JP4997639B2 - レーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法 - Google Patents
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Description
本発明では、従来技術の有する人為的な誤差、アスベスト判定の困難さ、計測に係る煩雑な処理または手間、及び測定精度等の問題点を解決するため、物質にレーザー照射を施して物質から発生するレーザー誘起蛍光をアスベスト判定に用いる。検査対象である物質または試料にレーザー光を照射し、物質から発生するレーザー誘起蛍光を検出し、その任意の複数波長での蛍光強度からその場でアスベストの判定が可能になるため、従来技術よりも簡便かつ迅速にアスベストを分析することができる。
天然または人為的に生成された化学物質、有機物、無機物等の物質に光または光の一種であるレーザー光が照射されると、光は物質表面で反射或いは散乱されて、その物質表面から照射した光と同一の波長を有する(1)散乱光(弾性散乱光)を発する。または、物質表面で光屈折して物質による吸収を受けながら物質内を伝播する(2)透過光がある。この透過する光の波長も照射する光の波長と同じである。さらに、物質表面及び物質内部から照射した光の波長とは異なる波長を有する物質特有の光が発生する(濱口宏夫、尾崎幸洋、寺島紀夫、尾鍋研太郎、堀田和明編集:「レーザー分光計測の基礎と応用」、アイピーシー出版、1992年発行)。それらは、照射された光とその物質との相互作用または吸光作用の結果生じる物質の光励起に基づく発光現象である(3)蛍光、りん光及びフォトルミネッセンス光等、または光の非弾性散乱現象により(4)ストークス、アンチストークなどのラマン散乱光等である。(3)及び(4)の光の波長は、照射する光の波長と異なり物質の元素組成及び結晶構造等に由来するものであって物質特有の波長及びスペクトル形状を有し、物質の種類、組成、結晶構造等によって異なる。(3)においてレーザー照射により物質から発生するものをレーザー誘起蛍光といい、それを長い波長域に渡って観測したものをレーザー誘起蛍光スペクトルという。この蛍光スペクトルは、同一のレーザー照射条件下では、物質ごとに異なる発生特性を示し、発生するスペクトルの波長域、強度、及びスペクトル形状が異なる。この蛍光スペクトル全体から物質の同定を行うことも可能であるが、一つの物質の長い波長域での全蛍光スペクトルからをその物質の種類を同定するには、スペクトルが一致する物質を特定するためのスペクトルの照合作業に長い分析時間を必要とし、その場計測或いはリアルタイム計測には適せず、非現実的なものとなる。
本発明では、アスベストが混在する試料中にレーザー照射を施し、そこに発生するレーザー誘起蛍光スペクトル中の複数の任意波長での蛍光強度比を比較するだけの簡単な手法であり、従来技術で用いられている判定法よりも容易かつ精度の高いアスベストの判定法である。このため、本発明は、蛍光強度比による数値で判定を可能とするため従来技術の問題点である目視によるアスベスト判定に伴う人為的な誤差や煩雑な顕微鏡の操作、手間、試料の処理等を解決し得るものである。また、本発明は、アスベスト以外の鉱物、物質等の複数波長間での蛍光強度比が既知であるならば、それら物質等の識別、同定をも可能とするものである。
図1にレーザー誘起蛍光スペクトルの測定システムの模式図を示す。レーザー誘起蛍光は通常基本的にこのような計測系で測定される。計測装置は、レーザー光源1、マルチスペクトロフォトメータ分光器2、及び計測制御機器としてデータ処理用PC3、計測システム制御装置4から主として構成される。マルチスペクトロフォトメータ分光器2には、高感度イメージ光検出器5及び光ファイバー6が装備されている。蛍光スペクトルは、図のように試料台7上に設置された試料サンプル8にレーザー光9を斜めから入射し、試料台7の垂直方向から試料サンプル8で発生するレーザー誘起蛍光10を光ファイバー6を通して集光してマルチスペクトロフォトメータ分光器2に導き、高感度イメージ光検出器5で検出する。
