JP4989050B2 - 内視鏡用アダプタ及び内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体を観察するための内視鏡用アダプタ及び内視鏡に関するものである。
近年、医療分野や工業分野などの様々な分野において、被検体に挿入される挿入部と、この挿入部に着脱可能に取り付けられる内視鏡用アダプタと、を備える内視鏡が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。その内視鏡用アダプタには、被検体に照明光を照射するLEDと、球状のアダプタ側電極端子とが設けられている。そして、これらLEDとアダプタ側電極端子との間には、圧縮バネが設けられており、この圧縮バネにより、アダプタ側電極端子が、内視鏡用アダプタの後端面から出没するようになっている。
ここで、LEDを発光させると、そのLEDが熱を発することから、LEDの変色や故障、または観察画像への悪影響などを防止するために、その熱を放熱する必要がある。そこで、LEDからの熱を、アダプタ側電極まで伝導させ、このアダプタ側電極から挿入部へと伝導させることにより、放熱が行われる。
特開2004−341546号公報
しかしながら、上記のような内視鏡では、LEDからの熱が圧縮バネを介してアダプタ側電極まで伝わっていくが、圧縮バネは金属線がコイル状に巻回されて形成されるため、その全長が長く断面積が小さくなることから、その熱をアダプタ側電極部に効率よく伝導させることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、照明部から発せられた熱を、容易かつ効果的に放熱することができる内視鏡用アダプタ及び内視鏡を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る内視鏡用アダプタは、内視鏡の挿入部に着脱可能に取り付けられる内視鏡用アダプタであって、被検体に照明光を照射する照明部と、前記被検体を観察するための観察光学系と、これら照明部及び観察光学系が設けられた外枠部と、前記照明部を支持する照明支持部材を有する照明支持部と、前記外枠部の先端部から基端部まで延在し、内部に前記観察光学系を支持する柱状の光学支持部材と、を備え、前記照明支持部または前記光学支持部材のいずれか一方に、他方にまで延在する延在部が設けられており、この延在部と前記他方とが、前記照明部の直下に位置する同一のネジによって前記外枠部に取り付けられ、前記ネジは、前記延在部を貫通して前記他方に設けられたネジ穴にねじ込まれており、前記照明部から前記ネジを介して、前記ネジと固定された前記延在部へ伝熱させるようにしたことを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、延在部と前記他方とが同一のネジによって外枠部に取り付けられていることから、照明支持部材と光学支持部材とを個別に取り付けるよりも、迅速かつ容易に組み立てることができる。また、ネジ止めすることにより、延在部と前記他方とをより強く密着させることができ、熱伝導効率を向上させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用アダプタは、前記ネジが、前記光学支持部材よりも熱伝導性の高い部材からなることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、照明部から発せられた熱が、ネジを介して延在部へと伝導し、さらに光学支持部材の後端部に伝導していく。
これにより、上記と同様の効果を奏することができるだけでなく、熱伝導効率を一層向上させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用アダプタは、内視鏡の挿入部に着脱可能に取り付けられる内視鏡用アダプタであって、被検体に照明光を照射する照明部と、前記被検体を観察するための観察光学系と、これら照明部及び観察光学系が設けられた外枠部と、前記照明部を支持する照明支持部材を有する照明支持部と、前記外枠部の先端部から基端部まで延在し、内部に前記観察光学系を支持する柱状の光学支持部材と、を備え、前記照明支持部が、前記光学支持部材に取り付けられるとともに、前記外枠部に、前記照明支持部と前記光学支持部材とにまたがった開口部が形成され、この開口部に、前記照明支持部と前記光学支持部材とにわたって延在し、前記光学支持部材よりも熱伝導性の高い熱伝導部材が設けられていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、照明部から発せられた熱が照明支持部へと伝導し、照明支持部から主に熱伝導部材へと伝導する。そして、熱伝導部材を通ることにより、照明支持部と光学支持部材との接続部分を乗り越えて、光学支持部材に伝導する。
