JP4992375B2 - 樹脂層読取方法、樹脂層識別照合方法、樹脂層読取装置および樹脂層識別照合装置 - Google Patents
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また、基材が紙であると、水に濡れて紙の繊維パターンが崩れ照合不能になるなど安定性に欠ける。
<1> 基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成し強制的にランダムなパターン画像を形成する樹脂層形成工程と、前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する観測工程と、前記観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する抽出工程と、を含む樹脂層読取方法である。
<2> 前記観測工程は、前記樹脂層に光を照射した際に得られる前記樹脂層からの反射光を受光することにより、前記パターン画像を観測する前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<3> 前記抽出工程は、前記パターン画像の濃度データまたは前記パターン画像の特徴点の位置データを用いて前記特徴量を抽出する前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<4> 前記基材上で前記パターン画像を観測するための観測領域を特定する特定工程を有する前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<5> 前記ランダムな表面凹凸形状を有する樹脂層は、表面の中心線平均粗さRaが0.1μm以上1000μm以下である前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<6> 前記樹脂層形成工程は、電子写真方式によって前記樹脂層を形成する前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<7> 前記樹脂層形成工程は、熱転写記録方式によって前記樹脂層を形成する前記<1>記載の樹脂層読取方法である。
<8> 基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成し強制的にランダムなパターン画像を形成する樹脂層形成工程と、前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測工程と、前記第1の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出工程と、前記第1の抽出工程で抽出された特徴量を記憶する記憶工程と、比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測工程と、前記第2の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出工程と、前記第2の抽出工程で抽出された特徴量と前記記憶工程で記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測工程で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測工程で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較工程と、を含む樹脂層識別照合方法である。
<9> 基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する観測手段と、前記観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する抽出手段と、を含む樹脂層読取装置である。
<10> 基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測手段と、前記第1の観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段で抽出された特徴量を記憶する記憶手段と、比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測手段と、前記第2の観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段で抽出された特徴量と前記記憶手段に記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測手段で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測手段で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較手段と、を含む樹脂層識別照合装置である。
本発明の樹脂層読取方法は、基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成する樹脂層形成工程と、前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する観測工程と、前記観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する抽出工程と、を含むことを特徴とする。
