JP4986353B2 - 多機能型ガス検針システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスメータから供給されるガス流量に基づき各種の積算値を算出可能な多機能型ガスカウンタを利用して、使用時間帯別の料金体系や使用ガス機器別の料金体系などによる多様な課金システムによりガス使用料を請求可能な多機能型ガス検針システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的なガスメータは、住宅等のガス供給管を流れるガス流量を検出する流量検出部と、この流量検出部の検出出力に基づきガス流量を計量する計量部と、計量されたガス流量の積算値をカウントする機械式および電子式の積算値カウンタと、ガス流量積算値を表示する表示部を備えている。ガス使用料は、定期的に、ガス流量積算値に、単位ガス流量当たりの料金を掛け合わせることにより算出され、各消費者に請求される。
【0003】
ここで、ガス会社にとっては、ガスの売上を伸ばしたり、あるいは、特定のガス器具の拡販を図る方法として、ガス使用料として特別な料金設定システムを採用することが考えられる。例えば、ガス使用量の多い消費者には割引料金を適用して、ガス消費の促進を図ったり、拡販対象のガス器具、例えばガスファンヒータが使用されている場合には、使用ガス料金を値引く等の方法が考えられる。また、床暖房装置やGHP(ガスヒートポンプ)等が使用される場合のガス料金を値引きして、その普及を図ることにより、年間を通じてガス使用量の均一化を図り、全体としてのガス使用量を多くすることにより、配送コスト等の低減化も実現できるものと考えられる。
【0004】
かかる点に鑑みて、本願人は特開2001−116606号公報において、ガス料金の設定を多様化できるようにするために、通常のガス流量の積算値以外のガス流量の積算値カウント可能な多機能型ガスカウンタを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
多機能型ガスカウンタによる積算値を用いればガス料金の課金システムの多様化、各ガス消費場所でのガス消費動向などを把握でき、ガス器具の販売等に極めて有利である。
【0006】
ここで、一般的に採用されている既存のガス検針システムでは、各ガス消費者宅に設置されているガスメータの検針値を通信回線を介して検針センタに取り込み、この検針センタにおいて集中的にガス使用量の管理、ガス使用料の請求書発行作業などを行っている。かかる既存のガス検針システムに、本願人が提案している多機能型ガスカウンタを導入して、各種のガス使用量積算値を利用する場合には、一般に既存のガス検針システムの大幅な修正が必要となる。特に、管理対象のガス消費者宅の数がそれほど多くない小規模のガス検針システムに、多機能型ガスカウンタを導入する場合には費用効率が悪い。
【0007】
本発明の課題は、この点に鑑みて、既存のガス検針システムをそのまま利用して、多機能型ガスカウンタによる各種のガス使用量積算値を利用できるようにした多機能型ガス検針システムを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、ガス消費場所に設置されたガス検針装置と、このガス検針装置からガス流量の検針値を受け取ると共に、当該ガス検針装置が設置されている前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書を発行する検針センタ装置とを有する多機能型ガス検針システムであって、前記ガス検針装置からガス使用情報を受け取ると共に、このガス使用情報を加工して前記検針センタ装置に転送する転送センタ装置を有し、
前記ガス検針装置は、ガス流量を計測するガスメータと、このガスメータによるガス流量の検針値に基づき各種のガス使用量のカウント動作を行う複数の電子式積算値カウンタを備えた多機能型ガスカウンタと、前記ガス流量の積算値を前記検針センタ装置に送信すると共に、前記多機能型ガスカウンタによるガス使用量の積算値を前記転送センタ装置に送信する通信部とを備えており、
前記転送センタ装置は、前記ガス検針装置から前記積算値を受信する受信部と、受信した積算値に基づき前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書データを発行する明細・請求書発行部を含むデータ処理部と、このデータ処理部で得られる処理データを前記検針センタ装置に送信する送信部を備えており、
前記検針センタ装置は、前記ガス検針装置から供給されるガス流量の検針値および前記転送センタから供給される処理データを受信する通信部を備えており、
前記ガス検針装置の前記積算値カウンタは、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタと、特定器具積算値カウンタのうちの少なくとも二つを含み、
前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものであり、
