JP4994310B2 - 光導波路の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信,光情報処理,その他一般光学で広く用いられる光導波路の製造方法に関するものである。
光導波路は、通常、アンダークラッド層の表面に、光の通路であるコアを所定パターンに形成し、そのコアを被覆した状態で、オーバークラッド層を形成して構成されている。上記コアは、その中を通る光を漏らさないようにするため、そのコアに隣接するアンダークラッド層およびオーバークラッド層よりも屈折率が高く設定されている。その屈折率の差が大きいほど、コアの中を通る光が漏れ難くなり、光伝播効率が高くなる。このような光導波路の製造方法としては、フォトリソグラフィ法による方法(例えば、特許文献1参照),フォトブリーチング法による方法(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
上記フォトリソグラフィ法による光導波路の製造方法では、上記アンダークラッド層,コア,オーバークラッド層の各形成材料として、屈折率がわかっている感光性樹脂(露光による屈折率の変化はない)を用いることにより、上記屈折率の差を設定する。また、コアの所定パターンの形成は、アンダークラッド層の表面に形成されたコア形成用の感光性樹脂層に対して、コアのパターンに対応する開口パターンが形成されているフォトマスクを介して露光した後、現像液を用いて現像することにより、未露光部分を溶解させて除去し、露光部分を所定パターンに残存させることが行われている。
また、上記フォトブリーチング法による光導波路の製造方法では、コアの形成に際し、一つのフォトブリーチング材料に対して部分的に露光し、露光部分と未露光部分とで屈折率の差を生じさせることが行われる(露光部分の屈折率が下がる)。そして、上記未露光部分が、上記露光部分よりも屈折率が高くなり、所定パターンに形成されたコアになる。
特開2007−11067公報 特開2006−299066公報
しかしながら、上記フォトリソグラフィ法による場合は、上記屈折率の差を安定して所定値に設定することができるものの、現像が必要であるため、その分、工程数が多くなっている。また、その現像では、未露光部分を溶解除去するため、むだになる形成材料がある。しかも、上記現像に用いる現像液は、安全性に問題がある。上記フォトリソグラフィ法では、これらの点で改善の余地がある。
上記フォトブリーチング法による場合は、現像工程はないものの、上記屈折率の差を生じさせるのに安定性を欠き、しかも、屈折率の差が小さいという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、現像工程が不要であり、かつ、コアの屈折率とクラッド層の屈折率との差を安定して大きく設定することができる光導波路の製造方法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、アンダークラッド層を形成する工程と、このアンダークラッド層の表面に,コア形成用の第1の感光性樹脂層を形成する工程と、このコア形成用の第1の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し,その露光により硬化させた部分をコアに形成する工程と、上記露光後,上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の露光部分からなるコアおよび未露光部分の表面を,オーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層で被覆する工程と、上記第1および第2の感光性樹脂層を加熱し,上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂とオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層の樹脂とを溶融混合し混合層にする工程と、上記混合層を露光し,その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成する工程とを備えている光導波路の製造方法を第1の要旨とする。
また、本発明は、アンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層を形成する工程と、このアンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層の表面に,コア形成用の第2の感光性樹脂層を形成する工程と、このコア形成用の第2の感光性樹脂層の表面に,オーバークラッド層形成用の第3の感光性樹脂層を形成する工程と、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し,その露光により硬化された上記第1,第2および第3の各感光性樹脂層の部分をそれぞれアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層に形成する工程と、上記露光後,上記第1,第2および第3の感光性樹脂層を加熱し,上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂を溶融混合し混合層にして上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の露光部分からなるアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層と隣接させる工程と、上記混合層を露光し、その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成する工程とを備えている光導波路の製造方法を第2の要旨とする。
