JP4997162B2 - サーボレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、作動油圧によってサーボピストンが軸方向に移動するサーボレギュレータに関するものである。
従来から、例えば建設機械や作業機械に設けられる可変容量形の斜板式ピストンポンプは、ピストンポンプから吐出される油圧を制御するため、サーボレギュレータを介してピストンポンプの斜板を傾転させるようになっている。
この種のサーボレギュレータは、斜板の傾転角を制御する方法として、斜板の動きを機械的にフィードバックするメカニカルフィードバック制御方法と、ポテンショメータ等によって検出される斜板の傾転角を設定値に近づける電気的なフィードバック制御方法とがある。
車両の走行モータに作動油を給排する静油圧式無段変速機(HST)に使われるピストンポンプには、信頼性の高いメカニカルフィードバック制御方法が多く用いられている。
この種のサーボレギュレータとして、特許文献1には、ピストンポンプの斜板を2方向に傾転させ、ピストンポンプの押しのけ容積と吐出方向が変えられるものが開示されている。
このサーボレギュレータは、1本のパイロットスプールの両端部に推力を付与する2つの比例ソレノイドがそれぞれ設けられ、1本の制御スプールの両端部によって2つの圧力室が画成され、パイロットスプールを介して各圧力室に導かれるパイロット圧力により、制御スプールを作動させるようになっている。
メカニカルフィードバック制御を行う機構として、制御スプールの外周から径方向に突出するピンと、このピンに係合する対のリンクと、各リンクの間に介装されるスプリングとを備え、これらを介してサーボピストンの動きが制御スプールに伝えられるようになっている。制御スプールはサーボピストンの軸方向の位置に応じたスプリングの付勢力と比例ソレノイドの推力とが釣り合う位置に移動し、サーボピストンの軸方向の位置を制御し、予め設定された斜板の傾転角が得られるようになっている。
USP4,756,157
しかしながら、このような従来のサーボレギュレータにあっては、リンクが制御スプールから突出したピンの軸心から外れた位置に駆動力を付与する構造のため、制御スプールに曲げ荷重(こじり力)が働き、制御スプールが円滑に摺動することができず、サーボレギュレータの制御特性に生じるヒステリシスが大きくなるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、サーボレギュレータの制御特性に生じるヒステリシスを低減することを目的とする。
本発明は、作動油圧によってサーボピストンが軸方向について中立位置から両方向に移動するサーボレギュレータであって、サーボピストンを軸方向について両方向に移動させる油圧が導かれる第一、第二油圧室と、この第一、第二油圧室に導かれる油圧をそれぞれの軸方向の位置に応じて調節する第一、第二制御スプールと、この第一、第二制御スプールと同軸上に摺動可能に支持されるスプリングホルダと、このスプリングホルダと第一、第二制御スプールとの間に圧縮して介装される第一、第二フィードバックスプリングと、この第一、第二フィードバックスプリングに抗して第一、第二制御スプールを両者が互いに押し合うように付勢する第一、第二背後スプリングと、第一、第二制御スプールを軸方向に駆動する第一、第二比例ソレノイドと、サーボピストンが軸方向に移動するのに伴ってスプリングホルダを軸方向に移動させるフィードバックリンクとを備え、第一、第二制御スプールを第一、第二フィードバックスプリングの付勢力と第一、第二背後スプリングの付勢力と第一、第二比例ソレノイドの推力とが釣り合う位置に移動する構成としたことを特徴とするものとした。
本発明によると、フィードバックリンクからの力がスプリングホルダと第一、第二フィードバックスプリングを介して第一、第二制御スプールに伝えられるため、第一、第二制御スプールに曲げ荷重(こじり力)が働くことを抑えられ、第一、第二制御スプールのフリクションが低減される。これにより、制御スプールが円滑に摺動するため、制御スプールを介して調節される作動油圧によってサーボピストンの移動が的確に制御され、サーボレギュレータの制御特性にヒステリシスが生じることを抑えられる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すポンプ10は、例えば車両の走行モータに作動油を給排する静油圧式無段変速機(HST)に用いられる。
