JP5000292B2 - シリアル伝送出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリアル伝送出力装置に関し、詳細には、高速シリアル通信で使用される高速シリアル伝送出力装置に関する。
複数のLSI間でのデータ転送が高速に行われる場合には、信号の反射を抑えるために、データ伝送系のインピーダンス整合が重要になる。例えば、複数のLSI間でデータのやり取りを行うための伝送路の特性インピーダンスが50Ωに設定されている場合には、そのような伝送路に50Ωの終端抵抗を付加して信号の反射を抑えている。
図11−1〜図11−3は、90nmプロセスを用いて設計し、L=0.12μmの時のトランジスタサイズを例示している。図11−1のインピーダンス整合回路の場合について説明する。図11−1では、抵抗デバイス812,813をキャリブレーションして50Ωに設定されているものとする。抵抗デバイス812,813を、キャリブレーション抵抗と称する。この場合、キャリブレーション抵抗が50Ωであるので、トランジスタ811,814のオン抵抗は、50Ωより充分小さくする必要がある(W=500μm)。このため、トランジスタ811,814のゲート容量の充放電電流が大きいので電源電圧変動を招いてしまう。
従来手法による電源電圧の変動の原因について説明する。キャリブレーション抵抗812,813のみで50Ωインピーダンスを実現する場合、以下の問題が生じる。トランジスタ811,814のオン抵抗は、抵抗デバイス812,813の抵抗値に比べて充分小さくする必要があるので、トランジスタサイズが増大する(W=500μm)。トランジスタサイズの増大は、直接レイアウト面積の増大につながる。さらに、図11−2に示すように、LSIの電源は寄生抵抗815,816が寄生するため、電流が流れると電圧の変動が起こる。例えば、トランジスタ811がオンした時は、矢印に示す経路でゲートに電流Icが流れる。電流Icはトランジスタ811のゲート容量817に比例し、トランジスタサイズが大きくなるとその電流が引き起こす電源電圧の変動を無視できなくなる。
一方、抵抗デバイス812,813の終端抵抗をトランジスタで代替する方法が提案されている。しかしながら、トランジスタサイズ増大によって起こるレイアウト面積の増加、電源電圧の低下は解決すべき課題として残る。
例えば、特許文献1では、スルーレートコントロール機能を持つインバータに直列にインピーダンス整合回路を接続し、レイアウト面積の縮小化を図っている。また、複数のインバータを用いて、それぞれに遅延回路を接続し、インバータがオンする時間に差を設けてゲート容量に一度に流れる電流を少なくすることで電源電圧変動の防止を図っている。
しかしながら、特許文献1の方法では、インピーダンス制御を行う機能がないので、デバイスパラメータのばらつきによる抵抗値のばらつきには対応できない。また、遅延回路がジッタを生じさせる可能性がある。
図11−3を参照して、電源電圧の変動が及ぼす影響を説明する。図11−3は、トランジスタ811がオンした時の図である。上述したように、電流Icが流れることによって、Vddの電圧が低下する。Vddの電圧が低下すると、回路が正確に動作しなくなる可能性がある。また、同一の電源を利用しているパートがあり、そのパートに供給される電圧をVdd2とした場合について説明する。外部電源からVdd2までに寄生する寄生抵抗818の抵抗値をRとした場合、電源電圧Vdd2はVdd2=V−RIcで算出することができる。電流Icは、トランジスタ811のオン/オフによって周期的に変動するため、Vdd2も周期的に変動する。
特開平10−242835号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、スイッチサイズを小さくするとともに、電源電圧変動を抑制することが可能なシリアル伝送出力装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、2つのインピーダンス制御電圧を生成するインピーダンス制御電圧生成手段と、入力される2値のデータと2つの前記インピーダンス制御電圧とに基づいて、前記2値のデータが一方の値のとき2つの前記インピーダンス制御電圧のうち一方の値となり、前記2値のデータが他方の値のとき2つの前記インピーダンス制御電圧のうち他方の値となる、2値のインピーダンス制御データを生成するアッテネート手段と、前記インピーダンス制御データが入力され、出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力回路は、前記インピーダンス制御データから出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路1を有し、前記出力回路1は、前記インピーダンス制御データが入力される出力回路pと、前記インピーダンス制御データが入力され、前記出力回路pと出力を共有する出力回路nを備え、前記出力回路pは、前記インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続された抵抗デバイスとを備え、前記出力回路nは、前記インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続された抵抗デバイスとを備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力回路は、さらに、前記出力回路1と出力を共有する出力回路2を有し、前記出力回路2は、前記インピーダンス制御データが入力される出力回路2pと、前記インピーダンス制御データが入力され前記出力回路2pと出力を共有する出力回路2nと、を備え、前記出力回路2pは、前記インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタとを備え、前記出力回路2nは、前記インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記インピーダンス制御電圧生成手段は、前記出力回路pと同様の構成をした模擬出力部pと、模擬出力部pに直列接続された電流源pと、前記模擬出力部pの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを、前記模擬出力部pおよび前記アッテネート手段に出力する比較制御手段pと、前記出力回路nと同様の構成をした模擬出力部nと、模擬出力部nに直列接続された電流源nと、前記模擬出力部nの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを、前記模擬出力部nおよび前記アッテネート手段に出力する比較制御手段nと、を備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、インピーダンス制御電圧を生成するインピーダンス制御電圧生成手段と、2値のデータが入力され、前記インピーダンス制御電圧から出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路3と、前記2値のデータが入力され前記出力回路3と出力を共有する出力回路4と、を備え、出力回路4は、前記2値のデータが入力される出力回路4pと、前記2値のデータが入力され前記出力回路4pと出力を共有する出力回路4nとを備え、前記出力回路4pは、前記2値のデータが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備え、前記出力回路4nは、前記2値のデータが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力回路3は、前記2値のデータが入力される出力回路3pと、前記2値のデータが入力され、前記出力回路3pと出力を共有する出力回路3nとを備え、前記出力回路3pは、前記2値のデータを入力するp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタ3に直列に接続され前記インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスを備え、前記出力回路3nは、前記インピーダンス制御データを入力するn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続され、前記インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスを備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記出力回路3は、前記2値のデータが入力される出力回路3pと、前記2値のデータが入力され、前記出力回路3pと出力を共有する出力回路3nとを備え、前記出力回路3pは、前記2値のデータが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタのソースに直列に接続され、インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスと、当該p−MOSトランジスタのドレインに直列に接続された固定抵抗デバイスとを備え、前記出力回路3nは、前記インピーダンス制御データを入力するn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタのソースと直列に接続されインピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスとを備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記インピーダンス制御電圧生成手段は、前記出力回路3pと同様の構成をした模擬出力部pと、前記模擬出力部pに直列接続された電流源pと、前記模擬出力部pの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを、前記模擬出力部pおよび出力回路3pに出力する比較制御手段pと、前記出力回路3nと同様の構成をした模擬出力部nと、模擬出力部nに直列接続され電流源nと、前記模擬出力部nの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを、前記模擬出力部nおよび出力回路3nに出力する比較制御手段nを備えたことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、差動信号出力することが望ましい。
本発明によれば、スイッチサイズを小さくするとともに、電源電圧変動を抑制することが可能なシリアル伝送出力装置を提供することが可能となるという効果を奏する。
以下に、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものまたは実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る高速シリアル伝送出力装置の構成例を示す図である。図1に示す高速シリアル伝送出力装置は、インピーダンス制御電圧nおよびインピーダンス制御電圧pを生成するインピーダンス制御電圧生成手段100と、入力される2値データとインピーダンス制御電圧n、pとに基づいて、インピーダンス制御データを生成するアッテネート手段200と、インピーダンス制御電圧p、nが入力され、出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路300と、を備えている。ここで、アッテネート手段200は、ハイレベルの電圧値が電源電圧レベル(Vdd)よりも低く、かつ、ローレベルの電圧値がグランドレベル(GND)より高いインピーダンス制御データを出力回路300に出力する。