すなわち、本発明の第1の要旨の光導波路の製造方法では、アンダークラッド層の表面に、コア形成用の第1の感光性樹脂層を形成した後、このコア形成用の第1の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し、その露光により硬化させた部分をコアに形成している。これにより、そのコアは、上記アンダークラッド層の表面に形成され、そのコアの底面が、上記アンダークラッド層と隣接した状態になる。ここで、上記アンダークラッド層の屈折率およびコアの屈折率は、それぞれの形成材料によって決まっているため、上記屈折率をそれぞれ所定値に設定することができる。また、上記コアの形成に際しては、コア形成用の第1の感光性樹脂層の未露光部分(コアになっていない部分)が残っている。そして、そのコア形成用の第1の感光性樹脂層の露光部分からなるコアおよび未露光部分の表面を、オーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層で被覆した後、加熱により、上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂とオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層の樹脂とを溶融混合し混合層にしている。そして、その混合層を露光し、その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成している。このように、本発明の第1の要旨では、現像により未露光部分を除去するという工程を要することなく、第3のクラッド層(オーバークラッド層に相当) を形成することができる。この第3のクラッド層を形成した状態では、上記コアの頂面および側面が、上記第3のクラッド層と隣接した状態になる。ここで、上記第3のクラッド層の屈折率は、上記混合により、コア形成用の第1の感光性樹脂層の屈折率とオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層の屈折率との間の値になる。そして、それらコア形成用の第1の感光性樹脂層の屈折率およびオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層の屈折率は、それぞれの形成材料によって決まっている。このため、上記第3のクラッド層の屈折率は、上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の未露光部分とオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層との体積比により、所定値に設定することができる(通常、体積比が大きい側の感光性樹脂層の屈折率に近づいた値になる)。
また、本発明の第2の要旨の光導波路の製造方法では、アンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層の表面に、コア形成用の第2の感光性樹脂層およびオーバークラッド層形成用の第3の感光性樹脂層をこの順に形成している。そして、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し、その露光により硬化された第1,第2および第3の感光性樹脂層の各部分をそれぞれアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層の3層に形成している。上記3層は、露光された領域において、上下に3層に積層された状態となっており、その外側には、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の未露光部分が分布している。そして、加熱により、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂を溶融混合し混合層にして上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の露光部分からなるアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層の3層と隣接させる。ついで、上記混合層を露光し、その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成する。これにより、上記アンダークラッド層,コア,オーバークラッド層の各側面が、上記第3のクラッド層と隣接した状態になる。このように、本発明の第2の要旨でも、現像により未露光部分を除去するという工程を要しない。ここで、上記第3のクラッド層の屈折率は、上記混合により、コア形成用の第2の感光性樹脂層の屈折率とアンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層の屈折率またはオーバークラッド層形成用の第3の感光性樹脂層の屈折率(いずれか小さい方)との間の値になる。そして、それらアンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層の屈折率,コア形成用の第2の感光性樹脂層の屈折率およびオーバークラッド層形成用の第3の感光性樹脂層の屈折率は、それぞれの形成材料によって決まっている。このため、上記第3のクラッド層の屈折率は、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の未露光部分の体積比により、所定値に設定することができる。
本発明の第1の要旨の光導波路の製造方法では、コア形成用の第1の感光性樹脂層を所定パターンに露光した後、現像により未露光部分を溶解除去するという工程をとらないため、現像工程を不要にすることができる。また、上記光導波路におけるアンダークラッド層,コアおよび第3のクラッド層は、屈折率がわかっている形成材料を用いて形成されるため、上記アンダークラッド層,コアおよび第3のクラッド層の各屈折率は、所定値に設定することができる。よって、コアの屈折率と、このコアに隣接するアンダークラッド層および第3のクラッド層の屈折率との差を計算値どおりに設定することができる。
