JP5005733B2 - ケースとプリント基板の固定構造と固定方法 - Google Patents

ケースとプリント基板の固定構造と固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば高周波電子回路等のプリント基板をケース内に収納,固定するケースとプリント基板の固定構造及びケースとプリント基板の固定方法に関する。
特許文献1に開示されるように、従来、例えば高周波電子回路等のプリント基板を導体シャーシ等のケースに収納,固定する固定構造として、図16及び図17に示すものが知られている。
図示するようにこの従来例は、ケース1の対向する側面3に設けた複数の弾性舌片5とストッパ7とでプリント基板9を挟持して、プリント基板9をケース1内に収納,固定するもので、弾性舌片5はその左右に切欠き10が形成されて、ケース1の内方へ突出する断面く字状に形成されている。
一方、ストッパ7は、前記弾性舌片5の下方の側面3に切り込みを入れて、これをケース1の内方へ打ち起こした突片形状をなし、図17に示すようにプリント基板9をケース1の上方から挿入して、弾性舌片5を外方へ押し広げ乍らストッパ7の位置へプリント基板9を圧入すると、元の形状に復元した弾性舌片5とストッパ7とでプリント基板9がワンタッチで挟持,固定されるようになっている。
また、図18乃至図24はプリント基板をケース内に収納,固定する他の従来例を示し、図18及び図19に示すように金属製のケース11の対向する側面13,15の上下方向の略中央に、夫々、内方へ突出する2つの平面視略円弧状の支持部(受け部)17がプレス加工等によって同一平面上に形成されており、図20に示すプリント基板19を上方(図18中、矢印方向)からケース11内に収納したとき、図21の如くプリント基板19がケース11の内周に触れることなく各支持部17上に配置されるようになっている。
そして、図18に示すように各支持部17の上方の側面13,15に、夫々、プリント基板19の厚みと同一の間隔Lを開けて2つの短冊状のケース爪21,23が観音開き状に形成されている。
18に示すようにケース爪21,23は、夫々、ケース11の横方向に2本の同一長さのスリット25を平行に入れると共に、各スリット25の中央に互いに連通する1本のスリット27を上下方向に入れて形成されている。
而して、前記ケース11へプリント基板19を収納,固定するには、既述したように先ず、図21の如くプリント基板1を各支持部17上に配置させる。
次いで、図22及び図23に示すように前記ケース爪21,23に対応して2つの押圧突起29が形成された左右一対の治具31をケース11の側面13,15に押し当てて、前記押圧突起29によりケース爪21,23をケース11の内方に平面視ハ字状に折曲させることで、ケース11からのプリント基板19の脱落防止を図っている。
尚、前記各押圧突起29は断面矩形状をなし、先端側外周に4つの傾斜面32が形成されている。
そして、ケース爪21,23とプリント基板19とのギャップによるガタ付きをなくすため、図24に示すように半田付け33を行って、プリント基板19とケース11を固定している。
特開2002−208787号公報
しかし乍ら、図16に示す固定構造にあっては、図17の如くプリント基板9をケース1の上方から挿入して、弾性舌片5を外方へ押し広げ乍らストッパ7の位置へプリント基板9を圧入,係止する際に、プリント基板9に応力が掛かって撓むため、プリント基板9上に実装された例えばセラミックコンデンサ等の脆弱な部品にクラックが発生してしまう虞が指摘されていた。
また、弾性舌片5の弾性力を利用したプリント基板9の固定であるため、外力等がプリント基板9に掛かった場合に、プリント基板9が脱落してしまう虞もある。
一方、図18以下の固定構造にあっては、ケース11内にプリント基板19を挿入する際に、プリント基板19に応力が掛かる不具合はないものの、寸法精度がでないためにケース爪21,23とプリント基板19との間にギャップが生じ、プリント基板19のガタ付きが発生する不具合がある。
