JP4992163B2 - 柄デザインシミュレーションシステム及び柄デザインシミュレーションシステムに用いるサーバ - Google Patents

柄デザインシミュレーションシステム及び柄デザインシミュレーションシステムに用いるサーバ Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、建築関連製品(以下、製品ともいう)であるドア、キッチン製品、家具、壁紙などに対して柄のデザインをシミュレーションする、柄デザインシミュレーションシステム、柄デザインシミュレーションシステムに用いるサーバ、及び柄デザインシミュレーションシステム及びサーバから出力された出力物及び柄デザインシミュレーション方法並びに柄デザインシミュレーションプログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、一般顧客やメーカなどの要望に合わせたドア、キッチン、家具、壁紙など様々な建築関連製品が日夜開発されている。つまり、製品の構造に対する様々なデザインと、製品に対応する様々な柄がデザインされている。
【0003】
この製品の構造に対するデザインと、製品に対応する柄デザインとが行われた後に、製品のサンプル(模型など)を作製して構造の確認と、柄デザインの見栄えを確認することが何度も試行される。または、製品のサンプル(模型など)に、単なる柄デザインの出力物を照らし合わせて、見栄えを確認することが、何度も試行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の方法では、柄デザインとの見栄えを確認するためだけに製品のサンプルを作製するという手間が生じる。さらに、柄デザインの見栄えを確認するために、柄デザインの種類分だけの製品のサンプルを作製する必要が生じる。また、製品のサンプルの脇で、柄デザインを照らし合わせて確認するだけでは、全体的な見栄えを確認することが難しかった。
【0005】
本発明は、係る従来の手法の欠点を鑑みなされたもので、建築関連製品に対する柄デザインのシミュレーションを行い、建築関連製品の全体的な見栄えを確認できるようにしたことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る柄画像情報の方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
操作者に前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
操作者に前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
操作者に前記各データベースから建築製品情報と、パーツ毎に柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
操作者に前記各データベースから建築製品情報と、パーツ毎に柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上述の柄デザインシミュレーションシステムにおいて、方向検出手段により判断された方向を回転可能であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上述の柄デザインシミュレーションシステムにおいて印刷物を出力する出力手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報との選択を促す選択手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報との選択を促す選択手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、各パーツ毎に柄画像情報との選択を促す選択手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、各パーツ毎に柄画像情報との選択を促す選択手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、上述の柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバにおいて、方向検出手段により判断された方向を回転可能であることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上述の柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバにおいて、印刷物を出力する出力手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による柄デザインシミュレーションシステムを、図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による柄デザインシミュレーションシステムの構成を示すシステムブロック図である。
この図において、柄デザインシミュレーションシステムは、操作者が柄デザインのシミュレーションを行うコンピュータ10と、柄デザインのシミュレーションした結果を印刷して確認するためのプリンタ11とによって構成される。
【0019】
このコンピュータ10は、操作者から柄デザインのシミュレーションの指示を受け付け、建築関連製品の情報や柄画像の情報から、柄デザインシミュレーションの処理を行う。また、この柄デザインシミュレーションの結果を、表示装置上で出力したり、プリンタ11に出力するように制御を行う。
プリンタ11は、例えば、ビギナーにやさしいパーソナルカラープリンタから高画質ビジネス・カラープリンタまでが考えられる。パーソナルカラープリンタであれば、手軽に顧客やメーカの担当者でも、出力された出力物で柄デザインのイメージを明確な形で確認することができる。