また、本発明の第2の要旨の光導波路の製造方法では、第1,第2および第3の感光性樹脂層を所定パターンに露光した後、現像により未露光部分を溶解除去するという工程をとらないため、現像工程を不要にすることができる。また、上記光導波路におけるアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層および第3のクラッド層は、屈折率がわかっている形成材料を用いて形成されるため、上記アンダークラッド層,コア,オーバークラッド層および第3のクラッド層の各屈折率は、所定値に設定することができる。よって、コアの屈折率と、このコアに隣接するアンダークラッド層,オーバークラッド層および第3のクラッド層の屈折率との差を計算値どおりに設定することができる。
本発明の第2の要旨の光導波路の製造方法において、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層に対する露光が、同時に行われる場合には、工程数を大幅に減少させることができる。
上記加熱が、100〜200℃の範囲内において、5〜30分間の範囲内で行われる場合には、その加熱により形成される上記混合層の成分をより均一に混合させることができる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の要旨の光導波路の製造方法によって得られた光導波路W1 を示している。この光導波路W1 は、基板1の表面に形成されており、アンダークラッド層2,コア3および第3のクラッド層5からなっている。この光導波路W1 の製造方法について要約して述べると、この光導波路W1 では、上記基板1上のアンダークラッド層2の表面にコア形成用の感光性樹脂層3A〔図2(b)参照〕を形成した後、このコア形成用の感光性樹脂層3Aに対して紫外線等の照射線Lを照射し所定パターンに露光してコア3を形成し、現像(未露光部分の溶解除去)を行うことなく、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの表面を、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4A〔図2(c)参照〕で被覆する。そして、その状態で加熱処理することにより、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの未露光部分の樹脂とオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの樹脂とを溶融して混合し混合層5A〔図2(d)参照〕にする。ついで、この混合層5Aを露光し、その露光された混合層5Aを第3のクラッド層5に形成する。このようにして、上記光導波路W1 が得られる。
つぎに、上記光導波路W1 の製造方法について詳しく説明する。
まず、上記基板1〔図2(a)参照〕を準備する。この基板1としては、ガラス製基板,ステンレス(SUS)等の金属製基板,ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製基板等があげられる。上記基板1の厚みは、例えば、20μm〜1mmの範囲内に設定される。
ついで、図2(a)に示すように、上記基板1の所定領域に、アンダークラッド層2を形成する。このアンダークラッド層2の形成は、例えば、つぎのようにして行われる。まず、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂が溶媒に溶解しているワニスを塗布する。上記感光性樹脂としては、例えば、感光性エポキシ樹脂等があげられる。また、上記ワニスの塗布は、例えば、スピンコート法,ディッピング法,キャスティング法,インジェクション法,インクジェット法等により行われる。そして、必要に応じて、上記塗布層を加熱処理により乾燥させる。この加熱処理は、通常、ホットプレートまたはオーブン等が用いられ、50〜120℃×10〜30分間の範囲内で行われる。これにより、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aを形成する。
つぎに、この感光性樹脂層2Aを照射線により露光する。上記露光用の照射線としては、例えば、可視光,紫外線,赤外線,X線,α線,β線,γ線等が用いられる。好適には、紫外線が用いられる。紫外線を用いると、大きなエネルギーを照射して、大きな硬化速度を得ることができ、しかも、照射装置も小型かつ安価であり、生産コストの低減化を図ることができるからである。紫外線の光源としては、例えば、低圧水銀灯,高圧水銀灯,超高圧水銀灯等があげられ、紫外線の照射量は、通常、10〜10000mJ/cm2 の範囲内に設定される。
上記露光後、光反応を完結させるために、加熱処理を行う。この加熱処理は、通常、80〜250℃×10秒〜2時間の範囲内で行われる。これにより、図2(a)に示すように、上記感光性樹脂層2Aをアンダークラッド層2に形成する。アンダークラッド層2の厚みは、通常、1〜50μmの範囲内に設定される。
ついで、図2(b)に示すように、上記アンダークラッド層2の表面に、コア形成用の感光性樹脂層(未硬化)3Aを形成する。この感光性樹脂層3Aの形成は、図2(a)で説明した、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの形成方法と同様にして行われる。なお、このコア形成用の感光性樹脂は、上記アンダークラッド層形成用の感光性樹脂および後記のオーバークラッド層形成用の感光性樹脂よりも屈折率が大きい材料が用いられる。この屈折率の調整は、例えば、上記各感光性樹脂の種類の選択や組成比率を調整して行うことができる。