これにより、照明部から発せられた熱を、光学支持部材の基端部に、より効率よく伝導させることができる。
なお、「照明支持部」は、単一部材からなってもよいし、また、照明支持部材と、この照明支持部材を支持する部材など、複数の部材からなってもよい。
また、本発明に係る内視鏡用アダプタは、前記熱伝導部材が、前記開口部に注入された液状部材が凝固して形成されることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、開口部に液状部材が注入されて、その液状部材が凝固することにより、熱伝導部材が形成される。
ここで、液状部材はそれ自身が空間に応じて変形可能であるため、液状部材を開口部に注入することにより、開口部内の形状に応じて熱伝導部材を容易に形成・設置することができるだけでなく、照明支持部と熱伝導部材との間、並びに光学支持部材と熱伝導部材との間の接触面積を増大させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用アダプタは、前記開口部の内部に、前記開口部の開口径よりも大径に設定された張り出し溝が設けられ、前記熱伝導部材に、前記張り出し溝に嵌合する張り出し部が設けられていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、開口部内の張り出し溝に、張り出し部が嵌合されることにより、熱伝導部材が、開口部の径方向と直交する方向に移動するのが規制される。
これにより、熱伝導部材が開口部から抜け落ちることが防止される。
また、本発明に係る内視鏡用アダプタは、前記張り出し溝が、前記照明支持部及び前記光学支持部材と、前記外枠部とにわたって形成されていることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡用アダプタにおいては、外枠部の径を大きくすることなく、張り出し溝の深さ寸法を可及的に大きくすることができ、そのため熱伝導部材の体積を大きくすることができる。したがって、熱伝導効率を一層向上させることができる。
また、本発明に係る内視鏡は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の内視鏡用アダプタと、この内視鏡用アダプタが着脱可能に取り付けられる挿入部と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る内視鏡においては、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の内視鏡用アダプタと同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、照明部から発せられた熱を光学支持部材の基端側へと効率よく伝導させることができることから、照明部から発せられた熱を、容易かつ効果的に放熱することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態における内視鏡について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態としての内視鏡1を示したものである。
この内視鏡1は、湾曲可能な湾曲部7を有する長尺状の挿入部2と、この挿入部2が連結されて各種操作を行う本体部3とを備えている。
本体部3は略箱型に形成されており、その側壁部に、挿入部2の湾曲操作を行うための操作パネル6が設けられている。また、本体部3の天面には、観察画像を映し出すためのモニタ8が設けられている。さらに、本体部3には、電源を供給するための電源部11が設けられている。
また、挿入部2の基端部は、不図示の連結部を介して本体部3に着脱可能に連結されている。一方、挿入部2の先端部には、図2に示すように、撮像手段としてのCCD16が内蔵されている。また、挿入部2の外周面には、その全周にわたって延びる雄ネジ部12が形成されている。
