JP5000244B2 - 着岸支援装置およびそれを備えた船舶 - Google Patents
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Description
このような事情のために、特許文献1の先行技術は、現実的には小型船舶の着岸の支援に適用することができない。したがって、小型船舶が安全な着岸場所に着岸できるか否かは、操船者の判断に負うところが多い。とくに、レジャーボートの操船者は、操船に熟練していない場合が多いから、安全な着岸場所の判断に迷うことが多い。
前記着岸支援装置は、着岸候補箇所の画像を撮影する撮影装置と、この撮影装置によって撮影された画像を表示する表示装置と、この表示装置に表示された画像中の任意の位置を着岸候補位置として操作者が指定するための着岸候補位置指定手段とをさらに含むことが好ましい。この場合に、前記距離測定制御手段は、前記着岸候補位置指定手段によって指定された着岸候補位置と、この着岸候補位置をほぼ中央に含む所定の方位角範囲内の少なくとも2点とを、前記少なくとも3つの測定点とするものであることが好ましい。
前記着岸支援装置は、前記回帰処理演算手段によって求められた回帰直線から所定のオフセット距離だけ離れた位置を停泊目標位置に設定する停泊目標位置設定手段をさらに含むことが好ましい。
オフセット距離は一定の値(たとえば、船舶の全長の半分に安全率(>1)を乗じた値)であってもよいが、前記停泊目標位置設定手段は、前記オフセット距離を、少なくとも船舶の全長および全幅(好ましくは、さらに着岸時の船舶の方位)に基づいて定める手段を含むことが好ましい。
オフセット距離の算出には、着岸時の船舶の方位(船首方向)がさらに加味されるとよい。これにより、船舶がどのような姿勢で着岸候補箇所に接近するかに基づいてオフセット距離が定められるので、船舶の衝突を確実に回避できる範囲で、停泊目標位置を着岸候補位置に近接させることができる。
この構成によれば、着岸候補箇所が着岸に適さないときには、停泊目標位置が設定されない。したがって、安全に着岸できないおそれがある場所に停泊目標位置が設定されることがないから、船舶を確実に安全な場所に停泊させることができる。
前記着岸支援装置は、前記船舶の位置を検出して船舶位置情報を生成する位置検出手段と、船舶が航行可能な箇所の地図情報を記憶した地図記憶手段と、地図情報を表示するための地図表示手段と、前記位置検出手段によって生成される船舶位置情報に対応した地図情報を前記地図記憶手段から読み出し、その地図情報を前記地図表示手段に表示させる表示制御手段とをさらに含むことが好ましい。
前記表示制御手段は、前記地図表示手段に、船舶の位置情報も併せて表示させるものであることが好ましい。この構成により、船舶の乗員は、船舶の位置と停泊目標位置との関係をより一層容易に把握することができるので、着岸操作を一層効果的に支援できる。
この構成によれば、水深情報が地図表示手段に併せて表示されることにより、停泊目標位置までの航行に必要な水深が確保されているかどうかを確認しながら操船を行うことができる。これにより、着岸時の操船をより効果的に支援できる。
この発明は、さらに、船体と、この船体上に搭載された前述の着岸支援装置とを含む、船舶を提供する。この構成により、安全な着岸場所にスムーズに停泊させることができる船舶を提供できる。
[1.船舶の構成]
図1は、この発明の一実施形態に係る船舶の構成を説明するための概念図である。この船舶50は、クルーザやボートのような比較的小型の船舶である。その船体51の船尾(トランサム)53には、一対の船外機61,62が取り付けられている。この一対の船外機61,62は、船体51の船尾53および船首54を通る中心線55に対して、左右対称な位置に取り付けられている。すなわち、一方の船外機61は、船体51の左舷後部に取り付けられており、他方の船外機62は、船体51の右舷後部に取り付けられている。左舷および右舷の船外機61,62には、それぞれ、電子制御ユニット63,64(以下、「船外機ECU63」、「船外機ECU64」という。)が内蔵されている。
