JP4987583B2 - 重ね合わせ板材クランプ方法および板材の重ね合わせ構造 - Google Patents

重ね合わせ板材クランプ方法および板材の重ね合わせ構造 Download PDF

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本発明は、重ね合わせ板材クランプ方法および板材の重ね合わせ構造に関し、特に、自動車の車体組み立てなどで用いられる重ね合わせ板材クランプ方法および板材の重ね合わせ構造に関する。
自動車の車体を構成する各種パネル、スチフナ等の板材は、それらの外周縁部に形成されたフランジ部を互いに重ね合わされ、この重ね合わせ部をスポット溶接することにより、互いに接合され、箱形断面の構造体をなす(例えば、特許文献1)。
このような板材の重ね合わせ部のスポット溶接は、板材の重ね合わせ部のうち、スポット溶接部以外の部位を、対をなすクランプジョーによって両側より挟み込んでクランプし、板材同士がずれ動かないクランプ状態で行われる。
特許第3074643号公報
自動車の車体では、車種等によって使用する板材の板厚が相違し、このことにより、クランプする複数枚の板材の組み合わせの合計の板厚が車種等の仕様によって異なることがある。
このことに対して回転式クランプ装置のように、クランプ状態でのジョー間クリアランスが、対向するジョー先端面による二面で、固定的に決まるような場合、クランプ部の合計板厚が仕様により異なる多種生産では、各合計板厚のもの毎に、所要のジョー間クリアランスを有する回転式クランプ装置を用意する必要がある。
このため、多種多様な仕様の自動車の車体組み立ライン等においては、数多くの溶接専用治具(クランプ装置)、治具交換が必要になり、作業効率を低下させることになる。
本発明が解決しようとする課題は、合計板厚が異なっていても、クランプ状態でのジョー間クリアランスが固定設定の一つのクランプ装置で、重ね合わせ板材をクランプし、クランプ治具の削減化、併せて作業効率の向上を図ることにある。
本発明による重ね合わせ板材クランプ方法は、互いに重ね合わせた複数枚の板材の重ね合わせ部を、対をなすクランプジョーによって両側より挟み込んでクランプする重ね合わせ板材クランプ方法であって、クランプする複数枚の板材の組み合わせの合計の板厚が異なる場合、クランプ状態での前記クランプジョーのジョー間クリアランスを、最大の合計板厚(最大値)相当に設定し、前記合計の板厚が前記最大値より小さい組み合わせになるものは、前記クランプジョーによる重ね合わせ板材のクランプ部に突部を形成して当該クランプ部における重ね合わせ板材のクランプクリアランスを前記最大値に合わせ、クランプ状態でのジョー間クリアランスを最大の合計板厚相当に設定した前記クランプジョーによって、前記合計の板厚が前記最大値以下の組み合わせになるものもクランプする。
本発明による板材の重ね合わせ構造は、複数枚の板材の重ね合わせ部がスポット溶接され、前記重ね合わせ部のスポット溶接部以外の部位に、挟み込みクランプのクランプクリアランスを調整するための突起を有する。
本発明によれば、想定される板材の組み合わせのうち、合計の板厚が前記最大値以下の組み合わせになるものについては、クランプジョーによる重ね合わせ板材のクランプ部に形成された突部によって、当該クランプ部における重ね合わせ板材のクランプクリアランスが、想定される板材の組み合わせのうちの最大の合計板厚(最大値)相当になり、クランプ状態でのジョー間クリアランスを最大の合計板厚相当に設定したクランプジョーによって、合計の板厚が前記最大値以下の組み合わせになるものも、的確にクランプできる。
これにより、合計板厚が異なっていても、クランプ状態でのジョー間クリアランスが固定設定の一つのクランプ装置で、重ね合わせ板材をクランプでき、クランプ治具の削減化、作業効率の向上を図ることができる。
