JP4987566B2 - 番組予約管理装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、番組予約管理装置とその制御方法に関するものであり、例えばハードディスク及び又はデジタルバーサタイルディスク(DVD)を利用した記録再生装置、記録再生装置を内蔵するテレビジョン受信装置などに適用されて有効である。
従来から記録再生装置には、自動的に番組を録画できる番組予約管理装置が適用されている(例えば特許文献1)。番組予約管理装置では、放送番組のタイムテーブルを有した電子番組案内情報(EPG情報)が利用される。EPG情報から番組メニューが生成され、画面上に表示される。ユーザは、番組メニューから所望の番組名を選択し、録画予約を行なう。録画予約情報には、選択した番組の放送開始時間、放送終了時間、番組名などが含まれている。また、番組情報に出演者の氏名などの情報が含まれる場合もある。
番組予約管理装置に基づいて動作する自動録画装置は、所望の番組の放送開始時間に、チューナを制御して当該番組の放送チャンネルが選択された状態にし、そして、記録再生装置を録画状態にする。放送終了時間になったとき、自動録画装置は、記録再生装置を録画停止状態にする。
上記の説明は、放送開始時間及び放送終了時間が最初の計画の通り、変化しなかったことを前提としている。しかし、都合により放送時間帯が変化する場合がある。このような事態に備えて、自動録画装置は、EPG情報が取り込まれたとき、予約番組の放送時間帯と、予約時間帯とを比較する。そして、自動録画装置は、両者が異なる場合には、早い方の開始時間と遅い方の終了時間とで、新たな録画時間帯を再構築する手段を有する(特許文献1)。
特開2006−229396
しなしながら、上記した従来の方法では、所望の番組の放送時間帯が変化した場合、確実に所望番組を録画するためには、不十分な場合がある。例えば、緊急事態が発生してシリーズものの番組の放送時間帯に、事件現場中継が放送されるような場合がある。このような場合、放送されなかった毎xx番組や、シリーズものの番組が日時を変えて放送されることがある。さらにこの後に連続して次の番組が放送されることもある。
ここで、「毎xx番組」とは、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組のことを意味し、毎xx予約とは、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組に対する録画予約を意味する。
この発明の目的は、毎xx予約した番組の予約録画を失敗することなく実行することができる番組予約管理装置とその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内情報を取得する電子番組案内情報得部と、操作入力に応答するとともに、前記電子番組案内情報を利用して毎xx予約(ここで「毎xx予約」とは、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組に対する予約の意味でありこの番組を毎xx番組とする)の録画予約データを生成し、録画予約テーブルに登録する毎xx番組録画予約処理部と、前記電子番組案内情報と前記毎xx番組の録画予約データとを利用して、前記毎xx番組の放送時間帯の変更の有無をチェックし、変更されている場合には変更された時間帯に追従した第1の新録画予約データを成生して、前記録画予約テーブルに登録する番組放送時間帯追従処理部と、前記第1の新録画予約データが生成されたとき、この第1の新録画予約データにより設定される録画時間帯に続いて前記毎xx番組の次話番組が放送されるかどうか前記電子番組案内情報を利用してチェックし、前記次話番組が放送されるときは、さらに前記変更された時間帯に続く時間帯に対応した第2の新録画予約データを生成して前記録画予約テーブルに登録する自動追加予約処理部、を有する。
上記の手段によると、毎xx番組の追加放送時間帯での自動録画予約を行なうために、予約番組の録画ミスを低減できる。
以下図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。まずこの発明が適用された記録再生装置の概要を図1に示して説明する。
図1では、記録媒体としてDVDなどの光ディスクとハードディスクの双方を取り扱うことができる装置として示しているが、ハードディスクあるいはDVDなどの光ディスクは例えば半導体メモリによる記録媒体などに置換されてもよい。
図1において、各ブロックを大きく分けると、左側には記録部の主なブロックを示し,右側には再生部の主なブロックを示している。
図1の記録再生装置は、ディスクドライブ部1002と、ハードディスクドライブ部2001の2種類のディスクドライブ部を有する。まず、ディスクドライブ部1002は、ビデオファイルを構築できる情報記録媒体である第1のメディアとしての光ディスク1001を回転駆動し、情報の読み書きを実行する。ディスクドライブ部1002は、光ディスク1001に対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有する。また、ハードディスクドライブ部2001は、第2のメディアとしてのハードディスクを駆動する。
