JP4985255B2 - ノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置 - Google Patents

ノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明はノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置に関し、詳しくは、複数の短尺ヘッドを用いて構成された長尺のヘッドユニットにおける短尺ヘッド間の画像のつながり具合が適切となるように使用ノズルを容易に調整可能なノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置に関する。
ノズルから吐出されるインク滴により画像を形成するインクジェットヘッドには、複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して1つの長尺なヘッドユニットを構成したものがある。この場合、隣接する短尺ヘッド間での画像のつながりを目立たなくするため、工場出荷時に、図19に示すように、例えば顕微鏡観察等によって、隣接する短尺ヘッドH1、H2の重なり部において、それぞれのノズルh1、h2のノズルピッチPがヘッドユニット全体で等ピッチとなるように、各短尺ヘッドH1、H2の位置を厳密に調整する必要がある。
しかし、このような短尺ヘッドの厳密な位置調整は画質的には望ましいが、調整のための機構を配置することによるヘッドユニットの大型化、必要な機構的精度、調整にかかるコストの問題のみならず、短尺ヘッド1個が破損した場合でもヘッドユニット全体を交換しなくてはならないといった種々の問題を抱えている。
そこで、このような問題を解消するため、隣接する短尺ヘッド間のノズル位置を厳密に調整することなく複数の短尺ヘッドを固定的に配設し、隣接する短尺ヘッドのうちの一方の短尺ヘッドの重なり部に位置するノズルによる直線画像の記録と、他方の短尺ヘッドの重なり部に位置する少なくとも1つのノズルによる直線画像の記録とを行い、得られた記録パターンから、隣接する短尺ヘッド間のノズルの継ぎ目位置を検出する技術(特許文献1)や、隣接する短尺ヘッドを用いて帯状画像をそれぞれ記録し、各帯状画像の間に形成される隙間又は画像の重なり部分を確認することにより、隣接する短尺ヘッド間の使用ノズルの位置調整を行う技術(特許文献2)が知られている。
また、この他、隣接する短尺ヘッドの一方の重なり部では使用する記録ドットを徐々に減少し、他方の重なり部では使用する記録ドットを徐々に増加するように記録することで、隣接する短尺ヘッドの継ぎ目部分での画像が非連続となることを防止する技術(特許文献3)も提案されている。
特開2007−79657号公報 米国特許第6773086号公報 特開平5−57965号公報
特許文献1、2に記載のように直線画像や帯状画像を記録する場合、使用する記録媒体によってインク滴の広がり方に違いがあったり、記録するパターンによって画像の見え方が異なったりするため、適切なノズル位置を検出することが困難であった。
また、これら直線画像や帯状画像を用いて隣接する短尺ヘッド間の適切なノズル位置を探索する場合、一方の短尺ヘッドで得られた直線画像又は帯状画像と他方の短尺ヘッドで得られた直線画像又は帯状画像との重なり具合を観察することになるが、直線画像同士又は帯状画像同士の間に隙間が生じていると、画像形成時に白スジが発生して画像品質を低下させてしまう原因となる。このため、白スジが生じないよう、直線画像同士又は帯状画像同士が重なり気味となる程度に使用ノズルの位置を設定する必要がある。しかし、直線画像又は帯状画像を目視確認しても、その直線画像同士又は帯状画像同士が何ノズル分重なっているかを確認することが困難である。
更に、特許文献3に記載の方法では、隣接する短尺ヘッド間の継ぎ目部分での筋斑等の発生を抑えることができるが、短尺ヘッド間のノズルの継ぎ目位置を検出するものではない。
そこで、本発明の課題は、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認できるノズル位置調整用チャートの作成方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要としないノズル位置調整方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおける短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能な画像形成装置を提供することにある。
更に、本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像を有する調整用チャートを、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの最端部の位置をそれぞれ変化させることにより複数記録することを特徴とするノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項2記載の発明は、前記調整用チャートは、前記斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項3記載の発明は、前記隣接する短尺ヘッドによってそれぞれ記録される前記帯状画像又は前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項2記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項4記載の発明は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項5記載の発明は、前記請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法である。
