JP4986700B2 - 電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法 - Google Patents

電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法、詳しくは、スライド行程曲線データに基づいて電動サーボプレス機の1ストローク中の回転速度を設定しスライド位置を制御するサーボ制御装置に対し、データ設定表示装置を用いてスライド行程曲線データを入力する電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法に関する。
従来、スライド行程曲線データに基づいて電動サーボプレス機の1ストローク(1ショット)中の回転速度を設定しスライド位置を制御するサーボ制御装置に対し、データ設定表示装置を用いてスライド行程曲線データを入力する電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法は、図7に示すように、スライド行程曲線上の各ポイントごとに速度S1、S2、S3と停止位置P1、P2と停止時間T1、T2を決定し、これらのデータをデータ設定表示装置に入力し、データ設定表示装置の表示画面にスライド行程曲線を表示するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第3807495号公報
しかし、従来のスライド行程曲線設定方法によると、表示画面に表示されたスライド行程曲線を見ても1ストローク時間が分からないため、時間あたりの生産数の管理もしくは把握が困難であるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決し、時間あたりの生産数の管理の容易化を図ることができる電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法を提供することを目的とする。
本発明の電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法は、スライド行程曲線上のポイントのデータに基づいて電動サーボプレス機の1ストローク中の回転速度を設定しスライド位置を制御するサーボ制御装置に対し、データ設定表示装置を用いて前記スライド行程曲線上のポイントのデータを入力するスライド行程曲線設定方法において、前記データ設定表示装置は、直交座標画面であって、1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示す角度軸と1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合で示す時間軸とを座標軸とする直交座標画面を表示画面上に表示し、前記スライド行程曲線上の複数ポイントにそれぞれ対応する角度データと割合データが入力されると、前記時間軸上で隣り合う2つのポイント間を直線で表したスライド行程曲線を前記直交座標画面上に表示し、前記サーボ制御装置は、電動サーボプレス機の設定回転速度と、前記データ設定表示装置から入力されてくる複数ポイントの角度データ及び割合データとに基づき、前記設定回転速度を維持し得る隣り合うポイント間の回転速度を演算し、該演算された回転速度に基づいてスライド位置を制御することを特徴とする。
本発明によると、「1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示す角度軸と1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合で示す時間軸とを座標軸とする直交座標画面を表示画面上に表示し、スライド行程曲線上の複数のポイントにそれぞれ対応する角度データと割合データが入力されると、時間軸上で隣り合う2つのポイント間を直線で表したスライド行程曲線を直交座標画面上に表示し、サーボ制御装置は、電動サーボプレス機の設定回転速度と、データ設定表示装置から入力されてくる複数ポイントの角度データ及び割合データとに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイント間の回転速度を演算し、該演算された回転速度に基づいてスライド位置を制御する」ようにしたため、電動サーボプレス機の設定回転速度が維持されることにより1分当りのショット数が分かり時間あたりの生産数の管理が容易になる。
ここで、前記データ設定表示装置が、前記直交座標画面上に、電動サーボプレス機の一定値である設定回転速度に対応する基準線を併せて表示するようにすると、基準線を参考にすることでスライド行程曲線を作成する作業が容易になる。
また、前記データ設定表示装置の前記直交座標画面上に表示されたスライド行程曲線を、当該金型固有のスライド行程曲線データとして保存するようにすると、その後、当該金型を再び用いてプレス加工を行う際、上記保存したスライド行程曲線データを利用することができるため、再度スライド行程曲線を作成する作業を省略でき作業能率が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法が使用されるシステムの構成図、図2は、電動サーボプレス機の一例の構成図、図3は、第1のスライド行程曲線例の設定方法の説明図、図4は、回転速度の設定方法の説明図、図5は、第2のスライド行程曲線例の設定方法の説明図、図6は、第3のスライド行程曲線例の設定方法の説明図をそれぞれ示す。
