JP4990033B2 - ファイル送信装置、画像形成装置、ファイル通信プログラム、画像形成プログラム、ファイル通信方法及び画像形成方法 - Google Patents

ファイル送信装置、画像形成装置、ファイル通信プログラム、画像形成プログラム、ファイル通信方法及び画像形成方法 Download PDF

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XPS(XML Paper Specification)やOPC(Open Packaging Conventions)ファイルなどのXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを取り扱う画像形成装置やファイル送信装置において、該文書ファイルを分割して送信することにより、受信側でファイルサイズが大きすぎることにより起因する問題を解決することに関するものである。
従来プリンタにおいて印刷を行う際には、端末装置上のアプリケーションファイルで文書を取り扱い、前記文書を端末装置上に備えたプリンタドライバプログラムがページ記述言語(PDL;Page Description Language)による印刷データに変換してプリンタに送信し、同プリンタ内で前記ページ記述言語による印刷データを解析して印刷エンジンを駆動し印刷を行う方法が取られていた。
しかし、CPU(Central Processing Unit)の性能が向上しプリンタに用いられる様な比較的安価なCPUの処理能力も向上してきたため、端末装置上のアプリケーションの文書を文書ファイル形式のままプリンタに送信して、プリンタ内で印刷エンジン駆動用データに変換して印刷を行う方法が可能となってきた。この方法により、端末装置でのPDL変換処理が不要となりその負荷が無くなり、またPDL変換を行うプリンタドライバを開発する必要が無くなる。
最近、マイクロソフト(登録商標)社が提唱したXPS(XML Paper Specification)やOPC(Open Packaging Conventions)などの新しい文書ファイル形式が用いられるようになってきた。しかし、これらのファイルは元々XML形式を拡張させて作成されているのでファイルサイズが大きく膨らんでしまう傾向がある。
このXMLファイルのサイズ膨張化を解決するために、マークアップ言語文書の固定部分を除去し、変化する部分の発生頻度を使用してマークアップ言語文書を符号化する方法がある(特許文献1参照)。
上記方法は、XMLファイルのサイズを小さくする方法としてファイルの貯蔵や送信の際などには有効であるが、貯蔵や送信の前後ではファイルの符号化及び復号化の際に多くのメモリを費やしてしまうことになる。
前記XPSやOPCなどの文書ファイルは、メモリを多く消費する描画が含まれているものが多く、ひとつの文書ファイルをそのままの形でデータを印刷装置に流してしまうと、ファイルサイズが大きすぎることによる印刷装置内でのメモリが不足することによる処理の停止や低速化などの問題があった。
特開2004−32774号公報
解決しようとする問題点は、XML拡張形式のファイルを端末装置から画像形成装置に送信して印刷を行う際に、XML拡張形式ファイルのサイズが大きすぎることによる画像形成装置側でのバッファオーバーフローや処理速度の低下を抑制することが出来なかった点である。
本発明のファイル送信装置は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのファイルサイズを取得する文書サイズ取得部と、前記文書ファイルを分割するファイル分割部と、ファイルを受信するファイル受信装置のメモリの余裕状況を取得するメモリ状況取得部と、前記分割された文書ファイルのサイズと前記メモリの余裕状況に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信部と、を有することを主要な特徴とする。
本発明のファイル送信装置は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析部と、前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割部と、前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達部と、前記ファイル受信装置から前記分割された文書ファイルの統合指示情報を受信する統合指示情報受信部と、前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信部と、を有することを主要な特徴とする。
本発明の画像形成装置は、メモリの余裕状況を取得してファイル送信装置に伝達するメモリ状況送信部と、前記ファイル送信装置において分割されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを結合又は連続したものを受信する分割ファイル受信部と、前記分割された文書ファイルを結合又は連続したものを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換部と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷部と、を有することを主要な特徴とする。
本発明の画像形成装置は、ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信部と、メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得部と、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示部と、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信する分割ファイル受信部と、前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換部と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷部と、を有することを主要な特徴とする。