つづいて、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの上に、コア3〔図2(c)参照〕に対応する開口パターンが形成されているフォトマスクMを配置し、このフォトマスクMを介して、上記開口パターンに対応する上記感光性樹脂層3Aの部分を照射線Lにより露光する。ついで、光反応完結用の加熱処理を行う。この露光および加熱処理は、先に述べたアンダークラッド層2の形成方法と同様にして行われる。これにより、上記露光部分を硬化させコア3に形成する。このコア3の厚み(高さ)は、通常、10〜150μmの範囲内に設定され、コア3の幅は、通常、8〜50μmの範囲内に設定される。
つぎに、図2(c)に示すように、現像(未露光部分の溶解除去)を行うことなく、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの露光部分(コア3)および未露光部分(未硬化)3aの表面を、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層(未硬化)4Aで被覆する。この感光性樹脂層4Aの被覆は、図2(a)で説明した、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの形成方法と同様にして行われる。この感光性樹脂層4Aの厚みは、通常、5〜100μmの範囲内に設定される。
そして、加熱処理を行う。この加熱処理により、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの未露光部分3aの樹脂とオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの樹脂とが溶融し、それらの間で樹脂の対流が起こり、両樹脂が混合し、図2(d)に示すように、混合層5Aが形成される。上記加熱処理は、形成される上記混合層5Aの成分がより均一になるよう混合させる観点から、100〜200℃×5〜30分間の範囲内で行われることが好ましい。上記加熱処理が100℃×5分間を下回ると、上記混合が不充分となり、上記混合層5Aの成分が不均一になる。その結果、後の工程を経て製造された光導波路W1 (図1参照)の光伝播損失が大きくなる。上記加熱処理が200℃×30分間を上回ると、コア3が溶融するおそれがある。
その後、上記混合層5Aに対して、アンダークラッド層2の形成工程と同様に露光,光反応完結用の加熱処理等を行い、その混合層5Aを第3のクラッド層5に形成する。これにより、上記コア3の頂面および側面が、その第3のクラッド層5と隣接した状態になる。ここで、上記第3のクラッド層5の屈折率は、上記混合により、コア形成用の感光性樹脂層3Aの屈折率とオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの屈折率との間の値になる。そして、コア形成用の感光性樹脂層3Aの屈折率およびオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの屈折率は、それぞれの形成材料によって決まっている。このため、上記第3のクラッド層5の屈折率は、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの未露光部分3aとオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aとの体積比により、所定値に設定することができる。
このようにして、基板1の表面に、上記アンダークラッド層2,コア3および第3のクラッド層5からなる光導波路W1 (図1参照)が製造される。そして、その光導波路W1 は、上記基板1の表面に形成された状態で、または上記基板1から剥離されて使用される。
ところで、従来のフォトリソグラフィ法では、コアを形成する際に、フォトマスクを介する露光が行われるが、その露光により、コア側面の表面が荒れることがある。そして、そのコア側面の表面荒れは、コア内における光伝播に悪影響を及ぼす。これに対して、この実施の形態の上記光導波路W1 は、上記のようにして製造されるため、従来のフォトリソグラフィ法によって得られた光導波路と比較して、コア3の頂面および側面と第3のクラッド層5との界面に明確な境界がないという点で異なっている。このため、上記コア3側面の表面荒れによる光伝播への悪影響が少なくなり、光伝播の低損失化が可能になるという効果を奏する。
なお、上記第1の実施の形態では、アンダークラッド層2の形成を、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂が溶媒に溶解しているワニスからなる塗布層に対して露光することにより行ったが、これに代えて、アンダークラッド層2として作用する樹脂フィルムを準備し、それをそのままアンダークラッド層2として用いてもよい。
図3は、本発明の第2の要旨の光導波路の製造方法によって得られた光導波路W2 を示している。この光導波路W2 は、基板1の表面に形成されており、所定領域において積層状態で形成されたアンダークラッド層2,コア3およびオーバークラッド層4と、その左右両外側に形成された第3のクラッド層6とからなっている。この光導波路W2 の製造方法について要約して述べると、この光導波路W2 では、上記基板1の表面に、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2A,コア形成用の感光性樹脂層3Aおよびオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aをこの順で積層した後、その積層した3層の感光性樹脂層2A,3A,4A〔図4(a)参照〕に対して紫外線等の照射線Lを照射し所定パターンに露光し〔図4(b)参照〕、その露光された部分をアンダークラッド層2,コア3およびオーバークラッド層4の3層に形成する。そして、現像(未露光部分の溶解除去)を行うことなく、加熱処理することにより、上記3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aの未露光部分2a,3a,4aの樹脂を溶融して混合し混合層6A〔図4(c)参照〕にする。つぎに、この混合層6Aを露光し、その露光された混合層6Aを第3のクラッド層6に形成する。このようにして、上記光導波路W2 が得られる。