図1において、トランジスタ21,24が、それぞれ図11−1のトランジスタ811、814に対応している。また、抵抗デバイス22,23は、図11−1のキャリブレーション抵抗812,813と異なり、静電保護用の抵抗である。トランジスタ21のオン抵抗で、図11のトランジスタ811と図11のキャリブレーション抵抗812の機能を同時に持たせることで、トランジスタ21のサイズ(W=500μm→150μm)を縮小することが可能でレイアウトサイズの縮小化ができる。同様に、トランジスタ24のオン抵抗で、図11のトランジスタ814と図11のキャリブレーション抵抗813の機能を同時に持たせることで、トランジスタ24のサイズ(W=500μm→150μm)を縮小することが可能である。
インピーダンス制御電圧生成手段100は、出力回路300の出力回路pおよび出力回路nとそれぞれ相似の構成をなす模擬出力部p,nと、模擬出力部p,nに直列に接続された電流源p,nと、電位pと基準電圧Vref1を比較して、電位pと基準電圧Vref1が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを生成して、模擬出力部p及びアッテネート手段200に出力する比較制御手段pと、電位nと基準電圧Vref2を比較し、電位nと基準電圧Vref2が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを生成して、模擬出力部n及びアッテネート手段200に出力する比較制御手段nとを備えている。
アッテネート手段200は、CMOSトランジスタで構成されている。出力回路300は、出力回路1で構成されており、この出力回路1は、インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタ21(W=150μm)およびp−MOSトランジスタ21に直列に接続された静電保護用の抵抗デバイス22で構成される出力回路pと、インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタ24(W=150μm)およびn−MOSトランジスタ24に直列に接続された静電保護用の抵抗デバイス23で構成される出力回路nとを備え、出力回路nと出力回路pの出力は共通となっている。
出力回路pと出力回路nの制御方法は原理的に等価であるので、以下、出力回路pを制御する場合を説明する。例えば、出力(OUT)が500mVの場合に、出力回路pが50Ωの出力インピーダンスになるようにインピーダンス制御電圧生成手段100を構成する場合について説明する。
インピーダンス制御電圧生成手段100は、模擬出力部pの出力インピーダンスが目標のインピーダンスになるように制御して、出力回路1の出力インピーダンスを制御する。出力回路pの出力インピーダンスが50Ωの場合、出力回路pには10mA流れる。模擬出力部pを出力回路pと全く等価にすると、模擬出力部pに10mA流す必要があり、消費電力の増大を招く。
そこで、本実施の形態1では、模擬出力部pの出力インピーダンスを1kΩに制御した場合を説明する。模擬出力部pの出力インピーダンスを1kΩにするためには、電位pの電位が500mVの時に電流源pを500μAにすればよい。電流源pはカレントミラー回路等で構成して、一定電流を流す構成とする。
比較制御手段pで負帰還をかけ、電位pが基準電圧Vref1と等しくなるように制御する。従って、模擬出力部pの出力インピーダンスは、電流源pと基準値Vref1で決定され、デバイスパラメータのばらつきによらず一定に制御することができる。
アッテネート手段200は、電源電圧レベル(Vdd)のハイレベルとグランドレベル(GND)のローレベルを有する2値のデータが入力され、データに同期してインピーダンス制御データを出力する。インピーダンス制御データは、ハイレベル、ローレベルの電圧値がインピーダンス制御電圧n、インピーダンス制御電圧pとそれぞれ等しくなっている。
出力回路300は、インピーダンス制御データが出力回路pおよび出力回路nに入力され、インピーダンス制御データに基づいて、50Ωの出力インピーダンスでデータを出力する。
実施の形態1によれば、インピーダンス制御電圧p、nを生成するインピーダンス制御電圧生成手段100と、入力される2値のデータとインピーダンス制御電圧p、nとに基づいて、インピーダンス制御データを生成するアッテネート手段200と、インピーダンス制御データが入力され、出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路300と、を備え、インピーダンス制御データのハイレベルの電圧値は電源電圧レベル(Vdd)よりも低く、かつ、そのローレベルの電圧値がグランドレベル(GND)より高いこととしたので、スイッチそのもののオン抵抗を出力インピーダンスに利用することで、従来の方法にくらべてスイッチを小さくすることが可能になり、スイッチサイズの縮小によるスイッチのゲート容量の充放電電流の低減することで電源電圧変動を抑えることが可能となる。
また、実施の形態1によれば、出力回路1は、インピーダンス制御データが入力される出力回路pと、インピーダンス制御データが入力され、出力回路pと出力を共有する出力回路nを備え、出力回路pはインピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタ21と、p−MOSトランジスタ21に直列に接続された静電保護用の抵抗デバイス22を備え、出力回路nは、インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタ24と、n−MOSトランジスタ24に直列に接続された静電保護用の抵抗デバイス23を備えているので、スイッチそのもののオン抵抗を出力インピーダンスに利用することで、従来の方法に比してスイッチを小さくすることが可能になり、スイッチサイズの縮小によるスイッチのゲート容量の充放電電流の低減することで電源電圧変動を抑えることができ、2値のデータのハイ、ローに拘わらず、出力インピーダンスを一定に保持することが可能となる。
