JP5002493B2 - 硬さ計 - Google Patents
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Description
、硬度が大きく異なる被測定物に対しては、測定が困難である。例えば、硬さ計の固定荷重が小さい場合は、軟質の被測定物の測定には適するが、硬質の被測定物の測定には不向きである。また反対に、硬さ計の固定荷重が大きい場合は、硬質の被測定物の測定には適するが、軟質の被測定物の測定には不向きである。
被測定物に負荷する荷重領域を被測定物の硬さに応じて複数に区分した荷重負荷領域及び対応する荷重負荷領域に適する荷重テーブルを予め記憶する記憶部と、変位検出機構によって被測定物の変位量を検出し、この検出された変位量から被測定物の硬度を算出する演算部と、を備えた制御手段を有し、この制御手段は、荷重機構によって被測定物に所定の荷重を負荷し、この荷重と変位検出機構によって検出された被測定物の変位量から被測定物の硬さを予備的に測定して記憶部に記憶されている複数に区分された荷重負荷領域から被測定物に適した荷重負荷領域を選定し、更に、選定された荷重負荷領域に適した荷重テーブルを演算部によって決定する予備測定と、この予備測定で選定された荷重負荷領域に適する荷重テーブルに基づいて、被測定物に荷重を負荷し、被測定物の変位量を検出して被測定物の硬度を算出する本測定と、を有し、荷重テーブルは、押針が被測定物と非接触状態での荷重に対して変位する位置を表す電流/変位バイアステーブルと、測定のリミット値である最大変位量との交点である基点から対応する荷重負荷領域を横切るように延びる直線で表されることを特徴とする。
まず、本発明の硬さ計の概略構成を図1に基づいて説明する。図1において、1は本発明の一実施形態としての硬さ計である。2はプランジャであり、細長い略棒形状を有し、その一方の先端に押針3が保持され取り付けられている。押針3は先端が微小な略半球形状であり、後述する被測定物を押圧して硬さ測定が行われる。尚、押針3は被測定物の硬さに応じて、先端の径を変更するために交換可能な構成であることが好ましい。
定のために昇降する基台であり、板バネ4a、4bが結合し、板バネ4a、4bを介してプランジャ2を保持する。この基台5はステッピングモータ(以下、モータと略す。)9によって矢印Cの方向に昇降し、これにより、プランジャ2を押針軸線Aに沿って移動することが出来る。
数の荷重負荷領域等を記憶している。また、演算部23とメモリ24は、メモリバスP8によって繋がれ、データのリード/ライトが行われる。また、25はD/A変換回路であり、デジタル信号であるVCM制御データP6をアナログ信号に変換してVCM制御信号P9を出力する。
また、本実施形態では、モータ9を駆動し基台5を矢印Cの方向に降下させ押針3を被測定物10に当接するようにしているが、測定ストロークが短くモータ9を必要としない場合には、VCM7によってプランジャ2を降下させ押針3を被測定物10に当接して、本発明の測定動作を実施することも可能である。
次に、図4に基づいて、本発明の硬さ計による硬さ測定の基本的な概略動作を説明する。図4において、制御部20は、VCM7にVCM電流Ivを供給し、プランジャ2に対して矢印Bの方向に所定の荷重を印加する(予圧の印加)。
次に、本発明の硬さ計の測定動作例を図5〜図16のフローチャートとグラフ等によって詳細に説明する。尚、硬さ計1の構成は図1〜図3を参照する。まず図5に基づいて、硬さ計1による硬さ測定の全体動作の概略を説明する。
32の測定開始ボタン(図示せず)を操作すると、硬さ計1は測定を開始し、まず、電流/変位バイアステーブル(以降、I/Dバイアステーブルと略す。)を作成する(ステップST10)。
は、硬さ計1が設置されている環境で、到来するであろう外乱による想定荷重より大きい値とすることが好ましい。
22によってデジタルデータである変位データP5に変換する(ステップST35)。ここで、タッチONしたときの押針3の座標は、VCM電流は電流値Ivpで変化せず、変位量はタッチONによってプランジャ2が押し上がる方向に移動するので変位量Donとなり、位置Sonに移動する。
次に図11に基づいて、タッチON検出後に行われる予備測定動作のルーチン(ステップST40〜ST49)を説明する。この予備測定は被測定物の硬さを予備的に測定し、被測定物に適した荷重を負荷するための荷重負荷領域を選定するものである。
変位入力部21によって入力し、A/D変換回路22でデジタル値の変位データP5に変換する(ステップST45)。ここで取得された変位データP5は、押針3が被測定物10に荷重を負荷したことによって変位した変位量Dである。そして、制御部20は、取得した変位量DとVCM7に供給したVCM電流Ivをメモリ24に予備データとして記憶する。
