JP4992746B2 - 薄膜形成方法 - Google Patents
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Description
なお、ここで言う体積の測定とは、直接的な体積の測定の他に、測定した寸法に基づいて体積を算出する間接的な測定や、これに加えて算出した体積に揮発による体積減少分を補正することも含まれる。
このようにすれば、ダミー液状体の溶媒が、液状体の溶媒よりも先に完全に揮発することがなくなる。したがって、ダミー液状体を良好に機能させることができ、液状体の体積を正確に測定することが可能になる。
このようにすれば、揮発成分の濃度の空間分布がさらに均一化されるので、測定処理における液状体の体積の測定精度を向上させることができる。
このようにすれば、主ダミー検査領域のダミー液状体の周辺には、副ダミー検査領域のダミー液状体が配置されるようになる。したがって、主ダミー検査領域において揮発成分の濃度の空間分布が均一化され、主ダミー検査領域における溶媒の揮発速度が均一化される。よって、主ダミー検査領域と隣接する部分の検査領域において、揮発成分の濃度の空間分布が均一化され、検査領域において溶媒の揮発速度が均一化される。これにより、測定処理における測定精度を向上させることができる。
前記のように本発明によれば、各配置位置における液状体で溶媒の揮発速度が均一となるので、配置面を平面視した状態で液状体は点対称の形状になる。したがって、光干渉法を用いた場合に、形状崩れに起因して精度低下を生じることが防止され、液状体の体積を正確に測定することが可能になる。また、光干渉法によれば、液状体の重量を測定するよりも、計測精度の向上や計測装置の低コスト化が図られる。
このようにすれば、選択的に液状体を配置することができるので、薄膜パターンを形成することが可能になる。したがって、フォトリソグラフィ法及びエッチング法等を用いて薄膜パターンを形成する場合よりも、形成材料のムダを少なくすることができるとともにプロセスの低コスト化が図られる。一方、吐出動作パターンを異ならせると、吐出量が変化してしまうおそれがある。
図1は、本例の液滴吐出装置100の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、液滴吐出装置100は、支持台110上に設けられたワークステージ120と、ワークステージ120よりも高い位置に設けられた液滴吐出ヘッド140と、を備えている。
以下、図1に示したXYZ直交座標系に基づいて説明する。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸がワークステージ120に対して平行となるよう設定し、Z軸がワークステージ120に対して直交する方向に設定する。実際には、XY平面が水平面に平行な面に設定されており、Z軸が鉛直方向に設定されている。
次に、図1を参照しつつ前記の液滴吐出装置100の使用方法を説明する。ワークステージ120の上面に、搬送装置等(図示略)により運ばれた被処理基板Pを載置し、前記真空吸着装置等によりここに着脱可能に固定する。そして、ステージ移動機構125によりワークステージ120を移動させるともに、キャリッジ移動装置135により液滴吐出ヘッド140を移動させて、被処理基板Pと液滴吐出ヘッド140との相対位置を調整する。また、所定の相対位置で液滴吐出ヘッド140に吐出動作させることにより、液状体を配置する。
図4(a)〜(c)は、本実施形態の薄膜形成方法のうち検査工程の配置処理を模式的に示す工程図であり、液状体の配置面を平面視した図で示している。なお、本実施形態は、本発明の薄膜形成方法をカラーフィルタ層の形成に適用した例である。
このように本実施形態では、液状体320の周辺には、その配置位置によらず、液状体320又はダミー液状体310aが合計8つ配置されている。
図6(a)に示すように、検査用基板300に配置された液状体320、及びダミー液状体310a、310bは、時間経過とともにその溶媒が揮発する。雰囲気中での揮発成分の濃度が高いほど溶媒の揮発速度が低く、揮発成分の濃度は、液状体320、及びダミー液状体310a、310bが密に配置されている部分に対応して高くなる。すなわち、検査領域A1及び主ダミー検査領域A2では、液状体320又はダミー液状体310aが均一に配置されているので、揮発成分の濃度がほぼ均一となり、溶媒の揮発速度が均一になる。また、副ダミー検査領域A3では、その内側(主ダミー検査領域A2側)から外側に向うにつれて揮発成分の濃度が低くなり、内側から外側に向うにつれて揮発速度が高くなる。
従来の方法では、外側に配置された液状体の形状の対称性が低くなってしまう。形状の対称性が低いものを高精度に測定しようとすれば、高解像度の測定や高度な解析等が必要となり、測定の手間や時間、装置コスト等が増加してしまう。
ところが、本発明の方法では、ダミー液状体310a、310bを配置しているので各カラーフィルタ材料330の形状の対称性が良好になり、効率的にかつ高精度でカラーフィルタ材料330の体積を求めることができる。
補正駆動電圧=V0−K・(レンジの中心重量−適正重量) ・・・・(1)
また、配置された液状体を適宜乾燥させて固化すること等により、カラーフィルタ層(薄膜)が得られる。
本発明によれば、駆動信号を調整することにより良好な薄膜が得られるので、液滴吐出ヘッドに許容される加工誤差等が大きくなる。したがって、液滴吐出ヘッドの製造コストの低減や、液滴吐出ヘッドを選別する工程の簡略化ないし省略、液滴吐出ヘッドの歩留り向上等が図られ、液滴吐出装置の低コスト化が可能になる波及効果も得られる。
Claims (5)
- 薄膜の形成材料及び溶媒を含んだ液状体を吐出する複数の吐出ユニットを備えた液滴吐出ヘッドを用いて薄膜を形成する薄膜形成方法であって、
前記複数の吐出ユニットのうちの2以上を所定の駆動信号で駆動して前記液状体を吐出させ、吐出された液状体の各々の吐出量を検査する検査工程と、
前記検査工程の検査結果に基づいて、前記所定の駆動信号を調整する調整工程と、
前記調整工程で調整した駆動信号を用いて前記複数の吐出ユニットを駆動して前記液状体を配置し、該液状体を固化して薄膜を形成する薄膜形成工程と、を有し、
前記検査工程は、検査用基板の検査領域に前記液状体を配置するとともに、前記検査用基板の前記検査領域を囲むダミー検査領域に前記溶媒を含んだダミー液状体を配置する配置処理と、該配置処理で配置された前記液状体の体積を測定する測定処理と、を含み、
前記配置処理では、配置する前記液状体の体積の最大値以上の前記ダミー液状体を配置することを特徴とする薄膜形成方法。 - 前記配置処理では、前記液状体を等間隔で配置するとともに、前記液状体の間隔と、前記液状体及び前記ダミー液状体の間隔と、が等しくなるように、前記液状体及び前記ダミー液状体を配置することを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成方法。
- 前記ダミー検査領域が、前記検査領域を囲む主ダミー検査領域と、この主ダミー検査領域を囲む副ダミー検査領域と、からなり、前記配置処理では、前記主ダミー検査領域及び前記副ダミー検査領域に前記ダミー液状体を配置することを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜形成方法。
- 前記測定処理では、光干渉法を用いて前記液状体の体積を測定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の薄膜形成方法。
- 前記薄膜形成工程では、前記複数の吐出ユニットを選択的に動作させる吐出動作パターンで前記液状体を配置し、前記検査工程の配置処理では、前記薄膜形成工程での吐出動作パターンに基づいて前記液状体を配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の薄膜形成方法。
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