データプロセッサ部1003は、ディスクドライブ部1002及びハードディスクドライブ部2001に記録データを供給することができ、また、再生された信号を受け取ることができる。ディスクドライブ部1002は、光ディスク1001に対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有する。
データプロセッサ部1003は記録または再生単位のデータを取り扱うもので、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部などを含む。
図1の記録再生装置は、録画側を構成するエンコーダ部50と、再生側を構成するデコーダ部60と、装置本体の動作を制御するマイクロコンピュータブロック30とを主たる構成要素としている。エンコーダ部50は、トランスポートストリーム処理部及び複数のエンコーダを含む。
エンコーダ部50は基本的には入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。さらに、副映像エンコーダも含む。
エンコーダ部50からのエンコード出力は、バッファメモリを含むフォーマッタ51にて所定のDVD規格のフォーマットに変換され、先のデータプロセッサ部1003に供給される。
なおトランスポートストリームから抽出したパケットエレメンタリーストリームがエンコーダ部50から直接ハードディスクドライブ部2001のハードディスクに記録される場合もある。
エンコーダ部50には、スイッチ53を介して、AV入力部41aからの外部アナログビデオ信号と外部アナログオーディオ信号が入力することができる。またエンコーダ部50には、放送波受信手段を構成する地上波アナログチューナ41c、地上波デジタルチューナ41c、衛星BS/CSチューナ41e,衛星アナログチューナ41eからの受信信号が選択的に入力することができる。また、エンコーダ部50で複数のデコーダが活用される場合、地上波デジタルチューナ41cで受信した番組がハードディスクドライブ部2001で録画され、同時に、衛星BS/CSチューナ41dで受信した番組を視聴することも可能である。
なお、エンコーダ部50は、圧縮されたデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が直接入力されるときは、圧縮デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号を直接フォーマッタ51に供給することもできる。またエンコーダ部50は、アナログデジタル変換されたデジタルビデオ信号やオーディオ信号を、ビデオミキシング部71やオーディオセレクタ76に直接供給することもできる。
エンコーダ部50に含まれるMPEGビデオエンコーダでは、デジタルビデオ信号はMPEG2またはMPEG1規格に基づいた可変ビットレートで圧縮されたデジタルビデオ信号に変換される。デジタルオーディオ信号は、MPEGまたはAC−3規格に基づいて固定ビットレートで圧縮されたデジタルオーディオ信号、あるいはリニアPCMのデジタルオーディオ信号に変換される。
副映像信号がAV入力部41aから入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号など)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送されてそれがTVチューナ部で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号が副映像エンコーダでエンコード(ランレングス符号化)されて副映像のビットマップとなる。
エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データは、フォーマッタ51にてパック化され、ビデオパック、オーディオパック、副映像パックとなり、さらにこれらが集合されて、DVD-ビデオ規格で規定されたフォーマット(DVD Videoフォーマット)や、DVD-レコーディング規格で規定されたフォーマット(DVD VRフォーマット)に変換される。フォーマッタ51は、上記の変換処理のとき、バッファメモリ52も利用している。
図1の装置は、フォーマッタ51でフォーマット化された情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)及び作成された管理情報を、記録再生手段を構成しているデータプロセッサ部1003を介してハードディスクドライブ部2001あるいはデータディスクドライブ部1002に供給し、記録媒体であるハードディスクあるいは光ディスク1001に記録することができる。またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録された情報を、データプロセッサ部1003、ディスクドライブ部1002を介して光ディスク1001あるいはハードディスクに記録することもできる。
またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録されている複数番組のビデオオブジェクトを、一部削除したり、異なる番組のオブジェクトをつなげたり、といった編集処理を行うこともできる。
マイクロコンピュータブロック30は、MPU(マイクロプロセッシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセッシングユニット)と、制御プログラム等が書きこまれたROMと、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのRAMとを含んでいる。マイクロコンピュータブロック30は、ネットワークインターフェース30aを介して、外部ネットワークに接続することが可能である。これにより、外部のサーバーから電子番組案内情報(DEPG:Dynamic Electronic Program Guide)を取り込むことも可能である。
さらにマイクロコンピュータブロック30のMPUは、そのROMに格納された制御プログラムに従い、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、AVアドレス設定などを実行する。
またマイクロコンピュータブロック30は、装置の各ブロックを統括して制御するために必要な情報処理部を有するもので、ワークRAM31、ディレクトリ検出部32、VMG(全体のビデオ管理情報)情報作成部、コピー関連情報検知部、コピー及びスクランブリング情報処理部(RDI処理部)、パケットヘッダ処理部、シーケンスヘッダ処理部、アスペクト比情報処理部などを備える。
またマイクロコンピュータブロック30は、録画を実行する際の管理情報の制御部34と、編集を実行する際の管理情報の制御部33をも備える。
さらに、マイクロコンピュータブロック30には、録画関連ブロック35、GUI(グラフィックユーザインターフェース)画面制御部36が設けられている。この録画関連ブロック35、GUI(グラフィックユーザインターフェース)画面制御部36の動作については、さらにあとで詳しく説明することにする。
MPUの実行結果のうち、ユーザに通知すべき内容は、映像データ記録再生装置の表示部43に表示されるか、またはモニターディスプレイにOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。
またマイクロコンピュータブロック30は、この装置を操作するための操作信号を与えるキー入力部44を有する。このキー入力部44は、例えば記録再生装置の本体上に設けた操作スイッチ類や、あるいはリモートコントローラなどに相当する。また、記録再生装置と有線通信あるいは無線通信あるいは光通信や赤外線通信などの手段を用いて接続されたパーソナルコンピューターであってもよい。いずれの形態であるにせよ、ユーザがこのキー入力部44を操作することにより、入力された映像音声信号の録画処理や、録画されたコンテンツの再生処理、あるいは録画されたコンテンツに対する編集処理などを施すことができる。
なお、マイクロコンピュータブロック30が、ディスクドライブ部1002、ハードディスクドライブ部2001、データプロセッサ部1003、エンコーダ部50及び/またはデコーダ部60などを制御するタイミングは、STC(システムタイムクロック)38からの時間データに基づいて実行することができる。録画や再生の動作は、通常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理はSTC38とは独立したタイミングで実行されてもよい。
デコーダ部60は、パック構造を持つDVDフォーマットの信号から各パックを分離して取り出すセパレータと、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリと、セパレータで分離された主映像データ(ビデオパックの内容)をデコードするVデコーダと、セパレータで分離された副映像データ(副映像パックの内容)をデコードするSPデコーダと、セパレータで分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)をデコードするAデコーダとを有する。またデコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサを備えている。
デコーダ部60の出力ビデオ信号は、ビデオミキシング部71に入力される。ビデオミキシング部71では、例えばテキストデータの合成が行われる。またビデオミキシング部71には、TVチューナやAV入力部41aからの信号を直接取り込むラインもまた接続されている。ビデオミキシング部71には、バッファとして用いるフレームメモリ72が接続されている。ビデオミキシング部71の出力がアナログ出力の場合はI/F(インタフェース)73を介して外部出力され、デジタル出力の場合はデジタルアナログ変換器74を介して外部へ出力される。