ここで、図12と図13に基づいて、荷重負荷領域の選定動作の具体例を説明する。図12と図13の縦軸はVCM電流Ivであり、プランジャ2には、この電流値に比例する荷重が印加される。また、横軸はVCM電流Ivによって変位する押針3の変位量Dである。ここで、図面上で横の破線Ivmaxは、VCM最大電流値であり、予備測定のVCM電流のリミット値である。また、図面上で縦の破線Dmaxは、最大変位量であり、予備測定の変位量のリミット値である。
傾斜角度が急である。
軟質であるので、押針3の径を大きくして、被測定物10に加わる圧力を減らすことで変位量が小さくなる。これにより、予備データの傾きが大きくなって荷重負荷領域の領域Aなどに入り、正確な測定が出来るようにする。
次に、図14に基づいて荷重テーブルの決定方法を説明する。図14において、縦軸はVCM電流Ivであり、横軸はVCM電流Ivによって変位する押針3の変位量Dである。また、Ivmax、Dmax、I/DバイアステーブルT、及び測定基点S0等は、前述したので説明は省略する。
ルK2による変位幅Dh2の幅が最も広い。
次に図15、図16に基づいて、本発明の硬さ計の本測定の動作ルーチン(ステップST60〜ST70)を説明する。ここで、図15は本測定のフローチャートであり、図16は本測定における押針3の座標の推移を表している。
変位量Dから、荷重テーブルK2を参照し、荷重テーブルK2に沿ったVCM電流Ivの新しい電流値を取得してVCM7に供給する(ステップST65)。
2 プランジャ
3 押針
4a、4b 板バネ
5 基台
6 測定台
7 VCM
7a 永久磁石
7b 可動コイル
8 差動トランス
9 モータ
10 被測定物
20 制御部
21 変位入力部
22 A/D変換回路
23 演算部
24 メモリ
25 D/A変換回路
26 電流供給部
27 モータ駆動部
31 表示部
32 操作部
P1 変位信号
P2 表示制御データ
P3 操作信号
P4 モータ駆動信号
P5 変位データ
P6 VCM制御データ
P7 モータ制御データ
P8 メモリバス
P9 VCM制御信号
D 変位量
Iv VCM電流
K0 荷重テーブル基点
K1、K2、K3 荷重テーブル
S0 測定基点
T I/Dバイアステーブル
Xp 撓み量
Claims (4)
- 押針によって被測定物に荷重を負荷する荷重機構と、前記被測定物の変位量を検出する変位検出機構とを備えた硬さ計において、
前記被測定物に負荷する荷重領域を前記被測定物の硬さに応じて複数に区分した荷重負荷領域及び対応する荷重負荷領域に適する荷重テーブルを予め記憶する記憶部と、
前記変位検出機構によって前記被測定物の変位量を検出し、この検出された変位量から前記被測定物の硬度を算出する演算部と、を備えた制御手段を有し、
この制御手段は、前記荷重機構によって前記被測定物に所定の荷重を負荷し、この荷重と前記変位検出機構によって検出された前記被測定物の変位量から前記被測定物の硬さを予備的に測定して前記記憶部に記憶されている複数に区分された前記荷重負荷領域から前記被測定物に適した荷重負荷領域を選定し、更に、選定された前記荷重負荷領域に適した荷重テーブルを前記演算部によって決定する予備測定と、
この予備測定で選定された前記荷重負荷領域に適する荷重テーブルに基づいて、前記被測定物に荷重を負荷し、前記被測定物の変位量を検出して前記被測定物の硬度を算出する本測定と、を有し、前記荷重テーブルは、前記押針が前記被測定物と非接触状態での荷重に対して変位する位置を表す電流/変位バイアステーブルと、測定のリミット値である最大変位量との交点である基点から前記対応する荷重負荷領域を横切るように延びる直線で表されることを特徴とする硬さ計。 - 前記荷重テーブルは、前記対応する荷重負荷領域を通過する区間に対応する変位量の変位幅である前記被測定物の硬さ測定範囲が略最大となるように決定されることを特徴とする請求項1に記載の硬さ計。
- 前記予備測定において、前記複数の荷重負荷領域の選定範囲が外れた場合は、前記押針の径を大又は小に変更する指示手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の硬さ計。
- 前記指示手段は表示部であり、前記荷重負荷領域または前記荷重テーブルを表示すると共に、前記被測定物の硬度を表示することを特徴とする請求項3に記載の硬さ計。
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