の基端側は、後述するワイパピボット16に備えられたメイン軸32(ピボット軸)の基端側に一体回動可能に固定されている。
そして、このモジュール構成とされた車両用ワイパ装置10は、上述のステー22及び後述するワイパピボット16に備えられたステー54によって図示しない車両の車体に固定される。また、この車両用ワイパ装置10では、ワイパモータ14が作動すると、ワイパモータ14の回転駆動力がリンク機構18を介してメイン軸32に伝達され、このメイン軸32が往復回動される構成とされている。
なお、この車両用ワイパ装置10によって往復回動させられるワイパアーム100は、メインアーム102及びサブアーム104を備えて構成されている。メインアーム102及びサブアーム104の先端側には、アームピース106が相対回動可能に連結されており、このアームピース106の先端側に形成されたフック108には、図示しないワイパブレードが連結される。
そして、このワイパアーム100は、後述する如くメインアーム102及びサブアーム104の基端側がメイン軸32及びサブ軸34にそれぞれ固定され、このメインアーム102がメイン軸32と一体に往復回動されると共にこれに従動してサブアーム104がサブ軸34と一体に往復回動されることで、図示しないワイパブレードの姿勢をワイパアーム100の回動位置に応じて変化させる構成、所謂セミパンタグラフ式ワイパアームとされている。
ここで、図2乃至図7には、このセミパンタグラフ式のワイパアーム100が固定されるワイパピボット16が詳細に示されている。これらの図に示されるように、ワイパピボット16は、メイン軸32(ピボット軸)と、サブ軸34と、メイン軸ホルダ36と、防水キャップ38とを備えて構成されている。
メイン軸32には、図6に示されるように、先端側にネジ部40が形成されると共に、ネジ部40に対する基端側にスプライン軸部42が形成されている。スプライン軸部42には、メインアーム102の基端側に形成された嵌合孔110が嵌合され、この嵌合孔110を貫通されたネジ部40には、ナット112が螺合される。そして、これにより、メイン軸32に上述のメインアーム102が一体回動可能に固定される。
サブ軸34は、メイン軸32と同様に、先端側にネジ部44が形成されると共に、ネジ部44に対する基端側にスプライン軸部46が形成されている。スプライン軸部46には、サブアーム104の基端側に形成された嵌合孔114が嵌合され、この嵌合孔114を貫通されたネジ部44には、ナット116が螺合される。そして、これにより、サブ軸34に上述のサブアーム104が一体回動可能に固定される。
メイン軸ホルダ36は、メイン軸32が挿通された孔部48を有する筒状に形成されており、一対の軸受50を介して上述のメイン軸32を回動可能に保持している。このメイン軸ホルダ36は、そのメイン軸32の軸方向一方側(矢印Z1側)がメインアーム102の基端側にメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)へ向けて形成された垂れ壁118とメイン軸32の軸方向にメインアーム102の取付状態でオーバーラップする構成とされている(つまり、オーバーラップ長はLとなっている)。
また、メイン軸ホルダ36には、図5に示されるように、メイン軸32の径方向外側に向けて延びるフレーム連結部52及びステー54が設けられている。ステー54は、図5,図6に示されるように、段差部56を有して構成されており、このステー54におけるメイン軸ホルダ36側の部分は、支持部58として構成されている。支持部58は、後述する防水キャップ38をメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)から支持している。
防水キャップ38は、図2乃至図6に示されるように、水受け部60と、装着部62と、サブ軸ホルダ64とを一体に備え、その全体が樹脂で形成されている。水受け部60は、メイン軸32の軸方向一方側(矢印Z1側)に向けて開口を有する凹状に形成されており、周壁部66と底部68とを有して構成されている。周壁部66の一部は、排水部70として切り欠かれている。
装着部62及びサブ軸ホルダ64は、この水受け部60の底部68からメイン軸32の軸方向一方側(矢印Z1側)へ突出する筒状に形成されている。そして、この防水キャップ38は、図6に示されるように、装着部62の孔部72にメイン軸ホルダ36が嵌入されて装着部62がメイン軸ホルダ36の外周面に装着されることで、このメイン軸ホルダ36に取り付けられている。
