JP4986290B2 - センサデバイス - Google Patents

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本発明は、センサデバイス、具体的にはバイオセンサチップとランセット針が一体になったランセット針一体型のセンサ体を装着するのに適したセンサデバイスに関する。
患者自身で血液採取用のランセット装置を用いて血液採取を行い、採取した血液中の血糖値等を測定することが行われている。ランセット装置は、一般には穿刺針などのランセット針とこれを駆動するためのランセット本体とからなり、ランセット本体から勢いよく飛び出させて指先等に衝突させ、指先等に傷を付けて出血させる装置である。
従来、血糖値などの測定はこのようなランセット装置と、それと別体となった測定装置を用いて行われてきたが、近年、バイオセンサとランセット装置を組み合わせ、両者を一体にして血液採取から測定までを一度の操作で行えるようにしたランセット針一体型センサデバイスが提案されている。
例えば特許文献1に記載されたセンサデバイスは、内部空間を有するチップ本体とランセット針を備えたランセット体及びチップ本体を装着するデバイス本体とから構成されている。ランセット体はチップ本体の内部空間内を移動可能に作製されている。ランセット体はチップ本体内に収納された後、デバイス本体にセットされ、デバイス本体内の駆動装置によってランセット針の先端がチップ本体先端に開設された試料導入口から突出されるように構成されている。
チップ本体は、内部空間を構成するための凹所を備えた基板とバイオセンサが構成されたカバーとからなる。カバーの内面には、バイオセンサを構成する1対の電極と当該電極と配線で接続された端子部が設けられている。電極は試料導入口から内部空間に延びる溝状の試料空間に臨ませるように設けられており、当該電極と当該電極の表面に塗布された試薬層とによってバイオセンサが構成されている。
ところが、このセンサデバイスは、基板とカバーの間の試料空間内において針を移動させ、チップ本体の先端にある試料導入口から血液を試料空間内に導入する構造であるために、チップ本体の厚みが大きくなる。また、試料導入口は比較的大きく、それに伴い多くの血液量を必要とするので、患者への痛みが相当大きなものとなっていた。
その一方で、非常に小型でかつ簡単な方法で量産可能なセンサチップが開発されている。特許文献2に示すバイオセンサチップは、図4に示すバイオセンサチップとほぼ同様な構造をしており、絶縁性のある板部材を折り曲げることでカバーと基板を形成し、両者を接着剤層によって接着することによりチップの先端に試料導入口を形成すると共に、両者の間に血液を導入する試料空間を形成している。そして、板部材にはスパッタリングなどの方法によって、電極と当該電極と配線で結ばれた電極が形成されており、試料導入口近傍に設けられた電極と当該電極の表面及びその近傍に塗布された試薬層とによってバイオセンサが構成されている。このセンサチップは板部材が貼り合わせられた構造であるため、非常に薄くて小型に作製され、必要とされる血液量は少なくなり、患者への肉体的負担がかなり軽減されることが期待される。
国際公開公報WO02/056769号 国際公開公報WO05/010519号
ところで針などのランセット針とバイオセンサチップとを一体にする場合、血液がバイオセンサチップの試料導入口から試料空間に導入されるためには、試料導入口に血液が十分に行き渡る必要がある。ところが、特許文献2のような薄型のバイオセンサチップを用いて一体型にする場合、試料空間から試料導入口において、皮膚に穿刺可能な剛性を有する針(つまり、ある程度の太さが必要である)を挿通し、特許文献1記載のセンサチップのように試料導入口から針先を飛び出させ、その後再び試料空間内に納める構造とすることは実現性に乏しい。
そこで、特許文献2に記載されたバイオセンサチップのカバー上面若しくは基板下面に針を固定することが考えられる。しかしながら、このバイオセンサチップの試料導入口は非常に狭いので、針を伝わった血液が試料導入口に接触しただけでは、試料空間に血液が十分に入り込まないおそれがある。また、試料導入口は針先(針の軸)から離れた位置にあるために、出血した血液が針を伝わって試料導入口に行き渡らないというおそれもあった。
その一方で、折り曲げられた板部材の間に針を挟み込むように固定することも考えられる。この場合、試料導入口から針が飛び出る構造となるため、バイオセンサチップの上面(若しくは下面)に固定する場合に比べて血液を誘導しやすいとも考えられる。しかしながら、針が指先から抜かれるとセンサチップもそれと共に指先から離れるので、やはり出血した血液が試料導入口に血液が十分に行き渡らないことになる。
そして、上記いずれの場合においても、センサチップの試料導入口を穿刺部位から出血した血液(血液滴)に近づけるべく、穿刺後に皮膚から抜けたランセット針を穿刺部位に近づけて血液と試料導入口を接触させておくことが考えられる。しかしながら、強い力で押してしまうと、再度ランセット針が穿刺部位に入り込み、出血が止まることになり、試料空間に十分な血液が行かないことになるだけでなく、再び、使用者に疼痛を与えることにもなる(2度通し)という問題が生じることが考えられた。