図1において、1は、電動サーボプレス機100(図2)のスライド、2は、スライド1の動力源であるサーボモータ、3は、電流増幅を行い駆動電流をサーボモータ2に供給するサーボアンプ、4は、サーボアンプ3に指令信号を送信するサーボ制御装置、5は、サーボ制御装置4に送信されるスライド行程曲線データがオペレータ操作により設定される、表示画面を備えるデータ設定表示装置をそれぞれ表す。
電動サーボプレス機100は、図2に示すように構成される。
図2に示す電動サーボプレス機100は、クランク式の電動サーボプレス機である。
図2において、電動サーボプレス機100は、本体フレーム11を備える。ボルスタ12は本体フレーム11の上部に設けられる。スライド14はボルスタ12の上方に配される。複数のガイドポスト13はスライド14の下面側に延設される。複数のガイドポスト13は本体フレーム11に上下動可能に配設され、スライド14は複数のガイドポスト13と共に上下動可能である。
サーボモータ2は本体フレーム11の下部側に設けられる。サーボモータ2の出力軸2aは鉛直面上を正転及び逆転可能とされる。
駆動プーリー15はサーボモータ2の出力軸2aに固着される。タイミングベルト16は駆動プーリー15と従動プーリー17とに掛けられる。従動プーリー17はクランクシャフト18のセンター軸部18aに固着される。クランクシャフト18は、本体フレーム11に配設される図示しない軸受手段によって回転可能に軸支される。クランクシャフト18は、回転角360°以下の範囲で正転及び逆転されるものである。ここで、このクランクシャフト18の回転角度範囲は、駆動プーリー15と従動プーリー17とのプーリー比を予め考慮して設定されたサーボモータ2の出力軸2aの回転角度範囲に応じて決まる。
コネクティングロッド19の一端部19aはクランクピン18bに回転可能に連結される。コネクティングロッド19は水平方向に配される。コネクティングロッド19の他端部19bは、水平な連結ピン20に回転可能に連結される。第1レバー21の一端部21aは連結ピン20に回転可能に連結される。第1レバー21の他端部21bは、本体フレーム11に延設されたボルスタ側保持部材22のボルスタピン23に回転可能に連結される。第2レバー24の一端部24aは連結ピン20に回動可能に連結される。第2レバー24の他端部24bは、複数のガイドポスト13の下端部間に連結されたスライド側保持部材(連結部材)25のスライドピン26に回転可能に連結される。
上記のように構成される電動サーボプレス機100において、サーボモータ2が正転及び逆転すると、駆動プーリー15、タイミングベルト16、従動プーリー17を介してクランクシャフト18が、予め定められた回転角360°以下の範囲で正転及び逆転し、クランクピン18bがクランクセンター18cを中心として正転及び逆転することにより、コネクティングロッド19が略水平方向かつクランクシャフト18に対し略垂直方向に往復運動をする。このコネクティングロッド19の往復運動により、第1レバー21及び第2レバー24は、ボルスタピン23の位置を固定位置としかつ連結ピン20を枢軸とする屈伸運動をする。また、この第1レバー21及び第2レバー24の屈伸運動により、スライドピン26及びスライド側保持部材25を介してスライド1及び複数のガイドポスト13が上下運動をする。なお、図中、実線で示した第1レバー21及び第2レバー24は、クランクピン18bが図示実線で示した状態にあるとき、換言すると、クランクピン18bが図面において右端位置にあるときの状態に対応しており、この状態のとき、スライド1は上死点位置にある。また、二点鎖線で示した第1レバー21及び第2レバー24は、クランクピン18bが図示しない左端位置にあるときの状態に対応しており、この状態のとき、スライド1は調整可能な下死点位置にある。また、符号mはクランクシャフト18の偏心量、nはスライド1のストローク長さを表している。
次に、スライド行程曲線設定方法を、第1のスライド行程曲線SC1を設定する場合を例にとって図3に基づいて説明する。
図3(A)は、横軸に時間軸、縦軸にスライド1の高さ位置をとった、第1の基準スライド行程曲線SSC1のグラフを示す。この第1の基準スライド行程曲線SSC1は、上死点(0°)からクランク角度で140°までの区間は比較的高速度でスライド1を下降させ、クランク角度140°から下死点(180°)通過後のクランク角度190°までの区間は比較的低速度でスライド1を動作させ、クランク角度190°から上死点(360°)までの区間は比較的高速度でスライド1を上昇させるようスライド1の動作を設定したものである。
このような第1の基準スライド行程曲線SSC1に従ってスライド1を動作させるには、オペレータは、図3(B)に示すデータ設定表示装置5のスライド行程曲線設定用の操作パネル50を操作して第1のスライド行程曲線SC1を設定する。
