JP4997261B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波診断装置に係り、特に、立ち姿勢や座り姿勢あるいは被検者へのモニ
タ画面の提示姿勢などの多様な操作環境に対応可能な超音波診断装置に関するものである
従来の超音波診断装置は、移動手段を備えた筺体に超音波送受信回路やデジタル・スキ
ャン・コンバータ(以下DSCという)などを収納し、更に、この筺体の上面には画像を
表示するモニタや操作盤を備えている。この従来の超音波診断装置によれば、装置全体が
コンパクトにまとまっているために、ベッドに寝ている被検者の近傍に手軽に移動させて
探触子を介して診断を行うことができる。
これらの従来例の操作盤は、昇降機構や左右方向へのスライド機構、更には、左右方向
への揺動機構を備えていることで、立ち姿勢の操作や座り姿勢での操作に対応したものが
ある。また、これらの従来例のモニタは回転やチルト可能な構造を備えることにより、操
作者の操作姿勢や被検者への画像確認を可能にしたものがある。
特開平6−90951号公報 米国特許第5924988号公報
前記従来例の超音波診断装置は、昇降機構で上下可能な操作盤を筺体の前方に大きく張
り出して設けることにより、座り姿勢での操作の際に筺体が操作者の膝に当たって邪魔に
ならないように工夫している。しかし、これらの従来例は、モニタを筺体の上面に残した
まま操作盤のみを昇降させるため、立ち姿勢の操作と座り姿勢での操作に合わせてモニタ
の角度を変更しなければならない。しかも、モニタの角度を変更したとしても、操作者の
モニタを見る視線が異なり、操作者に無理な姿勢での操作を強いる課題を備えている。
また、前記従来例では、筺体の前方に操作盤が張り出しているために、この張り出した
分、設置面積が大きくなる。また、この張り出した操作盤を備えた超音波診断装置は移動
中に前記操作盤が障害物に当たる可能性も高くなる課題もある。このため、これら操作盤
を保護する配慮が必要である。
また、従来例の筺体は箱型を基調としているために、探触子を接続するコネクタ装置な
どを筺体の前面に形成される垂直面に上下または左右に並べて配置している。このため、
これらコネクタ装置は、前記前方に張り出した操作盤の下方の後方の奥まった位置に配置
されるため、これらの操作がし難い課題がある。
更にまた、従来例の筺体は箱型を基調としているために、ベッドに寝ている被検者に筐
体を近づけて使用すると、垂直に立ち上がった筐体面が被検者の視界を塞ぐことになり、
被検者に閉鎖感を抱かせる課題がある。
また、従来の超音波診断装置の操作盤は、座標指示装置としてトラックボールを備えて
いる。このトラックボールは、マウスのように広い操作面を必要としないので、この種の
コンパクトにまとめられた超音波診断装置に最適な座標指示装置と言える。しかしながら
、操作盤を左右方向へ揺動可能とする従来例では、操作盤の回転中心からトラックボール
が離れた位置に配置されているために、操作盤の回転に対応してトラックボールの位置が
大きく移動するため操作しづらいという課題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、立ち姿勢での操作や移動時には操作スイッチ群
を備えた操作装置が本体筺体の上面にコンパクトに収まり、座り姿勢での操作では操作装
置を前方に配置して、操作性や移動性に優れた超音波診断装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る超音波診断装置は、本体筺体と、操作スイッ
チ群を備えた操作装置と、前記本体筺体と前記操作装置とを連結する可動アームとを含ん
で構成し、前記操作装置は、操作スイッチ群を備えた第1筺体と、操作画面とスキャナ画
像を表示するためのモニタ画面を備えた第2筺体と、前記第1筺体に対して前記第2筺体
を連結する連結部とを備え、前記本体筺体は、前面から上面にかけて後方に傾斜する傾斜
面を備え、前記可動アームは、前記操作装置を前記傾斜面に沿って移動させる昇降機能機
構部を備えるようにする。
また、前記可動アームは、前記操作装置の姿勢を維持した状態で、前記傾斜面の上方位
置で、かつ、前記本体筺体の投影面積内に収まる第1姿勢から、前記傾斜面の上方位置を
移動路として、前記傾斜面の下方位置で、かつ、前記本体筺体から少なくとも一部を張り
出す第2姿勢を取り得るように移動させる昇降機能機構部を介して前記操作装置を移動可
能に支持する。
本発明によれば、傾斜面の上方位置に操作スイッチ群を備えた操作装置が位置する第1
姿勢では、操作装置が本体筺体の上方の高い位置にあり、傾斜面の下方位置に操作装置が
位置する第2姿勢では、操作装置を本体筺体の前方の低い位置に操作装置の少なくとも一
部を本体筺体から張り出させて位置させることができるので、立ち姿勢での操作や移動時
には操作装置が本体筺体の上面にコンパクトに収まり、座り姿勢での操作では操作装置を
前方に配置して、操作性や移動性を向上させることができる。
第1の実施の形態に係る超音波診断装置の概略構造を示す斜視図である。 超音波診断装置の装置ブロック図である。 超音波診断装置の各装置の配置構成を示す概念図である。 装置配置面の装置配置図である。 超音波診断装置1の外観図である。 超音波診断装置1の外観図である。 テーブルの折りたたみ構造を示す斜視図である。 操作装置の平面図である。 第2筐体を閉めた状態の操作装置の右側面図である。 第2筐体を開いた状態の操作装置の右側面図である。 操作連結部の分解構造図である。 キーボードを引き出した外観図である。 操作スイッチ群の詳細図である。 昇降機能機構部の機構図である。 取付機構部の機構図である。 超音波診断装置の操作姿勢の使用状態図である。 第2の実施の形態に係る超音波診断装置の昇降機能機構収納部の概略機構図である。
以下、図1から図17を参照して、この発明に係る超音波診断装置を詳細に説明する。
図1から図16が第1の実施形態、図17が第2の実施形態を示している。なお、同一の
部位や方向などは同一符号を持って示し、重複した説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1から図16を参照して第1の実施の形態に係る超音波診断装置を具体的に説明する
先ず、図1を参照して、この実施の形態に係る超音波診断装置の概略構造を説明する。
図1は超音波診断装置の概略構造を示す斜視図である。
図1において、符号1で総括的に示す超音波診断装置は、自在車輪101を備えた本体
筺体100と、操作装置200と、前記本体筺体100に対して前記操作装置200を移
動可能に連結する可動アーム300と、複数の超音波探触子58とを含んで構成される。
前記本体筺体100は、箱型の筺体の底面4隅に前記自在車輪101を備え、上面後方
には、この本体筺体100を移動させるための筺体ハンドル部102が設けられている。
そして、この本体筺体100の前面から上面にかけては、上方に行くに従って後方に大き
な円弧で傾斜する傾斜面が形成され、この傾斜面を各種装置を収納する装置配置面103
としている。したがって、この実施の形態では、本体筺体100の内部に制御部やデジタ
ル・スキャン・コンバータ(以下DSCという)及び電源部などの操作者が操作する上で
利用頻度の少ない装置を収納し、前記装置配置面103に前記超音波探触子58のコネク
タ装置51などを収めた本体筺体100を、前記ハンドル部102と自在車輪101を介
して移動させることができる。
また、この実施の形態の前記筺体ハンドル部102は、棒状の握り部104を両側の支
持体105で保持する構造を備えている。そして、この棒状の握り部104と一対の支持
体105との間に装置配置部106を設けている。この装置配置部106は、折りたたみ
可能なテーブル107を備えており、このテーブル107を本体筐体100に折りたたん
だ状態では本体筐体100の上面の傾斜面の形状に馴染んだ形態をとり、このテーブル1
07のテーブル面108が水平状態となる姿勢とした状態では、前記テーブル面108に
各種装置を積層して配置することができる。
また、前記操作装置200は、この超音波診断装置1を操作するための操作スイッチ群
400を備えた第1筺体201と、操作画面やスキャナ画像を表示するためのモニタ画面
203を備えた第2筺体202と、この第2筺体202を前記第1筺体201に対して所
定の角度で連結する操作連結部204と、前記第1筺体201の周囲に取り付けられるバ
ンパ部205と、前記第1筐体201の下部に引き出し可能に収納されるキーボード21
0とを含んで構成される。
この実施の形態では、前記第1筺体201と第2筺体202とを薄い箱型の筺体とし、
前記第2筺体202を、前記操作連結部204を介して、前記第1筺体201に折りたた
み可能に連結している。そして、前記第1筺体201に対して矢印Z3方向に第2筺体2
02を折りたたんだ状態で互いに隠蔽される第1筺体面206と第2筺体面207に前記
操作スイッチ群400とモニタ画面203をそれぞれ配置している。更にまた、この実施
の形態の前記操作連結部204は、第1筺体201に対して中心軸P4を中心に矢印Z4
方向に前記第2筺体202を旋回可能に連結している。
前記第1筺体面206は、この第1筺体面206のほぼ中央に配置されるトラックボー
ル401と、このトラックボール401の周囲に配置される複数のスイッチ群とからから
構成される。この実施の形態の前記第1筺体面206は、トラックボール401に対して
、前記操作連結部204の反対側にパームレスト208を構成する平面が形成されるよう
に前記複数のスイッチ群を前記トラックボール401を中心とする同心円上に配列してい
る。したがって、操作者は前記パームレスト208に手首を支持しながら利用頻度の高い
トラックボール401を主体に、その周囲の複数のスイッチ群を操作することができる。
前記バンパ部205は、第1筐体201の両側後方から前方に延びて、前記第1筐体2
01の前部でアーチ状の握り部209を備えて形成される。このアーチ状の握り部209