一方、この船舶50には、着岸支援装置が船体51上に搭載されている。この着岸支援装置は、船舶50を着岸対象物に着岸させて停泊させるにあたって、適切な停泊目標位置の設定を支援するための装置である。着岸対象物の例は、桟橋、岸壁および他の船舶を含む。
[2.着岸支援装置の構成]
図2は、前記着岸支援装置の電気的構成を説明するためのブロック図である。この着岸支援装置は、位置検出手段としてのGPS(Global Positioning System)装置1と、船舶50の近辺水域の水深を計測する水深計測手段としての水深センサ2と、海図を記憶した地図記憶手段としての地図情報記憶部3と、船舶50の周辺水域の画像を撮影する撮影装置としてのテレビカメラ4と、このテレビカメラ4を操作するためのテレビカメラ操作部5(たとえば、前後左右に傾倒可能なレバー5aを備えたジョスティック状のもの。図1参照)と、表示装置(地図表示手段を兼ねるもの)としてのモニタ6と、このモニタ6の画面上に配置された入力操作部としてのタッチパネル7(着岸候補位置指定手段)と、当該船舶からタッチパネル7の操作によって指定された目標位置を含む複数の測定点までの距離を測定する距離測定手段としての距離センサ8と、コントローラ10とを含む。テレビカメラ4は、船舶50に対して、水平面および垂直面に沿う回動が可能であるように取り付けられる。また、テレビカメラ操作部5およびモニタ6は、たとえば、操作卓56に備えられる(図1参照)。コントローラ10は、航走制御装置66の機能によって実現されるものである。
コントローラ10には、GPS装置1からの位置データ、水深センサ2からの水深データ、地図情報記憶部3からの地図データ、テレビカメラ操作部5からの操作データ、タッチパネル7からの操作位置データ、および距離センサ8からの距離データが入力されるようになっている。コントローラ10は、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能することになる。この複数の機能処理部は、距離センサ8による距離測定動作を制御する距離測定制御部21(距離測定制御手段)と、停泊目標位置設定のための演算を行う停泊目標位置設定部22と、モニタ6の画面上に地図その他の情報を表示するための制御を行う表示制御部23(表示制御手段)とを含む。
乗員が停泊目標位置設定開始を指示するための入力操作(たとえば、モニタ6に表示されている停泊目標位置設定ボタンを押す操作)を行うと、表示制御部23は、テレビカメラ4が撮影している映像をモニタ6に表示させる(ステップS1)。乗員は、モニタ6に映し出される映像を見ながらテレビカメラ操作部5を操作して、モニタ6に着岸候補箇所付近の映像を表示させる。
タッチパネル7からの位置情報が与えられると、カメラアクチュエータ制御部26は、その時点のテレビカメラ4の撮影方向を表す方位角および仰角(または俯角)と、タッチパネル7からの位置情報とに基づいて、第1の測定点としての着岸候補位置81(図6、図10および図11参照)の方向を表す方位角θ1および仰角(または俯角)ψ1(図8参照)を演算する(ステップS3)。方位角θとは、この場合、船首方向(船舶中心線55に沿って船首54に向かう方向。図1参照)に対してテレビカメラ4の撮影方向がなす水平面に沿う角度をいう。また、仰角ψとは、この場合、水平面に対してテレビカメラ4の撮影方向のなす角度をいう。一般的には、ψ>0のとき仰角といい、ψ<0のとき俯角というが、ここでは、両者を代表し、かつ、ψ=0の場合も含めて、「仰角」という。
停泊目標位置設定部22に備えられた位置情報演算部31は、GPS装置1から船舶50の現在位置情報を得るとともに(ステップS6)、カメラアクチュエータ制御部26から第1〜第3測定点81〜83の方位角θ1〜θ3および仰角ψ1〜ψ3のデータを得、さらに、センサ制御部27から前記距離データL1,L2,L3を得る。位置情報演算部31は、これらの情報に基づいて、第1〜第3測定点81〜83の位置情報を求める(ステップS7)。
一方、前記誤差の二乗和SSEが前記閾値Th以下であれば(ステップS9b)、着岸適否判断部34は、指定された着岸候補位置81が着岸に適していると判断する。この場合には、さらに、目標位置設定部33によって、停泊目標位置を設定するための処理が行われる(ステップS12)。
