JP4992575B2 - プレート型振動締固め機及びこのプレート型振動締固め機を用いる締固め方法 - Google Patents
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Description
傾斜プレート5と横プレート7とは、一体化して略くの字型となるように接続されている。
伝達手段9は、傾斜プレート5と起振装置3とを結合する傾斜プレート用伝達手段11と、横プレート7と起振装置3とを結合する横プレート用伝達手段13とから構成され、起振装置3による振動は、傾斜プレート用伝達手段11、横プレート用伝達手段13を介してそれぞれ傾斜プレート5、横プレート7に伝達される。
図4に示すように、プレート型振動締固め機1は、油圧ショベル37のアーム先端に取り付けられ、横プレート7が埋戻材Aの側面に沿って当接するように配置される。そして、プレート型振動締固め機1による振動と油圧ショベル37による押圧の両方によって埋戻材Aを締固める。
この場合は、プレート型振動締固め機1の横プレート用伝達手段13のWナット25、27を締め、傾斜プレート用伝達手段11のWナット25、27を緩めることにより、起振装置3の振動を横プレート用伝達手段13を介して横プレート7にのみ伝達し、埋戻材Aの側面を締固める。
図5に示すように、プレート型振動締固め機1は、横プレート7が埋戻材Aの天盤に沿って当接するように配置される。
この場合も、上記と同様に、横プレート用伝達手段13のWナット25、27を締め、傾斜プレート用伝達手段11のWナット25、27を緩めることにより、起振装置3の振動を横プレート用伝達手段13を介して横プレート7にのみ伝達し、埋戻材Aの天盤を締固める。
図6に示すように、埋戻材Aを締め固めた後にトンネル33内の天端付近狭隘部に敷設された埋戻材Bを締固める場合は、プレート型振動締固め機1は、傾斜プレート5が埋戻材Bの側面に沿って当接するように配置される。そして、この場合は、プレート型振動締固め機1の傾斜プレート用伝達手段11のWナット25、27を締め、横プレート用伝達手段13のWナット25、27を緩めることにより、起振装置3の振動を傾斜プレート用伝達手段11を介して傾斜プレート5にのみ伝達し、埋戻材Bの側面を締固める。
図9は、本発明の第三実施形態に係るプレート型振動締固め機61でトンネル上部埋戻部位35の側部63(図3参照)に敷設された埋戻材Cを締固めている状態を示す図である。
プレート型振動締固め機61の縦プレート62にて、設計等により決定された所望の角度で直接締固めることができないトンネル上部埋戻部位35の側部63付近を締固める場合には、縦プレート62にアタッチメント65を取り付けて締固める。
また、アタッチメント65は脱着可能なので、角度の異なるアタッチメント65を取り付けることが可能である。したがって、締固め対象箇所を様々な角度で締固めることが可能である。
図12は、本発明の第四実施形態に係るプレート型振動締固め機71の上端がトンネル33の内壁33aに当接するため、横プレート7の先端が到達できないトンネル上部埋戻部位35の狭隘な側部63付近を締固めている状態を示す図である。
前方拡張プレート73は、締固め範囲を前方に拡張するものであり、この前方拡張プレート73を縦プレート62の前方に取り付けることにより、プレート型振動締固め機71の本体が近付くことができない狭隘な側部63の埋戻材Cを締固めることができる。前方拡張プレート73は、縦プレート62に脱着可能となるようにボルト76・ナット77で取り付けられている。
本実施形態においては、前方拡張プレート73は板状のものを用いたが、この形状に限定されるものではなく、例えば、図13に示すように、先端が斜め下向きに屈曲した前方拡張プレート75を用いて側部63を締固めてもよい。
図14は、本発明の第五実施形態に係るプレート型振動締固め機81に連結されているバックホーのブラケット82が基準面Lに当接するため、横プレート7の後端が到達できない角部84付近を締固めている状態を示す図である。
3 起振装置 5 傾斜プレート
7 横プレート 9 伝達手段
11 傾斜プレート用伝達手段 13 横プレート用伝達手段
14 支持台 15 台座
17 穴 19 ボルト