デコーダ部60の出力オーディオ信号は、セレクタ76を介してデジタルアナログ変換器77でアナログ変換され外部に出力される。セレクタ76は、マイクロコンピュータブロック30からのセレクト信号により制御される。これによりセレクタ76は、TVチューナやAV入力部41aからのデジタル信号を直接モニタする時、エンコーダ部50をスルーした信号を直接選択することも可能である。
なお、エンコーダ部50のフォーマッタでは、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック30のMPUへ送る(GOP先頭割り込み時などの情報)。切り分け情報としては、VOBUのパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。
同時に、アスペクト情報処理部からの情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここでSTIは、解像度データ、アスペクトデータなどを保存し、再生時、各デコーダ部ではこの情報を元に初期設定が行われる。
また本装置では、DVDに記録するビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。またデータをアクセス(シーク)している間に、途切れないで再生を続けるために、最低限連続する情報単位(サイズ)を決めている。この単位をCDA(コンティギュアス・データ・エリア)という。CDAサイズは、ECC(エラー訂正コード)ブロック(16セクタ)の倍数であり、ファイルシステムではこのCDA単位で記録を行っている。
データプロセッサ部1003は、エンコーダ部50のフォーマッタからVOBU単位のデータを受け取り、CDA単位のデータをディスクドライブ部1002あるいはハードディスクドライブ部2001に供給している。またマイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録したデータを再生するのに必要な管理情報を作成し、データ記録終了のコマンドを認識すると、作成した管理情報をデータプロセッサ部1003に送る。これにより、管理情報がディスクに記録される。従って、エンコードが行われているとき、エンコーダ部50からマイクロコンピュータブロック30のMPUは、データ単位の情報(切り分け情報など)を受け取る。また、マイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録開始時には光ディスク及びハードディスクから読み取った管理情報(ファイルシステム)を認識し、各ディスクの未記録エリアを認識し、データ上の記録エリアをデータプロセッサ部1003を介してディスクに設定している。
図2には、リモートコントローラ20の概観を示している。主な操作キーを説明する。20aは、電源をオンオフするための電源キーであり、20bは、トップメニュー画面を表示させるためのトップメニューキーである。メニューキー20cは、例えばDVDなどの媒体に記録されているメニューを表示させときに操作する操作キーである。20DEは、決定キーであり、20UP,20DW,20R,20Lは、カーソルをそれぞれ上、下、右、左に移動させるためのカーソル操作キーである。
次に本装置におけるシリーズ予約に関する特徴的な構成及び動作について説明する。トップメニューキー20bが操作されると、画面制御部36の制御の元で、図3に示すような案内画面80がモニタ3001に表示される。
図3の画面80には、項目として「番組表」、「録画予約一覧」、「Myジャンル番組リスト、」、「おすすめサービス」、「お気に入り番組リスト」、などが表示される。
図3の画面80において、リモートコントローラ20のカーソルキーを操作して、例えば、「番組表」を選択し、決定キー20DEを押すと、図4に示すような画面80となる。図4の画面では、放送日、時間帯、番組が放送される放送方式及びチャンネル、各時間帯の番組名のリストが表示される。
図4の画面80からさらに移行できる画面について説明する。図4の画面80において、今、リモートコントローラ20のカーソルキーを操作して、例えば、「世界の社食からスペシャル」と言う番組題名を選択し、決定キー20DEを押したとする。すると、図5に示すような録画予約画面80に移行する。
図5の録画予約画面80では、予約番組に関する番組名、放送時間などが表示される。ここで録画予約画面80では、「毎xx予約」を設定するかどうかの項目80a、「予約キャンセル」の項目80b、が表示される。
図3の画面80に戻る。ここで、リモートコントローラ20のカーソルキーを操作して、例えば、「録画予約一覧」を選択し、決定キー20DEを押すと、図6に示すような画面80となる。図6の画面では、いままでに録画予約している番組の録画予約テーブルの情報が表示される。ここでは、「番組名」、「毎xx予約」しているか否か、放送方式及びチャンネル、予約日時などが記載されている。毎xx予約とは、毎週・毎日、毎週水曜、毎週月-金曜などに指定した番組を録画するための予約を言う。
