JP4993091B2 - 防振マウント - Google Patents

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本発明は、ステッピングモータや、内燃機関の補機等、駆動に伴い振動を発生する機器を被支持体として防振支持する防振マウントに関する。
複写機の紙送り機構や、パソコン用プリンタの印字ヘッド及び紙送り機構のサーボ駆動手段には、ステッピングモータが使用されるが、このステッピングモータは、パルス電力により駆動することによって振動を発生することから、上記複写機等の機体内部のフレームに対して、防振マウントを介して取り付けられる。
図4は、従来の技術による防振マウントの装着状態を示す断面図、図5は、図4におけるA方向の矢視図、図6は、従来の技術による防振マウントがこじり変位による変形を受けた状態を示す断面図である。図4に示されるように、従来の防振マウント100は、複写機等の機体内部の、支持体としてのフレーム200に、螺子104で取り付けられる一方の取付板101と、これに対向配置されると共に、被支持体であるステッピングモータ300の端部に螺子105で取り付けられる他方の取付板102との間に、ゴム状弾性材料からなるマウント本体103を一体的に設けた構造を有する。すなわち、ステッピングモータ300は防振マウント100を介して機体フレーム200に取り付けられ、ステッピングモータ300にその駆動時に発生する振動は、マウント本体103の変形動作によって吸収・絶縁され、機体フレーム200側への振動伝達が低減される(例えば下記の特許文献参照)。
特開2004−304979号公報
ここで、ステッピングモータ300の駆動トルクは、その出力軸301からギア302,303あるいはベルトを介して従動側へ伝達されるため、トルク伝達の反力によって、ステッピングモータ300には、こじり方向の挙動(軸心上の一点を中心とする揺動)が発生する。すなわち、ステッピングモータ300の出力軸301が、例えば図5及び図6に示されるR方向へ回転した場合は、駆動側のギア302から従動側のギア303へのトルク伝達の反力によって、前記出力軸301にはV,V方向のこじり変位が発生することになる。
そして防振マウント100に上述のようなこじり変位が入力されると、図6に示されるように、取付板101,102間でマウント本体103が圧縮方向及び引張方向の歪を受けることになる。したがって、このような歪(特に引張方向の歪)に対するマウント本体103の耐久性を向上させるためには、マウント本体103に硬度の高いゴム状弾性材料を用いることが有効であるが、その場合、マウント本体103の捩り方向(円周方向)の剪断ばね定数も高くなってしまい、しかも、一般にゴム状弾性材料は、硬度が高いほど、動倍率が高くなる(静ばねに対し動ばねが高くなる)傾向にある。したがって、硬度の高いゴム状弾性材料を用いた場合、耐久性の向上は実現できても、動的な入力であるステッピングモータ300の捩り振動に対する絶縁性が低下し、所要の防振性能が得られなくなる問題があった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、防振性能の低下を来すことなく、被支持体の重量やこじり変位等による静的変位入力に対する十分な耐久性を確保した防振マウントを提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る防振マウントは、支持体及び被支持体の一方に取り付けられる第一の取付板と、他方に取り付けられる第二の取付板と、互いに対向配置された前記第一及び第二の取付板の間に一体的に設けられたゴム状弾性材料からなるマウント本体と、このマウント本体の外周に嵌着されると共に前記第一及び第二の取付板の間にこの第一及び第二の取付板と接触可能な状態かつ非接着で配置されたゴム状弾性材料からなる環状弾性体とを備え、この環状弾性体が前記マウント本体に対して締め代を有するものである。
上記構成では、こじり変位が入力されることによって、第一及び第二の取付板間でマウント本体が圧縮方向及び引張方向の歪を受けると、第一及び第二の取付板が互いに接近する側では、マウント本体がある程度圧縮された時点で、環状弾性体も第一及び第二の取付板間で圧縮を受けるため、こじり変位に対する剛性が高くなり、マウント本体の耐久性が向上する。また、環状弾性体は第一及び第二の取付板に対して非接着であるため、捩り方向の剪断ばねは実質的にマウント本体のみが担い、したがって捩り振動に対する優れた絶縁性が確保される。
そして、環状弾性体はマウント本体に対して締め代を有するため、マウント本体が圧縮を受けた時の径方向への膨出変形が環状弾性体によって抑制されるので、マウント本体の耐久性が一層向上する。
本発明に係る防振マウントによれば、マウント本体による優れた防振性能と、被支持体の重量やこじり変位等による静的変位入力に対するマウント本体の耐久性の確保を両立することができる。
以下、本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る防振マウントの好ましい実施の形態を、単体で示す断面図、図2は、図1の防振マウントを装着状態で示す断面図、図3は、図1の防振マウントがこじり変位による変形を受けた状態を示す断面図である。
まず図2において、参照符号1は本発明の実施の形態に係る防振マウント、参照符号2は、複写機等の機体内部のフレーム、参照符号3は、防振マウント1による支持対象のステッピングモータである。フレーム2は請求項1に記載された支持体に相当し、ステッピングモータ3は請求項1に記載された被支持体に相当する。フレーム2には、ステッピングモータ3の取付位置に対応して円形窓部2aが開設されている。
