JP5003475B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技者から見て左右方向へ指向するタンクレールを備えたパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機にはタンクレール内の遊技球をタンクレールの底板の傾斜に沿って転動させることに基づいてタンクレール内からタンクレール外のスプロケットに供給する構成のものがある。このスプロケットは水平な軸を中心に回転可能にされたものであり、外周面が開口する球受け凹部を有している。このスプロケットには払出しモータの回転軸が連結されており、払出しモータの運転停止状態ではタンクレールから与えられた遊技球がスプロケットの球受け凹部内に落下不能に支持される。この払出しモータはスプロケットを軸を中心に回転操作するものであり、払出しモータの運転状態ではスプロケットが回転することに基づいてスプロケットの球受け凹部内から遊技球が放出され、遊技者に賞品球として払出される。これらスプロケットおよび払出しモータは共通のケース内に収納されたものであり、ケースは接続位置および接続解除位置相互間でスライド操作可能にタンクレールに装着されている。このケースは接続位置でタンクレールに接続されるものであり、遊技球の払出し処理はケースの接続位置で行われる。このケースは接続解除位置でタンクレールから離間するものである。このケースの接続解除位置ではタンクレールおよびケース相互間に球抜き用の開口部が形成され、タンクレール内の遊技球が開口部を通してタンクレール内から抜取られる。
特開2005−224350号公報
上記パチンコ遊技機の場合にはケースがタンクレールに接続位置および接続解除位置相互間でスライド可能に装着されているので、ケースのタンクレールに対する接続構造が複雑になる。このため、タンクレールからケースを取外す作業とケースの内部から払出しモータを取出す作業とケースの内部に払出しモータを戻す作業とケースをタンクレールに戻す作業のそれぞれを行い難く、払出しモータのメンテナンスを簡単に行うことができない問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、払出しモータのメンテナンスを簡単に行うことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]タンクレール〜[11]アース板を備えたところに特徴を有している。
[1]タンクレールは遊技者から見て左右方向へ指向するものであり、遊技球を左右方向の一端部から左右方向の他端部に向けて転がす傾斜状の底板を有している。図4の球タンク25はタンクレールの一例であり、球タンク25の底板29はタンクレールの底板に相当する。
[2]ケースはタンクレールの底板にタンクレールの他端部で接続されたものである。このケースはタンクレールの他端部を通して遊技球が供給されるものであり、上面および下面のそれぞれが開口する筒状をなしている。図4の機構部ケース35はケースの一例である。
[3]支持部材はケースの内部にタンクレールの底板およびケース相互間の接続部分より高所に位置して設けられたものであり、ケースの内部空間を上下方向に区画するものである。図4のモータ受け64は支持部材の一例である。
[4]払出しモータはケースの内部に支持部材の上方に位置して設けられたものである。この払出しモータは支持部材に取付具を介して着脱可能に取付けられたものであり、支持部材を貫通して支持部材の下方に突出する回転軸を有している。図12の符合58は払出しモータの一例であり、図12の符号59は払出しモータ58の回転軸である。この払出しモータ58は、図12に示すように、支持部材64にネジ72を介して取付けられたものであり、ネジ72は取付具に相当する。
[5]ベース部材はケースの内部に支持部材の下方に位置して設けられたものであり、支持部材に払出しモータと同一の取付具または払出しモータと異なる取付具を介して着脱可能に取付けられたものである。図8のスクリューベース73はベース部材の一例であり、払出しモータ58と同一の取付具72を介して支持部材64に取付けられている。
[6]スペーサ部材は支持部材およびベース部材相互間に設けられたものであり、タンクレールの他端部を通してケースの内部に供給された遊技球が転動することが可能な空間状の転動室を支持部材およびベース部材相互間に形成するものである。図7の前スペーサ78および後スペーサ79のそれぞれはスペーサ部材の一例であり、図7の符号110は支持部材64およびベース部材73相互間に設けられた転動室を示している。
[7]球通路はベース部材に設けられたものである。この球通路は転動室内に開口する入口およびベース部材の外部に開口する出口のそれぞれを有するものであり、遊技球を遊技者に賞品球として払出すためのものである。図9の前球通路80および後球通路81のそれぞれは球通路に相当するものである。
[8]スクリューは払出しモータの回転軸に設けられたものである。このスクリューはベース部材の内部に挿入されたものであり、払出しモータの運転停止状態で球通路内の遊技球を落下不能に支え、払出しモータの運転状態で球通路内の遊技球を球通路の出口から放出する。図11の符号61はスクリューの一例である。
[9]球検出スイッチはベース部材に設けられたものであり、球通路の出口から遊技球が放出されたか否かに応じて電気的な状態が相互に変化するものである。図9の前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれは球検出スイッチの一例である。
[10]球抜き通路はベース部材に設けられたものである。この球抜き通路は転動室内に球通路の入口よりタンクレールの他端部側に位置して開口する入口およびベース部材の外部に開口する出口のそれぞれを有するものであり、タンクレール内の遊技球をタンクレールの他端部を通して抜取るためのものである。図9の前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれは球抜き通路の一例である。
[11]アース板は球抜き通路の入口を遊技球が進入不能に閉鎖する閉鎖位置および遊技球が進入可能に開放する開放位置相互間で移動可能に設けられたものである。このアース板は遊技球がタンクレールの底板に沿って転動するときに接触するようにタンクレールの底板の一部を構成するものであり、配線を介してアース接続された導電性のものである。図8のアースプレート45はアース板の一例であり、アースプレート45の前進位置は閉鎖位置に相当し、アースプレート45の後退位置は開放位置に相当する。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機は[21]排出孔〜[22]開口部を備えたものである。
[21]排出孔はアース板に設けられたものである。この排出孔はタンクレール内の遊技球から脱落した塵埃をアース板の下方に排出するものであり、アース板には複数の排出孔が設けられている。図7の2個の右排出孔53と2個の左排出孔54と2個の右切欠部55と2個の左切欠部56のそれぞれは排出孔の一例である。
[22]開口部はタンクレールの底板に設けられたものである。この開口部はアース板の閉鎖位置および開放位置のそれぞれでアース板によって閉鎖されるものであり、複数の排出孔のそれぞれから排出された塵埃をタンクレールの外部に排出するようにアース板の閉鎖位置および開放位置のそれぞれで複数の排出孔の全てに接続される。図4の符号36は開口部の一例である。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の効果の説明