また、高画質ビジネス・カラープリンタであれば、製品デザインと柄デザインとの相性を詳細に確認することができる。
さらに、大判の用紙を印刷ことができる高画質ビジネス・カラープリンタであれば、建築関連製品と同じ原寸大で、製品のデザインと柄のデザインとの相性を確認することができる。
なお、ここで、操作者とは建築関連製品のメーカやハウスメーカに所属する者や、柄デザイナー、一般顧客まであらゆる者が考えられる。
【0020】
図2は、本発明の柄デザインシミュレーションを行うコンピュータ10の機能の構成を示した概略ブロック図である。
このコンピュータ10は、中央演算処理装置21と、主記憶装置22と、入力装置23と、表示装置24と、通信制御装置25と、シミュレーション処理装置20によって構成される。
【0021】
中央演算処理装置21は、CPU(Central Processing Unit)のことであり、コンピュータ10の中心となって処理を行う最も重要な部分である。例えば、周辺機器を制御してデータを受け取り、そのデータを演算・加工し、メモリーに記憶したり結果を周辺機器に出力したりするまでの一連の動作を行う装置のことである。
主記憶装置22は、プログラムやデータを格納(記憶)する装置である。
つまり、コンピュータ10内部で、中央演算処理装置21などの処理装置がプログラムの実行やデータ処理を行う際、直接、読み書きする記憶領域のことを言う。
【0022】
入力装置23は、コンピュータ10ヘコマンドやデータを入力する装置の総称である。例えば、入力装置23としては、キーボードやマウスが一般的であるが、トラック・ボールなどのポインティング・デバイス、イメージ・スキャナ、光学式文字読み取り装置(OCR)、バーコード・リーダー、手書き入力装置、音声認識装置などもある。
出力装置は、コンピュータ10の処理した結果を外部出力する装置のことである。なお、処理した結果は、人間が認識できる文字や数字などにして出力する。
出力装置としては、ディスプレイやプリンタなどが一般的であるが、ほかにもプロッタや音声出力装置など数多くの種類がある。なお、本書面中では、断りがない限り出力装置の一例である表示装置24(ディスプレイ)のことを言う。
通信制御装置25は、コンピュータ10本体だけではなく、周辺装置にも通信制御を行う制御装置である。
【0023】
シミュレーション処理装置20は、製品データベース201、柄画像データベース202、選択手段203、リピート手段204、方向検出手段205、陰影処理手段206とによって構成される。
このシミュレーション処理装置20は、本発明の中心となる処理装置であり、柄デザインシミュレーションされた建築関連製品を作成し、作成された建築関連製品を提供する処理装置である。
【0024】
製品データベース201は、建築関連製品の情報(以下、建築製品情報という)を記憶している。
この建築製品情報は、例えば、各建築関連製品の商品名やコード、各建築関連製品に対応した形状情報、各建築関連製品に対応した建築製品サイズ情報、各建築関連製品に対応した柄貼付情報、各建築関連製品に対応した陰影情報の組み合わせからなる。
なお、本発明の柄デザインシミュレーションシステムへ要求する内容に応じて、各種情報の組み合わせや、その他の情報を追加することが行われる。
【0025】
ここで、各建築関連製品に対応した形状情報(以下、形状情報という)は、各建築関連製品の外形を線画で示した情報である。また、この形状情報は、各建築関連製品が様々なパーツ(以下、部品ともいう)から構成されているのかについての情報も備えていても良い。この形状情報は、主として、操作者に建築関連製品の外形を確認させるのに用いられる。
【0026】
また、各建築関連製品に対応した建築製品サイズ情報(以下、建築製品サイズ情報という)は、各建築製品(建築関連製品を構成する各パーツも含む)の原寸サイズや柄デザインシミュレーションで用いる仮サイズなどの情報である。
この建築製品サイズ情報は、操作者が建築製品の原寸サイズの確認や、柄デザインを貼付る時にサイズを判断するなどの際に用いられる情報である。
【0027】
次に、各建築関連製品に対応した柄貼付情報(以下、柄貼付情報という)は、各建築関連製品を構成しているパーツ毎に定められた、柄の貼付方向についての情報である。
この柄貼付情報は、建築関連製品を構成しているパーツの内で、柄デザインを貼付るべきパーツかを判断するのに用いられる。
さらに、建築関連製品(パーツを含む)に柄デザインを貼付る柄貼付情報の方向を判断するのに用いられる。
【0028】
また、各建築関連製品に対応した陰影情報(以下、陰影情報という)は、柄デザインシミュレーションされた、つまり、2次元で表示された各建築関連製品を、立体的に表現するために用いられる情報である。
この陰影情報は、例えば、左上方の45度の位置から光を当てた場合に、各建築関連製品の各箇所に生ずる陰影(ハイライト、シャドー)を施す位置と、その位置における陰影の程度を示した数値パラメータ(明度、彩度)である。
なお、陰影の処理は人の感性に訴える部分が大きいため、例えば、左上方の45度の位置から光を当てた場合に、各建築関連製品の各箇所に生ずる陰影を施す位置を明示する情報だけでも良い。
【0029】
柄画像データベース202は、柄画像の情報(以下、柄画像情報ともいう)を記録している。この柄画像情報は、例えば、柄として成立する最小単位(以下、ピッチという)としてのサイズ情報(縦と横のサイズ)と、このピッチの柄画像イメージと、柄画像の名前やコードからなる。
ここで、柄画像イメージに求める解像度は、72dpi以上が好ましい。72dpi以上の解像度であれば、原寸大で出力しても画像の品質が保てることが経験的に知られている。また、柄画像イメージは、データが間引かれた画像を用いたり、電子透かし技術などを用いて不正使用を防ぐようにしても良い。