前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものであり、
前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものであり、
前記指定温度時積算値カウンタは、指定された温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものであり、
前記特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントするためのものであることを特徴としている。
【0009】
本発明の多機能型ガス検針システムにおいては、ガス消費場所に設置されているガス検針装置および検針センタ装置からなる既存のガス検針システムに対して、転送センタ装置を通信回線を介して接続し、多機能型ガスカウンタをガス検針装置に取り付けた構成となっている。従って、多機能型ガスカウンタの各種積算値、およびこれらに基づき作成したガス使用明細書、請求書データ等の処理データを、転送センタ装置を介して既存の検針センタ装置に転送することにより、既存ガス検針システムのシステム変更を伴うことなく、多機能型ガスカウンタによる各種積算値を利用可能な多機能型ガス検針システムを構築できる。
【0010】
また、既存の検針センタ装置においては、受信した処理データに基づき、多様な課金システムによるガス使用料の請求を行うことができ、さらには各ガス消費場所でのガス使用状況をきめ細かく分析することも可能になる。
【0011】
次に、既存の複数のガス検針システムのそれぞれが多機能型ガスカウンタを利用する場合において、個々のガス検針システムにおいて使用されている各ガス消費場所などを特定するためのコード体系が異なっていることが一般的であるので、前記転送センタ装置は、各ガス検針装置を特定するための転送センタ装置側コードと、この転送センタ装置側コードを各ガス管理センタにおいて使用されている検針センタ装置側コードに変換する変換部を備えていることが望ましい。
【0012】
この場合、前記変換部は、前記検針センタ装置毎にコード変換テーブルを備えた構成とすればよい。
【0013】
次に、前記転送センタ装置を有しない場合の多機能型ガス検針システムについて説明する。本発明は、ガス消費場所に設置されたガス検針装置と、このガス検針装置からガス流量の検針値を受け取ると共に、当該ガス検針装置が設置されている前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書を発行する検針センタ装置とを有する多機能型ガス検針システムであって、
前記ガス検針装置は、ガス流量を計測するガスメータと、このガスメータによるガス流量の検針値に基づき各種のガス使用量のカウント動作を行う複数の電子式積算値カウンタを備えた多機能型ガスカウンタと、前記ガス流量の積算値および前記多機能型ガスカウンタによるガス使用量の積算値を前記検針センタ装置に送信する通信部とを備えており、
前記検針センタ装置は、前記ガス検針装置から供給されるガス流量の検針値および前記積算値カウンタによる積算値を受信する通信部と、受信した検針値および積算値に基づきガス使用明細およびガス使用料の請求書を発行する明細・請求書発行部を含む処理部とを備えており、
前記ガス検針装置の前記積算値カウンタは、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタと、特定器具積算値カウンタのうちの少なくとも二つを含み、
前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものであり、
前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものであり、
前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものであり、
前記指定温度時積算値カウンタは、指定された温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものであり、
前記特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントするためのものであることを特徴としている。
【0014】
本発明の多機能型ガス検針システムでは、既存の検針センタ装置に対して、多機能型ガスカウンタから得られる各種の積算値をデータ加工して明細・請求書などを発行可能なデータ処理部を付加した構成となっている。検針センタ装置は、ガス検針装置から供給されるガス流量の検針値および積算値カウンタによる積算値を受信する通信部とは独立して、受信した検針値および積算値に基づきガス使用明細およびガス使用料の請求書を発行する明細・請求書発行部を含むデータ処理部が付加された構成となっている。従って、既存のシステムにデータ処理部を付加するのみで、当該検針センタ装置においては、受信した処理データに基づき、多様な課金システムによるガス使用料の請求を行うことができ、さらには各ガス消費場所でのガス使用状況をきめ細かく分析することも可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した多機能型ガス検針システムの一例を説明する。