請求項6記載の発明は、前記請求項2、3又は4記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目及び前記帯状画像又は前記直線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像と前記帯状画像又は前記直線画像との組を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法である。
請求項7記載の発明は、インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段によって前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像を有する調整用チャートを、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの最端部の位置をそれぞれ変化させることにより複数記録する調整用チャート記録手段と、前記調整用チャート記録手段によって記録された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像を記録したときの各短尺ヘッドの最端部の使用ノズルを画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定されるようユーザーからの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段によって受け付けられた入力に対応する前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部の使用ノズルを、画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定するノズル設定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せを複数組記録することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記隣接する短尺ヘッドによってそれぞれ記録される前記帯状画像又は前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置である。
本発明に係るノズル位置調整用チャートの作成方法によれば、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認することができる。
また、本発明に係るノズル位置調整方法によれば、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、短尺ヘッドの重なり部のノズル位置調整を行うことができる。
更に、本発明に係る画像形成装置によれば、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおける短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、画像形成装置におけるノズル位置調整用チャートの作成方法について説明する。
図1は、画像形成装置の画像記録部の概略構成を示す平面図であり、図中、1はヘッドユニット、Sは記録媒体である。ヘッドユニット1は、複数の短尺ヘッド1A〜1Fをそのノズル列方向に沿って平行に並べて配設することにより形成されている。ここでは6つの短尺ヘッド1A〜1Fによって1つのヘッドユニット1を構成しているが、短尺ヘッドの数は何ら限定されない。
各短尺ヘッド1A〜1Fは同一構成であるため、代表して短尺ヘッド1A、1Bの重なり部の構成について図2を用いて説明する。
図2は、短尺ヘッド1Aと1Bとの重なり部分をノズル側から見た拡大図であり、各短尺ヘッド1A、1Bの各々には、多数のノズル1a、1bが等ピッチで一列に配列されている。隣接する2つの短尺ヘッド1A、1Bは、それぞれの端部側の複数のノズル1a−1〜1a−4、ノズル1b−1〜1b−4が互いに重なり合うようにして、各短尺ヘッド1A、1B…のノズル列方向に沿って千鳥状に配設されることで長尺なヘッドユニット1を構成している。
このヘッドユニット1は、記録媒体Sの幅よりもやや長く形成され、ノズル面が記録媒体Sに面するように該記録媒体Sの幅方向(図示左右方向)に亘って架設されたラインヘッドを構成しており、不図示の移動手段によって図1中の下方向に沿って一定速度で搬送される記録媒体Sに向けて、ノズルから所定のタイミングでインク滴を吐出することによって、記録媒体Sの幅一杯に亘ってワンパスでインクジェット画像を形成するようになっている。
ここで、ヘッドユニット1の各短尺ヘッド1A〜1Fは、隣接する短尺ヘッド1A、1B・・・が厳密に位置調整されずに配置され、図示しない固定部材によって固定されている。このため、図2に代表的に示されるように、短尺ヘッド1Aと1Bとの重なり部2に位置するそれぞれ複数のノズル1a−1〜1a−4とノズル1b−1〜1b−4との位置は必ずしも一致しておらず、この重なり部2において画像のつながりが悪くなるおそれがある。
従って、ヘッドユニット1によって記録媒体Sに対して実際に画像形成を行う前に、このような短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置する複数のノズル1a−1〜1a−4及びノズル1b−1〜1b−4のうちで、画像のつながりが目立たないように画像形成できる各短尺ヘッド1A、1Bの使用ノズルの最端部の位置を適切に把握し、各短尺ヘッド1A〜1Fのそれぞれの重なり部2における最端部の使用ノズルとして設定してやる必要があり、そのために調整用チャートが作成される。なお、使用ノズルとは、各短尺ヘッド1A〜1Fに設けられたノズルのうち画像形成時に使用されるノズルである。
この使用ノズルの最端部の位置を適切に把握するための調整用チャートについて、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの場合を例にとって説明する。
図3は調整用チャートの一例を示す平面図である。調整用チャートには、記録媒体Sを所定の一定速度で移動させながらインク滴を吐出することによりヘッドユニット1の長さ方向に対して斜めとなる斜線によって形成される斜線画像10が、記録するノズル位置を変化させながら複数記録されている。