樹脂層によるランダムな表面形状(凹凸)は、基材表面に樹脂が付与され加熱等の手段で定着されることによって形成されるものであり、基材表面のランダムパターン(例えば、紙の繊維によるランダムパターン)の影響が少ない。そのため、樹脂層を形成できる基材であれば、平滑性が高く表面凹凸が小さいために繊維のランダムパターンが観測できない紙やOHPシートなど如何なる基材においても、形成した樹脂層のランダムパターンを観測することによって上記特徴量を抽出することができる。また、樹脂層は水に濡れてもパターンが崩れる等の影響を受け難く、水に濡れた後であっても樹脂層のランダムパターンの観測が可能であり、優れた安定性を有する。
即ち、本発明の樹脂層識別照合方法は、基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成し強制的にランダムなパターン画像を形成する樹脂層形成工程と、前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測工程と、前記第1の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出工程と、前記第1の抽出工程で抽出された特徴量を記憶する記憶工程と、比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測工程と、前記第2の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出工程と、前記第2の抽出工程で抽出された特徴量と前記記憶工程で記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測工程で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測工程で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較工程と、を含むことを特徴とする。
前記本発明の樹脂層読取方法を適用しているため、基材の選択性に優れ且つ良好な安定性を有する。
本発明における樹脂層形成工程においては、例えば、トナー粒子を基材(記録媒体)表面の特定位置に特定サイズにて固着させる(単色ベタ印刷)電子写真方式や、固体インクを溶融転写する熱転写記録方式、固体インクを昇華転写する昇華転写記録方式など、熱によってトナーやインクリボン等の樹脂を溶融して転写する方法が挙げられる。該方法であれば、基材の表面状態によらず樹脂層によるランダムな凹凸パターンを形成することができる。
また、電子写真方式や熱転写記録方式以外であっても、粉体トナーを用いるトナージェット方式やイオノグラフィ方式などの画像形成方法でも同様に樹脂層によるランダムパターンを形成することができる。
尚、高温高圧力など、定着プロセスの条件によってはその表面がなだらかとなり、樹脂層の中心線平均粗さRaが上記範囲を外れて、凹凸を観測し難くなる場合があるが、そのような定着条件による画像(樹脂層)はグロスが高く、一般には受け入れられないものと考えられる。
電子写真方式によって、トナーによるランダムな表面凹凸を形成する場合、トナー(通常、粒径2〜10μm)が溶融・合体することで、基材の表面形状(例えば、紙繊維のランダムパターン)の影響が少ない樹脂層のランダムパターンが形成される。従って、基材の平滑性が高く基材そのままではランダムパターンを観測し難い場合や、或いは、紙ではなくOHPシートのような平滑なプラスチックフィルムであっても、トナー画像を形成する電子写真プロセスを通すことで、簡単に基材上にランダムパターンを形成することができる。尚、表面に微細な凹凸を観測することができるトナー画像は、通常の電子写真プロセスで容易に形成することができる。
図1は、本発明における電子写真方式の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、画像記録装置10は、表面に感光体層を備えてドラム状とされた像保持体としての感光体ドラム12を備える。感光体ドラム12は、アルミニウム等の金属製支持体(ドラム)に、電荷発生層、電荷輸送層を順次積層させた所謂機能分離型の感光体であり、感光体ドラム12の外径は直径84mmとされ、図1における時計回り方向(矢印A方向)に回転する。この感光体ドラム12を囲む円周上には、帯電器14、露光装置16、現像装置18、転写ベルト20、およびクリーニング装置34が、図1における時計回り方向(矢印A方向)に順次配設されている。
本発明における現像剤に用いられるトナーの製造方法は、例えば、混練粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、液中乾燥造粒法、等が挙げられるが、超小粒径トナーを工業的な製造コストで得るためには懸濁重合法、乳化重合法、液中乾燥造粒法が望ましく、乳化重合法によるトナー製造法が最も望ましい。
GSDvが1.3よりも大きいと、トナー中の粗粉が多くなり、画像の飛び散りが発生する場合がある。GSDpが1.4よりも大きいと、トナー中の微粉が多くなり、トナー飛散による機内のトナー汚染が多くなる場合がある。
そして、体積粒度分布指標GSDvは、(D84v/D16v)1/2として算出され、個数粒度分布指標GSDpは、(D84p/D16p)1/2として算出される。
なお、上記SF1は110〜145の範囲がより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
上記式(1)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
トナーとキャリアとを混合した2成分現像剤としては、例えば、トナー濃度(TC:Toner Concentration)を8質量%とし、現像剤中トナー帯電量を絶対値で20〜30μC/gとしたものを適用することができる。ここで、TCは次式で求められる。