は、可動アーム300に取り付けられる操作装置200を移動させたり、回転させたりす
るためのハンドルの機能を備えている。
また、この実施の形態では、少なくとも前記バンパ部205のアーチ状の握り部209
は、第1筐体201の第1筺体面206より低い位置に配置される。これにより、アーチ
状の握り部209を低い位置に配置させることができるので、座り姿勢での操作装置20
0の移動の操作性を向上できる。
また、アーチ状の握り部209を低い位置に配置することにより、前記第2筐体202
を折りたたんだ状態においても、第2筐体202とアーチ状の握り部209との間に空間
を形成することができるから、この空間を、例えば、超音波探触子58やゼリ容器などの
配置スペースとして利用することができる。
また、この実施の形態では、前記アーチ状の握り部209を第1筐体201の底面と同
位置または低い位置に配置している。これにより、前記アーチ状の握り部209は、第1
筐体201の底面に収納したキーボード210を矢印Z7方向に引き出した際の保持機能
を持つことができる。
前記可動アーム300は、本体筺体100の前面から上面にかけて傾斜して形成される
前記装置配置面103の上部空間を前記操作装置200の移動路とする機能を備えている
。つまり、この可動アーム300は、前記傾斜する装置配置面103の上方位置に操作装
置200が位置する第1姿勢Q1と、装置配置面103の下方位置に操作装置200が位
置する第2姿勢Q2とを取り得るような昇降機能機構部301を備えている。
この実施の形態に係る可動アーム300は、前記傾斜面の一方の片側に形成されるアー
ム移動溝109から一端を露出し、他端を前記アーム移動溝109の内部の所定位置に設
けられる回転軸P1を中心に回転可能に取り付けられている。この可動アーム300は、
前記露出した一端に前記操作装置200を取り付ける取付機構部350が設けられている
。このため、前記可動アーム300を回転させることにより、前記取付機構部350に取
り付けられる前記操作装置200を前記第1姿勢Q1と第2姿勢Q2を取らせることがで
きる。ここで、この可動アーム300はリンク機構を持って形成されため、この可動アー
ム300を回転させても取付機構部350に取り付けられる操作装置200の角度を一定
に保つことができる。
また、前記取付機構部350は、可動アーム300の移動方向(矢印Z1)と直交する
水平方向(矢印Z5)に移動させる水平移動機構部360と第1筐体201の角度を調整
するチルト機構部370と、前記操作装置200を旋回させる回転機構部380とを備え
ている。
前記水平移動機構部360は、操作装置200を前記装置配置面103の上方に位置す
る状態と、操作装置200を水平方向(矢印Z5)に移動させて、操作装置200を前記装
置配置面103から外れた状態を取り得るように動作させる。これにより、操作装置20
0を本体筐体100の横方向に移動させることができるので、操作者の操作姿勢や、患者
への情報提供が容易となる。
また、チルト機構部370は第1筐体201を矢印Z6方向に揺動させることができる
。これにより、操作スイッチ群400を備えた第1筺体面206の角度を任意に設定でき
るので、操作者の姿勢に対応して第1筺体面206の角度を調整することができる。しか
も、この実施の形態ではモニタ画面203を備えた第2筺体202が操作連結部204を
介して第1筺体201に固定されているので、第1筺体面206の角度の変更にともなっ
てモニタ画面203の角度も自動的に調整することができる。
また、前記回転機構部380は、回転軸P2を中心に操作装置200を首を振るように
旋回させることができる。これにより、操作スイッチ群400を備えた第1筐体201自
身を回転させることができるので、操作スイッチ群400のキー配列等を使用者の姿勢に
沿った方向に合わせることができるとともに、この回転にともなってモニタ画面203を
備えた第2筐体202も回転させることができる。
更に、この回転軸P2は前記トラックボール401の回転中心を通る位置に形成される
。そして、操作スイッチ群400のキー配列はトラックボール401を中心とする配列と
なっている。このため、操作装置200を回転させても、回転軸P2上に位置するトラッ
クボール401を中心とする操作スイッチ群400の配列は変わらないので、ブラインド
タッチなどの操作が良好となる。
また、この実施の形態では、複数の超音波探触子58をセットアップしておくことがで
きる。この超音波探触子400の即応体制を実現するために、前記装置配置面103の両
側と、前記バンパ部205に超音波探触子58を収める複数の探触子収納部110を設け
、これら超音波探触子58のコードの一端は前記装置配置面103に配置される複数のコ
ネクタ装置51に接続される。この実施の形態では、前記バンパ部205に現在使用中の
超音波探触子58を収納し、予備の超音波探触子58を本体筐体100側の探触子収納部
110に収納することで使い勝手を向上することができる。また、前記本体筐体100側
の探触子収納部110は、前記コードを引っ掛ける機能も備えているので、複数のコード
を混乱させることなく整理して収納することができる。
そして、この実施の形態の大きな特徴の1つは、前記操作スイッチ群400を備えた第
1筺体201を本体筐体100の投影面積内の上方の高い位置である第1姿勢Q1と、本
体筐体100の投影面積からその一部が張り出した低い位置である第2姿勢Q2とを取り
得るように移動可能とした点にある。
既存のこの種の技術においては、操作者の座り操作を可能とするために、操作スイッチ
群400を備えたテーブルを本体筐体から前方に張り出して設け、この前方に張り出した
テーブルを上方に移動させることで立ち姿勢での操作を可能としている。つまり、従来技
術では、座り操作を主体とした構造としているので、座り姿勢では良好な操作性が得られ
るものの、立ち姿勢では張り出したテーブルが邪魔に成る課題がある。しかも、このテー
ブルを上方に引き上げた下部はデッドスペースとなるので、立ち姿勢での超音波診断装置
1は装置が大型化する課題がある。しかも、この前方に張り出したテーブルは超音波診断
装置1を移動させる際には邪魔になる課題もある。
しかし、この実施形態によれば、座り姿勢に対応した前記第1姿勢Q2では、操作装置
200が前方に張り出した座り姿勢に適した形態を取り、立ち姿勢に対応した前記第2姿
勢Q1では、本体筺体100の投影面積内の高い位置である立ち姿勢に適した形態を取ら
せることができるので、前記従来例の課題を解決することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、操作画面やスキャナ画像を表示する
ためのモニタ画面203を備えた第2筺体202を、操作スイッチ群400を備えた第1
筺体201との相対関係を維持したまま前記第1姿勢Q1と前記第2姿勢Q2とを取り得
るように移動可能とした点にある。
既存のこの種の技術においては、操作スイッチ群400を備えたテーブルとモニタとを
分離した構造となっている。つまり、従来技術では、操作画面やスキャナ画像を表示する
ためのモニタ画面203を本体筺体100の上部に設け、前記テーブルのみを昇降機構を
備えるようにしている。従来技術においては、前記テーブルに動作確認や操作表示などの
操作スイッチ群400に関連するサブ表示部を備えたものがあるが、操作画面やスキャナ
画像を表示するためのモニタ画面203は前記したように本体筺体100に設けられてい
る。このため、テーブルの昇降と、モニタ画面203の高さが連動していないため、座り
操作と立ち操作での操作者のモニタの視線と操作スイッチ群400との姿勢が異なる課題
がある。
また、操作スイッチ群400とモニタ画面203が分離独立しているために、それぞれ
の昇降や回転、チルトなどの機構部をそれぞれ独立して設けなければならない課題がある
。この実施の形態によれば、これらの課題を解決することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、本体筺体100の前面から上面に掛
けて、上方に行くに従って後方に大きく傾斜する傾斜面を形成し、この傾斜面を各種装置
を収納する装置配置面103とした点にある。
従来技術においては、本体筺体100の垂直面に同種のコネクタ装置を積層して配置し
ているので、このコネクタ装置の前面に設けられるコード接続部が上下に重なって着脱が
し難いとの課題がある。この点、この傾斜する装置配置面によれば、上下に積層するコネ
クタ装置51などの各種装置を上方の装置が下方の装置より後方にずらして(奥まって)
配置することができるから、前記従来の課題を解決することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、上方に行くに従って後方に大きく傾
斜する傾斜面を前記第1筺体201または操作装置204の移動路とした点にある。
従来技術によれば、操作スイッチ群400を備えたテーブルを上下方向に昇降する構造
としているため、テーブルを上方に位置させた状態では、その下方がデッドスペースとな
る課題がある。また、従来技術は昇降の如何にかかわらずテーブルが前方に張り出した状
態となっているため、座り操作以外ではこの張り出したテーブルが邪魔に成る課題があっ
た。この実施の形態によれば、前記従来例の課題が解決される。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、第2筺体202を第1筺体に対して
折りたたみ可能にした点にある。これにより、操作スイッチ群400を備えた第1筺体2
01に対してモニタ画面203を備えた操作装置200の角度を調整することができるの
で、操作時の視認性を向上させることができる。また、この第2筺体202を折りたたむ
ことによりモニタ203と操作スイッチ群400とを2つの筺体の間に隠蔽して、収納性
を向上することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記第1筺体201と第2筺体20
