JP4995450B2 - 座席管理システムとそれを実現するためのコンピュータプログラムとその方法 - Google Patents
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Description
なお、以下に示す文献にはチケット販売の例が掲載されている。
また、仲間同士が隣接しあう座席を確保するためにはその代表者が仲間全員のチケットをまとめて購入すればよいが、これでは代表者の負担が大きくなってしまう。
更に、見知らぬ同士ではあるが同じ嗜好をもつ人同士(例えば、サッカー観戦においてA選手のファン同士)が隣接し合う席で一緒にA選手の応援をするようになればサッカー観戦がより楽しいものとなるが、このようなサービスや仕組みも今のところ提供されていない。
そこで、グループの一人一人が個別にチケットを購入してもその仲間同士が隣接し合う席を容易に確保できるシステム等が求められるところである。
(1)会場の座席を管理する座席管理装置を含むシステムであり、前記座席管理装置は、顧客が参加するグループを記憶するグループ記憶手段、前記グループに対し一塊の座席群を配分する配分手段、チケット購入装置としての利用者端末から前記顧客のグループへの参加意思の有無を特定するための参加有無特定情報とチケット購入を申し込むためのチケット購入データを受信する手段、前記参加有無特定情報が参加意志を示しているか否かを判断し参加意志有りを示している場合は座席指定のない未指定チケットを前記チケット購入データに基づいて発行するチケット発行手段、発行された前記チケットを前記チケット購入装置に送信するチケット送信手段、グループ応募装置としての利用者端末から前記グループに対する参加応募者を受信する参加応募者受信手段、前記参加応募者の前記未指定チケットに対し前記座席群に含まれる座席を割当てる座席割当処理を行う割当手段、割当てた座席を前記グループ応募装置に通知する座席通知手段を備えることを特徴とする。
(2)前記グループとは、グループ申請装置としての利用者端末から受信したグループ作成を申請するためのグループ申請データに基づいて作成されたものであることを特徴とする。
(1)本発明を利用すれば、グループの一人一人が個別にチケットを購入してもその仲間同士が隣接し合う席を容易に確保することができる。
(2)本発明では、グループの参加募集を公開にできるので、見知らぬ者同士ではあるが同じ嗜好をもつ者同士(例えば、サッカー観戦においてA選手のファン同士)が隣接し合う席で一緒に観戦できるなど、スポーツ観戦等がより楽しいものとなる。また、非公開にすれば仲の良い者だけでグループを作成することができる。
(3)本発明では、グループ同士の繋がりを設定できるので、グループ間の交流が生まれより楽しいものとなる。例えば、A選手ファンのグループとB選手ファンのグループとで繋がりを設定し、グループ同士の席を隣接させるのでグループ間の交流が生まれスポーツ観戦等がより楽しいものとなるのである。
(4)本発明では、個人用のグループを設けているので、静かに観戦したい人はこの個人用グループで静かに観戦することができる。
(5)本発明では、観客席に応じた人数制限を設けているので、観客席に応じたグループを作成することができる。即ち、グループを作成したが、観客席の事情でそのグループに座席を配分できないという不都合を回避できる。
(6)本発明では、安全確保のための人数制限を設けているので、観客の安全を確保できる。即ち、例えば100人以上のグループを作成するとそのグループが暴徒化する傾向がある場合でも、この人数制限により100人を超えるグループ作成を回避できる。
(7)本発明では、グループ参加のための応募資格を確認し、応募資格がない人の参加を認めないので、資格がないにも拘わらずグループの一員になってしまう不都合を回避できる。例えば、B席で作成されたグループに応募資格のないA席のチケット所有者が参加してしまい、結局その人に座席を割り当てることができないという不都合を回避できる。
(8)本発明では、グループの特徴を公開できるので仲間同士の連帯感を強くすることができ、スポーツ観戦等が更に楽しいものとなる。
(9)本発明では、グループの分離をすることができるので、例えばグループ内で仲間割れが起きた場合でも対応することができる。
図1は本発明の実施に必要なハードウェアとそのハードウェアの結びつきを表した概略図である。
これらハードウェアは、チケット販売業者が利用するサーバー1、グループ申請者が利用するPC2(コンピュータ)、グループの参加希望者が利用するPC3(コンピュータ)とからなる。