【0016】
図1は本例の多機能型ガス検針システムを示す概略構成図であり、この図に示すように多機能型ガス検針システム1は、複数のガス消費者宅に設置されたガス検針装置2(2(1)、2(2)・・・2(n)、nは正の整数)と、通信回線を介してガス検針装置2からガス流量の検針値を受け取ると共に、当該ガス検針装置2が設置されているガス消費者宅でのガス使用明細およびガス料金の請求書を発行する検針センタ装置3とを有するガス検針システム4を複数組含んでいる。また、本例の多機能型ガス検針システムは転送センタ装置5を有し、この転送センタ装置5は、各ガス検針システム4(4(1)、4(2)・・・4(m)、mは正の整数)に通信回線を介して接続されている。この転送センタ装置5は、それぞれの既存ガス検針システム4における各ガス検針装置2からガス使用情報を受け取ると共に、このガス使用情報をデータ加工して、各ガス検針システム4の検針センタ装置3に転送する。
【0017】
図2は、多機能型ガス検針システム1の一部を取り出して示す概略構成図である。この図を参照して説明すると、ガス消費者宅に設置されているガス検針装置2は、ガス流量を計測する一般的なガスメータ11と、このガスメータ11によるガス流量の検針値に基づき各種のガス使用量のカウント動作を行う複数の電子式積算値カウンタを備えた多機能型ガスカウンタ12と、ガス流量の積算値を検針センタ装置3に送信すると共に、多機能型ガスカウンタ12によるガス使用量の積算値を転送センタ装置5に送信するための通信部としての伝送装置13を備えている。
【0018】
転送センタ装置5は、ガス検針装置2から積算値を受信するための通信部21と、受信した積算値に基づき各種のデータ加工を行うコンピュータシステムからなるデータ処理部22と、加工後のデータをガス管理センタ3に送信するための通信部23を備えている。
【0019】
検針センタ装置3は、ガス検針装置2から供給されるガス流量の検針値および転送センタ装置5から供給される多機能型ガスカウンタ12の積算値の加工データを受信する通信部31と、管理部32を備えている。
【0020】
次に、図3は、各ガス検針装置2に配置されている多機能型ガスカウンタ12およびガスメータ11の構成を示すブロック図である。まず、ガスメータ11は一般的に使用されているものと同一であり、ガス流通部(図示せず)を流れるガス流量を計量する機械式計量部41と、この機械式計量部41に機械的に連結され、計量結果に基づきガス流量の通常の積算値をカウントする機械式カウンタ42と、機械式計量部41の計量結果に基づき、ガス流量の通常の積算値をカウントする電子式の通常積算値カウンタ43と、マイクロコンピュータから構成される制御部44とを備えている。また、多機能型ガスカウンタ12との間で電文通信を行うための通信部45を備えている。
【0021】
多機能型ガスカウンタ12は、マイクロコンピュータから構成される制御部51と、液晶表示部52と、ガスメータ12の側から各種の積算値を受信する通信部53と、液晶表示部52の表示切り換えを行うための表示切り換えボタン54を備えている。例えば、表示切り換えボタン54の操作に応じて、液晶表示部52に表示される積算値が、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値、特定器具積算値の順にサイクリックに切り換わるように構成されている。
【0022】
また、多機能型ガスカウンタ12は、制御部51の制御の下に動作する電子式の通常積算値カウンタ55と、長時間積算値カウンタ56と、大流量積算値カウンタ57と、指定時間積算値カウンタ58と、指定温度時積算値カウンタ59と、特定器具積算値カウンタ60を備えている。これらの電子式の積算値カウンタ55〜60は、通信部53を介してガスメータ11の側から供給されるガス流量の計量情報に基づき、各積算値のカウントを行う。通常積算値カウンタ55は通常積算値カウンタ43と同一構成である。各積算値カウンタ56〜60については後述する。
【0023】
多機能型ガスカウンタ12は、更に、伝送装置(NCU)13に向けて、通常積算値、長時間積算値、大流量積算値、指定時間積算値、指定温度時積算値等のデータを通信により供給するための通信部61を備えている。この通信部61は、制御部51の制御の下で、上位からの通信を受け、ガスメータ11から受信した情報を上位に向けて転送する。さらには、この通信部61は、上位からガスメータ11に対する通信も受けるようになっている。
【0024】
次に、図4〜図9を参照して、5つの積算値カウンタ56〜60について詳細に説明する。
【0025】
(長時間積算値カウンタ56)
まず、図4には長時間積算値をカウントするための長時間積算値カウンタ56の動作を示してある。この長時間積算値カウンタ56は、GHP等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量で、一定時間以上にわたりガスが使用された場合のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0026】