録画予約を行う場合には、放送波に重畳されてくるデジタルデータあるいはインターネットを介して送られてくるデータから抽出された電子番組情報が利用される。
ここで、番組内容は、「番組名」+「番組説明/番組概要」、或いは、「予約名」+「番組説明」、或いは「タイトル名」+「番組説明」を含む。「番組名」+「番組説明/番組概要」は、番組表から得ることができる。また「予約名」+「番組説明」は、予約一覧の情報に含まれている。また、「タイトル名」+「番組説明」は、録画結果の情報に含まれている。
「番組名」は、「予約名」、「タイトル名」に対応する。「番組名」の情報は、さらに「マーク」+「シリーズ名」+「和数」+「題名」を含む。「マーク」は、本放送であるのか、再放送であるのかを示す。またシリーズ名は、大抵の場合は、常に同じ名称(例えば世界の社食からスペシャル)が用いられる。また「話数」は、第1話、第2話、第3話、…(或いは第1弾、第2弾、…)である。また「題名」としては、例えばヨーロッパ編、アジア編、アフリカ編、南アメリカ編などである。
録画優先度の情報としては、「非優先」、「優先」、「ふつう」、「最優先」などを設定することができる。優先度の情報は、例えば、シリーズ予約の番組と同一時間帯に録画する別の番組が録画予約された場合、優先度の高いほうを優先して録画するために判定要素として利用される。
図7には、予約情報として構築される番組固有情報の例を示している。予約情報の項目としては、例えば予約名、放送開始日時、録画時間、予約ID、シリーズID,予約無効フラグ、画質、優先順位などがある。予約IDは、予約が行なわれる毎に順番に自動的に割り当てられる番号である。
次に上記した装置が有する特徴的な技術をまとめて記載することにする。図8は、マイクロコンピュータブロック30内の制御部をさらに詳しく示している。このブロック30内には、録画関連ブロック35、GUI画面制御部36、及び操作入力判別部37が含まれる。録画関連ブロック35、GUI画面制御部36に含まれる代表的な制御ブロックをさらに説明すると以下のようになる。
即ち、録画関連ブロック35は、電子番組案内情報取得部35a,毎xx番組録画予約処理部35b、番組放送時間帯追従処理部35c、自動追加予約処理部35d、優先順位処理部35e、録画処理制御部35fが含まれる。その他に通常録画予約処理部もあるがここでは省略している。
またGUI画面制御部36は、メインメニュー処理部36a,全チャンネル一覧処理部36b、録画予約表示処理部36c、自動録画設定一覧出力部36d、録画予約一覧出力部36e、毎xx番組リスト出力部36f、コメント表示処理部36gなどを含む。
ここで、各部は主として以下に述べるような機能を司る。電子番組案内情報取得部35aは、放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内(EPG)情報を取得する。毎xx番組録画予約処理部35dは、毎xx番組の録画予約が行なわれるとき、指定された毎xx番組の録画予約情報を生成する。たとえば「毎xx予約」選択項目が選択されて決定されたとき、前記番組情報を毎xx予約の情報として自動的に録画予約テーブルに登録する。
番組放送時間帯追従処理部35cは、最新の電子番組案内情報に、前記毎xx予約のための新しい番組情報が存在するか否かを定期的或いは不定期に検索する。前記新しい番組情報が存在した場合、番組放送時間帯追従処理部35cは、この情報を録画予約テーブルに登録することができる。
さらに、自動追加予約処理部35dが用意されている。この自動追加予約処理部35dは、次に述べるようなユニークな処理を行う。毎xx番組(例えば第6話1時間もの)の放送時間帯の変更(例えば水曜日の午後8時〜9時が、1週間後の午後9時〜10時に変更)があったとき、続けて、第7話のための録画時間を午後10時から午後11時まで自動的に予約する。ただし、他に、午後10から午後11に予約されている番組が存在するかもしれないので、第7話のための録画優先度は、低く(例えば第2位)に設定されている。
GUI画面制御部36において、メインメニュー処理部36aは図3で示すようなメニュー画面を表示する。全チャンネル一覧処理部36bは図4で示すようなメ画面を表示する。録画予約表示処理部36cは図5で示すような画面を表示する。録画予約一覧出力部36eは図8で示すような画面を表示する。毎xx番組リスト出力部36fは図9、図10で示すような画面を表示する。コメント表示処理部36gは、消去処理を行うような場合、確認コメント、警告コメントなどを表示処理する。
