JP4990900B2 - 光ヘッド装置及び回折素子と光情報装置とコンピュータとディスクプレーヤとカーナビゲーションシステムと光ディスクレコーダと車両 - Google Patents
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Description
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子の位相と、他の分割領域に形成された第4回折格子の位相は、極性が逆で絶対値が同じである、光ヘッド装置を提供する。
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域を分割する分割線は、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と直交する方向に延在する、光ヘッド装置を提供する。
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域は3つ以上の分割領域に分割されており、
前記中央領域を3つ以上に分割したうちの2つの分割領域には、互いに位相が異なる回折格子がそれぞれ形成され、
残りの分割領域の少なくとも1つの分割領域には、前記2つの分割領域のうちの1つに形成された回折格子と同じ格子ベクトルで同じ位相の回折格子が形成される光ヘッド装置を提供する。
前記第3回折格子の位相は90度で前記第4回折格子の位相は−90度である第1態様の光ヘッド装置を提供する。
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域の各分割領域に形成される各回折格子の位相を平均すると略0度である光ヘッド装置を提供する。
前記中央領域は4つ以上に分割され、位相が−120度の回折格子と、位相が−60度の回折格子と、位相が+60度の回折格子と、位相が+120度の回折格子を形成する第1態様の光ヘッド装置を提供する。
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、異なる方向の回折格子が形成されており、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子と、他の分割領域に形成された第4回折格子は、
いずれも前記第1回折格子とも前記第2回折格子とも異なる方向の回折格子であり、かつ、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と成す角度が互いに正負逆である光ヘッド装置を提供する。
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、格子ピッチが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域に形成されている回折格子は、前記第1回折格子および前記第2回折格子よりも、格子ピッチが小さい回折格子である光ヘッド装置を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子の位相と、他の分割領域に形成された第4回折格子の位相は、極性が逆で絶対値が同じである、回折素子を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域を分割する分割線は、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と直交する方向に延在する回折素子を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域は3つ以上の分割領域に分割されており、
前記中央領域を3つ以上に分割したうちの2つの分割領域には、互いに位相が異なる回折格子がそれぞれ形成され、
残りの分割領域の少なくとも1つの分割領域には、前記2つの分割領域のうちの1つに形成された回折格子と同じ格子ベクトルで同じ位相の回折格子が形成される回折素子を提供する。
前記第3回折格子の位相は90度で前記第4回折格子の位相は−90度である第13態様の回折素子を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域の各分割領域に形成される各回折格子の位相を平均すると略0度である回折素子を提供する。
前記中央領域は4つ以上に分割され、位相が−120度の回折格子と、位相が−60度の回折格子と、位相が+60度の回折格子と、位相が+120度の回折格子を形成する第13態様の回折素子を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、異なる方向の回折格子が形成されており、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子と、他の分割領域に形成された第4回折格子は、
いずれも前記第1回折格子とも前記第2回折格子とも異なる方向の回折格子であり、かつ、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と成す角度が互いに正負逆である回折素子を提供する。
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略1
80度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前
記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、格子ピッチが異なる
回折格子が形成されており、
前記中央領域に形成されている回折格子は、前記第1回折格子および前記第2回折格子