なお、ピッチは、柄デザインによってサイズが異なっている。例えば、図3に示した図3の(a)、(b)、(c)の柄デザインから、サイズが異なっているのを確認することができる。ちなみに、図3の(a)のサイズは、縦1250mm、横404mmである。図3の(b)のサイズは、縦940mm、横404mmである。図3の(c)のサイズは、縦788mm、横456mmである。
また、柄画像イメージの記録フォーマットは、JPEG、TIFF、GIF、Excifなどの様々なフォーマットが考えられるが、本発明の柄デザインシステムでは、柄画像イメージのフォーマットは問わない。
【0030】
選択手段203は、操作者が入力装置23を用いて、柄デザインシミュレーションを行いたい建築製品情報と、柄画像情報とを選択しやすいように加工し、表示装置24へ出力することを行う。
なお、具体的に例えば、この選択手段203は、建築製品情報を記憶している製品データベース201から建築製品情報を読み出し、柄画像データベース202から、この建築関連製品に用いられる柄画像情報を読み出すことを行い、適当な形で表示装置24に出力できるように体裁を整える加工を行う。
【0031】
リピート手段204は、ピッチで記録された柄画像イメージを、繰り返し繋ぎ合わせることを行う。
なお、具体的に例えば、このリピート手段203は、選択された建築製品情報と柄画像情報とから、建築製品(パーツを含む)を覆う程度の柄画像イメージのサイズになるまで、ピッチで記録されている柄画像イメージを繰り返し繋ぎ合わせることが行われる。
これにより、柄画像イメージは、柄として成立する最小単位で記憶されていれば良く、柄をつなぎ合わせるだけで、どの様なサイズの建築関連製品でも対応することができる。なお、この柄画像の癖をふまえた、つなぎ合わせの方法については、様々な方法が知られている。例えば、特開平07−114167号が挙げられる。
【0032】
方向検出手段205は、各々の建築関連製品の見栄えを考慮し、また、建築関連製品として違和感の無い(自然に見える)ようにするために、柄画像イメージの向きを回転させることを行う。
例えば、様々なパーツで構成されている建築関連製品として、図4に示すドアの場合について説明する。
この図4に示したドアのあらゆるパーツ(取手などの付属品を除く)が、同じ木目調の柄で構成されている。
この図4では、縦方向の木目調の柄画像イメージでパーツ41、パーツ43、パーツ45を表現することができる。また、横方向の木目調の柄画像イメージでパーツ42、パーツ44が表現される。
このように木目調の柄である場合には、縦方向の木目と横方向の木目とを上手く組み合わせて、建築関連製品であるドアを見せることが行われる。この様にパーツ毎に柄画像イメージの向きを変えることができると、人にはより自然な形で見せることができる。
【0033】
陰影処理手段206は、この柄デザインシミュレーションにて2次元で表示された各々の建築関連製品を、表示装置24やプリンタ11から印刷物などの出力物で出力しても、立体感が生じるように陰影(ハイライト、シャドー)を施す際に用いられる。
建築製品情報の一つである陰影情報が陰影を施す位置と、その位置における明度と彩度のパラメータとからなる場合は、この陰影処理手段206は、これらのパラメータなどに基づいて、この位置に該当する建築関連製品の柄画像イメージに明度と彩度の変更を行う処理をする。
一方、建築製品情報の一つである陰影情報に、陰影を施す位置が含まれているだけの場合は、この陰影処理手段206は、陰影を施す位置を明示するだけの処理を行う。後は、操作者がコンピュータ10の表示装置24を確認しながら、入力装置23を用いて、適当な陰影処理をするようにしても良い。
【0034】
以上のようにして、各種情報の入力及び仕様設定が終了すると、操作者は入力装置23によりシミュレーション処理装置20を起動する。
そして、シミュレーション処理装置20は起動されると、各々のデータベースから選択すべき建築関連製品の種別や、柄画像の種別を選ばせるようにする画面などを表示装置24に入力する。
この処理を図7に示すフローチャートを参照して、次のように説明する。また、それぞれの処理の段階で表示装置24に表示される画面イメージを示した図5から図11を用いても説明する。
【0035】
まず、シミュレーション処理装置20は、まず、図5に示したような画面を表示装置24に出力する。
この図5は、操作者が「どの建築関連製品についてシミュレーションを行いたいか」を決定させるために用いられる。
この図5(a)に示した画面のように、例えば、建築関連製品のカテゴリーとして「ドア」、「キッチン」、「壁紙」などが表示されている。この図5(a)に示したように、操作者は入力装置23を用いて、これらカテゴリーから希望するカテゴリーを決定する。
また、前画面の図5(a)で「ドア」を決定した後に、図5(b)に示した画面のような各種のドアのカテゴリーが、表示装置24に表示される。
この様に各カテゴリー毎に階層を設けて、操作者が柄デザインシミュレーションを希望する製品に近づけるようにすることで、操作者の負担を減らすことができる。
ここでは、図5(a)の画面で「ドア」を選び、図5(b)の画面で「室内扉」を決定した場合について、次に説明をする。
また、柄画像についても「草」、「木目」、「石」、「抽象」、「花」などのカテゴリーに予め分けておき、同様に絞り込みをさせることで、希望する柄デザインに近づけるようにしても良い。
【0036】
操作者が入力装置23により、表示装置24に表示された画面にしたがって、柄デザインシミュレーションを希望するカテゴリーの決定された情報が、シミュレーション処理装置20の選択手段203に入力される。
この選択手段203は、製品データベース201から、操作者が希望したカテゴリーに対応する建築関連製品の形状情報と、商品名やコードを読み出す。