本発明のファイル通信プログラムは、コンピュータをXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのファイルサイズを取得する文書サイズ取得手段と、前記文書ファイルを分割するファイル分割手段と、ファイルを受信するファイル受信装置のメモリの余裕状況を取得するメモリ状況取得手段と、前記分割された文書ファイルのサイズと前記メモリの余裕状況に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信手段と、して機能させることを主要な特徴とする。
本発明のファイル通信プログラムは、コンピュータをXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析手段と、前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割手段と、前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達手段と、前記ファイル受信装置から前記分割された文書ファイルの統合指示情報を受信する統合指示情報受信手段と、前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信手段と、して機能させることを主要な特徴とする。 本発明の画像形成プログラムは、コンピュータを、ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信手段と、メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得手段と、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文章ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示手段と、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文章ファイルを受信する分割ファイル受信手段と、前記統合された文章ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換手段と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷手段と、して機能させることを主要な特徴とする。
本発明のファイル通信方法は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信するファイル通信方法であって、前記ファイル送信装置において、送信する文書ファイルのファイルサイズを取得し、前記ファイル送信装置において、前記文書ファイルを分割し、前記ファイル受信装置において、メモリの余裕状況を取得して前記ファイル送信装置に伝達し、前記ファイル送信装置において、前記送信する分割された文書ファイルのサイズと、前記メモリの余裕状況と、に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合または連続して前記ファイル受信装置に送信することを主要な特徴とする。
本発明のファイル通信方法は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信するファイル通信方法であって、前記ファイル送信装置において、送信する文書ファイルのフラグメント構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析して、前記ファイル受信装置に送信し、前記ファイル送信装置において、前記文書ファイルをフラグメント単位に分割し、前記ファイル受信装置において、メモリの余裕状況を取得して前記フラグメント構成情報に基づいて前記分割された文書ファイルを処理可能な単位に統合する統合指示を作成して前記ファイル送信装置に伝達し、前記ファイル送信装置において、前記統合指示に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合または連続して前記ファイル受信装置に送信することを主要な特徴とする。
本発明の画像形成方法は、ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信し、メモリの余裕状況を取得し、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行い、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信し、前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換し、前記印刷エンジン駆動データを印刷する、ことを主要な特徴とする。
本発明のファイル送信装置は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのファイルサイズを取得する文書サイズ取得部と、前記文書ファイルを分割するファイル分割部と、ファイルを受信するファイル受信装置のメモリの余裕状況を取得するメモリ状況取得部と、前記分割された文書ファイルのサイズと前記メモリの余裕状況に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信部と、を有することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。
本発明のファイル送信装置は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析部と、前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割部と、前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達部と、前記ファイル受信装置から前記分割された文書ファイルの統合指示情報を受信する統合指示情報受信部と、前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信部と、を有することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、ファイル受信装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。