図2に、本発明の手法の一例として物質のレーザー誘起蛍光からアスベストを判定する手法の説明図を示す。例として蛍光スペクトル全体を表示して説明する。図1のような蛍光スペクトル計測装置において波長320nm程度のレーザー光を物質A及びBに照射すると物質からは図に示すような物質の種類によって異なるレーザー誘起蛍光スペクトルが発する。発生する蛍光スペクトルの波長域は、通常照射するレーザー波長域よりも長く、その波長域は物質により数10nmと狭い場合や数100nm以上と長い場合と様々である。またスペクトル形状も物質によって異なる。各物質の蛍光スペクトルの蛍光強度が最大のところ(ピーク)を基準とし1とすると図のように表示できる。このような蛍光スペクトル形状から物質の種類を判別するには、複数の波長での蛍光強度Iを比較する手法を用いる。例えば、図2で波長400nmと500nmの蛍光強度の比I500/I400を求めると、物質AではIA500/IA400は0.41程度になり、物質Bでの比IB500/IB400は、物質Aの10倍以上の4.69程度となり、物質間でスペクトル形状の相違に伴う明確な差を計測することができる。この任意の波長間における蛍光強度の比は、物質固有である。単一の波長、例えば波長400nmの蛍光強度だけでは、物質の判定をすることは困難である。また、スペクトル形状が同様または同様でない場合に物質AとBの蛍光強度比が任意の二つの波長間で同程度となる場合には、さらに比較する波長の数を増やせば正確に物質の種類を判定することが可能となる。図2の場合、さらに波長425nmでの物質AとBの他の波長に対する蛍光強度比も利用すれば物質判定の精度がより向上する。もし、比較する複数の波長間での蛍光強度比が高い精度で一致し、また他の波艮間での比較回数を増やしても蛍光強度比が一致すれば物質AとBは同じ物質である。アスベストの場合であれば、アスベストと判定できる。
図3に、本発明を顕微鏡でのアスベスト判定に適用した手法の概略図を示す。図のような顕微鏡システムで、試料台17上の繊維粒子状の試料18に照射レーザー光19を照射し、試料18から発生するレーザー誘起蛍光20をある任意の波長のみ(波長λAとλB)を透過する光学フィルター22で別々に顕微鏡観察すると図中右にあるような波長別のレーザー誘起蛍光による試料の顕微鏡蛍光画像2つa),b)をCCDカメラ24で取得することができる。この場合、計測時間を短縮するためにレーザー誘起蛍光20を二つに分岐し、波長λAとλBを透過する光学フィルターを各々装備した二つのCCDカメラで同時に計測することも可能である。それらの画像中の対応する繊維状粒子の蛍光強度比をCCD画像の信号から導出することにより、任意の波長間での蛍光強度比を計測することができる。この強度比をアスベストのものと比較することにより、その繊維状粒子がアスベストであるか否かを直ちに判定することが可能となる。従来技術で使用する偏光板(ポーラライザー)等の複雑な操作や染色液の処理等の手間は不要になる。
また、同じくレーザー光を用いる微粒子計測技術において本発明を適用すれば正確かつ厳密にアスベストをリアルタイムで判定できるようになる。
図4に、その適用例の概略図を示す。通常使用されている空気中の浮遊微粒子を計数するレーザー散乱式の微粒子計測装置では、連続的に空気とともに捕集する微粒子またはエアロゾルにレーザー照射を施し、微粒子からのレーザー散乱光を計測して、その散乱光の有無及び散乱光強度から微粒子の個数や粒径を計測するものである(諫早典夫、中江茂、平沢紘介編集:「空気清浄のための浮遊微粒子の計測・制御総合技術」、R&Dプラニング、1987年発行)。このとき、レーザー散乱光の代わりにレーザー誘起蛍光を図4に示すような要領で計測すればアスベストの計測が迅速に行うことができる。即ち、周辺空気31から空気吸引ポンプ34によって空気捕集管32内に捕集されたエアロゾル(または微粒子)に照射レーザー光35を照射すると、そのエアロゾルからレーザー誘起蛍光36が発生する。その蛍光をハーフミラー38で二つに分け、さらに、一方の蛍光を全反射ミラー39で反射させ、任意の二つの波長λAとλBをそれぞれ透過する光学フィルター40、41を通して光検出器42でのそれら波長での蛍光強度IA、IBを同時に計測する。それらIA、IBのピーク強度から波長λAとλBでの蛍光強度比を算出し、アスベストのものと比較することによりその微粒子がアスベストであるか否かをその場でリアルタイム判定し計数することが可能となる。なお、図4では、レーザー散乱光除去フィルター37を設けたが、レーザー散乱光が波長λAとλBでの蛍光強度に与える影響、SN比等を考慮し、影響が少ない場合は省略することも可能である。
さらに、大気中の特定の浮遊微粒子を浮遊した状態で画像計測できる技術である(特開2007−171012号)に本発明を適用すれば、大気中に浮遊する飛散アスベストもリアルタイムにその場で判定して計測することが可能になる。この場合、二つのカメラが必要となり、それぞれのカメラに任意波長λAとλBの蛍光を透過する光学フィルターを装着して図3の顕微鏡蛍光画像観測における要領と同様に画像中に写る微粒子の二つの波長間での蛍光強度比からアスベストの判定をアスベストが浮遊している状態で迅速に行うことができる。
(1)アスベストのレーザー誘起蛍光スペクトル