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであって、本発明は、穿刺針などのランセット針がセンサチップに固定されたランセット針一体型のセンサ体を装着するセンサデバイスにおいて、針が指先から抜かれた後も、その穿刺跡とセンサチップの試料導入口との間に血液の流路を確保してそこに血液を充満させ、半ば強制的に血液を試料空間に導入させることをその目的としている。
すなわち、本発明のセンサデバイスは、センサチップと、前記センサチップの片端部に固定されたランセット針と、前記ランセット針が固定された前記センサチップの片端部に圧縮復元可能に設けられた流路形成体とを具備する針一体型センサ体を着脱可能に装着するセンサデバイスであって、前記針一体型センサ体を被検体に穿刺する穿刺機構と、前記穿刺機構とは異なる機構であって、穿刺後に前記流路形成体の復元力により被検体から前記針一体型センサ体が離れるのを防ぐ程度に付勢する押圧機構を有することを特徴としている。
本発明によると、使用者が2度通しすることなく、試料導入口に十分な血液を行き渡らせることができる。従って、特許文献2に開示されたような薄型で小型のバイオセンサチップを用いても良好な測定が行える。すなわち、少量の血液で測定が可能となる。それだけでなく、センサデバイス自体も小型にできる。
以下、本発明について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明のセンサデバイス1の概略斜視図、図2はランセット針一体型のセンサ体20を装着したセンサデバイス1の概略内部構造図、図3は当該センサ体20を一部破断した概略斜視図、図4はセンサ本体30を構成するセンサチップ100の概略斜視図、図5はセンサ本体30の一部を拡大した概略説明図、図6は本発明のセンサデバイス1の動作説明図である。
本発明のセンサデバイス1は、センサチップ100とランセット針300を備えたセンサ体20を着脱可能に装着するデバイス本体10を有する。センサ体20は、センサチップ100とランセット針300が一体に構成されたセンサ本体30とデバイス本体10に装着するためのセンサボディ40とから構成されている。センサ本体30は、皮膚に傷を付け出血させるための穿刺針や小型の刃物状物であるランセット針300とセンサチップ100が固定部材150と支持部材160によって一体化されたものである。また、センサ体20はいわゆるディスポーザブル製品として提供される。
センサチップ100は、図4に示すように、絶縁性を有する板部材であるカバー120と基板110の間で試料空間130を形成するようにカバー120と基板110とが接着剤層140で貼り合わせられた構造をしており、センサチップ100の先端には試料空間130に繋がる試料導入口101が開設されている。また、試料空間130の後端には、試料空間130とセンサチップ100の外部と繋がった通気孔141がその両側に延設されている。基板110には、試料空間130に臨ませて一対の電極111が形成されている。そして、試料導入口101と反対側の基板端部には、前記電極111と導体で電気的に接続された電圧取り出し用の端子112が形成されている。カバー120には、試料空間130に臨ませて試料(具体的には血液等の体液)と反応する試薬層121が設けられている。この一対の電極111と試薬層121によってバイオセンサが構成されている。このようなセンサチップ100としては、例えば前記特許文献2に記載されたような板部材が折り曲げられて基板とカバーとが作製されたチップが例示される。もっとも、本発明においては、特許文献2に示された構造のものでなくても差し支えなく、基板110とカバー120との間に試料導入口101が備えられ、その試料導入口101から試料を導入する構造のものであれば適用が可能である。
ランセット針300はセンサチップ100のカバー120上に配置され、固定部材150と支持部材160によって挟まれてセンサチップ100に固定されている。ランセット針300は、皮膚(被検体)に傷を付けるべくセンサチップ100の先端からランセット針300の先端を突出させて固定されている。また、皮膚から出た体液が速やかに試料導入口101に誘導されるべく、ランセット針300の軸がほぼ試料空間130の配設方向とほぼ平行になるように配置され、当該軸が試料導入口101に近接、好ましくは試料導入口101の真上に位置するように配置されている。なお、本発明においては、後述するように流路形成体170が装着されるために、それによって形成された流路171(流路横断面)内に位置する限りにおいて、試料導入口101から多少離れた位置にあっても差し支えない。
支持部材160はセンサチップ100の下面からセンサチップ100を保持する機能を有しており、例えばプラスチック材料などから作製される。また、センサボディ40に固定したり、デバイス本体10に着脱したりしやすいように、支持部材160は2本の指で挟持しやすい翼部161を備えている。固定部材150はセンサチップ100の上面からセンサチップ100を保護する機能を有しており、例えばプラスチック材料などから作製される。また、固定部材150はランセット針300を固定する機能も有しており、その下面にはランセット針300を固定するための切り欠き(図示せず)が形成されている。もちろん、固定部材150と支持部材160を一体成形することもできる。