本発明の画像形成装置は、メモリの余裕状況を取得してファイル送信装置に伝達するメモリ状況送信部と、前記ファイル送信装置において分割されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを結合又は連続したものを受信する分割ファイル受信部と、前記分割された文書ファイルを結合又は連続したものを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換部と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷部と、を有することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。
本発明の画像形成装置は、ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信部と、メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得部と、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示部と、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信する分割ファイル受信部と、前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換部と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷部と、を有することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、画像形成装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。
本発明のファイル通信プログラムは、コンピュータをXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのファイルサイズを取得する文書サイズ取得手段と、前記文書ファイルを分割するファイル分割手段と、ファイルを受信するファイル受信装置のメモリの余裕状況を取得するメモリ状況取得手段と、前記分割された文書ファイルのサイズと前記メモリの余裕状況に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信手段と、して機能させることを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。
本発明のファイル通信プログラムは、コンピュータをXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析手段と、前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割手段と、前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達手段と、前記ファイル受信装置から前記分割された文書ファイルの統合指示情報を受信する統合指示情報受信手段と、前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信手段と、して機能させることを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、ファイル受信装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。
本発明の画像形成プログラムは、コンピュータをファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信手段と、メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得手段と、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文章ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示手段と、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文章ファイルを受信する分割ファイル受信手段と、前記統合された文章ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換手段と、前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷手段と、して機能させることを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、画像形成装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。
本発明のファイル通信方法は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信するファイル通信方法であって、前記ファイル送信装置において、送信する文書ファイルのファイルサイズを取得し、前記ファイル送信装置において、前記文書ファイルを分割し、前記ファイル受信装置において、メモリの余裕状況を取得して前記ファイル送信装置に伝達し、前記ファイル送信装置において、前記送信する分割された文書ファイルのサイズと、前記メモリの余裕状況と、に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合または連続して前記ファイル受信装置に送信することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。