また、選択手段203は、柄画像データベース202から、操作者が希望した建築関連製品に対応した柄画像イメージと、柄画像の名前やコードを読み出す。
選択手段203は、操作者に選択を促すように、各データベースから読み出した各々の情報を、操作者が分かりやすいように適当に体裁を整えて加工し、表示装置24に出力する。
図6に示した画面は、この表示装置24に表示された画面の一例である。
【0037】
この図6の画面は、上下段に分けられて表示されている。
上段には、ピッチの柄画像イメージと、その柄画像の名前又はコードが示されている。
下段には、各建築関連製品に対応した外形を示す形状情報と、その形状情報の商品名又はコードが示されている。
ここで、この画面には、上段、下段共に各々6つの建築関連製品の外形と柄画像イメージが表示されているが、その表示する数は問わないし、上下段で表示する数が異なっていても良い。
【0038】
操作者は、入力装置23にて図6に示された画面を確認しながら、入力装置23を操作し、柄デザインシミュレーションを希望する建築関連製品の形状情報と、建築関連製品に貼り付けたい柄画像イメージを選択する。(ステップ1、ステップ2)
【0039】
この選択された建築関連製品の形状情報と、選択された柄画像イメージとが、シミュレーション処理装置20のリピート手段204に入力される。
このリピート手段204は、選択された建築関連製品に対応する建築製品サイズ情報を製品データベース201から読み出す。
次に、リピート手段204は、柄画像のピッチのサイズ情報(縦と横のサイズ)を柄画像データベース202から読み出す。
リピート手段204は、柄画像のピッチを複数枚並べることを繰り返す。(ステップ3)。
次に、リピート手段204は、ステップ3で柄画像のピッチを複数枚並べた柄のサイズと、建築製品サイズとの差異を判断する。(ステップ4)
この判断は、この柄画像のピッチが複数枚並べられた縦方向と横方向のサイズの両方が、建築製品サイズ情報の縦方向と横方向のサイズと同等以上かどうかを判断する処理である。
複数枚並べられた柄画像のピッチの縦方向のサイズと、横方向のサイズのいずれか一方が、建築製品サイズ情報より小さければNOと判断される。
そして、ステップ4でNOと判断されるとステップ3に戻り、柄画像のピッチの枚数を、さらに増やすことが行われる。
一方、ステップ4において、この柄画像のピッチが複数枚並べられた縦方向と横方向のサイズの両方が、建築製品サイズ情報の縦方向と横方向のサイズと同等以上であれば、YESと判断されてステップ5以下の処理が行われることになる。
ピッチの並べ方の例を図8に示す。この様に柄画像の連続性や、自然に見せるために、これ以外にも様々な並べ方がある。
【0040】
また、リピート手段204は、この建築関連製品を覆うように作成された複数枚並べた柄画像のピッチを、一体となった画像として取り扱う様に処理を行う。この一体となった画像を、仮にベース画像と呼ぶことにする。このベース画像を主記憶装置22に一時的に記憶する。
また、建築関連製品の形状情報の下にベース画像が置かれると、操作者は、形状を確認することができる。なお、形状情報とベース情報とは一体となっていない。
このベース画像は、シミュレーション装置20の方向検出手段205に入力される。
この方向検出手段205は、建築製品情報に基づいて、各建築関連製品に予め決められている柄画像の貼付方向が正しいかどうかを判断するために用いられる。
まず、方向検出手段205は、入力されたベース画像から、建築関連製品を構成している各パーツ毎の貼付方向を確認する。
次に、方向検出手段205は、製品データベース201から建築製品情報の一つである柄貼付情報を読み出す。
続いて、方向検出手段205は、柄貼付情報に基づいて、ベース画像から建築関連製品を構成している各々のパーツについて、貼り付けられたベース画像(柄画像)の方向が正しいかどうかを判断する。(ステップ5)
ここで、方向検出方法205で、あるパーツのベース画像の方向が異なっている場合には、NOと判断されて、ステップ6の処理へ進む。
【0041】
また、方向検出手段205は、柄画像データベース202から、再度、操作者が選択した柄画像イメージを読み出し、柄貼付情報に基づいて、柄画像イメージを適当に回転させることにより、柄画像イメージの方向を決定する。(ステップ6)
この回転された柄を構成する最小単位の柄画像イメージを、仮に回転済み柄画像と呼ぶことにする。
【0042】
この回転済み柄画像は、リピート手段204に入力される。
リピート手段204は、ステップ3と同様に、建築関連製品を構成する各々のパーツのサイズと同等のサイズになるまで、1つ又は複数枚の回転済み柄画像を並べる。(ステップ7、ステップ8)
そして、リピート手段204は、あるパーツのサイズと、回転済み柄画像が並べられたサイズとが同等である場合には、YESと判断されて、ステップ5の処理に戻る。(ステップ8)
【0043】
なお、この各々のパーツのサイズと同等のサイズになるように、並べられた回転済み柄画像を、仮にパーツ部柄画像と呼ぶことにする。このパーツ毎に作成されたパーツ部柄画像を、主記憶装置22に一時的に記憶する。
ステップ5からステップ8までの処理は、建築関連製品を構成する全パーツの柄画像の方向について判断し、処理されるまで繰り返される。
方向検出手段205は、ステップ5において、全てのパーツに対して柄画像の方向を判断し、処理が完了すると、主記憶装置22に記憶されているベース画像と、パーツ毎に作成されたパーツ部柄画像とを重ね合わせて階層化し、一体とした画像になるように処理をする。
その後、ステップ9の処理へ進む。
また、この一体とした画像を、仮にシミュレーション画像と呼ぶことにする。
これら、ベース画像と各パーツ毎に作成されたパーツ部柄画像の一例を図9に示す。なお、ここでは柄として矢印の柄画像を用いているが、これは理解を容易にするために用いている。