さらに、挿入部2の先端面には、図1に示す電源部11に電気的に接続された挿入部側電極端子13が設けられている。このような挿入部2の先端部に、単眼側視用の光学アダプタ(内視鏡用アダプタ)17が着脱可能に取り付けられるようになっている。
光学アダプタ17は、図3及び図4に示すように、有底円筒状に形成された本体外枠部(外枠部)21と、略円筒状に形成された取付フード部22とを備えている。これら本体外枠部21と取付フード部22とは、同一軸線上に、かつ互いに回転可能に連結されている。その軸線が光学アダプタ17の軸線Lとなる。
本体外枠部21は、ステンレスなどにより形成されており、その側壁部には、照明光を照射するLED(照明部)23が設けられている。LED23は、後述するLED支持ブロック(照明支持部材)44に取り付けられている。
また、本体外枠部21の側壁部であって、LED23の近傍には、被検体からの反射光を取り込むための観察窓26が設けられている。さらに、本体外枠部21の内部には、円柱状の光学支持部材31が、軸線L上に向けられて設置されている。光学支持部材31は、本体外枠部21の先端部42の近傍から基端部43まで延在している。また光学支持部材31の中央には、軸線L方向に向けられた貫通孔32が形成されており、この貫通孔32は、径寸法の大きい大径孔33と、大径孔33よりも径寸法の小さい小径孔34とからなっている。大径孔33は光学支持部材31の先端部側に配されており、小径孔34は、基端部側に配されている。
大径孔33には、観察窓26から取り込まれた反射光の進行方向を、軸線L方向の後方に変更するプリズム27が設けられている。また、プリズム27の後方(軸線L方向の後方)であって、小径孔34内には、その軸線L上に観察光学系28が設けられている。すなわち、観察光学系28は、光学支持部材31によって本体外枠部21内で支持されている。
また、本体外枠部21の後端には、アダプタ側電極端子37が設けられており、このアダプタ側電極端子37は、不図示の電源ケーブルを介して、LED23に電気的に接続されている。
また、上記取付フード部22は、ステンレスなどにより形成されており、その内周面の後端部には、全周にわたって延びる第1雌ネジ部38が形成されている。さらに、第1雌ネジ部38から先端側に所定の間隔を空けて第2雌ネジ部39が形成されている。
このような構成のもと、挿入部2の先端を光学アダプタ17の後端に挿入し、取付フード部22を回転させると、まず雄ネジ部12と第1雌ネジ部38とが螺合するようになっている。さらに取付フード部22を回転させると、雄ネジ部12は、第1雌ネジ部38を乗り越えて、第2雌ネジ部39に螺合し、これにより、光学アダプタ17が挿入部2の先端に着脱可能に取り付けられるようになっている。すなわち、第1雌ネジ部38は、光学アダプタ17が挿入部2から脱落するのを防止するための抜け止めとして機能するものである。
さらに、本実施形態におけるLED23は、中実に形成されたLED支持ブロック44によって支持されており、このLED支持ブロック44は、本体外枠部21の先端部42の内部空間を埋めるようなブロック状に形成されている。そして、このLED支持ブロック44は、接合部48を介して光学支持部材31の先端に取り付けられている。
また、本実施形態における光学支持部材31及びLED支持ブロック44は、複数の部材が接合されることなく、それぞれ単一の部材からなっている。
さらに、接合部48におけるLED支持ブロック44と光学支持部材31との間には、熱伝導性を有する弾性部材47が設けられている。この弾性部材47の厚さ寸法は、加圧されない自然状態において、接合部48におけるLED支持ブロック44と光学支持部材31との間のギャップ寸法より大きく設定されている。そのため、弾性部材47は、LED支持ブロック44と光学支持部材31との間において、弾性変形して両者に密着した状態になっている。
次に、このように構成された本実施形態における内視鏡1の作用について説明する。
まず、挿入部2の先端に光学アダプタ17を上述のように取り付ける。これによって、アダプタ側電極端子37と挿入部側電極端子13とが電気的に接続されて、不図示の電源ケーブルを介して電源部11からLED23に電力が供給される。そして、挿入部2を被検体内に挿入して、LED23から照明光を照射させる。このとき、被検体からの反射光が、観察窓26を介して光学アダプタ17に取り込まれる。この取り込まれた反射光は、プリズム27及び観察光学系28を介してCCD16に結像する。そして、CCD16からの出力信号が、所定の回路に送られて、さらにモニタ8に供給される。これにより、モニタ8に観察画像が映し出され、この観察画像を見ながら、被検体の所定の検査が行われる。