図5に、図1に示した計測システムと同様のシステムを用い、社会的に広く使用されその飛散が問題となっている代表的な3種類のアスベストである、クリストタイル、クロシドライト及びアモサイトの波長300から500nmのレーザー誘起蛍光スペクトルを示す。蛍光スペクトル形状を比較するためピーク強度を基準に1として表示した。使用したレーザー光は、Nd:YAGレーザーの4倍波である波長266nmのパルスレーザー光(パルス時間半値幅:〜4ns)である。これらの蛍光スペクトルは、図1の計測システムにおいて光学フィルター12を使用せずにパルスレーザー照射直後から約30ns後に5nsの計測時間内に観測されたものである。
図7には、アスベストと同様に建材として使用され、アスベストの代替品として広範囲に使用される繊維状の建築材料であるロックウール、ガラスウール及びセラミックファイバーの波長300から500nmの蛍光スペクトルを示す。測定条件は、レーザー入射時から約35ns後に50nsの時問間隔内に計測されたものである。この例では、図6のようなローパス光学フィルターは使用していない。
また、図9及び図10に、図6と同じ光学フィルターを用いた場合の建材試料の蛍光スペクトルを示す。比較のためクリストタイルの蛍光スペクトルも同様に示す。測定条件は、図6と同じレーザー照射時から50nsの時間間隔で計測したものである。
上記アスベストと建材試料のレーザー誘起蛍光スペクトルの計測例により、レーザー誘起蛍光スペクトル形状が物質によって違うため任意の複数の波長での蛍光強度比が違うことからアスベストを他の物質と識別して判定することが可能であることを示した。本発明の適用に当たっては、アスベストの蛍光スペクトルを予め計測することによって基準とする波長の蛍光強度に対する他の波長での蛍光強度比を既知の値として求めておく必要がある。これを用いて、ある波長間の強度比を分析時に計測される物質からのその波長間の強度比と比較することによってアスベストであるか否かを判定する。さらに厳密な判定を行う場合には、さらに別の波長間での蛍光強度比の比較を繰り返すことによってより正確に判定を行うことが可能となる。
2 分光器
3 データ処理用PC
4 計測システム制御装置
5 光検出器
6 光ファイバー
7 試料台
8 サンプル試料
9 レーザー光
10 レーザー誘起蛍光
11 レーザー散乱光
12 光学フィルター
17 試料台
18 試料
19 照射レーザー光
20 蛍光
22 光学フィルター
24 CCDカメラ
26 繊維状粒子
31 周辺大気
32 空気捕集管
33 エアロゾル
34 空気吸引ポンプ
35 照射レーザー光
36 レーザー誘起蛍光
37 レーザー散乱光除去フィルター
38 ハーフミラー
39 全反射ミラー
40 波長λA透過光学フィルター
41波長λB透過光学フィルター
42 光検出器
Claims (5)
- レーザー照射により発生するアスベスト特有のレーザー誘起蛍光スペクトル中の任意の複数の波長間での蛍光強度比と、検査対象である物質における、前記アスベストで測定した複数の波長と同一の複数の波長間での蛍光強度比とを比較して、その比が一致するかどうかで前記物質がアスベストであるか否かを判定することを特徴とするレーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法。
- 検査対象である試料に対してレーザー光を照射し、前記試料からレーザー誘起蛍光を発生させる第1の工程と、発生した前記レーザー誘起蛍光から複数の波長間での蛍光強度を光検出または画像計測する第2の工程と、前記複数の波長間での蛍光強度比を、予め校正済みの、アスベストにおける、前記試料に関して測定した前記複数の波長と同一の既知の複数の波長間での蛍光強度比と比較して、その比が一致するかどうかで前記試料がアスベストであるか否かを判定する第3の工程とを備えることを特徴とするレーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法。
- 前記第1の工程で照射するレーザー光が、蛍光を効率よく発生させる連続発振のレーザーまたはパルスレーザーであることを特徴とする請求項2記載のレーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法。
- 前記第1の工程で発生するレーザー誘起蛍光が、照射するレーザー光の波長よりも長波長であり、物質特有のスペクトル形状及び発生波長域を有し、物質特有の蛍光寿命を有する光であることを特徴とする請求項2記載のレーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法。
- 前記第2の工程において、特定の波長域に光透過特性を有する光学フィルターを使用して複数の波長間での蛍光強度を光検出または画像計測することを特徴とする請求項2記載のレーザー誘起蛍光を用いたアスベスト判定方法。
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