JP5001776B2 - Plc用のスプリッタ、plcアダプタ内蔵型スプリッタおよび屋内ネットワークシステム - Google Patents

Plc用のスプリッタ、plcアダプタ内蔵型スプリッタおよび屋内ネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、屋内に配線された電灯線(電力線)やFMおよび/またはテレビ用の同軸ケーブルを同時に通信用の伝送路として利用可能にし、また、同軸ケーブルのみを伝送路として自動的に選択可能にする機能を有するPLC用のスプリッタ、そのスプリッタにPLC(Power Line Communication;電力線搬送通信)アダプタを内蔵したPLCアダプタ内蔵型スプリッタおよびそれらのスプリッタを用いた屋内ネットワークシステムの実現技術に関する。
屋内に配線されている電灯線を利用して情報信号を伝送する、いわゆる電力線搬送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、家屋の入口まで配線された光ファイバケーブルからモデムを介して屋内の電灯線に接続することにより、屋内に光ファイバケーブルを配線しなくても、各室内の壁などに設置された電灯線用コンセントにパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)の電源コードプラグを差し込むだけで、そのパソコンは光ファイバケーブルを伝搬する情報信号を電灯線を経由して送受信し、インターネット通信などを行うことができる。このような屋内の電灯線を使って通信を行うネットワークの形態はPLCと呼ばれる。そして、パソコンが入出力するパケット信号と電灯線を伝搬するPLC信号とを変復調するモデムとしてPLCアダプタなどが市販されている(例えば、非特許文献1参照)。
一方、パケット信号をテレビ用の同軸ケーブルで伝送するためのカプラである同軸専用モデムのスプリッタも市販されている。このようなスプリッタによれば、光ファイバケーブルなどの通信路を伝搬する信号を同軸ケーブルに取り込んで、その信号を同軸ケーブルによって到達地点のパソコンなどに伝送させることができる。
ところで、電灯線では、ケーブルにシールドがされていないために周囲環境のノイズが重畳しやすく、また、ブレーカなどを含む分電盤や各種の電気機器が接続されるためインピーダンスが変化することによって、電灯線を使ったときのPLC信号の通信速度は実効的に30Mビット/秒程度になる場合が多いと言われている。一方、同軸ケーブルを用いた場合には、同軸ケーブルにはシールドが施されているために周囲環境のノイズが重畳しにくく、通信速度を100Mビット/秒以上に高速化することができると言われている。したがって、同軸ケーブルを利用できる環境においては、同軸専用モデムであるスプリッタを用いて同軸ケーブルを介して信号を伝送した方が、電灯線を利用するよりも、高品質かつ高速な通信を実現することが可能となる。
一般的に、同軸ケーブルが配線されている環境は多数存在している。例えば、住宅においては、各部屋にテレビ用差込口(TVコンセント)が配備されている。また、集合住宅やオフィスビルにおいても、テレビ共聴設備用に同軸ケーブルが多数配線されている。
それにもかかわらず、電灯線専用のPLCアダプタと同軸ケーブル専用のスプリッタが別個に存在していたために、電灯線を用いて通信システムを構築する場合はPLCアダプタを使用してパソコンなどを接続し、同軸コネクタが配線されている環境では、同軸ケーブルに接続するための同軸専用モデム(スプリッタ)を使用するというように、それぞれの屋内配線環境の形態によって異なる種類のアダプタやスプリッタを準備しなければならないという問題があった。
そこで、特許文献2には、電灯線のみによる伝送路と、電灯線と同軸ケーブルとの間を中継する伝送路とを有して、どちらかを選択可能にする中継装置(スプリッタ)が開示されている。
特開2004−15165号公報(段落0014〜0017、図1参照) 特開2007−81915号公報(段落0035〜0040、図1参照) http://panasonic.jp/p3/plc/ パソコン周辺機器>PLCアダプタ,HD−PLCTM[インターネット][検索日2007年9月14日]
しかしながら、特許文献2では、電灯線による伝送路、または同軸ケーブルによる伝送路のどちらかを選択する場合に、人手(リモコンを用いて選択する操作を含む)によらなければ選択が行えないという煩雑さがあった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、屋内に配線された電灯線を利用した電力線搬送通信を活かしたまま、FMおよび/またはテレビ用の同軸ケーブルを分岐接続して、通信品質の良い同軸ケーブルを利用した同軸ケーブル通信も同時に構築でき、また、同軸ケーブルのみを伝送路として自動的に選択可能にする機能を有するPLC用のスプリッタ、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ、およびそのスプリッタを用いた屋内ネットワークシステムの実現技術を提供することを課題とする。