このため、既述したように半田付け33を行ってプリント基板19とケース11を固定していたが、半田付け工程が追加になることに加え、半田付けをするためにケース11のメッキ処理やプリント基板19のメッキ処理が必要となって、作業性が悪い欠点があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、上述の如き従来構造の不具合を解消し、半田付けが不要で作業性に優れ、ケースとプリント基板を簡単且つ確実に固定できるケースとプリント基板の固定構造と固定方法を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るケースとプリント基板の固定構造は、ケースの側面に、上方からケース内に挿入したプリント基板を支持する支持部を同一平面上に設けると共に、ケースの側面に、上下の切りかけ長さを変えて上側に比し下側が短い2本の平行なスリットをケースの周方向に設け、これらに連通する1本のスリットを上下方向に設けて、前記支持部上に配置したプリント基板の方向へ斜め下方に折曲可能なケース爪を複数形成し、各ケース爪をプリント基板方向へ斜め下方に折曲させて、各ケース爪と前記支持部とでプリント基板をケースに挟持,固定してなることを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のケースとプリント基板の固定構造に於て、2本の平行な前記スリットの切りかけ長さの調整で、プリント基板方向へのケース爪の折曲角度が変わり、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のケースとプリント基板の固定構造に於て、2本の平行な前記スリットの切りかけ長さの調整で、プリント基板に対するケース爪の固定範囲が変わり、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とし、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定構造に於て、前記プリント基板を押圧するケース爪の形状変更で、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定構造に於て、2本の平行な前記スリット間に、ケース爪をプリント基板方向へ折曲させる折曲溝が設けられていることを特徴とする。
一方、請求項6に係るケースとプリント基板の固定方法は、ケースの側面に、上方からケース内に挿入したプリント基板を支持する支持部を同一平面上に形成すると共に、ケースの側面に、上下の切りかけ長さを変えて上側に比し下側が短い2本の平行なスリットをケースの周方向に設け、これらに連通する1本のスリットを上下方向に設けて、前記支持部上に配置したプリント基板の方向へ斜め下方に折曲可能なケース爪を複数形成し、ケースの上方からプリント基板をケース内に挿入して該プリント基板を前記支持部上に配置した後、治具を用いて前記各ケース爪をプリント基板方向へ斜め下方に折曲させることで、各ケース爪と前記支持部とでプリント基板を挟持してプリント基板をケースに固定することを特徴とする。
そして、請求項7に係る発明は、請求項6に記載のケースとプリント基板の固定方法に於て、ケースの側面に設ける2本の平行な前記スリットの切りかけ長さを変えて、プリント基板方向へのケース爪の折曲角度を変更することで、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項6または請求項7に記載のケースとプリント基板の固定方法に於て、ケースの側面に設ける2本の平行な前記スリットの切りかけ長さを変えて、プリント基板に対するケース爪の固定範囲を変更することで、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする。
そして、請求項9に係る発明は、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定方法に於て、前記プリント基板を押圧するケース爪の形状を変えて、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする
請求項1及び請求項6に係る発明によれば、ケースとプリント基板の固定に当たり、プリント基板に応力が掛かって撓むことがなく、プリント基板に実装されたセラミックコンデンサ等の脆弱な部品にクラックが発生してしまう虞がない。
そして、ケース爪をケースの内方へ折曲させるだけでプリント基板をケースに固定することができるため、従来の如き半田付けが不要となって作業性が著しく向上する利点を有する。
また、請求項乃至請求項及び請求項乃至請求項に係る発明によれば、ケース爪の折曲角度,固定範囲,形状等を変更することで、プリント基板の仕様に応じてあらゆる部分がケース爪で固定できると共に、プリント基板に対するケース爪の固定強度の調整が可能で、プリント基板の仕様に応じて容易且つ確実にケースに固定することができる。
更に、請求項に係る発明によれば、ケース爪をプリント基板方向へ折曲させる折曲溝を設けることで、ケース爪を容易且つ正確に斜め下方へ逆ハ字状に折曲させることができる