2を連結する操作連結部204に、前記折りたたみ機能に加えて、第2筺体202を左右
方向に回転させる機能を備えた点にある。これにより、操作者の視認性だけでなく被検者
への視認性を向上することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記可動アーム300に、この可動
アームの動作の如何にかかわらず、その先端部に取り付けられる操作装置200を、常に
同一の姿勢を維持する構造手段を備えた点にある。この実施の形態では、前記アーム30
0をリンク機構で構成しているため、前記可動アーム300に取り付けられる第1筺体2
01の姿勢が常に同じ姿勢を維持するようにしている。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記取付機構部350に、この取付
機構部350の姿勢を変更する姿勢変更機構を備えた点にある。この実施の形態では、1
つの姿勢変更機構として、前記水平移動機構部360を備えることにより、前記操作装置
200の左右方向の移動幅を大きくして、多様な操作姿勢や被検者への情報提供を可能に
することができる。しかも、前記操作装置200の左右方向の移動にともなって、操作装
置200の移動路の下方に位置する前記装置配置面103を露出させることができるので
、この装置配置面103に配置される各種装置の操作性を向上させることができる。
この実施の形態では、他の姿勢変更機構として、前記チルト機構部370を備えること
で、操作スイッチ群400を備えた第1筺体201の角度を任意に設定することができる
ので、操作スイッチ群400の操作性を向上させることができる。
更に、この実施の形態では、他の姿勢変更機構として前記回転機構部380を備えるこ
とで、操作者の位置に対応して操作装置200を操作者に対して正対させることができる
ので、操作スイッチ群400の操作性を向上させることができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記回転機構部280の回転機構部
の回転軸P2上にトラックボール401の中心が位置する操作スイッチ群400を配置し
た点にある。これによって、利用頻度度の高いトラックボール401を操作装置200の
回転の如何にかかわらないホームポジションとすることができるので、操作者のスイッチ
群全体の配置を認識しやすくしてブラインドタッチ操作などの操作性を向上することがで
きる。特に、この実施の形態では、操作スイッチ群400を構成する各キーや操作ボタン
を前記トラックボール401を中心とする同心円上に配置することで、前記操作性を一層
向上することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記第1筺体201の周囲にバンパ
部205を設け、このバンパー部205に、前記操作装置200を保護するバンパ機能に
加えて、前記操作装置200を移動させるハンドル機能、あるいは、利用頻度の高い超音
波探触子58や他の機器または装備品を収納する機能、あるいは第1筺体201の下部に
収納されるキーボード210の支持機能などを持たせた点にある。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記装置配置面103の両側に、利
用頻度の低い超音波探触子58やコードなどを保持する探触子収納部110を備えた点に
ある。これにより、超音波探触子58の使い勝手やコードの整頓性を向上することができ
る。
以下、上記特徴を備えた第1の実施の形態に係る超音波診断装置1の具体的な構造を更
に詳細に説明する。
先ず、図2を参照して、超音波診断装置1の装置構成を説明する。図2は超音波診断装
置1の装置ブロック図である。図2において、超音波診断装置1は、超音波振動子群を備
えた超音波探触子58と、前記超音波探触子58に高圧パルスを供給する超音波送受信回
路52と、この超音波送受信回路52と超音波探触子58とを接続するコネクタ装置51
と、取得したエコー信号をデジタル信号に変換するディジタル・スキャン・コンバータ(
以下、DSCという)55と、画像メモリと共通用グラフィックメモリと操作者用グラフ
ィックメモリ等から成るメモリ装置56と、前記モニタ画面203を備えたモニタ装置5
7と、前記操作スイッチ群400を構成する入力装置54と、この超音波診断装置1を統
括的に制御する制御装置53と、必要により接続される心電図計測装置などの補助装置5
9と、前記各装置に電源を供給する電源装置60とから構成される。
超音波送受信回路52は、超音波探触子58内の超音波振動子群へ送波のための高圧パ
ルスを供給するとともに、被検者の体内から反射し探触子群で受波されたエコーを増幅,
整相,検波し、その出力信号はDSC55へ入力する。この実施の形態では複数の超音波
探触子58を取り付けることができる。これら超音波探触子58は、所定の長さのコード
を備え、このコードの先端に設けられるコード接続部51aを介して、前記超音波探触子
58に対応して設けられるコネクタ装置51に接続される。
前記DSC55は、入力したエコー信号をディジタル信号に変換し、超音波ビームを1
本ずつ送受信の繰返し毎にメモリへ書き込み、また記憶内容をモニタ装置57の走査に同
期して読み出す。メモリ装置56を構成する共通用グラフィックメモリは、DSA56を
介してモニタ装置57へ表示される超音波像へ重畳して表示する付加情報、例えば、超音
波画像のスケール,被検者への超音波探触子58の当接位置を示すボディマーク,距離計
測情報のように被検者に不安感をもたらさない情報を表示するためのグラフィックメモリ
である。また、メモリ装置56の操作用グラフィックメモリは、モニタ装置57の超音波
画像へ操作者が診断に必要とする付加情報のみ、例えば病名や被検者のID情報のような
文字情報や病変部を示す矢印等の記号情報のみを重畳して表示するグラフィックメモリで
ある。
この超音波診断装置1によれば、入力装置を操作して、超音波走査モードや計測付加情
報表示を設定し、超音波探触子58を被検者の検査部位へ当接して検査を開始する。超音
波探触子58から被検者の体内へ送波された超音波は、体内の臓器の音響インピーダンス
の異なる境界で反射されて探触子で受信される。受信されたエコーは超音波送受信回路1
1で増幅,整相,検波され、超音波走査線1本分の信号としてDSC55へ入力され、D
/A変換されてメモリへ書き込まれる。このメモリへの書き込みは、超音波送受信の方向
を変えての繰返し送受信毎に行われる。
メモリへ書き込まれた画像データは、モニタ装置57の表示走査に同期して読み出され
、D/A変換され、輝度信号としてモニタ装置57へ供給され、その結果画面に超音波像
が表示される。DSC55からの画像データの読み出しに同期して、制御装置53は共通
用グラフィックメモリと操作者用グラフィックメモリとの双方からもデータ読み出しを行
う。この実施の形態では、前記モニタ装置57のモニタ画面203を被検者に見せる場合
は操作者用グラフィックメモリの内容を非表示とすることができる。このモニタ画面20
3の切り替えは前記操作スイッチ群400を介して操作することができる。
次に、図2で説明した各装置の配置構成を図3と図4を参照して具体的に説明する。図
3は、超音波診断装置1の各装置の配置構成を示す概念図であり、(a)図が正面図、(
b)図が左側面図である。図4は装置配置面の装置配置図であり、(a)図は第3装置収
納部の概略断面図、(b)図は装置配置面の正面図、(c)図は他の実施の形態に係る第
3装置収納部の概略断面図、(d)図は他の実施の形態に係る装置配置面の正面図である
図3において、この実施の形態では、本体筺体100の最下部に最も重量のある電源装
置60を備えることで、超音波診断装置1の重心を低く抑えて、移動性や安定性を向上さ
せている。前記電源装置60の上部には、前記超音波送受信装置52と前記DSC55を
収納する第1装置収納部70を配置し、この第1装置収納部70の上部後方に制御装置5
3とメモリ装置56を収納する第2装置収納部71を配置し、この第2装置収納部71の
前部には、複数のコネクタ装置51を収納する第3装置収納部72と可動アーム300を
収納する昇降機能機構収納部302とを並べて設けている。
前記第1装置収納部70の前部は、本体筺体100の前部に開放した収納棚70aとし
ての空間が確保されている。この実施の形態では、前記収納棚70aに前記補助装置59
を収納させることができる。この実施の形態に係る本体筺体100は、(b)図の側面図
に示すように、その前面から上面に向かって大きな円弧で傾斜する外観形状を備えている
。前記収納棚70aは前記円弧形状の垂直面に設けられることで、この収納棚70aを通
常の棚として使用することができる。
また、第3装置収納部72は、略1/4円形状の空間を備えて、装置を収納するには配
置し難い空間である。この実施の形態では、第3装置収納部72に薄い箱形形状の筺体を
備えた複数の同種のコネクタ装置51を上下に積層して収納し、上部に配置されるコネク
タ装置51が下部に配置されるコネクタ装置51より後方に位置するように配置すること
により、異形の前記第3装置収納部72をデッドスペースが少なくし、かつコネクタ装置
51の操作性を向上させている。この特徴的な配置構成を図4を参照して更に説明する。
図4の(a)(b)図において、この実施の形態では、コネクタ装置51の筺体の長手
方向が、円弧形状の装置配置面103の中心を通る放射線S1と一致するようにコネクタ
装置51を配置している。この配置構成によれば、最下部に配置したコネクタ装置51b
より、上部に配置したコネクタ装置51cが後方に位置し、更にコネクタ装置51cより
、その上方に位置するコネクタ装置51dが後方に位置するようようになる。このため、
コネクタ装置51の前面に取り付けるコード接続部51aが、上方の装置ほど後方にづれ
て配置されるため、コード接続部51aの着脱が良好と成る。しかも、コード接続部51
aも、このコード接続部51aに連続するコードも放射状となるため取扱性が向上する。