従って、本来は「木目」、「抽象」、「石」、「花」など様々な意匠に富んだ柄画像イメージが用いられるのは言うまでもない。
この図9(a)に示した画像はベース画像である。ここでは、このベース画像を、それぞれのパーツ毎を区切って示している。これは、説明を簡便にするためであり、本来は、形状情報は必ずしも存在せず、単なる柄画像のピッチが複数枚組合わさって作成された柄画像イメージだけである。
この図9(b)と(c)は、柄画像イメージの方向が縦方向とは異なった、横方向の柄パーツ部柄画像を示している。
これらの作成された各種画像は、主記憶装置に一時的に記憶されており、方向検出手段205により図9の(a)、(b)、(c)の順序で重ね合わされて、一体とした柄画像となるように処理が行われる。
なお、図9の(b)や(c)から分かるように、パーツの部分以外は、柄画像イメージが存在しないので、図9の(b)と(c)の順番を変えても同様の結果が生ずる。
この重ね合わされ、一体とした柄画像の一例を、図9の(d)に示す。なお、このシミュレーション画像は、説明を分かりやすくするために形状情報を含んだ形で表現しているが、本来は、ベース画像とパーツ画像から構成されている。
【0044】
陰影処理手段206は、ステップ5からステップ8で処理されたシミュレーション画像が入力される。
また、陰影処理手段206は、製品データベース201から、操作者が選択した建築関連製品に対応する陰影情報を読み出す。
陰影処理手段206は、入力されたシミュレーション画像の必要な各箇所(部分ともいう)に陰影(ハイライト、シャドー)を施す処理を行う。
まず、陰影処理手段206は、建築製品情報の一つである陰影情報に基づいて、この入力されたシミュレーション画像の各箇所(部分ともいう)に陰影処理を行うかどうかの判断を行う。(ステップ9)
ここで、陰影処理を行う必要がある場合には、YESと判断され、ステップ10に進む。
陰影処理手段206は、陰影情報に基づいて、入力されたシミュレーション画像に陰影処理を行う。(ステップ10)
なお、陰影処理は、基本的には次の様に行われる。
(1)ハイライトにする場合には、入力されたシミュレーション画像の箇所について、明度と彩度とをプラス方向にする。
(2)シャドーにする場合には、入力されたシミュレーション画像の箇所について、明度と彩度とをマイナス方向、又は、明度をマイナス方向にし、彩度をプラス方向することが行われる。
図10は、陰影処理が行われる前と後を現したシミュレーション画像の例である。
この図10(a)は、陰影処理をする前のシミュレーション画像を示している。図10(b)は、シミュレーション画像の必要な箇所に陰影処理し終わって、立体感が生じたシミュレーション画像を示している。
なお、ここで、柄や柄の色合いなどの柄の特徴によって、明度と彩度とを調節するのが難しい場合がある。この場合に陰影処理手段206は、陰影情報に基づいて、操作者に陰影処理を施す必要がある箇所(部分)を明示することが行われる。
この様に陰影処理を必要とする箇所が明示された場合に、操作者は、表示装置24に出力されたカラー変更ツールなどを、入力装置23で操作し、明度と彩度をバランス良く調整することが行われる。
図11は、この操作者が、入力装置23を用いて操作するカラー変更ツールと、陰影を施す必要箇所を明示した陰影明示パネルと、シミュレーション画像を表示した画面の一例である。
操作者は、この図11に示された陰影明示パネルの各項目を、入力装置23の一つであるマウスなどでクリックすると、シミュレーション画像の該当する箇所を明示することができる。
操作者は、この明示された箇所について陰影処理を行う場合には、カラー変更ツールに示された明度と彩度とを、操作者が適当と思われるパラメータに変更することで陰影処理が行われる。
陰影処理手段206は、このステップ10で陰影処理を行うとステップ9に戻る。
一方、陰影処理手段206は、シミュレーション画像に陰影処理を行う必要がない箇所の場合には、NOと判断され、ステップ11に進む。(ステップ9)
次に、陰影処理手段206は、陰影処理を行う必要がある箇所(部分)に対して陰影処理が行われたか、どうかを判断する。(ステップ11)
もし、必要な箇所(部分)に対して陰影処理が行われていない場合には、ステップ9に戻り、陰影処理を続けるようにする。(ステップ11)
一方、陰影処理手段206は、シミュレーション画像の必要な箇所(部分)の全てに対して、陰影処理が完了したという判断がされると、一連の柄デザインシミュレーションの処理が終了する。(ステップ11)
ここで、図4に示したドアの画像は、全てのシミュレーション処理が行われたシミュレーション画像である。
この図4に示されたシミュレーション画像は、2次元の平面上に表現されていながら、立体感を確認することができる。
さらに、このシミュレーション画像は、一度に製品のデザインと、柄のデザインとを同時に確認するのに適した表現となっている。
【0045】
この一連の柄デザインシミュレーション処理の後に、必要があれば、操作者は入力装置23にて、プリンタ11からシミュレーション画像を出力するように指示を行う。
この場合に、出力された出力物が原寸大であれば、製品のサンプル(模型など)を作る前に、事前に製品のデザインと、柄のデザインとの関係を確認することができる。
【0046】
次に、第2の実施形態についての一例を図12に示す。
この第2の実施形態は、ネットワーク143を介して、操作者が使用する1乃至複数のコンピュータ130と、本発明の柄デザインシミュレーションシステムを実現するサーバ136と、各コンピュータ130に接続されているプリンタ130aと、サーバ136に接続されているプリンタ136aから構成されている。
ここで、プリンタ130aとプリンタ136aは、例えば、ビギナーにやさしいパーソナルカラープリンタから高画質ビジネス・カラープリンタまでが考えられる。パーソナルカラープリンタであれば、手軽に顧客やメーカの担当者でも確認することができる。また、高画質ビジネス・カラープリンタであれば、実際のサンプルに近い形で詳細に確認することができる。さらに、大判の用紙を印刷ことができるカラープリンタであれば、建築関連製品と同じ原寸大で確認することができる。