各装置(サーバー1、PC2、PC3)にはデータの送受信を可能にするためのデータ送信部および受信部が備えられており、これにより各装置同士はインターネット10(或いは、その他の通信手段)を介してデータの送受信が可能になっている。また、データを受信した各装置はそれを必ず記憶装置に記憶するものとする。
各装置の記憶装置には本発明を実現するためのコンピュータプログラムや所定のデータが記憶されており、各装置の処理装置はこのコンピュータプログラムの処理命令に従って所定の処理を行う。
なお、本実施例では、サーバー1が座席管理装置としての役割を果たし、PC2がグループ申請装置としての役割を果たし、PC3がグループ応募装置・脱退申請装置としての役割を果たす。
(1)顧客はチケット販売前(或いは、チケットの販売後)にその興行のグループを作成する。例えば、サッカーの試合では「A選手を応援する会」などのグループを作成する。
(2)次に、作成されたグループにブロック化した座席群(一塊の座席群)を配分する。
(3)次に、チケットを販売する。なお、販売するチケットは電子チケットであり、その電子チケットは座席指定のない未指定チケットであるものとする。
(4)チケットを購入した顧客に参加したいグループを表明してもらい、そのグループに配分された座席をその顧客に割り当てる。これにより仲間同士が一緒になってサッカーの試合を観戦できるのである。
チケット販売会社(X社)はチケット購入者からグループ作成依頼があったときに所定のグループを作成し、グループ参加者同士が隣接し合う一塊の座席で一緒にスポーツ観戦等することができるサービスを提供している。
佐藤さんは大のサッカーファンであり、後日開催されるサッカーリーグ「東京対大阪」戦を観戦する予定である。また、佐藤さんは東京チームのA選手の大ファンであり、A選手のファンを集めてA選手ファン同士で一緒に観戦したいと考えている。そこで、佐藤さんはA選手ファンが集えるグループを作成するため、PC2を利用してX社が提供するウェブページ(グループ申請のためのページ)にアクセスした。これにより図3のような内容がPC2の表示モニタに表示される。
更に、佐藤さんの他にもグループ作成を申請する人が2人おり、図4(b)及び(c)のようなグループ作成申請データがサーバー1に送信されているものとする。なお、ここで図4の申請データa・申請データb・申請データcの相違点について説明する。
申請データaはA選手ファンのためのグループである。グループの公開区分は「公開」であるため誰でも参加でき、募集先は「チケット所有者全員」である。
申請データbは○○町内会のためのグループである。グループの公開区分は「非公開」であり募集先は顧客IDが「K301、K302、〜、K308、K309」の顧客に限られている。
申請データcはB選手ファンのためのグループである。グループの公開区分は「公開」であるため募集先は「チケット所有者全員」である。
グループ作成申請データを受信したサーバー1は次にグループ作成のための処理を行う。具体的には以下の処理を行う。なお、本実施例では、この応募資格を含むグループ作成申請データを受信するサーバー1が応募資格受信手段としての役割を果たす。
(1)まず、サーバー1はグループを作成するにあたりグループ申請の募集人数がグループ毎の人数制限を超えていないかを確認する。サーバー1の記憶装置には図5に示すようなグループ制御ファイルが記憶されている。このグループ制御ファイルはグループを作成・管理するためのファイルであり、各グループの人数上限やグループ総人数上限などの項目からなるものである。この「各グループの人数上限(第2人数制限)」はグループ人数が100人を超えると集団意識が働いて暴動が起きる可能性がある等X社の様々な配慮により設定されたものである。また、「グループ総人数上限(第1人数制限)」は競技場の観客席の設定上、それ以上のグループは作成できない等X社の様々な配慮により設定されたものである。
なお、グループ制御ファイルの「第1グループの人数」及び「総人数」には予め「100」が代入されている。これはX社が予め個人用座席を100席確保するために入力したデータである(詳しくは後述する)。
サーバー1は図4の申請データaの「募集人数:120」とグループ管理ファイルの「各グループの上限人数:100」とを比較し、募集人数が各グループの上限人数を超えていたら募集人数「120」をその上限「100」に変更する。なお、この変更は自動的に行ってもよいし、PC2に「募集人数を100人以内にして下さい」などのエラーメッセージを送信して(グループ作成を拒否して)、申請データaを再作成するようにしてもよい。