図9は、この発明の特徴的な動作を説明するために示したフローチャートである。この処理は、番組放送時間帯追従処理部35cが中心となって実施される。番組表の更新時間が来ると((ステップSF1)、録画予約しているたとえば番組Aの時間帯が、新しい番組案内情報の番組Aの時間帯に一致するかどうかを判定する。具体的には、予約番組Aの時間帯の開始時間の±3時間以内を追跡する(ステップSF2)。予約番組Aの放送時間帯がずれていることが判別された場合には、録画予約テーブルに新しい録画予約データを追加する(ステップSF3)。つまり追跡結果の予約時間の開始時間、終了時間を予約テーブルの対象予約の開始、終了時間に反映する。
さらに新しい録画予約データにより録画予約された番組は、毎xx番組であるかどうかを判定する(ステップSF4)。毎xx番組であるかどうかは、番組情報に内の属性情報に含まれている。
新しい録画予約データにより録画予約された毎xx番組であった場合、さらに以下のような処理を行う。時間変更した該予約番組の次に放送される番組表上の番組は、時間変更した予約番組の次の時間に連続すべき次話の番組であるかどうかの判定を行なう。この判定も属性情報に含まれる情報から判定することができる。属性情報には第何話であることを示す情報が含まれているからである。
時間変更した予約番組の次の時間に連続すべき次話の番組が存在した場合、次話の録画予約を新規な予約として自動的に追加する(ステップSF6)。ただし、この番組に対する録画優先度は低く設定される。
図10には、上記のように例えば番組「ハケンの品質」の録画予約時間が変更された際の録画予約テーブル上の様子を示している。番組「ハケンの品質」は、録画予約時には、毎週水曜日の21時〜22時までが放送時間帯であり、この放送時間帯に録画予約が行なわれているものとする。
ここで、例えば3月14日の21時から22時に放送される筈の「ハケンの品質 第6話」の放送時間帯が3月21日の21時30分から22時30分の時間帯に変更されたとする(変更時は、たとえば3月13日、あるいは3月20日である)。すると、図9で説明したように、予約データの修正が行なわれる。
この装置の場合、図9のステップSF5で説明したように、時間変更した該予約番組の次に放送される番組表上の番組は、時間変更した予約番組の次の時間に連続すべき次話の番組であるかどうかの判定を行なっている。そして、次の時間22時30分から始まる番組が第7話であった場合、図10の点線で囲むように、「ハケンの品質 第7話」の録画予約を行う。
シリーズ番組に関しては、上記のような録画予約を行なうために、シリーズ番組の録画予約一覧を画面80に表示した場合、図11に示すような表示を得ることができる。即ち、番組名は「ハケンの品質」、チャンネルは123ch、追従したことの印「追」、毎週水曜日のシリーズ番組録画であること、追従したために21時30〜22時30分に変更されていることが表示される。さらに加えて、「ハケンの品質 第7話」が、123ch、3月21日水曜日、22:30〜23:30の時間帯に自動録画予約されていることが表示される。
上記したようにこの発明の装置であると、シリーズ番組の放送時間帯の変更があった場合、変更された放送時間帯に続いて、当該番組の次の話の番組も放送されることが良く行なわれる。この経験から、次の時間帯の番組の属性もチェックするようにしている。そして、追加番組が放送されるような場合、シリーズ番組の追加放送時間帯での自動録画予約を行なうために、シリーズ番組の録画ミスを低減できる。
上記したようにこの発明の装置は、基本的には、放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内情報を取得する電子番組案内情報得部35aと、操作入力に応答するとともに、前記電子番組案内情報を利用して毎xx番組の録画予約データを生成し、録画予約テーブルに登録する毎xx番組録画予約処理部35bと、前記電子番組案内情報と前記毎xx番組の録画予約データとを利用して、前記毎xx番組の放送時間帯の変更の有無をチェックし、変更されている場合には変更された時間帯に追従した第1の新録画予約データを成生して、前記録画予約テーブルに登録する番組放送時間帯追従処理部35cと、前記第1の新録画予約データが生成されたとき、この新録画予約データにより設定される録画時間帯に続いて前記毎xx番組の次話番組が放送されるかどうか前記電子番組案内情報を利用してチェックし、前記次話番組が放送されるときは、さらに前記変更された時間帯に続く時間帯に対応した第2の新録画予約データを生成して前記録画予約テーブルに登録する自動追加予約処理部35eを有する。ここで、さらに、第2の新録画予約データに対しては、前記第1の新録画予約データよりも録画処理の優先度の低い値を属性情報として付加することを特徴とする優先順位処理部35fを有してもよい。
さらに、後述するが、自動追加予約処理部35eは、元の録画予約時間帯に対しても優先度の低い録画予約データを残存させてもよい。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。この発明では、毎xx番組、通常番組にかかわり無く、放送時間帯が変更された場合、元の放送時間帯と新規の放送時間帯が同一日時で一部重なることはないことを前提としてもよい。このようにすると、新規な放送時間帯に対して録画予約データを設定するとともに、元の放送時間帯に対しては、優先度の低い録画予約データ残すことにより、番組変更判断ミスによる誤録画を防止することができる。