例えば、図4(a)に示すように、ガス流量がQ以上である使用状態が、一定時間T以上に亘る場合に、長時間積算値カウンタ56が積算値をカウントするものとする。図においては、流量Q以上の時間が一定時間Tよりも長い時間tにわたっており、この場合には、網掛け部分が長時間積算値となり、この面積分に相当するガス量が長時間積算値カウンタ56に加算される。
【0027】
図4(b)のフローチャートに従って積算動作を説明する。まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST1)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST2)。次に、継続時間tが設定時間T以上の場合には、t時間内の積算値(Ce−Cs)を長時間積算カウンタ56に加算する(ステップST3)。しかるに、継続時間tが設定時間T未満の場合には、長時間積算値カウンタ56への加算は行わない。
【0028】
このようなカウント動作を行う長時間積算値カウンタ56を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図4(c)の表の左欄および中欄に示すようにQ、Tの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具を該当ガス器具として特定できる。
【0029】
(大流量積算値カウンタ57)
図5には大流量積算値をカウントするための大流量積算値カウンタ57の動作を示してある。この大流量積算値カウンタ57は、ガス給湯器等の特定ガス器具を使用している時のガスの従量単価を別料金とするために、一定流量以上のガス流量の積算値をカウントするためのものである。
【0030】
例えば、図5(a)に示すように、ガス流量がQ以上の場合に、網掛け部分の面積に相当するガス流量の積算値が、大流量積算値カウンタ57によりカウントされる。
【0031】
図5(b)のフローチャートに従って積算動作を説明する。まず、ガス流量が設定値Qを超えた時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST11)。次に、ガス流量が設定値Qを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST12)。次に、積算値(Ce−Cs)を大流量積算値カウンタ26に加算する(ステップST13)。
【0032】
このようなカウント動作を行う大流量積算値カウンタ57を用いることにより、使用ガス器具を特定することができる。例えば、図5(c)の表の左欄に示すようにQの値を設定すれば、該当ガス器具として、右欄に示すようなガス器具を該当ガス器具として特定できる。
【0033】
(指定時間積算値カウンタ58)
図6には指定時間積算値をカウントするための指定時間積算値カウンタ58の動作を示してある。この指定時間積算値カウンタ58は、夜間、土日休日、指定の季節のガスの従量単価を別料金とするために、指定時間の積算値をカウントするためのものである。
【0034】
例えば、図6(a)に示すように、時刻t1およびt2で規定される指定時間帯(網掛け部分)のガス流量の積算値が、指定時間積算値カウンタ58によってカウントされる。
【0035】
図6(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、指定時間t1になった時に、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST21)。次に、指定時間t2になった時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST22)。次に、指定時間帯である時間t1からt2までの積算値(Ce−Cs)を指定時間積算値カウンタ27に加算する(ステップST23)。
【0036】
図6(c)には、時間幅の設定例を表にしてある。この表の左欄には特別料金が開始される指定時間t1の例を示してあり、中欄には特別料金の指定が解除される指定時間t2の例を示してある。これらの指定時間は、内蔵タイマ、内蔵カレンダにより設定できる。
【0037】
(指定温度時積算値カウンタ59)
図7には指定温度時積算値をカウントするための指定温度時積算値カウンタ59の動作を示してある。この指定温度時積算値カウンタ59は、低温時(GHP、ストーブ使用時)、高温時(GHP使用時)に、ガスの従量単価を別料金とするために、特定温度時の積算値をカウントするためのものである。
【0038】
例えば、図7(a)に示すように、夏等のように冷房が使用されることが想定される場合、外気温が指定温度T以上の場合に、使用されるガス流量の積算値(図の網掛け部分)が、積算値カウンタ59によってカウントされる。
【0039】