上記の目的を達成するために、本発明における第1のPLC用のスプリッタおよび第2のPLC用のスプリッタは、ともに、PLC信号が入出力されるPLC接続部、同軸ケーブルとの接続用の同軸ケーブル接続部、および電灯線との接続用の電灯線接続部を有し、前記第1のPLC用のスプリッタが、さらに前記同軸ケーブル接続部に結線され所定の信号を出力する信号発信部を備え、前記PLC接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には交流の商用電源を阻止するフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡し、かつ、前記PLC接続部と前記電灯線接続部との間は結線して前記PLC信号を受け渡すとともに前記信号発信部から前記同軸ケーブルに所定の信号を出力し、前記第2のPLC用のスプリッタが、さらに前記電灯線接続部と前記PLC接続部との間および前記電灯線接続部と前記同軸ケーブル接続部との間に、前記通信信号の通過を阻止する低域通過型フィルタと該低域通過型フィルタを迂回して前記PLC信号を通過させる経路とを並列に設けて、前記低域通過型フィルタを通過する経路またはその低域通過型フィルタを迂回する経路を切り替えるスイッチ、および前記同軸ケーブル接続部に結線され所定の信号を検出する信号検出部を備え、前記PLC接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には交流の商用電源を阻止するフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡すとともに、前記信号検出部が前記所定の信号を検出した場合には、前記スイッチが前記低域通過型フィルタを通過する経路を選択すること、を特徴とする。
本発明によれば、屋内に配線された電灯線を利用した電力線搬送通信を活かしたまま、FMおよび/またはテレビ用の同軸ケーブルを分岐接続して、通信品質の良い同軸ケーブルを利用した同軸ケーブル通信も同時に構築でき、また、同軸ケーブルのみを伝送路として自動的に選択可能にする。
《第1実施形態》
以下、本発明に係るPLC用のスプリッタ(以下、「スプリッタ」という)の実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、スプリッタの内部構成の一例を示す図である。
スプリッタ(親機)10は、絶縁カプラ1(第1のフィルタ)、LPF2(第2のフィルタ)、直流パス回路3(第4のフィルタ)、HPF4(第5のフィルタ)、fs阻止フィルタ7(第3のフィルタ)およびfs発信器8によって構成される。なお、LPF、HPFはそれぞれLow Pass Filter(低域通過型フィルタ)、High Pass Filter(高域通過型フィルタ)の略称である。
絶縁カプラ1は、トランスTおよびコンデンサCによって構成され、直流成分や交流の商用電源周波数を遮断する目的を有する。
LPF2は、2〜30MHzの通信信号の周波数を通過させ、通信信号の周波数より高いFMやテレビ信号の周波数を遮断する目的を有する。カットオフ周波数はfc2である。
直流パス回路3は、主に直流成分を通過させ、他の電気機器に対して同軸ケーブルを介して直流電源を供給する目的を有する。カットオフ周波数はfc3である。
HPF4は、2〜30MHzの通信信号の周波数を遮断し、FMおよび/またはテレビ用の周波数を通過する目的を有する。カットオフ周波数はfc4である。
fs阻止フィルタ7は、fs発信器8から出力されるfs信号が、PLC接続部t3、電灯線接続部t5に到達しないしようにする目的を有する帯域阻止フィルタである。
fs発信器8は、fs信号(所定の信号)を出力する。このfs信号の周波数(または周波数帯)は、PLC信号の周波数帯、通信信号の周波数帯、FMおよび/またはテレビ用の周波数帯と重ならない(干渉しない)ように設定される。例えば、fs信号は、2MHz未満の周波数であることが好適である。また、fs発信器8は、所定の周波数を出力する発振器であってもよい。なお、fs発信器8の役割については、後記する。
なお、LPF2、直流パス回路3およびHPF4は、図1に示した回路に限られるものではなく、その目的に適した周波数特性を有する回路であれば別の回路構成であっても構わない。
次に、スプリッタ(親機)10の接続部と、その接続部に接続される周辺装置やケーブルについて、以下に説明する(図1参照)。
スプリッタ(親機)10は、PLC接続部(PLCジャック)t3、同軸ケーブル接続部(同軸ケーブルジャック)t4、電灯線接続部(電源ジャック)t5および受信機接続部(受信機ジャック)t6を有する。そして、PLCジャックt3にはPLCアダプタ11が接続され、同軸ケーブルジャックt4には同軸ケーブル14が接続され、さらに、電源ジャックt5には電灯線12が接続される。また、受信機ジャックt6には、FM/TV受信機13が接続される。
PLCアダプタ11は、電源ジャックt2と機器接続部(LANジャック;RJ−45)t1を有する。そして、PC(Personal Computer;パケット信号を用いる情報機器)18は、LANジャックt1にLANケーブル(不図示)によって接続される。また、電源ジャックt2は、PLCジャックt3と、電源ケーブル(不図示)によって接続される。
同軸ケーブル14(14a、・・14m、14n)は、分配器15に接続されている。そして、FM/TVアンテナ17によって受信されたFMおよび/またはテレビ信号が、混合器16を介して分配器15に送信され、分配器15からそれぞれの部屋へ配線された同軸ケーブル14(14a、・・14m、14n)を介して配信される。なお、同軸ケーブルジャックt4から出入力される通信信号は、同軸ケーブル14a←→分配器15←→他の同軸ケーブル14(14m、14nなど)という経路によって、他の部屋(各部屋)で同軸ケーブル14に接続(他のスプリッタと他のPLCアダプタを経由して接続)されている他の通信機器との間で送受信される。