請求項1の第一実施形態に係るプリント基板の固定構造に用いるケースの側面図である。 ケースの平面図である。 プリント基板を収納したケースの平面図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 請求項の一実施形態に係るプリント基板の固定方法の説明図である。 プリント基板の固定方法の説明図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 請求項の一実施形態に於けるケース内部の詳細図である。 図8のIX−IX断面図である。 請求項1及び請求項2の一実施形態に於けるケース爪の折曲角度の調整を説明する説明図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 ケース爪の折曲状態を説明するケース内部の詳細図である。 従来のケースとプリント基板の固定構造の要部斜視図である。 従来のプリント基板の断面図である。 従来のケースの側面図である。 ケースの平面図である。 プリント基板の平面図である。 プリント基板を収納したケースの平面図である。 従来のプリント基板の固定方法の説明図である。 従来のプリント基板の固定方法の説明図である。 従来のプリント基板の固定方法の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図4及び図7は請求項1に係るプリント基板の固定構造の第一実施形態を示し、図1及び図2に於て、41は図18のケース11と同一の外形形状を以って形成された金属製のケース41で、その対向する側面43,45の上下方向の略中央に、夫々、内方へ突出する2つの平面視略円弧状の支持部(受け部)47がプレス加工等によって同一平面上に形成されている。そして、図20のプリント基板19を上方(図1中、矢印方向)からケース41内に収納したとき、図3に示すようにプリント基板19がケース41の内周に触れることなく支持部47上に配置されるようになっている。
また、図1に示すように本実施形態も、各支持部47の上方の側面43,45に、夫々、プリント基板19の厚みと同一の間隔を開けて、ケース41の内方へ観音開き状に折曲する2つの短冊状のケース爪49,51が形成されているが、図1及び図4に示すように本実施形態は、同一長さに形成した図18の2本のスリット25に代え、上下の切りかけ長さを変えて、上側に比し下側が短い2本の平行なスリット53,55をケース41の周方向に設けると共に、これらの中央に連通する1本のスリット57を上下方向に設けて、該スリット57を中心とする左右対称な台形形状のケース爪49,51を形成している。
そして、図5に示すように図22の左右一対の治具31をケース41の側面43,45に押し当てて、治具31の押圧突起29で各ケース爪49,51をケース41の内方に押圧すると、図4の二点鎖線で示すように一方のケース爪49は、スリット53,55の左側端部53a,55aを結ぶ線59を折り目として斜め下方に折曲し、他方のケース爪51は、スリット53,55の右側端部53b,55bを結ぶ線61を折り目として斜め下方に折曲するようになっている。
従って、図3の如く支持部47上にプリント基板19を配置した後、斯様にケース爪49,51を治具31の押圧突起29でケース41の内方に押圧すると、図6及び図7に示すように、ケース爪49,51はケース41の内方へ斜め下方に逆ハ字状に折曲してプリント基板19の上面を上方から押圧し、前記支持部47とでプリント基板19をケース41に挟持,固定するようになっている。
このように本実施形態は、ケース41の側面43,45に設けたケース爪49,51をケース41の内方へ斜め下方に逆ハ字状に折曲させて、プリント基板19を支持部47とで挟持,固定してなることを特徴とする。
本実施形態に係るプリント基板の固定構造はこのように構成されており、ケース41へのプリント基板19の固定は、請求項の一実施形態によって以下の如く実施される。
先ず、図1及び図3に示すようにケース41の上方からプリント基板19をケース41内に収納して、プリント基板19を支持部47上に配置する。このとき、プリント基板19はケース41の内周に触れることなく支持部47上に挿入できる。
次いで、図5に示すようにケース爪49,51に対応して押圧突起29が形成された左右一対の治具31をケース41の側面43,45に押し当てて、押圧突起29でケース爪49,51をケース41の内方に押圧すると、図6及び図7に示すようにケース爪49,51が斜め下方に逆ハ字状に折曲してプリント基板19に近づき、遂にはプリント基板19の上面に当接してこれを下方に押圧することで、前記支持部47とでプリント基板19をケース41に挟持,固定することとなる。