つぎに、上記光導波路W2 の製造方法について詳しく説明する。
まず、図4(a)に示すように、上記第1の実施の形態と同様にして、上記基板1の所定領域に、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層(未硬化)2Aを形成する。
ついで、上記アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの表面に、コア形成用の感光性樹脂層(未硬化)3Aをラミネートする。このラミネートは、例えば、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、PET製基板の所定領域に、上記第1の実施の形態と同様にして、コア形成用の感光性樹脂層(未硬化)3Aを形成する。ついで、ラミネーターを用いて、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aを上記アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aに貼り合わせ、その後、上記PET製基板を上記コア形成用の感光性樹脂層3Aから剥離する。このようにして、上記ラミネートが行われる。
つぎに、上記コア形成用の感光性樹脂層3Aの表面に、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層(未硬化)4Aをラミネートする。このラミネートは、上記と同様にして行われる。
その後、図4(b)に示すように、上記オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの上に、コア3に対応する開口パターンが形成されているフォトマスクMを配置し、このフォトマスクMを介して、上記開口パターンに対応する上記3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aの部分を照射線Lにより同時に露光する。ついで、必要に応じて、光反応完結用の加熱処理を行う。この露光および加熱処理は、先に述べた第1の実施の形態と同様にして行われる。これにより、上記露光された3層部分を硬化させ、下層から順に、それぞれアンダークラッド層2,コア3,オーバークラッド層4に形成する。
そして、図4(c)に示すように、現像(未露光部分の溶解除去)を行うことなく、先に述べた第1の実施の形態と同様にして、加熱処理を行う。これにより、上記3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aの未露光部分2a,3a,4aの樹脂を溶融し、それら3層の未露光部分2a,3a,4aの間で樹脂の対流を起こし、それら3層の未露光部分2a,3a,4aの樹脂を混合し混合層6Aにする。この混合層6Aは、上記露光された3層部分(上記アンダークラッド層2,コア3およびオーバークラッド層4からなる3層積層体B)の側面に隣接した状態になる。
その後、上記混合層6Aに対して、先に述べた第1の実施の形態と同様にして、露光,光反応完結用の加熱処理等を行い、その混合層6Aを第3のクラッド層6に形成する。これにより、上記アンダークラッド層2,コア3およびオーバークラッド層4の各側面が、その第3のクラッド層6と隣接した状態になる。ここで、上記第3のクラッド層6の屈折率は、上記混合により、コア形成用の感光性樹脂層3Aの屈折率とアンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの屈折率またはオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの屈折率(いずれか小さい方)との間の値になる。そして、それらアンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの屈折率,コア形成用の感光性樹脂層3Aの屈折率およびオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aの屈折率は、それぞれの形成材料によって決まっている。このため、上記第3のクラッド層6の屈折率は、上記3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aの未露光部分2a,3a,4aの体積比により、所定値に設定することができる。
このようにして、基板1の表面に、上記アンダークラッド層2,コア3,オーバークラッド層4および第3のクラッド層6からなる光導波路W2 が製造される。そして、その光導波路W2 は、上記基板1の表面に形成された状態で、または上記基板1から剥離されて使用される。
上記光導波路W2 は、従来のフォトリソグラフィ法によって得られた光導波路と比較して、同パターンのアンダークラッド層2,コア3およびオーバークラッド層4が積層された3層積層体Bを備え、この3層積層体Bの側面に第3のクラッド層6が隣接している点で異なっている。また、上記光導波路W2 は、コア3の側面と第3のクラッド層6との界面に明確な境界がないという点でも、従来のフォトリソグラフィ法によって得られた光導波路と異なっており、これにより、フォトマスクを介した露光に由来するコア3側面の表面荒れによる光伝播への悪影響が少なくなり、光伝播の低損失化が可能になるという効果を奏する。
なお、上記第2の実施の形態では、積層した3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aに対する所定パターンの露光を同時に行ったが、上記3層の感光性樹脂層2A,3A,4Aを1層ラミネートする毎に、所定パターンの露光を行ってもよい。