図1は、サーボレギュレータ20及びポンプ10の横断面図であり、図2は、サーボレギュレータ20の縦断面図であり、図1は、図2のA−A線に沿う断面図である。
可変容量斜板式のポンプ10は、ポンプハウジング11に一対のトラニオン軸13によって傾転可能に支持された斜板12を備え、シリンダブロック14が斜板12に対して回転駆動される。シリンダブロック14には図示しないシャフトを介してエンジンの回転が伝達される。
シリンダブロック14には複数のシリンダが周方向に並んで設けられ、各シリンダにピストンが摺動可能に介装される。各ピストンと各シリンダの間に容積室が画成され、シリンダブロック14が回転するのに伴って各容積室が吸込ポートと吐出ポートとに交互に連通する。
シリンダブロック14の1回転につき、各ピストンがシリンダを1回往復動する。ピストンとシリンダ間の容積室が拡張する吸込行程では、作動油が吸込ポートを通って容積室に吸込まれる。容積室が収縮する吐出行程では、容積室から作動油が吐出ポートを通って吐出される。
シリンダブロック14の回転軸Oに対する斜板12の傾転角度が変えられることによりポンプ10の押しのけ容積が変化する。こうしてポンプ10の作動油吐出量が増減することにより、走行モータの回転速度が変えられる。
シリンダブロック14の回転軸Oに対して斜板12が直交する傾転角度が0°となる中立位置にあると、ポンプ10の作動油吐出量が0となり、走行モータの回転が停止する。
ポンプ10は、二方向吐出式のものであり、シリンダブロック14の回転軸Oに対する斜板12の傾転方向を傾転角度が0°を境に切換えることにより作動油の吸込みと吐出が行われるポートが切換えられる。こうしてポンプ10が作動油を吐出する方向を切換えることにより、走行モータの回転方向が切換えられ、車両の前進と後進が切換えられる。
図2に示すように、サーボレギュレータ20は、作動油圧により斜板12を傾転駆動するサーボピストン30と、このサーボピストン30に導かれる作動油圧を調節する第一、第二制御スプール40、50と、第一、第二制御スプール40、50を駆動電流によって変位させる第一、第二比例ソレノイド2、3と、サーボピストン30の変位を第一、第二制御スプール40、50に伝達するフィードバックリンク90とを備える。
サーボピストン30の変位をポンプ10の斜板12に伝える伝達機構として、サーボピストン30に係合するスライドメタル22と、このスライドメタル22の変位によって斜板12を回動する操作アーム23とを備える。
操作アーム23は、その基端部が斜板12のトラニオン軸13に固定して連結される。これにより、操作アーム23が斜板12と共に回動する。
スライドメタル22は、操作アーム23の先端部にピン24を介して回動可能に連結され、サーボピストン30の中央に形成される環状の凹部31に係合する。これにより、サーボピストン30が移動するのに伴って、スライドメタル22がサーボピストン30と共に移動し、操作アーム23がスライドメタル22と共に回動する。
図2はサーボピストン30が中立位置にある状態を示しており、この中立状態において、斜板12は傾転角度が0°となる中立位置にある。これにより、ポンプ10の吐出量が零となり、走行モータは回転駆動されない。
サーボピストン30が中立位置から図2において左方向に移動すると、スライドメタル22がサーボピストン30と共に左方向に変位するのに伴って、操作アーム23が左まわり方向に回動し、斜板12が一方に傾転する。これにより、走行モータが正転して車両を前進させる。
サーボピストン30が中立位置から図2において右方向に移動すると、スライドメタル22がサーボピストン30と共に右方向に変位するのに伴って、操作アーム23が右まわり方向に回動し、斜板12が他方に傾転する。これにより、走行モータが逆転して車両を後進させる。
サーボレギュレータ20のケーシング25は、サーボピストン30が摺動可能に介装されるサーボシリンダ26が形成され、このサーボシリンダ26の両端を閉塞するカバー27が締結される。このサーボシリンダ26にはサーボピストン30と各カバー27の間に第一、第二油圧室32、33がそれぞれ画成される。