(3)サーバー1の記憶装置にはグループ管理ファイルが記憶されている(図6)。これは申請されたグループを管理するファイルであり、そのデータ項目は図4の申請データと同じである。サーバー1は申請データaの内容をグループ管理ファイル(図6)の各項目に代入する。これにより「A選手の会」というグループが作成される。なお、前述の通り、「A選手の会」の募集人数は120から100に変更されている(図6)。
なお、図4の申請データc(B選手を応援する会)は「募集人数:70」であるのに対し、図6のB選手を応援する会は「募集人数:60」になっている。これは4つのグループの募集人数をすべて合計すると「総人数:280」(図5d)になってしまい、図5のグループ総人数上限「270」を超えてしまうため、サーバー1がB選手を応援する会の募集人数を「60」に変更したものである。即ち、総人数が総人数上限を超えた場合はグループを作成しない(割当処理を行わない)ようにしたものである。
以上がグループ作成処理である。
なお、本実施例においては、図6のようなグループ管理ファイルを作成するサーバー1の処理装置がグループ作成手段としての役割を果たし、グループ管理ファイルを記憶するサーバー1の記憶装置がグループ記憶手段としての役割を果たす。
次に、グループ連携処理について説明する。これはグループ同士を隣接した座席群に設定するものである。例えば、「A選手の会」と「B選手を応援する会」とを連携させ隣接する座席群にすればお互いの好みの選手を応援しあってサッカー観戦がより楽しいものとなるのである。
A選手の会を作成した佐藤さんは、この試合において他にどのようなグループが作成されたかを参照することができる。そのためサーバー1は以下のような処理を行う。
(1)佐藤さんはPC2を利用してグループ情報を要求するためのサイトにアクセスし、それによりPC2の表示モニタには図7のような内容が表示される。佐藤さんは興行IDと自分の顧客IDとを入力し、画面下の「送信」をクリックした。これによりPC2はグループ情報要求データ「興行ID:SL01、顧客ID:K111」を作成し、サーバー1に送信する。
(2)これを受信したサーバー1は興行ID「SL01」に該当するグループ管理ファイル(図6)を検索し、図6の内容に基づいて図8のようなグループ情報を作成し、PC2に送信する。なお、グループID「G03」は非公開であるためその内容は「***」のようなデータに置き換わっているものとする。
(4)これを受信したサーバー1(連携申請データ受信手段)は図6のグループ管理ファイルを図10のように更新する。即ち、興行ID「SL01」におけるグループID「G02」の連携グループを「G04」とし更に配分順位を「1」にする(配分順位については後述する)。また、グループID「G04」の連携グループを「G02」にし配分順位を「2」にする。これによりG02とG04とが連携される。なお、サーバー1はグループ連携のない「G03」の配分順位には「3」を代入するものとする。また、グループ同士を連携させるにあたり、B選手を応援する会に同意を求めるようにしてもよい。
以上がグループ連携処理である。
次に、グループへの座席配分処理について説明する。今回のサッカーの試合となるスタジアムB席は図11のようになっているものとする。
(1)サーバー1はグループ管理ファイル(図10)の配分順位を参照し、まず配分順位「1」の「A選手の会」から座席を配分する。即ち、「A選手の会」は募集人数100人なのでサーバー1は座席「B0101」から「B0520」までを配分する(図11、図12)。なお、ここでは座席配分は「B0101」から始まり「B0102」「B0103」の順に縦方向に配分されるものとするがこれに限るものではない。例えば、「B0101」「B0201」「B0301」の順に横方向に配分されてもよいし、その他の方法でもよい。即ち、グループに配分される座席群が(ブロック化された)一塊になればどの方法であってもよい。
(2)次に、サーバー1はグループ管理ファイルの配分順位を参照し、配分順位「2」の「B選手を応援する会」に座席を配分する。即ち、「B選手を応援する会」は募集人数60人なのでサーバー1は座席「B0601」から「B0820」までを配分する(図11、図12)。なお、「A選手の会」は配分順位「1」であり、「B選手を応援する会」は配分順位「2」である。このように両グループの配分順位はつながっており、これにより両グループには隣接する座席群が配分される(連携座席群配分手段)。
(3)次に、サーバー1はグループ管理ファイルの配分順位を参照し、配分順位「3」の「○○町内会」に座席を配分する。即ち、「○○町内会」は募集人数10人なのでサーバー1は座席「B0901」から「B0910」までを配分する(図11、図12)。