本発明のファイル通信方法は、XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信するファイル通信方法であって、前記ファイル送信装置において、送信する文書ファイルのフラグメント構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析して、前記ファイル受信装置に送信し、前記ファイル送信装置において、前記文書ファイルをフラグメント単位に分割し、前記ファイル受信装置において、メモリの余裕状況を取得して前記フラグメント構成情報基づいて前記分割された文書ファイルを処理可能な単位に統合する統合指示を作成して前記ファイル送信装置に伝達し、前記ファイル送信装置において、前記統合指示に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合または連続して前記ファイル受信装置に送信することを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、ファイル受信装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。 本発明の画像形成方法は、ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信し、メモリの余裕状況を取得し、前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行い、前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信し、前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換し、前記印刷エンジン駆動データを印刷する、ことを主要な特徴とするため、XML拡張形式のファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信する際に、同ファイルのサイズが大きすぎることによるファイル受信装置でのバッファオーバーフローによる処理の停止や処理速度の低下を抑制することが可能となった。また、画像形成装置が分割された文書ファイルの統合を指示するので、ファイル送信装置の負担が軽減された。
XPS(XML Paper Specification)やOPC(Open Packaging Conventions)などのXML拡張形式の文書ファイルを端末装置(ファイル送信装置)から画像形成装置(ファイル受信装置)に送信する際に、画像形成装置に処理不可能な大きなファイルが送信されてしまうことに起因する画像形成装置の処理の停止や低速化の問題を端末装置において、送信する文書ファイルを分割して、画像形成装置側のメモリの余裕状況と画像形成装置の処理能力と前記分割された文書ファイルのサイズに基づいて、画像形成装置で処理可能な文書ファイルのサイズを端末装置または画像形成装置において判断して、その判断に基づいて前記分割されたファイルを結合または連続して端末装置から画像形成装置に送信することにより課題を解決した。
本発明に係わる実施例1としてのPC(Personal Computer)(ファイル送信装置)及び印刷装置(ファイル受信装置、画像形成装置)について、文書ファイル形式としてXPS(XML Paper Specification)を送信する場合について以下に説明する。
[XPSの木構造]
XPS(XML Paper Specification)は、Microsoft(登録商標)社が提唱するXML形式を拡張した文書ファイルである。その構造の概略について図1を用いて説明する。
図1に示すようにXPSの一つの文書はFixedDocumentSequence, FixedDocument, FixedPage, Canvas, Path, Glyphsという6種類のオブジェクトから構成されており、図1に示すような木構造をとっている。最下層にあるCanvasはイメージ、Pathはベクタ、Glyphsはフォントの描画オブジェクトであり、それらのオブジェクトがFixedPageというページオブジェクトの下層に並ぶ。また、FixedPageが集合して、FixedDocument、さらにその上層にFixedDocumentSequenceと木構造による階層構造を構成している。
これらの木構造のひとつのオブジェクトからその下層のオブジェクトをすべて含む単位をフラグメントと呼ぶ。
[データの流れ]
次に、PC(ファイル送信装置)から印刷装置(画像形成装置)にXPSファイルが送信され印刷が行われるまでのデータの流れについて説明する。
XPSファイルは、前述したような木構造を有しているが、PCのファイル分割部ではXPSファイルをフラグメント毎に分割する。前記したFixedPage毎に分割すると分割された単位がページ毎となり印刷装置において処理がしやすいので、FixedPageをフラグメントの単位としてXPSファイルを分割する(その他の単位で分割する方法であってもよい)。
次に印刷装置側のメモリの余裕状況をPCが取得して、前記分割されたFixedPage毎のファイルについて前記メモリの余裕があるサイズまでは、連続して(又はファイルを結合して)印刷装置に送信する。
印刷装置で連続(又は結合)して送信されたファイルの処理が進み、メモリが開放されると残りの分割ファイルについて同様に連続(又は結合)してファイルが処理される。
[構成]
以下に図2に示すPC(ファイル送信装置、端末装置)1.1及び印刷装置(画像形成装置、ファイル受信装置)1.2の各機能部について説明する。
1.1 PC(Personal Computer)(ファイル送信装置):アプリケーション上で文書を扱い、印刷のためにXPSなどの文書ファイル形式のデータを印刷装置に送信するファイル送信装置である。
1.1.1 XPSファイル(文書ファイル):XPSフォーマットのファイルである(ZIP圧縮がなされている)。
1.1.1.1 サイズ情報:XPSファイル1.1.1のサイズなどの情報が、記載されている圧縮情報部分。ZIPの末尾の辺りに記載されている。
1.1.2 主制御部:文書ファイル送信のための制御を行う機能部である。
1.1.2.1 データ処理部(文書サイズ取得部、メモリ状況取得部、文書サイズ取得手段、メモリ状況取得手段):XPSファイル(文書ファイル)のサイズを確認する。また、印刷装置側のメモリサイズを確認する。