よりも、格子ピッチが小さい回折格子である回折素子を提供する。
光ディスクを回転するモータと、前記光ヘッド装置から得られる信号を受け、前記信号に基づいて前記モータや前記対物レンズや前記光源を制御および駆動する電気回路を具備する光情報装置を提供する。
情報を入力するための入力装置あるいは入力端子と、
前記入力装置あるいは入力端子から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報に基づいて演算を行う演算装置と、
前記入力装置あるいは入力端子から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報や、前記演算装置によって演算された結果を表示あるいは出力するための出力装置あるいは出力端子を備えたコンピュータを提供する。
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーを有する光ディスクプレーヤを提供する。
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーと位置センサーを有するカーナビゲーションシステムを提供する。
画像を前記光情報装置によって記録する情報に変換する画像から情報へのエンコー
ダーを有する光ディスクレコーダを提供する。
図1は本発明の実施の形態1における光ヘッド装置の構成を模式的に示す図である。
光ヘッド装置の外形形状の制約などで、図1の回折素子31に代えて用いる副ビーム発生用の回折素子を、図3の3100のように光源12の近く、コリメートレンズ70から離して配置する必要が生じる場合がある。また、このような配置により回折素子3100の必要有効径が小さくなり外形も小型化できるので、回折素子3100の材料費を低減できるという効果がある。
本発明の第3実施形態にかかる回折格子3120は、図1の回折素子31に代えて用いられる。図6Aに示すように、回折素子3120は、位相が0度の第1回折格子領域3121と位相が180度の第2回折格子領域3122の間の中間領域3129を、さらにT方向に伸びる分6つの割線3128によって7個に領域分割し、位相が60度の第3回折格子領域3123と、位相が120度の第4回折格子領域3124と、位相が−120度の第5回折格子領域3125と、位相が−60度の第6回折格子領域3126を設ける。本構成により、副ビーム3420の発生領域4320と、副ビーム3320の発生領域4220は、いずれも位相が相反する回折格子領域をほぼ均等に含むため、副ビーム3320と副ビーム3420は、いずれも図6Bのように左右対称な形になる。したがって、トラックピッチの異なる光ディスクに対して最適なDPP法によるトラッキングエラー信号を単一の回折素子を用いて得ることと、トラック追従による対物レンズ移動が起こった状態でのトラッキングエラー信号振幅低下量を抑圧することを両立できるという効果を有する。なお、T方向に伸びる分割線3128による領域分割数は7個に限られるものではなく、より多くの数でも良い。回折格子領域1と回折格子領域2の間の中央領域1329に形成する回折格子の位相は正負逆の位相の格子を作製する、あるいは中央領域3129に形成される回折格子の位相の平均が略0度であればよく、必ずしも±60度、±90度、±120度、などに限定されるものではない。
さらに別の形態として、第1回折格子領域と第2回折格子領域に挟まれる中央部に回折格子領域1と回折格子領域2の回折格子とは異なる格子ベクトルの回折格子を形成する領域を設ける回折素子の例を説明する。図1の回折素子31に代えて用いる回折素子の例を図7Aを用いて説明する。図7Aの回折素子3130は、位相が0度の第1回折格子領域3131と位相が180度の第2回折格子領域3132の間の中間領域3139を、さらにT方向に伸びる4つの分割線3138によって5個に領域分割し、3個の領域を図示斜め右下がりの凸部の中心線を有する第3回折格子領域3133とし、残り2個の領域を図示斜め左下がりの凸部の中心線を有する第4回折格子領域3134とする。つまり、第1回折格子領域3131,第2回折格子領域3132と、中間領域3139の格子ベクトルの方向を変える。本構成では第1回折格子領域3131と第2回折格子領域3132に挟まれる中央領域3139の回折光は光ディスクの記録面上で、図7Bの回折光3530や回折光3630のように、副ビーム3330、3430とは異なる位置に照射される。そして、光ディスクから反射されて光検出器上へ照射されるときも同様に副ビーム3330、3430とは異なる位置に照射される。このため、中央領域3139を透過したビームがプッシュプル信号の形成に寄与せず、トラック追従による対物レンズ移動がない状態での信号振幅があらかじめ低減される。従って、対物レンズが移動した状態でのトラッキングエラー信号の振幅低下を相対的に避けることができる。また、副ビーム3330と副ビーム3430は、いずれも図7Bのように左右対称な形になるので、トラックピッチの異なる光ディスクに対して最適なDPP法によるトラッキングエラー信号を単一の回折素子を用いて得ることと、トラック追従による対物レンズ移動が起こった状態でのトラッキングエラー信号振幅低下量を抑圧することを両立できるという効果を有する。なお、T方向に伸びる分割線による領域分割数は5個に限られるものではなく、より多くの数でも良い。