ここでは、斜線画像10は逆くの字状に記録されているが、上側半分又は下側判断のいずれか一方の斜線のみで形成されるようにしてもよい。
斜線画像10の各々は、短尺ヘッド1Aにおける隣接する短尺ヘッド1Bとの重なり部2に位置するノズルを少なくとも含む連続する複数ノズルを使用して記録される斜線部10Aと、短尺ヘッド1Bにおける隣接する短尺ヘッド1Aとの重なり部に位置するノズルを少なくとも含む連続する複数ノズルを使用して記録される斜線部10Bとによって構成されている。
また、斜線画像10は、ここでは5つ記録されているが、その数は隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置するノズル数に応じて適宜決定されるものであり、何ら限定されない。
なお、図3において、符号3は、斜線画像10の各々に付されたチャート選択記号であり、斜線画像10と同時に記録される。チャート選択記号3は、斜線画像10の各々を識別して選択可能であれば、図示する数字に限らず、その他の文字、図形等の記号であってもよい。
次に、斜線画像10の作成方法及び斜線画像10によって画像のつながり状態を確認する方法について図4〜図8を用いて説明する。ここでは、説明の簡略化のため、逆くの字状の斜線画像10のうちの上側半分のみを示す。
図4〜図8では、短尺ヘッド1Aは、短尺ヘッド1Bとの重なり部2側の端部に位置する8ノズル(ノズル1a−1〜1a−8)が示されており、短尺ヘッド1Bは、短尺ヘッド1Aとの重なり部2側の端部に位置する8ノズル(ノズル1b−1〜1b−8)が示されている。ここでは、短尺ヘッド1Aについて、端部側のノズルを最端部に位置するノズル1a−8まで使用して斜線画像10を記録するものとする。つまり、短尺ヘッド1Aについては、使用ノズルの最端部の位置は、短尺ヘッド1Aの最端部のノズル1a−1に固定するものとする。
調整用チャートの斜線画像10は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、これら隣接する短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの重なり部2のノズルを少なくとも含む連続するノズル1a−1〜1a−8、ノズル1b−1〜1b−8を使用して記録される。このとき、短尺ヘッド1Bの各ノズル1b−1〜1b−8について、斜線画像10の斜線部10Bを記録するために使用するノズルを、重なり部2側の最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ減らすように(最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ不使用ノズルを増やすように)変化させた複数の斜線画像10−1〜10−5を記録する。
すなわち、図4に示される斜線画像10−1は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図5に示される斜線画像10−2は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1を不使用にしてノズル1b−2からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図6に示される斜線画像10−3は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2の2ノズルを不使用にしてノズル1b−3からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図7に示される斜線画像10−4は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3の3ノズルを不使用にしてノズル1b−4からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図8に示される斜線画像10−5は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3、1b−4の4ノズルを不使用にしてノズル1b−5からノズル1b−8まで使用して記録した画像である。
これを見ると、斜線のつながりが最も良好であるのは、図7に示される斜線画像10−4であることがわかる。つまり、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2の使用ノズルの最端部の位置を決定する場合、短尺ヘッド1Aは最端部のノズル1a−8まで使用する場合、短尺ヘッド1Bは、ノズル1b−4を短尺ヘッド1A側の使用ノズルの最端部の位置とすれば、短尺ヘッド1A、1B間の斜線画像10のつながりが目立たなくなることがわかる。
このように調整用チャートとして複数の斜線画像10−1〜10−5を記録し、その斜線部10Aと10Bとのつながり具合によって、隣接する短尺ヘッド1A、1B間の適切なノズル位置を判別するので、斜線画像10の直線性を目視確認するという極めて簡単な判別を行えばよく、判断が容易となる。また、従来では、隣接する短尺ヘッド1A、1Bは、ヘッドユニット1の長さ方向(ノズル列方向)に対して直交する方向の位置が適切に調整済みであることを前提として調整用チャートの記録、判別を行っていたが、斜線画像10を用いることにより、ノズル列に対して直交する方向の位置が適切であることも同時に確認することができるようになる。
使用ノズルの最端部の位置の決定に際しては、図4〜図8に示したように、図7に示される斜線画像10−4が最良となるため、そのチャート選択記号「3」を選択すればよいことになる。
次に、かかる調整用チャートを用いた画像形成装置におけるノズル位置調整方法について説明する。
図9はインクジェットプリンタの概略構成を示すブロック図であり、図中、100は制御部、101A〜101Fは各短尺ヘッド1A〜1Fに対応するヘッドドライバ、102はチャート用データ記憶部、103はヘッド駆動用データ記憶部、104は入力部、105は記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って移動させるための副走査モータである。