図12は、別の実施形態による録画予約データの見直しが行われる場合の動作を示すフローチャートである。録画予約がN個あると、N=1としてN番目の録画予約データを録画予約テーブルから取得する(ステップSG1,SG2)。次に、元の録画予約データにより録画時間帯と、変更された新規な録画予約データによる録画時間帯とが重なっているかどうかを判定する(ステップSG3)。重なっていない場合には、元の録画予約データと、新規な録画予約データの両方を一旦バッファに保存する(ステップSG4)。そして次の録画予約データの検査を実行する(ステップSG5)。録画予約テーブルに登録されている録画予約データのすべてを上記のように検査する(ステップSG6)。その後、作成した新旧の録画予約データを全て録画予約テーブルに登録する(ステップSG7)。
図13(A)、図13(B)は、上記した処理が行われ、録画予約時間帯が変更された様子を示す説明図である。図13(A)の場合、予約時は、元の放送時間帯が21:00−22:00であったが、新規な放送時間帯が、次の日の20:00−21:00の早い時間帯に変更された場合の例である。ここで、この装置では、録画予約時間帯を変更するとともに、元の録画予約時間帯にも優先度を低くして追加予約の時間帯を設定している。
図13(B)の例の場合、予約時は、元の放送時間帯が21:00−22:00であったが、新規な放送時間帯が、次の日の22:00−23:00の遅い時間帯に変更された場合の例である。この場合もこの装置では、録画予約時間帯を変更するとともに、元の録画予約時間帯にも優先度を低くして追加予約の時間帯を設定している。つまり、元の録画予約データを残している。
このようにすることで、番組変更判断ミスによる誤録画を防止することができる。即ち、属性情報が類似したり、番組名が同じであったりすることもある。このような場合、番組情報を判定するときの判定ミスにより、本来放送時間帯は変更になっていない番組の録画時間帯が変更されることもある。しかし、このような判定ミスがあっても、本願の装置であるとこのミスをカバーできる能力を備える。
この実施の形態は、図8、図9で説明した実施の形態と一体化されてもよいことは勿論のことである。したがって、残存する元の録画予約データは、先の自動追加予約処理部35eによって、設定される。
図14(A),(B),(C)は、録画予約テーブルの各種の例を示している。図14(A)では、録画予約が行なわれた直後の録画予約テーブルの様子である。たとえば、予約番号の欄、予約登録時の録画日時の欄、追従後の録画日時の欄、録画チャンネルの欄、録画優先度の欄、自動削除設定の欄、番組追従するかどうかのフラグを記述する欄、録画番組名の欄がある。
図14(B)と(C)は、放送時間帯の変更に伴い、追従処理が行われた後の録画予約テーブルである。しかし、図14(B)のテーブルは、図9で示した処理を実行しなかった場合である。図14(C)のテーブルは、図9で示した処理を実行した場合である。着目すべき点は、番組名「バード」の放送時間帯が3月15日の12時30分−13時00分から3月15日の13時30分−14時00分に変更されている。図14(B)と図14(C)を比べるとわかるように、放送時間帯が変更されたにもかかわらず、予約番号3のように、元の放送時間帯の録画予約データが非優先として残っている。
このために、何らかの要因で、番組変更があったことを判断ミスしたとしても録画ミスや誤録画を防止することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明が適用された記録再生装置の構成説明図である。 図1の装置を操作するリモートコントローラの一例を示す図である。 この発明に係る装置の処理により得られるトップメニューの表示画面の例を示す図である。 この発明に係る装置の処理により得られる番組表の表示画面の例を示す図である。 この発明に係る装置の処理により得られる番組情報の表示画面の例を示す図である。 この発明に係る装置の処理により得られる表示画面の例であり録画予約された番組リストを表示する画面の例を示す図である。 この発明に係る装置で設定されている番組固有情報の例を示す説明図である。 この発明に係る装置の制御部の基本的な要部ブロックを示す図である。 この発明に係る装置の制御部が、シリーズ番組の放送時間帯変更に伴って、録画予約時間帯の変更処理を行うときの動作例を示すフローチャートである。 シリーズ番組の放送時間帯変更に伴って録画予約時間帯の変更処理が行われたときの録画予約時間帯の割り当て例を示す説明図である。 シリーズ番組の録画予約時間帯の変更処理が行われたときの表示画面の例を示す説明図である。 この発明に係る装置の制御部が、番組の放送時間帯変更に伴って、録画予約時間帯の変更処理を行うときの他の動作例を示すフローチャートである。 番組の放送時間帯変更に伴って録画予約時間帯の変更処理が行われたときの録画予約時間帯の割り当て例を示す説明図である。 録画予約テーブルの例を示す説明図である。
