JP4996019B2 - 側面溝加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄板状のワークの両面に溝加工を施す側面溝加工装置に関する。
【0002】
【背景の技術】
ワーク(被切削物)の側面に、U字型、V字型、コ字型などの断面の溝を切り込むために用いられる側面溝加工装置として、例えば特開平8−25125号公報に開示されている技術がある。
この技術では、ワークの側面に溝加工を施す加工機に、浮動支持のスピンドルフレームを備え、このスピンドルフレームに、上面追従倣いローラーと、側面追従倣いローラーを取り付けて、カッタをワークの上面および側面に倣わせるようにしている。これにより、ワークに反りや曲がりがあっても、ワークの基準面から一定の距離だけ隔たった位置に、一定の深さの溝を加工できるようになっている。
【0003】
しかし、上記技術では、ワークの側面をワーク固定クランプで押さえつけることで、ワークをワーク固定ベッドに固定し、ワークの側面に溝加工を施すようになっている。このため、ワークが、その幅に比して厚さが薄く形成された薄板状の形状である場合には、ワークの側面に力を加えて固定しようとすると、ワークがその面外方向に曲がってしまい、ワークを確実に固定保持することが難しい。このように、ワークが確実に固定されていない状態で溝加工を施すと、溝加工の位置や形状の精度が損なわてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ワークの側面に溝加工を施す側面溝加工装置において、このワークの断面が薄板状であっても、ワークを確実に固定した状態で、このワークの側面に溝加工を施すことのできる、側面溝加工装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図1、図2に示すように、薄板状のワーク9の少なくとも一方の側面9aに溝加工を施す側面溝加工装置1であって、前記ワーク9が載置されるテーブル2と、このテーブル2に載置された前記ワーク9の一方の側面9aが当接されることで、このワーク9の幅方向の位置決めを行い、かつ、ワーク9から退避可能な第一位置決め部材5と、前記テーブル2に載置されて位置決めが行われた前記ワーク9の上面を押圧することで、該ワーク9をテーブル2に固定するワーク固定手段7と、前記テーブル2の側方に設けられ、かつ、前記ワーク9の側面9aに沿って移動することで、該ワーク9の側面9aに溝加工を施すカッタ20を備えたカッタ装置8と、を備え、
前記ワーク固定手段7は、前記第一位置決め部材5に前記ワーク9の一方の側面が当接した状態で、前記ワーク9の側端部上面を押圧することで、該ワーク9を前記テーブル2に固定する押圧部7aを備え、
前記押圧部7aは前記ワーク9の長手方向に延在し、当該ワーク9の側端部上面を押圧した状態で、前記ワーク9の側面および前記テーブル2の側面とほぼ面一となっていることを特徴とする。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、テーブル2に載置されたワーク9が、その上面からワーク固定手段7によって押圧されて、テーブル2に確実に固定される。
そして、このようにワーク9がテーブル2に確実に固定された状態で、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工を施すことができるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【0007】
また、ワーク9をテーブル2に載置した状態で、その一方の側面9aを第一位置決め部材5に当接させて、ワーク9の幅方向の位置決めを行ったうえで、この状態で、ワーク9を、その上面からワーク固定手段7によって押圧してテーブル2に固定することができる。
そして、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工を施すにさきだって、第一位置決め部材5をワーク9から退避させておくことで、この第一位置決め部材5が邪魔になることなく、ワーク9の側面9aに溝加工を施すことができる。
【0008】
さらに、テーブル2の側方に設けられたカッタ装置8が、ワーク9の側面9aに沿って移動するので、長尺のワーク9の側面9aに溝加工を施すことが容易にできる。
【0009】
請求項2記載の発明は、例えば図1、図2に示すように、請求項1記載の側面溝加工装置1において、
前記テーブル2は、第一テーブル3と、この第一テーブル3と面一に設けられた第二テーブル4と、を備え、
前記第一テーブル3と第二テーブル4は、前記ワーク9の側面9aと直交する方向に、互いに接離可能であること
を特徴とする。
【0010】