これら一連の検査において、LED23に電力を供給し、LED23を駆動すると、それらLED23が熱を発することになる。この熱は、以下のようにして放熱される。
すなわち、LED23からの熱は、LED支持ブロック44の図3における上端部に伝導し、さらにLED支持ブロック44の下端部に伝導していく。下端部に伝導した熱は、弾性部材47を介して光学支持部材31の先端部に伝導し、さらに光学支持部材31の後端部に伝導していく。すなわち、LED支持ブロック44と光学支持部材31とが放熱経路となる。
ここで、LED支持ブロック44が中実のブロックからなり、光学支持部材31が円柱形状であることから、バネに比べて放熱経路の全長が小さく断面積が大きくなる。また、LED支持ブロック44及び光学支持部材31が単一部材からなることから、複数の部材が接合された複数部材よりも熱が伝わりやすくなる。
さらに、光学支持部材31の後端部に伝導した熱は、アダプタ側電極端子37から挿入部側電極端子13へと伝導し、さらに挿入部2の基端側へと伝導していく。これにより、LED23から発せられた熱が放熱される。
以上より、本実施形態における内視鏡1によれば、放熱経路の全長が小さく断面積が大きくなるだけでなく、LED支持ブロック44及び光学支持部材31が単一部品からなることから、LED23から発せられた熱を、LED支持ブロック44の上端部から光学支持部材31の後端部まで効率よく伝導させることができる。そのため、LED23からの熱を容易かつ効果的に放熱することができる。
また、LED支持ブロック44と光学支持部材31との間には、弾性部材47が設けられており、この弾性部材47の厚さ寸法が、上記ギャップ寸法より大きく設定されていることから、LED支持ブロック44と光学支持部材31との間の接触面積を増大させることができ、より効率よく熱を伝導させることができる。
なお、本実施形態においては、光学アダプタ17を側視用としたが、これに限ることはなく、図5に示すように、直視用のものであってもよい。この場合、LED23は、ドーナツ形状のLED基板(照明支持部材)49に取り付けられている。LED基板49は、単一部品からなっている。LED基板49と光学支持部材31との間には、熱伝導性を有する接着剤52が設けられており、LED基板49と光学支持部材31とが接着されている。そして、LED23から発せられた熱は、LED基板49から接着剤52を介して光学支持部材31へと伝導する。
これにより、接着剤52によってLED基板49と光学支持部材31との間の接触面積を増大させることができ、より効率よく熱を伝導させることができる。
なお、LED基板49と光学支持部材31との間に設けるのは、弾性部材47または接着剤52のいずれであってもよい。さらに、弾性部材47または接着剤52のいずれも設けなくてもよい。例えば、図6に示すように、LED支持ブロック44と光学支持部材31とを直接接触させてもよい。これにより、光学アダプタ17の構成を簡易にすることができる。ただし、熱伝導効率の観点からは、弾性部材47または接着剤42を設けるのが好ましいのは上述の通りである。
また、本実施形態においては、軸線L上に観察光学系28が配された単眼タイプとしているが、これに限ることはなく、図7及び図8に示すように、軸線Lに沿って観察光学系28が2列に配された双眼タイプであってもよい。そして、図9に示すように、双眼タイプの場合の光学支持部材31は、観察光学系28を支持する支持本体部54と、支持本体部54の先端外周に設けられた外筒部53とを備えている。この外筒部53の先端面には、LED基板49が取り付けられている。そして、LED23からの熱は、LED基板49、外筒部53及び支持本体部54を通ってアダプタ側電極端子37へと伝導していく。
このような構成においては、外筒部53を設けることにより、双眼タイプの細長い光学アダプタ17であっても組み立てを容易かつ迅速に行うことができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10及び図11は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図10及び図11において、図1から図9に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