トナーとキャリアとを混合して現像剤としたときのトナーの電荷量は、高すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が高くなりすぎてトナーが現像されないという現象が発生する。一方、電荷量が低すぎると、トナーのキャリアに対する付着力が弱くなり、遊離トナーによるトナークラウドが発生し、プリント時に本来白抜けとなるべき非画像部にトナーが付着して濃度が高くなる現象(かぶり)が発生して問題となる。トナーを転移して良好な現像を行うためには、現像剤中のトナーの電荷量は、絶対値で5〜50μC/gとするのが好ましく、より好ましくは10〜40μC/gである。
中間転写ベルト20の基体及び弾性層には、抵抗制御のために、例えば、4級アンモニウム塩類、カーボンブラック、金属酸化物等の導電性顔料、ポリアニリン及びポリピロールなどの導電性材料、並びにこれら2種以上の混合物を分散させることがよい。特に、弾性層は体積抵抗率を104 〜1014Ω・cmに調整したものが好ましい。
この1次転写ロール22には、プラスの電圧が印加されている。1次転写ロール22は、中間転写ベルト20に圧力を加えながら回転するので、中間転写ベルト20には、感光体ドラム12の表面12Aに形成されたトナー像が転写されるようになっている。
なお、本発明において2次転写部材は、用紙に中間転写ベルト上のトナー像を転写する転写ロールを備えるものであってもよいし、用紙を搬送して前記トナー像を転写する転写搬送ベルトを備えるものであってもよい。
また、本発明における画像(樹脂層)は、熱転写記録方式によっても形成することができる。上記熱転写記録方式としては、例えば、感熱ヘッドにより熱溶融性インク層を有する熱転写材料(インクリボン)を加熱してから、インクを基材(記録媒体)上に溶融転写する方式などが挙げられる。
また、本発明における画像(樹脂層)は、昇華転写記録方式によっても形成することができる。上記昇華転写記録方式としては、例えば、インク層を有する転写材料(インクリボン)を感熱ヘッドにより加熱して、該インク層に含まれる熱拡散性色素(昇華性色素)を転写する方式などが挙げられる。
上記のようにして形成される樹脂層のランダムな表面凹凸パターンの観測は、白地の紙表面における凹凸の影とは異なり、トナー層等の樹脂表面の凹凸であるため、ランダムな反射光(正反射光)として観測されることになる。
ここで、図2(A)および(B)の顕微鏡写真は、ブラックトナーによる樹脂層のランダムな反射光を得るため、斜方から光を照射して撮影したものである(図2(A)および(B)は光の照射方向が異なる)。尚、シアン・マゼンタ・イエロー等、ブラック以外の樹脂層では表面凹凸の状態を斜方照明によって影を作ることで捕えることもできる。このようにして捕えたランダムな反射光のパターンは、人為的に制御できるものではなく、また電子写真方式によって形成した樹脂層であれば、トナー粒径オーダー(溶融合体後の凹凸であり、通常数十μmオーダー)の凹凸であるため、容易に偽造できるものではない。
この際、本物か否かを確認しようとする基材のランダムパターン若しくはパターンの特徴情報を、事前に登録されている全ランダムパターン若しくはパターンの特徴情報と比較することは、比較対象が多く走査に時間がかかるため、例えば、偽造を防止したい基材に個々にID等を印刷しておき、このIDと紐付けしたランダムパターン若しくはパターンの特徴情報を登録データと比較することで真贋判定を行うことが好ましい。上記ID等としては、基材に文字列やバーコード、二次元バーコード(QRコード等)、画像や文字部への情報埋め込み技術(富士ゼロックスの「MIG」技術、「iTone」技術等)等による印刷が挙げられる。このIDと印刷後に読取った当該ランダムパターン若しくはパターンの特徴情報を関連付けてサーバー等に記憶(登録)しておき、真贋判定(照合)の際には、観測装置によってIDと当該ランダムパターンを読取り、サーバーに登録されている該当IDのランダムパターン若しくはパターンの特徴情報との一致を確認することになる。
図3は、本発明に係る樹脂層識別照合方法に用いる照合装置の構成例を示すブロック図である。この照合装置1は、樹脂層表面に形成されるランダムなパターン画像を利用して個々の基材(記録媒体)を識別照合するもので、主として、操作部2と、制御部3と、観測部4と、信号処理部5と、抽出処理部6と、記憶部7と、比較処理部8と、判定処理部9とを備えて構成されている。
本発明の樹脂層読取装置は、基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測することによって、該ランダムなパターン画像の特徴量を抽出する装置である。
樹脂層によるランダムな表面形状(凹凸)は、基材表面に樹脂が付与され加熱等の手段で定着されることによって形成されるものであり、基材表面のランダムパターン(例えば、紙の繊維によるランダムパターン)の影響が少ない。そのため、樹脂層を形成できる基材であれば、平滑性が高く表面凹凸が小さいために繊維のランダムパターンが観測できない紙やOHPシートなど如何なる基材においても、形成した樹脂層のランダムパターンを観測することによって上記特徴量を抽出することができる。また、樹脂層は水に濡れてもパターンが崩れる等の影響を受け難く、水に濡れた後であっても樹脂層のランダムパターンの観測が可能である。従って、本発明の樹脂層読取装置を用いることにより優れた安定性を得ることができる。