符号の説明
30…マイクロコンピュータブロック、35…録画関連ブロック、36…GUIが面制御部、41a,41b,41c,41d,41e…チューナ,3001…モニタ。

Claims (6)

  1. 放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内情報を取得する電子番組案内情報得部と、
    操作入力に応答するとともに、前記電子番組案内情報を利用して毎xx予約(ここで「毎xx予約」とは、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組に対する予約の意味でありこの番組を毎xx番組とする)の録画予約データを生成し、録画予約テーブルに登録する毎xx番組録画予約処理部と、
    前記電子番組案内情報と前記毎xx番組の録画予約データとを利用して、前記毎xx番組の放送時間帯の変更の有無をチェックし、変更されている場合には変更された時間帯に追従した第1の新録画予約データを成生して、前記録画予約テーブルに登録する番組放送時間帯追従処理部と、
    前記第1の新録画予約データが生成されたとき、この第1の新録画予約データにより設定される録画時間帯に続いて前記毎xx番組の次話番組が放送されるかどうか前記電子番組案内情報を利用してチェックし、前記次話番組が放送されるときは、さらに前記変更された時間帯に続く時間帯に対応した第2の新録画予約データを生成して前記録画予約テーブルに登録する自動追加予約処理部と、
    を有したことを特徴とする番組予約管理装置。
  2. さらに、第2の新録画予約データに対しては、前記第1の新録画予約データよりも録画処理の優先度の低い値を属性情報として付加することを特徴とする優先順位処理部を有したことを特徴とする請求項1記載の番組予約管理装置。
  3. さらに、前記自動追加予約処理部は、元の録画予約時間帯に対しても優先度の低い録画予約データを残存させることを特徴とする請求項1記載の番組予約管理装置。
  4. 放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内情報を取得する電子番組案内情報得部と、
    操作入力に応答するとともに、前記電子番組案内情報を利用して毎xx番組の録画予約データを生成し(ここで毎xx番組は、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組の意味とする)、録画予約テーブルに登録する毎xx番組録画予約処理部と、
    前記電子番組案内情報と前記毎xx番組の録画予約データとを利用して、前記毎xx番組の放送時間帯の変更の有無をチェックし、変更されている場合には変更された時間帯に追従した第1の新録画予約データを成生して、前記録画予約テーブルに登録する番組放送時間帯追従処理部と、
    前記追従した前記第1の新録画予約データで設定される時間帯に加えて、さらに前記録画予約データで設定されていた元の放送時間帯に対応する時間帯を、録画優先度を低くして録画予約データで追加予約の時間帯として設定する自動追加予約処理部と、
    を有することを特徴とする番組予約管理装置。
  5. 放送波受信手段、ネットワークインターフェース、記録媒体への記録再生手段、エンコード部、デコード部、及び統括制御を行なうマイクロコンピュータブロックを有した記録再生装置において、前記マイクロコンピュータブロック内の制御部で、
    放送波あるいはネットワークを介して送られてくる電子番組案内情報を取得し、
    操作入力に応答するとともに、前記電子番組案内情報を利用して毎xx番組の録画予約データを生成し(ここで毎xx番組は、毎週、毎日、又は毎週月曜〜金曜放送される番組の意味とする)、録画予約テーブルに登録し、
    前記電子番組案内情報と前記毎xx番組の録画予約データとを利用して、前記毎xx番組の放送時間帯の変更の有無をチェックし、変更されている場合には変更された時間帯に追従した第1の新録画予約データを成生して、前記録画予約テーブルに登録し、
    前記第1の新録画予約データが生成されたとき、この第1の新録画予約データにより設定される録画時間帯に続いて前記毎xx番組の次話番組が放送されるかどうか前記電子番組案内情報を利用してチェックし、前記次話番組が放送されるときは、さらに前記変更された時間帯に続く時間帯に対応した第2の新録画予約データを生成して前記録画予約テーブルに登録する
    ことを特徴とする番組予約管理装置の制御方法。
  6. さらに、第2の新録画予約データに対しては、前記第1の新録画予約データよりも録画処理の優先度の低い値を属性情報として付加することを特徴とする請求項5記載の番組予約管理装置の制御方法。
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