この請求項2記載の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、テーブル2の第一テーブル3と第二テーブル4との間隔を大きくしたり小さくしたりして、テーブル2の幅を、その上に載置されるワーク9の幅寸法に応じて調整することができる。
したがって、単一の側面溝加工装置1で、異なる幅寸法をもつ複数種類のワーク9の側面9aに、溝加工を施すことができる。
【0011】
請求項3記載の発明は、例えば図1、図2に示すように、請求項1または2記載の側面溝加工装置1において、
前記カッタ装置8は、前記テーブル2に固定された前記ワーク9の側面9aに沿って移動可能な移動部10と、
この移動部10に設けられた前記カッタ20と、を備え、
前記カッタ20は、前記ワーク9の厚さ方向Xおよびワーク9の側面と直交する方向Yに移動可能であること
を特徴とする。
【0012】
この請求項3記載の発明によれば、請求項1または2と同様の効果が得られるとともに、ワーク9の側面9aに沿って移動可能な移動部10に設けられたカッタ20が、ワーク9の厚さ方向Xに移動するので、ワーク9の側面9aに複数本の溝加工を施したり、カッタ20のカット幅よりも幅の広い様々な幅の溝加工を施すことが容易にできる。
また、カッタ20が、ワーク9の側面と直交する方向Yにも移動するので、ワーク9の側面9aのうち所望の箇所にだけ溝加工を施したり、ワーク9の側面9aに様々な深さの溝加工を施すことが容易にできる。
【0013】
請求項4記載の発明は、例えば図1、図2に示すように、請求項1〜3のいずれかに記載の側面溝加工装置1において、
前記カッタ装置8は、前記カッタ20を前記ワーク9の側面9a側のみに露出させるようにして覆うカバー21を備え、
このカバー21には、前記カッタ20によって切削された切り屑を吸引して排出するダクト22が接続されていること
を特徴とする。
【0014】
この請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果が得られるとともに、カッタ装置8に備えられたカバー21によって、カッタ20が、ワーク9の側面9a側のみに露出させるようにして覆われ、このカバー21に接続されたダクト22で、カッタ20によって切削された切り屑が、側面溝加工装置1のカッタ装置8の周囲に散乱しないように、吸引され、排出される。
したがって、側面溝加工装置1のカッタ装置8の周囲に切り屑が散乱したりすることがなく、散乱した切り屑を清掃したりする作業も生じない。また、この切り屑は、ダクト22の排出先でまとめて回収することができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、例えば図1、図2に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載の側面溝加工装置1において、
前記テーブル2には、前記ワーク9の端面9bが当接されることで、このワーク9の長さ方向の位置決めを行う、第二位置決め部材6が取り付けられていること
を特徴とする。
【0016】
この請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、ワーク9をテーブル2に載置した状態で、その端面9bを第二位置決め部材6に当接させて、ワーク9の長さ方向Zの位置決めを行ったうえで、ワーク9を、その上面からワーク固定手段7によって押圧してテーブル2に固定することができる。
そして、この状態で、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工を施すことができるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の側面溝加工装置を詳細に説明する。
図1、図2にそれぞれ、本実施の形態の側面溝加工装置1の側面図、平面図を示す。
【0018】
本実施の形態の側面溝加工装置は、薄板状のワーク9の両側の側面9aに溝加工を施すために用いられるものであって、図1、図2に示すように、ワーク9が載置されるテーブル2と、このテーブル2に載置されたワーク9の一方の側面9aが当接されることで、このワーク9の幅方向の位置決めを行い、かつ、ワーク9から退避可能な第一位置決め部材5と、テーブル2に載置されて位置決めが行われたワーク9の側端部上面を押圧することで、ワーク9をテーブル2に固定するワーク固定手段7と、テーブル2の両側方に設けられ、かつ、ワーク9の側面9aに沿って移動することで、ワーク9の両側の側面9aに溝加工を施すカッタ20を備えたカッタ装置8と、を備えて、概略構成されている。
【0019】
テーブル2は、図1、図2に示すように、第一テーブル3と、この第一テーブル3と面一に設けられた第二テーブル4と、を備えている。