操作パネル50は、各種操作キー51とスライド行程曲線表示画面52とポイントデータ表示画面53を備える。操作キー51には、0〜9のテンキー51a、小数点キー51b、クリアキー51c、エンターキー51d、初期設定キー51e、曲線変更キー51f、登録キー51g、上下左右のカーソルキー51h、出口キー51iがある。スライド行程曲線表示画面52には、直交座標画面が表示されている。直交座標画面の縦軸は、1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示した角度軸で表され、また、直交座標画面の横軸は、1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合(%)で示した時間軸で表されている。ポイントデータ表示画面53には、オペレータが操作キー51を操作することによって入力された、第1の基準スライド行程曲線SSC1上のポイントP1、P2、P3、P4ごとの角度データ及び速度データ(割合データ)が数値表示される。
第1の基準スライド行程曲線SSC1に対応する第1のスライド行程曲線SC1を設定するには、第1の基準スライド行程曲線SSC1上の第1のポイントP1の角度データ(0°)と割合データ(0%)、第2のポイントP2の角度データ(140°)と割合データ(35%)、第3のポイントP3の角度データ(190°)と割合データ(65%)、第4のポイントP4の角度データ(360°)と割合データ(100%)を操作キー51によってデータ設定表示装置5に入力する。
上記入力操作が行われると、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面に、図3(B)に実線で示す第1のスライド行程曲線SC1が表示されるようになる。この第1のスライド行程曲線SC1は、隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間をそれぞれ直線で表している。スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面には、スライド1の動作速度を一定速度に設定した場合の基準線SLが予め表示されているため、この基準線SLと第1のスライド行程曲線SC1とを見て比較することでスライド1の動作を直感的に把握可能になる。また、上記入力操作が行われると、ポイントデータ表示画面53には、各ポイントP1、P2、P3、P4ごとの角度データ及び速度(割合)データが数値表示される。また、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面には、図3(B)に破線で示す下死点ラインが予め表示されているため、スライド1の動作をより一層直感的に把握可能となる。
また、オペレータは、図4に示すような操作パネル60、つまり、電動サーボプレス機100の回転速度設定用の操作パネル60を操作して回転速度を設定する。図4の場合、回転速度は150SPM(ストローク/分)に設定されている。
サーボ制御装置4は、操作パネル50を介して入力された各ポイントP1、P2、P3、P4の角度データ及び割合データと、操作パネル60を介して入力された設定回転速度とに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間のそれぞれの回転速度を演算する。この演算された回転速度は、電動サーボプレス機100の運転時に、指令信号としてサーボアンプ3に出力される。
図5(A)は、第2の基準スライド行程曲線SSC2のグラフを示す。この第2の基準スライド行程曲線SSC2は、スライド1を下死点(180°)付近まで下降させ、下死点(180°)付近でサーボモータ2を交互に逆転及び正転させた後、スライド1を上死点(360°)まで上昇させるようスライド1の動作を設定したものである。
このような第2の基準スライド行程曲線SSC2に従ってスライド1を動作させるには、オペレータは、上述したような第1の基準スライド行程曲線SSC1に従ってスライド1を動作させる場合と同様、データ設定表示装置5のスライド行程曲線設定用の操作パネル50を操作して第2のスライド行程曲線SC2を設定する。
第2の基準スライド行程曲線SSC2に対応する第2のスライド行程曲線SC2を設定するには、第2の基準スライド行程曲線SSC2上の第1のポイントP1の角度データ(0°)と割合データ(0%)、第2のポイントP2の角度データ(200°)と割合データ(34%)、第3のポイントP3の角度データ(160°)と割合データ(44%)、第4のポイントP4の角度データ(200°)と割合データ(54%)、第5のポイントP5の角度データ(160°)と割合データ(64%)、第6のポイントP6の角度データ(360°)と割合データ(100%)を操作キー51によってデータ設定表示装置5に入力する。