図7(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、指定温度Tを超えた時、その時点の積算値Csを記憶する(ステップST31)。次に、指定温度Tを下回った時、その時点の積算値Ceを記憶する(ステップST32)。次に、積算値(Ce−Cs)を指定温度時積算値カウンタ59に加算する(ステップST33)。
【0040】
図7(c)には、指定温度の設定例を表にしてある。外気温度が10度以下の場合には、一般に暖房用ガス器具が使用され、これが特別料金とされる。また、外気温が23度以上の場合は一般に冷房用ガス器具が使用され、これも特別料金とされる。
【0041】
(特定器具積算値カウンタ60)
上記のように、給湯器などの大型ガス器具を使用した場合には、一定流量以上のガスが使用されるので、その時のガス使用量は大流量積算値カウンタ57によりカウントされる。また、ガスストーブ等のように長時間に亘り利用されるガス器具を使用した場合には、一定流量以上で一定時間以上に亘りガスが使用されるので、その時のガス使用量は長時間積算値カウンタ56によりカウントされる。しかしながら、床暖房装置やガスファンヒータ等のガス器具によるガス使用量を、上記の各カウンタ56ないし59によりカウントすることができない。
【0042】
例えば、図8に示すように、床暖房装置を使用した場合のガスの使われ方は、最初は部屋が冷えているので大流量(流量Q1以上の流量)のガスが使用される(使用開始時点t1から時点t2までの第1の時間幅T1)。しかし、その後、部屋が暖まると、小流量(流量Q1未満であって、流量Q2以上の流量)のガスが長時間使用される(時点t2から使用終了時点t3までの第2の時間幅T2)。
【0043】
本例では、このようなガス使用パターンのガス器具を特定器具と呼び、この特定器具によるガス使用量をカウントするために、特定器具積算値カウンタ60が備わっている。このカウンタ60を用いれば、床暖房装置やガスファンヒータ等の特定器具を使用している時のガスの従量単価を別料金として課金、清算することが可能になる。
【0044】
ここで、特定器具の一つであるガスファンヒータを例に挙げて、本例の特定器具積算値カウンタ60による具体的なカウント動作を説明する。一例として取り上げる市販のガスファンヒータは、木造住宅6畳まで、鉄筋コンクリート住宅9畳までの暖房に適したものであり、ガス消費量が2100ないし600kcal/hであり、急速暖房時のガス消費量が2800kcal/hとされている。ガスファンヒータの機能としては、急速暖房モードとセーブ運転モードがあり、急速暖房モードは、スイッチがオンされると、30分間急速暖房を行なうことにより、室温を一気に設定温度まで暖めるためのモードである。セーブ運転モードは、室温が設定温度に到達して30分後に、サーモ設定温度を1℃低めに切換えて運転制御を行い、1時間後には更に1℃低めに切換えて運転制御を行なうという制御動作を繰り返し、体に感じない程度にパワーを段階的に下げながら省電力運転を行なうモードである。
【0045】
図9(a)にはこのように駆動制御されるガスファンヒータの典型的なガス使用流量パターンを示してある。この図に示すように、ガスファンヒータが使用されていることを判別するために、第1のガス流量Q1、第2のガス流量Q2、第1の時間幅T1および第2の時間幅T2を採用し、第1のガス流量Q1以上で第1の時間幅T1以上に亘ってガスが使用され、しかる後に、第1のガス流量Q1よりも少なく第2のガス流量Q2以上で第2の時間幅T2以上に亘ってガスが使用された場合に、ガスファンヒータが使用されていると判断して、ガス流量が第1のガス流量Q1を越えた時点から第2のガス流量Q2を下回った時点までのガス流量の積算値を特定器具積算値カウンタ60でカウントするようにしている。
【0046】
本例では、第1のガス流量Q1を2000kcal/hとし、第2のガス流量Q2を500kcal/hとし、第1の時間幅T1を30分間とし、第2の時間幅T2を90分間としている。なお、これらの値は一例であり、本発明をこれらの値に限定することを意図するものではない。また、特定器具のガス使用パターンを判別するために、複数組の上記Q1、Q2、T1、T2を予め記憶しておき、これらに基づき複数種類の特定器具を判別することも可能である。
【0047】
図9(b)のフローチャートに従って説明すると、まず、ガス流量が第1のガス流量Q1を超えた時(時点t1)に、その時点の積算値C1を記憶する(ステップST41)。次に、ガス流量が値Q1を下回った時(時点t2)、時点t1から時点t2までの時間幅が第1の時間幅T1(=30分間)未満の場合には、積算処理を中止し、以上の場合には処理を継続する(ステップST2)。図9(a)の例では時間幅が60分間であるので処理を継続する。
【0048】
次に、ガス流量が第2のガス流量Q2を下回った時点(時点t3)における積算値C3を記憶する(ステップST43)。ここで、時点t2から時点t3までの時間幅が第2の時間幅T2(=90分間)以上の場合には、積算値(C3−C1)を算出し、この値を、特定器具積算値カウンタ60に加算する(ステップST44)。時間幅が第2の時間幅T2未満の場合には特定器具積算値カウンタ20によるカウントは行なわない。図9(a)の例では時間幅が90分間であるのでカウント動作が行われる。このようにして、ガスファンヒータによるガス使用量の積算値が特定器具積算値カウンタ60によってカウントされる。