第二テーブル4の下面には、図1に示すように、テーブル2の幅方向Yに、レール4aが取り付けられている。また、第一テーブル3には、第二テーブル4を第一テーブル3に対して移動させるリニアモータ3bが取り付けられている。そして、リニアモータ3bが駆動されることで、第一テーブル3と第二テーブル4が、ワーク9の側面9aと直交する方向に、互いに接離可能とされている。
【0020】
第一位置決め部材5は、図1、図2に示すように、テーブル2の長さ方向Zに延材する棒状の当接部5aと、この当接部5aを昇降させるエアーシリンダ5bとから構成されている。エアーシリンダ5bが伸びた状態で、テーブル2に載置されたワーク9の一方の側面9aを当接部5aに当接させることで、ワーク9の幅方向Xの位置決めを行うことが可能とされている。そして、エアーシリンダ5bを縮めることで、ワーク2の側面9aに溝加工を施す前に、当接部5aをワーク9から退避させることが可能とされている。
【0021】
ワーク固定手段7は、図1、図2に示すように、テーブル2の長さ方向Zに延材する棒状の押圧部7aと、この押圧部7aを昇降させるエアーシリンダ7bとから構成されている。エアーシリンダ7bを伸ばして、押圧部7aでテーブル2に載置されたワーク9の側端部上面をテーブル2の上面に押しつけることで、ワーク9がテーブル2に固定されるようになっている。
【0022】
カッタ装置8は、図1、図2に示すように、テーブル2に固定されたワーク9の側面9aに沿って移動可能な移動部10と、この移動部10に設けられた前記カッタ20と、を備えている。
移動部10は、図1、図2に示すように、第一移動部11、第二移動部12、および第三移動部13から構成されている。カッタ20は、第三移動部13の上部に設けられている。
【0023】
テーブル2の両側方には、図1、図2に示すように、テーブル2の長さ方向Zに、レール2aとラック2bとが取り付けられている。また、第一移動部11には、ラック2bと係合するピニオン11aが取り付けられている。そして、ピニオン11aがモータによって回転されることで、第一移動部11が、レール2a上を、テーブル2の長さ方向Zに走行するようになっている。
【0024】
第一移動部11の上面には、図1、図2に示すように、テーブル2の幅方向Yに、レール11bが取り付けられている。また、第二移動部12には、この第二移動部12を第一移動部11に対して移動させるリニアモータ12aが取り付けられている。そして、リニアモータ12aが駆動されることで、第二移動部12が、第一移動部11のレール11b上を、テーブル2の幅方向Yに前後進するようになっている。
【0025】
第二移動部12には、図1に示すように、鉛直方向Xに、レール12bが取り付けられているとともに、第三移動部13を第二移動部11に対して昇降させるエアーシリンダ12cが取り付けられている。そして、エアーシリンダ12cが伸縮されることで、第三移動部13が、鉛直方向Xに昇降するようになっている。
以上のようにして、カッタ装置8の移動部10が、テーブル2に固定されたワーク9の側面9aに沿って移動可能とされているとともに、移動部10に設けられたカッタ20が、ワーク9の厚さ方向Xおよびワーク9の側面と直交する方向Yに移動可能とされている。
【0026】
また、カッタ装置8は、図1、図2に示すように、カッタ20を前記ワーク9の側面9a側のみに露出させるようにして覆うカバー21を備え、このカバー21には、カッタ20によって切削された切り屑を吸引して排出するダクト22が接続されている。
【0027】
また、テーブル2の第一テーブル3の上面には、図1、図2に示すように、ワーク9の端面9bが当接されることで、このワーク9の長さ方向の位置決めを行う、第二位置決め部材6が取り付けられている。
【0028】
以上、本実施の形態に記載の側面溝加工装置1によれば、テーブル2に載置されたワーク9が、その上面からワーク固定手段7によって押圧されて、テーブル2に確実に固定される。
そして、このようにワーク9がテーブル2に確実に固定された状態で、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工が施されるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【0029】
また、ワーク9をテーブル2に載置した状態で、その一方の側面9aを第一位置決め部材5に当接させて、ワーク9の幅方向の位置決めを行ったうえで、この状態で、ワーク9を、その上面からワーク固定手段7によって押圧してテーブル2に固定することができる。