実施の形態1によれば、インピーダンス制御電圧生成手段100は、出力回路pと同様の構成をした模擬出力部pと、模擬出力部pに直列接続された電流源pと、模擬出力部pの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるインピーダンス制御電圧pを模擬出力部pおよびアッテネート手段200に出力する比較制御手段pと、出力回路nと同様の構成をした模擬出力部nと、模擬出力部nに直列接続された電流源nと、模擬出力部nの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるインピーダンス制御電圧nを模擬出力部nおよびアッテネート手段200に出力する比較制御手段nとを備えているので、デバイスパラメータのばらつきによらず、出力インピーダンスを一定に保持することが可能となる。
(実施の形態2)
図2は、実施の形態2に係る高速シリアル伝送出力装置の構成例を示す図である。図2において、図1と同等機能を有する部位には同一符号を付してある。実施の形態2では、図2に示すように、出力回路300を、出力回路1と、当該出力回路1に対して並列に接続された出力回路2と備えた構成としたものである。
出力回路2は、出力回路1に並列に接続されており、インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタ27(W=150μm)およびn−MOSトランジスタ27に直列に接続されたキャパシタ28で構成される出力回路2pと、インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタ30(W=150μm)と、n−MOSトランジスタ30に直列に接続されたキャパシタ29で構成される出力回路2nとを備えている。出力回路2は、高周波に対して50Ωより低い出力インピーダンスを有する回路を並列に接続することを意味し、一時的に出力インピーダンスを下げることが可能であり、Tr/Tfの改善が可能となる。
インピーダンス制御データは、出力回路300の出力回路p、出力回路n、出力回路2p,および出力回路2nに入力され、出力回路300は、インピーダンス制御データに基づいて、50Ωの出力インピーダンスでデータを出力する。
実施の形態2によれば、出力回路は、出力回路1と出力を共有する出力回路2を有し、出力回路2は、インピーダンス制御データが入力される出力回路2pと、インピーダンス制御データが入力され、出力回路2pと出力を共有する出力回路2nを備え、出力回路2pはインピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタ27と、p−MOSトランジスタ27に直列に接続されたキャパシタ28とを備え、出力回路2nは、インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタ30と、n−MOSトランジスタ30に直列に接続されたキャパシタ29を備えているので、出力回路に並列にキャパシタを設けることで、出力回路の高周波特性を改善し、出力の立ち上がり、立下り時間を改善することができる。
(実施の形態3)
図3は、実施の形態3に係る、LSI間や回路ブロック間の複数の送信系401,402と受信系407,408を示す。送信系401,402と受信系407,408の間は、特定のインピーダンスを持つ伝送路403〜406で接続されている。伝送路403〜406は、すべて同一構成で同様の特性インピーダンスを有し、また、送信系401,402、受信系407,408は、同様な構成となっているので、以下、送信系401についてのみ説明する。
図4は、送信系401の出力部を示しており、差動型高速シリアル伝送出力装置を示す図である。図4において、図1、図2と同等機能を有する部位には同一符号を付してある。図4に示す差動型高速シリアル伝送出力装置は、インピーダンス制御電圧生成手段100と、アッテネート手段200a、200bと、出力回路300a、300bとで構成されている。アッテネート手段200a、200bは同様な構成となっており、また、出力回路300a、300bは、同様な構成となっている。
アッテネート手段200a、200bには、差動のデータが入力され、出力回路300a、300bから差動のデータが出力される。出力回路1において、p−MOSトランジスタ21は、図11−1のトランジスタ812,n−MOSトランジスタ24は、図11−1のトランジスタ813に対応しており、22、23は静電保護用の抵抗デバイスである。
p−MOSトランジスタ21、n−MOSトランジスタ24のオン抵抗と静電保護用の抵抗デバイス22,23の抵抗値で50Ωインピーダンスを実現するため、p−MOSトランジスタ21、n−MOSトランジスタ24のトランジスタサイズを、W=150μm程度にすることができ、サイズの縮小化を図ることが可能である。これにより、レイアウトサイズの縮小化及びゲート容量の充放電電流の低減することができる。
次に、Tr/Tfの改善手法について説明する。Tr/Tfの改善に寄与するのは、出力回路2であり、p−MOSトランジスタ27は、p−MOSトランジスタ21と同じノードであるので、同時に動作する。同様に、n−MOSトランジスタ30は、n−MOSトランジスタ24と同じノードであるので、同時に動作する。p−MOSトランジスタ27、n−MOSトランジスタ30に直列に接続されているキャパシタ28,29の容量は、GHzを越える高周波の場合、出力回路1の出力インピーダンスより出力回路2の出力インピーダンスが充分低くなる値に設定し、Tr/Tfを改善する。