このセンサ本体30は、例えば図3に示すような略筒状をしたセンサボディ40に装着される。センサボディ40は、デバイス本体10への装着用に用いられるものであって、その内部には、センサチップ100の端子112とデバイス本体10の測定回路(図示せず)を電気的に接続するためのコネクタ41を備えている。また、センサボディ40の後端側には、ボディ先端側に比べて外径が小さくなった筒状の駆動バネ装着部42が設けられており、その筒内部は押圧バネ装着部43となっている。
センサ体20の前面には、図2や図3に示すように流路形成体170が備えられる。この流路形成体170は、後述するように穿刺部位から流れ出た体液を速やかに試料導入口101に導くものである。図示する流路形成体170は略円筒状に作製され、筒内部が体液の流れる流路171となり、その先端開口はランセット針300の先端を挿通させるための穿刺孔172と穴となっている。流路形成体170は、流路形成体170の背面開口部173内にランセット針300の軸及び試料導入口101を位置させている。また、流路171から外部に体液が漏れないように、その背面開口端がセンサ体20(センサ本体30)の前面に密接されている。この取り付け方法としては、例えば、センサ体20の固定部材150と支持部材160に図示しない突起を設け、センサ体20の先端に流路形成体170の背面開口部173を被せてこの突起151に係止したり、あるいはセンサボディ40の先端に流路形成体170の背面開口部173を被せたりする方法が考えられる。もっとも、流路形成体170は、その内部に流路171が形成できればよく、先端開口を有蓋とし、その蓋部に穿刺孔172を開設させたものであってもよい。
流路形成体170は、自然な状態でセンサ本体30に装着した場合に、ランセット針300の先端が穿刺孔172よりも内側に位置する大きさに作製されており、いわばランセット針300の保護キャップの機能も備えている。流路形成体170は、弾性及び気密性を有するポリマー素材、例えばシリコーン、ウレタン、アクリルゴムなどのゴム、エチレン、スチレンなどのポリマー単体若しくはこれらと共重合したポリマーからなるゴム若しくはスポンジ、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィン、PET、PBT等のポリエステル、PTFE、PFA等のフッ素樹脂などから作製される。気密性は体液を通過させない程度のものであれば十分であり、弾性力はデバイス1から飛び出したセンサ体20が皮膚に衝突した際に、ランセット針300の先端が穿刺孔173から飛び出るように圧縮し、その後皮膚に突き刺さったランセット針300が皮膚から抜ける程度に復元することが必要である。そして、ランセット針300が抜けた穿刺部位(穿刺跡)から流れ出た体液はこの流路形成体170内部に形成されている流路171から試料導入口101へと導かれる。
流路形成体170が備えられたセンサ体20は、翼部161の基端近傍を、センサボディ40の誘導スリット44に挿通させてデバイス本体10に装着される(図1参照)。デバイス本体10は、装着されたセンサ体20を皮膚に衝突させ穿刺するための穿刺機構と、センサチップ100で生じた起電圧から測定値に変換する変換回路や測定値を表示するための表示機構(図示せず)などを備えている。穿刺機構は、例えばバネ機構から構成される。バネ機構は、センサ体20の後部に備えられる駆動バネ31と、駆動バネ31を圧縮した状態で保持するとともに駆動ボタン11によって保持状態を解除する保持機構とから構成される。駆動バネ31は、先端側の一部に駆動バネ装着部42を挿入するようにセンサボディ40に取り付けられ、その他端をデバイス本体10の所定位置にある壁面14に押し付け可能にデバイス本体10内に収納される。また、図示する駆動バネ31はデバイス本体10に固定されているものではなく、収縮した駆動バネ31が自然長に復帰した際には、自然長のままで移動可能となっている。もちろん、駆動バネ31はその片端がデバイス本体10(例えば壁面14)に固定されていてもよい。
保持機構は、センサボディ40に形成されたフック固定用の凹所45と駆動ボタン11と連動するフック部材46及び保持バネ47とからなる。保持バネ47は駆動ボタン11を上方(押し上げ方向)に付勢しており、フック部材46の先端に設けられたフック48を凹所45に係止する。センサ体20がデバイス本体10に挿入されるとフック部材46の先端にあるフック48が凹所45に係合し、駆動バネ31を圧縮した状態に保持する。次いで、駆動ボタン11が押されると、フック48が凹所45から外れ、駆動バネ31が解放される結果、その復元力によってセンサ体20が勢いよく前方に飛び出る。これにより皮膚に衝突したランセット針300は、流路形成体170の反発力に打ち勝ってその先端が皮膚に突き刺さる。その後、流路形成体170の復元力によってランセット針300が皮膚から外れ、皮膚から流れ出た体液が流路171内に流れ込む。