そして、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工を施すにさきだって、第一位置決め部材5をワーク9から退避させておくことで、この第一位置決め部材5が邪魔になることなく、ワーク9の側面9aに溝加工を施すことができる。
【0030】
さらに、テーブル2の側方に設けられたカッタ装置8が、ワーク9の側面9aに沿って移動するので、長尺のワーク9の側面9aに溝加工を施すことが容易にできる。
【0031】
また、テーブル2の第一テーブル3と第二テーブル4との間隔を大きくしたり小さくしたりして、テーブル2の幅を、その上に載置されるワーク9の幅寸法に応じて調整することができる。
したがって、単一の側面溝加工装置1で、異なる幅寸法をもつ複数種類のワーク9の側面9aに、溝加工を施すことができる。
【0032】
また、ワーク9の側面9aに沿って移動可能な移動部10に設けられたカッタ20が、ワーク9の厚さ方向Xに移動するので、ワーク9の側面9aに複数本の溝加工を施したり、カッタ20のカット幅よりも幅の広い様々な幅の溝加工を施すことが容易にできる。
また、カッタ20が、ワーク9の側面と直交する方向Yにも移動するので、ワーク9の側面9aのうち所望の箇所にだけ溝加工を施したり、ワーク9の側面9aに様々な深さの溝加工を施すことが容易にできる。
【0033】
また、カッタ装置8に備えられたカバー21によって、カッタ20が、ワーク9の側面9a側のみに露出させるようにして覆われ、このカバー21に接続されたダクト22で、カッタ20によって切削された切り屑が、側面溝加工装置1のカッタ装置8の周囲に散乱しないように、吸引され、排出される。
したがって、側面溝加工装置1のカッタ装置8の周囲に切り屑が散乱したりすることがなく、散乱した切り屑を清掃したりする作業も生じない。また、この切り屑は、ダクト22の排出先でまとめて回収することができる。
【0034】
また、ワーク9をテーブル2に載置した状態で、その端面9bを第二位置決め部材6に当接させて、ワーク9の長さ方向Zの位置決めを行ったうえで、ワーク9を、その上面からワーク固定手段7によって押圧してテーブル2に固定することができる。
そして、この状態で、カッタ装置8のカッタ20によってワーク9の側面9aに溝加工を施すことができるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【0035】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、本実施の形態では、側面溝加工装置1には、二つのワーク固定手段7が設けられ、テーブル2の上に載置されたワークの両側部の上面を押さえつけるようになっているが、側面溝加工装置にワーク固定手段を一つだけ設け、ワークの幅方向中央部の上面を押さえつけるようにしてもよい。
その他、具体的な細部構造などについても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、テーブルに載置されたワークが、その上面からワーク固定手段によって押圧されて、テーブルに確実に固定される。
そして、このようにワークがテーブルに確実に固定された状態で、カッタ装置のカッタによってワークの側面に溝加工が施されるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【0037】
また、ワークをテーブルに載置した状態で、その一方の側面を第一位置決め部材に当接させて、ワークの幅方向の位置決めを行ったうえで、この状態で、ワークを、その上面からワーク固定手段によって押圧してテーブルに固定することができる。
そして、カッタ装置のカッタによってワークの側面に溝加工を施すにさきだって、第一位置決め部材をワークから退避させておくことで、この第一位置決め部材が邪魔になることなく、ワークの側面に溝加工を施すことができる。
【0038】
さらに、テーブルの側方に設けられたカッタ装置が、ワークの側面に沿って移動するので、長尺のワークの側面に溝加工を施すことが容易にできる。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、テーブルの第一テーブルと第二テーブルとの間隔を大きくしたり小さくしたりして、テーブルの幅を、その上に載置されるワークの幅寸法に応じて調整することができる。
したがって、単一の側面溝加工装置で、異なる幅寸法をもつ複数種類のワークの側面に、溝加工を施すことができる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2と同様の効果が得られるとともに、ワークの側面に沿って移動可能な移動部に設けられたカッタが、ワークの厚さ方向に移動するので、ワークの側面に複数本の溝加工を施したり、カッタのカット幅よりも幅の広い様々な幅の溝加工を施すことが容易にできる。