図5−1および図5−2を参照して、出力回路1だけの場合と、出力回路1に並列にキャパシタを有する出力回路2を接続した時の出力インピーダンスについて説明する。図5−1は、出力回路1のみを有する出力回路300のスイッチオン時の等価回路、図5−2は、出力回路1と出力回路2を有する出力回路300のスイッチオン時の等価回路である。
図5−1において、502は、図4のp−MOSトランジスタ21がオンした時のオン抵抗と抵抗デバイス22の合成抵抗またはn−MOSトランジスタ24がオンした時のn−MOSトランジスタ24と抵抗デバイス23の合成抵抗を示している。503は、出力端に接続されるIOセルの容量を示している。抵抗502の抵抗値をR、容量503の容量値をCとすると、その出力はカットオフ周波数1/2πRCのローパスフィルターになる。
図5−2において、507は、図5−1の502と同様に、図4のp−MOSトランジスタ21がオンした時のオン抵抗と抵抗デバイス22の合成抵抗またはn−MOSトランジスタ24がオンした時のn−MOSトランジスタ24と抵抗デバイス23の合成抵抗を示している。
506は、図4の出力回路2内にあるp−MOSトランジスタ27のオン抵抗、508は図4のキャパシタ28を示している。抵抗507の抵抗値をR、容量509の容量をC,抵抗506の抵抗値をR1、容量508の容量値をC1とすると、合成インピーダンスZ(b)=RR1/(R+R1+sCRR1)となり、常に、図5−1の出力インピーダンスZ(a)=Rより小さくなる。また、sは周波数に比例するので、合成インピーダンスZ(b)は高周波とともに小さくなる。したがって、図5−2の時定数は、図5−1の時定数より低いのでTr/Tfが向上する。また、入力がハイレベルになると容量508は充電され、図5−2は、図5−1と等価になるので、出力インピーダンスは伝送路のインピーダンスと等しくなる。
上記図4を参照して、インピーダンス制御電圧生成手段100を詳細に説明する。インピーダンス制御電圧生成手段100は、図4に示すように、出力回路pの出力インピーダンスを制御する部分と、出力回路nの出力インピーダンスを制御するための部分とに分割されている。
模擬出力部pのp−MOSトランジスタ15と抵抗デバイス16は、それぞれ出力回路pのp−MOSトランジスタ21、抵抗22と相似のサイズ・抵抗値の模擬トランジスタ、模擬抵抗である。また、模擬出力部nのn−MOSトランジスタ13及び抵抗デバイス12は、出力回路nのn−MOSトランジスタ24及び抵抗デバイス23と同様の模擬トランジスタ、模擬抵抗である。
模擬出力部p,nにはそれぞれ電流源p,nが直列に接続されており、比較制御手段p,nが、電位p、電位nが基準値Vref1,Vref2と等しくなるようなインピーダンス制御電圧p,nを模擬出力部p,nおよびアッテネート手段200a、200bに出力する。これにより、模擬出力部p,nで所望のインピーダンスを得ることができる。
出力回路pのインピーダンスを制御する方法と出力回路nの出力インピーダンスを制御する方法は原理的には等価なので、以下、出力回路pの出力インピーダンスを制御する方法について説明する。ここでは、例えば、電源電圧(Vdd)=1Vとした場合に、p−MOSトランジスタ21のオン抵抗と抵抗デバイス22の合成インピーダンスが50Ωになるように制御する場合について説明する。
出力回路pのp−MOSトランジスタ21のサイズがW=150μm、抵抗デバイス22が10Ωの場合、模擬出力部pの模擬p−MOSトランジスタ15をW=7.5μmとし、模擬抵抗16を200Ω、電流源pの電流値を500μAにする。ここで、模擬出力部pをスケーリングすることで、電流源pに流す電流値を小さくし、低消費電力を図ることができる。
電位pは、比較制御手段pによってVref1=500mVに等しくなるように制御されるので、模擬出力部pの出力インピーダンスは1kΩとなる。模擬出力部pの出力インピーダンスは電流源pと基準電圧Vref1で決定されるため、デバイスパラメータのばらつきによらず一定である。
比較制御手段pから出力されたインピーダンス制御電圧pは模擬出力部pのp−MOSトランジスタ15のゲートとアッテネート手段200a、200bのn−MOSトランジスタ20のソースに入力される。アッテネート手段200a、200bのp−MOSトランジスタ19、n−MOSトランジスタ20のソースにはそれぞれ、インピーダンス制御電圧nとインピーダンス制御電圧pが入力されている。
アッテネート手段200bでは、データがハイの時に、出力ノード33の電位はノード32の電位とほぼ等しくなるので、p−MOSトランジスタ21のゲートに入力される電圧は電位32とほぼ等しくなる。また、アッテネート手段200bでは、データがローの時に、出力ノード33の電位はノード31の電位とほぼ等しくなるので、n−MOSトランジスタ19のゲートに入力される電圧はノード31の電位とほぼ等しくなり、出力回路1の出力インピーダンスは50Ωに整合される。
ここで、ノード31,32の電位が、p−MOSトランジスタ21,n−MOSトランジスタ24が同時にオンすることがないような電圧値内の制御で50Ωを満たせるようにp−MOSトランジスタ21,n−MOSトランジスタ24を設計する必要がある。
上記実施の形態1〜3では、出力回路の前段のアッテネート手段で出力回路の出力インピーダンスを制御するのに対して、実施の形態4〜6では、出力回路の出力部に接続されている抵抗デバイスで出力インピーダンスを制御する。
(実施の形態4)
図6は、実施の形態4に係る高速シリアル伝送出力装置の構成を示す図である。実施の形態4に係る高速シリアル伝送出力装置は、図6に示すように、インピーダンス制御電圧生成手段100と、データが入力されインピーダンス整合をしてデータを出力する出力回路300とを備えている。