また、本発明のセンサデバイス1においては、流路形成体170の流路171を体液で満たし、体液の流れを十分に確保するために押圧機構が設けられている。押圧機構としては、皮膚に衝突した流路形成体170を皮膚に押さえつけ、測定終了までの間流路171を確保できる機構であればよく、この押圧機構として例えば押圧バネ32が用いられる。押圧バネ32は、センサ体20の押圧バネ装着部43にその先端を挿入して装着される。押圧バネ32の後端はデバイス本体10内の所定の壁面15に固定される。センサ体20がデバイス本体10内に装着されると、押圧バネ32は圧縮した状態でデバイス本体10に収納され、センサ体20を先端側に付勢する。駆動ボタン11の操作により駆動バネ31が解放されると、その復元力によってセンサ体20(流路形成体170)を皮膚方向に付勢し、流路形成体170の前面を皮膚に当接させる。すなわち、押圧バネ32を備えずに駆動バネ31のみよって作動させた場合、流路形成体170の復元力によってランセット針300が皮膚から外れ、流路171内に体液が流れ込むが、駆動バネ31がフリーな状態になるので、流路形成体170の前面が皮膚から離れ、体液の流れ(流路)がとぎれてしまう。このために、流路171内に体液が十分に充満せず、必要な量の体液が試料空間130に流れないおそれがあった。そこで、本発明では、押圧バネ32によって穿刺後においても流路形成体170を皮膚に押し当てるように構成し、ランセット針300が皮膚から外れた後も流路171内に血液を十分に満たすようにしている。このような機能を果たすことができるように、穿刺直後の皮膚近傍に流路形成体170が位置した場合において、押圧バネ32の復元力は少なくとも流路形成体170の復元力とほぼ同じかそれよりも小さいことが望まれる。もっとも、押圧バネ32の復元力が流路形成体170の復元力よりも小さい場合であっても、押圧バネ32の自然長は、最小限流路形成体170を皮膚に押し当てるための長さが必要である。また、流路171が体液で満たされ、体液の流れが確保できる限りにおいては、流路形成体170の前面がわずかに皮膚から離れていてもよい。その一方で、押圧バネ32の復元力が流路形成体170の復元力よりも大きくても皮膚への衝突時の反発力等によって皮膚からランセット針が抜ける場合もあるが、このような場合においても、皮膚から抜けたランセット針が再び皮膚へ穿刺するのを避ける程度に押圧バネ32の復元力が大きなものでないことが必要である。
また、デバイス本体10には、装着されたセンサ体20を保護するために、通常、デバイス本体10の先端部にキャップ体16が取り外し可能に備えられる。穿刺時には、キャップ体16の先端を指先等に当て穿刺するので、穿刺場所はキャップ体16先端よりも内側に位置することになる。従って、キャップ体16を備えない場合やデバイス1全体をディスポーザブルにすることを前提にするならば、押圧バネ32の復元力は上記程度で差し支えない。
しかしながら、キャップ体16を備えた場合には、穿刺後においてキャップ体16内部で流路形成体170が位置すれば、流路形成体170に付着している体液がキャップ体16に付着したり、センサ体20を取り外す際に体液がキャップ体16内面を汚染したりして、デバイス本体10の反復使用には好ましくない状況が想定される。
そこで、キャップ体16の先端から指先を離した際に、流路形成体170の前面がキャップ体16の先端開口(発射口)よりも前方に位置させることができる程度の復元力を有する押圧バネ32、つまりデバイス本体10にある押圧バネ32の固定壁面15からキャップ体16の先端までの距離よりも自然長が長い押圧バネ32を用いるのが好ましい。もちろん、流路形成体170全体がキャップ体16の先端よりも飛び出る長さの押圧バネ32を用いても差し支えない。この結果、穿刺後に指先をデバイス1から離した際には、流路形成体170の前面がキャップ体16の外側に位置することになり、キャップ体16、特にその内面の汚染が防止される。
すなわち、本発明においては、キャップ体16の有無に関係なく、これらの目的(穿刺後における流路の確保やキャップ体16の汚染防止)を達成するために、デバイス本体10の構造、例えば、キャップ体16の有無、押圧バネ32の固定位置から流路形成体170の前面までの距離、流路形成体170の長さ等に応じて、押圧バネ32のバネ定数やその長さ、流路形成体170の弾性力が総合的に調整される。