タンクレールの底板の一部であるアース板をスライド操作することに基づいて球抜き通路を開閉している。このため、ケースをタンクレールに接続位置および接続解除位置相互間でスライド可能に装着する必要がなくなるので、ケースをタンクレールにスライド可能に接続する接続構造が不要になる。従って、払出しモータを「1)払出しモータおよび支持部材のそれぞれからケースの上面を通して取付具を取外す。2)払出しモータをケースの上面から抜取る。3)払出しモータをメンテナンスした後にケースの上面からケースの内部に戻す。4)ケースの上面を通して払出しモータを支持部材に取付具を介して固定する。」の手順でケースに対して簡単に着脱することができるので、払出しモータのメンテナンスが簡単になる。しかも、遊技球が球通路および球抜き通路のそれぞれの上流側でアース板に接触するので、アース板の閉鎖位置では遊技球が球通路内に電荷の除去状態で進入し、アース板の開放位置では遊技球が球抜き通路内に電荷の除去状態で進入する。このため、アース板の閉鎖位置で球検出スイッチの検出領域内に遊技球が帯電状態で進入することがなくなるので、球検出スイッチが遊技球の電荷で誤動作することを防止できる。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の効果の説明
アース板が閉鎖位置および開放位置のいずれに操作されているときであってもアース板の複数の排出孔のそれぞれがタンクレールの開口部を通して外部に接続される。このため、タンクレール内の遊技球を球通路を通して払出す場合およびタンクレール内の遊技球を球抜き通路を通して抜取る場合のそれぞれでタンクレール内の遊技球から脱落した塵埃を複数の排出孔のそれぞれからタンクレールの開口部を通してタンクレールの外部に排出することができる。
外枠1は、図1に示すように、複数の木材を前後面が開口する四角筒状に相互に接合することから構成されたものである。この外枠1には、図2に示すように、内枠2が上下方向へ指向する軸3を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は外枠1の前面を覆う閉鎖状態および外枠1の前面を開放する開放状態相互間で軸3を中心に回動操作可能にされたものであり、内枠2の下端部には垂直な台板4が形成されている。この内枠2には、図1に示すように、内枠2の前方に位置して前枠5が装着されており、前枠5は内枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠2の前面を開放する開放状態相互間で内枠2と共通の軸3を中心に回動操作可能にされている。この前枠5は円形状の貫通孔6を有するものであり、貫通孔6の内周面には透明な窓7が固定されている。この前枠5には窓7の下方に位置して上皿8が固定されている。この上皿8は上面が開口する容器状をなすものであり、内枠2の台板4には、図2に示すように、上皿8の後方に位置して払出口9が形成されている。この払出口9は遊技球を上皿8内に賞品球として払出すものであり、払出口9から上皿8内に払出された遊技球は上皿8内に貯留される。
内枠2には、図1に示すように、前枠5の下方に位置して横長な長方形状の下皿板10が固定されており、下皿板10には下皿11が固定されている。この下皿11は上皿8内から溢れた遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。この下皿板10には下皿11の右方に位置してハンドル台12が固定されており、ハンドル台12には発射ハンドル13が装着されている。この発射ハンドル13は前後方向へ指向する軸を中心に回動操作可能にされたものであり、発射ハンドル13が予め決められた初期位置から図1の時計回り方向へ回動操作されたときには発射ソレノイドに駆動電源が与えられる。この発射ソレノイドの出力軸には打球槌が連結されている。これら発射ソレノイドおよび打球槌のそれぞれは内枠2の台板4に装着されたものであり、発射ソレノイドは駆動電源が与えられることに基づいて打球槌を待機位置および打球位置相互間で往復的に移動操作する。この打球槌は上皿8内から遊技球が1個単位で移送されるものであり、上皿8内から打球槌に移送された遊技球は打球槌が待機位置から打球位置へ移動することに基づいて打球槌によって叩かれる。
内枠2には、図2に示すように、台板4の上方に位置して遊技盤収納部14が形成されている。この遊技盤収納部14は前面および後面のそれぞれが開口する角筒状をなすものであり、前枠5の後方に配置されている。この遊技盤収納部14の内周面には垂直な板状の遊技盤が装着されている。この遊技盤は複数の障害釘が固定されたものであり、前枠5の閉鎖状態で前方から窓7を通して視覚的に認識可能にされている。この遊技盤は打球槌から遊技球が発射されるものであり、打球槌から遊技盤に発射された遊技球は遊技盤の障害釘に当りながら遊技盤に沿って落下する。
遊技盤には複数の入賞口が固定されている。これら複数の入賞口のそれぞれは遊技盤に沿って落下する遊技球が入賞することが可能なものであり、複数の入賞口内のそれぞれには入賞口センサが装着されている。これら複数の入賞口センサのそれぞれは遊技球が入賞口内に入賞したことを検出して入賞信号を出力する近接スイッチからなるものであり、複数の入賞口センサのそれぞれは共通の賞球制御回路に接続されている。この賞球制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、入賞信号を検出することに基づいて遊技球が入賞口内に入賞したことを判断する。内枠2には、図2に示すように、内枠2の後方に位置して基板ボックス15が固定されている。この基板ボックス15内にはプリント配線基板が収納されており、賞球制御回路は基板ボックス15内のプリント配線基板に搭載されている。
内枠2には、図3に示すように、内枠2の後方に位置してタンクユニット20が固定されている。このタンクユニット20はパチンコホールの球補給装置から供給される遊技球を貯留する貯球機能および遊技球が遊技盤の入賞口に入賞することに基づいて貯留球を上皿8内に賞品球として払出す払出し機能の双方を有するものであり、次のように構成されている。
内枠2には、図3に示すように、遊技盤収納部14の上方に位置してユニットベース21が固定されている。このユニットベース21は非導電性の合成樹脂を材料とするものであり、後方からユニットベース21を通して内枠2に複数のネジを螺合することに基づいて固定されている。このユニットベース21には球受けプレート22が一体形成されている。この球受けプレート22は、図4に示すように、水平な板状をなすものであり、球補給装置の球補給口の下方に配置されている。この球受けプレート22は球補給装置の球補給口から落下する遊技球を受けるものであり、球受けプレート22の左端部には球誘導プレート23が接続されている。この球誘導プレート23はユニットベース21に一体形成されたものであり、左から右に向けて下降する板状をなしている。この球誘導プレート23は遊技球を左から右に向けて転がすことに基づいて球受けプレート22に供給するものであり、ユニットベース21には球誘導プレート23の左端部に位置して球止め壁24が一体形成されている。この球止め壁24は球誘導プレート23から上方に突出するものであり、遊技球が球誘導プレート23の左端部から逸脱することを防止する。
ユニットベース21には、図4に示すように、球タンク25が一体形成されている。この球タンク25は遊技球を転がすタンクレールを兼用するものであり、上面および左側面のそれぞれが開口する容器状をなしている。この球タンク25は前板26と後板27と右側板28と底板29を有している。この球タンク25の前板26には、図5に示すように、球受けプレート22および球誘導プレート23の双方の前方に位置して開口部31が形成されており、球補給装置の球補給口から落下した遊技球は球受けプレート22または球誘導プレート23から開口部31を通して球タンク25内に供給される。この球タンク25の底板29の前後方向の幅寸法Wは、図4に示すように、左右方向の全域で遊技球の直径寸法の2倍程度に設定されており、遊技球は球タンク25の底板29上に前後方向に2列に貯留される。この球タンク25の底板29は右から左に向けて下降する傾斜状をなしており、球タンク25内の遊技球は前後方向に2列に並んだまま底板29の傾斜に沿って右から左に向けて転動可能にされている。