また、ネットワーク143とは、公衆回線、インターネット、専用ネットワークなど様々なネットワークが挙げられ、通信方法は無線通信や有線通信のいずれであっても良い。
このコンピュータ130は、図示しないが、中央演算処理装置131と、主記憶装置132と、入力装置133と、表示装置134と、通信制御装置135とによって構成される。
本発明の柄デザインシミュレーションシステムを実現するサーバ136は、図示しないが、前述したコンピュータ10と同様に、中央演算処理装置137と、主記憶装置138と、入力装置139と、表示装置140と、通信制御装置141と、シミュレーション装置142とによって構成される。
【0047】
第2の実施形態で用いる、中央演算処理装置131、137や、主記憶装置132、138や、入力装置133、139や、表示装置134、140や、通信制御装置135、141や、シミュレーション装置142は、第1の実施形態と同様の機能であり、説明については省略する。
【0048】
この第2の実施形態では、操作者がコンピュータ130を用いて、サーバ136に対して指示をして、建築関連製品の柄デザインシミュレーションを行う実施形態である。
柄デザインシミュレーションの方法の基本的な仕組みについては、前述の第1の実施形態で述べているので、ここでは、操作者が操作するコンピュータ130とサーバ136との情報と指示のやり取りを中心に説明する。
図13は、コンピュータ130とサーバ136との情報や指示のやり取りを図示したシーケンス図である。
【0049】
まず、操作者は、入力装置133を用いてコンピュータ130からサーバ136の存在するURLなどを入力し、サーバ136に接続する。(1)
次に、サーバ136は、コンピュータ130と接続したことを確認するとシミュレーション処理142を起動させる。そして、操作者に柄デザインシミュレーションしたい建築関連製品や柄画像を絞っていくための画面などをコンピュータ130へ送信する。(2)
操作者は、この送信された画像にしたがって、階層化された建築関連製品や柄画像を絞っていき、柄デザインシミュレーションを希望するカテゴリーを決定する。
この決定していく過程の指示(又は情報とも言う)は、サーバ136に送信される。(3)
そして、サーバ136は、この受信した指示に基づいて、シミュレーション装置142に備えられた建築製品データベースから、該当する建築関連製品の形状情報や商品名などを読み出す。
また、サーバ136は、この受信した指示に基づいて、シミュレーション装置142に備えられたシミュレーション柄画像データベースから、該当する柄画像イメージと柄の名前などを読み出す。
その後、サーバ136は、これら読み出した各種のデータを操作者が理解しやすいように加工して、コンピュータ130に送信する。(4)
操作者は、コンピュータ130の表示装置134に出力された各種データを確認し、柄デザインシミュレーションを希望する建築関連製品の形状と、一乃至複数の柄画像イメージとを選択し、これらの選択した指示をサーバ136に送信する。(5)
そして、サーバ136は、操作者が選択の指示をした建築関連製品の形状と、一乃至複数の柄画像イメージとに対して、前述した柄デザインシミュレーションの処理を行う。
この柄デザインシミュレーションの処理のステップは図15で説明しているので、ここでは説明を省略する。
なお、サーバ136は、陰影処理の時、操作者に陰影処理を行わせる場合には、図11に示した画面をコンピュータ130に送信し、コンピュータ130の表示装置134に出力させる。
そして、操作者は前述に説明したのと同様に陰影処理を行い、処理が完了すると、その処理の結果の情報をサーバ136へ送信する。
サーバ136は、一連のシミュレーション処理が完了すると、シミュレーションが行われた結果である陰影処理が行われたシミュレーション画像をコンピュータ130に送信する。(6)
コンピュータ130は、送信されたシミュレーション画像を表示装置134に出力する。また、操作者が、このシミュレーション画像を出力物として必要である場合には、コンピュータ130に備えられたプリンタ136aやサーバ136に備えられたプリンタ136aに、このシミュレーション画像を出力するように入力装置133を用いて指示を行う。
なお、図13のシーケンス図でも示したように、操作者は、コンピュータ130からネットワーク143を介して、サーバ136が備えているプリンタ136に出力する場合について説明している。
また、プリンタ130aがコンピュータ130に接続されている場合には、操作者は、プリンタ130aから出力するように指示をしても良い。
【0050】
さらに、本発明中で建築関連製品の建築情報のフォーマットと、柄画像情報のフォーマットを操作者などの利用者に伝えておくことにより、次のような実施の形態も考えられる。
例えば、まず、操作者の一例である建築関連製品のメーカなどに、予め建築製品情報のフォーマットを伝えておく。
次に、建築関連製品のメーカの担当者はコンピュータ130を用いて、そのメーカの設計者などが設計した建築関連製品の建築製品情報を、ネットワーク143を介してサーバ136に送信する。サーバ136は、送信された建築製品情報を、サーバ136に備えられたデータベースに記録する。
同様に、操作者の一例である柄デザインをするデザイン担当者などに、予め柄画像情報のフォーマットを伝えておく。
次に、そのデザイン担当者はコンピュータ130を用いて、デザインされた柄デザインの柄画像情報を、ネットワーク143を介してサーバ136に送信する。サーバ136は、送信された柄画像情報を、サーバ136に備えられたデータベースに記録する。