また、コード接続部51aが取り付けられるコネクタ装置51の前面パネル51eは前
記円弧形状の装置配置面103と面一に収納されるため、この前面パネル51eから張り
出すコード接続部51aやコードも同一量となるため、この装置配置面103の上方に形
成される前記操作装置200の移動路の確保が容易となる。更に、第3装置収納部72に
前記放射状の配置を採用すると、コネクタ装置51の周囲に適度な空間が形成されるので
、放熱効果も期待できる。
また、上記の実施の形態では、第3装置収納部72に放射状の装置配置を採用した事例
で説明したがこれに限定されるものではない。例えば、図4の(c)図、(d)図に示す
ような他の装置配列を採用してもよい。即ち、(c)図に示す例では、コネクタ装置51
の長手方向を水平とする姿勢で上下方向に積層した事例を示している。この事例でも、上
方のコネクタ装置51cが下方のコネクタ装置51bより後方に奥まって(ずれて)配置
することで、異型の第3装置収納部72に複数のコネクタ装置51を配置することができ
、しかも(a)図の事例と同様な効果を得ることができる。
また、(d)図の事例は、(c)図の配列を維持しつつ装置配置面103を正面から見
て、横姿勢のコネクタ装置51を円弧面(傾斜面含む)に沿って、斜めに配置した事例を
示している。この配置構成によれば、斜めに傾いた横姿勢のコネクタ装置51は、コード
接続部51aを備えた片側(図面左側)が他の片側(図面右側)より前方に位置するよう
に傾いた姿勢で上下に積層される。しかも、前面パネル51eは前記装置配置面103の
円弧面(傾斜面)と面一に配置されるため、コード接続部51aが接続される前面パネル
51eは右側に傾いた姿勢で収納される。このため、前面パネル51eに垂直に接続され
るコード接続部51aは中央でかつ上方側に傾いた姿勢となるので、コード接続部51a
の着脱が容易と成る。
図3に戻り、昇降機能機構収納部302の上部は、開放したアーム移動溝109が形成
される。この昇降機能機構収納部302の内部には、可動アーム300の一端が回転軸P1
を介して回転可能に固定される。したがって、可動アーム300を回転軸P1を中心に回転
させることにより、可動アーム300の他端に取り付けら操作装置200を第1姿勢Q1
と第2姿勢Q2に移動させることができる。
また、この実施の形態では、本体筐体100の上部に第4装置収納部と成り得るテーブ
ル面108を設置することができる。このテーブル面108は、図1で説明したように折
りたたみ可能なテーブル107で形成することができるし、あるいは、図3で図示するよ
うに前記テーブル107に替えて堅固な構造を備えたテーブル台111に置き換えること
ができる。このテーブル台111の上面を構成するテーブル面108には、補助装置59
を設置することができる。この実施の形態では、動画像を記録するビデオ装置81及びプ
リンタ82を積層配置した事例で説明している。この第4装置収納部は、本体筐体100
の最上部となる位置だけに、操作者の立ち姿勢の目線の位置に近く、他の装置に邪魔され
ることなく設置することができるので、操作性や使い勝手が良好である。
また、この実施の形態では、可動アーム300の先端部に、第5装置収納部と成り得る
取付機構部350を設けている。この取付機構部350は、利用頻度の高いモニタ画面2
03と操作スイッチ群400を集中配置した操作装置200を配置することができる。し
かも、この操作装置200は、可動アーム300を介して、操作者の作業姿勢(第1姿勢
Q1、第2姿勢Q2)に簡単にあわせることができる。
次に、図5から図13を参照して、超音波診断装置1の外観構造を更に詳細に説明する
。図5及び図6は超音波診断装置1の外観図であり、図5の(a)図は平面図、(b)図
が底面図、(c)図が正面図、(d)が右側面図、図6の(a)図が背面図、(b)図が
左側面図、(d)図は可動アームを動かした状態の左側面図である。また、図7はテーブ
ルの折りたたみ構造を示す斜視図である。図8は操作装置の平面図である。図9は第2筐
体を閉めた状態の操作装置の右側面図である。図10は第2筐体を開いた状態の操作装置
の右側面図である。図11は操作連結部の分解構造図である。図12はキーボードを引き
出した外観図であり、(a)図が使用状態図、(b)図は概略横断面図である。図13は
操作スイッチ群の詳細図であり、(a)操作装置の平面図、(b)図はロータリースイッ
チの断面図である。
図5において、本体筐体100は、横幅寸法W1より奥行寸法D1が大きい前後方向に
長い矩形状の底面形状を備え、前記奥行寸法D1より高さ寸法H1が大きい縦長の形状を
備えている。なお、この実施の形態では横幅寸法W1を450mm、奥行寸法を746、
高さ寸法H1を982mmに設定している。(b)図に示すように、本体筐体100の底
面の前後部は、凹状に切り欠かれており、この切欠部225に前記自在車輪101が取り
付けられる。この自在車輪101の配置によれば、自在車輪101の回転領域を確保する
とともに、前方及び後方から見て本体筐体100をコンパクトに見せるとともに、前後の
自在車輪101間に図3で説明した第1装置収納部70を確保している。
また、前記本体筐体100の前面部は、(c)図に示す、前面から上面に向かって大き
な円弧形状で形成される。即ち、(d)図に示すように、本体筐体100の側面形状は、
1/4円形状(円形を中心軸を通る水平線と垂直線で当分割した左上領域)を備えて形成
される。
前記円弧形状の下部となる正面下部には、複数の棚で形成される前記収納棚70aが形
成され、補助装置59を収納することができる。この前記収納棚70aの上部には上方に
行くに従って徐々に後退する円弧形状を備えた装置配置面103が形成され、この一方の
片側に前記アーム移動溝109が形成され、他方の片側には上下方向に複数の装置収納開
口部112が形成される。この複数の装置収納開口部112に、コネクタ装置51を配置
することで、図4で説明した装置配置を実現することができる。
また、装置配置面103の上部近傍は、コネクタ装置51などの大型の装置を収納し難
いスペースである。そこで、この実施の形態では、この装置を収納し難いスペースをゼリ
収納容器83の収納スペースとして活用している。即ち、(d)図に示すように、装置配
置面103の上部近傍には円柱形状のゼリ収納容器83を横姿勢で設置できる容器収納凹
部113が設け、この容器収納凹部113にゼリ収納容器83を約半分程度埋め込むよう
に収納することができる。
また、この実施の形態では、側面形状を1/4円形状とする本体筐体100を採用して
いるが、1/4円形状の最上部は、装置を収納するには不適格なスペースである。そこで
、この実施の形態では、1/4円形状の最上部を後方に傾斜する傾斜面114でカットし
た形状としている。そして、この傾斜面114を前記第4装置収納部と成り得るテーブル
面108の設置スペースとしている。このテーブル面108は、図1で図示するように、
折りたたみ可能なテーブル107を取り付けることもできるし、このテーブル107に替
えて堅固なテーブル台111を取り付けることもできる。図5、図6はテーブル台111
を取り付けた状態を示している。
また、前記したように、この実施の形態では、前記本体筐体100の最上部を後方に傾
斜する傾斜面でカットした形状としているが、1/4円形状の外観的な特徴を生かすため
に、前記本体筐体100の上部に前記1/4円形状の延長線上に形成される筺体ハンドル
部102を設けている。この筐体ハンドル部102は前記装置配置面103の両側に形成
される一対の支持体105と、この一対の支持体105を最上部で連結する棒状の握り部
104とで構成される。この実施の形態によれば、本体筐体100の上部に大きな筺体ハ
ンドル部102を設けることにより、1/4円形状の本体筐体100を印象付けて意匠性
を向上させるとともに、この大型の筺体ハンドル部102を用いて、前記自在車輪101
の移動方向を指示し易くして、移動性を向上させることができる。
また、この実施形態によれば、前記傾斜面114の上方位置で、かつ一対の支持体10
5と棒状の握り部104とで囲まれる空間115を形成することができる。この空間11
5は、筺体ハンドル部102を支持する操作者に圧迫感を与え難くくすることができる。
また、前記超音波診断装置1の移動時には、棒状の握り部104に加えて支持体105も
操作者が支持することができるので、自在車輪101による旋回性や直進性の操作を行い
やすくすることができる。
また、この実施の形態では、前記空間115を前記第4装置収納部として活用すること
ができる。この第4装置収納部を実現するために、この実施の形態では、(d)図に示す
ように、前記棒状の握り部104を、本体筐体100の背面部より、後方に張り出した位
置で前記支持部105により支持されるようにしている。この構造によれば、前記空間1
15を第4装置収納部として活用しても、筺体ハンドル部102としての主たる機能を維
持することができる。
ここで、図7を参照して、テーブル107の折りたたみ構造を説明する。テーブル10
7は、傾斜面114に形成したテーブル収納部116に収納可能なように、その前部の両
側が、傾斜面114の前部の両側に設けた連結ヒンジ117により、折りたたみ可能に連
結される。前記テーブル収納部116の内部には、引き起こし可能な支持部118が設け
られている。この構造によれば、前記テーブル107を前記テーブル収納部116に収納
した状態では、テーブル面108が前記テーブル収納部116の周囲の筐体面と面一とな
ってコンパクトに収納され、前記テーブル107を引き起こした状態では、前記一対の連
結ヒンジ117と支持部118とでテーブル面108を水平な状態を維持させることがで
きる。
そしてまた、この実施の形態では、前記連結ヒンジ117が着脱可能な構造を備えてお
り、テーブル107を取り外した状態では、図5、図6に示すように、前記テーブル収納
部116を位置決め手段として前記テーブル台111を取り付けることができる。この実
