JP4993171B2 - 放電加工装置 - Google Patents

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本発明は、自動的に工具電極または被加工物を交換するロボットシステムを備えた放電加工装置に関する。特に、工具電極または被加工物を交換するときに工具電極や被加工物に付着した水や油を除去して乾燥させる装置を含む放電加工装置に関する。
工具電極や被加工物を自動的に交換する自動工具交換装置を備えた放電加工装置がある。自動工具交換装置を備えた放電加工装置は、例えば、マガジンと加工ヘッドとの間をアームが移動して加工ヘッドに取り付けられた工具電極をマガジンに戻し、マガジンから新しい工具電極を加工ヘッドに取り付けるように構成されている。
放電加工では、工具電極と被加工物とで形成される加工間隙を加工槽に貯えられた水または油を主成分とする放電加工液中に配置して工具電極と被加工物との間に所定の電圧を印加し放電加工を行なう。したがって、工具電極と被加工物とが放電加工液中に浸漬されている。
そのため、工具電極や被加工物をマガジンに戻すときに、工具電極や被加工物に放電加工液の水や油が残っている。ロボットによる工具電極または被加工物の交換システムの場合、工具電極や被加工物はマガジンの専用パレット上に据え置かれる。したがって、放電加工後に水や油が付着した工具電極または被加工物が長時間そのまま放置されることによって、パレットや治具など周辺部材に錆や汚れを発生させる原因になる。
そこで、特許文献1に示されるように、工具電極に圧縮空気を吹き当てて工具電極に付着した水や油を吹き飛ばして乾燥させるようにしている。図4に、乾燥装置の具体的な例が示される。例えば、2本のパイプ10の間に工具電極1を配置し、パイプ10内に圧縮空気を供給し、パイプ10に設けられた複数の吹き出し口から工具電極1にエアを吹きつけて工具電極1に付着した水や油を吹き飛ばして乾燥させる。
なお、特許文献2に示されるように、エア吹き出しと温風吹き出しを交互に行なって加工終了後の加工部分の錆の発生を抑えるために被加工物表面を乾燥させる装置が知られている。
実開平5−2838号公報 特開昭61−117015号公報
従来の工具電極に圧縮空気を吹き当てて工具電極に付着した水や油を吹き飛ばして乾燥させるようにした装置ではいくつかの不十分な点がある。例えば、圧縮空気を吹き当てるだけでは短時間に十分に水や油を除去できない。また、除去された水や油が下側に滴る。また、工具電極の形状によって水や油を除去できないことがある。さらに、工具電極に十分に圧縮空気を当てるために工具電極の数箇所に向けて圧縮空気を供給しなければならない。
本発明は、工具電極に付着した水や油をより効率よく除去して乾燥させるとともに除去した水や油を回収できる工具電極または被加工物を自動的に交換するロボットシステムを備えた放電加工装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、工具電極(1)または被加工物(2)を搬送するロボット(4)を有し工具電極(1)または被加工物を自動的に交換するロボットシステムを備えた放電加工装置において、放電加工装置が放電加工装置本機(2)の加工槽(5)とマガジン(3)との間に設けられ工具電極(1)または被加工物を乾燥させる乾燥装置(6)を備え乾燥装置(6)の上部に乾燥場所を有し、乾燥装置(6)が、排気と吸気をさせる自身のモータの熱を吸収して吸気口からの空気を温めて温風を排気するとともに排気した温風を吸気するブロワモータ(61)と、前記乾燥場所の直下に設けられ前記乾燥場所からの温風から水や油を含む塵粉を除去するフィルタ(63)と、ブロワモータ(61)からの温風が前記乾燥場所まで送風されその温風がブロワモータ(61)に吸気されてフィルタ(63)を通過してブロワモータ(61)に戻るようにブロワモータ(61)の吸気口と前記乾燥場所との間およびブロワモータ(61)の排気口と前記乾燥場所との間をそれぞれ接続する循環ホース(62)と、前記乾燥場所から滴下する水や油を貯留するパン(64)とを備えるとともに、ロボット(4)が前記乾燥場所で前記工具電極(1)または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させるロボットハンド(42)と、を備える。
第1に、乾燥場所で工具電極または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させながら温風を吹き当てるので、短時間に十分に水や油を除去乾燥できる。第2に、乾燥場所から滴下する水や油を回収するパンを設けたので水や油を回収でき周辺を汚すことがない。第3に、乾燥場所で工具電極または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させるので、工具電極の形状に関わらず効果的に水や油を除去できる。第4に、乾燥場所で工具電極または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させながら温風によって乾燥させるので一方向からの温風で効果的に工具電極や被加工物を乾燥させることができ、装置が単純化される。
図1は、本発明における乾燥装置の正面を示す。図2は、本発明における乾燥装置の側面を示す。また、図3は、ロボットシステムを備えた放電加工装置全体を上側から見た概略を示す。
放電加工装置本機2は、工具電極1または図示しない被加工物を自動的に交換するロボットシステムを備える。工具電極1または被加工物は、マガジン3上に多数配置される。ロボット4は、工具電極1をマガジン3と図示しない加工ヘッドとの間で搬送する。または、ロボット4は、被加工物をマガジン3と加工槽5内の図示しない載置台との間で搬送する。乾燥装置6は、マガジン3と加工槽5との間に設けられる。
ロボット4は、ロボットアーム41とロボットハンド42を備える。ロボットアーム41は、関節部を有し屈曲することによって上下前後に移動する。また、ロボットアーム41の全体が旋回する。ロボットハンド42は、工具電極1または被加工物を把持する。ロボットハンド42は、上下に首振り運動させるとともに左右に旋回する。
このように動作するロボット4は、工具電極1をマガジン3から加工ヘッドに取り付けたり、加工ヘッドから取り外してマガジン3に戻したりし、工具電極を自動的に交換する。または、被加工物をマガジン3から載置台に取り付けたり、載置台から取り外してマガジン3に戻したりして、被加工物を自動的に交換する。
乾燥装置6は、ブロワモータ61と、循環ホース62と、フィルタ63と、パン64と、を備える。ブロワモータ61は、モータの熱を吸収して温風を排気するとともに排気した温風を吸気する。
ブロワモータ61の吸気口と排気口にはそれぞれ循環ホース62が接続される。循環ホース62の他端は、乾燥装置6の上部の乾燥場所に接続される。したがって、循環ホース62は、ブロワモータ61からの温風を乾燥場所まで送風して乾燥場所からの温風をブロワモータ61に戻す。
乾燥場所の直下には、フィルタ63が設けられる。フィルタ63は、乾燥場所からの温風から水や油を含む塵粉を除去する。したがって、フィルタ63はブロワモータ61による温風の循環を可能にする。パン64は、工具電極1または被加工物から除去され、あるいは乾燥場所から滴下する水や油を貯留する。パン64に貯留された水や油は、バルブ65を緩めることによって管から外部に回収することができる。
ロボットハンド42は、工具電極1や被加工物を把持し、ロボットアーム41が移動するのにともない乾燥場所に工具電極1または被加工物を搬送する。そして、ロボットハンド42は、乾燥場所で工具電極1または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させる。
次に、以上に説明されるロボットシステムを備えた放電加工装置の工具電極を取り外すときの動作を説明する。
まず、ロボット4は、ロボットアーム41を旋回させ前進させてロボットハンド42を加工ヘッドの工具電極の位置まで移動させる。次に、ロボットハンド42が工具電極を把持する。そして、工具電極を加工ヘッドから取り外す。
ロボット4は、ロボットアーム41を後退させてから旋回させ、乾燥装置6の上部まで工具電極1を搬送する。そして、ロボットアーム41を下降させてロボットハンド42に把持された工具電極1を乾燥場所に位置させる。
ここで、ブロワモータ61をオンして温風を排気させる。温風は、循環ホース62を通して乾燥場所まで達し、フィルタ63を通過する。フィルタ63を通過した温風は、循環ホース62を通ってブロワモータ61に吸気される。
乾燥場所では、ロボットハンド42を駆動して工具電極1を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させる。したがって、温風が一方向から供給されていても、工具電極1に満遍なく温風が当てられる。工具電極1に付着した水や油は温風によって乾燥され、もしくは吹き飛ばされて下側のパン64に回収される。
以上に説明されるロボットシステムを備えた放電加工装置は、温風を循環させることにより温風に流れを形成して乾燥場所に供給し、乾燥場所で工具電極または被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させるので、短時間に十分に水や油を除去できるとともに、工具電極の形状に関わらず効果的に水や油を除去できる。また、温風を一方向から供給することでも効果的に水や油を除去できるので、装置の構造が単純化される。
本発明のロボットシステムを備えた放電加工装置は、実施の形態に関わらず、種々の変形が可能である。例えば、モータの熱を利用したブロワモータに置き換えて、温風を循環供給できる他の装置を適用することができる。
本発明は、自動的に工具電極または被加工物を交換するロボットシステムを備えた放電加工装置に利用できる。本発明は、工具電極または被加工物を交換するときに工具電極や被加工物に付着した水や油を効果的に除去して乾燥させる。本発明は、マガジンに収納される工具電極または被加工物の周辺部材の錆や汚れを防止し、自動化の発展に役立つ。
本発明の放電加工装置における乾燥装置を示す正面図である。 本発明の放電加工装置における乾燥装置を示す側面図である。 本発明の放電加工装置の全体の概容を示す平面図である。 従来の乾燥装置の概容を示す斜視図である。
符号の説明
1 工具電極
2 放電加工装置本機
3 マガジン
4 ロボット
41 ロボットアーム
42 ロボットハンド
5 加工槽
6 乾燥装置
61 ブロワモータ
62 循環ホース
63 フィルタ
64 パン
65 バルブ