サーボピストン30を中立位置に保持するように付勢する2本のリターンスプリング34、35が設けられる。一方のカバー27にロッド36が締結され、このロッド36に対の第一、第二リテーナ37、38が摺動可能に嵌合し、この第一、第二リテーナ37、38間に各リターンスプリング34、35が圧縮して介装される。
図2に示すように、サーボピストン30が中立位置にあるとき、第一リテーナ37はストッパーリング94とナット99とに当接するとともに、第二リテーナ38はサーボピストン30のストッパー面39とロッド36の段部36aとに当接する。
サーボピストン30の中立位置調整は、まず、ロッド36に螺合する二つのナット99の位置を調整して、ナット99とロッド36の段部36aとに当接した第一、第二リテーナ37、38がストッパーリング94とストッパー面39とに対してガタツキなく当接するように調整し、続いて、カバー27に対するロッド36の締結位置を調整し、ロッド36に螺合する二つのナット98を介して締め付け固定する。
サーボピストン30が中立位置から図2において左方向に移動すると、第二リテーナ38がロッド36に対して摺動してストッパー面39から離れることによって、リターンスプリング34、35の付勢力がサーボピストン30に対して右方向のみに働き、サーボピストン30が中立位置に戻される力となる。
一方、サーボピストン30が中立位置から図2において右方向に移動すると、第一リテーナ37がロッド36に対して摺動してストッパーリング94から離れることによって、リターンスプリング34、35を圧縮してサーボピストン30を図2において左方向のみに付勢し、サーボピストン30が中立位置に戻される力となる。
ケーシング25に形成された穴にスリーブ60が介装され、このスリーブ60に第一、第二制御スプール40、50が摺動可能に挿入される。円筒状のスリーブ60は互いに同軸上に配置される。
なお、これに限らず、第一、第二制御スプール40、50がケーシング25に形成された穴に直接挿入される構造としてもよい。
フィードバックリンク90は、支持シャフト91のピン91aを介してケーシング25に回動可能に連結される。これにより、フィードバックリンク90は、ピン91aの中心点e(図3参照)を中心として回動するように支持される。
支持シャフト91は、ケーシング25の穴に嵌合するシャフト部91bと、このシャフト91bの基端からケーシング25の外側に突出するネジ部91cとを有し、このネジ部91cに螺合するナット96とを介してケーシング25に締結される。
ピン91aの中心点eはシャフト部91bの中心線に対して所定距離だけオフセットされ、ケーシング25の穴に対してシャフト部91bを回転させることによりピン91aの中心点eの位置が変えられる。これにより、後述するように第一、第二制御スプール40、50の中立位置調整が行われる。
操作アーム23にはピン29が固定され、フィードバックリンク90の基端部にこのピン29に係合する凹部92が形成される。これにより、操作アーム23が斜板12と共に回動すると、ピン29を介してフィードバックリンク90が同方向に回動するようになっている。
フィードバックリンク90の動きを第一、第二制御スプール40、50に伝えるため、フィードバックリンク90の回動先端部に追従して移動するスプリングホルダ80が設けられ、このスプリングホルダ80と第一、第二制御スプール40、50との間に第一、第二フィードバックスプリング45、55がそれぞれ介装される。
図3に示すように、ケーシング25に穴28が形成され、この穴28にスプリングホルダ80が摺動可能に挿入される。
スプリングホルダ80は、中空円筒状に形成され、その内側に第一、第二フィードバックスプリング45、55の端部が収容される。
スプリングホルダ80と第一、第二フィードバックスプリング45、55と第一、第二制御スプール40、50とは、同一軸上に配置される。
フィードバックリンク90の回動先端部から突出するカムピン95が設けられる一方、スプリングホルダ80は、その中央部に環状の凹部81が形成され、このカムピン95が凹部81に係合する。カムピン95は凹部81の側面に当接し、サーボピストン30が移動してフィードバックリンク90が回動するのに伴って、カムピン95を介してスプリングホルダ80がその軸方向に移動する。カムピン95の外周面が凹部81の側面に線状に当接することにより、両者の磨耗を抑えられる。