この様にネットワーク143を介して、コンピュータ130とサーバ136が接続されていれば、リアルタイムに新しい建築関連製品や柄画像の追加を行うことができる。また、設計の担当者やデザインの担当者が物理的に離れていたとしても、サーバ136により欠点が解消される。
【0051】
また、図2の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより柄デザインシミュレーションを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
【0052】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROMなどの可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記録装置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネットなどのネットワークや電話回線などの通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやコンピュータとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現するものであっても良い。
【0053】
以上、この発明の実施形態を図面を参照しながら詳述してきたが、具体的な構成は、この実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計も含まれる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1、請求項の発明によれば、建築関連製品のデザインと、柄のデザインとを組み合わせて、容易にシミュレーションをし、コーディネートすることができる。
【0055】
請求項2、請求項の発明によれば、建築関連製品のデザインと、柄のデザインとを組み合わせて、容易にシミュレーションをし、コーディネートすることができるのに加えて、陰影処理を自動的に行うことができる。
【0056】
請求項、請求項の発明によれば、建築関連製品のデザインと、柄のデザインとを組み合わせて、容易にシミュレーションをし、コーディネートすることができるのに加えて、ネットワーク上でシミュレーションを行うことができるので、遠隔操作にて様々な柄デザインのシミュレーションを行うことができる。
【0057】
請求項、請求項10の発明によれば、建築関連製品のデザインと、柄のデザインとを組み合わせて、容易にシミュレーションをし、コーディネートすることができるのに加えて、ネットワーク上で陰影処理を自動的に行うまでのシミュレーションを行うことができるので、デザインの知識がなかったとしても容易に様々な柄デザインのシミュレーションを行うことができる。
【0058】
請求項6、請求項12の発明によれば、建築関連製品のデザインと、柄のデザインとを組み合わせて、容易にシミュレーションをし、コーディネートした結果が出力することができる構成となっている。これにより、コーディネートの状況を手に取った形で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すシステムブロック図
【図2】本発明の主要な機能を示した概略ブロック図
【図3】ピッチのサイズが異なる事例の柄デザイン
【図4】シミュレーションが行われた建築関連製品の例
【図5】カテゴリーを絞るための画面の例示
【図6】操作者に選択を促す画面の例示
【図7】柄デザインシミュレーションを行うフローチャート
【図8】柄画像イメージを複数並べる並べ方の例
【図9】ベース画像とパーツ部柄画像との例示
【図10】陰影処理を行う前と後の例示
【図11】カラー変更ツール、陰影明示パネル、シミュレーション画像を示した画面
【図12】第二の実施形態の一例を示すシステムブロック図
【図13】第二の実施形態で行ったシーケンス図
【符号の説明】
10、130・・・ コンピュータ
11、130a、136a・・・ プリンタ
136・・・ サーバ
143・・・ ネットワーク
20・・・ シミュレーション処理装置
21・・・ 中央演算処理装置
22・・・ 主記憶装置
23・・・ 入力装置
24・・・ 表示装置
25・・・ 通信制御装置
201・・・ 製品データベース
202・・・ 柄画像データベース
203・・・ 選択手段
204・・・ リピート手段
205・・・ 方向検出手段
206・・・ 陰影処理手段
41、42、43、44、45・・・ 建築関連製品を構成する各パーツ

Claims (12)

  1. 建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
    予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る柄画像情報の方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    操作者に前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
    この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステム。
  2. 建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
    予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    操作者に前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
    この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステム。