図5は、タッチパネル7から指定される着岸候補位置に応じてテレビカメラ4の撮影方向(この実施形態では距離センサ8の測定方向に等しい。)の方位角θおよび仰角ψを定めるための原理を説明するための図解図である。
[3.測定点位置ベクトル演算アルゴリズム]
以下では、測定点の位置を表す測定点位置ベクトルの演算アルゴリズムを説明する。
3−1.座標系の定義
説明に際して、「船体座標系」、「局所座標系」および「ECEF座標系」の3つの座標系を次のように定義する。
3−2.アルゴリズム
3−2−1.ステップ1:局所座標系での船舶位置ベクトルPnの演算
GPS装置1は、世界測地系WGS-84に基づいて、船舶50の現在位置の緯度・経度データΨ=(ν,μ)(νは緯度を表し、μは経度を表す。)を出力する。位置情報演算部31は、その緯度・経度データを、次式によりECEF座標系の船舶位置ベクトルPeに変換する。
3−2−2.ステップ2:局所座標系での測定点位置ベクトルrnの演算
位置情報演算部31は、距離センサ8の測定方向方位角θ(この実施形態ではテレビカメラ4の撮影方向方位角に等しい。)と、この距離センサ8の出力から求められる距離Lとに基づき、まず、船体座標系における測定点の位置ベクトルrbを求める。図8に示すように、距離センサ8の出力が距離L′を示している場合には、船体51と測定点80(第1〜第3測定点81〜83)との間の距離(水平距離)Lは、L=L′cosψである。この演算は、距離測定制御部21によって行われる。
このような処理が、第1、第2および第3測定点81,82,83に関して行われることによって、これらの測定点81,82,83の局所座標系での測定点位置ベクトルが求まる。
[4.停泊目標位置算出アルゴリズム]
次に、停泊目標位置設定のための演算について説明する。
4−1.ステップ1:測定点位置ベクトルの演算
図10に示すように、タッチパネル7から入力される着岸候補位置を表す第1測定点81を船体座標系で表し、第1測定点位置ベクトルrC bとする。カメラアクチュエータ制御部26は、第1測定点位置ベクトルrC bを中心として、左右(水平方向)に所定角度γの方向を定め、それぞれの方向において着岸候補位置近傍の構造物85上の点を第2測定点82および第3測定点83(参照位置)とする。これらの第2および第3測定点82,83を、船体座標系における第2測定点位置ベクトルrL bおよび第3測定点位置ベクトルrR bで表す。
4−2.ステップ2:回帰直線の算出
回帰処理演算部32は、位置情報演算部31から前記局所座標系における第1〜第3測定点位置ベクトルrC n,rL n,rR nを得て、局所座標系のxy平面において前記第1〜第3測定点81(xC,yC),82(xL,yL),83(xR,yR)を近似する回帰直線A(下記(8)式)を求める。
回帰直線Aは、次式に示す最小2乗法によって求めることができる。
次に、回帰処理演算部32は、前記第1〜第3測定点81,82,83と前記回帰直線Aとの誤差ε1,ε2,ε3の2乗和SSE(=ε1 2+ε2 2+ε3 2)を算出する。算出式は、次のとおりである。
着岸適否判断部34は、誤差の2乗和SSEが所定の閾値Thを超えているかどうかを判断する。
一方、誤差の2乗和SSEが閾値Th以下であれば、図10に示すように、着岸候補箇所の構造物85が回帰直線Aに沿う形状を有しているとみなすことができる。このような場合には、着岸適否判断部34は、船舶50を安全に着岸させることができると判断する。
4−5.ステップ5:停泊目標位置演算
着岸候補位置である第1測定点81は、図10、図11および図11Aに示すとおり、構造物85の表面上の位置である。したがって、船舶50の重心52が第1測定点81に一致するまで船舶50を移動させるような操船を行えば、船舶50が、十分に減速される前に、構造物85に衝突するおそれがある。
より具体的には、目標位置設定部33は、前記回帰直線Aに直交するとともに、第1測定点81(着岸候補位置)を通る直線B(図10参照)を、次式によって求める。
4−6.ステップ6:停泊目標位置情報(緯度・経度)演算