なお、「G01」の「個人用座席」には興行主催者が予め他のグループと離れた位置に座席を配分しているものとする。即ち、サーバー1の記憶装置には「G01」の座席として「B2601」から「B3020」が記憶されている。これにより個人用の座席は他のグループから離れた位置になり静かに観戦することができる。
以上がグループへの座席配分ための処理である。
なお、本実施例では、このような座席配分のための処理を行うサーバー1の処理装置が配分手段としての役割を果たす。
次に、チケット販売の処理について説明する。
(1)山田さんは、まず、チケットを購入する前にこの興行に関しどのようなグループが作成されているかを確認する。なお、この処理は図6の内容をサーバー1がPC3に対して送信することにより行われる。この内容を受信したPC3の表示モニタには図8のような内容が表示され、これにより山田さんはグループの内容を知ることができるのである。ここでは、山田さんはG02のグループに入りたいと考えたものとする。なお、本実施例では、募集メッセージ(グループの特徴)を含む図6のデータを送信するサーバー1が特徴送信手段としての役割を果たす。
(2)山田さんはサッカーリーグ東京対大阪を観戦する予定である。山田さんはPC3を利用してこの試合の観戦チケットを購入するためのWEBページにアクセスした。これによりPC3の表示モニタには図13のようなチケット購入のための画面が表示される。山田さんは所定のデータを入力し、画面下の「送信」をクリックした。これによりPC3は図14のようなチケット購入データ(参加有無特定情報としてのグループ参加「希望する」を含む)を作成し、これをサーバー1に送信する。なお、山田さんはグループ参加を希望しているのでチケット購入データには「グループ参加:希望する」となっている。
(3)これを受信したサーバー1は山田さんに対しチケットを発行する。なお、チケット発行のための処理及びチケット代金の決済処理は既知のものである。ただし、サーバー1はチケット購入データのグループ参加の欄が「希望する(参加意志を示している)」であるか否かを判断し、「希望する」の場合は座席番号のない未指定チケットを発行するものとする(未指定チケット発行手段)。ここではチケット番号「K555−T9999−未指定」が山田さんに発行され、図15のような販売チケットデータがPC3に送信されたものとする(未指定チケット送信手段)。また、ここでのチケットの構成は「所有者ID−チケット番号−座席番号」で表されるものとする。
(4)次に、サーバー1は顧客ファイルの更新を行う。この顧客ファイルは顧客の個人情報やその顧客がどのチケットを所有しているか等を管理するためのファイルである。サーバー1の記憶装置には図16aのような山田さんの顧客レコード(所有チケット:なし)が記憶されているが、これを図16bのように「所有チケット:K555−T9999−未指定」に更新する。
(5)次に、サーバー1はチケット管理ファイルの更新を行う。このチケット管理ファイルはその興行のチケットの所有者等を管理するためファイルである。サーバー1の記憶装置には図17aのようなレコード(まだ誰にもチケットを販売していない状態のレコード)が記憶されているが、これを図16bのように「B席未指定チケット所有者:K555−T9999−未指定」に更新する。即ち、チケットは所有しているが座席が未指定の顧客をこの欄で管理するのである。
サーバー1はこのような処理を顧客毎に繰り返して行き、チケットを販売する。
なお、本実施例ではチケット購入データを受信するサーバー1が参加有無特定情報受信手段としての役割を果たし、チケットを発行処理を行うサーバー1の処理装置がチケット発行手段としての役割を果たす。
次に、各顧客の座席を確定させる処理について説明する。
いま山田さんはサッカーリーグのチケットを入手したが、座席は未確定な状態である。そこで、山田さんは自分がどのグループに属したいかを申請して最終的な座席番号を確定させる必要がある。
山田さんはPC3を利用してグループ応募のためのWEBページにアクセスした。これによりPC3の表示モニタには図18のようなグループ応募のための画面が表示される。山田さんは所定のデータを入力し、画面下の「送信」をクリックした。これによりPC3は図19のようなグループ応募データ(参加応募者「顧客ID:K555」含む)を作成し、これをサーバー1に送信する。なお、山田さんはグループ「G02」に参加を希望しているのでグループ応募データには「応募グループID:G02」となっている。