また、上記第2の実施の形態では、コア形成用の感光性樹脂層3Aを、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層2Aの表面にラミネートすることにより形成したが、上記第1の実施の形態と同様に、コア形成用の感光性樹脂を塗布して形成してもよい。オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aについても同様に、ラミネートに代えて、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂を塗布して形成してもよい。逆に、上記第1の実施の形態において、コア形成用の感光性樹脂層3Aおよびオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層4Aを、上記第2の実施の形態と同様に、ラミネートにより形成してもよい。
つぎに、実施例について参考例と併せて説明する。但し、本発明は、実施例に限定されるわけではない。
〔アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料〕
硬化性モノマーとして全脂肪族エポキシ(東都化成社製、サントートST4000D)を100重量部、光酸発生剤として4,4’−ビス〔ジ(βヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液を4重量部混合し、乳酸エチルに溶解することにより、アンダークラッド層およびオーバークラッド層の形成材料を調製した。
〔コアの形成材料〕
硬化性モノマーとしてビスフェノキシエタノールフルオレングリシジルエーテル(ナガセケムテックス社製、オグゾールEG)を40重量部、多官能フルオレンエポキシ(ナガセケムテックス社製、オンコートEX−1040)を30重量部、1,3,3−トリス{4−〔2−(3−オキセタニル)〕ブトキシフェニル}ブタンを30重量部、光酸発生剤として4,4’−ビス〔ジ(βヒドロキシエトキシ)フェニルスルフィニオ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネートの50%プロピオンカーボネート溶液を1重量部混合し、乳酸エチルに溶解することにより、コアの形成材料を調製した。
〔実施例1:光導波路の製造(上記第1の実施の形態参照)〕
ガラス製基板(140mm×140mm)の表面に、上記アンダークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布し、厚み20μmの塗布層を形成した。ついで、それをホットプレート上で100℃×5分間加熱することにより、溶剤乾燥を行い、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層を形成した。つぎに、その感光性樹脂層の全面に、紫外線を照射し、露光量1000mJ/cm2 の露光を行った。その後、それをホットプレート上で120℃×5分間加熱し、上記感光性樹脂層をアンダークラッド層(厚み20μm)に形成した。このアンダークラッド層の、波長830nmにおける屈折率は、1.505であった。
ついで、上記アンダークラッド層の表面に、上記コアの形成材料をスピンコート法により塗布し、厚み50μmの塗布層を形成した。ついで、それをホットプレート上で100℃×5分間加熱することにより、溶剤乾燥を行い、コア形成用の感光性樹脂層を形成した。つぎに、幅50μmの直線状の開口パターンが形成されたフォトマスクを介して、プロキシミティ露光法(プリントギャップ50μm)により、紫外線(i線)を上記コア形成用の感光性樹脂層に照射し、露光量2500mJ/cm2 の露光を行った。その後、それをホットプレート上で100℃×10分間加熱し、上記直線状の露光部分をコア(幅50μm×高さ50μm)に形成した。このコアの、波長830nmにおける屈折率は、1.592であった。
つぎに、上記コア形成用の感光性樹脂層の露光部分(コア)および未露光部分(未硬化)の表面に、上記オーバークラッド層の形成材料をスピンコート法により塗布し、厚み20μmの塗布層(感光性樹脂層)を形成した。
そして、それをホットプレート上で125℃×15分間加熱し、上記コア形成用の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂とオーバークラッド層形成用の感光性樹脂層の樹脂とを溶融させ、それらの間で樹脂の対流を起こさせ、両樹脂を均一に混合し混合層を形成した。
その後、上記混合層に対して、紫外線を照射し、露光量1000mJ/cm2 の露光を行った。その後、それをホットプレート上で120℃×5分間加熱し、上記混合層を第3のクラッド層に形成した。このようにして、上記ガラス製基板の表面に、実施例1の光導波路を形成した。
〔実施例2:光導波路の製造(上記第2の実施の形態参照)〕
上記実施例1と同様にして、ガラス製基板の表面に、アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層を形成した。
ついで、PET製基板〔140mm×140mm×0.1mm(厚み)〕の表面に、上記コアの形成材料をアプリケーターにより塗布し、厚み50μmの塗布層を形成した。そして、それをオーブンにて100℃×5分間加熱することにより、溶剤乾燥を行い、コア形成用の感光性樹脂層を形成した。つぎに、ラミネーターを用いて、上記コア形成用の感光性樹脂層を上記アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層に貼り合わせ(ラミネート温度50℃、圧力19.6N)、その後、上記PET製基板を上記コア形成用の感光性樹脂層から剥離した。これにより、上記アンダークラッド層形成用の感光性樹脂層の表面に、コア形成用の感光性樹脂層を積層した。
つぎに、上記と同様にして、PET製基板の表面に、オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層を形成し、それを上記コア形成用の感光性樹脂層の表面にラミネートして積層した。