施の形態では、重量物でない小物品の配置スペースとして使用する場合は、前記テーブル
107を使用し、図5に示すような重量のある補助装置59を設置する場合はテーブル台
111を取り付けることができる。更に、テーブル107を採用する場合、テーブル10
7が円弧形状の支持体105の最頂部より低い位置に取り付けられるために、テーブル面
108を囲む支持体105と棒状の握り部104が落下防止用のバンパー機能として作用
する。
図5に戻り、一方、テーブル台111を取り付ける場合は、テーブル面108が円弧形
状の支持体105の最頂部から前方に延長した水平面となるように支持される。これによ
り、テーブル面108に設置される各種装置のスイッチやコード類が前記支持体105や
棒状の握り部104により邪魔されることがないので、この第4装置収納部を有効に活用
することができる。
また、前記支持体105は円弧形状に合わせて装置配置面103の両側に延長して形成
される。この実施の形態では、この装置配置面103の両側に形成される支持体105の
一方の片側に探触子収納部110を形成している。この探触子収納部110は、片側が切
欠部で切り欠かれた上下に貫通した複数の貫通穴からなり、これらの貫通穴は、前記支持
体105の長手方向に沿って形成される。これによって、これら複数の探触子収納部11
0に収納される超音波探触子が上下及び前後方向にラップしないので着脱が容易と成る。
また、前記支持体105は、左右方向に張り出して形成することで、本体筐体100の
両側からの衝撃を吸収するバンパー機能としての役割を持たせている。しかも、この支持
体105の近傍の本体筐体100の両側板には凹部226が形成されているために、この
支持体105に形成される探触子収納部110を装着した際に、超音波探触子58の収納
スペースが確保されるので、超音波探触子58の取り扱いを向上させることができる。
また、図6の(a)図に示すように、本体筐体100の背面には、前記第2装置収納部
71や第3装置収納部72等の本体筐体100の内部に配置される各種装置の装着やメン
テナンスを行うための開閉蓋227が設けられている。
図5に戻り、前記操作装置200は、前部を円弧形状とする半トラック型の第1筐体2
01と、操作連結部204を介して折りたたみ可能に取り付けられる第2筐体202と、
第1筐体201の周囲に形成されるバンパ部205と、第1筐体201の底面部に収納さ
れる図示しないキーボード210(図12参照)とを含んで構成される。
前記第1の筐体201の上面後端部は上方に隆起した隆起部211を備え、その隆起部2
11の中央に操作連結部204を設け、この操作連結部204の両側にスピーカ部を内蔵
したスピーカネット212が形成されている(図12(a)図参照)。
図8から図9に示すように、この実施の形態では、操作連結部204を前記隆起部21
1に設けることにより、第2筐体202の折りたたみと旋回を可能にしている。更に、図
12(a)図に示すように、操作者側に向いた隆起部204の傾斜面にスピーカネット2
12を設けることにより、指向性を持った音響効果を得ることができる。
図8から図9に戻り、前記バンパ部205は、前記隆起部204の両側の上端部から前
方に延在するように形成されている。そして、この第1筐体201と両側のバンパ部20
5の横幅を合わせた横幅寸法が、第2筐体202の横幅寸法と一致するように設定される
。このため、第2筐体202を開いた状態では、バンパ部205の両端部が第2筐体20
2の横幅と一致し、かつ、バンパ部205の後端部が第2筐体202の下端と隣接するた
め、第1筐体201の両側に形成されるバンパ部205と第2筐体202との一体感が得
られるので、意匠性を向上することができる。しかも、第2筐体202の横幅寸法を大き
くすることができるので、大型のモニタ画面203を採用することができる。
また、図8に示すように、バンパ部205は、隆起部211近傍の横幅寸法を維持した
まま、第1筐体201の両側面に沿って前方に延在して形成され、第1筐体201の前部
に位置するアーチ状の握り部209で連続される。そして、前記第2筐体202の高さ寸
法を、第2筐体202を折りたたんだ状態で、その先端部が前記第1筐体201の先端部
と一致する大きさに設定される。このため、第2の筐体202を折りたたんだ状態では、
前記第1筐体201の前部に位置するアーチ状の握り部209以外のバンパ部205を第
2筐体202の投影面積内に収めることができる。
一方、図9、図10に示すように、前記バンパ部205の両側部分は、隆起部211の
最頂部から前方に行くに従って徐々に下降し、第1筐体201の両側中央部分近傍から第
1筐体201の底面の位置から下方の位置に至り、この位置から第1筐体201の底面と
平行となるように形成される。このため、バンパ部205の両側前部に、第1筐体201
の厚さ寸法H2が確保されたバンパ収納空間213が確保される。この実施の形態では、
このバンパ収納空間213にゼリ収納容器収納部228と第2探触子収納部229を設け
ている。ここで、前記第2探触子収納部229は前記探触子収納部110と同様な構造(
形状)を備えて形成される。
このように、前記バンパ収納空間213は、第2筐体202の開閉の如何に係わらず、
その収納空間が確保された空間である。そして、このバンパ収納空間213は、第2筐体
202を開放した状態では、操作者に最も近い位置となるために、使用頻度の高い使用中
の超音波探触子58やゼリ収納容器83を備えることができる。
以上述べたように、この実施の形態に係る操作装置200によれば、第2筐体202を
開いた状態では、操作スイッチ群400とモニタ側面203が近接して配置され、しかも
、操作スイッチ群400の両側には、使用中の超音波探触子58やゼリ収納容器83が収
納されるので、使い勝手が良好となる。また、操作装置200は、アーチ状の握り部20
9を使って移動したり、あるいは回転したりすることで、操作者の任意の位置に移動させ
ることができる。一方、第2筐体202を閉じた状態では、第2筐体202を介して操作
スイッチ群400やモニタ側面203及び使用中の超音波探触子58やゼリ収納容器83
を隠蔽することができるので、収納性や前記各部を外的障害や塵埃などから保護すること
ができる。
次に、図11を参照して、前記第2の筐体202の折りたたみや旋回を可能とする操作
連結部204を詳細に説明する。この実施の形態に係る操作連結部204は、前記隆起部
211に形成される凹状の回転受部214と、前記第2筐体202に形成される凸状の折
りたたみ連結軸部215と、前記回転受部214と前記折りたたみ連結軸部215とを連
結する中間連結部216とから構成される。前記中間連結部216は、その底面に前記回
転受部214に回転可能に取り付けられる回転軸217を備え、その上面には前記折りた
たみ連結軸部215と勘合する凹状の折りたたみ連結軸受部218が設けられている。
前記凹状の回転受部214は、回転軸217を介して、中間連結部216を取り付けた
際に、回転連結部216を回転軸P4を介してZ4方向に回転させるための十分な隙間を
持って形成される。また、中間連結部216は前記回転受部214に取り付けた際に両側
の隆起部211と連続する側面形状を持って形成される。また、前記折りたたみ連結軸部
215は、その両側に回転軸219が設けられ、この回転軸219が回転受部214の両
側に形成した回転軸受部220と勘合することで、第2筐体202を回転軸P3を中心に
折りたたむことができる。ここで、この実施の形態では、前記回転軸217と回転軸21
9とを中空形状として、第1筺体201と第2筺体202との電気的な配線を行っている
。これにより、配線による見苦しさを解消している。
このように、この実施の形態に係る操作連結部204は、中間連結部216を介して第
1筐体201と第2筐体202を連結することにより、直交する回転軸P3と回転軸P4
を設けることを可能とし、これにより、折りたたみと旋回機能を実現することができる。
次に、図12において、この実施の形態では、第1筐体201の底面部にキーボード2
10を収納するキーボード収納部221を備えている。キーボード210は、その前部が
、前記第1筐体201の前部形状に合わせた円弧形状を備えた薄い板状の外観形状を備え
ている。そして、このキーボード210の上面は、後方に複数のキーからなるキボード群
を配置することで、その前部の円弧形状部にパームレストが形成される。
一方、前記キーボード収納部221は、その両側に前記キーボード210の両端部をス
ライド可能に支持する一対の支持レール222を備えて形成される。更に、キーボード2
10の上面後端部には連結ピン223が設けられ、キーボード収納部221の天井面に形
成されるスライド溝224にスライド可能に連結されている。この構造によれば、前記キ
ーボード210は支持レール222で両側を支持されることで前記キーボード収納部22
1内に収納することができる。一方、キーボード210を使用する場合は、このキーボー
ド210を支持レール222に沿って前記キーボード収納部221から引き出すことがで
きる。この際、連結ピン223もスライド溝224に沿ってスライドし、キボード群が露
出する所定位置以上はキーボード210を引き出せないように作用する。これにより、キ
ーボード210の落下を防止することができる。
そして、上記構造を備えたキーボード210の引き出し構造によれば、引き出されたキ
ーボード210は、その下部を前記アーチ状の握り部209で支持されるので、前記キー
ボード210のパームレストに手首を置いての入力作業の下方へ係る応力を前記アーチ状
の握り部209で確り保持することができる。しかも、前記キーボード210は連結ピン
223とスライド溝224との連結により、連結ピン223を中心にキーボード210を
左右方向に回転させることができるので、入力時の作業姿勢の自由度を確保することがで
きる。
次に、図13を参照して、操作スイッチ群400を更に詳細に説明する。前記したよう
に、この実施の形態では、トラックボール401を中心に各スイッチ類が円弧状に配置さ