以下に、本発明による重ね合わせ板材クランプ方法、板材の重ね合わせ構造の一つの実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本発明による重ね合わせ板材クランプ方法が適用される自動車の車体の一例を示している。重ね合わせ板材のクランプは、フロントピラー(Aピラー)11のスポット溶接による接合工程に用いられる。
フロントピラー(Aピラー)11は、図2に示されているように、アウトサイドパネル12と、フロントピラースチフナ13と、フロントピラーインナメンバ14とにより構成されている。
アウトサイドパネル12とフロントピラースチフナ13とフロントピラーインナメンバ14は、全て鋼板によるプレス成形品であり、各々両側に接合代(溶接代)をなすフランジ部12A、12B、13A、13B、14A、14Bを有する。フランジ部12Aと13Aと14Aとが、互いに重ね合わせられた複数枚の板材の一つの重ね合わせ部21をなし、フランジ部12Bと13Bと14Bとが、互いに重ね合わせられた複数枚の板材のもう一つの重ね合わせ部22をなしている。
重ね合わせ部21、22は、各々、指定された打点位置をスポット溶接される。このスポット溶接時には、重ね合わせ部21は、第1回転式クランプ部材31のクランプジョー32と第2回転式クランプ部材41のクランプジョー42によって、両側より挟み込まれた態様でクランプされる。また、もう一つの重ね合わせ部22は、固定クランプ部材51のクランプジョー52と第2回転式クランプ部材41のクランプジョー43によって、両側より挟み込まれた態様でクランプされる。
第1回転式クランプ部材31は、軸線A周りに回転(回動)可能で、図示されているクランプ位置と、前記クランプ位置より軸線A周りに所定の観点角度、回転した安クランプ位置との間に回動する。また、第2回転式クランプ部材41は、軸線B周りに回転(回動)可能で、図示されているクランプ位置と、前記クランプ位置より軸線A周りに所定の観点角度、回転した安クランプ位置との間に回動する。
また、固定配置の位置決め治具55、固定位置決めジョー56、第1回転式クランプ部材31に取り付けられた可動位置決めジョー35、第2回転式クランプ部材41に取り付けられた可動位置決めジョー47により、アウトサイドパネル12とフロントピラースチフナ13とフロントピラーインナメンバ14との組み合わせ体が取り囲まれる構造になっている。
互いに対向して対をなすクランプジョー32と42とのクランプ状態でのジョー間クリアランスは、クランプジョー32の取付部のシム33、34、クランプジョー42の取付部のシム44、45により調整されて固定的に決まる。また、互いに対向して対をなすクランプジョー52と43とのクランプ状態でのジョー間クリアランスは、クランプジョー43の取付部のシム46により調整されて固定的に決まる。
クランプジョー32と42とのクランプ状態でのジョー間クリアランス、およびクランプジョー52と43とのクランプ状態でのジョー間クリアランスは、各々、想定される板材の組み合わせのうち、最大の合計板厚(最大値)相当に設定されている。ここで云う最大の合計板厚(最大値)相当とは、合計板厚に等しいか、それより少し小さいことを云う。
例えば、図3(a)は、アウトサイドパネル12とフロントピラースチフナ13とフロントピラーインナメンバ14のフランジ部12A、13A、14Aの重ね合わせ部21の合計板厚Taが、想定される板材(アウトサイドパネル12、フロントピラースチフナ13、フロントピラーインナメンバ14)の組み合わせのうち、最大値である場合を示している。これにより、クランプジョー32と42とのクランプ状態でのジョー間クリアランスは、この最大値である合計板厚Taに相当に設定されている。なお、重ね合わせ部22のクランプジョー52と43についても、同じであるので、それの図示説明は省略する。
図3(b)は、アウトサイドパネル12とフロントピラースチフナ13とフロントピラーインナメンバ14のフランジ部12A、13A、14Aの重ね合わせ部21の合計板厚Tcが最大合計板厚Taより小さい場合を示している。