本実施形態においては、LED23がLED基板(照明支持部材)49´に取り付けられ、このLED基板49´が、中実に形成された支持ブロック63に取り付けられている。これらLED基板49´及び支持ブロック63は、LED23を支持するLED支持部(照明支持部)62として機能するものである。すなわち、LED支持部62は、LED基板49´及び支持ブロック63の複数の部材からなっている。
支持ブロック63は、本体外枠部21の先端部42の内部空間を埋めるようなブロック状に形成されている。そして、この支持ブロック63は、接合部48を介して光学支持部材31の先端に取り付けられている。
また、本体外枠部21には、支持ブロック63と光学支持部材31とにまたがった開口部57が形成されている。すなわち、支持ブロック63と光学支持部材31との境界線となる接合部48が、開口部57に一致する位置に配されている。この開口部57には、支持ブロック63及び光学支持部材31よりも熱伝導性の高いはんだ部(熱伝導部材)58が設けられている。はんだ部58は、液状のはんだ(液状部材)が開口部57に注入され、所定の時間おくことによってその液状のはんだが凝固して形成されたものである。このはんだ部58は、支持ブロック63と光学支持部材31とにわたって延在している。
このような構成のもと、LED23から発せられた熱は、LED基板49´を介して支持ブロック63の上端部へと伝導する。さらに、その熱は、支持ブロック63の上端部から下端部へと伝導し、下端部から主としてはんだ部58に伝導する。そして、はんだ部58を通ることにより、接合部48を乗り越えて光学支持部材31に伝導していく。
以上より、本実施形態における内視鏡1によれば、LED23から発せられた熱を、はんだ部58を通すことにより、より効率よく光学支持部材31の基端部にその熱を伝導させることができる。
また、はんだ部58は、液状のはんだが開口部57に注入されることにより形成されているので、開口部57内の形状に応じて、放熱経路となるはんだ部58を容易に設置することができるだけでなく、支持ブロック63とはんだ部58との間、並びに光学支持部材31とはんだ部58との間の接触面積を増大させることができる。
なお、本実施形態においては、はんだ部58としたが、これに限ることはなく、銅やアルミなどの金属、またはシリコンなどの熱伝導性を有する樹脂であってもよい。
また、はんだ部58を、液状のはんだを開口部57に注入することにより形成するとしたが、これに限ることはなく、開口部57内の形状に合わせてあらかじめ成形した部材を設置してもよい。
さらに、複数部材からなるLED支持部62を設けるとしたが、これに代えて、単一部材からなる上記第1実施形態におけるLED支持ブロック44を設けるようにしてもよい。
また、図12に示すように、直視用の光学アダプタ17であってもよい。そして、LED基板49を、ドーナツ形状のLEDケース59に取り付けて、このLEDケース59を光学支持部材31に取り付けるようにしてもよい。すなわち、LED基板49及びLEDケース59は、LED支持部62´として機能する。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態を示したものである。
本実施形態においては、開口部57の内部であって本体外枠部21に、開口径dよりも大きな径dを有する張り出し溝64が形成されている。そして、この開口部57に液状のはんだが注入され、はんだ部58が形成される。はんだ部58には、径方向外方に張り出した張り出し部66が形成されており、張り出し部66は張り出し溝64に嵌合している。すなわち、開口部57及びはんだ部58は、側面視して全体として凸形状をなしている。
このような構成のもと、はんだ部58が開口部57の径方向と直交する方向(開口部57の深さ方向)に移動しようとすると、張り出し部66と張り出し溝64とによってその移動が規制される。
これにより、上記第2の実施形態に係る発明と同様の効果を奏することができるだけでなく、はんだ部58が開口部57から抜け落ちることが防止される。
また、はんだ部58が、液状のはんだが開口部57に注入されて形成されていることから、開口部57が凸形状のような複雑な形状であっても、その開口部57内にはんだ部58を容易に設置することができる。
なお、本実施形態においては、光学アダプタ17を側視用としたが、これに限ることはなく、図14に示すように、直視用としてもよい。