球タンク25の底板29には、図4に示すように、複数の前排出孔32と複数の中排出孔33と複数の後排出孔34のそれぞれが形成されている。これら複数の前排出孔32〜複数の後排出孔34のそれぞれは球タンク25内の遊技球から脱落した塵埃を球タンク25の外部に落下させるものであり、複数の前排出孔32〜複数の後排出孔34のそれぞれの前後方向の幅寸法は遊技球の直径寸法に比べて小さく設定されている。これら複数の前排出孔32のそれぞれは球タンク25の前板26に接して配置され、複数の後排出孔34のそれぞれは球タンク25の後板27に接して配置され、複数の中排出孔33のそれぞれは球タンク25の底板29の前後方向の中心線CLに沿って配置されており、球タンク25内の前列の遊技球および後列の遊技球のそれぞれは前排出孔32内〜後排出孔34内のいずれにも嵌ることなく底板29に接触しながら転動する。
球タンク25の左端部には、図6に示すように、機構部ケース35が一体形成されている。この機構部ケース35は上面および下面のそれぞれが開口する垂直な四角筒状をなすものであり、球タンク25の内部空間は球タンク25の左側面を介して機構部ケース35の内部空間に接続されている。この球タンク25の底板29には機構部ケース35側に位置して開口部36が形成されており、球タンク25の底板29は開口部36の右端面より左方の全領域が開口している。この球タンク25の底板29には、図4に示すように、球仕切板37が一体形成されている。この球仕切板37は底板29に対して上方へ突出する垂直な板状をなすものであり、底板29の中心線CLに沿って配置されている。この球仕切板37の右端部は底板29のうち前排出孔32〜後排出孔34がいずれも形成されていない非形成部分に設定されており、球仕切板37の左端部は、図6に示すように、開口部36内に設定されている。
球仕切板37の左端部には、図6に示すように、前球仕切板38および後球仕切板39が一体形成されている。これら前球仕切板38および後球仕切板39のそれぞれは上方へ指向する垂直な板状をなすものであり、前球仕切板38および後球仕切板39相互間には隙間が形成されている。これら前球仕切板38および後球仕切板39は底板29の中心線CLを挟んで前後方向に対向配置されたものであり、前球仕切板38は球仕切板37より前方に配置され、後球仕切板39は球仕切板37より後方に配置されている。これら前球仕切板38および後球仕切板39は球仕切板37の左端部から二股状に分岐するものであり、前球仕切板38の後端部および後球仕切板39の後端部相互間は前後方向へ指向する連結壁40を介して連結されている。
球タンク25の内部には、図4に示すように、前整列路41が形成されている。この前整列路41は球タンク25の前板26および球仕切板37相互間の空間部を称するものであり、前整列路41の左端部には、図6に示すように、前延長整列路41aが接続されている。この前延長整列路41aは球タンク25の前板26および前球仕切板38相互間の空間部を称するものであり、前整列路41より前方に配置されている。これら前整列路41および前延長整列路41aのそれぞれの前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動することが可能な大きさに設定されており、球タンク25内の遊技球は前整列路41内および前延長整列路41a内のそれぞれを前後方向に一列で転動する。
球タンク25の内部には、図4に示すように、前整列路41に対して平行な後整列路42が形成されている。この後整列路42は球タンク25の後板27および球仕切板37相互間の空間部を称するものであり、後整列路42の左端部には、図6に示すように、後延長整列路42aが接続されている。この後延長整列路42aは球タンク25の後板27および後球仕切板39相互間の空間部を称するものであり、後整列路42より後方に配置されている。これら後整列路42および後延長整列路42aのそれぞれの前後方向の幅寸法は1個の遊技球が転動することが可能な大きさに設定されており、球タンク25内の遊技球は後整列路42内および後延長整列路42a内のそれぞれを前後方向に一列で転動する。
球タンク25の底板29には、図6に示すように、開口部36の前方に位置して前ガイド部43が一体形成され、開口部36の後方に位置して後ガイド部44が一体形成されている。これら前ガイド部43および後ガイド部44のそれぞれは左右方向へ指向する直線状をなすものであり、球タンク25の底板29に対して下方へ突出している。これら前ガイド部43および後ガイド部44相互間には、図7に示すように、下方からアースプレート45が挿入されている。このアースプレート45は導電性の金属板からなるものであり、アースプレート45の左右方向の中央部には、図8に示すように、幅広部46が形成されている。この幅広部46はアースプレート45の残りの部分に比べて前後方向の幅寸法が大きく設定された部分を称するものであり、アースプレート45は幅広部46が前ガイド部43および後ガイド部44のそれぞれに接触することに基づいて左右方向へ一定の直線的な軌跡でスライド可能にされている。
アースプレート45には、図8に示すように、底板29の中心線CL上に位置して右ガイド孔47が形成されている。この右ガイド孔47は左右方向へ指向する長孔からなるものであり、右ガイド孔47は、図9に示すように、右ボス部48の外周面に嵌合されている。この右ボス部48は球タンク25の底板29に一体形成されたものであり、底板29から下方に突出する円筒状をなしている。この左ボス部50の内周面には下方からネジが螺合されており、ネジの頭部はアースプレート45を下方から支持することに基づいてアースプレート45が前ガイド部43および後ガイド部44相互間から脱落することを防止している。
アースプレート45には、図8に示すように、底板29の中心線CL上に位置して左ガイド孔49が形成されている。この左ガイド孔49は左右方向へ指向する長孔からなるものであり、左ガイド孔49は左ボス部50の外周面に嵌合されている。この左ボス部50は、図6に示すように、球タンク25の底板29に対して下方に突出する円筒状をなすものであり、球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39相互間に配置されている。この左ボス部50は球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39のそれぞれに一体形成されたものであり、球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39によって囲まれることに基づいて補強されている。
アースプレート45には、図9に示すように、幅広部46に位置してストッパ51が一体形成されており、ストッパ51は凹部52を通して球タンク25の後ガイド部44から後方へ突出している。この凹部52は後ガイド部44に形成されたものであり、アースプレート45はストッパ51が凹部52の左端面に接触した前進位置およびストッパ51が凹部52の右端面に接触した後退位置相互間で左右方向へスライド可能にされている。このストッパ51にはアース線が接続されており、アース線はパチンコホールの島設備を介してアース接続されている。
アースプレート45には、図8に示すように、幅広部46に位置して2個の右排出孔53および2個の左排出孔54のそれぞれが形成されている。これら2個の右排出孔53および2個の左排出孔54のそれぞれは遊技球から脱落した塵埃を球タンク25の外部に落下させるものであり、2個の右排出孔53および2個の左排出孔54のそれぞれはアースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであっても開口部36を介して球タンク25の外部に接続される。これら2個の右排出孔53および2個の左排出孔54のそれぞれの前後方向の幅寸法は遊技球の直径寸法に比べて小さく設定されている。これら2個の右排出孔53のそれぞれは、図7に示すように、球仕切板37に接するように球仕切板37を挟んで前後方向に対向配置され、2個の左排出孔54のそれぞれは球仕切板37に接するように球仕切板37を挟んで前後方向に対向配置されており、遊技球は前整列路41内を右排出孔53および左排出孔54のそれぞれに嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動し、後整列路42内を右排出孔53および左排出孔54のそれぞれに嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動する。