これを受信したサーバー1は、まず、山田さんがグループ「G02」の応募資格の条件を満たしているか否かを判断する。即ち、図12で管理されているグループG02の応募資格「B席」と図19の座席区分が「B席」が一致するか否か(応募資格に適合するか否か)を判断し、一致する場合は、グループG02に配分した座席群のうちの一つを山田さんに割り当てる。例えば、ここでは山田さんに座席「B0101」を割り当てたとする。これによりサーバー1はグループ管理ファイル(図20)の座席情報「B0101:情報なし」を図21座席情報「B0101:K555−T9999−B01010」に更新する。また、図16bの「所有チケット:K555−T9999−未指定」を図16cの「所有チケット:K555−T9999−B0101」に更新するとともにPC3に座席通知データ「座席が指定されました。座席番号はB0101です。」など送信する。更に、図17bの「K555−T9999−未指定」を「B席未指定チケット所有者」の欄から「B0101」の欄に移動させる(図17c)。これにより山田さんの座席が確定する。サーバー1はこのような処理を顧客毎に繰り返して行き、各顧客の座席を確定させてゆき最終的にグループ管理ファイルは図21のようになる。このようにすれば仲間同士でサッカー観戦をして、サッカー観戦がより楽しいものとなる。
なお、本実施例ではグループ応募データを受信するサーバー1が参加応募者受信手段としての役割を果たし、山田さんに座席を割り当てる処理を行うサーバー1の処理装置が割当手段としての役割を果たし、座席通知データを送信する処理を行うサーバー1の処理装置が座席通知手段としての役割を果たす。
例えば、「A選手の会」のメンバーの間で仲間割れが起こり、このグループから脱退したい人が10人現れたとする。その場合、PC3を利用して図22のようなグループ脱退申請画面にアクセスし、図22の通りのデータを入力して送信をクリックする。これによりPC3は図23のようなグループ脱退申請データ(脱退元グループと脱退者のIDを含む)を作成し、サーバー1に送信する。なお、グループ脱退申請データのチケット情報の欄には10人分の情報があるものとする。
これを受信したサーバー1は、G05という新しい10人のグループを前述した通りの処理により作成し、そこに「B0911」から「B1010」(10席)の一塊の座席群を配分する(図24)。そして、脱退申請のあったチケット(例えば、K555−T9999−B0101)に新しい座席を割り当てる。例えば、これをK555−T9999−B0911とする。
次に、新しい座席を基にグループ管理ファイル(図21)の座席情報を図24のように更新する。即ち、座席情報「B0101−K555−T9999−B0101」(図21)を座席情報「B0101−情報なし」(図24)とし、図24の座席情報「B0911」の欄に「K555−T9999−B0911」を代入する。
次に、顧客ファイル(図16)の所有チケットの欄を図25のように更新する。即ち、所有チケットを「K555−T9999−B0101」(図16)から「K555−T9999−B0911」(図25)に更新する。
次に、チケット管理ファイル(図17)のB01010及びB0911の欄を図26のように更新する。即ち、「B0101:K555−T9999−B0101」(図17)を「B0101:情報なし」(図26)とし、図26の「B0911」の欄を「K555−T9999−B0911」とする。
そして、脱退した各顧客に新しい座席番号を通知する。即ち、「K555−T9999−B0911」に含まれる「K555」に基づいて顧客ファイルを検索し、顧客の電子メールアドレスに新しい座席番号を通知する。
なお、本実施例では、このような処理を行うサーバー1が脱退情報受信手段・脱退者グループ作成手段・脱退者用座席群配分手段・脱退者割当手段・脱退者座席通知手段としての役割を果たす。
このようにすれば、仲間割れが起こった場合でもグループからの脱退をすることができる。
(1)上記実施例では、サッカー観戦を例に説明したが、本発明はこれに限るものではなく、その他のあらゆる興行観戦、観覧に利用できるものである。
(2)データの内容は実施例で説明したデータに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなデータであっても構わない。
(3)ハードウェアも実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのようなハードウェアであっても構わない。例えば、本発明では各処理を複数のコンピュータで行っているがこれを一つの装置で行ってもよく、また何台もの装置で行ってもよい。