位置情報演算部31は、局所座標系における停泊目標位置ベクトルrO nを、次式により、ECEF座標系の停泊目標位置ベクトルrO eに変換する。
次に、位置情報演算部31は、停泊目標位置ベクトルrO eを、次の近似式により、緯度νおよび経度μに直すことで、GPSシステムにおける位置情報に換算する。
[5.オフセットベクトルの算出]
図12に示すように、平面視において船体51を取り囲む長方形90を想定する。船舶50の重心52が直線B上にあって、かつ、長方形90が回帰直線Aと接する状況を想定すると、そのときの重心52の位置を停泊目標位置とすることが適切である。そこで、第1測定点81を始点とし、船舶50の重心52を終点とするベクトルをオフセットベクトルrOff nとする。このようにオフセットベクトルrOff nを定めておけば、船舶50が構造物85に衝突することのない位置を停泊目標位置として定めることができる。
5−1.ステップ1:矩形を表すベクトルの演算
船体51の全長を2H、全幅を2Wとし、これらをそれぞれ短辺91、長辺92の長さとし、短辺91が船体51の全幅に沿い、長辺92が船体51の全長に沿う長方形90を考える。船舶50の重心52と長方形90の重心とが一致すると仮定する。船体51が着岸対象の構造物85に対して接触しないためには、長方形90と回帰直線Aとが交差しなければ十分である。
5−2.ステップ2:直線Bへの正射影の演算
目標位置設定部33は、位置ベクトルb1 b,b2 bを直線Bに射影したベクトルを次式によって求める。
2つの正射影ベクトル(eB b,b1 b)・eB bおよび(eB b,b2 b)・eB bのうち、大きい方を選択し、これに安全率κ(κ>1。たとえば、1.5)を乗じて、船体座標系のオフセットベクトルrOff bを求める。すなわち、次式のとおりである。
次式により、船体座標系のオフセットベクトルrOff bを局所座標系のオフセットベクトルrOff nに変換する。
[6.前記実施形態のまとめ]
以上のように、この実施形態では、乗員がタッチパネル7から着岸候補位置を指定すると、この着岸候補位置が第1測定点81とされ、その左右にγだけずれた方位角方向の点が第2および第3測定点82,83とされる。これらの第1〜第3測定点81〜83に関して、距離センサ8により、距離L1,L2,L3が測定される。この測定された距離L1,L2,L3に基づき、位置情報演算部31が第1〜第3測定点81〜83の位置ベクトルを求める。さらに、回帰処理演算部32が、求められた位置ベクトルに基づいて、第1〜第3測定点81〜83の並びを近似する回帰直線Aを求める。この回帰直線Aと第1〜第3測定点81〜83との誤差の二乗和SSEに基づいて、着岸適否判断部34は、着岸候補位置(第1測定点81)が着岸に適するか否かを判断する。着岸に適さない場合には、モニタ6にその旨のメッセージが表示される。これにより、乗員は、指定した着岸候補位置が、安全に船舶50を停泊できないおそれのある場所であることを知る。
また、モニタ6の画面上には、地図上に船舶50の位置および停泊目標位置が表示されるばかりでなく、水深情報も表示される。これにより、船舶50の現在位置が浅瀬かどうかを判断できるので、水深情報を停泊目標位置に安全に停泊させることができるかどうかの判断材料として用いることができる。
[7.他の実施形態]
7−1.距離センサがテレビカメラに対して可動な例
前述の実施形態では、距離センサ8がテレビカメラ4に一体的に固定されていて、距離センサ8およびテレビカメラ4が同方向に向けられる場合について説明した。しかし、距離センサ8は、テレビカメラ4に対して可動であってもよい。
この場合の構成は図14の構成と類似しているが、カメラアクチュエータ制御部26Aは、専らテレビカメラ操作部5からの指令に応じてテレビカメラアクチュエータ11を制御する。一方、センサアクチュエータ制御部26Bは、タッチパネル7によって指定される着岸候補位置に距離センサ8の測定方向を向けるように、センサアクチュエータ12を制御する。この場合、センサアクチュエータ制御部26Bは、センサアクチュエータ12を制御することによって、距離センサ8の方位角θおよび仰角ψの両方を制御する。こうして、着岸候補位置を第1測定点とし、その左右の角度γの位置を第2測定点および第3測定点として、これらの第1〜第3測定点までの距離が距離センサ8によって検出される。方位角θおよび仰角ψのデータは、センサアクチュエータ制御部26Bから停泊目標位置設定部22に与えられる。