1.1.2.2 データ判断部:印刷装置で出力をしようとしているXPSファイルのデータサイズは、印刷装置側のメモリに対して負担になる大きさか、負担にならない程度の大きさかを判断する。
1.1.2.3 XPSファイル出力判断部:データ判断部での結果、各データに対して出力をしようとするXPSファイルはそのままのサイズで出力処理をしても問題がないか、分割して処理しなければ印刷装置側の負担になるかを判断する部分。
1.1.2.4 メモリ:PC内のメモリ
1.1.3 XPSファイル出力指示部(ファイル分割部、分割ファイル送信部、ファイル分割手段、分割ファイル送受信手段):XPSファイルを分割する単位(通常はFixedPage毎)で分割する。印刷装置のメモリの余裕状況に応じて、分割されたファイルを連続して送信する。
1.2 印刷装置(ファイル受信装置、画像形成装置):PCから送られてきた文書ファイル形式のデータの印刷を行う。
1.2.1 メモリ:印刷装置内のメモリである。PCから送信された分割ファイルの処理を行う際に記録を行う。
1.2.2 メモリ状況判断部(メモリ状況送信部):印刷装置側の処理部である。印刷装置におけるメモリサイズの状況をPC側に送信する。
1.2.3 出力指示受取り部(分割ファイル受信部、分割ファイル送受信手段):PC側から届いた出力処理の指示を受け取る。文書ファイル又は分割された文書ファイルを受信する。
1.2.4 出力処理部(印刷データ変換部、印刷部):PCから送信された文書ファイル(分割されている場合とされていない場合の両方)を解析して印刷エンジンが駆動可能な印刷エンジン駆動データに変換して、そのデータにより印刷エンジンを駆動させて印刷を行う。
[フローチャート]
実施例の動作の流れについて図3のフローチャートを用いて説明する。
S2.1:データ処理部1.1.2.1は、XPSファイルを解析する。
S2.2:データ判断部1.1.2.2は、XPSファイルのデータサイズが、負担無く出力できるかを判断する。
S2.3:XPSファイル出力判断部1.1.2.3は、XPSファイルをページ単位(FixedPageのフラグメント単位)に分割する。
S2.4:XPSファイル出力指示部1.1.3は、分割されたファイルが全て送信されるまでループを繰り返す。
S2.5:XPSファイル出力指示部1.1.3は、印刷装置の許容メモリ量を問い合わせる。
S2.6:XPSファイル出力指示部1.1.3は、印刷装置側の許容メモリに応じて分割したファイルを許容メモリ分連続して送信するようループを繰り返す。
S2.7:XPSファイル出力指示部1.1.3は、分割したXPSファイルを送信する。
S2.8:印刷装置側においてS2.7で送られたデータの処理が進み、メモリが解放されて新しいデータの受入ができるまで待機する。
次に図4のフローチャートを用いて、印刷装置側での処理の流れについて説明する。
図4(A)は、印刷装置のメモリ状況をPCに通知するフローチャートである。
PC側のS2.5の処理により印刷装置のメモリ状況の問い合わせが送信されると、印刷装置にて以下の処理が開始する。
S3.1:メモリ状況判断部1.2.2は、印刷装置内のメモリサイズを判断する。
S3.2:メモリ状況判断部1.2.2は、メモリサイズの情報をPC側へ送信する。
図4(B)は、印刷処理に関するフローチャートである。
PC側のS2.7の処理により印刷データが送信されると、印刷装置にて以下の処理が開始する。
S3.3:出力指示受取部1.2.3は、PC内で処理されて、印刷装置で出力するデータの出力指示をPC側から受取る。
S3.4:出力処理部1.2.4は、受信した文書ファイル(分割されている場合とされていない場合の両方あり)を印刷エンジンの駆動データに変換し、印刷出力を行う。
以上でPC側の処理を終了する。
[実施例1の効果]
本実施例では、事前にXPSファイルをページ毎(FixedPage単位)に分割して、印刷装置に送信する際には、印刷装置のメモリの余裕状況に応じて連続して送信するという手法をとるため、結果として印刷装置の処理能力を最大限に生かすサイズの分割された文書ファイルを一度に送信して処理することが可能となった。
本実施例の画像形成装置により、PCは文書をページ記述言語(PDL)に変換する必要が無くなり、PDL変換のためのプリンタドライバが必要なくなった。
また、PCではPDL変換の処理が必要なくなったので、印刷時のPCの処理の負担が軽減した。
画像形成装置は、直接XPSなどの文書ファイル形式を印刷可能となり、従来に比べてデータの変換処理回数が減り、より高速に印刷可能となった。
[実施例1;その他]
実施例としては、文書ファイル形式としてXPS(XML Paper Specification)について説明を行ったが、他の文書ファイル形式、例えばOPC(Open Packaging Conventions)であっても良い。
分割の単位として、FixedPageのフラグメント単位すなわちページ単位に行ったが、画像形成装置の処理能力やメモリのサイズなどに応じてより大きな単位(Fixed Document)や又はより小さなオブジェクトの単位(Canvas, Path, Glyphs)で分割してもよい。
PCから印刷装置に分割されたXPSファイルを送信する際には、実施例1のフローチャートで示したように分割されたファイルを連続して送信する方法でもよいし、一旦ファイルを結合してひとつのファイルとして送信する方法であってもよい。
本発明に係わる実施例2としてのPC(Personal Computer)(ファイル送信装置、端末装置)及び印刷装置(画像形成装置、ファイル受信装置)について、文書ファイル形式としてXPS(XML Paper Specification)を送信する場合について以下に説明する。
[XPSの木構造]
XPS(XML Paper Specification)の木構造については実施例1において図1を用いて説明したものと同じなので省略する。
[データの流れ]
次に、PCから印刷装置へ印刷が行われるまでのデータの流れについて説明する。
XPSファイルは、前記したような木構造を有しているが、PCにおいてこのXPSファイルを解析して、その木構造のフラグメントごとに分割する。FixedPage毎に分割すると分割された単位がページ毎となるので処理がしやすいので、FixedPageをフラグメントの単位としてXPSファイルを分割する(その他の単位で分割する方法であってもよい)。