即ち、本発明の樹脂層識別照合装置は、基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測手段と、前記第1の観測手段によって観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段によって抽出された特徴量を記憶する記憶手段と、比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測手段と、前記第2の観測手段によって観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段によって抽出された特徴量と前記記憶手段に記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測手段で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測手段で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較手段と、を含むことを特徴とする。
上記樹脂層識別照合装置は、まず、前述の樹脂層読取装置によって基材表面に形成された樹脂層のランダムパターンを観測し抽出した特徴量を、第1の特徴量として記憶し、次いで、前述の樹脂層読取方法によって基材表面に形成された樹脂層のランダムパターンを観測し抽出した特徴量を第2の特徴量とし、前記第2の特徴量と前記第1の特徴量とを比較することによって識別照合を行い得る装置である。
前記本発明の樹脂層読取装置を適用しているため、基材の選択性に優れ且つ良好な安定性を有する。
Claims (10)
- 基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成し強制的にランダムなパターン画像を形成する樹脂層形成工程と、
前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する観測工程と、
前記観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する抽出工程と、を含むことを特徴とする樹脂層読取方法。 - 前記観測工程は、前記樹脂層に光を照射した際に得られる前記樹脂層からの反射光を受光することにより、前記パターン画像を観測することを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 前記抽出工程は、前記パターン画像の濃度データまたは前記パターン画像の特徴点の位置データを用いて前記特徴量を抽出することを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 前記基材上で前記パターン画像を観測するための観測領域を特定する特定工程を有することを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 前記ランダムな表面凹凸形状を有する樹脂層は、表面の中心線平均粗さRaが0.1μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 前記樹脂層形成工程は、電子写真方式によって前記樹脂層を形成することを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 前記樹脂層形成工程は、熱転写記録方式によって前記樹脂層を形成することを特徴とする請求項1記載の樹脂層読取方法。
- 基材表面上に、樹脂を付与し固着させることによって樹脂による不定形な表面凹凸形状を有する樹脂層を形成し強制的にランダムなパターン画像を形成する樹脂層形成工程と、
前記樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測工程と、
前記第1の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出工程と、
前記第1の抽出工程で抽出された特徴量を記憶する記憶工程と、
比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測工程と、
前記第2の観測工程で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出工程と、
前記第2の抽出工程で抽出された特徴量と前記記憶工程で記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測工程で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測工程で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較工程と、を含むことを特徴とする樹脂層識別照合方法。 - 基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する観測手段と、
前記観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する抽出手段と、を含むことを特徴とする樹脂層読取装置。 - 基材表面上に樹脂を付与し固着させることによって形成された樹脂層の、樹脂による不定形な表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第1の観測手段と、
前記第1の観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第1の抽出手段と、
前記第1の抽出手段で抽出された特徴量を記憶する記憶手段と、
比較対照となる基材の表面上に形成された樹脂層の表面凹凸形状のランダムなパターン画像を観測する第2の観測手段と、
前記第2の観測手段で観測された前記パターン画像の特徴量を抽出する第2の抽出手段と、
前記第2の抽出手段で抽出された特徴量と前記記憶手段に記憶された特徴量とを比較し前記第2の観測手段で観測した比較対照となる基材が前記第1の観測手段で観測した基材と同一のものであるか否かを識別照合する比較手段と、を含むことを特徴とする樹脂層識別照合装置。
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