図1の回折素子31に代えて用いる図8Aの回折素子3140は、位相が0度の第1回折格子領域3141と位相が180度の第2回折格子領域3142の間の中間領域3149に、第1回折格子領域3141と第2回折格子領域3142とは異なるピッチを有する第3回折格子領域3143を形成する。第3回折格子領域3143に設けられている回折格子の凸部の中心線の方向が、第1回折格子領域3141と第2回折格子領域3142と同じであっても、ピッチが異なるので格子ベクトルの大きさが異なる。なお、凸部の中心線の方向も変えてもかまわない。本構成では第1回折格子領域3141と第2回折格子領域3142に挟まれる中央領域3149を透過した回折光は光ディスクの記録面上で、図8Bの回折光3540や回折光3640のように、副ビーム3340、3440とは異なる位置に照射される。そして、光ディスクから反射されて光検出器上へ照射されるときも同様に副ビーム3340、3440とは異なる位置に照射される。このため、中央領域3149を透過したビームがプッシュプル信号の形成に寄与せず、トラック追従による対物レンズ移動がない状態での信号振幅があらかじめ低減される。従って、対物レンズが移動した状態でのトラッキングエラー信号の振幅低下を相対的に避けることができる。また、副ビーム3340と副ビーム3440は、いずれも図8Bに示すように左右対称な形になるので、トラックピッチの異なる光ディスクに対して最適なDPP法によるトラッキングエラー信号を単一の回折素子を用いて得ることと、トラック追従による対物レンズ移動が起こった状態でのトラッキングエラー信号振幅低下量を抑圧することを両立できるという効果を有する。なお、第1回折格子領域3141と第2回折格子領域3142に挟まれる中央領域3149を、T方向に伸びる分割線(図示なし)によって領域分割して、様々なピッチの回折格子を形成してもかまわない。
DPP法によるトラッキングエラー信号検出方式はしばしば差動非点収差法によるフォーカスエラー信号検出方式と併用される。特許文献5(国際公開番号WO2004/097815号公報)に、差動非点収差法および、差動非点収差法によるフォーカスエラー信号のデフォーカス特性改善について開示されている。この回折格子は、副ビームを生成するための回折格子を4個に領域分割し、隣接する領域の位相を180度異なるものにし、はす向かいの領域を同じ位相に設定している。この回折格子では副ビームは4個に分かれ、光ディスク記録面上において主ビームと同じ溝状に副ビームを配置した時に、副ビームのプッシュプル信号は主ビームと逆の極性になり、DPP法を実現できる。さらに、主ビームと副ビームの双方から非点収差法によってフォーカスエラー信号を検出して加算することによりフォーカスエラー信号へのプッシュプル信号成分の漏れ込み(クロストーク)を相殺している。
次に、本願の上記実施形態にかかる副ビーム生成回折素子と組み合わせて用いる光検出器について説明する。図10に、差動非点収差法によってフォーカスエラー信号を検出し、DPP法によってトラッキングエラー信号を検出するために適した、光検出器10の光検出領域分割構成の例を示す。図10において、Y、T、Z軸は図1と共通である。また、光検出器10の、光ビームが入射する面の反対側から透視して見たパターンを示している。主ビームを受光する受光領域20はさらに4分割されており、ビームスプリッタ3000を透過する際に与えられた非点収差を利用してフォーカスエラー信号(FE)を検出する。各分割領域の名称をそのまま信号出力強度として表記すると、数式1によってFEを演算できる。
また、いわゆる位相差法やプッシュプル法によるトラッキングエラー信号を得ることもできる。位相差法によるトラッキング信号は20A+20Cと、20B+20Dの時間的信号強度変化の位相を比較して得ることができる。また、主ビームのプッシュプル法によるトラッキングエラー信号は、数式2によって演算できる。
受光領域21,22は、副ビームを受光する。受光領域20のプッシュプル信号と演算して差動プッシュプル法を検出したり、受光領域21、22からも非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出し、受光領域20から得られるフォーカスエラー信号と演算して、トラック信号からのクロストークを除去することも可能である。
−K1[(21A+21B)−(21C+21D)]
−K1[(22A+22B)−(22C+22D)]
ここでK1は常数である。常数K1を適切に定めることにより、対物レンズがトラック追従によってT方向に移動した場合にプッシュプル方式によるトラッキングエラー信号が変動することを防ぐことができる。対物レンズがT方向に移動した場合のトラッキングエラー信号変動の原因は、遠視野像が移動して光検出器10上での光ビームが動くことである。主ビームと副ビームは、遠視野像の移動の影響を同等に受けるのであるから、K1は主ビームの光量と、副ビームの光量比を打ち消すように設定すればよい。具体的には溝のない光ディスクを用意して、フォーカス制御を行い、T方向に対物レンズを強制的に動かしてTEDPPの変化が十分に小さくなるようにK1の値を定める。K1の値は、特許文献3では、光ディスクのトラックピッチ毎に代える必要があるとされているが、そうではなく、むしろ光ビームの遠視野像の光量分布や副ビーム回折用回折素子の回折効率に応じて、決める方が好ましい。従って、K1は光ヘッド装置上か、光情報装置の回路基板に半固定抵抗を搭載し、アンプゲインを調整してから出荷するなど、装置に固有の常数とすることが望ましい。
−K2[(21A+21C)−(21B+21D)]
−K2[(22A+22C)−(22B+22D)]
ここでK2は常数である。常数K2を適切に定めることにより、フォーカスエラー信号へのトラック信号からのクロストークを除去できる。特にDVD−RAMのプッシュプル信号が大きいため、K2はDVD−RAMディスクに対して、フォーカスエラー信号へのトラック信号からのクロストークが最小になるように設定することが望ましい。DVD−RAMディスクに対してフォーカス制御を行い、T方向に対物レンズを強制的に動かしてフォーカスエラー信号FEDの変化が十分に小さくなるようにK2の値を定める。K2もK1と同様に、光ヘッド装置上か、光情報装置の回路基板に半固定抵抗を搭載し、アンプゲインを調整してから出荷するなど、装置に固有の常数とすることが可能である。