れる。トラックボール401は、第1筐体201の前部の円弧形状の中心位置近傍に設け
られる。この実施の形態では、この円弧形状の中心位置が前記回転軸P2と一致する。そ
して、この回転軸P2を通り、前記回転軸P3と直交する直線P10を設定した場合、前
記回転軸P2からこの直線P10に向かって扇型に開いた角度Θ10の範囲をキーや操作
ボタンが配置されない平坦面とすることで、この平坦面をパームレスト208とし、残り
のΘ11(360度―Θ10)の範囲を各キーや操作ボタンが配置される操作配置面とし
ている。なお、この実施の形態では、前記角度Θ10を、前記直線P10に対して左右対
称に開いた約90度に設定している。
また、前記直線P10の一方の片側のパームレス208に小さな突起部で形成されるホ
ームポジションマーク230を設けている。この実施の形態では、パームレスト208の
右側の縁部近傍に3個の突起部からなるホームポジションマーク230を設けている。こ
の構成によれば、ホームポジションマーク230とトラックボール401の2つの基点に
よりホームラインP13を設定することができる。
操作者は、左手の手首近傍をこのホームポジションマーク230に触覚で合わせ、指先
の触覚でトラックボール401に触れることで、操作スイッチ群400を操作する左手を
前記ホームラインP13にブラインドタッチで合わせ、トラックボール401を中心に、
その円周上に配置される各スイッチ類をブラインドタッチで操作することができる。超音
波診断装置1においては、モニタ画面203を見ながら、一方の手で超音波探触子58を
操作し、他方の手で操作スイッチ群400を操作するためにブラインドタッチ操作が頻繁
に起こるために、前記特徴は有効である。
なお、この実施の形態では、一般に右利き(超音波探触子58を右手操作)が多いため
に、パームレスト208の右側にホームポジションマーク230を設けたが、左側のパー
ムレスト208にホームポジションマーク230を設けるようにしてもよい。従来技術に
おいては、パームレスト208の縁部全体に小さい突起部を設けて、パームレストと手首
の関係をブラインドで認識できるようにしているが、この実施の形態では、小さい突起部
をパームレスト208の片側、または両側に分けて設けることでホームポジションマーク
230とし、このホームポジションマーク230とトラックボール401とを結ぶホーム
ラインP13を形成する点に特徴がある。
次に、トラックボール401を中心に配列される操作スイッチ群400を更に説明する
。先ず、トラックボール401に最も近い第1円周キー群410には、使用頻度が高い確
定キー411と取消キー412とパルスドプラ切替キー413と連続ドプラ切替キー41
4を配置している。この第1円周キー群410は連続したリング状に形成することで、他
のキー群と識別可能に形成される。次に、第1円周キー群410の周囲には、大きな円形
キーが等間隔に配置される第2円周キー群420が配置される。この第2円周キー群42
0には、フリーズキー426と、Bモードキー425と、カラーモードキー424と、ド
プラーモードキー423、Mモードキー422とODMビームラインキー421が配列さ
れる。ここで、フリーズキー426は動作受付状態で点燈する押しボタンスイッチ機構を
採用し、このフリーズキー426以外の第2円周キー群420の各キーは、中央が動作受
付状態で点燈する押しボタンスイッチ機構で、その周囲のリングがロータリスイッチ機構
を採用している。
つまり、図13の(b)図に示すように、ODMビームラインキー421などは、第1
筺体面206に周囲にリング状の凹部421gを備えた開口部421と、この開口部42
1内に設けられる押下スイッチ機構421eと、この開口部421に装着される押下スイ
ッチボタン421aと、前記凹部421gに装着されるロータリーリング421bと、前
記凹部421gに設けられる回転検知部421cとから構成される。この実施例では、押
下スイッチボタン421aの押す操作を押下スイッチ機構421eで検知し、ロータリー
リング421bの回転を回転検知部421cで検知することができる。そして、前記押下
スイッチボタン421aとロータリーリング421bは透明素材に形成され、押下スイッ
チボタン421aの内部にはランプ421dが設けられているので、ODMビームライン
キー421の操作を受け付けると前記ランプ421dが点燈し、この光が押下スイッチボ
タン421aとロータリーリング421bを光らす構造となっている。
また、第2円周キー群420の周囲には、その両側前部に第3円周キー群430と第4
円周キー群440、その両側後部に第5円周キー群460と第6円周キー群465、更に
、右側後方にスライドスイッチ群450を配置している。前記第3円周キー群430には
第1録画ボタンやプリントや画面切替スイッチなどが配置される。第4円周キー群440
には第2録画ボタンや計測メニューやレポートスイッチなどが配置される。スライドスイ
ッチ群450には複数の彩度別ゲインスライドスイッチが設けられる。第5円周キー群4
60にはフォーカスやフォーカス段数や表示深度の切り替えスイッチが配置される。第6
円周キー群465にはフアンクションスイッチなどが配置される。
さて、この実施の形態では、操作スイッチ群400を構成するスイッチ類を使用頻度別
に分類し、これら使用頻度で分類されたスイッチ群を、トラックボール401を中心とす
る同心円上に使用頻度に対応して配置している。つまり、最も使用頻度の高いスイッチを
第1の円周キー群410に、次に使用頻度の高いスイッチ群を第2円周キー群420に配
置している。そしてまた同心円上に配列されたスイッチ類は、更に使用頻度の高いものが
右側、つまり、前記ホームラインP13を中心とする領域P14に偏って配置される。
言い換えれば、この実施の形態に係る操作スイッチ群400は、トラックボール401
を中心とする同心円状に使用頻度に対応して各スイッチ類を配置するとともに、各同心円
上に配置されるスイッチ類は、更に、ホームポジションマーク230を備えた側に使用頻
度の高いスイッチが配置される。この配置構成によれば、操作者はホームラインP13に
片手を合わせて、その片手の届く範囲に使用頻度の高いスイッチが配置されるので、素早
く、しかも、ブラインドタッチで各種の操作を行うことができる。更に、超音波診断装置
1に対して、操作者が位置を変えても、操作装置200は、トラックボール401を中心
に回転するので、操作者の使用環境は大きく変化しないので、使用者に無理な姿勢を強い
たり、あるいは、ブランドタッチの操作性を大きく変更させることを軽減できる。しかも
、操作装置200は、その高さや、左右方向にも移動することができるので、前記操作環
境が大きく変化することが軽減される。
そしてまた、この実施の形態では、操作スイッチ群400を構成するスイッチが、それ
ぞれ、その操作を受け付けると点燈する構造としているので、操作者は操作状態を一目で
状況把握することができる。特に、この実施の形態では、第2円周キー群420を構成す
るスイッチ類は、操作順番にしたがって左から半時計回りに配列され、それらは、同心円
上に設けられる複数のLEDランプ427によって案内表示されるので、操作性を一層向
上することができる。
次に、図14から図15を参照して、可動アーム300の動作機構を説明する。図14
は昇降機能機構部の機構図である。図15は取付機構部の機構図であり、(a)図が横断面
図、(b)図が縦断面図、(c)図が取付機構部を横方向に移動させた状態の正面図であ
る。
図14において、この実施の形態に係る可動アーム300では、リンク構造を備えた昇
降機能機構部301を採用することにより、その先端部に設けられる取付機構部350の
姿勢を維持したまま前記第1姿勢Q1と第2姿勢Q2を取らせることができる。この構造
を実現するために、この実施の形態では、昇降機能機構部301を、本体筺体100に固
定して取り付けられる第1ベース部310と、取付機構部350が固定される第2ベース
部311と、第1ベース部310と第2ベース部311との間に並行に取り付けられる一
対のアーム部材312と、第1ベース部310の所定位置とアーム部材312とを連結す
るバネ部材313とから構成される。
アーム部材312を構成する第1アーム部材312aと第2アーム部材312bの一端
はそれぞれ回転軸P1aと回転軸P1bとで第1ベース部310に回転可能に取り付けら
れ、第1アーム部材312aと第2アーム部材312bの他端はそれぞれ回転軸P5aと
回転軸P5bとで第2ベース部311と回転可能に取り付けられる。第1アーム部材31
2aの回転軸P1aとP5aとの間の長さL1aと、第2アーム部材312bの回転軸P
1bと回転軸P5bとの間の長さL1bとは同じ長さに設定され、また、前記回転軸P1
aと回転軸P1bとの間の長さL2aと、前記回転軸P5aと回転軸P5bとの間の長さ
L2bは同じ長さに設定される。
このリンク構造によれば、前記回転軸P1aと回転軸P1bとの間に仮想的に設定され
る回転軸P1を中心に、回転軸P1bと回転軸P5bの間に仮想的に設定される回転軸P
5が半径L1a(L1b)の大きさで円運動する。そして、この仮想的に設定される回転
軸P5に取り付けられる取付機構部350は常に同じ姿勢で前記回転軸P1を中心回転す
ることとなる。
ここで、可動アーム300は、その先端部に取付機構部350を介して取りつけられる
操作装置200の重量(重力G)により、常に下方に向かって回転しようとする。そこで
、この実施の形態では、前記下方に向かう重力Gに対抗する作用を持つバネ部材313を
設けている。このバネ部材313は、例えば、第2アーム部材312bと第1ベース部3
10との間を連結するように取り付けられ、重力Gと対抗する応力を備えて、常に、同じ
位置を維持するように作用させる。
また、図14には、図示していないが、この実施の形態では、可動アーム300の回転
を固定するロックスイッチを設けることができる。このロックスイッチは前記アーチ状の
握り部209の内側に設けられ、使用者がアーチ状の握り部209を握ることで、前記ロ