(4)処理の内容や手順についても実施例で説明したものに限らない。即ち、同様の役割を果たすことができれば、他のどのような処理内容・処理手順であっても構わない。例えば、上記実施例ではグループ作成をチケット販売前に行っているが、これをチケット販売後又は販売時に行ってもよい。
(5)上記実施例に登場するデータ(データレコード、ファイル)のデータ(データ項目)は、原則として各々関連づけられて(対応づけられて)記憶装置に記憶されているものとする。図面に表されたものについても同様である。
Claims (6)
- 会場の座席を管理する座席管理装置を含むシステムであり、
前記座席管理装置は、顧客が参加するグループを記憶するグループ記憶手段、前記グループに対し一塊の座席群を配分する配分手段、チケット購入装置としての利用者端末から前記顧客のグループへの参加意思の有無を特定するための参加有無特定情報とチケット購入を申し込むためのチケット購入データを受信する手段、前記参加有無特定情報が参加意志を示しているか否かを判断し参加意志有りを示している場合は座席指定のない未指定チケットを前記チケット購入データに基づいて発行するチケット発行手段、発行された前記チケットを前記チケット購入装置に送信するチケット送信手段、グループ応募装置としての利用者端末から前記グループに対する参加応募者を受信する参加応募者受信手段、前記参加応募者の前記未指定チケットに対し前記座席群に含まれる座席を割当てる座席割当処理を行う割当手段、割当てた座席を前記グループ応募装置に通知する座席通知手段を備えることを特徴とする座席管理システム。 - 前記グループとは、グループ申請装置としての利用者端末から受信したグループ作成を申請するためのグループ申請データに基づいて作成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の座席管理システム。
- 会場の座席を管理する座席管理装置を含むシステムに処理を命令するものであり、
前記座席管理装置は、顧客が参加するグループを記憶するグループ記憶手段、前記グループに対し一塊の座席群を配分する配分手段、チケット購入装置としての利用者端末から前記顧客のグループへの参加意思の有無を特定するための参加有無特定情報とチケット購入を申し込むためのチケット購入データを受信する手段、前記参加有無特定情報が参加意志を示しているか否かを判断し参加意志有りを示している場合は座席指定のない未指定チケットを前記チケット購入データに基づいて発行するチケット発行手段、発行された前記チケットを前記チケット購入装置に送信するチケット送信手段、グループ応募装置としての利用者端末から前記グループに対する参加応募者を受信する参加応募者受信手段、前記参加応募者の前記未指定チケットに対し前記座席群に含まれる座席を割当てる座席割当処理を行う割当手段、割当てた座席を前記グループ応募装置に通知する座席通知手段として機能させることを特徴とする座席管理のためのコンピュータプログラム。 - 前記グループとは、グループ申請装置としての利用者端末から受信したグループ作成を申請するためのグループ申請データに基づいて作成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の座席管理のためのコンピュータプログラム。
- 会場の座席を管理する座席管理装置を含むシステムにより実現される方法であり、
前記座席管理装置は、顧客が参加するグループを記憶し、前記グループに対し一塊の座席群を配分し、チケット購入装置としての利用者端末から前記顧客のグループへの参加意思の有無を特定するための参加有無特定情報とチケット購入を申し込むためのチケット購入データを受信し、前記参加有無特定情報が参加意志を示しているか否かを判断し参加意志有りを示している場合は座席指定のない未指定チケットを前記チケット購入データに基づいて発行し、発行された前記チケットを前記チケット購入装置に送信し、グループ応募装置としての利用者端末から前記グループに対する参加応募者を受信し、前記参加応募者の前記未指定チケットに対し前記座席群に含まれる座席を割当てる座席割当処理を行い、割当てた座席を前記グループ応募装置に通知することを特徴とする座席管理方法。 - 前記グループとは、グループ申請装置としての利用者端末から受信したグループ作成を申請するためのグループ申請データに基づいて作成されたものであることを特徴とする請求項5に記載の座席管理方法。
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