そして分割したXPSファイルのフラグメント構成情報をXMLにて記述し、印刷装置に送信する。送信する情報は以下のようである。
フラグメント構成情報の例:
<?xml version="1.0" encoding="ISO-2022-JP" ?>
<FixedDocumentSequence id=00203 size=35607432>
<FixedDocument id=0 size=234870>
<FixedPage id=0 size=12367 snip=yes>
<FixedPage id=1 size=34556 snip=yes >
<FixedPage id=2 size=87669 snip=yes >
<FixedPage id=3 size=63457 snip=yes >
以下省略
上記フラグメント構成情報中のパラメータsnip=yesは、ファイルが同フラグメントにおいて分割されていることを示す。
上記フラグメント情報を受信した印刷装置は、メモリの余裕状況と装置の処理能力に基づいて、分割されたファイルを結合するための統合指示情報をXMLにて記述する。
次に印刷装置で生成された統合指示情報の例を示す。
統合指示情報の例:
<?xml version="1.0" encoding="ISO-2022-JP" ?>
<?xml version="1.0" encoding="ISO-2022-JP" ?>
<FixedDocumentSequence id=00203 size=35607432>
<FixedDocument id=0 size=234870>
<FixedPage id=0 size=12367 unit=001>
<FixedPage id=1 size=34556 unit=001>
<FixedPage id=2 size=87669 unit=002>
<FixedPage id=3 size=63457 unit=003>
以下省略
上記のXML中のパラメータunitにより分割する単位を識別しており、unitの値が同じフラグメントは、結合するとの指示である。
PCは、上記の統合指示情報に基づき、分割したXPSファイルを結合して印刷装置に送信する(結合せずに、統合する分を連続して送信する方法であってもよい)。
印刷装置側は、送信されたXPSファイルを受信して印刷出力を行う。
[構成]
図5に本発明実施例のPC(ファイル送信装置、端末装置)4.1及び印刷装置(画像形成装置、ファイル受信装置)4.2の各機能部について説明する。
4.1 PC(Personal Computer)(ファイル送信装置):アプリケーション上で文書を扱い、印刷のためにXPSなどの文書ファイル形式のデータを印刷装置に送信するファイル送信装置である。
4.1.1 XPSファイル(文書ファイル):XPSフォーマットのファイルである(ZIP圧縮がなされている)。
4.1.1.1 XML木構造:4.1.1のXPSファイルはXMLの拡張形式で記述されており、図1に示すような木構造を有している。
4.1.2 主制御部:文書ファイル送信のための制御を行う機能部である。
4.1.2.1 XPS解析部(フラグメント解析部、フラグメント解析手段):XPSファイル(文書ファイル)を解析して、その木構造の各フラグメントの構成物(オブジェクト内容)及びそのサイズを解析する。
4.1.2.2 フラグメント構成情報生成伝達部(フラグメント構成情報伝達部、フラグメント構成情報伝達手段):上記XPS解析部が解析したフラグメント情報をXMLで記述して印刷装置に送信する。
4.1.2.3 統合指示情報受信部:受信装置で作成されたXMLで記述してある統合指示情報を受信してファイル分割部に渡す。
4.1.2.4 ファイル分割部(ファイル分割手段):XPSファイルをFixedPageごとに分割したファイルとして生成する。
4.1.2.5 分割ファイル送信部(分割ファイル送受信手段):ファイル分割部が生成した分割されたXPSファイルを統合指示情報に従い連続又は結合して印刷装置に送信する。
4.2 印刷装置(画像形成装置):PCから送られてきたXPSなどの文書ファイル形式のデータの印刷を行う。
4.2.1 メモリ:印刷装置内のメモリである。PCから送信された分割ファイルの処理を行う際に記録を行う。
4.2.2 メモリ状況判断部(メモリ余裕状況取得部):印刷装置側の処理部である。印刷装置におけるメモリサイズの状況をPC側に送信する。
4.2.3 統合指示部(フラグメント構成情報受信部):PC側から送信されたフラグメント構成情報を受信して、メモリ状況判断部からのメモリの余裕状況と前記フラグメント構成情報と印刷装置の処理能力に基づいて、文書ファイルを統合する指示をXMLにて記述してPCに送信する。
4.2.5 出力処理部(印刷データ変換部、印刷部):PCから送信された文書ファイル(分割されている場合とされていない場合の両方)を解析して印刷エンジンが駆動可能な印刷エンジン駆動データに変換して、そのデータにより印刷エンジンを駆動させて印刷を行う。
[フローチャート]
実施例の動作の流れについて図6のフローチャートを用いて説明する。
S5.1:XPS解析部4.1.2.1は、XPSファイルを解析してフラグメント構成情報を取得する。
S5.2:ファイル分割部4.1.2.4は、前ステップで解析されたフラグメントの構成情報に基づいてXPSファイルをFixedPage単位ごとに分割する。
S5.3:フラグメント構成情報伝達部4.1.2.2は、前ステップで分割されたFixedPageごとのフラグメント構成情報をXMLで生成し、印刷装置に伝達する。
S5.4:統合指示情報受信部4.1.2.3は、印刷装置が前ステップで送信したフラグメント構成情報に基づいて生成した統合指示情報を受信する。
S5.5:分割ファイル送信部4.1.2.5は、分割されたXPSファイルのすべてを送信するまでループを繰り返す。
S5.6:分割ファイル送信部4.1.2.5は、印刷装置から受信した統合指示に従い分割ファイルを結合する。
S5.7:分割ファイル送信部4.1.2.5は、S5.6で結合したファイルを印刷装置に送信する。