このように、本実施形態に係るプリント基板19の固定構造によれば、ケース41へのプリント基板19の固定に当たり、プリント基板19に応力が掛かって撓むことがないため、プリント基板19に実装されたセラミックコンデンサ等の脆弱な部品にクラックが発生してしまう虞がない。
また、既述したように図18以下の従来構造にあっては、ケース爪21,23でプリント基板19の脱落防止を図り、更に、プリント基板19のガタ付きを防止するために半田付け33を行ってプリント基板19をケース11を固定していたが、本実施形態は、ケース爪49,51をケース41の内方へ折曲させるだけで、プリント基板19をケース41に固定することが可能となる。
従って、本実施形態によれば、従来の如き半田付けが不要となるため、ケース41やプリント基板19のメッキ処理が不要となって、作業性が著しく向上する利点を有する。
そして、本実施形態に係るプリント基板の固定方法によれば、治具31を用いてケース爪49,51をケース41の内方へ斜め下方に逆ハ字状に折曲させるだけで、プリント基板19をケース41に簡単に固定することができると共に、押圧突起29によってケース爪49,51を押圧する際に、押圧量や押圧力等を調整することで、ケース爪49,51を斜め下方にフラットに折曲させたり、斜め下方に湾曲して折曲させたり、更には内方への突出量を変えることが可能で、プリント基板19に対する固定強度や固定範囲を調整することが可能となる。
尚、図示しないが、斯様にケース爪49,51がプリント基板19の上面を押圧するため、ケース爪49,51の押圧部位にアースパターンを設けておけば、ケース41がFGとなって静電気をアースパターンを介して流すことができる。
また、図8及び図9は請求項の一実施形態に係り、本実施形態は、図1の実施形態の構成に加え、図4で説明したケース爪49,51の折り目たる前記線59,61上に、プレス加工によって断面円弧状の折曲溝63,65を側面43,45の内周と外周とに設けたものである。
而して、本実施形態によれば、ケース爪49,51をケース41の内方へ折曲させる際に、ケース爪49,51を容易且つ正確に斜め下方へ逆ハ字状に折曲させることができる利点を有する。
図10は請求項1及び請求項2に係るプリント基板の固定構造の一実施形態と、請求項及び請求項の一実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、図中、実線Aは図4で示したケース爪49の折り目たる線59上を通る斜線を示しているが、破線B,Cの斜線は、2本の平行な前記スリット53,55の切りかけ長さを調整することで、ケース爪49,51の折曲角度が変更可能であることを示している。
即ち、例えば図10に示すように、上方のスリット53の切りかけ長さを図4の実施形態に比し長くして、その左側端部とスリット55の左側端部55aを結ぶ線が破線Bと重なるように調整すると、ケース41の内方へ斜め下方に折曲するケース爪49の折曲角度が大きくなる。
このため、ケース爪51の折曲角度も同様に調整することで、治具31の同一量の押し込みによって、図4の実施形態に比しケース爪49,51によるプリント基板19の固定強度が増加することとなる。
一方、上方のスリット53の切りかけ長さを図4の実施形態に比し短くして、その左側端部とスリット55の左側端部55aを結ぶ線が破線Cと重なるように調整すると、ケース41の内方へ斜め下方に折曲するケース爪49の折曲角度が小さくなる。
このため、ケース爪51の折曲角度も同様に調整することで、治具31の同一量の押し込みによって、図4の実施形態に比しケース爪49,51によるプリント基板19の固定強度が低下する。
尚、その他の構成及び固定方法は図4の実施形態と同様であるため、それらの説明は省略する。
このように本実施形態に係るプリント基板の固定構造によれば、2本の平行なスリット53,55の切りかけ長さを調整することでケース爪49,51の折曲角度を変えることができ、この結果、プリント基板19の固定に当たり、プリント基板19の仕様に応じた固定強度でプリント基板19をケース41に固定することができる。
そして、本実施形態の固定方法によれば、既述したように2本の平行な前記スリット53,55の切りかけ長さを変えることで、プリント基板19に対するケース爪49,51の固定強度を調整することができる利点を有する。
