JP4999932B2 - 仮想計算機システム及び仮想計算機重み付け設定処理方法及び仮想計算機重み付け設定処理プログラム - Google Patents
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Description
特許文献1は、CPUリソース配分を設定、監視して、仮想計算機へのCPUリソース割り付け配分の変更を行う仮想計算機モニターである。仮想計算機に割り当てられたCPUリソースの配分量と実際に使用したCPUリソース量の差を求め、その差が基準値より上回った場合はリソースの配分量を増やし、基準値より下回った場合はCPUリソースの配分量を減らす。
特許文献2は、CPUリソース配分量が多い順番に仮想計算機にCPUを割り当てると、マルチプロセッサ構成の計算機では、CPUリソース配分量が少ない仮想計算機に対して、配分した量より多いCPUリソースが与えられる場合が発生する問題を解決する。スケジューリングされた回数を仮想計算機の管理情報として保持し、その回数が少ない方の仮想計算機を優先的にスケジュールする。
特許文献3は、論理区画化方式の仮想計算機で、各論理区画のリソース使用率、物理装置のリソース使用率に基づいてリソースを配分する仮想計算機モニターである。仮想計算機に割り付けられたリソースと実際に使用したリソースの比率が、各仮想計算機間で同じ割合になるように自動的に設定する。
特許文献4は、仮想計算機のアクティビティをモニターし、リソース配分の増減が必要で、かつ他の仮想計算機と競合しない場合にリソースの再割り当てを行う仮想計算機システムである。
非特許文献1は、仮想計算機ごとに重み付けを設定することができ、また、特権仮想計算機上でI/O処理を行う仮想計算機モニターの例である。重み付けに従った割合でCPUリソースが配分される。仮想計算機でのI/O処理が増加すると、それにしたがって特権仮想計算機上での処理量も増加する。
また、重み付けを特許文献1、3、4で示された方法で、変更することもできるが、これらの方法では割り当てられたリソースをすべて使い切ったかどうかを監視して重み付けを漸増していくため、特権仮想計算機の重み付けが低いときに、特権仮想計算機の負荷が急に上がると、負荷への追随が遅れることになるという課題があった。
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたもので、非特許文献1の仮想計算機モニターを利用した場合、以前に設定した最大の重み付けの値と、許容される最大の重み付け値を利用することで、特権仮想計算機に設定する重み付けの値を、特権仮想計算機の急激な負荷の上昇に対処可能とするものである。
仮想計算機に対して設定された設定重み付け値と、前記仮想計算機に対する過去に設定した設定重み付け値の最大値である最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶する記憶部と、
前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを実際に利用している利用率Uを、前記CPUを用いて求め、前記利用率Uを基に所定の算出方法により前記仮想計算機に対して設定すべき必要重み付け値Wを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて算出する重み付け値算出部と、
前記重み付け値算出部が算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて比較する重み付け値比較部と、
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記設定重み付け値を、前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて変更し、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記最大重み付け実績値Wmaxを前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて更新する重み付け値設定部と
を備えることを特徴とする。
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が記憶している設定重み付け値を、前記最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて変更する
ことを特徴とする。
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記設定重み付け値とを前記CPUを用いて比較し、
前記重み付け値設定部は、
前記必要重み付け値Wが、設定重み付け値以上であると前記重み付け値比較部が判断した場合、設定重み付け値を、重み付け上限値Wupに前記CPUを用いて変更し、所定の時間経過後、設定重み付け値を所定の時間経過後の利用率Uに応じて前記CPUを用いて変更する
ことを特徴とする。
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記重み付け上限値Wupとを前記CPUを用いて比較し、
前記仮想計算機システムは、更に、
前記必要重み付け値Wが前記重み付け上限値Wupを超えたと前記重み付け値比較部が判断した場合、所定のメッセージを前記CPUを用いて出力するメッセージ出力部を備えた
ことを特徴とする。
所定の周期で前記仮想計算機に対して前記設定重み付け値を設定し、
前記重み付け値算出部は、
前記利用率Uを、各周期において前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを利用した時間の割合に基づいて前記CPUを用いて求め、前記利用率Uと他の仮想計算機に対する設定重み付け値の総和Weとから以下の式により前記必要重み付け値Wを、前記CPUを用いて算出する
ことを特徴とする。
W=U×We/(1−U)
前記仮想計算機の起動時に、前記設定重み付け値を前記記憶部が記憶する最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて設定する
ことを特徴とする。
記憶部が、仮想計算機に対して設定された設定重み付け値と、前記仮想計算機に対する過去に設定した設定重み付け値の最大値である最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶する記憶処理を行い、