次に、本発明のセンサデバイス1の動作について図6の動作説明図に基づいて説明すると、以下のとおりである。まず、流路形成体170が取り付けられたセンサ体20をデバイス本体10に奥深く挿入すると、センサボディ40の凹所45に駆動機構のフック48が嵌り、駆動バネ31及び押圧バネ32が圧縮された状態で、所定位置にセットされる(図2参照)。センサ体20がデバイス本体10にセットされると測定回路がオンとなり、キャップ体16の先端に指先を押し当てた状態で駆動ボタン11を押せば、フック48が凹所45から外れて駆動バネ31及び押圧バネ32が伸張する。そうすると、勢いよくセンサ体10が指先に衝突し、圧縮された流路形成体170の穿刺孔172から飛び出たランセット針300の先端が指先に突き刺さる(図6(a))。その後、流路形成体170の復元力によってランセット針300の先端が指先から抜けるとともに押圧バネ32の復元力によって、流路形成体170の前面が指先にほぼ接触した状態に維持される(図6(b))。そして、測定を終了した後、指先をセンサデバイス1から離すと、押圧バネ32の復元力によってさらに流路形成体170が前方に押し出され、流路形成体170の前面がキャップ体16の先端から飛び出た状態で、流路形成体170が止まる(図6(c))。その後、センサ体20をデバイス本体10から取り外して測定を終える。また、センサ体20がデバイス本体10から取り外されると測定回路がオフになり、取り外されたセンサ体20は廃棄される。
このように本発明のセンサデバイス1では、ランセット針300の穿刺方向に圧縮復元可能な略筒状の流路形成体170がセンサチップ100の先端に備えられ、穿刺後において、ランセット針300の先端が指先に接触しない程度に流路形成体170の先端面を指先方向に付勢する押圧機構、例えば押圧バネ32を備えているので、穿刺部位とセンサチップ100の試料導入口101との間に流れ出た血液が流れる流路が確実に確保され、試料導入口101の付近に十分な量の血液が供給される。そして、試料導入口101から血液が速やかに試料空間130に供給される。また、血液が充満された流路形成体には圧縮する方向に力を加えることもできるので、より一層、試料導入口からバイオセンサチップの試料空間内に血液を行き渡せることができる。この結果、特許文献2に示されたような非常に小型化されたセンサチップ100を用いても正確な測定が行えるようになる。従って、極めて少量の採血量で検査ができ、患者への痛みがかなり軽減される。また、圧縮する方向の力がランセット針の先端が穿刺対象面に接触しない程度に押圧しているので、穿刺跡が針先で塞がれることがなく、使用者に再度の苦痛を与えることもない。
そして、センサデバイス1がキャップ体16を備えている場合には、穿刺後に指先を離した際に、流路形成体170の前面がキャップ体16の先端から突出するように押圧バネ32の復元力を調節すれば、キャップ体16内側への体液汚染が防止され、キャップ体16の交換を強いられることなく衛生的にデバイス本体10を繰り返し利用できる。
上記実施形態においては、上面にランセット針300を配置したセンサチップ100を用いた場合について説明したが、例えば図7に示すように、板部材からなるカバー120と基板110との間にランセット針300を挟み、カバー120と基板110の間に形成された試料導入口101内にランセット針300の軸を位置させたセンサチップ100を用いることもできる。また、図示はしないが下面にランセット針300を配置することもできる。
次に本発明のさらに別な実施形態について説明する。図8はセンサデバイス1の概略斜視図、図9は蓋体210を開いた状態を示す概略斜視図、図10は蓋体210を開いた状態を示す概略断面図、図11は図8に示すセンサデバイス1に装着されるセンサ体20を一部破断した概略斜視図、図12は駆動バネ31と押圧バネ32をつなぐバネコネクタ270を示す図、図13はセンサ体20が装着され蓋体210が開かれたセンサデバイス1の概略平面図、図14はセンサ体20が装着され蓋体210が開かれたセンサデバイス1の概略断面図である。
センサデバイス1はセンサ体20とセンサ体20を着脱可能に装着するデバイス本体10を有する。センサ体20は、センサチップ100とランセット針300が一体に構成されたセンサ本体30とセンサ本体30に装着するためのセンサボディ40を有する。センサ本体30は、ランセット針300とセンサチップ100が固定部材150と支持部材160により挟み込まれて一体化されたものである。センサ本体30は上記第1の実施形態のセンサ本体30と同様な構成を有するが、支持部材160は翼部161を持たず、センサ本体30は全体としてほぼ円柱形状である。また、固定部材150や支持部材160の長さはセンサチップ100の長さより短く、センサチップ100の端子112はセンサ本体30から後方に飛び出た位置にある。センサボディ40は半円筒状をした2つのボディ形成部材40a,40bから構成され、駆動バネ装着部42や押圧バネ装着部43、コネクタ41を持たない。また、ボディ形成部材40a,40bの長さはセンサチップ100の長さよりも短く、固定部材150や支持部材160の長さとほぼ同じであって、センサチップ100の端子112はセンサボディ40から後方に飛び出た位置にある。そして、センサ本体20の前面に装着された流路形成体170の装着箇所が2つのボディ形成部材40a,40bによって挟み込まれている。
デバイス本体10は、測定回路や表示機構(いずれも図示せず)を収容した蓋体210と筐体220を有する。蓋体210は取付部材221を介して開閉可能に筐体220に取り付けられている。筐体220は上面が開口された箱状をしている。そして筐体220の前面には円筒状の当接部材230が備えられ、発射口231が設けられている。当接部材230を穿刺対象面に当てることによって、穿刺対象部位を発射口231内にて盛り上がらせて、出血させやすくする。もっとも、当接部材230は必須の部材ではなく、筐体210に直接発射口231を形成してもよい。