Claims (1)

  1. 工具電極または被加工物を搬送するロボットを有し前記工具電極または前記被加工物を自動的に交換するロボットシステムを備えた放電加工装置において、前記放電加工装置がマガジンと放電加工装置本機の加工槽との間に設けられ前記工具電極または前記被加工物を乾燥させる乾燥装置を備え前記乾燥装置の上部に乾燥場所を有し、前記乾燥装置が、排気と吸気をさせる自身のモータの熱を吸収して吸気口からの空気を温めて温風を排気するとともに排気した温風を吸気するブロワモータと、前記乾燥場所の直下に設けられ前記乾燥場所からの温風から水や油を含む塵粉を除去するフィルタと、前記ブロワモータからの温風が前記乾燥場所まで送風され前記温風が前記ブロワモータに吸気されて前記フィルタを通過して前記ブロワモータに戻るように前記ブロワモータの前記吸気口と前記乾燥場所との間および前記ブロワモータの排気口と前記乾燥場所との間をそれぞれ接続する循環ホースと、前記乾燥場所から滴下する水や油を貯留するパンとを備えるとともに、前記ロボットが前記乾燥場所で前記工具電極または前記被加工物を上下に首振り運動させるとともに左右に旋回させるロボットハンドを備えることを特徴とする放電加工装置。
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