アースプレート45には、図9に示すように、幅広部46の右方に位置して2個の右切欠部55が形成され、幅広部46の左方に位置して2個の左切欠部56が形成されている。これら2個の右切欠部55および2個の左切欠部56のそれぞれは遊技球から脱落した塵埃を球タンク25の外部に落下させるものであり、2個の右切欠部55および2個の左切欠部56のそれぞれはアースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであっても開口部36を介して球タンク25の外部に接続される。これら2個の右切欠部55および2個の左切欠部56のそれぞれの前後方向の幅寸法は遊技球の直径寸法に比べて小さく設定されており、遊技球は前整列路41内を右切欠部55に嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動し、前延長整列路41a内を左切欠部56に嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動し、後整列路42内を右欠部55に嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動し、後延長整列路42a内を左切欠部56に嵌ることなくアースプレート45に接触しながら転動する。
アースプレート45のストッパ51には、図9に示すように、非導電性の合成樹脂を材料とする操作子57が固定されている。この操作子57は後ガイド部44から後方へ突出するものであり、アースプレート45はパチンコホールの店員が操作子57を操作することに基づいて前進位置および後退位置相互間でスライド操作され、底板29の開口部36を前進位置および後退位置のそれぞれで遊技球が転動可能に閉鎖する。即ち、球タンク25内の遊技球はアースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであっても前整列路41内と前延長整列路41a内と後整列路42内と後延長整列路42a内のそれぞれを転動することに基づいてアースプレート45に接触するものであり、遊技球はアースプレート45に接触することに基づいて電荷がアース線を通して放出される。
機構部ケース35の内部には、図10に示すように、払出しモータ58が収納されている。この払出しモータ58はステッピングモータからなるものであり、機構部ケース35の上面を通して機構部ケース35内に収納されている。この払出しモータ58は、図11に示すように、上下方向へ指向する回転軸59を有するものであり、払出しモータ58の外周面には2個の取付片60が固定されている。この払出しモータ58の回転軸59の外周面にはスクリュー61が固定されている。このスクリュー61は回転軸59と同心な円柱状をなすものであり、螺旋状の球送り62を有している。この球送り62は始端部および終端部が上下方向に相互に離間するものであり、球送り62の始端部および球送り62の終端部相互間には1個の遊技球を排出することが可能な大きさの排出口63が形成されている。
機構部ケース35の内部には、図4に示すように、モータ受け64が固定されている。このモータ受け64は機構部ケース35の内部空間を上下方向に区画する水平な板状をなすものであり、球タンク25の底板29および機構部ケース35相互間の接続部分より高所に配置されている。このモータ受け64は非導電性の合成樹脂を材料とするものであり、モータ受け64には2個の貫通孔65が形成されている。このモータ受け64は払出しモータ58を下方から支持するものであり、モータ受け64には左側面が開口する切欠状のスクリュー挿入口66が形成されている。このスクリュー挿入口66の前後方向の幅寸法はスクリュー61のうち球送り62の直径寸法に比べて大きく設定されており、払出しモータ58のスクリュー61は上方からスクリュー挿入口66を通してモータ受け64の下方に挿入されている。
機構部ケース35には、図12に示すように、上方から機構部カバー67が被せられており、機構部ケース35の上面は機構部カバー67によって塞がれている。この機構部カバー67は非導電性の合成樹脂を材料とするものであり、機構部カバー67にはモータカバー68が一体形成されている。このモータカバー68はモータ受け64に接触する円筒状をなすものであり、払出しモータ58はモータカバー68の内部の断熱空間部に収納されている。機構部カバー67にはモータカバー68の天井部に位置して複数の放熱孔69が形成されており、払出しモータ58で発生した熱は複数の放熱孔69のそれぞれを通して機構部ケース35の外部に放出される。この機構部カバー67の天井板には2個の貫通孔70が形成されており、モータカバー68の外周面には両貫通孔70のそれぞれの下方に位置して取付片71が一体形成されている。これら両取付片71のそれぞれには上方から機構部カバー67の貫通孔70を通してネジ72が挿入されており、両ネジ72のそれぞれは払出しモータ58の取付片60を通してモータ受け64の貫通孔65内に挿入されている。
機構部ケース35の内部には、図9に示すように、下方からスクリューベース73が挿入されている。このスクリューベース73は非導電性の合成樹脂を材料とするものであり、スクリューベース73には2個のネジ孔が形成されている。これら両ネジ孔のそれぞれの内周面には上方からネジ72が螺合されており、スクリューベース73は両ネジ72によってモータ受け64に固定されている。即ち、払出しモータ58と機構部カバー67とスクリューベース73のそれぞれは共通のネジ72を介してモータ受け64に着脱可能に固定されたものであり、払出しモータ58および機構部カバー67のそれぞれは機構部カバー67の両貫通孔70内のそれぞれに上方から工具を挿入して両ネジ72のそれぞれを取外すことに基づいてモータ受け64から取外される。機構部ケース35の左側板には、図10に示すように、上面が開口する抜取り口74が形成されており、払出しモータ58は2本のネジ72を取外した後に抜取り口74から手指を挿入することに基づいて機構部ケース35の上面を通して機構部ケース35の外部に抜取られる。
スクリューベース73には、図9に示すように、水平な板状の取付片75が一体形成されており、取付片75には位置決め部76が一体形成されている。この位置決め部76は底板を有する円筒状をなすものであり、位置決め部76の内周面には上方から球タンク25の左ボス部50の外周面が接触状態で嵌合されている。この位置決め部76の底板には貫通孔が形成されており、球タンク25の左ボス部50の内周面には下方から位置決め部76の貫通孔を通してネジ77が螺合されている。即ち、スクリューベース73はアースプレート45と共に球タンク25の左ボス部50にネジ77を介して着脱可能に取付けられており、モータ受け64の2本のネジ72および左ボス部50の1本のネジ77の全てを取外すことに基づいて球タンク25およびモータ受け64の双方から取外される。
モータ受け64には、図6に示すように、前スペーサ78および後スペーサ79のそれぞれが一体形成されている。これら前スペーサ78および後スペーサ79のそれぞれは上下方向へ指向する板状をなすものであり、前後方向に相互に離間して配置されている。これら前スペーサ78および後スペーサ79のそれぞれの下面にはスクリューベース73が両ネジ72の締結力で接触しており、モータ受け64およびスクリューベース73相互間には、図7に示すように、前スペーサ78および後スペーサ79のそれぞれの高さ寸法に相当する空間状の転動室110が形成されている。この転動室110は前延長整列路41aを介して前整列路41の左端部に接続され、後延長整列路42aを介して後整列路42の左端部に接続されたものであり、前整列路41内の遊技球はアースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであっても前延長整列路41aに沿って転動室110内に1列で転動可能にされ、後整列路42内の遊技球はアースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであっても後延長整列路42aに沿って転動室110内に1列で転動可能にされている。