ヘッドユニット1の各短尺ヘッド1A〜1Fは、制御部100からの制御信号によって駆動制御される対応するヘッドドライバ101A〜101Fによって各ノズルからのインク滴の吐出が制御される。調整用チャートの作成時は、副走査モータ105の駆動によって一定速度で移動される記録媒体Sに対し、チャート用データ記憶部102に記憶されているデータに基づいて、制御部100が各ヘッドドライバ101A〜101Fを駆動制御して、所定のノズルから所定のタイミングでインク滴を吐出することにより、図3に示す調整用チャートを記録媒体Sに記録するようになっている。
この調整用チャートの記録時、チャート選択記号「0」〜「4」の各々を記録するために使用したノズルの最端部の位置データを、チャート用データ記憶部102等に記憶しておくことで、例えば図10に示すように、調整用チャートのチャート選択記号「0」〜「4」とそのときの各短尺ヘッド1A、1Bの使用ノズルの最端部の位置データとを対応づけして一旦記憶しておく。
図3に示す調整用チャートでは、上述したようにチャート選択記号「3」に対応する斜線画像10−4が良好であると判別できるため、ユーザーはこのチャート選択記号「3」の斜線画像10−4を記録した時の使用ノズルの最端部の位置を、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2の使用ノズルの最端部の位置として設定すればよいことになる。
この使用ノズル位置の設定には、インクジェットプリンタに設けられたユーザーからの入力を受け付けるタッチパネル等からなる入力部104が用いられる。ユーザーがこの入力部104からチャート選択記号「3」を入力すると、制御部100は、チャート選択記号「3」の組を記録した時の使用ノズルの最端部の位置データをチャート用データ記憶部102等から読み出し、そのノズル位置データを画像形成時に使用する短尺ヘッド1A、1B間の重なり部2における使用ノズルの最端部の位置データとして、ヘッド駆動用データ記憶部103に記憶させ設定する。
これにより、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、図3に示す調整用チャートを確認して入力部104からチャート選択記号を設定するだけの簡単操作で、短尺ヘッド1A、1B間の画像のつなぎ目を良好にすることができる。
また、このような調整作業を可能とする画像形成装置によれば、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニット1における隣接する短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能となる。
以上の作業は、ヘッドユニット1の他の隣接する短尺ヘッド間においても同様に実行することにより、ヘッドユニット1全体として、画像のつなぎ目が目立たない良質の画像形成が可能となる。調整用チャートは、ヘッドユニット1の全ての隣接する短尺ヘッド間の調整用チャートを同一の記録媒体Sに同時に記録するようにしてもよい。
図11は、調整用チャートの他の態様を示しており、この調整用チャートは、図3に示した調整用チャートにおける斜線画像10に加えて、ヘッドユニット1の長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像20を記録した例である。図3と同一符号は同一構成であるので詳細な説明は省略する。
斜線画像10の作成方法は上述した通りであるので、ここでは帯状画像20の作成方法について図12〜図16を用いて説明する。ここでも、図4〜図8の場合と同様、短尺ヘッド1Aは、端部側のノズルを最端部に位置するノズル1a−8まで使用したものである。
調整用チャートの帯状画像20は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、これら隣接する短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの重なり部2のノズルを少なくとも含む連続する複数ノズルを使用して、ヘッドユニット1の長さ方向に沿って所定幅を有する帯状に記録される。このとき、短尺ヘッド1Bの使用ノズルについては、斜線画像10の記録と同様に、重なり部2側の最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ減らすように(最端部のノズル2−1から1ノズルずつ不使用ノズルを増やすように)変化させた複数の帯状画像20−1〜20−5を記録する。これら帯状画像20−1〜20−5は、図4〜図8に示される斜線画像10−1〜10−5にそれぞれ対応して組となる画像である。
すなわち、図12に示される帯状画像20−1は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図13に示される帯状画像20−2は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1を不使用にしてノズル1b−2から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図14に示される帯状画像20−3は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2を不使用にしてノズル1b−3から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図15に示される帯状画像20−4は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3を不使用にしてノズル1b−4から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図16に示される帯状画像20−5は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3、1b−4を不使用にしてノズル1b−5から連続する複数ノズルを使用して記録した画像である。