また、サブ軸ホルダ64は、サブ軸34が挿通された孔部74を有しており、このサブ軸34を回動可能に保持している。なお、上述のサブ軸34における長手方向中間部には、周方向に沿って溝部76が形成されており、このサブ軸34の基端部には、拡径部78が形成されている。そして、このサブ軸34は、溝部76に係合されたEリング80と拡径部78によってサブ軸ホルダ64に対する軸方向への移動が規制されている。
また、サブ軸ホルダ64の内周部には、周方向に沿って溝部82が形成されており、この溝部82には、サブ軸34とのシール性を確保するためのOリング84が収容されている。また、このサブ軸ホルダ64の内周部には、図7に示されるように、潤滑剤を貯留しておくための軸線方向に沿った貯留凹部86が周方向に複数形成されている。さらに、上述の装着部62の外周部及びサブ軸ホルダ64の外周部には、図3,図4に示されるように、水受け部60の底部68と連結された補強リブ88,90がそれぞれ形成されている。
そして、上記構成からなる車両用ワイパ装置10によれば、以下の特有な効果を奏する。
すなわち、本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置10によれば、図2乃至図6に示されるように、防水キャップ38がメイン軸ホルダ36に取り付けられた状態では、凹状の水受け部60がメイン軸32の軸方向一方側(矢印Z1側)に向けて開口すると共に、この水受け部60がメイン軸32及びサブ軸34の周囲に配置される。従って、例えばメイン軸32及びサブ軸34を貫通させるために車両に形成された図示しない貫通孔を介して車両内部に雨水等が浸入してきても、この雨水等を水受け部60で受け止めることができる。これにより、例えば、図1に示されるワイパモータ14やリンク機構18の各連結部等が被水することを防止することができる。
また、図6に示されるように、メイン軸ホルダ36におけるメイン軸32の軸方向一方側(矢印Z1側)は、メインアーム102の基端側に形成された垂れ壁118とメイン軸32の軸方向にオーバーラップしている。従って、例えば、矢印Wで示される如く、メインアーム102の基端側に対するメイン軸32の軸方向一方側から雨水等が落下してきても、この雨水等を垂れ壁118により阻止することができる。これにより、メイン軸ホルダ36におけるメイン軸32の軸方向一方側の開口部48Aからメイン軸ホルダ36とメイン軸32との間に雨水等が浸入することを防止することができる。
さらに、防水キャップ38は、メイン軸ホルダ36に形成された支持部58によってメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)から支持されている。従って、防水キャップ38の水受け部60に対して外力等の荷重が作用した場合でも、防水キャップ38がメイン軸ホルダ36に対してメイン軸32の軸方向他方側へ変位されることを抑制することができる。
また、防水キャップ38は、メイン軸ホルダ36と別体で構成されており、サブ軸ホルダ64を含む全体が樹脂で形成されている。従って、サブ軸ホルダ64を含む防水キャップ38全体が樹脂で形成された分、メイン軸ホルダ36及びサブ軸ホルダ64と防水キャップ38とがアルミダイキャスト成形により一体に形成されたワイパピボットに比して、ワイパピボット16、ひいては、このワイパピボット16を備えて構成された車両用ワイパ装置10を軽量化することができる。
また、一般に、サブ軸ホルダ64がアルミダイキャスト成形により形成された場合には、サブ軸34を回動可能に保持するために軸受が必要になる。ところが、本実施形態では、サブ軸ホルダ64が樹脂で形成されており、サブ軸ホルダ64とサブ軸34との摺動性を確保できるので、サブ軸34を回動可能に保持するための軸受を不要にできる。これにより、部品点数を削減し、コストを低減することができる。
また、防水キャップ38の代わりにサブ軸ホルダ64及びサブ軸34の無い公知の防水キャップを適用することで、メイン軸ホルダ36はセミパンタグラフ式でない通常のワイパアーム用のワイパピボットを構成するピボットホルダとして適用することができる。
また、サブ軸ホルダ64の内周部には、潤滑剤を貯留しておくための貯留凹部86が形成されている。従って、この貯留凹部86に潤滑剤を貯留しておくことにより、サブ軸ホルダ64に対するサブ軸34の回動時の摺動抵抗を低く維持することができる。
また、サブ軸ホルダ64の外周部は、補強リブ90によって水受け部60の底部68と連結されている。これにより、水受け部60の底部68に対するサブ軸ホルダ64の倒れ込み変形を抑制することができる。