スクリューベース73には、図9に示すように、前球通路80および後球通路81のそれぞれが形成されている。これら前球通路80および後球通路81のそれぞれは遊技球が一列に通過することが可能な大きさを有するものであり、前球通路80の出口および後球通路81の出口のそれぞれはスクリューベース73の下面を介して外部に開口している。これら前球通路80の入口および後球通路81の入口のそれぞれはスクリューベース73の上面を介して転動室110内に開口するものであり、前整列路41内の遊技球は前延長整列路41aに沿って前球通路80の入口に一列で進入し、後整列路42内の遊技球は後延長整列路42aに沿って後球通路81の入口に一列で進入する。
払出しモータ58のスクリュー61は、図11に示すように、スクリューベース73の内部に上方から挿入されたものであり、前球通路80内および後球通路81内のそれぞれに突出している。このスクリュー61の球送り62は払出しモータ58の運転停止状態で前球通路80内の遊技球および後球通路81内の遊技球のそれぞれを下方から落下不能に支えものであり、払出しモータ58の運転状態では排出口63が前球通路80内に移動する毎に前球通路80内の遊技球が前球通路80の出口から1個単位で放出され、排出口63が後球通路81内に移動する毎に後球通路81内の遊技球が後球通路81の出口から1個単位で放出される。この払出しモータ58は賞球制御回路に接続されたものであり、賞球制御回路は入賞信号を検出することに基づいて払出しモータ58を駆動制御して前球通路80内および後球通路81内から遊技球を交互に1個ずつ放出する。
払出しケース73には、図9に示すように、前球抜き通路82が形成されている。この前球抜き通路82は遊技球が一列に通過することが可能な大きさを有するものであり、前球抜き通路82の出口はスクリューベース73の下面を介して外部に開口している。この前球抜き通路82の入口は前延長整列路41aの出口および前球通路80の入口相互間で転動室110内に開口しており、アースプレート45は前進位置に操作されることに基づいて前球抜き通路82の入口を遊技球が進入不能に閉鎖する。このアースプレート45は後退位置に操作されることに基づいて前球抜き通路82の入口を遊技球が進入可能に開放するものであり、前球抜き通路82の開放状態では前整列路41内の遊技球が前延長整列路41aに沿って前球抜き通路82の入口に一列で進入し、前球抜き通路82の出口からスクリューベース73の外部に一列で排出される。
払出しケース73には、図9に示すように、後球抜き通路83が形成されている。この後球抜き通路83は遊技球が一列に通過することが可能な大きさを有するものであり、後球抜き通路83の出口はスクリューベース73の下面を介して外部に開口している。この後球抜き通路83の入口は後延長整列路42aの出口および後球通路81の入口相互間で転動室110内に開口しており、アースプレート45は前進位置に操作されることに基づいて後球抜き通路83の入口を遊技球が進入不能に閉鎖する。このアースプレート45は後退位置に操作されることに基づいて後球抜き通路83の入口を遊技球が進入可能に開放するものであり、後球抜き通路83の開放状態では後整列路42内の遊技球が後延長整列路42aに沿って後球抜き通路83の入口に一列で進入し、後球抜き通路83の出口からスクリューベース73の外部に一列で排出される。
前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれは球タンク25内から遊技球を抜取るためのものであり、アースプレート45が前進位置から後退位置に操作されたときには球タンク25内の遊技球が前整列路41から前球抜き通路82を通して機構部ケース35の外部に抜取られ、後整列路42から後球抜き通路83を通して機構部ケース35の外部に抜取られる。このアースプレート45を用いた球抜きは例えばパチンコホールの営業時間が終了するときに行われるものであり、アースプレート45は球抜きを行う場合以外の通常時には前進位置に操作され、前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれはアースプレート45によって閉鎖されている。
スクリューベース73には、図9に示すように、前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれが固定されている。これら前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれは反射形のフォトセンサからなるものであり、発光ダイオードおよびフォトトランジスタを有している。前球検出スイッチ84の発光ダイオードは前球通路80の出口の下方に向けて赤外線を水平に投射するものであり、前球通路80の出口から遊技球が落下したときには前球検出スイッチ84の発光ダイオードから遊技球に赤外線が照射される。この赤外線は遊技球によって反射されることに基づいて前球検出スイッチ84のフォトトランジスタに入射し、前球検出スイッチ84は赤外線が自身のフォトトランジスタに入射することに基づいて前球検出信号を出力する。
後球検出スイッチ85の発光ダイオードは後球通路81の出口の下方に向けて赤外線を水平に投射するものであり、後球通路81の出口から遊技球が落下したときには後球検出スイッチ85の発光ダイオードから遊技球に赤外線が照射される。この赤外線は遊技球によって反射されることに基づいて後球検出スイッチ85のフォトトランジスタに入射し、後球検出スイッチ85は赤外線が自身のフォトトランジスタに入射することに基づいて後球検出信号を出力する。これら前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれは賞球制御回路に接続されており、賞球制御回路は前球通路80の出口から遊技球が放出されたか否かを前球検出信号の有無に基づいて判断し、後球通路81の出口から遊技球が放出されたか否かを後球検出信号の有無に基づいて判断する。
ユニットベース21には、図4に示すように、球タンク25の前板26の前方に位置して仕切板86が一体形成されており、仕切板86および前板26相互間にはベース収納部87が形成されている。このベース収納部87は上面が開口する空間状をなすものであり、ベース収納部87内には、図10に示すように、上方から球均しベース88が着脱可能に挿入されている。この球均しベース88には、図13に示すように、右軸89が固定されており、右軸89は、図10に示すように、切欠状の右軸受部90を通して球タンク25内に挿入されている。この右軸受部90は球タンク25の前板26に形成されたものであり、右軸89には、図13に示すように、前球均し部材91の上端部および後球均し部材92の上端部のそれぞれが回転可能に装着されている。これら前球均し部材91および後球均し部材92は隙間を挟んで前後方向に相互に対向するものであり、前球均し部材91は前整列路41内に挿入され、後球均し部材92は後整列路42内に挿入されている。これら前球均し部材91および後球均し部材92のそれぞれは右軸89と反対側の端部に重心位置が設定されたものである。これら前球均し部材91および後球均し部材92のそれぞれは垂直な自然状態に自重でコントロールされるものであり、前球均し部材91の自然状態では前球均し部材91および球タンク25の底板29相互間に1個の遊技球が通過可能な隙間が形成され、後球均し部材92の自然状態では後球均し部材92および球タンク25の底板29相互間に1個の遊技球が通過可能な隙間が形成される。