ックスイッチが解除され、この握り動作を開放することでロックスイッチが動作するよう
にする。このロックスイッチの構造は、ロックスイッチの動作が、図示しない伝達手段を
介して、前記回転軸P5(P5a、P5b)の回転を固定する図示しない固定手段に伝達
されるようにする。
この構造によれば、使用者は、前記アーチ状の握り部209を握りながら目的に位置に
操作装置200を移動させ、その移動させた地点でアーチ状の握り部209を離すことで
、操作装置200を任意の位置で固定することができる。
次に、図15を参照して、取付機構部350の具体的な構造を更に説明する。図15に
おいて、この実施の形態に係る取付機構部350は、前記可動アーム300の前端にに設
けられる第2ベース部311と回転軸P6を介して取りつけられる取付ベース320と、
この取付ベース320とスライド可能に取りつけられる移動ベース321と、この移動ベ
ース321と回転軸P2を介して回転可能に取り付けられる回転ベース322とから構成
される。
前記取付ベース320は、第2ベース部311と回転軸P6とでチルト機構部370を
構成する。回転軸P6は、取付ベース320と第2ベース部311との連結部を締め付け
る強さを容易に調整可能なネジなどによって構成され、このネジなどを締め付けることに
よって取付ベース320と第2ベース部311とを固定したり、締め付けを緩めて任意の
角度に調整した上で再度締め付けて固定することができる。
前記移動ベース321は、その底面部に操作装置200の横幅と同じ大きさを備えた凹
部361が形成され、この凹部361の両側(Z5方向)に移動レール362が形成され
る。一方、前記取付ベース320は、その両側(Z5方向)に前記移動レール362とス
ライド可能に嵌合するレール取付部363が形成されている。つまり、この実施の形態で
は、移動ベース321の凹部361に取付ベース320が嵌まり込み、移動レール362
とレール取付部363との嵌合により水平移動機構部360を構成する。
(a)図に示すように、この実施の形態では、Z5方向が超音波診断装置1の左右方向
に設定されているので、前記移動レール362は左右方向の水平位置に設定される。この
実施の形態では、操作装置200が装置配置面103の上方の投影面積内に位置する状態
を通常の状態としているので、装置配置面103の横幅とほぼ同じ幅の大きさを有する前
記移動レール362を備えた取付機構部350が装置配置面103の上方位置に配置され
る。
この通常の状態では、装置配置面103の片側に設けられるアーム移動溝109から上
方に向かって露出する可動アーム300の先端に取り付けられる取付ベース320が前記
移動レール362の一方の片側(図面上、右側)に取り付けられる。この状態から、レー
ル取付部363に対して、移動レール362を介して、移動ベース321をZ5方向(図
面上、右方向)にスライド移動させることで、(c)図に示すように、レール取付部36
3が移動レール362の他方の片側(図面上、左側)に移動した第3姿勢Q3を取らせる
ことができる。
このように、この実施の形態では、操作装置200が装置配置面103の上方に位置す
る通常の第1姿勢Q1または第2姿勢Q2から、操作装置200が本体筺体100の片側
に張り出した第3姿勢Q3を取らせることができる。この操作装置200が片側に張り出
した第3姿勢Q3によれば、狭い病室や診療室での多様な検査姿勢に対応させることがで
きる。
また、(b)図に示すように、回転ベース322は、その上面に前記操作装置200が
取り付けられ、その底面は回転軸P2を介して移動ベース321の上面に回転機構部38
0を介して回転可能に取り付けられる。この実施の形態では、移動ベース321の貫通孔
と、回転ベース322に形成される軸受部と、前記貫通孔を介して前記軸受部に取り付け
るネジとで回転機構部380を構成する。
この実施の形態によれば、操作装置200が第1姿勢Q1や第2姿勢Q2あるいは第3
姿勢Q3であっても、回転機構部380を介して、操作装置200を回転させる操作者が
望む方向に向けることができる。なお、この実施の形態では、回転ベース322を設けて
、この回転ベース322に操作装置200を取り付けるようにしているが、回転ベース3
22を無くし、操作装置200の底面に前記軸受部を設け、前記貫通孔を介して、この軸
受部に直接ネジを取り付けるようにしても良い。
次に、図1、図16を参照して、超音波診断装置1の操作姿勢を更に説明する。図16
は、超音波診断装置の操作姿勢の使用状態図であり、(a)図が立ち姿勢の使用状態図、
(b)図は座り姿勢の使用状態図、(c)図は操作装置を横方向に引き出した使用状態図
を示している。
先ず、図1において、この実施の形態では、可動アーム300の先端を上方に位置させ
、第2筺体202を折りたたんだ第1姿勢Q1を収納状態とすると便利である。この第1
姿勢Q1は、操作装置200が、本体筺体100の投影面積内に収められ、かつ、本体筺
体100最上方位置に設置された状態である。したがって、この収納状態の第1姿勢Q1
は、設置面積が最も小さく、かつ、周囲に張り出す部分も少なく、更に、操作スイッチ群
400やモニタ画面203が隠蔽されているために、収納性が良好である。
この収納状態から、操作者が大きな筺体ハンドル部102を保持して、任意の場所へ移
動させることができる。この際、この超音波診断装置1は前記収納状態と同様な理由によ
り、旋回性や直進性に優れている。
また、超音波診断装置1を検査する目的の場所に移動させた状態で、前記第2筺体20
2を開放すれば、1つの操作でモニタ画面203と操作スイッチ群400をスタンバイ状
態とすることができる。この実施の形態では、本体筺体100の筺体面に図示しない電源
スイッチとブレーカスイッチを設けて、これらスイッチをON状態とすることで、この超
音波診断装置1をON状態として前記モニタ画面203に図示しない起動立ち上げ画面を
表示することができる。そして、操作スイッチ群400を操作することで、各種の検査を
実行することができる。
このON状態では、バンパ部205に設けたゼリ収納容器収納部228にゼリ収納容器
83、第2探触子収納部229に使用する超音波探触子58をセットすることができるた
め、即応性が良好である。また、予備の超音波探触子58やゼリ収納容器83を探触子収
納部110や容器収納凹部113に収納することができるから、バックアップも良好であ
る。
そして、図16の(a)図に示すように、操作装置200を本体筺体100の上方位置
にセットした第1姿勢Q1では、操作者が立ち姿勢で操作する場合に有効である。この立
ち姿勢から、アーチ状の握り部209を操作して、操作装置200を引き下げて、(b)
図の第2姿勢Q2を取らせれば座り姿勢に最適な動作姿勢とすることができる。この第2
姿勢Q2は、操作装置200が前方に張り出した低い位置にセットされるために座り姿勢
の操作者が操作しやすい姿勢である。
この第2姿勢Q2であれば、例えば、操作者は、椅子に座って、右手で超音波探触子5
8を持ち、左手で操作スイッチ群400を操作し、視線はモニタ画面203に向けて検査
を行うことができる。この座り姿勢では、操作者の膝を操作装置200の下方に位置させ
ることができるから、本体筺体100を操作者に近づけることができる。
そして、この検査状態では、操作装置200を首を振るように旋回させることができる
ので、操作者の姿勢に合わせて、モニタ画面203と操作スイッチ群400を視認性や操
作性に良好な位置に合わせることができる。しかも、操作者は、ホームラインP13に左
手を合わせれば操作スイッチ群400をブラインドタッチで操作することができる。また
、操作装置200には、超音波探触子58とゼリ収納容器83が設けられているために、
超音波探触子58での検査が容易である。
また、この第2姿勢Q2から、操作装置200をベッドに近づけたり、あるいは、被検
者にモニタ画面203を見せる場合は、第2筺体202を本体筺体100の片側に引き出
した(c)図に示す第3姿勢Q3を取らせることができる。この第3姿勢Q3によれば、
例えば、ベッドの横方向のスペースが小さい場合、このスペースに、その長手方向がベッ
ドの長手方向と一致する姿勢で超音波診断装置1を挿入し、このベッドと超音波診断装置
1の間に操作者が位置する姿勢で検査を行うことができる。また、超音波診断装置1をベ
ッドの近くに設置できない状態や、操作装置200をベッドの上方位置に起きたい場合も
有利である。
このように、この実施の形態では、モニタ画面203を備えた第2筺体202を、操作
スイッチ群400を備えた第1筺体201に対して、折りたたみ可能でしかも旋回可能に
設けているので、操作者は、操作スイッチ群400を操作する手の姿勢に合わせ、モニタ
画面203を操作者の視線に合わせて別々に調整することができる。そして、この操作装
置200は、昇降機能機に加えて、水平移動とチルト機能と旋回機能により多様な動作が
可能なため、操作者の操作性や視認性、更には、被検者への情報提供などの動作姿勢に簡
単な操作で適用することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図17を参照して、第2の実施の形態に係る超音波診断装置1aの実施の形態を
説明する。図17は、第2の実施の形態に係る超音波診断装置の昇降機能機構収納部の概
略機構図であり、(a)図が第1姿勢Q1の平面図、(b)図が第1姿勢Q1のの側面図
、(c)図が第2姿勢Q2で第3姿勢Q3の平面図、(d)図が第2姿勢Q2または第3
姿勢Q3の側面図である。
先ず、図17において、この実施の形態では、本体筺体100aの前面に後方に傾斜し
た装置配置面103aを設け、この傾斜する装置配置面103aに沿って、操作装置20
0を上下方向に昇降する構造を備えたものである。昇降機能機構部301aは、本体筺体
100a内に設けられる昇降部340と、この昇降部340に取り付けられる水平アーム
341と、この水平アーム341に前後方向(矢印P20方向)にスライド可能に取り付