次に、スプリッタ(親機)10の動作について、以下に説明する。
PLCジャックt3と電源ジャックt5との間は、結線されている。したがって、PC18によって出力されたパケット信号は、PLCアダプタ11によってPLC信号に変換され、PLCジャックt3から電源ジャックt5を経由して、電灯線12へ出力される。そして、電灯線12に接続されている他の通信機器(不図示)との間で通信が可能となる。
また、PLCジャックt3と同軸ケーブルジャックt4との間には、絶縁カプラ1、fs阻止フィルタ7、およびLPF2が接続されている。したがって、PLCジャックt3から入力されたPLC信号は、交流の商用電源が除去された通信信号となって、同軸ケーブルジャックt4に伝達される。
また、同軸ケーブルジャックt4と受信機ジャックt6との間には、直流パス回路3とHPF4とが並列に接続されている。したがって、通信信号が受信機ジャックt6に到達することはない。そのため、FM/TVアンテナ17によって受信したFMおよび/またはテレビ信号は、通信信号の重畳によって劣化させられることはなく、品質劣化のない状態でFM/TV受信機13に出力される。
fs発信器8は、インピーダンス整合のために抵抗Rを介して、同軸ケーブルジャックt4に接続される。そして、fs発信器8の出力であるfs信号は、同軸ケーブル14に出力される。また、fs信号は、直流パス回路3とHPF4とによって阻止され、受信機ジャックt6に出力されることはない。さらに、fs信号は、fs阻止フィルタ7によって阻止され、PLCジャックt3と電源ジャックt5に出力されることもない。
このように、図1に示す回路構成では、PLCジャックt3、同軸ケーブルジャックt4または電源ジャックt5のいずれか一つのジャックから入力してきた信号(fs信号以外の信号)は、他の2つのジャックへ出力可能な構成となっている。すなわち、PLCジャックt3から入力してきた信号は、同軸ケーブルジャックt4と電源ジャックt5の2方向に信号が伝達可能となっている。同様に、同軸ケーブルジャックt4から入力してきた信号は、PLCジャックt3と電源ジャックt5の2方向に信号が伝達可能となっている。また、電源ジャックt5から入力してきた信号は、PLCジャックt3と同軸ケーブルジャックt4の2方向に信号が伝達可能となっている。
ただし、図1に示す回路構成を有するスプリッタ(親機)10を複数用いて構成されるネットワークでは、通信経路がループ状に形成される可能性がある。その場合には通信に支障をきたすこともあり得るので、それを防ぐために、通信経路を2方向に分岐しないようにする手段が必要となることがある。あるいは、一方の通信信号(またはPLC信号)を廃棄(消滅)させる手段が必要となることがある。
通信経路を2方向に分岐しないようにする手段を設けたスプリッタ(子機)10aの構成を、図2を用いて説明する(適宜図1参照)。図2は、通信経路を2方向に分岐する場合と分岐しない場合を選択可能にするスプリッタの内部構成の一例を示す図である。なお、図1と同じ回路については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図2が図1と異なる箇所は、LPF5(低域通過型フィルタ)、スイッチ6、およびfs発信器8の代わりにfs検出器9が設けられていることである。
LPF5は、交流の商用電源周波数を通過させるが、PLC信号に重畳している通信信号を遮断する目的を有する。カットオフ周波数はfc5である。なお、LPF5は、図2に示した回路に限られるものではなく、その目的に適した周波数特性を有する回路であれば別の回路構成であっても構わない。
また、スイッチ6は、リレーなどによって構成され、a側を選択すると図1と同じ回路構成となり、共用モード(電灯線と同軸ケーブルの両方を伝送路とするモード)の通信を可能とする。一方、スイッチ6のb側を選択すると、LPF5によって、通信信号が遮断されるため、PLCジャックt3と同軸ケーブルジャックt4の間の経路のみによる通信(同軸線モード)が可能となる。
fs検出器9は、他のスプリッタ(親機)10が送信するfs信号を検出する目的を有する。そして、fs検出器9は、同軸ケーブルジャックt4に接続され、fsBPF(Band Pass Filter;帯域通過型フィルタ)91と増幅器92を含んで構成される。fsBPF91は、fs信号(所定の信号)を通過するフィルタである。また、増幅器92は、fsBPF91を通過したfs信号を増幅する。そして、増幅された信号は、スイッチ6の切り替え動作に利用される。すなわち、fs検出器9は、スイッチ6に作用する機能を有しており、fs信号を検出するとb側を選択させるように動作させる。また、fs信号が検出されなければ、fs検出器9は、スイッチ6にa側を選択させるように動作させる。なお、スイッチ6が、通常a側を選択していて、fs検出器9がfs信号を検出して作動してきたときだけb側を選択するように動作してもよい。
また、fs検出器9によって自動的にスイッチ6を切り換えるか、手動でスイッチ6を操作するか、を切り換えるスイッチを設けるようにしても構わない。
ここで、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aのような回路構成としたことによる効果について、図1に示したfs発信器8を有するスプリッタ(親機)10と、図2に示したfs検出器9を有するスプリッタ(子機)10aとを組み合わせて、両者を同軸ケーブルに接続した場合について説明する(図1,2参照)。
スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aとのそれぞれの同軸ケーブルジャックt4を、同軸ケーブル14に接続する。このように接続することによって、スプリッタ(親機)10のfs発信器8から出力されるfs信号は、同軸ケーブル14を介して、スプリッタ(子機)10aのfs検出器9に達する。そして、fs検出器9がfs信号を検出して、スプリッタ(子機)10aのスイッチ6がb側を選択する。このとき、スイッチ6のb側に接続されているLPF5によって、通信信号が阻止されるため、電灯線ジャックt5を介した電力線搬送通信(PLC)を行うことができなくなる。すなわち、同軸線モードによる通信が可能となる。
次に、スプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aが同軸ケーブルに接続されていない場合について説明する。この場合には、スプリッタ(子機)10aのfs検出器9は、fs信号を検出しないので、スプリッタ(子機)10aのスイッチ6がa側を選択する。したがって、LPF5を迂回する経路が選択されるため、電灯線ジャックt5を介した電力線搬送通信(PLC)を行うことが可能となり、共用モードによる通信が可能となる。
このように、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aとを組み合わせることによって、同軸ケーブルを接続するか否かによって、人手を煩わせることなく、スプリッタ(子機)10aのスイッチ6を操作することが可能となる。
ここで、スプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aに用いられるフィルタのカットオフ周波数と信号を通過させる周波数帯域との関係を、図3を用いて説明する(適宜図2参照)。図3は、スプリッタに用いられるフィルタのカットオフ周波数と周波数帯域の帯域制限との関係の一例を示す図である。
まず、LPF2のカットオフ周波数fc2は、PLC信号を通過させ、FMおよび/またはテレビ信号を遮断するものである。HPF4のカットオフ周波数fc4は、PLC信号を遮断し、FMおよび/またはテレビ信号を通過するものである。直流パス回路3のカットオフ周波数fc3は、主に直流成分を通過させる。LPF5のカットオフ周波数fc5は、PLC信号に重畳している通信信号を遮断し、交流の商用電源を通過させる。fsBPF91はfs信号を通過させるものである。そして、fs信号は、前記したように、PLC信号、通信信号、FMおよび/またはテレビ信号に影響を与えない(干渉しない)周波数帯に設定される。なお、fs阻止フィルタ7はfs信号の通過を阻止するものである。
なお、図1,2においては、スプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aに同軸ケーブルジャックt4が1個設けられている実施形態について説明したが、スプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aに同軸ケーブルジャックt4を複数個設けても構わない。
また、fs阻止フィルタ7は、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aの両方に備えずに、どちらか片方に備えても構わない。
なお、絶縁カプラTの周波数帯域が通信信号は通過させるが、fs周波数を通過させない特性を持つものであればfs阻止フィルタ7は、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10a両方共に備えなくても良い。
ところで、パケット信号を用いる通信機器(たとえば、パソコンなど)をスプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aに接続する場合には、パケット信号をPLC信号に変換するPLCアダプタ11(図1,2参照)が必要となる。そこで、PLCアダプタ11とスプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aとを接続したのと同じ機能を有する回路によって、PLCアダプタ内蔵型スプリッタを実現しておくと実用上便利である。
PLCアダプタ内蔵型スプリッタについて、図4,5を用いて説明する(適宜図1,2参照)。図4,5は、PLCアダプタ内蔵型スプリッタの構成の一例を示す図である。
なお、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20またはPLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aの回路の詳細については、図1,2において説明したものと同じ部分についての説明を省略する。ちなみに、PLCアダプタ内蔵型スプリッタをスプリッタ内蔵型PLCアダプタと言い換えても同じである。
図4に示すように、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20は、PLCアダプタ21とスプリッタ(親機)10とを接続することによって構成される。ただし、PLCアダプタ21は、図1に示したPLCアダプタ11と同じ機能を有するものである。このように構成することによって、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20の接続部は、LANジャックt1、同軸ケーブルジャックt4および電源ジャックt5となる。