球均しベース88には、図13に示すように、右軸89の左方に位置して左軸93が固定されており、左軸93は、図10に示すように、切欠状の左軸受部94を通して球タンク25内に挿入されている。この左軸受部94は球タンク25の前板26に形成されたものであり、左軸93には、図13に示すように、前重り部材95の上端部および後重り部材96の上端部のそれぞれが回転可能に装着されている。これら前重り部材95および後重り部材96は隙間を挟んで前後方向に相互に対向するものであり、前重り部材95は前整列路41内に前球均し部材91の左方に位置して挿入され、後重り部材96は後整列路42内に後球均し部材92の左方に位置して挿入されている。これら前重り部材95および後重り部材96のそれぞれは左軸93と反対側の端部に重心位置が設定されたものである。これら前重り部材95および後重り部材96のそれぞれは垂直な自然状態に自重でコントロールされるものであり、前重り部材95の自然状態では前重り部材95および球タンク25の底板29相互間に前球均し部材91および底板29相互間の隙間より高さ寸法が大きな隙間が形成され、後重り部材96の自然状態では後重り部材96および球タンク25の底板29相互間に後球均し部材92および底板29相互間の隙間より高さ寸法が大きな隙間が形成される。
前球均し部材91は前整列路41内の遊技球に荷重を加えるものであり、前整列路41内の遊技球が上下方向にN段(例えばN=3)以下に重なって前球均し部材91の下方を通過しようとしたときには前球均し部材91が遊技球によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ単独で回動し、前球均し部材91から前整列路41内の遊技球に荷重が作用し、前整列路41内の遊技球が前球均し部材91からの荷重で上下方向に1段に均される。後球均し部材92は後整列路42内の遊技球に荷重を加えるものであり、後整列路42内の遊技球が上下方向にN段以下に重なって後球均し部材92の下方を通過しようとしたときには後球均し部材92が遊技球によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ単独で回動し、後球均し部材92から後整列路42内の遊技球に荷重が作用し、後整列路42内の遊技球が後球均し部材92からの荷重で上下方向に1段に均される。
前重り部材95は前球均し部材91に荷重を加えるものであり、前整列路41内の遊技球が上下方向に「N+1」段以上に重なって前球均し部材91の下方を通過しようとしたときには前球均し部材91が遊技球によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ回動し、前重り部材95が前球均し部材91によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ回動する。この状態では前球均し部材91が単独で回動している場合に比べて大きな荷重が前球均し部材91および前重り部材95の双方から前整列路41内の遊技球に作用するので、前整列路41内の遊技球が前球均し部材91および前重り部材95の双方からの荷重で上下方向に1段に均される。
後重り部材96は後球均し部材92に荷重を加えるものであり、後整列路42内の遊技球が上下方向に「N+1」段以上に重なって後球均し部材92の下方を通過しようとしたときには後球均し部材92が遊技球によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ回動し、後重り部材96が後球均し部材92によって押圧されることに基づいて図13の矢印方向へ回動する。この状態では後球均し部材92が単独で回動している場合に比べて大きな荷重が後球均し部材92および後重り部材96の双方から後整列路42内の遊技球に作用するので、後整列路42内の遊技球が後球均し部材92および後重り部材96の双方からの荷重で上下方向に1段に均される。
モータ受け64には、図4に示すように、タンクカバー97が一体形成されており、タンクカバー97は球タンク25の左側面を通して球タンク25内に挿入されている。このタンクカバー97の前後方向の中央部には溝部98が形成されており、球タンク25の球仕切板37の左端部はタンクカバー97の溝部98内に挿入されている。このタンクカバー97の右端部は、図10に示すように、前重り部材95および後重り部材96のそれぞれの下方まで延びており、球タンク25の前球仕切板38および後球仕切板39のそれぞれはタンクカバー97の下方に配置されている。このタンクカバー97は前整列路41内の遊技球が前重り部材95に接触することを防止し、後整列路42内の遊技球が後重り部材96に接触することを防止するものであり、タンクカバー97および球タンク25の底板29相互間には遊技球が上下方向に一段で通過することが可能な大きさの隙間が形成されている。
球タンク25には、図4に示すように、タンクカバー97の上方に位置して球止め挿入室99が形成されている。この球止め挿入室99は前板と後板と左側板と右側板のそれぞれで囲まれた空間部を称するものであり、球止め挿入室99内には、図12に示すように、非導電性の合成樹脂を材料とする球止め部材100が挿入されている。この球止め部材100は上下方向へ指向する板状をなすものであり、図6に示すように、前球止め部101および後球止め部102を有している。これら前球止め部101および後球止め部102は前後方向に隙間を介して対向するものであり、レールカバー97には前球止め部101および後球止め部102の双方の下方に位置して開口部が形成されている。
球止め部材100は初期位置および球止め位置相互間で上下方向へスライド可能にされたものであり、球止め部材100の上端部には、図12に示すように、球止め部材100を初期位置および球止め位置相互間で操作するための操作部103が一体形成されているこの球止め部材100の初期位置は前球止め部101および後球止め部102のそれぞれがタンクカバー97の上方に退避した位置であり、球止め部材100は球止め挿入室99の壁面に対する接触抵抗で初期位置に保持される。この球止め部材100の初期位置では前整列路41内の遊技球が前延長整列路41aから機構部ケース35の転動室110内に進入することが許容され、後整列路42内の遊技球が後延長整列路42aから機構部ケース35の転動室110内に進入することが許容される。
球止め部材100の球止め位置は前球止め部101がレールカバー97の開口部を通して前延長整列路41a内に進入し、後球止め部102がレールカバー97の開口部を通して後延長整列路42a内に進入した位置である。この球止め部材100は操作部103が球止め挿入室99の上端面に接触することに基づいて球止め位置に保持されるものであり、球止め部材100の球止め位置では球タンク25の前球仕切板38および後球仕切板39のそれぞれが前球止め部101および後球止め部102相互間の隙間に挿入される。この球止め部材100の球止め位置では前延長整列路41a内の遊技球が前球止め部101に接触することに基づいて機構部ケース35の転動室110内に進入することが禁止され、後延長整列路42a内の遊技球が後球止め部102に接触することに基づいて機構部ケース35の転動室110内に進入することが禁止される。
球止め部材100は払出しモータ58およびスクリューベース73のそれぞれをメンテナンスするときに操作されるものである。即ち、払出しモータ58およびスクリューベース73のそれぞれをメンテナンスするときには球止め部材100の操作部103を下方へ押込み操作することに基づいて球止め部材100を初期位置から球止め位置にスライドさせる。この球止め部材100の球止め位置では前整列路41内の遊技球および後整列路42内の遊技球のそれぞれが機構部ケース35の転動室110内に転がり込むことが禁止されるので、前整列路41内および後整列路42内のそれぞれから遊技球を抜取ることなく払出しモータ58およびスクリューベース73のそれぞれのメンテナンスを行うことができる。タンクユニット20は以上のように構成されている。