また、本体外枠部21に張り出し溝64が形成されるとしたが、これに限ることはなく、図15に示すように、LED支持ブロック44及び光学支持部材31に張り出し溝64を形成し、この張り出し溝64と開口部57とを繋げるようにしてもよい。さらに、図16に示すように、LED支持ブロック44及び光学支持部材31と、本体外枠部21とにわたって、張り出し部66を形成するようにしてもよい。これにより、本体外枠部21の径を大きくすることなく、張り出し溝64の深さ寸法hを可及的に大きくすることができ、そのためはんだ部58の体積を大きくすることができる。したがって、熱伝導効率を一層向上させることができる。
また、開口部57及びはんだ部58が、側面視して全体として凸形状をなしているとしたが、これに限ることはなく、それら形状等は適宜変更可能である。例えば、開口部57内に、開口端にいくにしたがって径が漸次細くなるような傾斜部を設けてもよい。また、張り出し部66を開口部57の全周にわたって形成してもよいし、周方向の一部に形成してもよい。
(実施形態4)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図17は、本発明の第4の実施形態を示したものである。
この実施形態においては、本体外枠部21に、軸線Lに直交する方向に向けられたネジ用開口部68が形成されている。さらに、光学支持部材31の先端面に、その先端面から軸線L方向に沿ってLED支持ブロック44側に延在する延在部67が一体的に設けられている。延在部67には、ネジ用開口部68に一致する位置に止め孔70が形成されている。また、LED支持ブロック44には、止め孔70に一致するネジ孔71が形成されている。そして、ネジ用開口部68及び止め孔70に同一のネジ72が通され、ネジ孔71にネジ72が螺合することにより、延在部67を介する光学支持部材31とLED支持ブロック44とが本体外枠部21内に取り付けられている。
以上より、光学支持部材31とLED支持ブロック44とが同一のネジ72によって本体外枠部21に取り付けられていることから、LED支持ブロック44と光学支持部材31とを個別に取り付けるよりも、迅速かつ容易に組み立てることができる。また、ネジ止めすることにより、延在部67と光学支持部材31とをより強く密着させることができ、熱伝導効率を向上させることができる。
なお、光学支持部材31に延在部67を設けるとしたが、これに限ることはなく、LED支持ブロック44に、光学支持部材31側に延在する延在部を設けるようにしてもよい。
また、ネジ72が、LED支持ブロック44及び光学支持部材31よりも熱伝導性の高い部材からなるものとしてもよい。この場合、LED23から発せられた熱は、LED支持ブロック44、ネジ72及び延在部67を介して、光学支持部材31の基端部に伝導していく。これにより、熱伝導効率を一層向上させることができる。
さらに、図18に示すように、光学アダプタ17を直視用としてもよい。例えば、LEDケース59の後端面に、光学支持部材31側に延在する延在部67を設ける。これにより、LED支持部62の位置決めを容易に行うことができ、LED支持部62と光学支持部材31とを個別に取り付けるよりも、迅速かつ容易に組み立てることができる。また、ネジ止めすることにより、延在部67と光学支持部材31とをより強く密着させることができ、熱伝導効率を向上させることができる。
なお、上記第2から第4の実施形態においては、光学アダプタ17を単眼タイプとしているが、双眼タイプのものであってもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る内視鏡の第1の実施形態を示す全体構成図である。 図1の挿入部の先端に内視鏡用アダプタが取り付けられる様子を拡大して示す説明図である。 図1の内視鏡用アダプタを拡大して示す側断面図である。 図2の内視鏡用アダプタを別の視点から見た様子を示す図であって、取り付けフード部の一部を破断して示す斜視図である。 図3の内視鏡用アダプタを、単眼直視タイプとして適用した例を示す側断面図である。 図3の内視鏡用アダプタの変形例を示す側断面図である。 図3の内視鏡用アダプタを、双眼側視タイプとして適用した例を示す側断面図である。 図3の内視鏡用アダプタを、双眼直視タイプとして適用した例を示す側断面図である。 図8の双眼直視タイプの内視鏡用アダプタの変形例を示す側断面図である。 