図2、図3の縦断面図において、フィードバックリンク90はピン91の中心点eを中心に回動するため、カムピン95はスプリングホルダ80の中心線(軸線)に対し、円弧の軌跡となる。フィードバックリンク90の中立状態でカムピン95の中心をスプリングホルダ80の中心線(軸線)に一致させた場合、フィードバックリンク90が回動して最大ストロークに達したとき、中心線(軸線)より大きくズレて(外れて)しまい、スプリングホルダ80に働くこじり力によりフリクションが増大することとなる。カムピン95が中心線(軸線)よりズレる(外れる)距離を最小とするために、カムピン95を予め中立状態で中心線(軸線)より下にズレた(外れた)位置で凹部81に接触するように配置し、中立位置と最大ストローク時のズレ量(外れる距離)を略一致させている。
これにより、カムピン95は図2、図3において凹部81の中央部近傍に摺接するため、プリングホルダ80に働く曲げ荷重を小さくし、スプリングホルダ80がケーシング25の穴28に摺接する際に生じるフリクションを低減することができる。
スプリングホルダ80の凹部81の底部には穴82が形成され、この穴82を介してスプリングホルダ80の内外が連通している。
第一、第二制御スプール40、50の途中にはリテーナ47、57が嵌合して取り付けられ、このリテーナ47、57とスプリングホルダ80の間にコイル状の第一、第二フィードバックスプリング45、55がそれぞれ圧縮して介装される。
スプリングホルダ80は、中央部に一対の環状段部83が形成され、各環状段部83に第一、第二フィードバックスプリング45、55の一端がそれぞれ着座する。各環状段部83の間に環状の凹部81が形成されている。
第一、第二制御スプール40、50は、第一、第二フィードバックスプリング45、55によって互いに離れる方向に付勢される。
第一、第二制御スプール40、50は、互いに当接する先端面40a、50aが形成される。各先端面40a、50aは、それぞれ第一、第二制御スプール40、50の中心線と直交する平面状に形成される。
サーボレギュレータ20は、第一、第二制御スプール40、50を両者が互いに軸方向について離れないようにする手段として、第一、第二制御スプール40、50を両者が互いに押し合うように付勢する第一、第二背後スプリング48、58が設けられる。
第一、第二制御スプール40、50の途中にはリテーナ49、59が嵌合して取り付けられ、このリテーナ49、59と第一、第二比例ソレノイド2、3の各ケーシングの間にコイル状の第一、第二背後スプリング48、58がそれぞれ圧縮して介装される。第一、第二制御スプール40、50は、第一、第二背後スプリング48、58によって互いに近付く方向に付勢される。
第一、第二背後スプリング48、58の付勢力(バネ力)は、第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力より大きくなるように設定され、第一、第二制御スプール40、50の各先端面40a、50aを互いに押し合うように当接するようになっている。
第一、第二制御スプール40、50の基端部は第一、第二比例ソレノイド2、3のプランジャ9に当接する。第一、第二比例ソレノイド2、3は図示しないコントローラからリード線6を介して電流が送られ、この電流によって生じる推力によりプランジャ9を突出させる。第一、第二制御スプール40、50は各プランジャ9に押されることにより、第一、第二フィードバックスプリング45、55に抗して軸方向に移動する。
サーボピストン30を駆動する油圧源として、油圧源ポンプ4が設けられる。この油圧源ポンプ4の吐出圧が第一、第二制御スプール40、50によってサーボピストン30の第一、第二油圧室32、33に選択的に導かれることにより、サーボピストン30が各リターンスプリング34、35に抗して移動し、操作アーム23を回動することで斜板12の傾転角度が変わる。
第一、第二制御スプール40、50は、その軸方向に移動することにより、第一、第二油圧室32、33に油圧源ポンプ4の吐出圧を導く作動ポジションと、第一、第二油圧室32、33を閉塞する閉塞ポジションと、第一、第二油圧室32、33にタンク5のドレン圧を導くドレンポジションに切換わる。
