JP4987808B2 - 車両のフロントピラー - Google Patents
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つまり、フロントピラーでは、上部にルーフを連ね、下部にダッシュボードを連ねているが、上部及び下部の強度を損なうことなく、十分な量の電着液を流入させる必要がある。
一方、フロントピラーの上部は、上部補強部材によって、ルーフフロントレール及びルーフサイドレールに連結するので、これらのルーフとフロントピラーの上部との連結強度を高めることができる。
フロントピラーの中央は、上・下部に比べ強度を必要としないので、補強部材を省いている。
その結果、中空部材の肉厚を全長に亘り厚くすることなく、中空部材を極めて細くすることができる。
請求項1に係る発明では、補強部材は、中空部材の外側部に接合されているので、中空部材に比べ、条件の少ない補強部材の板厚を厚くすることで、板厚の厚い補強部材並びに中空部材に比べて板厚の厚いインナパネルによって中空部材を挟む構造となり、フロントピラーの強度をより高めることができる。
また、電着液を十分な量だけ流す隙間流路の大きさを塑性加工時に同時に成形することができ、隙間流路の形成は容易である。
図1は、本発明の車両のフロントピラーを採用した車体の斜視図である。
フロントピラー11は、車両12の車体13に含まれ、前ガラス15やルーフ16を取付け、支持している。そして、アウタパネルであるところのピラーアウタパネル17、インナパネルであるところのピラーインナパネル18を備え、車両12や車体13の中心Cを対称基準にほぼ左右対称である。具体的には後述する。
図3は、本発明の車両のフロントピラーからアウタパネルを取り外した側面図である。
図4(a)、(b)は、図1の4矢視図である。右のフロントピラー11の内側面38を示している。(b)は(a)のb部詳細図である。図1を併用して説明する。
図6は、図4の6−6線断面図である。図1〜図4を併用して説明する。
フロントピラー11はまた、アウタパネル17とインナパネル18との間に設けた中空部材53と、中空部材53よりルーフ16に張り出して接合しているアウタパネル17の端をなすルーフ接合アウタフランジ部54と、ルーフ接合アウタフランジ部54及び中空部材53に重ねられて接合しているルーフ接合延長フランジ部55と、を備えている。
中空部材53では、断面形状が略4角形なので、中空部材53の塑性加工は容易である。
なお、詳しくは、アウタパネル(ピラーアウタパネル17)は、上部24において、ルーフサイドレールアウタパネル77(図2参照)を含む。
なお、基部84の形状は、任意であり、基部84を溶接する方法は任意である。
フロントピラー11は、より具体的には、中空部材53にインナパネル(ピラーインナパネル18)を溶接部91で固定している。
溶接部91は、第1溶接金属部92、第2溶接金属部93を含む、
図9は、図7の9部詳細図である。
図10は、図7の10−10線断面図である。
ピラーインナパネル穴開先94は、例えば、長穴や貫通した溝で、ピラーインナパネル内縁開先93に対して、千鳥に設けられている。その結果、中空部材53に対するインナパネル(ピラーインナパネル18)の剥離強度をより高めることができる。
図12は、図11の12部詳細図である。中空部材53とプレートナット111の隙間を示していると
図13は、図12の13−13線断面図である。プレートナット111の平面を示している。
図14は、本発明の車両のフロントピラーが備えるサイドカーテンエアバッグ支持部の断面斜視図である。
図16は、図4の16−16線断面図である。フロントピラー11のガラス取付け部75の上部及び下部の断面を示している。図3、図4を併用して説明する。
インナパネル(ピラーインナパネル18)は、内側部(第3側部63)に連なる下部(第1側部61)にピラーインナパネル中央部66を接合してもよい。
ドアシール取付け部45は、ルーフ16に連なる上部24に、アウタ外側フランジ部82、インナ外側フランジ部68間に介在させた上部補強部材43と、下部27のアウタ外側フランジ部82、インナ外側フランジ部68間に介在させた下部補強部材44と、長手の中央のアウタ外側フランジ部82、インナ外側フランジ部68を一部、乖離させることで閉空間部131に連通させた隙間流路47と、隙間流路47の第1流路141〜第5流路145の間に設けた流路間接合部146と、を備えている。
Lhは隙間流路47の範囲で、上部補強部材43から下部補強部材44までの間に設けられている。
下部補強部材44は(図3も参照)、中空部材53の第4側部64に端部155を接合している第1下補強中空材接合部156が形成され、中空部材53の第2側部62に接合されている第2下補強中空材接合部157が形成され、第2下補強中空材接合部157に連ねてインナ外側フランジ部68とアウタ外側フランジ部82とで挟まれ、重ね合わされている下補強インナアウタ狭持接合部158が形成され、これらの第2下補強中空材接合部157及び下補強インナアウタ狭持接合部158に連ねフロントボデー21のダッシュボードアッパ31並びにサイドボデー22のフロントピラーロア32に接合されている下補強ダッシュボード接合部161が形成されている。
図15、図17に示しているフロントピラー11では、フロントピラー11を表面処理するときに、電着液にフロントピラー11を浸けると、電着液は隙間流路47から矢印b1、矢印b2のように閉空間部131に流入する。その結果、フロントピラー11の閉空間部131に電着液を十分供給することができる。特に、中央に十分な量の電着液を確保することができる。
この結果、フロントピラー11の肉厚(t1、t2、t3)を全長に亘って薄くすることができ、且つ、中空部材53の太さ(h1、h2)を細く(小さく)することができる。従って、強度を損なうことなく、フロントピラー11を極めて細くすることができる。
Claims (2)
- 車両のルーフに連なり前ガラスを支持し、前記車両の外側へ向けたアウタパネルと、車室に向けたインナパネルと、を備えた車両のフロントピラーにおいて、
前記アウタパネルと前記インナパネルとの間に設けた中空部材と、該中空部材の車室に向いている内側部に連なる上部に接合しているアウタパネルのアウタ内側フランジ部と、前記内側部に接合しているインナパネルのインナ内側フランジ部と、中空部材の外側部近傍で前記アウタパネルのアウタ外側フランジ部に前記インナパネルのインナ外側フランジ部を重ね合わせることで形成された閉空間部及びドアシール取付け部と、を備え、
前記ドアシール取付け部は、前記ルーフに連なる上部に、前記アウタ・インナ外側フランジ部同士間に介在させた上部補強部材と、下部のアウタ・インナ外側フランジ部同士間に介在させた下部補強部材と、中央のアウタ・インナ外側フランジ部同士を一部離すことで前記閉空間部に連通させた隙間流路と、を備え、
前記補強部材は、前記中空部材の外側部に接合されていることを特徴とする車両のフロントピラー。 - 前記隙間流路は、塑性加工で凹状に形成した隙間であることを特徴とする請求項1記載の車両のフロントピラー。
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