【0049】
ここで、本例では特定器具によるガス使用状態を判別するために、値Q1、Q2、T1、T2を採用している。すなわち、ガス使用パターンが二段階で変化するガス器具を特定器具として判別している。より精度良く、特定器具を判別するために、判別用のガス流量としてQ1、Q2よりも多い数のガス流量を規定し、T1、T2よりも多い数の時間幅を規定してもよい。このようにすれば、多段階、あるいはガス使用量が使用開始時から漸減するようなパターンの特定器具を精度良く判別でき、各特定器具毎のガス使用量の積算値をカウントすることが可能になる。
【0050】
次に、複数の検針センタ装置3では、それぞれの検針センタ装置3において管理対象のガス検針装置を特定するための検針センタ装置側コードを使用している。各ガス検針システム4(1)〜4(m)において使用されているコード桁数、コード体系が異なっている場合が殆どである。そこで、本例の転送センタ装置3の処理部22は、各ガス検針装置2を特定するための転送センタ装置側コードを備えていると共に、当該転送センタ装置側コードを各検針センタ装置側コードに変換する変換機能を備えている。
【0051】
すなわち、図10に示すように、転送センタ装置3のデータ処理部22は、通信部21を介して受信した積算値情報に含まれている各ガス検針装置2の伝送装置13を特定する転送センタ装置側コードAを、コード変換テーブル221を用いて、ガス検針システム4の検針センタ装置3において各伝送装置13を特定するために使用している検針センタ装置側コードBに変換する。そして、変換後の検針センタ装置側コードBを対応する積算値に付加したものを検針センタ装置3に送信する。なお、本例では、複数のガス検針システム4を含んでいるので、転送センタ装置3には各ガス検針システム4毎のコード変換テーブル221が備わっている。
【0052】
各ガス検針システム4の検針センタ装置3では、既存の管理用コードBをそのまま用いて、各消費者宅でのガス使用量を示す各種積算値を利用できる。すなわち、検針センタ装置3の管理部32は、転送センタ装置から供給される各種積算値に基づくガス使用明細・請求書データ、ガス使用状況に関する各種のグラフ作成用データに基づき、明細書、請求書などを発行するデータ処理部321を備えている。
【0053】
このように、本例では、各種積算値に基づきガス使用明細や請求書を発行すると共にガス使用状況などのグラフを作成可能なデータ処理部22が転送センタ装置5に備わっており、定期的にあるいは、要求に応じて、各種積算値に基づくガス使用明細や請求書を含む処理データを検針センタ装置3に送信している。この代わりに、これらのデータをハードコピー化して検針センタ装置3に提供するようにしてもよい。
【0054】
本例によれば、検針センタ装置3の側では、既存のシステムに何ら変更を加えることなく、すなわち、多機能型ガスカウンタによる積算値をデータ加工して明細・請求書データを生成するためのプログラムを購入してインストールする必要がなく、各種の積算値に基づく処理データなどを利用することが可能である。
【0055】
次に、図11には、データ処理部22の明細発行機能により作成されたLPガス使用料金内訳表の一例を示してある。このように、夜間、土日、大型器具、長時間使用などといった需要帯、時間帯別の料金設定が可能である。
【0056】
また、図12(a)には、グラフ作成機能による保有器具とガス使用量のグラフ作成例を示してある。各ガス消費者宅a〜oにおける所有ガス器具に関する情報と、多機能型ガスカウンタ12による積算値とに基づき、通常使用時のガス消費量と、大流量でのガス使用量と、長時間使用でのガス使用量とを各ガス消費者宅ごとにグラフ化できる。また、これに基づき、図12(b)に示すように、例えば、長時間でのガス使用量の多いガス消費者宅順にグラフ化して、需要構造の分析用データを作成することもできる。このような処理は、転送センタ装置5において、多機能型ガスカウンタ12による積算値を、一般的なCSV形式に変換して、CSVファイルとして電子メールなどの形態で検針センタ装置3に送信すれば、検針センタ装置3の側においては、一般的な表計算ソフトを利用してデータ加工を行うことができる。
【0057】
なお、各種積算値に基づきガス使用明細・請求書を発行するためのソフトウエアを購入してインストールすることが可能なガス会社などが運営する検針センタ装置においては、転送センタ装置を介さなくとも、多機能型ガスカウンタ12の積算値をデータ処理して請求書発行などを行うデータ処理用のソフトウエアを、既存の検針センタ装置システムに付加すればよい。
【0058】
すなわち、図13に示すような既存の検針センタ装置100は各ガス検針装置2Aから検針データを受信する通信部31Aと、受信した検針データに基づき、従来の請求書を発行する処理部101を備え、この処理部101によって合計の使用量、請求金額のみの請求書102が印刷出力される。
【0059】