重み付け値算出部が、前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを実際に利用している利用率Uを、前記CPUを用いて求め、前記利用率Uを基に所定の算出方法により前記仮想計算機に対して設定すべき必要重み付け値Wを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて算出する重み付け値算出処理を行い、
重み付け値比較部が、前記重み付け値算出部が算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて比較する重み付け値比較処理を行い、
重み付け値設定部が、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記設定重み付け値を、前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて変更し、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記最大重み付け実績値Wmaxを前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて更新する重み付け値設定処理を行うことを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。
ready queue401は、第1物理CPU501および第2物理CPU502の利用を要求する仮想計算機のキューである。仮想計算機に物理CPUが割り当てられた時間に応じてその仮想計算機のcredit303の値が減少する。wait queue402は、第1物理CPU501および第2物理CPU502の利用を必要としない仮想計算機のキューである。仮想計算機システムの記憶装置920には、各仮想計算機に与えられる重み付け値301と、各仮想計算機に物理CPUが割り当てられた累積時間302と、物理CPUが割り当てられた時間に応じて変化するcredit303が記憶されている。また、記憶装置920には、特権仮想計算機200の重み付けの設定を許す重み付け上限値Wup304、特権仮想計算機200に設定された重み付けのこれまでの最大の値である最大重み付け実績値Wmax305が記憶されている。重み付け設定処理部100は、本実施の形態における特権仮想計算機200の重み付け値を算出し、設定する処理部である。重み付け設定処理部100は、記憶部101、重み付け値算出部102、重み付け値比較部103、重み付け値設定部104、メッセージ出力部105を備えている。重み付け設定処理部100が備える各部の動作の詳細については後述する。
図2において、仮想計算機システム1000は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置ともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置916、入力機器902、記憶装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。記憶装置920は、例えば、図1では、RAMなどの計算機の主記憶である。或いは、磁気ディスク装置、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの場合もある。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク、光ディスク、メモリカード読み書き装置は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶部の一例である。
通信ボード915、入力機器902などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置916などは、出力部、出力装置の一例である。
記憶装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、プログラム群922、ファイル群923が記憶されている。プログラム群922のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921により実行される。
ファイル群923には、実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
また、各実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、記憶装置920であるRAM、磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile
Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
ステップS503で、もし0より大きいcreditの値を持つ仮想計算機がready
queue401の中に無ければ(Yesの場合)、ステップS505に移り、すべての仮想計算機のcredit303の値に、各仮想計算機の重み付け値301を設定し、再びステップS502の処理を行う。
ステップS503で0より大きなcreditの値を持つ仮想計算機がready queue401の中にあれば(Noの場合)、ステップS504でその仮想計算機を物理CPUに割り当て、スケジューリング処理を終了する。
ステップS501からステップS505までのスケジューリング処理は、一定時間毎に、周期的に、あるいは仮想計算機が物理CPUリソースを手放すときに呼び出される。
記憶部101は、フローチャートの処理を実行する前に、記憶部101が記憶装置920に、特権仮想計算機の重み付け値の上限である重み付け上限値Wup304と、過去に特権仮想計算機200に設定した重み付け値の最大値を最大重み付け実績値Wmax305として予め記憶しているものとする(記憶処理)。
しかし、急に特権仮想計算機200に対する負荷が下がり、特権仮想計算機200に対する最大重み付け実績値Wmax305より低い重み付けになっている場合もある。そのような場合、ステップS106で、重み付け値比較部103は、必要重み付け値Wと最大重み付け実績値Wmax305とを比較する。比較した結果、必要重み付け値Wが最大重み付け実績値Wmax305以下の場合(W≦Wmaxの場合、)は、ステップS108で特権仮想計算機200の重み付け値301を元の値(例えば、現在記録されている最大重み付け実績値Wmax305)に戻して処理が終わる。