また、カッタが、ワークの側面と直交する方向にも移動するので、ワークの側面のうち所望の箇所にだけ溝加工を施したり、ワークの側面に様々な深さの溝加工を施すことが容易にできる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかと同様の効果が得られるとともに、カッタ装置に備えられたカバーによって、カッタが、ワークの側面側のみに露出させるようにして覆われ、このカバーに接続されたダクトで、カッタによって切削された切り屑が、側面溝加工装置のカッタ装置の周囲に散乱しないように、吸引され、排出される。
したがって、側面溝加工装置のカッタ装置の周囲に切り屑が散乱したりすることがなく、散乱した切り屑を清掃したりする作業も生じない。また、この切り屑は、ダクトの排出先でまとめて回収することができる。
【0042】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかと同様の効果が得られるとともに、ワークをテーブルに載置した状態で、その端面を第二位置決め部材に当接させて、ワークの長さ方向の位置決めを行ったうえで、ワークを、その上面からワーク固定手段によって押圧してテーブルに固定することができる。
そして、この状態で、カッタ装置のカッタによってワークの側面に溝加工を施すことができるので、この溝加工の位置や形状の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面溝加工装置の一例を示す、側面図である。
【図2】本発明の側面溝加工装置の一例を示す、平面図である。
【符号の説明】
1 側面溝加工装置
2 テーブル
3 第一テーブル
4 第二テーブル
5 第一位置決め部材
6 第二位置決め部材
7 ワーク固定手段
8 カッタ装置
9 ワーク
9a 側面
9b 端面
10 移動部
20 カッタ
21 カバー
22 ダクト
X ワークの厚さ方向
Y ワークの側面と直交する方向
Z ワークの長さ方向

Claims (5)

  1. 薄板状のワークの少なくとも一方の側面に溝加工を施す側面溝加工装置であって、
    前記ワークが載置されるテーブルと、このテーブルに載置された前記ワークの一方の側面が当接されることで、このワークの幅方向の位置決めを行い、かつ、ワークから退避可能な第一位置決め部材と、前記テーブルに載置されて位置決めが行われた前記ワークの上面を押圧することで、該ワークをテーブルに固定するワーク固定手段と、前記テーブルの側方に設けられ、かつ、前記ワークの側面に沿って移動することで、該ワークの側面に溝加工を施すカッタを備えたカッタ装置と、を備え、
    前記ワーク固定手段は、前記第1位置決め部材に前記ワークの一方の側面が当接した状態で、前記ワークの側端部上面を押圧することで、該ワークを前記テーブルに固定する押圧部を備え、
    前記押圧部は前記ワークの長手方向に延在し、当該ワークの側端部上面を押圧した状態で、前記ワークの側面および前記テーブルの側面とほぼ面一となっていることを特徴とする側面溝加工装置。
  2. 請求項1記載の側面溝加工装置において、
    前記テーブルは、第一テーブルと、この第一テーブルと面一に設けられた第二テーブルと、を備え、
    前記第一テーブルと第二テーブルは、前記ワークの側面と直交する方向に、互いに接離可能であること
    を特徴とする側面溝加工装置。
  3. 請求項1または2記載の側面溝加工装置において、
    前記カッタ装置は、前記テーブルに固定された前記ワークの側面に沿って移動可能な移動部と、
    この移動部に設けられた前記カッタと、を備え、
    前記カッタは、前記ワークの厚さ方向およびワークの側面と直交する方向に移動可能であること
    を特徴とする側面溝加工装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の側面溝加工装置において、
    前記カッタ装置は、前記カッタを前記ワークの側面側のみに露出させるようにして覆うカバーを備え、
    このカバーには、前記カッタによって切削された切り屑を吸引して排出するダクトが接続されていること
    を特徴とする側面溝加工装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の側面溝加工装置において、
    前記テーブルには、前記ワークの端面が当接されることで、このワークの長さ方向の位置決めを行う、第二位置決め部材が取り付けられていること
    を特徴とする側面溝加工装置。
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