内枠2には、図3に示すように、機構部ケース35の下方に位置して払出しケース104が固定されている。この払出しケース104は後方から払出しケース104を通して内枠2に複数のネジを螺合することに基づいて内枠2に固定されたものであり、内枠2から複数のネジのそれぞれを取外すことに基づいて内枠2から取外される。この払出しケース104の内部には払出し通路が形成されている。この払出し通路の上端部はスクリューベース73の前球通路80および後球通路81のそれぞれの出口に接続されており、払出しモータ58が前球通路80内から放出した遊技球および後球通路81内から放出した遊技球のそれぞれは払出し通路内に進入する。この払出し通路の下端部は上皿8の払出口9に接続されており、払出し通路内に進入した遊技球は払出口9から上皿8内に賞品球として払出される。
払出しケース104の内部には球抜き通路が形成されている。この球抜き通路の上端部はスクリューベース73の前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれの出口に接続されており、アースプレート45が前進位置から後退位置に操作されることに基づいて球タンク25内からスクリューベース73の前球抜き通路82内および後球抜き通路83内のそれぞれに進入した遊技球は払出しケース104の球抜き通路内に進入する。この球抜き通路の下端部は払出しケース104の下面で外部に開口しており、球抜き通路内に進入した遊技球は球抜き通路の出口を通して外部に抜取られる。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
球タンク25の底板29の一部であるアースプレート45をスライド操作することに基づいて前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれを開閉したので、機構部ケース35を球タンク25に対してスライドさせることに基づいて前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれを開閉する複雑な構造が不要になる。このため、払出しモータ58を機構部ケース35に対して簡単に着脱することができるので、払出しモータ58のメンテナンスが簡単になる。この払出しモータ58およびスクリューベース73のそれぞれのメンテナンス手順は次の通りである。
1)球止め部材100の操作部103を押圧し、球止め部材100を初期位置から球止め位置にスライド操作することに基づいて遊技球が前整列路41内および後整列路42内のそれぞれから機構部ケース35の転動室110内に転動することを禁止する。
2)上方から機構部カバー67の両貫通孔70のそれぞれを通して機構部ケース35内に工具を挿入する。この工具を用いて両ネジ72のそれぞれを取外し、払出しモータ58と機構部カバー67とスクリューベース73のそれぞれをモータ受け64から取外す。
3)機構カバー67を機構部ケース35から取外し、機構部ケース35の上面を開放する。この機構部ケース35の上面の開放状態で抜取り口74内に手指を挿入し、機構部ケース35内の払出しモータ58を手指で摘まんで機構部ケース35の上面から抜取る。
4)内枠2から複数のネジのそれぞれを取外し、払出しケース104を内枠2から取外すことに基づいて機構部ケース35の下面を開放する。
5)球タンク25の左ボス部50からネジ77を取外し、スクリューベース73を球タンク25から取外す。このネジ77の取外し状態でスクリューベース73を機構部ケース35の下面から抜取る。
6)払出しモータ58およびスクリューベース73のそれぞれをメンテナンスし、払出しモータ58を機構部ケース35の上面から機構部ケース35の内部に戻し、スクリューベース73を機構部ケース35の下面から機構部ケース35内に戻す。
7)機構部ケース35の上面に機構部カバー67を被せる。この機構部カバー67の両貫通孔70のそれぞれを通して機構部ケース35内に工具を挿入し、機構部カバー67の両取付片71から払出しモータ58の取付片60およびモータ受け64の貫通孔65のそれぞれを通してスクリューベース73にネジ72を螺合し、機構部カバー67と払出しモータ58とスクリューベース73のそれぞれをモータ受け64に固定する。
8)スクリューベース73の取付片75を通して球タンク25の左ボス部50にネジ77を螺合し、スクリューベース73を球タンク25に固定する。
9)払出しケース104を通して内枠2に複数のネジのそれぞれを螺合し、払出しケース104を内枠2に固定する。
球タンク25の底板29の一部をアースプレート45から構成した。このため、遊技球が前球通路80と後球通路81と前球抜き通路82と後球抜き通路83のそれぞれの上流側でアースプレート45に接触するので、アースプレート45の前進位置では遊技球が前球通路80内および後球通路81内のそれぞれに電荷の除去状態で進入し、アースプレート45の後退位置では遊技球が前球抜き通路82内および後球抜通路83内のそれぞれに電荷の除去状態で進入する。従って、アースプレート45の前進位置で前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれの検出領域内に遊技球が帯電状態で進入することがなくなるので、前球検出スイッチ84および後球検出スイッチ85のそれぞれが遊技球の電荷で誤動作することを防止できる。
アースプレート45が前進位置および後退位置のいずれに操作されているときであってもアースプレート45の2個の左排出孔53と2個の右排出孔54と2個の左切欠部55と2個の右切欠部56のそれぞれを球タンク25の開口部36を介して外部に接続した。このため、球タンク25内の遊技球を前球通路80および後球通路81のそれぞれを通して払出す場合および球タンク25内の遊技球を前球抜き通路82および後球抜き通路83のそれぞれを通して抜取る場合のそれぞれで球タンク25内の遊技球から脱落した塵埃を2個の左排出孔53〜2個の右切欠部56のそれぞれから開口部36を通して球タンク25の外部に排出することができる。
球仕切板37の下流側の左端部から前球仕切板38および後球仕切板39のそれぞれを二股状に分岐させ、左ボス部50を球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39相互間に配置することで球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39のそれぞれに接続したので、左ボス部50が球仕切板37と前球仕切板38と後球仕切板39の3部材よって補強される。このため、作業者が払出しモータ58のメンテナスを行うときに作業者の体の一部から左ボス部50に衝撃力が作用した場合に左ボス部50が衝撃力で破損し難くなるので、スクリューベース73が球タンク25から脱落することを防止できる。しかも、取付片75を機構部ケース35の外部に突出させた。このため、スクリューベース73を左ボス部50に取付ける取付箇所を視覚的に認識し易くなるので、取付片75を迷うことなく左ボス部50にネジ77で固定することができる。
アースプレート45に幅広部46を形成し、アースプレート45を幅広部46で球タンク25の前ガイド部43および後ガイド部44のそれぞれに接触させた。このため、アースプレート45のうち幅広部46の残り部分を利用して右切欠部55および左切欠部56のそれぞれを形成することができるので、遊技球から脱落した塵埃を幅広部46の残り部分から落下させることができる。しかも、アースプレート45の前端面の全体を球タンク25の前ガイド部43に接触させ、アースプレート45の後端面の全体を球タンク25の後ガイド部44に接触させる場合に比べてアースプレート45の球タンク25に対する接触抵抗が小さくなるので、作業者がアースプレート45を小さな操作力でスライド操作することができる。しかも、球タンク25の前ガイド部43および後ガイド部44相互間にアースプレート45の幅広部46が接触状態で介在されるので、球タンク25の前板26および後板27のそれぞれが相互に接近する方向へ撓むことを防止できる。