また、各短尺ヘッド1A、1Bによって記録される帯状画像20−1〜20−5は、それぞれの帯状部20A、20Bがヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録されている。つまり、短尺ヘッド1Aと1Bは、ヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向の位置が相互にずれて配置されているが、帯状部20A、20Bも、短尺ヘッド1A、1Bの配置に対応するように相互にずれて記録されている。従って、上方にずれている方の帯状部が短尺ヘッド1Bによって記録された帯状部20Bであると判別でき、各帯状部20A、20Bがいずれの短尺ヘッド1A、1Bで記録されたものであるかが一目瞭然となり、画像の重なり具合の判別を良好とすることができる。
これを見ると、図15に示される帯状画像20−4及び図16に示される帯状画像20−5では、帯状部20A、20B間の隙間(白スジ)が見られるため好ましくないことがわかる。また、図12〜図14に示される帯状画像20−1〜20−3では、帯状部20A、20B同士が重なっていることがわかる。
このように斜線画像10と帯状画像20との組からなる調整用チャートを用いる場合、実際の使用ノズルの最端部の位置の決定に際しては、短尺ヘッド1Bの使用ノズルの最端部の位置を変化させた複数の斜線画像10と帯状画像20との組をユーザーが目視確認することにより行う。このとき、画像形成時のベタ画像に白スジが発生すると画質的に非常に目立つため、隣接する短尺ヘッド1A、1B間の帯状画像20の帯状部20A、20Bは隙間が開かないようにすることが望ましく、やや重なり気味となるように調整することが望ましい。しかし、重なりすぎの調整を行うと、画像形成時に斜線が一直線にならない不具合が発生する問題がある。また、帯状画像20のみでは、複数ノズルから同時にインク滴が吐出されるため、インク滴量(サイズ)が変化したり、隣接するインク滴の有無によって画像の形成位置が微妙にずれたり、記録媒体Sの物性等によってインク滴の広がり方が異なったりすることがある。この図11に示される調整用チャートは、斜線画像10と帯状画像20との組からなるので、各組の斜線画像10と帯状画像20とのそれぞれを目視確認し、短尺ヘッド1A、1B間で白スジが発生せず、且つ、斜線のつながり具合も最適となる適切な組の画像を判別することにより、インク滴量の変化や位置ずれ、記録媒体Sの物性等に影響されず、より適切なノズル位置を検出することができる。
具体的には、図4〜図8に示したように、斜線画像10のみに着目した場合、図7に示される斜線画像10−4が最良となる。しかし、これに対応する図15に示される帯状画像20−4は、各帯状部20A、20Bの間に白スジが発生しており、画像のつながりが悪いことがわかる。従って、この場合、帯状画像20に白スジが見られず、且つ、斜線画像10のつながりも比較的良好な斜線画像10−3(図6)と帯状画像20−3(図14)との組であるチャート選択記号「2」を選択すればよいことになる。
図17は、調整用チャートの更に他の態様を示しており、この調整用チャートは、図11に示した調整用チャートにおける帯状画像20に代えて、ヘッドユニット1の長さ方向と直交する直線画像30を記録した例である。図3及び図11と同一符号は同一構成であるので詳細な説明は省略する。
直線画像30は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの重なり部2に位置する複数ノズルのうちのいずれか1ノズルを使用して記録されるものであり、短尺ヘッド1Aによって記録される直線部30Aと短尺ヘッド1Bによって記録される直線部30Bとからなる。
ここでは、短尺ヘッド1Aについては、直線部30Aを記録するノズルを短尺ヘッド1Aの最端部に位置するノズル1a−1のみに固定して使用し、短尺ヘッド1Bについて、直線画像30の直線部30Bを記録するために使用するノズルを、重なり部2側の最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ内側(短尺ヘッド1Aとは反対側)にずらしていった複数の直線画像30−1〜30−5を記録する。
この場合も、上記同様に、複数組の斜線画像10と直線画像30とが記録された調整用チャートをユーザーが目視確認し、短尺ヘッド1A、1B間で直線画像30の直線部30A、30B同士の間隔が開きすぎず、且つ、斜線画像10のつながり具合も良好となる画像に対応するチャート選択記号を選択し、それを入力部104から入力して設定することにより、そのノズル位置データを画像形成時に使用する短尺ヘッド1A、1B間の重なり部2における使用ノズルの最端部の位置データとして設定する。
この直線画像30も、帯状画像20と同様の理由から、それぞれの直線部30A、30Bがヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録されることが好ましい。
また、直線画像30は、図19に示すように、直線画像30の各直線部30A、30Bの長さ方向(図示上下方向)の少なくとも一方端部に、直線部30A、30Bを記録するノズルよりも、短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、ヘッドユニット1の長さ方向に沿って延びる目印線31A、31Bを同時に記録することも好ましい。これにより、直線部30Aには図示左側に目印線31Aが引き出されているから、この直線部30Aは、図示左側に配置されている短尺ヘッド1Aによって記録されたものであることが判り、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのうち当該直線部30A、30Bを記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかが一目瞭然となり、ノズル位置の確認をより容易化することができる。