本発明に係る内視鏡の第2の実施形態の要部を示す図であって、内視鏡用アダプタを示す側断面図である。 図10の内視鏡用アダプタの一部を破断して示す斜視図である。 図10の内視鏡用アダプタを、単眼直視タイプとして適用した例を示す側断面図である。 本発明に係る内視鏡の第3の実施形態の要部を示す図であって、内視鏡用アダプタを示す側断面図である。 図13の内視鏡用アダプタを、単眼直視タイプとして適用した例を示す側断面図である。 図13の内視鏡用アダプタの張り出し溝等の変形例を示す側断面図である。 図13の内視鏡用アダプタの張り出し溝等の他の変形例を示す側断面図である。 本発明に係る内視鏡の第4の実施形態の要部を示す図であって、内視鏡用アダプタを示す側断面図である。 図17の内視鏡用アダプタを、単眼直視タイプとして適用した例を示す側断面図である。
符号の説明
1 内視鏡
2 挿入部
17 光学アダプタ(内視鏡用アダプタ)
21 本体外枠部(外枠部)
23 LED(照明部)
28 観察光学系
31 光学支持部材
44 LED支持ブロック(照明支持部材)
47 弾性部材
49 LED基板(照明支持部材)
52 接着剤
58 はんだ部(熱伝導部材)
62 LED支持部(照明支持部)
64 張り出し溝
66 張り出し部
67 延在部
72 ネジ
開口径

Claims (7)

  1. 内視鏡の挿入部に着脱可能に取り付けられる内視鏡用アダプタであって、
    被検体に照明光を照射する照明部と、
    前記被検体を観察するための観察光学系と、
    これら照明部及び観察光学系が設けられた外枠部と、
    前記照明部を支持する照明支持部材を有する照明支持部と、
    前記外枠部の先端部から基端部まで延在し、内部に前記観察光学系を支持する柱状の光学支持部材と、を備え、
    前記照明支持部または前記光学支持部材のいずれか一方に、他方にまで延在する延在部が設けられており、
    この延在部と前記他方とが、前記照明部の直下に位置する同一のネジによって前記外枠部に取り付けられ
    前記ネジは、前記延在部を貫通して前記他方に設けられたネジ穴にねじ込まれており、
    前記照明部から前記ネジを介して、前記ネジと固定された前記延在部へ伝熱させるようにしたことを特徴とする内視鏡用アダプタ。
  2. 前記ネジが、前記光学支持部材よりも熱伝導性の高い部材からなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用アダプタ。
  3. 内視鏡の挿入部に着脱可能に取り付けられる内視鏡用アダプタであって、
    被検体に照明光を照射する照明部と、
    前記被検体を観察するための観察光学系と、
    これら照明部及び観察光学系が設けられた外枠部と、
    前記照明部を支持する照明支持部材を有する照明支持部と、
    前記外枠部の先端部から基端部まで延在し、内部に前記観察光学系を支持する柱状の光学支持部材と、を備え、
    前記照明支持部が、前記光学支持部材に取り付けられるとともに、
    前記外枠部に、前記照明支持部と前記光学支持部材とにまたがった開口部が形成され、
    この開口部に、前記照明支持部と前記光学支持部材とにわたって延在し、前記光学支持部材よりも熱伝導性の高い熱伝導部材が設けられていることを特徴とする内視鏡用アダプタ。
  4. 前記熱伝導部材が、前記開口部に注入された液状部材が凝固して形成されることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用アダプタ。
  5. 前記開口部の内部に、前記開口部の開口径よりも大径に設定された張り出し溝が設けられ、
    前記熱伝導部材に、前記張り出し溝に嵌合する張り出し部が設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の内視鏡用アダプタ。
  6. 前記張り出し溝が、前記照明支持部及び前記光学支持部材と、前記外枠部とにわたって形成されていることを特徴とする請求項5に記載の内視鏡用アダプタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の内視鏡用アダプタと、
    この内視鏡用アダプタが着脱可能に取り付けられる挿入部と、を備えることを特徴とする内視鏡。
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