W≧U×We/(1−U)
で求められる。必要重み付け値Wを、上記計算式により求められる値以上としているのは、小数点以下を切り上げるためである。また、上記計算式により求めた値は、必要重み付け値Wの最低限度の値であって、必要重み付け値Wは、その値以上であっても構わないことを意味する。
しかし、本実施の形態に係る仮想計算機システム1000の重み付け設定処理S100によれば、ステップS102とステップS105により、特権仮想計算機200に対する重み付け値301は変更せず(g)で示す値を保つ。このため、特権仮想計算機200の負荷が後の周期において再び上昇し(h)の重み付け値を必要とする場合でも、本実施の形態に係る仮想計算機システム1000によれば、仮想計算機システム1000が備えるCPUリソースを、すぐに特権仮想計算機200に割り当てることができるの。一方、従来の方法では(i)のように再び一定の割合で特権仮想計算機200に対する重み付けを上昇させることになるため、短時間でリソースを配分することができず必要な処理を行えない可能性がある。
CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)と記憶装置とを含むリソースを有する物理計算機を備え、前記物理計算機を複数の仮想計算機として使用し、前記物理計算機のリソースを複数の仮想計算機として配分する際に用いる重み付け値を設定重み付け値として前記CPUを用いて設定する仮想計算機システムにおいて、
仮想計算機に対して設定された設定重み付け値と、前記仮想計算機に対する過去に設定した設定重み付け値の最大値である最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶する記憶部と、
前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを実際に利用している利用率Uを、前記CPUを用いて求め、前記利用率Uを基に所定の算出方法により前記仮想計算機に対して設定すべき必要重み付け値Wを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて算出する重み付け値算出部と、
前記重み付け値算出部が算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて比較する重み付け値比較部と、
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記設定重み付け値を、前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて変更し、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記最大重み付け実績値Wmaxを前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて更新する重み付け値設定部と
を備えることを特徴とする。
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が記憶している設定重み付け値を、前記最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて変更することを特徴とする。
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記設定重み付け値とを前記CPUを用いて比較し、
前記重み付け値設定部は、
前記必要重み付け値Wが、設定重み付け値以上であると前記重み付け値比較部が判断した場合、設定重み付け値を、重み付け上限値Wupに前記CPUを用いて変更し、所定の時間経過後、設定重み付け値を所定の時間経過後の利用率Uに応じて前記CPUを用いて変更する
ことを特徴とする。
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記重み付け上限値Wupとを前記CPUを用いて比較し、
前記仮想計算機システムは、更に、
前記必要重み付け値Wが前記重み付け上限値Wupを超えたと前記重み付け値比較部が判断した場合、所定のメッセージを前記CPUを用いて出力するメッセージ出力部を備えた
ことを特徴とする。
所定の周期で前記仮想計算機に対して前記設定重み付け値を設定し、
前記重み付け値算出部は、
前記利用率Uを、各周期において前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを利用した時間の割合に基づいて前記CPUを用いて求め、前記利用率Uと他の仮想計算機に対する設定重み付け値の総和Weとから以下の式により前記必要重み付け値Wを、前記CPUを用いて算出する
ことを特徴とする。
W=U×We/(1−U)
本実施の形態について、図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態に係る仮想計算機システムが行う特権仮想計算機200の起動時の重み付け設定処理の一例を示すフローチャートである。本実施の形態に係る仮想計算機システム1000の構成や、ハードウェア構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。本実施の形態では、実施の形態1の仮想計算機システムが、特権仮想計算機200を起動するときの処理について特徴がある。
仮想計算機の起動時に、設定重み付け値を記憶部が記憶する最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて設定することを特徴とする。
本発明の実施の形態で示した構成は、一例であって、例示した構成と同一若しくは類似の目的を達成する別の構成、例示した構成と同一若しくは類似の効果を奏する別の構成など可能である。
Claims (8)
- CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)と記憶装置とを含むリソースを有する物理計算機を備え、前記物理計算機を複数の仮想計算機として使用し、前記物理計算機のリソースを複数の仮想計算機として配分する際に用いる重み付け値を設定重み付け値として前記CPUを用いて設定する仮想計算機システムにおいて、
仮想計算機に対して設定された設定重み付け値と、前記仮想計算機に対する過去に設定した設定重み付け値の最大値である最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶する記憶部と、