21 平ワッシャー 23 スプリングワッシャー
25 ナット 27 ナット
29 ストッパー 31 放射性廃棄物
33 トンネル 33a 内壁
35 トンネル上部埋戻部位 37 油圧ショベル
41 プレート型振動締固め機 43 側圧センサー
45 底圧センサー 49 伝達手段
51 傾斜プレート用ダンパー 53 横プレート用ダンパー
55 制御手段 61 プレート型振動締固め機
62 縦プレート 63 側部
64 縦プレート用伝達手段 65 アタッチメント
66 伝達手段 71 プレート型振動締固め機
73 前方拡張プレート 75 前方拡張プレート
76 ボルト 77 ナット
81 プレート型振動締固め機 82 ブラケット
83 後方拡張プレート 84 角部
85 左側拡張プレート 86 右側拡張プレート
A、B、C 埋戻材 L 基準面
Claims (7)
- 振動を発生させるための起振装置を搭載し、この起振装置による振動をプレートを介して路面等の締固め対象箇所に伝達して締固めを行うプレート型振動締固め機であって、
前記起振装置に対して、複数の向きに配置されたプレートと、
前記複数の向きにそれぞれ対応して設けられ、前記プレートと前記起振装置とを結合して前記起振装置による振動を前記プレートに伝達するための複数の伝達手段とを備え、
前記複数の伝達手段は、前記プレートと前記起振装置との結合度を個別に調整することにより前記起振装置から前記プレートへ伝達される振動を制御することを特徴とするプレート型振動締固め機。 - 前記プレートに取り付けられ、前記締固め対象箇所を締固める際に前記締固め対象箇所より受ける圧力を測定するためのセンサーと、
前記圧力に基づいて前記伝達手段の結合度を調整するための制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のプレート型振動締固め機。 - 前記プレートに脱着可能に取り付けられ、前記締固め対象箇所に接する面が前記プレートに対して所定の角度を有するアタッチメントを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレート型振動締固め機。
- 前記プレートに脱着可能に取り付けられ、締固め範囲を拡張するための拡張プレートを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレート型振動締固め機。
- 振動を発生させるための起振装置と、前記起振装置に対して、複数の向きに配置されたプレートと、前記複数の向きにそれぞれ対応して設けられ、前記プレートと前記起振装置とを結合して前記起振装置による振動を前記プレートに伝達するための複数の伝達手段とを備えたプレート型振動締固め機を用いて路面等の締固め対象箇所を締固める締固め方法において、
前記複数の伝達手段のそれぞれについて前記プレートと前記起振装置との結合度を個別に調整することにより前記起振装置から前記プレートへ伝達される振動を制御することで、前記プレートの配置された向きに存在する締固め対象箇所を選択的に締固めることを特徴とする締固め方法。 - 前記プレートに締固め範囲を拡張するための拡張プレートを取り付けて、前記締固め対象箇所のうち、前記プレート型振動締固め機が進入できない部分を前記拡張プレートで締固めることを特徴とする請求項5に記載の締固め方法。
- 振動を発生させるための起振装置と、前記起振装置に対して、複数の向きに配置されたプレートと、前記複数の向きにそれぞれ対応して設けられ、前記プレートと前記起振装置とを結合して前記起振装置による振動を前記プレートに伝達するための伝達手段と、前記プレートに取り付けられ、締固め対象箇所を締固める際の圧力を測定するためのセンサーと、前記圧力に基づいて前記伝達手段の結合度を調整するための制御手段とを備えたプレート型振動締固め機を用いて路面等の締固め対象箇所を締固める締固め方法において、
前記プレートの配置された向きに存在する締固め対象箇所を締固める際に、前記センサーで測定された圧力に基づいて前記制御手段にて前記伝達手段の結合度を調整して、前記締固め対象箇所を所望の圧力値で締固めることを特徴とする締固め方法。
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