S5.8:印刷装置側においてS5.7で送られたデータの処理が進み、メモリが解放されて新しいデータの受入ができるまで待機する。
次に図7のフローチャートを用いて、印刷装置側での処理の流れについて説明する。
図7(A)は、印刷装置が統合指示をPCに通知するフローチャートである。
PC側のS5.2の処理により印刷装置にフラグメント構成情報が送信されると処理が開始する。
S6.1:統合指示部4.2.3は、PCからフラグメント構成情報を受信する。
S6.2:統合指示部4.2.3は、印刷装置内のメモリサイズを判断するメモリの余裕状況を取得する。
S6.3: 統合指示部4.2.3は、フラグメント構成情報とメモリの余裕状況と装置の処理能力とから、文書ファイルを統合する指示(統合指示情報)をXMLで記述してPCに送信する。
図7(B)は、印刷処理に関するフローチャートである。
PC側のS2.7またはS2.9の処理により印刷データが送信されると、印刷装置にて以下の処理が開始する。
S6.4:出力処理部4.2.5は、PCから送信された文書ファイルを受信する。
S6.5:出力処理部4.2.5は、受信した文書ファイルを印刷エンジンの駆動データに変換し、印刷出力を行う。
以上でPC側の処理を終了する。
[実施例2の効果]
本実施例により、PC側でのPDL変換の処理が不要となった。また、印刷装置側でのPDLから印刷エンジン駆動データへの変換処理が不要となった。
本実施例では、印刷するXPSファイルをFixedPage単位で分割して、その分割ファイルの情報(フラグメント構成情報)をXMLで記述して印刷装置側に通知して、印刷装置側が自らの処理能力とメモリ状況に応じて分割したファイルを統合処理するように指示するので、PC側は、印刷装置の処理能力を知る必要が無く、プリンタドライバが印刷装置の機種・処理能力に係わらずひとつのプリンタドライバで汎用性を持つことが可能となり、プリンタドライバの開発コストを大幅に削減可能となった。
印刷装置側では、フラグメント構成情報の受信時点でのメモリの余裕状況に応じて動的にファイルの統合指示を行うことが可能となり、印刷装置は常にその最大処理能力を発揮可能となった。
フラグメント構成情報は、XMLで記述されるために基本的には元のXPSファイルから必要な部分のみを抽出するだけでよいので、その処理は簡単にすなわち処理に時間をかけずに行うことが可能である。また、元の文書ファイルにあるイメージのデータや、フォントデータなども必要ないので、元のXPSファイルに比べてXMLで記述されたフラグメント構成情報はファイルサイズが小さくなり、送信及び処理の負担が少ない利点がある。
[実施例2;その他]
実施例としては、文書ファイル形式としてXPS(XML Paper Specification)について説明を行ったが、他の文書ファイル形式、例えばOPC(Open Packaging Conventions)であっても良い。
PCから印刷装置に分割されたXPSファイルを送信する際には、実施例2のフローチャートで示したように一旦ファイルを結合してひとつのファイルとして送信する方法でもよいし、分割されたファイルを統合指示分は連続して送信する方法であってもよい。
XPS(XML Paper Specification)の木構造の概略図である。 PC(端末装置)と印刷装置(画像形成装置)の機能ブロック図である(実施例1)。 PC(端末装置)側での処理のフローチャートである(実施例1)。 印刷装置(画像形成装置)側での処理のフローチャートである(実施例1)。 PC(端末装置)と印刷装置(画像形成装置)の機能ブロック図である(実施例2)。 PC(端末装置)側での処理のフローチャートである(実施例2)。 印刷装置(画像形成装置)側での処理のフローチャートである(実施例2)。
符号の説明
1.1 PC(Personal Computer)(ファイル送信装置)
1.1.1 XPS(XML Paper Specification)ファイル(文書ファイル)
1.1.2.1 データ処理部(文書サイズ取得部、メモリ状況取得部、文書サイズ取得手段、メモリ状況取得手段)
1.1.2.2 データ判断部
1.1.2.3 XPSファイル出力判断部
1.1.3 XPSファイル出力指示部(ファイル分割部、分割ファイル送信部、ファイル分割手段、分割ファイル送受信手段)
1.2 印刷装置(ファイル受信装置、画像形成装置)
1.2.2 メモリ状況判断部(メモリ状況送信部)
1.2.3 出力指示受取部(分割ファイル受信部、分割ファイル送受信手段)
1.2.4 出力処理部(印刷データ変換部、印刷部)
4.1 PC(Personal Computer)(ファイル送信装置)
4.1.1 XPS(XML Paper Specification)ファイル(文書ファイル)
4.1.2.1 XPS解析部(フラグメント解析部、フラグメント解析手段)
4.1.2.2 フラグメント構成情報生成伝達部(フラグメント構成情報伝達部、フラグメント構成情報伝達手段)
4.1.2.3 統合指示情報受信部(統合指示情報伝達手段)
4.1.2.4 ファイル分割部(ファイル分割手段)
4.1.2.5 分割ファイル送信部(分割ファイル送受信手段)
4.2 印刷装置(ファイル受信装置、画像形成装置)
4.2.2 メモリ状況判断部(メモリ状況送信部、メモリ状況取得手段)
4.2.3 統合指示部(フラグメント構成情報受信部、統合指示手段)
4.2.5 出力処理部(分割ファイル受信部、印刷データ変換部、印刷部、分割ファイル送受信手段)

Claims (12)

  1. XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析部と、
    前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割部と、
    前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達部と、
    前記フラグメント構成情報に基づいて、前記ファイル受信装置が生成した前記分割された文書ファイルを統合する統合指示情報を受信する統合指示情報受信部と、
    前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信部と、を有する