これに対して、本発明を適用した検針センタ装置200では、図14に示すように、通信部31を介して、ガス検針装置2から各種の積算値情報を含む検針データを受信し、これを、付加した明細・請求書発行部(付加ソフト)201においてデータ加工して、使用明細書や多様な課金システムに基づく各種使用量の請求書202を発行可能であると共に、既存の処理部101では従来のように検針データに基づき、合計の使用量、請求金額のみの請求書102を発行する。
【0060】
このようにすれば、既存のシステムに大幅な変更を加えることなく、各種の積算値に基づく処理データなどを利用することが可能になる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の多機能型ガス検針システムにおいては、既存のガス検針システムに多機能型ガスカウンタを取り付けると共に、転送センタ装置を介して多機能型ガスカウンタによる各種の積算値を既存のガス検針システムの検針センタ装置に引き渡すようにしている。
【0062】
また、本発明では、既存の検針センタ装置に、多機能型ガスカウンタによる各種の積算値をデータ処理するためのデータ処理部を既存の検針センタ装置に付加した構成を採用している。
【0063】
従って、本発明によれば、ガスメータによる検針値を伝送装置を介してセンタロードしてガス料金の請求書などを発行する既存のガス検針システムを変更することなく、多機能型ガスカウンタを取り付けて、ガス使用に関する各種の積算値を利用できる。
【0064】
よって、本発明によれば、既存のガス検針システムに変更を加えることなく、需要帯別、時間帯別の料金設定などの多様なガス料金の課金システムを採用でき、また、各種の積算値に基づき、各ガス消費場所でのガス需要構造の分析に有効な分析データを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した多機能型ガス検針システムの全体構成図である。
【図2】図1の多機能型ガス検針システムの一部を示す構成図である。
【図3】図1の多機能型ガス検針システムにおけるガス消費者宅に配置されている多機能型ガスカウンタおよびガスメータを示す構成図である。
【図4】図3の多機能型ガスカウンタにおける長時間積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図5】図3の多機能型ガスカウンタにおける大流量積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図6】図3の多機能型ガスカウンタにおける指定時間積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図7】図3の多機能型ガスカウンタにおける指定温度時積算値カウンタの動作を示すための説明図である。
【図8】図3の多機能型ガスカウンタにおける特定器具積算値カウンタによりガス使用量の積算値がカウントされる床暖房装置のガス使用パターン例を示す説明図である。
【図9】図3の多機能型ガスカウンタにおける特定器具積算値カウンタによりガス使用量の積算値がカウントされるガスファンヒータのガス使用パターン例を示す説明図、および特定器具積算値カウンタの動作を示す概略フローチャートである。
【図10】図1の多機能型ガス検針システムにおける多機能型ガスカウンタによる積算値の伝送経路を示す構成図である。
【図11】図1のシステムにおける検針センタ装置の明細発行機能によって作成されたLPガス使用料金内訳表の例を示す説明図である。
【図12】図1のシステムにおける検針センタ装置のグラフ機能によって作成されたグラフ作成例を示す説明図である。
【図13】従来の検針センタ装置の構成を示す概略構成図である。
【図14】図13の従来の検針センタ装置に本発明を適用した場合の構成例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 多機能型ガス検針システム
2 ガス消費者宅のガス検針装置
3 検針センタ装置
4 ガス検針システム
5 転送センタ装置
11 ガスメータ
12 多機能型ガスカウンタ
13 伝送装置
21 通信部
22 データ処理部
23 通信部
31 通信部
32 処理部
55 通常積算値カウンタ
56 長時間積算値カウンタ
57 大流量積算値カウンタ
58 指定時間積算値カウンタ
59 指定温度時積算値カウンタ
60 特定器具積算値カウンタ
221 コード変換テーブル
A 転送センタ装置側コード
B 検針センタ装置側コード
321 データ処理部

Claims (5)

  1. ガス消費場所に設置されたガス検針装置と、このガス検針装置からガス流量の検針値を受け取ると共に、当該ガス検針装置が設置されている前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書を発行する検針センタ装置とを有する多機能型ガス検針システムであって、
    前記ガス検針装置からガス使用情報を受け取ると共に、このガス使用情報を加工して前記検針センタ装置に転送する転送センタ装置を有し、