筐体220は、筐体220内に固定された平面視で角枠状の固定枠240を有する。さらに筐体220は、この固定枠240内に固定ソケット250と、センサ体20を着脱可能に装着し、固定ソケット250内でセンタ体20の着脱方向に移動する可動ソケット260を有する。可動ソケット260は略角筒状に形成され、前方から挿入されたセンサ体20を筒内で一時的に保持するために4つの内隅が角枠内側に角張っている。固定ソケット250は角筒状であって、固定ソケット250の後方下部において、回動部材252の周りに回動可能に固定枠240に取り付けられている。固定ソケット250の内枠は、可動ソケット260の外枠とほぼ同一の形状に形成され、固定ソケット250の内枠に沿って可動ソケット260が自由にスライド移動するように取り付けられる。また、固定ソケット250の上面には大きな開口255が形成されている。
可動ソケット260の上面には、固定ソケット250の開口255内においてセンサ体20の着脱方向にレール214が備えられている。そして、このレール214上を移動する取付部材213に、レール214と蓋体210と連結された棒軸状の支柱211のなす角度が変化するように、支柱211の一端が取り付けられている。支柱211の他端は、支柱211と蓋体210のなす角度が変化できるように、別な取付部材212によって蓋体210裏面に取り付けられている。支柱211は伸縮可能であり、伸張時、短縮時にはそれぞれ一定の長さに固定される。
レール214はその両端に図示しないストッパを備える。蓋体210が閉じられると、支柱211は縮んだ状態で取付部材213が前方に移動して、前方のストッパ位置に位置する。蓋体210が開くと縮んだ状態の支柱211が蓋体210の開きに従って伸張される。そして、支柱211が最大に伸張するまで蓋体211が開くと、次に、蓋体210の開きに従って取付部材213がレール214上を後方に移動する。その後、取付部材213が後方のストッパ位置まで移動した後は、蓋体210の開きに従って可動ソケット260が引き上げられ、固定ソケット250が回動部材252の周りに回動する。蓋体210を開くと、このようにして可動ソケット260の前方が引き上げられる(図10参照)。蓋体210を閉じる際はそれと反対の動きによって、蓋体210を閉じると可動ソケット260が固定ソケット250と共に水平の位置に納まる(図13、14参照)。また、後方のストッパには電気スイッチ(図示せず)が配置されており、取付部材213が前方のストッパ位置に移動するとスイッチがオンとなり、測定回路がオンとなる。蓋体210が開けられ、取付部材231が前方のストッパ位置から後方に移動すればスイッチがオフとなり、測定回路がオフとなる。
可動ソケット260は、センサ体20の挿入方向中央付近においてセンサチップ100の端子112と電気的に接続するコネクタ261を筒内部に備えている。コネクタ261は測定回路へ電気的に接続するための取出端子262を露出させている。そして、取出端子262と測定回路が電気的に接続される導電線(図示せず)が、可動ソケット260の電極取出口263及び固定ソケット250の開口255から引き出される。また、可動ソケット260は、電極接続用のコネクタ261よりも後方において、駆動バネ31および押圧バネ32がセンサ体20の着脱方向に伸縮する筒状のバネ配置空間265を有している。
このセンサデバイス1も、センサ体20を飛び出せて皮膚などの穿刺対象面に衝突させる穿刺機構と、穿刺後において皮膚に衝突した流路形成体170を穿刺対象面に押さえつけ、測定終了までの間流路171を確保する押圧バネ32を備えた押圧機構を有する。穿刺機構は、センサ体20の後方に配置された駆動バネ31と、駆動バネ31を圧縮した状態で保持するとともに駆動ボタン11によって保持状態を解除する保持機構とから構成される。
保持機構は、可動ソケット260の下面に形成されたフック固定用の凹所45と駆動ボタン11と連動するフック部材46、駆動ボタン11、押出ピン12、戻しバネ13から構成される。フック部材46はL字状に形成され、L字状に折れ曲がった箇所にて回転軸49に軸支されている。また、フック部材46は、一方の先端に凹所45に係止するフック48を有する。従って、蓋体210を開くと可動ソケット260が後方に移動する結果、フック48が凹所45に係止される。
駆動ボタン11は筐体220の背面に備えられ、筐体220の内側面と固定枠240の背面の間に設けられた戻しバネ13によって、背面方向に付勢されている。そして、駆動ボタン11の背面には、先端がフック部材46の他端(フック48を持たない端部)を押す押出ピン12が備えられている。従って、駆動ボタン11を押すと、押出ピン12が前方に飛び出しフック48が凹所45から外れ、駆動バネ31がその復元力によって自然長に戻ろうとする。また、押出ピン12は蓋体210の開きと連動して、駆動ボタン11の軸内に移動し、押出ピン12の先端が固定ソケット250の回動を阻害しない位置に位置する(図10参照)。