この場合には、フロントピラーインナメンバ14のフランジ部14Aに、外側に突出したジョックル25がプレス成形されている。このジョックル25の段差寸法は、(最大合計板厚Ta−合計板厚Tc)になっており、ジョックル25を含む部分の重ね合わせ部21のクランプクリアランスTbは、合計板厚Tc+(最大合計板厚Ta−合計板厚Tc)で、最大合計板厚Taに等しい値になっている。
このように、この板材の重ね合わせ構造では、重ね合わせ部のスポット溶接部以外の部位に、挟み込みクランプのクランプクリアランスを調整するためのジョックル25、つまり突起を有する。
これにより、合計の板厚Tcが最大合計板厚Taより小さい組み合わせになるものも、クランプ状態でのジョー間クリアランスを最大の合計板厚Ta相当に設定したクランプジョー32、42によって、的確にクランプできる。
つまり、クランプジョー32、42によるクランプ部に形成されたジョックル25によって、当該クランプ部における重ね合わせ板材のクランプクリアランスTbが、想定される板材の組み合わせのうちの最大の合計板厚(最大値)Ta相当になり、クランプ状態でのジョー間クリアランスを最大の合計板厚Ta相当に設定したクランプジョーによって、合計の板厚が最大値Ta以下の組み合わせになるものも、的確にクランプできる。
これにより、合計板厚が異なっていても、クランプ状態でのジョー間クリアランスが固定設定の一つのクランプ装置で、重ね合わせ板材をクランプでき、クランプ治具の削減化が図られる。また、クランプ治具の交換時間を削減でき、作業効率の向上も図られる。
なお、ジョックル25の段差寸法は、(最大合計板厚Ta−合計板厚Tc)+αであってもよい。この場合には、挟み込みクランプ時に、クランプ圧によってジョックル25が撓み、それによる反発力によって反力が発生し、良好なクランプ力が得られる。
なお、クランプクリアランス調整の突部は、ジョックルに限られることはなく、エンボス加工やルーバ加工によるものであってもよく、フロントピラーインナメンバ14の主体のプレス成形と同時加工により得られるが、工程増加を回避する上で、好ましい。
本発明による重ね合わせ板材クランプ方法が適用される自動車の車体の一例を示す図である。 クランプ状態の図1の線II−IIに沿った拡大断面図である。 (a)、(b)は、本発明による重ね合わせ板材クランプ方法および板材重ね合わせ構造の実施の形態を示す説明図である。
符号の説明
11 フロントピラー
12 アウトサイドパネル
13 フロントピラースチフナ
14 フロントピラーインナメンバ
21、22 重ね合わせ部
25 ジョックル
31 第1回転式クランプ部材
32 クランプジョー
33、34 シム
35 可動位置決めジョー
41 第2回転式クランプ部材
42、43 クランプジョー
44、45、46 シム
51 固定クランプ部材
52 クランプジョー
55 位置決め治具
56 固定位置決めジョー

Claims (2)

  1. 互いに重ね合わせた複数枚の板材の重ね合わせ部を、対をなすクランプジョーによって両側より挟み込んでクランプする重ね合わせ板材クランプ方法であって、
    クランプする複数枚の板材の組み合わせの合計の板厚が異なる場合、クランプ状態での前記クランプジョーのジョー間クリアランスを、最大の合計板厚(最大値)相当に設定し、前記合計の板厚が前記最大値より小さい組み合わせになるものは、前記クランプジョーによる重ね合わせ板材のクランプ部に突部を形成して当該クランプ部における重ね合わせ板材のクランプクリアランスを前記最大値に合わせ、
    クランプ状態でのジョー間クリアランスを最大の合計板厚相当に設定した前記クランプジョーによって、前記合計の板厚が前記最大値以下の組み合わせになるものもクランプする、重ね合わせ板材クランプ方法。
  2. 複数枚の板材の重ね合わせ部がスポット溶接され、前記重ね合わせ部のスポット溶接部以外の部位に、挟み込みクランプのクランプクリアランスを調整するための突起を有する板材の重ね合わせ構造。
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