7−2.停泊目標位置の初期設定
停泊目標位置の初期値を、たとえば、船舶50の出発位置に設定してもよい。すなわち、出発位置の位置情報をGPS装置1によって検出し、これを、航走制御装置66に備えられた記憶媒体(図示せず)に記憶させるとともに、これを停泊目標位置の初期値としてもよい。この場合、停泊目標位置設定の開始が乗員によって指示されると、タッチパネル7の操作によることなく、出発位置が着岸候補位置に設定され、テレビカメラ4および距離センサ8がその着岸候補位置に向けられる。これにより、乗員は、テレビカメラ4の映像から、出発位置に他の船舶が停泊しているかどうか、水位に大きな変動がないかなどを調べることにより、その位置に再び停泊できるかどうかを直ちに判断できる。これにより、着岸候補位置設定のわずらわしさを軽減することができる。
7−3.停泊目標位置への自動操船
前述の実施形態では、操船担当の乗員がモニタ6の画面を見ながら操作卓56を操作して、船舶50を停泊目標位置に導く例について説明したが、たとえば、停泊目標位置に船舶50がある程度接近した時点(たとえば、停泊目標位置までの距離が20m以下となった時点)で、自動操船によって船舶50を停泊目標位置に導くようにしてもよい。すなわち、たとえば、自動停泊操船ボタンを設けておき、この自動停泊操船ボタンが操作されることにより、航走制御装置66および船外機ECU63,64によって船外機61,62の自動制御が行われ、船舶50が停泊目標位置へと自動的に導かれるようにしてもよい。
7−4.船舶の推進機
前述の実施形態では、一対の船外機61,62が設けられた例について説明したが、これらの代わりに船体51の中心線55上に一つの船外機を設けてもよいし、さらに、2つの船外機61,62に加えて、船体51の中心線55上に第3の船外機を設けてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 水深センサ
3 地図情報記憶部
4 テレビカメラ
5 テレビカメラ操作部
6 モニタ
7 タッチパネル
8 距離センサ
10 コントローラ
11 テレビカメラアクチュエータ
12 センサアクチュエータ
21 距離測定制御部
22 停泊目標位置設定部
23 表示制御部
26 カメラアクチュエータ制御部
26A カメラアクチュエータ制御部
26B センサアクチュエータ制御部
27 センサ制御部
31 位置情報演算部
32 回帰処理演算部
33 目標位置設定部
34 着岸適否判断部
41 船舶マーク
42 構造物の図形表示
43 停泊目標位置マーク
44 距離表示
45 水深表示
50 船舶
51 船体
52 重心
53 船尾
54 船首
55 船舶中心線
56 操作卓
57 ステアリング操作部
58 スロットル操作部
59 ヨーレートセンサ
60 横移動操作部
61,62 船外機
63,64 船外機ECU
66 航走制御装置
70 地球
71 グリニッジ子午線
72 赤道
74 子午線
80 測定点
81 第1の測定点(着岸候補位置)
82 第2の測定点
83 第3の測定点
85 構造物
90 長方形
91 短辺
92 長辺
93 船首方向
A 回帰直線
B 直線
Claims (10)
- 船舶の着岸を支援するための装置であって、
前記船舶から着岸候補箇所までの距離を測定する距離測定手段と、
この距離測定手段を制御して、前記着岸候補箇所付近の少なくとも3つの測定点について、前記船舶からの距離を測定させる距離測定制御手段と、
この距離測定制御手段による制御によって前記距離測定手段によって測定された前記船舶から前記少なくとも3つの測定点までの距離を用いて、前記着岸候補箇所の形状を評価する形状評価手段と、
前記形状評価手段による評価結果に基づいて、前記着岸候補箇所が前記船舶の着岸に適しているかどうかを判断する着岸適否判断手段とを含み、