図11は請求項1及び請求項に係るプリント基板の固定構造の一実施形態と、請求項及び請求項の一実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、本実施形態は、上下の切りかけ長さを変えて、上側に比し下側が短い2本の平行なスリットをケースの周方向に設けるという請求項及び請求項の構成を前提として、図4の実施形態のスリット53,55に比しこれらの切りかけ長さを長くすることで、ケース41の内方へ斜め下方に折曲するケース爪49-1,51-1のプリント基板19に対する固定範囲(押圧長さ)を長くして、プリント基板19に対するケース爪49-1,51-1の固定強度を増加させたものである。
従って、図示しないが図4のスリット53,55に比しこれらの切りかけ長さを短くすれば、ケースの内方へ斜め下方に折曲するケース爪のプリント基板に対する固定範囲(押圧長さ)が短くなるため、ケース爪の固定強度は低下することとなる。
尚、本実施形態は、図4のケース爪49,51と同一の折曲角度でケース爪49-1,51-1がケース41の内方へ折曲するように構成したが、既述した請求項の一実施形態の如くケース爪49-1,51-1の折曲角度も合わせて調整してもよい。
そして、その他の構成及び固定方法は図4の実施形態と同様であるため、それらの説明は省略する。
このように請求項1及び請求項の一実施形態に係るプリント基板の固定構造によれば、2本の平行なスリット53-1,55-1の切りかけ長さを調整することで、プリント基板19に対するケース爪49-1,51-1の固定範囲(押圧長さ)が変わり、この結果、プリント基板19の固定に当たり、プリント基板19の仕様に応じた固定強度でプリント基板19をケース41に固定することができる。
そして、請求項及び請求項の一実施形態に係る固定方法によれば、2本の平行な前記スリット53-1,55-1の切りかけ長さを変えることで、プリント基板19に対するケース爪49-1,51-1の固定強度を調整することが可能である。
図12は請求項1及び請求項に係るプリント基板の固定構造の第一実施形態と、請求項及び請求項の第一実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、本実施形態は、図4のスリット53,55間の間隙を短くして、これらの間に、前記スリット57に比し短寸なスリット57-1を入れることで、ケース爪49-2,51-2の形状を図4のケース爪49,51よりも小さく変更して、プリント基板19に対する押圧力を弱めて固定強度を低下させたものである。
尚、その他の構成及び固定方法は図4の実施形態と同様である。
このように請求項1及び請求項の一実施形態に係るプリント基板の固定構造によれば、ケース爪49-2,51-2の形状を図4のケース爪49,51よりも小さく変更することで、プリント基板19に対する押圧力が弱まり、この結果、プリント基板19の固定に当たり、プリント基板19の仕様に応じた固定強度でプリント基板19をケース41に固定することができる。
そして、請求項及び請求項の一実施形態に係る固定方法によっても、ケース爪49-2,51-2の形状を変えることで、プリント基板19に対するケース爪49-2,51-2の固定強度を調整することができることとなる。
図13は請求項1に係るプリント基板の固定構造の第二実施形態と、請求項及び請求項の第二実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、本実施形態は、図12のスリット53,55の半分の長さのスリット53-2,55-2を、夫々の右側端部53-2a,55-2bを揃えてケース41の周方向に設けると共に、該右側端部53-2a,55-2bにスリット57-1を上下方向に入れて、ケース41の内方へ斜め下方に折曲可能な1つのケース爪49-2を設けたものである。
また、図14は請求項1に係るプリント基板の固定構造の第三実施形態と、請求項及び請求項の第三実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、本実施形態は、図4の実施形態のケース爪49,51を、支持部47を挟んで左右に等間隔に離間させるようにスリット53-2,55-2,57を設けたものである。
そして、図15は請求項1及び請求項に係るプリント基板の固定構造の第二実施形態と、請求項及び請求項の第二実施形態に係る固定方法によってプリント基板をケースに固定したケース内部の詳細を示し、本実施形態は、図12のケース爪49-2,51-2の先端側下部にコ字状の切欠き67を設けて、プリント基板19に対するケース爪49-3,51-3の固定範囲(押圧位置)と固定強度を変えたものである。