そして、PC18をPLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20のLANジャックt1に接続すると、同軸ケーブルジャックt4に接続された同軸ケーブル14と電源ジャックt5に接続された電灯線12を介して他の情報機器との間で通信することが可能となる。
同様に、図5に示したPLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aは、PLCアダプタ21とスプリッタ(子機)10aとを接続することによって構成される。ただし、PLCアダプタ21は、図2に示したPLCアダプタ11と同じ機能を有するものである。このように構成することによって、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aの接続部は、LANジャックt1、同軸ケーブルジャックt4および電源ジャックt5となる。
また、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20と、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aとを組み合わせた場合、同軸ケーブルを接続するか否かによって、人手を煩わせることなく、PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aのスイッチ6を切り替え操作することが可能となる。
《第2実施形態》
本発明の第1実施形態において前記したスプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aを用いて構成した屋内ネットワークシステムについて、図6を用いて説明する(適宜図1,2参照)。図6は、本発明の第2実施形態に係る屋内ネットワークシステムの構成図の一例である。図6に示す屋内ネットワークシステム1では、LANケーブル40(40a,40b,40c)を伝搬するパケット信号のインタフェースとなるLANジャックt1および電源ジャックt2を備えるPLCアダプタ11(11a,11b,11c)と、PLCアダプタ11の電源ジャックt2が接続されるPLCジャックt3、同軸ケーブルジャックt4、電源ジャックt5および受信機ジャックt6を備えるスプリッタ(親機)10、スプリッタ(子機)10aとが別部品として構成されている。
屋内ネットワークシステム1において、PLCアダプタ11aのLANジャックt1側は、LANケーブル40aおよびインターネットモデム31を介して、ネットワーク50に接続される。さらに、PLCアダプタ11aの電源ジャックt2側にはスプリッタ(子機)10aのPLCジャックt3が接続され、スプリッタ(子機)10aの同軸ケーブルジャックt4側には、同軸ケーブル14rが接続される。そして、同軸ケーブル14rの先には、TVコンセント41aと同軸ケーブル14aを介して、分配器15、混合器16を経てFM/TVアンテナ17や、分配器15を経て同軸ケーブル14(14b・・14n)が接続される。なお、スプリッタ(子機)10aの電源ジャックt5側には電源コードを介して電灯線12が接続される。また、スプリッタ(子機)10aの受信機ジャックt6側には、FM/TV受信機13aが接続される。
同軸ケーブル14(14a,14b・・)は、各部屋の壁などに設置されているTVコンセント41(41a,41b・・)に接続されている。図6では、同軸ケーブル14bは、TVコンセント41bに接続されている。そして、その先は、同軸ケーブル14sを介して、スプリッタ(親機)10の同軸ケーブルジャックt4に接続されている。スプリッタ(親機)10では、そのPLCジャックt3側にはPLCアダプタ11bの電源ジャックt2が接続され、さらに、PLCアダプタ11bのLANジャックt1側には情報機器としてPC18が接続される。なお、スプリッタ(親機)10の電源ジャックt5側には電源コードを介して電灯線12が接続されている。
また、PLCアダプタ11cの電源ジャックt2側には、電源コードを介して電灯線12が接続され、PLCアダプタ11cのLANジャックt1側にはLANケーブル40cを介してファイルサーバ30が接続されている。
図6に示す屋内ネットワークシステム1においては、PC18がネットワーク50にアクセスする場合、PC18から出力されたパケット信号は、LANケーブル40b→PLCアダプタ11b→スプリッタ(親機)10→同軸ケーブル14s→TVコンセント41b→同軸ケーブル14b→分配器15→同軸ケーブル14a→TVコンセント41a→同軸ケーブル14r→スプリッタ(子機)10a→PLCアダプタ11a→LANケーブル40a→インターネットモデム31→ネットワーク50のルートで伝送される。
その理由は、スプリッタ(子機)10aが同軸線モードになるからである。すなわち、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aとが同軸ケーブル14を介して接続されると、スプリッタ(親機)10のfs発信器8から出力されるfs信号がスプリッタ(子機)10aに到達する。そして、スプリッタ(子機)10aのfs検出器9がfs信号を検出して、スイッチ6(図2参照)のb側を選択する。そこで、スプリッタ(子機)10aは、その電灯線ジャックt5ではPLC信号の入出力を行わない同軸線モードとなる。