前記形状評価手段は、前記少なくとも3つの測定点の位置情報を演算する位置情報演算手段と、この位置情報演算手段によって演算された前記少なくとも3つの測定点の位置情報に対して線形回帰処理を行うことにより回帰直線および回帰誤差を求める回帰処理演算手段とを含み、
前記着岸適否判断手段は、前記回帰誤差が所定の閾値を超える場合に前記着岸候補箇所が着岸に適さないと判断し、前記回帰誤差が前記閾値以下の場合に前記着岸候補箇所が着岸に適すると判断するものである、着岸支援装置。 - 着岸候補箇所の画像を撮影する撮影装置と、
この撮影装置によって撮影された画像を表示する表示装置と、
この表示装置に表示された画像中の任意の位置を着岸候補位置として操作者が指定するための着岸候補位置指定手段とをさらに含み、
前記距離測定制御手段は、前記着岸候補位置指定手段によって指定された着岸候補位置と、この着岸候補位置をほぼ中央に含む所定の方位角範囲内の少なくとも2点とを、前記少なくとも3つの測定点とするものである、請求項1記載の着岸支援装置。 - 前記回帰処理演算手段によって求められた回帰直線から所定のオフセット距離だけ離れた位置を停泊目標位置に設定する停泊目標位置設定手段をさらに含む、請求項1または2記載の着岸支援装置。
- 前記停泊目標位置設定手段は、前記オフセット距離を、少なくとも船舶の全長および全幅に基づいて定める手段を含む、請求項3記載の着岸支援装置。
- 前記停泊目標位置設定手段は、前記着岸適否判断手段によって前記着岸候補箇所が前記船舶の着岸に適さないと判断されたときは、停泊目標位置の設定を無効化するものである、請求項3または4記載の着岸支援装置。
- 前記船舶の位置を検出して船舶位置情報を生成する位置検出手段と、
船舶が航行可能な箇所の地図情報を記憶した地図記憶手段と、
地図情報を表示するための地図表示手段と、
前記位置検出手段によって生成される船舶位置情報に対応した地図情報を前記地図記憶手段から読み出し、その地図情報を前記停泊目標位置設定手段によって設定される停泊目標位置とともに前記地図表示手段に表示させる表示制御手段とをさらに含む、請求項3ないし5のいずれかに記載の着岸支援装置。 - 船舶の着岸を支援するための装置であって、
前記船舶から着岸候補箇所までの距離を測定する距離測定手段と、
この距離測定手段を制御して、前記着岸候補箇所付近の少なくとも3つの測定点について、前記船舶からの距離を測定させる距離測定制御手段と、
この距離測定制御手段による制御によって前記距離測定手段によって測定された前記船舶から前記少なくとも3つの測定点までの距離を用いて、前記着岸候補箇所の形状を評価する形状評価手段と、
前記形状評価手段による評価結果に基づいて、前記着岸候補箇所が前記船舶の着岸に適しているかどうかを判断する着岸適否判断手段と、
着岸候補箇所の画像を撮影する撮影装置と、
この撮影装置によって撮影された画像を表示する表示装置と、
この表示装置に表示された画像中の任意の位置を着岸候補位置として操作者が指定するための着岸候補位置指定手段とを含み、
前記距離測定制御手段は、前記着岸候補位置指定手段によって指定された着岸候補位置と、この着岸候補位置をほぼ中央に含む所定の方位角範囲内の少なくとも2点とを、前記少なくとも3つの測定点とするものである、着岸支援装置。 - 前記船舶の位置を検出して船舶位置情報を生成する位置検出手段と、
船舶が航行可能な箇所の地図情報を記憶した地図記憶手段と、
地図情報を表示するための地図表示手段と、
前記位置検出手段によって生成される船舶位置情報に対応した地図情報を前記地図記憶手段から読み出し、その地図情報を前記地図表示手段に表示させる表示制御手段とをさらに含む、請求項1または7記載の着岸支援装置。 - 前記船舶の周辺水域の水深を計測する水深計測手段をさらに含み、
前記表示制御手段は、前記水深計測手段によって計測された水深情報を前記地図表示手段に併せて表示させるものである、請求項6または8記載の着岸支援装置。 - 船体と、
この船体上に搭載された請求項1ないし9のいずれかに記載の着岸支援装置とを含む、船舶。
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