DVDのみならず、CDも再生あるいは記録することのできる本願の上記実施形態にかかる副ビーム生成回折素子と組み合わせて用いる光検出器について説明する。図1において、光源12を赤色光のみならず赤外光も放射する2波長光源とする。また、対物レンズ25は、特許文献6(特開平7−98431号公報)に開示したように、内外周に領域分けし、DVDへは内外周の両方を通る光を収束させ、CDへは内周を通る光のみを収束させる。そして、図11に示す光検出器1000を用いることによってCDとDVD両方の再生や記録を実現できる。図11において、光検出領域20、21、22は図10に示す光検出器10と同じ働きである。光検出器1000は、さらに、赤外光を受光する光検出領域23、24、25が設けられている。光検出領域23は4分割し、光検出領域24、25は2分割する。受光領域20が赤色光を受光する場合と同様に、光検出領域23によって赤外光を受光して非点収差法によるフォーカスエラー信号や、プッシュプル法あるいは位相差法によるトラッキングエラー信号を検出できる。CD−Rや、CD−RWへ記録を行う際には、光検出領域24、25の出力も利用して、DPP法によるトラッキングエラー信号を検出することができる。DPP法によるトラッキングエラー信号TEDPPCDは、数式5の演算によって検出できる。
−K3(24A−24B)
−K3(25A−25B)
ここでK3は常数である。常数K3を適切に定めることにより、対物レンズがトラック追従によってT方向に移動した場合にプッシュプル方式によるトラッキングエラー信号が変動することを防ぐことができる。対物レンズがT方向に移動した場合の、トラッキングエラー信号変動の原因は、遠視野像が移動し、光検出器1000上での光ビームが動くことである。主ビームと副ビームは、遠視野像の移動の影響を同等に受けるのであるから、K3は主ビームの光量と、副ビームの光量比を打ち消すように設定すればよい。具体的には溝のない光ディスクを用意して、フォーカス制御を行い、T方向に対物レンズを強制的に動かしてTEDPPCDの変化が十分に小さくなるようにK3の値を定める。K3の値は、光ビームの遠視野像の光量分布や副ビーム回折用回折素子の回折効率、に応じて、決める方が好ましい。従って、K3は光ヘッド装置上か、光情報装置の回路基板に半固定抵抗を搭載し、アンプゲインを調整してから出荷するなど、装置に固有の常数とすることが望ましい。ここで、本願では副ビーム生成回折素子として先に実施の形態で説明した回折素子を用いるので、トラックピッチがDVDとは大きく異なるCDでも、良好なDPP信号を得ることができる。ただし、赤外光の有効径は赤色光の3/4程度なので、副ビーム生成回折素子の、回折格子領域1と回折格子領域2の間の領域の幅を、赤色光の有効径(対物レンズの写影)の30%以下にすることが望ましい。先に、DVD専用の光ヘッドでは10%〜40%にすることが望ましいと開示したので、CDも再生する場合は双方を両立させるため、副ビーム生成回折素子の回折格子領域1と回折格子領域2の間の領域の幅を、赤色光の有効径(対物レンズの写影)の10%〜30%にすることが望ましいことになる。
DVDのみならず、CDやBDも再生あるいは記録することのできる光ヘッド装置について説明する。図12において、方向Tは対物レンズ9の光軸に対して垂直であり、かつ、本図には図示していない光ディスクのトラック溝延伸方向に対して略垂直な方向、方向Zは対物レンズ34、41の光軸方向すなわちフォーカシング方向(紙面に垂直方向)である。また、T軸は、光ディスクの内周、外周を記録再生する際に光ヘッド装置を動かす方向である。Y軸はZ軸とT軸に垂直な方向であり、また、対物レンズ9の位置において、光ディスクのトラック溝延伸方向に対して略平行な方向でもある。なお、T軸とY軸を入れ替えたミラー反転、90°、180°、270°回転した構成でもよい。
さらに、本発明の光ヘッド装置を用いた光情報装置の構成例を図14に示す。図14において光ディスク26、27、28は、ターンテーブル182に乗せられ、モータ164によって回転される。光ヘッド装置155は、図12に示した光ヘッド装置を用いる。光ヘッド装置155は、前記光ディスクの所望の情報の存在するトラックのところまで、光ヘッド装置の駆動装置151によって粗動される。
図14に示した光情報装置167を搭載したコンピュータについて説明する。上述の図14の光情報装置を搭載した、あるいは、上述の記録・再生方法を採用したコンピュータや、光ディスクプレーヤ、光ディスクレコーダは、異なる種類の光ディスクを安定に記録あるいは再生できるので、広い用途に使用できるという効果を有するものとなる。
図14に示した光情報装置を搭載した光ディスクプレーヤの模式的構成を図16に示す。図16において、図14に示した光情報装置167と、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像への変換装置(例えばデコーダー366)を有する光ディスクプレーヤ321を構成する。また、本構成はGPS等の位置センサーや中央演算装置(CPU)を加えることによりカーナビゲーションシステムとしても利用できる。また、液晶モニタなどの表示装置320を加えた形態も可能である。