また、装着部62の外周部と水受け部60の底部68とは補強リブ88によって連結されている。これにより、装着部62に対する水受け部60の変形を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態において、サブ軸34は、サブ軸ホルダ64に回動可能に保持されると共に、サブアーム104が一体回動可能に固定される構成とされていたが、次のように構成されていても良い。すなわち、サブ軸34は、図8A,図8Bに示されるように、サブ軸ホルダ64に回動不能に保持されると共に、先端側に形成されたボールジョイント92によってサブアーム104が相対回動可能に固定される構成とされていても良い。なお、図8Bでは、サブ軸34が圧入又はインサート成形によりサブ軸ホルダ64に回動不能に保持されている。
また、上記実施形態において、支持部58は、図9,図10に示されるように、水受け部60の底部68におけるサブ軸ホルダ64が形成された部分68Aに向けて延長され、この部分68Aを含む防水キャップ38と共にサブ軸34をメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)から支持する構成とされていても良い。
このように構成されていると、サブ軸34及びサブ軸ホルダ64にメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)へ荷重が作用した場合でも、底部68におけるサブ軸ホルダ64が形成された部分68Aが底部68における装着部62が形成された部分68Bに対してメイン軸32の軸方向他方側へ変位されることを抑制することができる。
また、上記実施形態において、支持部58は、防水キャップ38をメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)から支持している構成(つまり、常時支持)とされていたが、次のように構成されていても良い。すなわち、支持部58は、防水キャップ38に所定以上の荷重が作用し、防水キャップ38がメイン軸32の軸方向他方側へ所定量移動又は部分的に変形された場合に、防水キャップ38をメイン軸32の軸方向他方側から支持する構成とされていても良い。
同様に、上述の図9,図10に示される変形例において、支持部58は、水受け部60の底部68におけるサブ軸ホルダ64が形成された部分68Aをメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)から支持している構成(つまり、常時支持)とされていたが、次のように構成されていても良い。すなわち、支持部58は、底部68におけるサブ軸ホルダ64が形成された部分68Aに所定以上の荷重が作用し、この部分がメイン軸32の軸方向他方側へ所定量変位された場合に、この部分をメイン軸32の軸方向他方側から支持する構成とされていても良い。
また、上記実施形態において、防水キャップ38は、図11に示されるように、装着部62の外周部、サブ軸ホルダ64の外周部、及び、水受け部60の底部68を連結する連結リブ94を有する構成とされていても良い。このように構成されていると、装着部62、サブ軸ホルダ64、水受け部60の相対変位、特に、サブ軸ホルダ64の装着部62、つまりメイン軸ホルダ36に対する変位を抑制して、メイン軸32に対するサブ軸34の倒れを防止することができる。
また、上記実施形態において、ワイパピボット16は、図12に示されるように、メイン軸ホルダ36におけるメイン軸32の軸方向他方側(矢印Z2側)に突起状の係止部96が周方向に複数形成され、防水キャップ38の装着部62におけるメイン軸32の軸方向他方側に係止部96と係止された溝状の被係止部98が周方向に複数形成された構成とされていても良い。
このように構成されていると、係止部96と被係止部98とがメイン軸32の軸方向及び周方向に係止されることで、防水キャップ38がメイン軸ホルダ36に対してメイン軸32の軸方向及び周方向へ変位されることを抑制することができる。
なお、この変形例において、係止部96と被係止部98とは、メイン軸32の軸方向及び周方向の一方に係止される構成とされていても良い。
また、上記各変形例は、組み合わせ可能な範囲で複数組み合わされて実施可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る車両用ワイパ装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の車両用ワイパ装置に備えられたワイパピボットの構成を示す斜視図である。 図2のワイパピボットの分解斜視図である。 図2のワイパピボットの平面図である。 図2のワイパピボットの正面図である。 図4の6−6線断面図である。 図2のワイパピボットの防水キャップに形成されたサブ軸ホルダの構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイパピボットの変形例を示す図である。