仮に、図6において、同軸ケーブル14がスプリッタ(親機)10またはスプリッタ(子機)10aに接続されなければ、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10aとは共用モードとなって、電灯線12を介して通信を行うことになる。
したがって、スプリッタ(親機)10にfs発信器8を備え、スプリッタ(子機)10aにfs検出器9を備えたことによって、同軸ケーブル14または電灯線12のうちのどちらか都合の良い方を選択して、ネットワークを構築することが可能となる。また、通信経路がループ状に形成されることを自動的に回避することが可能となる。
また、電灯線12に電源コード(不図示)を介して接続されたPLCアダプタ11cは、LANケーブル40cを通してファイルサーバ30と接続されている。そこで、PC18からファイルサーバ30にアクセスする場合、PC18から出力されたパケット信号は、LANケーブル40b→PLCアダプタ11b→スプリッタ(親機)10→電灯線12→PLCアダプタ11c→LANケーブル40c→ファイルサーバ30のルートで伝送される。なぜなら、スプリッタ(親機)10は、図1に示すように、常に共用モードであるので、同軸ケーブルジャックt4と電灯線ジャックt5とを介して信号を送受信可能となっている。すなわち、PC18は、同軸ケーブル14によってネットワーク50にアクセスする通信を行いながら、電灯線12による電力線搬送通信によってファイルサーバ30にアクセスすることが可能となっている。
なお、PLCアダプタ11bとスプリッタ(親機)10とを組み合わせたものまたはPLCアダプタ11aとスプリッタ(子機)10aとを組み合わせたものを、前記したPLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)20またはPLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)20aによって置き換えても同様の機能となる。
《第3実施形態》
スプリッタ(親機)10が複数の周波数を発信するfs発信器8を備え、子機のスプリッタ(子機)10aにfs発信器8が発信する信号のうちの所定の周波数の信号のみを検知するfs検出器9を備えて、屋内ネットワークシステムを構成した場合について、図7を用いて説明する(適宜図1,2参照)。図7は、本発明の第3実施形態に係る屋内ネットワークシステムの構成図の一例である。なお、図7は、図6と同様の機能を有する装置には同じ符号を付し、説明を省略する。
図7が図6と異なる箇所は、スプリッタ(子機)10c、同軸ケーブル14c、TVコンセント41c、PLCアダプタ11dおよびPC18dが追加され、さらに電灯線12を単相三線式の電灯線として、より詳細にL1相とL2相の電灯線について示したものである。
図7では、スプリッタ(親機)10とスプリッタ(子機)10cとが電灯線のL2相12b、スプリッタ(子機)10aとPLCアダプタ11dが電灯線のL1相12aに接続されている。
一般的に、異相の電灯線にまたがるPLCによる通信の場合には、通信品質が非常に悪い(伝送路の減衰量が大きい)ため、通信速度が著しく遅くなったり、通信を行うことが困難な場合も発生する。本発明の第3実施形態では、電灯線のL1相12aとL2相12bとの間で通信を行うことが困難なため、同軸ケーブル14を利用して、通信を行っているものとする。
そして、スプリッタ(親機)10が周波数fs1,fs2を出力するfs発信器8を備え、スプリッタ(子機)10aがfs1を通過するfsBPF91を設けた検出器9を備え、スプリッタ(子機)10cがfs2を通過するfsBPF91を設けた検出器9を備えているものとする。
図7において、スプリッタ(親機)10が、周波数fs2のみを出力した場合には、スプリッタ(子機)10cのみが同軸線モードとなり、PC18とファイルサーバ30との間を同軸ケーブル14を介して通信することになる。そして、スプリッタ(子機)10aが共用モードになっているため、PC18は、インターネットモデム31を介してネットワーク50にアクセスする通信が可能であるとともに、電灯線のL1相12aを介してPC18dとも通信が可能になる。
スプリッタ(親機)10が周波数fs1とfs2との両方を出力して、スプリッタ(子機)10a,10cの両方を同軸線モードとした場合、PC18は、同軸ケーブル14を介して、ファイルサーバ30およびインターネットモデム31を経由してネットワーク50にアクセスする通信が可能になる。しかし、PC18は、PC18dとは通信を行えなくなる。別の見方をすると、スプリッタ(子機)10aを同軸線モードにすることによって、PC18dを、屋内ネットワークシステム1から切り離した状態にすることが可能になる。
このように構成することによって、例えば、PC18が大容量のデータを高速でネットワーク50から優先的にダウンロードしようとしたときに、PC18dからネットワーク50にアクセスすることを止めさせる効果がある。また、PC18dを保守点検するときに、屋内ネットワークシステム1から切り離せる効果がある。
すなわち、スプリッタ(親機)10の発信する周波数を適宜一または複数選択することによって、スプリッタ(子機)10aおよび10cのスイッチ6を個々に遠隔で切り換えることが可能となるような構成にすることにより、スプリッタ(子機)10aの電源ジャックt5を介してのみ通信可能に接続されている情報機器との間で、通信可あるいは通信不可とすることが遠隔で制御可能となる。