けられるスライドテーブル342と、前記装置配置面103aの両側に設けられるスライ
ド溝343と、前記スライドテーブル342に旋回またはスライド可能に取り付けられる
取付機構部350aとから構成される。
この実施の形態によれば、前記昇降部340が上下方向に移動すると、この昇降部34
0に取り付けられる一対の水平アーム341が水平を維持したまま上下方向に移動する。
前記スライドテーブル342の一端側の両側には、前記スライド溝343を移動するロー
ラ344が取り付けられている。このため、水平アーム341が上下方向に移動すると、
スライドテーブル342が前後方向(矢印P20方向)に移動する。
つまり、この実施の形態では、(a)(b)に示すように、水平アーム341が傾斜す
る装置配置面103aの上方位置に配置される状態は、取付機構部350aに取り付けら
れる操作装置200が本体筺体100aの投影面積内に収まった第1姿勢Q1である。こ
の第1姿勢Q1から、昇降部340を介して水平アーム341を下降すると、スライドテ
ーブル342の一端に設けられるローラ344が前記装置配置面103aに沿って傾斜し
て設けられるスライド溝343に沿って下方に移動する。スライドテーブル342は、前
記水平アーム341にスライド可能に支持されているので、水平アーム341が下降する
とスライドテーブル342も下降する。
この下降するスライドテーブル342は、ローラ344とスライド溝343との嵌合に
より、(矢印P20方向)に押し出されながら下降して、(c)(d)図に示す、操作装
置200を傾斜面する装置配置面103aの下方位置で、かつ、矢印P20方向に張り出
した第2姿勢Q2を取らせる。一方、昇降部340を介して、水平アーム341を上方に
引き上げれば、スライドテーブル342は、スライド溝343とローラ344との嵌合に
より本体筺体100a側に引き込まれながら上方するので、操作装置200を(a)(b
)図に示すように第1姿勢Q1を取らせることができる。
この図17の実施の形態では、水平アーム341を装置配置面103aの両側で支持さ
れる一対の構造としたが、第1の実施の形態のように片側のみで支持する構造としても良
い。また、この図17では、図示していないが、前記装置配置面103aには、図4で説
明したコネクタ装置51を配置する。
このように、この第2の実施の形態によれば、リンク機構を用いることなく、操作装置
200の姿勢を維持したまま、第1姿勢Q1と第2姿勢Q2を取らせることができるから
、前記第1の実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
前記した実施の形態では、制御部53を前記本体筺体100内に設けるようにしている
が、操作装置200に設けるようにしても良い。
また、他の実施の形態として、アーム移動溝109を蛇腹式のカーバで覆う構造として
もよい。例えば、アーム移動溝109の上端と可動アーム300、及び可動アーム300
とアーム移動溝109の下端とをそれぞれ連結する伸縮可能な蛇腹構造のカバーを設ける
ことにより、アーム移動溝109の移動に伴うアーム移動溝109の開口を覆うことによ
り、このアーム移動溝109への異物の混入を防ぐことができる。
また、本体筐体100の上面後方に形成される傾斜面114に放熱口を設けるようにし
ても良い。この場合、前記放熱口をテーブル収納部に設けてテーブル107の開閉により
、放熱口の開閉を行うようにすると良い。この場合、テーブル台111に、外周にに設け
られる他の放熱口と、この他の放熱口と前記放熱口とを連通する通路を設けるようにして
もよい。
1…超音波診断装置、1a…超音波診断装置、51…コネクタ装置、51a…コード接続
部、52…超音波送受信装置、53…制御部、54…操作装置、55…DSC、56…グ
ラフィックメモリ、57…モニタ装置、58…超音波探触子、59…補助装置、60…電
源装置、70…第1装置収納部、70a…収納棚、71…第2装置収納部、72…第3装
置収納部、81…ビデオ装置、82…プリンタ、83…ゼリ収納容器、100…本体筺体
、100a…本体筺体、101…自在車輪、102…筺体ハンドル部、103…装置配置
面、103a…装置配置面、104…棒状の握り部、105…支持体、106…装置配置
部、107…テーブル、108…テーブル面、109…アーム移動溝、110…探触子収
納部、111…テーブル台、112…装置収納開口部、113…容器収納凹部、114…
傾斜面、115…空間、116…テーブル収納部、117…連結ヒンジ、118…支持部
、200…操作装置、201…第1筺体、202…第2筺体、203…モニタ画面、20
4…操作連結部、205…バンパ部、206…第1筺体面、207…第2筺体面、208
…パームレス、209…アーチ状の握り部、210…キーボード、211…隆起部、21
2…スピーカネット、213…バンパ収納空間、214…回転受部、215…折りたたみ
連結軸部、216…中間連結部、217…回転軸、218…折りたたみ連結軸受部、21
9…回転軸、220…回転軸受部、221…キーボード収納部、222…支持レール、2
23…連結ピン、224…スライド溝、225…切欠部、226…凹部、227…開閉蓋
、228…ゼリ収納容器収納部、229…第2探触子収納部、230…ホームポジション
マーク、300…可動アーム、301…昇降機能機構部、301a…昇降機能機構部、3
02…昇降機能機構収納部、310…第1ベース部、311…第2ベース部、312…ア
ーム部材、312a…第1アーム部材、312b…第2アーム部材、313…バネ部材、
320…取付ベース、321…移動ベース、322…回転ベース、340…昇降部、34
1…水平アーム、342…スライドテーブル、343…スライド溝、344…ローラ、3
50…取付機構部、350a…取付機構部、360…水平移動機構部、361…凹部、3
62…移動レール、363…レール取付部、370…チルト機構部、380…回転機構部
、400…操作スイッチ群、401…トラックボール、410…第1の円周キー群、42
0…第2円周キー群、430…第3円周キー群、440…第4円周キー群、450…スラ
イドスイッチ群、460…第5円周キー群、465…第6円周キー群、Q1…第1姿勢、
Q2…第2姿勢、Q3…第3姿勢。

Claims (12)

  1. 本体筺体と、操作スイッチ群を備えた操作装置と、前記本体筺体と前記操作装置とを連結する、片持ち部材である可動アームとを有し
    前記可動アームは、前記本体筺体内部の所定位置に設けられた回転軸を中心に回転可能に取り付けられ、一端が前記本体筺体から露出するように構成されていることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、前記可動アームは、前記操作装置を任意の位置で固定できる昇降機能機構部を有し、
    前記可動アームの一端が前記本体筺体から露出する度合いが、前記操作装置が固定される位置によって異なることを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項1または2に記載の超音波診断装置において、前記可動アームが移動するときに、前記操作装置の姿勢を維持する姿勢維持機構を有していることを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の超音波診断装置において、前記姿勢維持機構は、前記可動アームの移動時において前記操作装置の姿勢を維持するリンク機構を備え、当該リンク機構は、前記片持ち部材の一端に接続され、前記本体筐体に前記昇降機能機構部を固定させる第1ベース部と、前記第1ベース部と前記片持ち部材とを連結するバネ部材とを備えることを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1に記載の超音波診断装置において 前記片持ち部材の一端が前記回転軸を介して回転可能に固定されている前記本体筺体のアーム移動溝が、前記本体筐体前面の片側に形成されていることを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項5に記載の超音波診断装置において、前記アーム移動溝を覆う保護カバーを有することを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項1記載の超音波診断装置において、
    前記可動アームは、
    前記本体筺体の投影面積内に収まる第1姿勢から、
    前記本体筺体から少なくとも一部を張り出す第2姿勢を取り得るように前記操作装置を移動させることを特徴とする超音波診断装置。
  8. 請求項7に記載の超音波診断装置において、
    前記可動アームの先端部と前記操作装置との結合部に、可動アームの移動方向と直交する移動レールと、該移動レールを移動する移動レール取付部を設け、
    前記可動アームの当該移動レール間の移動によって、前記第1姿勢から前記第2姿勢を取り得ることを特徴とする超音波診断装置。
  9. 請求項1または2に記載の超音波診断装置において、
    前記本体筺体は傾斜面を備え、前記可動アームの回動により、当該傾斜面に沿う様に前記操作装置が移動することを特徴とする超音波診断装置。
  10. 請求項9に記載の超音波診断装置において、
    前記傾斜面の形状は円弧形状であることを特徴とする超音波診断装置。
  11. 請求項10に記載の超音波診断装置において、
    前記円弧を成す前記傾斜面の仮想中心までの距離よりも、前記可動アームの一端から前記回転中心までの長さの方が短いことを特徴とする超音波診断装置。
  12. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記可動アームは、当該可動アームの回動により前記操作装置を移動させることが可能であり、当該操作装置が移動範囲よりも低い位置に、前記回転軸が配置されていることを特徴とする超音波診断装置。
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