押圧バネ32は可動ソケット260の内部において、バネコネクタ270を介して駆動バネ31に直列配置されている。図1に示すセンサデバイス1のように駆動バネ31の内部に押圧バネ32を配置した場合には、組み立て時に2つのバネが絡んで組み立てが適切に行えなかったり、動作時に2つのバネが絡んで正しく動作しないという懸念があった。この点、駆動バネ31と押圧バネ32を直列に配置することにより、このような懸念が解消される。
駆動バネ31及び押圧バネ32はバネ配置空間265内にバネコネクタ270を介して直列に配置される。バネコネクタ270は図12に示す如く円柱状に形成されている。バネコネクタ270は、バネ配置空間265内をセンサ体20の着脱方向に移動する。バネコネクタ270は、その前面に押圧バネ32の一端を保持する突起部271を有しており、突起部271が押圧バネ32の一端(後端)に挿入される。バネコネクタ270の後面には駆動バネ32の一端を挿入して、それを支持する凹部272を有している。
電極接続用のコネクタ261はその背面に押圧バネ32の一端を保持する突起部264を有しており、突起部264が押圧バネ32の端部(前端)に挿入される。押圧バネ32はこれら2つの突起部271,264に支持されて、可動ソケット260のバネ配置空間265内に保持される。また、駆動バネ31の一端(前端)は固定ソケット250の内面にある突起部253に固定され、駆動バネ31はバネコネクタ270の凹部272との間で支持されて、バネ配置空間265内に保持される。
蓋体210が開かれた状態では可動ソケット260が後方に移動し、図10に示すように可動ソケット260の先端が持ち上げられる。この状態では、保持機構によって、駆動バネ31及び押圧バネ32は圧縮された状態に維持されている。この状態で、可動ソケット260にセンサ体20を挿入装着して、蓋体210を閉じれば固定ソケット260が水平状態にセットされ、測定可能な状態になる(図13、図14参照)。
駆動バネ31はセンサ体20を穿刺対象面に衝突させる機能を果たすので、大きな復元力を有し、圧縮するために相当強い力を要する。しかしながら、このセンサデバイス1においては、蓋体210を開くと可動ソケット260が後方に移動するので、比較的小さな力で駆動バネ31を圧縮できる。また、駆動バネ31が自然長に戻ろうとする際は、大きな復元力によってバネコネクタ270を勢いよく前方に押し出す。そして、センサ体20が穿刺対象面に衝突した後、流路形成体170の復元力によって駆動バネ31が一時的に押し縮める方向に力が加わるが、駆動バネ31は大きな復元力を有しているので、駆動バネ31が縮むことはない。
押圧バネ32は穿刺対象面に衝突した後、バネコネクタ270を介して駆動バネ31に支持されるので、押圧バネ32自身の復元力によって流路形成体170の前面を穿刺対象面に押し当てることができる。このとき、ランセット針300の先端が穿刺対象面に触れない程度に押圧バネ32の復元力が調整される。もっとも、穿刺対象面に流路形成体170が接触していればよいので、押圧バネ32が自然長に戻っていてもよい。さらに、押圧バネ32は、測定終了後において、流路形成体170の前面が発射口231よりも前方に位置させることができる程度の復元力を有するのが好ましい。言い換えると、押圧バネ32が自然長に戻った際に、少なくとも流路形成体170の前面が発射口231よりも前方に位置することが望まれる。こうすることで、流路形成体170の前面に付着した血液が当接部材230の内面に付着するのが防止される。その一方で、蓋体210が開いた状態では、図10に示すように可動ソケット260の先端面が固定ソケット250の先端面よりも飛び出た状態に維持されるのが好ましい。このためには、押圧バネ32は、蓋体210が開かれた際に、可動ソケット260の自重によって圧縮されずに可動ソケット260を押し出す程度の復元力を必要とする。すなわち、このセンサデバイス1においても、デバイス本体10の構造、例えば、可動ソケット260の質量やその長さ、固定ソケット250の長さ、駆動バネ31の長さ、バネソケット270の大きさ等に応じて、押圧バネ32のバネ定数やその長さ、流路形成体170の弾性力が総合的に調整される。
次に、本発明のセンサデバイス1の動作について図15の動作説明図に基づいて説明すると、以下のとおりである。センサ体20を可動ソケット260に装着して、蓋体210を閉じた状態で、当接部材230を穿刺対象面、例えば指先Mに押し当てる。そして、駆動ボタン11を押すと、フック48が凹所45から外れて駆動バネ31及び押圧バネ32が伸長する。そうすると、勢いよくセンサ体20が指先に衝突し、圧縮された流路形成体170の穿刺孔172から飛び出たランセット針300の先端が指先Mに突き刺さる(図15(a))。その後、流路形成体170の復元力によってランセット針300の先端が指先から抜けるとともに押圧バネ32の復元力によって、流路形成体170の前面が指先Mに接触した状態に維持される(図15(b))。そして、測定を終えた後、指先をセンサデバイス1から離すと、押圧バネ32の復元力によってさらに流路形成体170が前方に押し出され、流路形成体170の前面がキャップ体16の先端から飛び出た状態で流路形成体170が停止する(図15(c))。その後、穿刺部の先端開口からセンサ体20を引き抜いて測定を終える。