    前記ガス検針装置は、ガス流量を計測するガスメータと、このガスメータによるガス流量の検針値に基づき各種のガス使用量のカウント動作を行う複数の電子式積算値カウンタを備えた多機能型ガスカウンタと、前記ガス流量の積算値を前記検針センタ装置に送信すると共に、前記多機能型ガスカウンタによるガス使用量の積算値を前記転送センタ装置に送信する通信部とを備えており、
    前記転送センタ装置は、前記ガス検針装置から前記積算値を受信する受信部と、受信した積算値に基づき前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書データを発行する明細・請求書発行部を含むデータ処理部と、このデータ処理部で得られる処理データを前記検針センタ装置に送信する送信部を備えており、
    前記検針センタ装置は、前記ガス検針装置から供給されるガス流量の検針値および前記転送センタから供給される処理データを受信する通信部を備えており、
    前記ガス検針装置の前記積算値カウンタは、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタと、特定器具積算値カウンタのうちの少なくとも二つを含み、
    前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定温度時積算値カウンタは、指定された温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものであり、
    前記特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントするためのものであることを特徴とする多機能型ガス検針システム。
  2. 請求項1において、
    複数の前記検針センタ装置を備え、各検針センタ装置は管理対象の前記ガス検針装置を特定するための検針センタ装置側コードを備えており、
    前記転送センタ装置は、各ガス検針装置を特定するための転送センタ装置側コードと、この転送センタ装置側コードを前記検針センタ装置側コードに変換する変換部とを備えていることを特徴とする多機能型ガス検針システム。
  3. 請求項2において、
    前記変換部は、前記検針センタ装置毎にコード変換テーブルを備えていることを特徴とする多機能型ガス検針システム。
  4. 請求項1、2または3に記載の多機能型ガス検針システムに用いられる前記転送センタ装置。
  5. ガス消費場所に設置されたガス検針装置と、このガス検針装置からガス流量の検針値を受け取ると共に、当該ガス検針装置が設置されている前記ガス消費場所でのガス使用明細およびガス料金の請求書を発行する検針センタ装置とを有する多機能型ガス検針システムであって、
    前記ガス検針装置は、ガス流量を計測するガスメータと、このガスメータによるガス流量の検針値に基づき各種のガス使用量のカウント動作を行う複数の電子式積算値カウンタを備えた多機能型ガスカウンタと、前記ガス流量の積算値および前記多機能型ガスカウンタによるガス使用量の積算値を前記検針センタ装置に送信する通信部とを備えており、
    前記検針センタ装置は、前記ガス検針装置から供給されるガス流量の検針値および前記積算値カウンタによる積算値を受信する通信部と、受信した検針値および積算値に基づきガス使用明細およびガス使用料の請求書を発行する明細・請求書発行部を含む処理部とを備えており、
    前記ガス検針装置の前記積算値カウンタは、長時間積算値カウンタと、大流量積算値カウンタと、指定時間積算値カウンタと、指定温度時積算値カウンタと、特定器具積算値カウンタのうちの少なくとも二つを含み、
    前記長時間積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上で、所定時間以上にわたる場合における当該ガス流量の積算値である長時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記大流量積算値カウンタは、ガス流量が所定流量以上の場合における当該ガス流量の積算値である大流量積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定時間積算値カウンタは、指定された時間におけるガス流量の積算値である指定時間積算値をカウントするためのものであり、
    前記指定温度時積算値カウンタは、指定された温度におけるガス流量の積算値である指定温度時積算値をカウントするためのものであり、
    前記特定器具積算値カウンタは、ガス流量が第1の流量以上の状態で第1の時間幅以上に亘り、しかる後に、前記第1の流量よりも少ない第2の流量以上の状態で前記第1の時間幅よりも長い第2の時間幅以上に亘った場合において、前記第1の流量に達した時点から前記第2の流量を下回った時点までのガス流量の積算値である特定器具積算値をカウントするためのものであることを特徴とする多機能型ガス検針システム。
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