その後、幅50μmの直線状の開口パターンが形成されたフォトマスクを介して、プロキシミティ露光法(プリントギャップ50μm)により、紫外線(i線)を上記3層の感光性樹脂層に照射し、露光量2500mJ/cm2 の露光を行った。これにより、上記露光された3層の直線状の部分を硬化させ、下層から順に、それぞれアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層に形成した。
そして、それをホットプレート上で120℃×30分間加熱し、上記3層の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂を溶融させ、それらの間で樹脂の対流を起こさせ、それら3層の未露光部分の樹脂を均一に混合し混合層を形成した。
その後、上記混合層に対して、紫外線を照射し、露光量1000mJ/cm2 の露光を行った。その後、それをホットプレート上で120℃×5分間加熱し、上記混合した3層の未露光部分を第3のクラッド層に形成した。このようにして、上記ガラス製基板の表面に、実施例2の光導波路を形成した。
〔参考例1:フォトリソグラフィ法による光導波路の製造〕
上記実施例1と同様にして、ガラス製基板の表面に、アンダークラッド層の形成およびコア形成用の感光性樹脂層の形成を経て、そのコア形成用の感光性樹脂層を直線状に露光した後、加熱した。つぎに、γ−ブチロラクトン90重量%の現像液を用いて現像を行うことにより、未露光部分を溶解させて除去し、コアを形成した。その後、そのコアの表面等に残存する現像液を加熱処理により除去した。そして、上記コアを被覆するよう、上記実施例1と同様にして、上記オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層を形成した後、露光および加熱を行い、オーバークラッド層を形成した。
〔光伝播損失の測定〕
上記実施例1,2および参考例1の光導波路を、コアに沿って10cmの長さに切断し、光伝播損失の測定した。その結果、光伝播損失は、実施例1が1.56、実施例2が1.73、参考例1が1.50であった。
上記結果から、実施例1,2の方法により製造された光導波路では、参考例1のフォトリソグラフィ法により製造された光導波路と同等の優れた光伝播性能を有することがわかる。このように、同等の光伝播性能を有する光導波路を製造するに際し、実施例1,2では、参考例1と比較して、現像工程が不要である。このため、実施例1,2では、工程数を少なくすることができ、しかも、安全性に問題がある現像液を使用しなくてもよいため安全である。
本発明の光導波路の製造方法の第1の実施の形態によって得られた光導波路を模式的に示す説明図である。 (a)〜(d)は、本発明の光導波路の製造方法の第1の実施の形態を模式的に示す説明図である。 本発明の光導波路の製造方法の第2の実施の形態により得られた光導波路を模式的に示す説明図である。 (a)〜(c)は、本発明の光導波路の製造方法の第2の実施の形態を模式的に示す説明図である。
符号の説明
2 アンダークラッド層
3 コア
3A コア形成用の感光性樹脂層
4A オーバークラッド層形成用の感光性樹脂層
5 第3のクラッド層
5A 混合層

Claims (4)

  1. アンダークラッド層を形成する工程と、このアンダークラッド層の表面に,コア形成用の第1の感光性樹脂層を形成する工程と、このコア形成用の第1の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し,その露光により硬化させた部分をコアに形成する工程と、上記露光後,上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の露光部分からなるコアおよび未露光部分の表面を,オーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層で被覆する工程と、上記第1および第2の感光性樹脂層を加熱し,上記コア形成用の第1の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂とオーバークラッド層形成用の第2の感光性樹脂層の樹脂とを溶融混合し混合層にする工程と、上記混合層を露光し,その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成する工程とを備えていることを特徴とする光導波路の製造方法。
  2. アンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層を形成する工程と、このアンダークラッド層形成用の第1の感光性樹脂層の表面に,コア形成用の第2の感光性樹脂層を形成する工程と、このコア形成用の第2の感光性樹脂層の表面に,オーバークラッド層形成用の第3の感光性樹脂層を形成する工程と、上記第1,第2および第3の感光性樹脂層に対して所定パターンの露光を施し,その露光により硬化された上記第1,第2および第3の各感光性樹脂層の部分をそれぞれアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層に形成する工程と、上記露光後,上記第1,第2および第3の感光性樹脂層を加熱し,上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の未露光部分の樹脂を溶融混合し混合層にして上記第1,第2および第3の感光性樹脂層の露光部分からなるアンダークラッド層,コア,オーバークラッド層と隣接させる工程と、上記混合層を露光し、その露光により硬化された混合層を第3のクラッド層に形成する工程とを備えていることを特徴とする光導波路の製造方法。
  3. 上記第1,第2および第3の感光性樹脂層に対する露光が、同時に行われる請求項2記載の光導波路の製造方法。
  4. 上記加熱が、100〜200℃の範囲内において、5〜30分間の範囲内で行われる請求項1〜3のいずれか一項に記載の光導波路の製造方法。
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