なお、スプリッタ(親機)10が周波数fs1の発信を止めた場合、スプリッタ(子機)10aは共用モードとなり、PC18とPC18dとが通信可能となる。
以上説明したように、スプリッタは、電灯線を介してPLC信号を伝送させる構成を有し、同時にPLC接続部と同軸ケーブル接続部とを中継して同軸ケーブルを介して通信信号を伝送させる構成も有する屋内ネットワークの構築を可能にする。すなわち、電力線搬送通信と同軸ケーブル通信の両方を同時に使用することが可能である。さらに、所定の信号を出力する信号発信部を備えたスプリッタ(親機)と、その所定の信号を検出する検出部を備えたスプリッタ(子機)とを組み合わせることによって、スプリッタ(子機)がその所定の信号を検出した場合に、同軸ケーブルのみを伝送路として自動的に選択することが可能となる。そのため、人手を煩わせることなく、自動的に同軸ケーブルのみを伝送路として選択することができるため、屋内の配線形態に応じて、電力線搬送通信と同軸ケーブル通信とを組み合わせた屋内ネットワークを容易に構築することが可能となる。
スプリッタの内部構成の一例を示す図である。 通信経路を2方向に分岐する場合と分岐しない場合を選択可能にするスプリッタの内部構成の一例を示す図である。 スプリッタに用いられるフィルタのカットオフ周波数と周波数帯域の帯域制限との関係の一例を示す図である。 PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)の構成の一例を示す図である。 PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)の構成の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る屋内ネットワークシステムの構成図の一例である。 本発明の第3実施形態に係る屋内ネットワークシステムの構成図の一例である。
符号の説明
1 絶縁カプラ
2 LPF
3 直流パス回路
4 HPF
5 LPF
6 スイッチ
7 fs阻止フィルタ
8 fs発信器
9 fs検出器
10 スプリッタ(親機)
10a,10c スプリッタ(子機)
11(11a,11b,11c,11d),21 PLCアダプタ
12 電灯線
12a L1相
12b L2相
13,13a,13b FM/TV受信機
14(14a,14b,14c,・・14n,14r,14s) 同軸ケーブル
15 分配器
18,18d PC(情報機器)
20 PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(親機)
20a PLCアダプタ内蔵型スプリッタ(子機)
t1 機器接続部
t2,t5 電灯線接続部
t3 PLC接続部
t4 同軸ケーブル接続部
t6 受信機接続部

Claims (9)

  1. 通信信号を交流の商用電源に重畳したPLC信号の伝送路となる電灯線と、前記通信信号の伝送路となるFM受聴用および/またはテレビ視聴用の同軸ケーブルと、パケット信号を用いる情報機器と、前記情報機器との接続用の機器接続部および前記電灯線との接続用の電灯線接続部を備えるPLCアダプタとが配備される環境において使用されるPLC用のスプリッタであって、
    前記PLCアダプタが備える電灯線接続部との接続用のPLC接続部、
    前記同軸ケーブルとの接続用の同軸ケーブル接続部、
    前記電灯線との接続用の電灯線接続部、
    前記電灯線接続部と前記PLC接続部との間および前記電灯線接続部と前記同軸ケーブル接続部との間に、前記通信信号の通過を阻止する低域通過型フィルタ、
    前記低域通過型フィルタに並列に設けられ、該低域通過型フィルタを迂回して前記PLC信号を通過させる経路、
    前記低域通過型フィルタを通過する経路、または前記低域通過型フィルタを迂回する経路を切り替えるスイッチ、
    前記同軸ケーブル接続部に結線され、所定の信号を検出する信号検出部、
    を有し、
    前記PLC接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には、交流の商用電源を阻止する第1のフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止する第2のフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡すとともに、
    前記信号検出部が前記所定の信号を検出した場合には、前記スイッチが前記低域通過型フィルタを通過する経路を選択すること、
    を特徴とするPLC用のスプリッタ。
  2. FM受聴用および/またはテレビ視聴用の受信機を接続する受信機接続部をさらに有し、
    前記同軸ケーブル接続部と前記受信機接続部との間には直流を通過させる第4のフィルタと前記PLC信号を阻止する第5のフィルタとを並列に設けて、アンテナによって受信したFM信号および/またはテレビ信号を、前記同軸ケーブル接続部を介して、受信機接続部に接続された前記FM受聴用および/またはテレビ視聴用の受信機に受け渡すこと、
    を特徴とする請求項1に記載のPLC用のスプリッタ。
  3. 通信信号を交流の商用電源に重畳したPLC信号の伝送路となる電灯線と、前記通信信号の伝送路となるFM受聴用および/またはテレビ視聴用の同軸ケーブルと、パケット信号を用いる情報機器とが配備される環境において使用され、前記情報機器との接続用の機器接続部および前記電灯線との接続用の電灯線接続部を備えるPLCアダプタを内蔵するPLCアダプタ内蔵型スプリッタであって、