  3. 建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
    予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    操作者に前記各データベースから建築製品情報と、パーツ毎に柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
    この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステム。
  4. 建築関連製品をシミュレーションする柄デザインシミュレーションシステムであって、
    予め、各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    操作者に前記各データベースから建築製品情報と、パーツ毎に柄画像情報とを選択を促す選択手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、各パーツ毎に柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成し、
    この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステム。
  5. 方向検出手段により判断された方向を回転可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の柄デザインシミュレーションシステム。
  6. 印刷物を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の柄デザインシミュレーションシステム。
  7. 操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
    サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報との選択を促す選択手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
    サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
  8. 操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
    サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、1の柄画像情報との選択を促す選択手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
    サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
  9. 操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
    サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、各パーツ毎に柄画像情報との選択を促す選択手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
    サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す箇所を明示する陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
  10. 操作者が指示をする際に用いるコンピュータと、シミュレーションの処理を行うサーバとがネットワークを介して接続される柄デザインシミュレーションシステムにおけるサーバであって、
    サーバは、予め各々の建築関連製品を構成するパーツの情報及び各パーツのサイズ及び各パーツに柄デザインを貼付る方向を含む建築製品情報を記憶している製品データベースと、
    サーバは、予め柄画像情報を記憶している柄画像データベースと、
    サーバは、前記コンピュータに前記各データベースから建築製品情報と、各パーツ毎に柄画像情報との選択を促す選択手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、柄画像情報を建築関連製品のサイズに対応できるように柄画像情報を繰り返すリピート手段と、
    サーバは、この選択された建築製品情報に基づいて、建築関連製品の各パーツに対応した柄画像情報の方向を判断する方向検出手段と、
    サーバは、前記リピート手段と方向検出手段により各パーツをシュミレーションすることを全部のパーツに対して繰り返して2次元の平面上に表現したシュミレーション画像を作成するシュミレーション画像作成手段と、
    サーバは、前記コンピュータに、この選択された建築製品情報に基づいて、シュミレーション画像の該当する柄画像情報に対して陰影を施す処理を行う陰影処理手段と、を備えたことを特徴とする柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
  11. 方向検出手段により判断された方向を回転可能であることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1つに記載の柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
  12. 印刷物を出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか1つに記載の柄デザインシミュレーションシステムで用いるサーバ。
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