図3に示すように、各スリーブ60は、油圧源ポンプ4に連通するポンプポート61と、第一、第二油圧室32、33に連通する給排ポート62と、タンク5に連通するドレンポート63とを有する。
第一、第二制御スプール40、50は、それぞれの外周面に対して環状に窪むグルーブ41、51を有する。各グルーブ41、51は、作動ポジションにて各ポンプポート61と各給排ポート62とを連通して油圧源ポンプ4の吐出圧を第一、第二油圧室32、33に導き、ドレンポジションにて、各給排ポート62と各ドレンポート63とを連通してタンク5のドレン圧を第一、第二油圧室32、33に導く。
第一、第二制御スプール40、50は、第一、第二背後スプリング48、58の付勢力によって両者が軸方向について離れないように移動するため、一方がドレンポート63を開く方向に移動すると、他方がポンプポート61を開く方向に移動するようになっている。
以上のように構成されて、サーボレギュレータ20の動作について説明する。
車両の走行停止時、第一、第二比例ソレノイド2、3が非通電状態にあり、第一、第二比例ソレノイド2、3のプランジャ9の推力は零となる。
これにより、第一、第二制御スプール40、50が第一、第二フィードバックスプリング45、55と第一、第二背後スプリング48、58とによって付勢されて図2、図3に示すように中立位置に保持され、各ドレンポート63をわずかに開くドレンポジションに保持される。
これにより、第一、第二油圧室32、33にタンク5のドレン圧が導かれ、サーボピストン30がリターンスプリング34、35の付勢力によって中立位置に保持され、斜板12の傾転角度が0°となる中立位置に保持されるとともに、フィードバックリンク90が中立位置に保持される。
車両の前進時、第二比例ソレノイド3のみが通電され、第二制御スプール50が比例ソレノイド3のプランジャ9に押されてポンプポート61を開くとともに、第一制御スプール40が第二制御スプール50に押されてドレンポート63を開く。
これにより、第二油圧室33に油圧源ポンプ4の吐出圧が導かれる一方、第一油圧室32にドレン圧が導かれ、サーボピストン30がリターンスプリング34、35の付勢力に抗して中立位置から図2において左方向に移動し、斜板12が傾転するとともに、フィードバックリンク90が中立位置から図2において左まわり方向に回動する。
こうして、フィードバックリンク90が回動するのに伴って、カムピン95がスプリングホルダ80を図2において右方向に移動し、第二フィードバックスプリング55が収縮するとともに、第一フィードバックスプリング45が伸張する。やがて、第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力と第一、第二背後スプリング48、58の付勢力と第二比例ソレノイド3の推力とが釣り合うことにより、第一、第二制御スプール40、50が中立位置へ戻り、第二油圧室33への作動油り供給が止まり、サーボピストン30の移動が第二比例ソレノイド3の推力に応じた位置で停止する。これにより、サーボレギュレータ20はポンプ10の斜板12の傾転角度を調節し、ポンプ10から所定の流量で吐出される作動油によって走行モータが回転し、車両が所定の速度で前進する。
車両の後進時、第一比例ソレノイド2のみが通電され、第一制御スプール40が第一比例ソレノイド2のプランジャ9に押されてポンプポート61を開くとともに、第二制御スプール50が第一制御スプール40に押されてドレンポート63を開く。
これにより、第一油圧室32に油圧源ポンプ4の吐出圧が導かれる一方、第二油圧室33にドレン圧が導かれ、サーボピストン30がリターンスプリング34、35の付勢力に抗して中立位置から図2において右方向に移動し、斜板12が逆方向に傾転するとともに、フィードバックリンク90が中立位置から図2において右まわり方向に回動する。