以上の各態様では、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのうち、一方の短尺ヘッド1Aの使用ノズルを最端部に設けられているノズル1a−1に固定し、他方の短尺ヘッド1Bの使用ノズルを変化させることによって調整用チャートを記録したが、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置する双方のノズル1a−1…、1b−1…を共に1ノズルずつ変化させるようにして調整用チャートを記録するようにしてもよい。
また、記録媒体Sはヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に相対的に移動可能であればよい。従って、停止した記録媒体Sに対してヘッドユニット1が移動してもよく、記録媒体Sとヘッドユニット1の双方が共に移動するようにしてもよい。
更に、ヘッドユニット1を構成する各短尺ヘッド1A〜1Fは、1列のノズル列を有するものに限らず、複数列のノズル列を有するものであってもよい。
画像形成装置の画像記録部の概略構成を示す平面図 隣接する短尺ヘッドの重なり部分をノズル側から見た拡大図 調整用チャートの一例を示す平面図 斜線画像の作成方法を説明する図 斜線画像の作成方法を説明する図 斜線画像の作成方法を説明する図 斜線画像の作成方法を説明する図 斜線画像の作成方法を説明する図 インクジェットプリンタの概略構成を示すブロック図 調整用チャートのチャート選択記号と使用ノズルの位置データとを対応づけしたテーブル 調整用チャートの他の態様を示す平面図 帯状画像の作成方法を説明する図 帯状画像の作成方法を説明する図 帯状画像の作成方法を説明する図 帯状画像の作成方法を説明する図 帯状画像の作成方法を説明する図 調整用チャートの更に他の態様を示す平面図 直線画像の他の態様を示す平面図 ヘッド位置が厳密に調整された隣接する短尺ヘッドの重なり部をノズル側から見た拡大図
符号の説明
1:ヘッドユニット
1A〜1F:短尺ヘッド
1a、1b:ノズル
10:斜線画像
10A、10B:斜線部
20:帯状画像
20A、20B:帯状部
30:直線画像
30A、30B:直線部
31A、31B:目印線
2:重なり部
3:チャート選択記号
100:制御部
101A〜101F:ヘッドドライバ
102:チャート用データ記憶部
103:ヘッド駆動用データ記憶部
104:入力部
105:副走査モータ

Claims (10)

  1. インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像を有する調整用チャートを、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの最端部の位置をそれぞれ変化させることにより複数記録することを特徴とするノズル位置調整用チャートの作成方法。
  2. 前記調整用チャートは、前記斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  3. 前記隣接する短尺ヘッドによってそれぞれ記録される前記帯状画像又は前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項2記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  4. 前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  5. 前記請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法。
  6. 前記請求項2、3又は4記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目及び前記帯状画像又は前記直線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像と前記帯状画像又は前記直線画像との組を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法。
  7. インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段によって前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像を有する調整用チャートを、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの最端部の位置をそれぞれ変化させることにより複数記録する調整用チャート記録手段と、
    前記調整用チャート記録手段によって記録された複数の調整用チャートのうちから、前記隣接する短尺ヘッドの間の前記斜線画像の継ぎ目が適切となる前記斜線画像を記録したときの各短尺ヘッドの最端部の使用ノズルを画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定されるようユーザーからの入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられた入力に対応する前記隣接する短尺ヘッドのそれぞれの重なり部の使用ノズルを、画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定するノズル設定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記調整用チャート記録手段は、前記斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せを複数組記録することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記調整用チャート記録手段は、前記隣接する短尺ヘッドによってそれぞれ記録される前記帯状画像又は前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記調整用チャート記録手段は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項8又は9記載の画像形成装置。
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