このように駆動バネ31と押圧バネ32を、バネコネクタ270を介して直列配置して、センサ体20が衝突した後に押圧バネ32によって流路形成体170を穿刺対象面に押し当てるようにしてもよい。この構成により、組み立てが容易になり、また動作が確実になる。
もちろん、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、種々の実施形態が考えられる。例えば、センサ体20を構成するセンサボディ40は必須の構成要件ではなく、ランセット針300が一体に構成されたセンサ本体30を直接デバイス本体10に直接取り付けるようにしてもよい。また、センサ体20を飛び出させ皮膚に衝突させる穿刺機構として、圧縮空気を利用した穿刺機構やモータの回転力を用いた穿刺機構を用いることもできる。
本発明によると、患者への肉体的負担を軽減可能にした測定装置が提供される。この測定装置では、少ない採血量でも確実に測定が行えるので、非常に小型のバイオセンサチップを用いることができる。また、センサデバイス自体も小型化され、持ち運びにも好都合なセンサデバイスが提供される。
本発明のセンサデバイスの概略斜視図である。 センサ体を装着したセンサデバイスの概略内部構造図である。 センサデバイスに装着されるセンサ体を一部破断した概略斜視図である。 センサ本体を構成するセンサチップの概略斜視図である。 センサ本体の一部を拡大した概略説明図であって、(a)はその正面図、(b)はその断面図である。 本発明のセンサデバイスの動作説明図である。 別な実施形態であるセンサ本体の一部を拡大した概略説明図であって、(a)はその正面図、(b)はその断面図である。 本発明のさらに別な実施形態であるセンサデバイスの概略斜視図である。 蓋体を開けた状態を示す概略斜視図である。 蓋体を開けた状態を示す概略断面図である。 図8に示すセンサデバイスに装着されるセンサ体を一部破断した概略斜視図である。 駆動バネと押圧バネをつなぐバネコネクタを示す図であって、(a)はその斜視図、(b)はその断面図である。 センサ体が装着され蓋体が開かれたセンサデバイスの概略平面図である。 センサ体が装着され蓋体が開かれたセンサデバイスの概略断面図である。 図8に示すセンサデバイスの動作説明図である。
符号の説明
1 センサデバイス
10 デバイス本体
11 駆動ボタン
15 押圧バネの一端を固定するデバイス本体の壁面
16 キャップ体
20 センサ体
30 センサ本体
31 駆動バネ
32 押圧バネ
40 センサボディ
41 コネクタ
42 駆動バネ装着部
43 押圧バネ装着部
44 誘導スリット
45 凹所
46 フック部材
47 保持バネ
48 フック
100 センサチップ
101 試料導入口
110 基板
120 カバー
121 試薬層
130 試料空間
140 接着剤層
150 固定部材
160 支持部材
161 翼部
170 流路形成体
171 流路
172 穿刺孔
173 背面開口部
210 蓋体
220 筐体
240 固定枠
250 固定カセット
260 可動カセット
270 バネコネクタ
300 ランセット針

Claims (5)

  1. センサチップと、前記センサチップの片端部に固定されたランセット針と、前記ランセット針が固定された前記センサチップの片端部に圧縮復元可能に設けられた流路形成体とを具備する針一体型センサ体を着脱可能に装着するセンサデバイスであって、
    前記針一体型センサ体を被検体に穿刺する穿刺機構と、
    前記穿刺機構とは異なる機構であって、穿刺後に前記流路形成体の復元力により被検体から前記針一体型センサ体が離れるのを防ぐ程度に前記流路形成体を被検体方向に付勢する押圧機構を有することを特徴とするセンサデバイス。


  2. 前記センサデバイスはランセット針を被検体に穿刺させるための開口を有するキャップ体を備え、前記押圧機構は穿刺後に被検体をキャップ体の開口から離した際に、少なくとも前記流路形成体の前面がキャップ体の開口から飛び出す程度に付勢していることを特徴とする請求項1に記載のセンサデバイス。
  3. 前記押圧機構及び/又は穿刺機構がバネ機構からなることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一の請求項に記載のセンサデバイス。
  4. 前記流路形成体が、気密性及び弾性を有するポリマー素材から作製されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一の請求項に記載のセンサデバイス。
  5. 前記センサチップは、板部材からなるカバーと基板とによって構成され、カバーと基板との間に試料と試薬層が反応する試料空間が備えられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一の請求項に記載のセンサデバイス。
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