こうして、フィードバックリンク90が回動するのに伴って、カムピン95がスプリングホルダ80を図2において左方向に移動して第一フィードバックスプリング45が収縮するとともに、第二フィードバックスプリング55が伸張する。やがて、第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力と第一、第二背後スプリング48、58の付勢力と第一比例ソレノイド2の推力とが釣り合うことにより、第一、第二制御スプール40、50が中立位置へ戻り、第一油圧室32への供給が止まり、サーボピストン30の移動が第一比例ソレノイド2の推力に応じた位置で停止する。これにより、サーボレギュレータ20はポンプ10の斜板12の傾転角度を調節し、ポンプ10から所定の流量で吐出される作動油によって走行モータが回転し、車両が所定の速度で後進する。
このようにして、サーボレギュレータ20は、第一、第二比例ソレノイド2、3の駆動電流によってサーボピストン30の移動方向と停止位置とが変えられ、車両の前進、後進を切換えるとともに、車両の走行速度を調節する。
ところで、例えば車両の下り坂走行時あるいは減速時、走行モータが車輪によって回転駆動されると、走行モータからポンプ10に送られる作動油圧によって斜板12の傾転角度が増大する方向の力が働く。こうした状況で、第一、第二制御スプール40、50は、第一、第二背後スプリング48、58の付勢力によって互いに離れないため、斜板12の傾転角度が増大するのに伴って一方がドレンポート63を開く方向に移動すると、他方がポンプポート61を開く方向に移動し、サーボピストン30が斜板12の傾転角度が減少する方向の力を付与し、斜板12を制御通り中立位置へ復帰させる。
この動作を詳述すると、例えば車両の下り坂走行時あるいは減速時、車輪によって回転駆動される走行モータからポンプ10に送られる作動油圧によって斜板12の傾転角度が設定値より増大すると、フィードバックリンク90が中立位置から図2において左まわり方向に回動し、カムピン95がスプリングホルダ80を図2において右方向に移動して第二フィードバックスプリング55が収縮するとともに、第一フィードバックスプリング45が伸張し、第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力により第二制御スプール50がドレンポート63を開く方向に移動するとともに、第一背後スプリング48の付勢力によって第一制御スプール40がポンプポート61を開く方向に移動し、第一油圧室32の圧力を高めてサーボピストン30が斜板12の傾転角度が減少する方向の力を付与し、斜板12を制御通り中立位置へ復帰させる。
これにより、例えば車両の下り坂走行時あるいは減速時、斜板12の傾転角度が設定値に保たれ、車両の走行速度を調節することができる。
これに対して、第一、第二背後スプリング48、58が設けられず、第一、第二制御スプール40、50が互いに離れる構成とした場合、第一制御スプール40は右方向へ動かず、第一油圧室32へ圧力を導くことができないため、斜板12の傾転角度が設定値より増大することを抑えられず、車両が制御通り減速できなかったり、逸走する可能性がある。
本実施形態では、作動油圧によってサーボピストン30が軸方向について中立位置から両方向に移動するサーボレギュレータ20であって、サーボピストン30を軸方向について両方向に移動させる油圧が導かれる第一、第二油圧室32、33と、この第一、第二油圧室32、33に導かれる油圧をそれぞれの軸方向の位置に応じて調節する第一、第二制御スプール40、50と、この第一、第二制御スプール40、50と同軸上に摺動可能に支持されるスプリングホルダ80と、このスプリングホルダ80と第一、第二制御スプール40、50との間に圧縮して介装される第一、第二フィードバックスプリング45、55と、この第一、第二フィードバックスプリング45、55に抗して第一、第二制御スプール40、50を両者が互いに押し合うように付勢する第一、第二背後スプリング48、58と、第一、第二制御スプール40、50を軸方向に駆動する第一、第二比例ソレノイド2、3と、サーボピストン30が軸方向に移動するのに伴ってスプリングホルダ80を軸方向に移動させるフィードバックリンク90とを備え、第一、第二制御スプール40、50を第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力と第一、第二背後スプリング48、58の付勢力と第一、第二比例ソレノイド2、3の推力とが釣り合う位置に移動する構成とした。