防振マウント1は、図1に単体で示されるように、厚さ方向(軸方向)に互いに対向配置された第一の取付板11及び第二の取付板12と、この第一の取付板11及び第二の取付板12の間に一体的に設けられたゴム状弾性材料からなるマウント本体13と、このマウント本体13の外周に嵌着されると共に前記第一の取付板11及び第二の取付板12の間に両取付板11,12と接触可能な状態かつ非接着で配置されたゴム状弾性材料からなる環状弾性体14とを備える。
第一の取付板11及び第二の取付板12は、いずれも、鋼鈑等の金属板又は合成樹脂により製作されたものであって、それぞれ円形の内周開口部11a,12aが開設されると共に、外縁部に沿って、複数の螺子挿通孔11b,12bが適当な間隔で開設されている。図2に示されるように、第一の取付板11は、螺子挿通孔11bに挿通した螺子15を介してフレーム2に取り付けられ、第二の取付板12は、螺子挿通孔12bに挿通した螺子16を介してステッピングモータ3に取り付けられる。
マウント本体13は、第一の取付板11及び第二の取付板12の内周部間に、ゴム状弾性材料で一体成形されたものであって、この第一の取付板11及び第二の取付板12における内周開口部11a,12aに沿って円周方向へ環状に連続して延びている。
環状弾性体14は、例えばOリング状のものであって、すなわちマウント本体13とは別部材として成形された後、マウント本体13の外周に嵌着されたものである。この環状弾性体14は、マウント本体13に対して適当な締め代を有する。軸方向幅が、マウント本体13の軸方向幅、言い換えれば第一の取付板11と第二の取付板12の対向距離よりも僅かに小さい。したがって、第一の取付板11及び(又は)第二の取付板12との間には、通常、僅かな隙間が存在する。
上記構成を備える実施の形態によれば、図2に示されるように、第一の取付板11は、内周開口部11aがフレーム2の円形窓部2aと重合するように、このフレーム2に複数の螺子15を介して固定される。一方、第二の取付板12は、ステッピングモータ3の端部に、複数の螺子16を介して固定される。したがってステッピングモータ3は、防振マウント1を介してフレーム2に取り付けられ、このステッピングモータ3の出力軸31は、防振マウント1の内周から、フレーム2の窓部2aに挿通され、その先端に取り付けられた駆動ギア32が従動側のギア33と噛合している。
そして、図2に示される取付状態において、ステッピングモータ3にその駆動に伴い発生する捩り振動(円周方向の振動)は、第一の取付板11と、第二の取付板12との間でマウント本体13が捩り方向の剪断変形を受けることによって吸収される。また、環状弾性体14は第一及び第二の取付板11,12と非接着であるため、捩り方向の剪断ばね作用は実質的にマウント本体13のみが担っている。したがって捩り方向の動ばね定数が低く保たれ、優れた振動絶縁性が確保される。
ステッピングモータ3の駆動トルクは、その出力軸31からギア32,33を介して従動側へ伝達されるため、トルク伝達の反力によって、ステッピングモータ3には、こじり方向の挙動(軸心上の一点を中心とする揺動)が発生する。すなわち、ステッピングモータ3の出力軸31が、例えば図3に示されるR方向へ回転した場合は、駆動ギア32から従動側のギア33へのトルク伝達の反力によって、前記出力軸31にはV,V方向のこじり変位が発生する。
したがって、このようなこじり変位によって、第一の取付板11に対して第二の取付板12が傾斜するので、その間に介在するマウント本体13は、両取付板11,12が互いに接近する側では圧縮歪、両取付板11,12が互いに離間する側では引張歪を受けることになるが、本発明によれば、両取付板11,12が互いに接近する側では、マウント本体13がある程度圧縮された時点で、その外周側の環状弾性体14も両取付板11,12間で圧縮される。すなわち、この状態では、こじり方向の荷重をマウント本体13及び環状弾性体14の双方で受けることになるため、こじり変位が抑制され、その結果、両取付板11,12が互いに離間する側でのマウント本体13の引張歪が抑制されるので、マウント本体13の耐久性が向上する。
また、環状弾性体14は、マウント本体13に対して適当な締め代をもって嵌着されているので、マウント本体13が圧縮を受けた時の径方向への膨出変形が環状弾性体14によってある程度拘束される。したがって、環状弾性体14が第一及び第二の取付板11,12の間で圧縮されていない状態でも、こじり方向の荷重をマウント本体13及び環状弾性体14の双方で受けることになり、これによってもこじり変位が抑制されるので、マウント本体13の耐久性が一層向上する。
本発明に係る防振マウントの好ましい実施の形態を、単体で示す断面図である。 図1の防振マウントを装着状態で示す断面図である。 図1の防振マウントがこじり変位による変形を受けた状態を示す断面図である。 従来の技術による防振マウントの装着状態を示す断面図である。 図4におけるA方向の矢視図である。 従来の技術による防振マウントがこじり変位による変形を受けた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 防振マウント
11 第一の取付板
12 第二の取付板
13 マウント本体
14 環状弾性体
2 フレーム(支持体)
3 ステッピングモータ(被支持体)
31 出力軸

Claims (1)

  1. 支持体及び被支持体の一方に取り付けられる第一の取付板と、他方に取り付けられる第二の取付板と、互いに対向配置された前記第一及び第二の取付板の間に一体的に設けられたゴム状弾性材料からなるマウント本体と、このマウント本体の外周に嵌着されると共に前記第一及び第二の取付板の間にこの第一及び第二の取付板と接触可能な状態かつ非接着で配置されたゴム状弾性材料からなる環状弾性体とを備え、この環状弾性体が前記マウント本体に対して締め代を有することを特徴とする防振マウント。
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