上記入力操作が行われると、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面に、図5(B)に実線で示す第2のスライド行程曲線SC2が表示されるようになる。この第2のスライド行程曲線SC2は、上述した第1のスライド行程曲線SC1と同様、隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間、P4とP5との間、P5とP6との間をそれぞれ直線で表している。オペレータは、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面に表示されている基準線SLと第2のスライド行程曲線SC2とを見て比較することでスライド1の動作を直感的に把握可能になる。また、上記入力操作が行われると、ポイントデータ表示画面53には、各ポイントP1、P2、P3、P4、P5、P6ごとの角度データ及び速度(割合)データが数値表示される。また、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面には、図5(B)に破線で示す下死点ラインが予め表示されているため、スライド1の動作をより一層直感的に把握可能となる。
サーボ制御装置4は、操作パネル50を介して入力された各ポイントP1、P2、P3、P4、P5、P6の角度データ及び割合データと、操作パネル60を介して入力された設定回転速度とに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間、P4とP5との間、P5とP6との間のそれぞれの回転速度を演算し、この演算された回転速度は、電動サーボプレス機100の運転時に、指令信号としてサーボアンプ3に出力される。
図6(A)は、第3の基準スライド行程曲線SSC3のグラフを示す。この第3の基準スライド行程曲線SSC3は、スライド1を下死点(180°)通過後のクランク角度185°まで下降させ、クランク角度185°でサーボモータ2を停止状態に保持した後、スライド1を上死点(360°)まで上昇させるようスライド1の動作を設定したものである。
このような第3の基準スライド行程曲線SSC3に従ってスライド1を動作させるには、オペレータは、上述したような第1の基準スライド行程曲線SSC1に従ってスライド1を動作させる場合と同様、データ設定表示装置5のスライド行程曲線設定用の操作パネル50を操作して第3のスライド行程曲線SC3を設定する。
第3の基準スライド行程曲線SSC3に対応する第3のスライド行程曲線SC3を設定するには、第3の基準スライド行程曲線SSC3上の第1のポイントP1の角度データ(0°)と割合データ(0%)、第2のポイントP2の角度データ(185°)と割合データ(35%)、第3のポイントP3の角度データ(185°)と割合データ(65%)、第4のポイントP4の角度データ(360°)と割合データ(100%)を操作キー51によってデータ設定表示装置5に入力する。
上記入力操作が行われると、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面に、図6(B)に実線で示す第3のスライド行程曲線SC3が表示されるようになる。この第3のスライド行程曲線SC3は、上述した第1のスライド行程曲線SC1と同様、隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間をそれぞれ直線で表している。オペレータは、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面に表示されている基準線SLと第3のスライド行程曲線SC3とを見て比較することでスライド1の動作を直感的に把握可能になる。また、上記入力操作が行われると、ポイントデータ表示画面53には、各ポイントP1、P2、P3、P4ごとの角度データ及び速度(割合)データが数値表示される。また、スライド行程曲線表示画面52の直交座標画面には、図6(B)に破線で示す下死点ラインが予め表示されているため、スライド1の動作をより一層直感的に把握可能となる。
サーボ制御装置4は、操作パネル50を介して入力された各ポイントP1、P2、P3、P4の角度データ及び割合データと、操作パネル60を介して入力された設定回転速度とに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイントP1とP2との間、P2とP3との間、P3とP4との間のそれぞれの回転速度を演算し、この演算された回転速度は、電動サーボプレス機100の運転時に、指令信号としてサーボアンプ3に出力される。
以上説明したように、本実施形態の電動サーボプレス機100のスライド行程曲線設定方法は、スライド行程曲線上のポイントのデータに基づいて電動サーボプレス機100の1ストローク中の回転速度を設定しスライド位置を制御するサーボ制御装置4に対し、データ設定表示装置5を用いてスライド行程曲線上のポイントのデータを入力するスライド行程曲線設定方法において、データ設定表示装置5は、直交座標画面であって、1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示す角度軸と1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合で示す時間軸とを座標軸とする直交座標画面を表示画面52上に表示し、スライド行程曲線上の複数ポイントにそれぞれ対応する角度データと割合データが入力されると、時間軸上で隣り合う2つのポイント間を直線で表したスライド行程曲線を直交座標画面上に表示し、サーボ制御装置4は、電動サーボプレス機100の設定回転速度と、データ設定表示装置5から入力されてくる複数ポイントの角度データ及び割合データとに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイント間の回転速度を演算し、演算された回転速度に基づいてスライド位置を制御する。