上記構成に基づき、フィードバックリンク90からの力が中空筒状のスプリングホルダ80と第一、第二フィードバックスプリング45、55を介して第一、第二制御スプール40、50に伝えられるため、フィードバックリンク90からの力が第一、第二制御スプール40、50と同軸上に作用し、第一、第二制御スプール40、50に曲げ荷重(こじり力)が働くことを抑えられ、第一、第二制御スプール40、50のフリクションが低減される。これにより、第一、第二制御スプール40、50が円滑に摺動するため、第一、第二制御スプール40、50を介して調節される作動油圧によってサーボピストン30の移動が的確に制御され、サーボレギュレータ20の制御特性にヒステリシスが生じることを抑えられる。
本実施形態では、第一、第二制御スプール40、50は、第一、第二油圧室32、33にポンプポート61の作動油圧を導く作動ポジションと、第一、第二油圧室32、33にドレンポート63のドレン圧を導くドレンポジションとに切換わり、第一、第二制御スプール40、50の一方がドレンポート63を開く方向に移動するのに伴って他方がポンプポート61を開く方向に移動する構成とした。
上記構成に基づき、斜板12からサーボレギュレータ20に働く力によって斜板12が傾転角増加方向に制御域を超えて動こうとする場合は、第一、第二背後スプリング48、58の付勢力によって第一、第二制御スプール40、50が互いに離れないように一緒に移動し、第一、第二制御スプール40、50の一方がドレンポート63を開く方向に移動すると、他方がポンプポート61を開く方向に移動し、サーボピストン30が斜板12の傾転角度が減少する方向の力を付与し、斜板12の傾転角度が増大することが抑えられる。
本実施形態では、第一、第二制御スプール40、50に互いに当接する先端面40a、50aを形成し、各先端面40a、50aをそれぞれ第一、第二制御スプール40、50の中心線と直交する平面状に形成した。
上記構成に基づき、第一、第二制御スプール40、50が互いに径方向について変位することを許容され、第一、第二制御スプール40、50に働く曲げ荷重が働くことがなく、第一、第二制御スプール40、50のフリクションが低減される。
また、上記構成に基づき、第一、第二制御スプール40、50と同軸上に配置する精度を低くすることが可能となり、第一、第二制御スプール40、50を各スリーブ60を介してケーシング25に収容することができる。
本実施形態では、第一、第二制御スプール40、50を収容するケーシング25を備え、このケーシング25に第一、第二制御スプール40、50が摺動可能に挿入される2つのスリーブ60を介装し、各スリーブ60に作動油を導く各ポート61〜63を形成した。
上記構成に基づき、各ポート61〜63の加工精度を高めてサーボレギュレータ20の性能を確保することが容易になるとともに、ケーシング25の油通路に対して要求される加工精度が低くなり、製品のコストダウンがはかれる。
本実施形態では、スプリングホルダ80を中空筒状に形成し、スプリングホルダ80は第一、第二制御スプール40、50のまわりに配置される部位を一体で形成した。
これにより、スプリングホルダ80の軸方向の長さが大きくとれ、カムピン95からスプリングホルダ80に働くこじり力によりスプリングホルダ80の姿勢が変わることが抑えられ、スプリングホルダ80のフリクションを低減できる。
他の実施の形態として、図4に示すように、スプリングホルダ80は、第一、第二制御スプール40、50のまわりに延びる部位を分離した第一、第二筒部85、86を有し、この第一、第二筒部85、86が第一、第二フィードバックスプリング45、55の付勢力によってフィードバックリンク90に当接しても良い。
この場合、スプリングホルダ80が第一、第二筒部85、86に分離されているため、組立性が向上する。
本実施形態では、サーボレギュレータ20はその略中央部にフィードバックリンク90が備えられ、フィードバックリンク90の中心線について略対称的に形成されているため、ポンプ10に搭載された状態でコンパクトに収めることができる。
なお、サーボレギュレータ20は、作動油としてオイルの代わりに例えば水溶性代替液等の作動流体を用いても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のサーボレギュレータは、可変容量形斜板式ピストンポンプの斜板を駆動するものに限らず、可変容量形斜板式ピストンモータの斜板を駆動するものや、他の機械、設備等を駆動するものに利用できる。