符号の説明
10…車両用ワイパ装置、12…パイプフレーム、14…ワイパモータ、16…ワイパピボット、18…リンク機構、24…クランクアーム、26…連結ロッド、28…ピボットレバー、30…出力軸、32…メイン軸、34…サブ軸、36…メイン軸ホルダ、38…防水キャップ、58…支持部、60…水受け部、62…装着部、64…サブ軸ホルダ、66…周壁部、68…底部、70…排水部、86…貯留凹部、88,90…補強リブ、92…ボールジョイント、94…連結リブ、96…係止部、98…被係止部、100…ワイパアーム、102…メインアーム、104…サブアーム、106…アームピース、108…フック、118…垂れ壁

Claims (9)

  1. ワイパアームを構成するメインアーム及びサブアームがそれぞれ固定されるメイン軸及びサブ軸と、前記メイン軸を回動可能に保持するメイン軸ホルダとを有するワイパピボットに備えられる防水キャップであって、
    前記メイン軸の軸方向一方側に向けて開口を有する凹状の水受け部と、
    前記水受け部の底部に形成され、前記メイン軸ホルダに装着される装着部と、
    前記水受け部の底部に形成され、前記サブ軸を保持するサブ軸ホルダと、
    を有し、
    全体が樹脂で形成されたことを特徴とする防水キャップ。
  2. 前記サブ軸ホルダは、前記サブ軸が挿通されて前記サブ軸を回動可能に保持する筒状に形成されると共に、その内周部に潤滑剤を貯留しておくための貯留凹部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の防水キャップ。
  3. 前記サブ軸ホルダは、前記水受け部の底部から突出されると共に前記サブ軸が挿通される筒状に形成され、且つ、その外周部に前記水受け部の底部と連結された補強リブを有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の防水キャップ。
  4. 前記装着部及び前記サブ軸ホルダは、前記水受け部の底部から突出する筒状に形成され、
    前記装着部の外周部、前記サブ軸ホルダの外周部、及び、前記水受け部の底部を連結する連結リブを有する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の防水キャップ。
  5. ワイパアームを構成するメインアーム及びサブアームがそれぞれ固定されるメイン軸及びサブ軸と、
    前記メイン軸を回動可能に保持するメイン軸ホルダと、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の防水キャップと、
    を備えたことを特徴とするワイパピボット。
  6. 前記メイン軸ホルダには、係止部が形成され、
    前記防水キャップには、前記係止部と前記メイン軸の軸方向及び周方向の少なくとも一方に係止された被係止部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のワイパピボット。
  7. 前記メイン軸ホルダには、前記水受け部の底部における前記サブ軸ホルダが形成された部分を前記メイン軸の軸方向他方側から支持する支持部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のワイパピボット。
  8. 前記メイン軸ホルダにおける前記メイン軸の軸方向一方側は、前記メインアームの基端側に前記メイン軸の軸方向他方側へ向けて形成された垂れ壁と前記メイン軸の軸方向にオーバーラップする、
    ことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載のワイパピボット。
  9. ワイパモータと、
    請求項5〜請求項8のいずれか一項に記載のワイパピボットと、
    前記ワイパモータの回転駆動力を前記メイン軸に伝達するためのリンク機構と、
    を備えたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
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