インピーダンス制御電圧生成手段100は、出力回路3p,3nと相似の構成をなす模擬出力部p,nと、模擬出力部p,nに直列に接続された電流源p,nと、電位pと基準電圧Vref1を比較し、電位pと基準電圧Vref1が等しくなうようなインピーダンス制御電圧pを模擬出力部p及び出力回路3pに出力する比較制御手段pと、電位nと基準電圧Vref2を比較し、電位nと基準電圧Vref2が等しくなうようなインピーダンス制御電圧nを模擬出力部n及び出力回路3nに出力する比較制御手段nとを備えている。
出力回路3p、4pと出力回路3n,4pの制御方法は原理的に等価であるので、以下、出力回路3p、4pを制御する場合を説明する。ここでは、出力が500mVの時に、出力回路3pが50Ωの出力インピーダンスになるようにインピーダンス制御電圧生成手段100を構成する場合について説明する。
出力インピーダンス制御電圧生成手段100は、模擬出力部p,nの出力インピーダンスを目標のインピーダンスになるように制御して、出力回路3p、3nの出力インピーダンスを制御する。出力回路3pの出力インピーダンスが50Ωの時、出力回路3pには10mAの電流が流れる。模擬出力部pを出力回路3pと全く等価にすると、模擬出力部pに10mA流す必要があり、消費電力の増大を招く。そこで、本実施の形態では、模擬出力部pの出力インピーダンスを1kΩに制御した場合を例示する。
模擬出力部pの出力インピーダンスを1kΩとするためには、電位pが500mVの時に電流源pを500μAにすればよい。電流源pはカレントミラーなどで一定電流を流す構成とする。比較制御手段pで負帰還をかけ、電位pを基準電圧Vref1と等しくなるように制御する。模擬出力部pの出力インピーダンスは電流源pと基準値Vref1で決められ、デバイスパラメータのばらつきによらず一定に制御することができる。
次に、出力回路300について説明する。出力回路300は、出力回路3p〜出力回路4nが出力に接続されている。インピーダンス制御電圧pは、出力回路3pに入力され、インピーダンス制御電圧nは出力回路3nに入力される。出力回路3pはインピーダンス制御電圧pで出力インピーダンスが50Ωに整合されてデータを出力する。出力回路4pと出力回路4nは、キャパシタを有し、出力データのTr/Tfの改善をする。
(実施の形態5)
図7は、実施の形態5に係る高速シリアル伝送出力装置の構成を示す図であり、インピーダンス整合回路と5ビットのDAC(ディジタルアナログコンバータ)の回路図を示している。
図7において、604,605は可変抵抗デバイスであり、直列に接続されている抵抗R11n〜R15n、R11p〜R15pは、固定抵抗である。固定抵抗の値はパラメータバラツキの影響を受けるので、固定抵抗と直列に接続されているp−MOSトランジスタ606またはn−MOSトランジスタ607のオン抵抗と、可変抵抗デバイス604または605の合成抵抗の値も変化する。
可変抵抗デバイス604,605の抵抗値をアンプなどで制御することで、合成抵抗のばらつきを小さくしている。p−MOSトランジスタ606、n−MOSトランジスタ607のオン抵抗を「0」とすると、出力回路601の合成抵抗は左から100、200、400、800、1600Ωである。
同様に、出力回路602の合成抵抗も左から、100、200、400、800、1600Ωである。等しい合成抵抗を有する出力回路601、602は入力data0〜4をそれぞれ共有しており、入力dataを共有するp−MOSトランジスタ606、n−MOSトランジスタ607は同時にオンすることはない。
「10000」と「01100」を入力した場合のスイッチの相関を図8−1、図8−2に示す。図8−1が「10000」を入力した時の接続関係を示し、図8−2が「01100」を入力した時の接続関係を示している。出力電圧は抵抗分圧値で出力され、「10000」の場合は106Vdd/206≒Vdd/2で、「01100」の場合は0.387Vddである。同じ大きさの抵抗は同時に接続されることはないが、p−MOS側もしくはn−MOS側のどちらかが常にオンしており、出力インピーダンスはデータに関わらず常に50Ωに保たれる。図7に示したDACはデータに依存せず出力インピーダンスを50Ωに保つ機能を有する。
図9は、図7の各入力部にキャパシタとスイッチを持つ出力回路と出力部を共有して並列に接続した回路を示しており、インピーダンス整合機能を有するDACのTr/Tfを改善する。
(実施の形態6)
図10は、実施の形態6に係る高速シリアル伝送出力装置を示す図であり、差動の入出力部を有する高速シリアル伝送装置を示している。図10に示す高速シリアル伝送出力装置は、インピーダンス制御電圧生成手段100と、インピーダンス整合機能を有する出力回路3と、Tr/Tfを改善するための出力回路4から構成される出力回路300a、300bとを備えている。出力回路300aと300bの構成は同様である。
インピーダンス制御電圧生成手段100は、出力回路3pの模擬出力部pと、出力回路3nの模擬出力部nと、模擬出力部pと直列に接続される電流源pと、模擬出力部nと直列に接続される電流源nと、電位pと基準値Vref1を比較し、電位pと基準値Vref1が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを模擬トランジスタ707と出力回路3p内の抵抗デバイス711に入力する比較制御手段pと、電位nと基準値Vref2を比較し、電位nと基準値Vref2が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを模擬トランジスタ705と、抵抗デバイス716に入力する比較制御手段nを備えている。
模擬出力部pは、出力回路3pの抵抗デバイス711、p−MOSトランジスタ712、抵抗デバイス713と相似の構成を有する。出力回路3pと出力回路3nの制御方法は原理的に等価であるので、以下、出力回路3pを制御する場合を説明する。ここでは、Outm=500mVの時に出力回路3pの出力インピーダンスを50Ωに制御する手法について説明する。