本発明の実施の形態を示し、図2のA−A線に沿うサーボレギュレータ及びポンプの横断面図。 同じくサーボレギュレータの断面図。 同じく第一、第二制御スプール、スプリングホルダ等の断面図。 他の実施の形態を示すサーボレギュレータの断面図。
符号の説明
2、3 第一、第二比例ソレノイド
10 ポンプ
12 斜板
20 サーボレギュレータ
25 ケーシング
30 サーボピストン
32、33 第一、第二油圧室
40、50 第一、第二制御スプール
45、55 第一、第二フィードバックスプリング
48、58 第一、第二背後スプリング
60 スリーブ
80 スプリングホルダ
90 フィードバックリンク
95 カムピン

Claims (6)

  1. 作動油圧によってサーボピストンが軸方向について中立位置から両方向に移動するサーボレギュレータであって、
    前記サーボピストンを軸方向について両方向に移動させる油圧が導かれる第一、第二油圧室と、
    この第一、第二油圧室に導かれる油圧をそれぞれの軸方向の位置に応じて調節する第一、第二制御スプールと、
    この第一、第二制御スプールと同軸上に摺動可能に支持されるスプリングホルダと、
    このスプリングホルダと前記第一、第二制御スプールとの間に圧縮して介装される第一、第二フィードバックスプリングと、
    この第一、第二フィードバックスプリングに抗して前記第一、第二制御スプールを両者が互いに押し合うように付勢する第一、第二背後スプリングと、
    前記第一、第二制御スプールを軸方向に駆動する前記第一、第二比例ソレノイドと、
    前記サーボピストンが軸方向に移動するのに伴って前記スプリングホルダを軸方向に移動させるフィードバックリンクとを備え、
    前記第一、第二制御スプールを前記第一、第二フィードバックスプリングの付勢力と前記第一、第二背後スプリングの付勢力と前記第一、第二比例ソレノイドの推力とが釣り合う位置に移動する構成としたことを特徴とするサーボレギュレータ。
  2. 前記第一、第二制御スプールは、
    第一、第二油圧室にポンプポートの作動油圧を導く作動ポジションと、
    第一、第二油圧室にドレンポートのドレン圧を導くドレンポジションとに切換わり、
    前記第一、第二制御スプールの一方が前記ドレンポートを開く方向に移動するのに伴って他方が前記ポンプポートを開く方向に移動する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のサーボレギュレータ。
  3. 前記第一、第二制御スプールに互いに当接する先端面を形成し、
    前記各先端面をそれぞれ前記第一、第二制御スプールの中心線と直交する平面状に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のサーボレギュレータ。
  4. 前記スプリングホルダを中空筒状に形成し、
    前記スプリングホルダは前記第一、第二制御スプールのまわりに配置される部位を一体で形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のサーボレギュレータ。
  5. 前記スプリングホルダは、第一、第二制御スプールのまわりに延びる部位を分離した第一、第二筒部を有し、この第一、第二筒部が前記第一、第二フィードバックスプリングの付勢力によって前記フィードバックリンクに当接したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のサーボレギュレータ。
  6. 前記第一、第二制御スプールを収容するケーシングを備え、
    このケーシングに前記第一、第二制御スプールが摺動可能に挿入される2つのスリーブを介装し、
    この各スリーブに作動油を導く前記ポンプポートと前記ドレンポートを形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のサーボレギュレータ。
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