而して、これらの各実施形態に係るプリント基板の固定構造と固定方法によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、ケース爪の形状,大きさや数を変更することで、プリント基板19の仕様に応じてあらゆる部分が固定できると共に、固定強度の調整が可能で、プリント基板19を容易且つ確実にケース41に固定することができる。
19 プリント基板
29 押圧突起
31 治具
41 ケース
43,45 側面
47 支持部
49,49-1,49-2,49-3,51,51-1,51-2,51-3 ケース爪
53,55,57 スリット
53a,55a スリットの左側端部
53b,55b スリットの右側端部
63,65 折曲溝
67 切欠き

Claims (9)

  1. ケースの側面に、上方からケース内に挿入したプリント基板を支持する支持部を同一平面上に設けると共に、ケースの側面に、上下の切りかけ長さを変えて上側に比し下側が短い2本の平行なスリットをケースの周方向に設け、これらに連通する1本のスリットを上下方向に設けて、前記支持部上に配置したプリント基板の方向へ斜め下方に折曲可能なケース爪を複数形成し、各ケース爪をプリント基板方向へ斜め下方に折曲させて、各ケース爪と前記支持部とでプリント基板をケースに挟持,固定してなることを特徴とするケースとプリント基板の固定構造。
  2. 2本の平行な前記スリットの切りかけ長さの調整で、プリント基板方向へのケース爪の折曲角度が変わり、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のケースとプリント基板の固定構造。
  3. 2本の平行な前記スリットの切りかけ長さの調整で、プリント基板に対するケース爪の固定範囲が変わり、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のケースとプリント基板の固定構造。
  4. 前記プリント基板を押圧するケース爪の形状変更で、プリント基板に対するケース爪の固定強度が調整可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定構造。
  5. 2本の平行な前記スリット間に、ケース爪をプリント基板方向へ折曲させる折曲溝が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定構造。
  6. ケースの側面に、上方からケース内に挿入したプリント基板を支持する支持部を同一平面上に形成すると共に、ケースの側面に、上下の切りかけ長さを変えて上側に比し下側が短い2本の平行なスリットをケースの周方向に設け、これらに連通する1本のスリットを上下方向に設けて、前記支持部上に配置したプリント基板の方向へ斜め下方に折曲可能なケース爪を複数形成し、ケースの上方からプリント基板をケース内に挿入して該プリント基板を前記支持部上に配置した後、治具を用いて前記各ケース爪をプリント基板方向へ斜め下方に折曲させることで、各ケース爪と前記支持部とでプリント基板を挟持してプリント基板をケースに固定することを特徴とするケースとプリント基板の固定方法。
  7. ケースの側面に設ける2本の平行な前記スリットの切りかけ長さを変えて、プリント基板方向へのケース爪の折曲角度を変更することで、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする請求項6に記載のケースとプリント基板の固定方法。
  8. ケースの側面に設ける2本の平行な前記スリットの切りかけ長さを変えて、プリント基板に対するケース爪の固定範囲を変更することで、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のケースとプリント基板の固定方法。
  9. 前記プリント基板を押圧するケース爪の形状を変えて、プリント基板に対するケース爪の固定強度を調整することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のケースとプリント基板の固定方法。
JP2009148429A 2009-06-23 2009-06-23 ケースとプリント基板の固定構造と固定方法 Expired - Fee Related JP5005733B2 (ja)

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