前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを実際に利用している利用率Uを、前記CPUを用いて求め、前記利用率Uを基に所定の算出方法により前記仮想計算機に対して設定すべき必要重み付け値Wを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて算出する重み付け値算出部と、
前記重み付け値算出部が算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて比較する重み付け値比較部と、
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記設定重み付け値を、前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて変更し、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記最大重み付け実績値Wmaxを前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて更新する重み付け値設定部と
を備えることを特徴とする仮想計算機システム。 - 前記重み付け値設定部は、
前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmax以下であると判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が記憶している設定重み付け値を、前記最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて変更する
ことを特徴とする請求項1記載の仮想計算機システム。 - 前記記憶部は、更に、
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記設定重み付け値とを前記CPUを用いて比較し、
前記重み付け値設定部は、
前記必要重み付け値Wが、設定重み付け値以上であると前記重み付け値比較部が判断した場合、設定重み付け値を、重み付け上限値Wupに前記CPUを用いて変更し、所定の時間経過後、設定重み付け値を所定の時間経過後の利用率Uに応じて前記CPUを用いて変更する
ことを特徴とする請求項1記載の仮想計算機システム。 - 前記記憶部は、更に、
前記設定重み付け値の上限値である重み付け上限値Wupを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶し、
前記重み付け値比較部は、
前記重み付け値算出部が前記所定の算出方法により算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記重み付け上限値Wupとを前記CPUを用いて比較し、
前記仮想計算機システムは、更に、
前記必要重み付け値Wが前記重み付け上限値Wupを超えたと前記重み付け値比較部が判断した場合、所定のメッセージを前記CPUを用いて出力するメッセージ出力部を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の仮想計算機システム。 - 前記仮想計算機システムは、
所定の周期で前記仮想計算機に対して前記設定重み付け値を設定し、
前記重み付け値算出部は、
前記利用率Uを、各周期において前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを利用した時間の割合に基づいて前記CPUを用いて求め、前記利用率Uと他の仮想計算機に対する設定重み付け値の総和Weとから以下の式により前記必要重み付け値Wを、前記CPUを用いて算出する
ことを特徴とする請求項1記載の仮想計算機システム。
W=U×We/(1−U) - 前記重み付け値設定部は、
前記仮想計算機の起動時に、前記設定重み付け値を前記記憶部が記憶する最大重み付け実績値Wmaxに前記CPUを用いて設定する
ことを特徴とする請求項1記載の仮想計算機システム。 - CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)と記憶装置とを含むリソースを有する物理計算機を備え、前記物理計算機を複数の仮想計算機として使用し、前記物理計算機のリソースを複数の仮想計算機として配分する際に用いる重み付け値を設定重み付け値として前記CPUを用いて設定する仮想計算機重み付け設定処理方法であって、
記憶部が、仮想計算機に対して設定された設定重み付け値と、前記仮想計算機に対する過去に設定した設定重み付け値の最大値である最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記記憶装置に前記CPUを用いて記憶する記憶処理を行い、
重み付け値算出部が、前記仮想計算機が前記物理計算機のリソースを実際に利用している利用率Uを、前記CPUを用いて求め、前記利用率Uを基に所定の算出方法により前記仮想計算機に対して設定すべき必要重み付け値Wを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて算出する重み付け値算出処理を行い、
重み付け値比較部が、前記重み付け値算出部が算出した前記必要重み付け値Wと、前記記憶部が記憶する前記最大重み付け実績値Wmaxとを前記複数の仮想計算機の各仮想計算機に対応して前記CPUを用いて比較する重み付け値比較処理を行い、
重み付け値設定部が、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと前記重み付け値比較部が判断した場合、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記設定重み付け値を、前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて変更し、前記必要重み付け値Wが前記最大重み付け実績値Wmaxより大きいと判断された仮想計算機に対応して前記記憶部が前記記憶装置に記憶している前記最大重み付け実績値Wmaxを前記必要重み付け値Wに前記CPUを用いて更新する重み付け値設定処理を行うことを特徴とする仮想計算機重み付け設定処理方法。 - 請求項7記載の仮想計算機重み付け設定処理方法をコンピュータに実行させる仮想計算機重み付け設定処理プログラム。
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