    ことを特徴とするファイル送信装置。
  2. 請求項1に記載のファイル送信装置であって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である
    ことを特徴とするファイル送信装置。
  3. ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信部と、
    メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得部と、
    前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示部と、
    前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信する分割ファイル受信部と、
    前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換部と、
    前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷部と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータを
    XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析するフラグメント解析手段と、
    前記文書ファイルをフラグメントに分割するファイル分割手段と、
    前記フラグメント構成情報をファイル受信装置に伝達するフラグメント構成情報伝達手段と、
    前記ファイル受信装置から前記分割された文書ファイルの統合指示情報を受信する統合指示情報受信手段と、
    前記統合指示情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合又は連続して前記ファイル受信装置に送信する分割ファイル送信手段と、
    して機能させるためのファイル通信プログラム。
  6. 請求項5に記載のファイル通信プログラムであって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である、
    ことを特徴とするファイル通信プログラム
  7. コンピュータを
    ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信するフラグメント構成情報受信手段と、
    メモリの余裕状況を取得するメモリ余裕状況取得手段と、
    前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文章ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行う統合指示手段と、
    前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文章ファイルを受信する分割ファイル受信手段と、
    前記統合された文章ファイルを印刷エンジン駆動データに変換する印刷データ変換手段と、
    前記印刷エンジン駆動データを印刷する印刷手段と、
    して機能させるための画像形成プログラム。
  8. 請求項7に記載の画像形成プログラムであって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である、
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
  9. XML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルをファイル送信装置からファイル受信装置に送信するファイル通信方法であって、
    前記ファイル送信装置において、送信する文書ファイルのフラグメント構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を解析して、前記ファイル受信装置に送信し、
    前記ファイル送信装置において、前記文書ファイルをフラグメント単位に分割し、
    前記ファイル受信装置において、メモリの余裕状況を取得して前記フラグメント構成情報に基づいて、前記分割された文書ファイルを処理可能な単位に統合する統合指示を作成して前記ファイル送信装置に伝達し、
    前記ファイル送信装置において、前記統合指示に基づいて、前記分割された文書ファイルを結合または連続して前記ファイル受信装置に送信する
    ことを特徴とするファイル通信方法
  10. 請求項9に記載のファイル通信方法であって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である
    ことを特徴とするファイル通信方法。
  11. ファイル送信装置から送信されるXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルのフラグメントの構成物及びフラグメントのサイズの情報であるフラグメント構成情報を受信し、
    メモリの余裕状況を取得し、
    前記フラグメント構成情報と前記メモリ余裕状況に基づいて、前記文書ファイルの分割された単位を処理可能な大きさに統合する指示を行い、
    前記ファイル送信装置において統合されたXML(Extensible Markup Language)拡張形式の文書ファイルを受信し、
    前記統合された文書ファイルを印刷エンジン駆動データに変換し、
    前記印刷エンジン駆動データを印刷する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求項11に記載の画像形成方法であって、
    前記XML(Extensible Markup Language)拡張形式がXPS(XML Paper Specification)又はOPC(Open Packaging Conventions)である、
    ことを特徴とする画像形成方法。
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