模擬トランジスタ707は、抵抗デバイス711のサイズの1/20に設計しているので、オン抵抗値は20倍になる。p−MOSトランジスタ712はオンのとき、抵抗デバイス709も同様に、抵抗デバイス713の20倍の抵抗値に設定する。したがって、電流源pの電流値は1/20の500μAに設定する。比較制御手段pは、電位pとVref1=500mVが等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを模擬トランジスタ707および抵抗デバイス711に出力するため、模擬出力部pの出力インピーダンスと出力回路3pの出力インピーダンスはデバイスパラメータのばらつきによらず一定に保持される。
出力回路3は前述の説明と同様に50Ωインピーダンス整合をしてデータを出力し、出力回路4は出力データのTr/Tfを改善するのは、図8−1および図8−2の原理に従うためである。
実施の形態6によれば、インピーダンス制御電圧を生成するインピーダンス制御電圧生成手段100と、2値のデータが入力され、インピーダンス制御電圧から出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路3と、2値のデータが入力され、出力回路3と出力を共有する出力回路4を備え、出力回路4は、2値のデータが入力される出力回路4pと、2値のデータが入力され、出力回路4pと出力を共有する出力回路4nを備え、出力回路4pは2値のデータが入力されるp−MOSトランジスタ717と、p−MOSトランジスタ717に直列に接続されたキャパシタ718を備え、出力回路4nは、2値のデータが入力されるn−MOSトランジスタ720と、n−MOSトランジスタ720に直列に接続されたキャパシタ719を備えているので、出力回路に並列にキャパシタを設けることで、出力回路の高周波特性を改善し、出力の立ち上がり、立下り時間を改善することができる。
また、実施の形態6によれば、出力回路3pは2値のデータを入力するp−MOSトランジスタ712と、p−MOSトランジスタ712に直列に接続され、インピーダンス制御電圧pが入力される抵抗デバイス711を備え、出力回路3nはインピーダンス制御データを入力するn−MOSトランジスタ715と、n−MOSトランジスタ715に直列に接続され、インピーダンス制御電圧nが入力される抵抗デバイス716を備えているので、スイッチそのもののオン抵抗を出力インピーダンスに利用することで、従来の方法にくらべてスイッチを小さくすることが可能になり、スイッチサイズの縮小によるスイッチのゲート容量の充放電電流の低減することで電源電圧変動を抑える効果を得られ、2値のデータのハイ、ローに関わらず出力インピーダンスを一定に保持することが可能である。
本発明に係るシリアル伝送出力装置は、高速シリアル通信で使用される高速シリアル伝送出力装置に有用である。
実施の形態1に係る高速シリアル伝送出力装置の構成例を示す図である。 実施の形態2に係る高速シリアル伝送出力装置の構成例を示す図である。 実施の形態3に係り、LSI間や回路ブロック間の複数の送信系と受信系を示す図である。 送信系の出力部を示しており、差動型高速シリアル伝送出力装置を示す図である。 出力回路1のみを有する出力回路のスイッチオン時の等価回路を示す図である。 出力回路1と出力回路2を有する出力回路300のスイッチオン時の等価回路を示す図である。 実施の形態4に係る高速シリアル伝送出力装置の構成を示す図である。 実施の形態5に係り、インピーダンス整合回路と5ビットのDAC(ディジタルアナログコンバータ)の回路図である。 図7において、「10000」を入力した時の接続関係を示す図である。 図7において、「01100」を入力した時の接続関係を示す図である。 図7の各入力部にキャパシタとスイッチを持つ出力回路と出力部を共有して並列に接続した回路を示す図である。 実施の形態6に係る高速シリアル伝送出力装置を示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
100 インピーダンス制御電圧生成手段
200 アッテネート手段
300 出力回路

Claims (9)

  1. 2つのインピーダンス制御電圧を生成するインピーダンス制御電圧生成手段と、
    入力される2値のデータと2つの前記インピーダンス制御電圧とに基づいて、前記2値のデータが一方の値のとき2つの前記インピーダンス制御電圧のうち一方の値となり、前記2値のデータが他方の値のとき2つの前記インピーダンス制御電圧のうち他方の値となる、2値のインピーダンス制御データを生成するアッテネート手段と、
    前記インピーダンス制御データが入力され、出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路と、
    を備えることを特徴とするシリアル伝送出力装置。
  2. 前記出力回路は、前記インピーダンス制御データから出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路1を有し、
    前記出力回路1は、
    前記インピーダンス制御データが入力される出力回路pと、
    前記インピーダンス制御データが入力され、前記出力回路pと出力を共有する出力回路nを備え、
    前記出力回路pは、
    前記インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続された抵抗デバイスとを備え、
    前記出力回路nは、
    前記インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続された抵抗デバイスとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシリアル伝送出力装置。