図14に示した光情報装置を具備した、光ディスクレコーダの模式的構成を図17に示す。図17に示す光ディスクレコーダは、図14に示した光情報装置167と、画像情報を、前記光情報装置によって光ディスクへ記録する情報に変換する画像から情報への変換装置(例えばエンコーダー368)を有する。望ましくは、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像への変換装置(デコーダー366)も有することにより、既に記録した部分を再生することも可能となる。情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置361を備えてもよい。
図14に示した光情報装置167を搭載した車両について説明する。図14に示した光情報装置を搭載した車両の模式的構成を図18に示す。図18において光情報装置167は図14の光情報装置167である。車体131は、光情報装置167を搭載する。この車体131は、また、動力発生部134、動力発生部134へ供給する燃料を貯蔵する燃料貯蔵部135、あるいは/さらに、電源136を備える。このように車体に本願の光情報装置167を搭載することにより、移動体の中に居ながらにして、様々な種類の光ディスクから安定に情報を得ることができる、あるいは、情報を記録できるという効果を実現できる。また、車体131は、電車や車の場合は走行のために車輪133をさらに備える。また、車であれば、方向を変えるためのハンドル130を備える。
Claims (26)
- 光源と、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームを備える少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と、前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子の位相と、他の分割領域に形成された第4回折格子の位相は、極性が逆で絶対値が同じである光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームを備える少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と、前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域を分割する分割線は、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と直交する方向に延在する光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームを備える少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と、前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域は3つ以上の分割領域に分割されており、
前記中央領域を3つ以上に分割したうちの2つの分割領域には、互いに位相が異なる回折格子がそれぞれ形成され、
残りの分割領域の少なくとも1つの分割領域には、前記2つの分割領域のうちの1つに
形成された回折格子と同じ格子ベクトルで同じ位相の回折格子が形成される光ヘッド装置。 - 前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記第3回折格子の位相は90度で前記第4回折格子の位相は−90度である請求項1記載の光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームを備える少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と、前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域の各分割領域に形成される各回折格子の位相を平均すると略0度である光ヘッド装置。 - 前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域は4つ以上に分割され、位相が−120度の回折格子と、位相が−60度の回折格子と、位相が+60度の回折格子と、位相が+120度の回折格子を形成する請求項1記載の光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、異なる方向の回折格子が形成されており、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子と、他の分割領域に形成された第4回折格子は、
いずれも前記第1回折格子とも前記第2回折格子とも異なる方向の回折格子であり、かつ、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と成す角度が互いに正負逆である光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を少なくとも3本の光束に分岐する回折素子と前記3本の光束を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備し、
前記回折素子は、第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、格子ピッチが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域に形成されている回折格子は、前記第1回折格子および前記第2回折格子よりも、格子ピッチが小さい回折格子である光ヘッド装置。 - 前記中央領域の幅は、前記対物レンズ有効径の前記回折素子への投影直径の10%〜40%である、請求項1〜8のいずれか1つに記載の光ヘッド装置。