アースプレート45に長孔状の右ガイド孔47および長孔状の左ガイド孔49のそれぞれを形成し、右ガイド孔47の内面に球タンク25の右ボス部48を嵌合し、左ガイド孔49の内面に球タンク25の左ボス部50を嵌合することに基づいてアースプレート45を球タンク25にスライド可能に装着した。このため、右ガイド孔47のうち右ボス部48の残余部分が開口し、左ガイド孔49のうち左ボス部50の残余部分が開口するので、遊技球から脱落した塵埃を右ガイド孔47の残余部分および左ガイド孔49の残余部分のそれぞれを通して落下させることができる。
上記実施例1においては、アースプレート45および機構部ケース35相互間にばね部材を介在し、アースプレート45をばね部材のばね力で前進位置に保持しても良い。この構成の場合、アースプレート45の操作子57をばね部材のばね力に抗して操作することに基づいてアースプレート45を後退位置にスライド操作し、アースプレート45の操作子57から操作力が除去されることに基づいてアースプレート45をばね部材のばね力で前進位置に復帰させる。
上記実施例1においては、スクリューベース73をモータ受け64に払出しモータ58とは異なる複数のネジを介して固定しても良い。この場合、複数のネジのそれぞれを上方からスクリューベース73を通してモータ受け64に螺合または下方からスクリューベース73を通してモータ受け64に螺合すると良い。
上記実施例1においては、球タンク25の底板29を左から右に向けて下降傾斜させ、球タンク25内の遊技球を左から右に向けて転動させる構成としても良い。この構成の場合、機構部ケース35を球タンク25の右側板に一体形成すると良い。
上記実施例1においては、アースプレート45の左端部をスクリューベース73に接触させることに基づいてアースプレート45を前進位置に位置決めしても良い。
上記実施例1においては、アースプレート45の右ガイド孔47の内面を右ボス部48の外周面に接触させることに基づいてアースプレート45を前進位置または後退位置に位置決めしても良い。
上記実施例1においては、アースプレート45の左ガイド孔49の内面を左ボス部50の外周面に接触させることに基づいてアースプレート45を前進位置または後退位置に位置決めしても良い。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を前方から示す図) 内枠の外観をタンクユニットの装着状態で示す斜視図 内枠の外観をタンクユニットの装着状態で示す図(aはXa視図、bはXb視図、cはXc視図) タンクユニットをアースプレートおよび払出しモータの取外し状態で示す図(aはXa視図、bはXb視図、cはXc線に沿う断面図) タンクユニットの外観をアースプレートおよび払出しモータの取外し状態で示す斜視図 図4のX6線に沿う図 タンクユニットをアースプレートおよび払出しモータの装着状態で示す図(aはXa視図、bはXb線に沿う断面図、cはXc線に沿う断面図) アースプレートと払出しモータとスクリューベースの外観を示す斜視図 (a)はタンクユニットの外観をアースプレートおよび払出しモータの装着状態で下方から示す斜視図、(b)はXb線に沿う断面図 タンクユニットの外観をアースプレートおよび払出しモータの装着状態で上方から示す斜視図 払出しモータの動作原理を示す図 タンクユニットをアースプレートおよび払出しモータの装着状態で示す図(aはXa視図、bはXb視図、cはXc線に沿う断面図、dはXd部を拡大して示す図) 球均しベースを示す斜視図
符号の説明
25は球タンク(タンクレール)、29は底板、35は機構部ケース(ケース)、36は開口部、37は球仕切板、38は前球仕切板、39は後球仕切板、41は前整列路(第1の前整列路)、41aは前延長整列路(第2の前整列路)、42は後整列路(第1の後整列路)、42aは後延長整列路(第2の後整列路)、45はアースプレート(アース板)、50は左ボス部(座部材)、53は右排出孔(排出孔)、54は左排出孔(排出孔)、55は右切欠部(排出孔)、56は左切欠部(排出孔)、58は払出しモータ、59は回転軸、61はスクリュー、64はモータ受け(支持部材)、72はネジ(取付具)、73はスクリューベース(ベース部材)、75は取付片、77はネジ(取付具)、78は前スペーサ(スペーサ部材)、79は後スペーサ(スペーサ部材)、80は前球通路(球通路)、81は後球通路(球通路)、82は前球抜き通路、83は後球抜き通路、84は前球検出スイッチ、85は後球検出スイッチを示している。

Claims (2)

  1. 遊技者から見て左右方向へ指向するものであって、遊技球を左右方向の一端部から左右方向の他端部に向けて転がす傾斜状の底板を有するタンクレールと、
    前記タンクレールの底板に前記タンクレールの他端部で接続され、前記タンクレールの他端部を通して遊技球が供給されるものであって上面および下面のそれぞれが開口する筒状のケースと、
    前記ケースの内部に前記タンクレールの底板および前記ケース相互間の接続部分より高所に位置して設けられ、前記ケースの内部空間を上下方向に区画する支持部材と、
    前記ケースの内部に前記支持部材の上方に位置して設けられ、前記支持部材に取付具を介して着脱可能に取付けられたものであって前記支持部材を貫通して前記支持部材の下方に突出する回転軸を有する払出しモータと、
    前記ケースの内部に前記支持部材の下方に位置して設けられ、前記支持部材に前記取付具と同一の取付具または前記取付具と異なる取付具を介して着脱可能に取付けられたベース部材と、
    前記支持部材および前記ベース部材相互間に設けられ、前記タンクレールの他端部を通して前記ケースの内部に供給された遊技球が転動することが可能な空間状の転動室を前記支持部材および前記ベース部材相互間に形成するスペーサ部材と、
    前記ベース部材に設けられ、前記転動室内に開口する入口および前記ベース部材の外部に開口する出口のそれぞれを有するものであって遊技球を遊技者に賞品球として払出すための球通路と、
    前記払出しモータの回転軸に設けられ、前記ベース部材の内部に挿入されたものであって前記払出しモータの運転停止状態で前記球通路内の遊技球を落下不能に支えると共に前記払出しモータの運転状態で前記球通路内の遊技球を前記球通路の出口から放出するスクリューと、
    前記ベース部材に設けられ、前記球通路の出口から遊技球が放出されたか否かに応じて電気的な状態が相互に変化する球検出スイッチと、
    前記ベース部材に設けられ、前記転動室内に前記球通路の入口より前記タンクレールの他端部側に位置して開口する入口および前記ベース部材の外部に開口する出口のそれぞれを有するものであって前記タンクレール内の遊技球を前記タンクレールの他端部を通して抜取るための球抜き通路と、
    前記球抜き通路の入口を遊技球が進入不能に閉鎖する閉鎖位置および遊技球が進入可能に開放する開放位置相互間で移動可能に設けられ、遊技球が前記タンクレールの底板に沿って転動するときに接触するように前記タンクレールの底板の一部を構成するものであって配線を介してアース接続された導電性のアース板を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記アース板に設けられ、前記タンクレール内の遊技球から脱落した塵埃を前記アース板の下方に排出する複数の排出孔と、
    前記タンクレールの底板に設けられ、前記アース板の閉鎖位置および開放位置のそれぞれで前記アース板によって閉鎖されるものであって前記複数の排出孔のそれぞれから排出された塵埃を前記タンクレールの外部に排出するように前記アース板の閉鎖位置および開放位置のそれぞれで前記複数の排出孔のそれぞれに接続される開口部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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