  3. 前記出力回路は、さらに、前記出力回路1と出力を共有する出力回路2を有し、
    前記出力回路2は、
    前記インピーダンス制御データが入力される出力回路2pと、
    前記インピーダンス制御データが入力され前記出力回路2pと出力を共有する出力回路2nと、を備え、
    前記出力回路2pは、
    前記インピーダンス制御データが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタとを備え、
    前記出力回路2nは、
    前記インピーダンス制御データが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシリアル伝送出力装置。
  4. 前記インピーダンス制御電圧生成手段は、
    前記出力回路pと同様の構成をした模擬出力部pと、
    模擬出力部pに直列接続された電流源pと、
    前記模擬出力部pの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを、前記模擬出力部pおよび前記アッテネート手段に出力する比較制御手段pと、
    前記出力回路nと同様の構成をした模擬出力部nと、
    模擬出力部nに直列接続された電流源nと、
    前記模擬出力部nの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを、前記模擬出力部nおよび前記アッテネート手段に出力する比較制御手段nと、
    を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のシリアル伝送出力装置。
  5. インピーダンス制御電圧を生成するインピーダンス制御電圧生成手段と、
    2値のデータが入力され、前記インピーダンス制御電圧から出力インピーダンスを伝送路の特性インピーダンスに整合してデータを出力する出力回路3と、
    前記2値のデータが入力され前記出力回路3と出力を共有する出力回路4と、を備え、 出力回路4は、
    前記2値のデータが入力される出力回路4pと、前記2値のデータが入力され前記出力回路4pと出力を共有する出力回路4nとを備え、
    前記出力回路4pは、
    前記2値のデータが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備え、
    前記出力回路4nは、
    前記2値のデータが入力されるn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続されたキャパシタを備えたことを特徴とするシリアル伝送出力装置。
  6. 前記出力回路3は、
    前記2値のデータが入力される出力回路3pと、前記2値のデータが入力され、前記出力回路3pと出力を共有する出力回路3nとを備え、
    前記出力回路3pは、
    前記2値のデータを入力するp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタ3に直列に接続され前記インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスを備え、
    前記出力回路3nは、
    前記インピーダンス制御データを入力するn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタに直列に接続され、前記インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスを備えたことを特徴とする請求項5に記載のシリアル伝送出力装置。
  7. 前記出力回路3は、前記2値のデータが入力される出力回路3pと、前記2値のデータが入力され、前記出力回路3pと出力を共有する出力回路3nとを備え、
    前記出力回路3pは、
    前記2値のデータが入力されるp−MOSトランジスタと、当該p−MOSトランジスタのソースに直列に接続され、インピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスと、当該p−MOSトランジスタのドレインに直列に接続された固定抵抗デバイスとを備え、
    前記出力回路3nは、
    前記インピーダンス制御データを入力するn−MOSトランジスタと、当該n−MOSトランジスタのソースと直列に接続されインピーダンス制御電圧が入力される抵抗デバイスとを備えたことを特徴とする請求項5に記載のシリアル伝送出力装置。
  8. 前記インピーダンス制御電圧生成手段は、
    前記出力回路3pと同様の構成をした模擬出力部pと、
    前記模擬出力部pに直列接続された電流源pと、
    前記模擬出力部pの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧pを、前記模擬出力部pおよび出力回路3pに出力する比較制御手段pと、
    前記出力回路3nと同様の構成をした模擬出力部nと、
    模擬出力部nに直列接続され電流源nと、
    前記模擬出力部nの出力電圧と基準値を比較した結果が等しくなるようなインピーダンス制御電圧nを、前記模擬出力部nおよび出力回路3nに出力する比較制御手段nと、
    を備えたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のシリアル伝送出力装置。
  9. 差動信号出力することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のシリアル伝送出力装置。
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