- 前記光源は赤色光と赤外光を出射する2波長光源である、請求項1〜9のいずれか1つに記載の光ヘッド装置。
- 前記中央領域の幅は、前記対物レンズ開口有効径の前記回折素子への投影直径の30%以下である請求項1〜10のいずれか1つに記載の光ヘッド装置。
- 前記光源は青色光を出射する光源ではなく、
第2の光源として青色光源もさらに具備する請求項1〜11のいずれか1つに記載の光ヘッド装置。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子の位相と、他の分割領域に形成された第4回折格子の位相は、極性が逆で絶対値が同じである回折素子。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域を分割する分割線は、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と直交する方向に延在する回折素子。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域は3つ以上の分割領域に分割されており、
前記中央領域を3つ以上に分割したうちの2つの分割領域には、互いに位相が異なる回折格子がそれぞれ形成され、
残りの分割領域の少なくとも1つの分割領域には、前記2つの分割領域のうちの1つに形成された回折格子と同じ格子ベクトルで同じ位相の回折格子が形成される回折素子。 - 前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記第3回折格子の位相は90度で前記第4回折格子の位相は−90度である請求項13記載の回折素子。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域は、前記第1回折格子領域及び前記第2回折格子領域とも位相または格子ベクトルが異なり、かつ、前記分割線で分割された分割領域は、互いに位相または格子ベクトルが異なる回折格子が形成されており、
前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域の各分割領域に形成される各回折格子の位相を平均すると略0度である回折素子。 - 前記第1回折格子領域に形成される前記第1回折格子の位相を基準の0度としたときに、
前記中央領域は4つ以上に分割され、位相が−120度の回折格子と、位相が−60度の回折格子と、位相が+60度の回折格子と、位相が+120度の回折格子を形成する請求項13記載の回折素子。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、異なる方向の回折格子が形成されており、
前記中央領域は、さらに仮想的な分割線によって複数の分割領域に分割され、
前記中央領域をさらに分割した分割領域に形成された第3回折格子と、他の分割領域に形成された第4回折格子は、
いずれも前記第1回折格子とも前記第2回折格子とも異なる方向の回折格子であり、かつ、前記光ディスクのトラック溝の延伸方向と成す角度が互いに正負逆である回折素子。 - 光源と、前記光源から出射した光を光ディスク記録面上に収束させる対物レンズと、前
記対物レンズによって前記光ディスクの記録面へ収束して反射された光を受光して電気信号に光電変換する光検出器を具備した光ヘッド装置に搭載され、前記光源から出射した光を回折せずに透過する主ビームと回折する2本の副ビームからなる少なくとも3本の光束に分岐する回折素子であって、
第1回折格子領域と、前記第1回折格子領域に設けられた第1回折格子とは位相が略180度異なる第2回折格子が形成された第2回折格子領域と、前記第1回折格子領域と前記第2回折格子領域に挟まれた中央領域に分割され、
前記中央領域には前記第1回折格子とも、前記第2回折格子とも、格子ピッチが異なる回折格子が形成されており、
前記中央領域に形成されている回折格子は、前記第1回折格子および前記第2回折格子よりも、格子ピッチが小さい回折格子である回折素子。 - 請求項1〜12の記載のいずれか1つの光ヘッド装置と、
光ディスクを回転するモータと、前記光ヘッド装置から得られる信号を受け、前記信号に基づいて前記モータや前記対物レンズや前記光源を制御および駆動する電気回路を具備する光情報装置。 - 請求項21記載の光情報装置と、
情報を入力するための入力装置あるいは入力端子と、
前記入力装置あるいは入力端子から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報に基づいて演算を行う演算装置と、
前記入力装置あるいは入力端子から入力された情報や前記光情報装置から再生された情報や、前記演算装置によって演算された結果を表示あるいは出力するための出力装置あるいは出力端子を備えたコンピュータ。 - 請求項21記載の光情報装置と、
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーを有する光ディスクプレーヤ。 - 請求項21記載の光情報装置と、
前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換する情報から画像へのデコーダーと位置センサーを有するカーナビゲーションシステム。 - 請求項21記載の光情報装置と、
画像を前記光情報装置によって記録する情報に変換する画像から情報へのエンコーダーを有する光ディスクレコーダ。 - 請求項21記載の光情報装置と、前記光情報装置を搭載する車体と、前記車体を動かすための動力を発生する動力発生部を備える車両。
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