本実施形態によると、「1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示す角度軸と1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合で示す時間軸とを座標軸とする直交座標画面を表示画面52上に表示し、スライド行程曲線上の複数のポイントにそれぞれ対応する角度データと割合データが入力されると、時間軸上で隣り合う2つのポイント間を直線で表したスライド行程曲線SC1、SC2、SC3を直交座標画面上に表示し、サーボ制御装置4は、電動サーボプレス機100の設定回転速度と、データ設定表示装置5から入力されてくる複数ポイントの角度データ及び割合データとに基づき、設定回転速度を維持し得る隣り合うポイント間の回転速度を演算し、演算された回転速度に基づいてスライド位置を制御する」ようにしたため、電動サーボプレス機100の設定回転速度が維持されることにより1分当りのショット数が分かり時間あたりの生産数の管理が容易になる。
また、データ設定表示装置5は、直交座標画面上に、電動サーボプレス機100の一定値である設定回転速度に対応する基準線SLを併せて表示したため、基準線SLを参考にすることでスライド行程曲線を作成する作業が容易になる。
ここで、データ設定表示装置5の直交座標画面上に表示されたスライド行程曲線SC1、SC2、SC3を、当該金型固有のスライド行程曲線データとして保存するようにすると、その後、当該金型を再び用いてプレス加工を行う際、上記保存したスライド行程曲線データを利用することができるため、再度スライド行程曲線SC1、SC2、SC3を作成する作業を省略でき作業能率が向上する。
本発明の一実施形態に係る電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法が使用されるシステムの構成図である。 電動サーボプレス機の一例の構成図である。 第1のスライド行程曲線例の設定方法の説明図である。 回転速度の設定方法の説明図である。 第2のスライド行程曲線例の設定方法の説明図である。 第3のスライド行程曲線例の設定方法の説明図である。 従来のスライド行程曲線設定方法の説明図である。
符号の説明
4 サーボ制御装置
5 データ設定表示装置
52 表示画面
100 電動サーボプレス機
SC1、SC2、SC3 スライド行程曲線
SL 基準線

Claims (3)

  1. スライド行程曲線上のポイントのデータに基づいて電動サーボプレス機の1ストローク中の回転速度を設定しスライド位置を制御するサーボ制御装置に対し、データ設定表示装置を用いて前記スライド行程曲線上のポイントのデータを入力する電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法において、
    前記データ設定表示装置は、直交座標画面であって、1ストローク中のスライド位置を0°から360°までの角度で示す角度軸と1ストローク中の経過時間を1ストローク時間に対する割合で示す時間軸とを座標軸とする直交座標画面を表示画面上に表示し、前記スライド行程曲線上の複数ポイントにそれぞれ対応する角度データと割合データが入力されると、前記時間軸上で隣り合う2つのポイント間を直線で表したスライド行程曲線を前記直交座標画面上に表示し、
    前記サーボ制御装置は、電動サーボプレス機の設定回転速度と、前記データ設定表示装置から入力されてくる複数ポイントの角度データ及び割合データとに基づき、前記設定回転速度を維持し得る隣り合うポイント間の回転速度を演算し、該演算された回転速度に基づいてスライド位置を制御する
    ことを特徴とする電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法。
  2. 前記データ設定表示装置は、前記直交座標画面上に、電動サーボプレス機の一定値である設定回転速度に対応する基準線を併せて表示することを特徴とする請求項1に記載の電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法。
  3. 前記データ設定表示装置の前記直交座標画面上に表示されたスライド行程曲線は、当該金型固有のスライド行程曲線データとして保存されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動サーボプレス機のスライド行程曲線設定方法。
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