    前記情報機器との接続用の機器接続部、
    前記同軸ケーブルとの接続用の同軸ケーブル接続部、
    前記電灯線との接続用の電灯線接続部、
    前記電灯線接続部と前記機器接続部との間および前記電灯線接続部と前記同軸ケーブル接続部との間に、前記通信信号の通過を阻止する低域通過型フィルタ、
    前記低域通過型フィルタに並列に設けられ、該低域通過型フィルタを迂回して前記PLC信号を通過させる経路、
    前記低域通過型フィルタを通過する経路、または前記低域通過型フィルタを迂回する経路を切り替えるスイッチ、
    前記同軸ケーブル接続部に結線され、所定の信号を検出する信号検出部、
    を有し、
    前記機器接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には、前記PLCアダプタと交流の商用電源を阻止するフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡すとともに、
    前記信号検出部が前記所定の信号を検出した場合には、前記スイッチが前記低域通過型フィルタを通過する経路を選択すること、
    を特徴とするPLCアダプタ内蔵型スプリッタ。
  4. FM受聴用および/またはテレビ視聴用の受信機を接続する受信機接続部をさらに有し、
    前記同軸ケーブル接続部と前記受信機接続部との間には直流を通過させるフィルタと前記PLC信号を阻止するフィルタとを並列に設けて、アンテナによって受信したFM信号および/またはテレビ信号を、前記同軸ケーブル接続部を介して、受信機接続部に接続された前記FM受聴用および/またはテレビ視聴用の受信機に受け渡すこと、
    を特徴とする請求項3に記載のPLCアダプタ内蔵型スプリッタ。
  5. 前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの間に、前記所定の信号を阻止する第3のフィルタを設けること、
    を特徴とする請求項1または請求項に記載のPLC用のスプリッタ。
  6. 前記交流の商用電源を阻止するフィルタと前記FM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとの間に、前記所定の信号を阻止するフィルタを設けること、
    を特徴とする請求項3または請求項に記載のPLCアダプタ内蔵型スプリッタ。
  7. 通信信号を交流の商用電源に重畳したPLC信号を伝搬する電灯線と前記通信信号を伝搬するFM受聴用および/またはテレビ視聴用の同軸ケーブルを伝送路として構築するPLC用のスプリッタによって構成される屋内ネットワークシステムであって、
    第1のPLC用のスプリッタおよび第2のPLC用のスプリッタは、ともに、
    前記PLC信号が入出力されるPLC接続部、
    前記同軸ケーブルとの接続用の同軸ケーブル接続部、
    前記電灯線との接続用の電灯線接続部、
    を有し、
    前記第1のPLC用のスプリッタは、
    さらに、前記同軸ケーブル接続部に結線され所定の信号を出力する信号発信部、
    を備え、
    前記PLC接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には、交流の商用電源を阻止するフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡し、かつ、前記PLC接続部と前記電灯線接続部との間は結線して前記PLC信号を受け渡すとともに、
    前記信号発信部から前記同軸ケーブルに所定の信号を出力し、
    前記第2のPLC用のスプリッタは、
    さらに、前記電灯線接続部と前記PLC接続部との間および前記電灯線接続部と前記同軸ケーブル接続部との間に、前記通信信号の通過を阻止する低域通過型フィルタ、
    前記低域通過型フィルタに並列に設けられ、前記低域通過型フィルタを迂回して前記PLC信号を通過させる経路、
    前記低域通過型フィルタを通過する経路、または前記低域通過型フィルタを迂回する経路を切り替えるスイッチ、
    前記同軸ケーブル接続部に結線され所定の信号を検出する信号検出部、
    を備え、
    前記PLC接続部と前記同軸ケーブル接続部との間には、交流の商用電源を阻止するフィルタとFM信号および/またはテレビ信号を阻止するフィルタとを直列に設けて前記通信信号を受け渡すとともに、
    前記信号検出部が前記所定の信号を検出した場合には、前記スイッチが前記低域通過型フィルタを通過する経路を選択すること、
    を特徴とする屋内ネットワークシステム。
  8. 前記第1のPLC用のスプリッタと複数の前記第2のPLC用のスプリッタによって構成されること、
    を特徴とする請求項に記載の屋内ネットワークシステム。
  9. 前記第1のPLC用のスプリッタに備えられる前記信号発信部は、周波数の異なる複数の信号を発信し、前記第2のPLC用のスプリッタに備えられる前記信号検出部は、前記信号発信部の発信する信号のうち所定の周波数の信号を検知すること、
    を特徴とする請求項に記載の屋内ネットワークシステム。
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